映画感想-か行


怪談新耳袋[劇場版]幽霊マンション
     


~あらすじ~
「愛という名を呼んではいけない」「0時までに帰宅しなければならない」
父娘が何も知らず越してきたマンションには、破れば死を招く呪いの掟があった。


~感想~
2時間1本勝負
黒川芽以 ◯-× 黒幕
(ケンカキック)

なぜ包丁で切断するという選択肢が真っ先に出てくるのかとか、その勢いで包丁振ったら息子もバッサリ行くぞとか、生活保護を知らないのかとか、0時までに帰宅しなければいけないのになぜホステスを続けるんだお前はとか、窓から逃げられたのになぜ誰も追わないとか、玄関を見張れとか、ナイスキックとか、ツッコミどころが無数にある出来の悪いホラーで、基本的に主演の黒川芽以のファンにしか勧められない内容なのに、ファンなら激怒しそうなオチを付けるという、もはやどこに客層を見込んでいるのか全くわからない。
そのオチもろくに伏線のない唐突感あふれる挙句に後味の悪すぎるもので、やはり新耳袋は通常放送の5分ショートショートが一番だという認識を新たにした。


評価:★ 2



キサラギ
     


~あらすじ~
C級アイドル如月ミキの一周忌に、彼女の思い出を語り合おうと集まった5人のファン。
「彼女は自殺じゃない。殺されたんだ」一人の発言をきっかけに、彼らの思い出話は思いもよらない方向へと転がっていく……。


~感想~
これは傑作。
一室の中で5人が話しあうだけという舞台劇のような構成だが、考えぬかれた脚本によるどんでん返しが冴えに冴え渡り、観るものを離さない。
伏線の豊富さ・的確さや、二転三転するストーリーは本格ミステリとしても優秀で、5人の演技派に支えられ(小栗旬ってこんなに上手いんだ!)瑕疵が見当たらない。
裏に隠されていた真相は、実のところ予想の範疇に留まるのだが、その見せ方、隠し方が巧みで、「この5人がこの場に集まらなければ解けなかった謎」というひねった趣向が光る。
スタッフロール後の展開は、お約束とはいえ全くの蛇足ながら、110分間にだれる隙もなく、ちりばめられたユーモアも絶妙である。
映画ファンのみならずミステリファンも必見の逸品だろう。


評価:★★★★★ 10



狐階段
     


~あらすじ~
女子寮の28段の階段には狐の霊が棲みついていて、願いを込めて上ると29段目が現われ願いが叶うという――。
ソヒとジンソンはバレエ部の親友同士。しかしコンクールに出場するのがソヒと知ったジンソンは、狐に“自分を出場させて”とお願いする。
しかし結局代表にはソヒが選ばれ、ジンソンは嫉妬のあまりソヒを階段から突き落とし……。


~感想~
後半にかけ、ホラー性よりも映像美に重点がおかれ、展開も描写もどんどん意味不明になっていく。
どんでん返しというよりも、意味不明だったパートが最後になって説明される方式で、驚きはないがストーリーに幅を持たせているのはやや好感。
とにかく若い主演3人、特にヘジュ役の演技が抜群で、演技力よりも人気重視の日本とは違う、韓流の力を見せてくれる。まったく、あれだけの狂気(&汚れ)を演じられる(しかも美人)若手女優が日本にいるだろうか。
ホラーとしても物語としてもいまいち、しかし3人の熱演は一見の価値ありといったところ。貞子登場はご愛敬。


評価:★★☆ 5



緊急検証! THE MOVIE ネッシーvsノストラダムスvsユリ・ゲラー
       


~あらすじ~
CSオカルト番組がクラウドファンディングでまさかの映画化。
オカルト=オワコン説を覆すため、70年代に一世を風靡したネッシー、ノストラダムス、ユリ・ゲラーにオカルト三銃士が挑む。


~感想~
いつもの番組に予算が増えた分、現地ロケを増やしましたというだけの内容。
冒頭にユリ・ゲラーが日本語で映画鑑賞のマナーを語りかけるのを見ただけで、ユリ・ゲラーのギャラが相当高いという噂を知る我々は「ここでだいぶ予算を使ったんだろうなあ」と思う。
大槻ケンヂが危惧した通り、ここが一番の盛り上がりだった。


ネッシー×中沢健
中沢らしいぶっ飛んだ内容で一番面白かった。怪奇スポットで出会ったやべえ女の話からここまでエンタテインメントに広げられるのだからすごい。本当にミス・ネスコが暗躍した可能性、0%ではないからね?
クラウドファンディングのおかげで家賃1ヶ月分のネッシー土産が買えたと口を滑らせたのは笑った。出資者しかいなかった客席凍ったろあれ。
何よりも康芳夫にインタビューし、ネッシー探検隊の裏話を聞けたことが一番の収穫。康芳夫だけで2時間撮ったほうが絶対面白かったのは内緒だ。


ノストラダムス×飛鳥昭雄
飛鳥昭雄がいつもの話をしただけ。アルザルが出てきた途端、大槻ケンヂがうなだれたのには笑った。
「意味のわからなかった人は、アベンジャーズで言えばインフィニティ・ウォーから観たようなもので、我々はずっとこのシリーズを観せられてます」という大槻ケンヂのたとえは的確すぎる。
大予言より50億年後のはずの太陽爆発がたった1800年後に起こることのほうが大ニュースである。
これだけロケもなんにもなかったがその分、飛鳥のギャラが高かったのだろうか?


ユリ・ゲラー×山口敏太郎
たんまりギャラをもらったのかユリ・ゲラーがサービス満点で色々してくれた。ユリ・ゲラー歯が綺麗だな。今も人前で話す仕事続けてるんだな。
待ってましたの清田益章も登場しスプーン曲げを披露するまでは良かったが、自称超能力少年の出来の悪い、悪すぎる手品を見せられただけのロケが最悪。というかこれ他番組でも見た記憶があるのだが。
山口敏太郎の「まず受け入れよう」という主張もこんなレベルのロケでは無理というもの。大槻ケンヂの「彼の魔術は手品で同じことができるが、売名でもなく彼に得は全く無い」というフォローは見事だった。やっぱりこの番組は大槻ケンヂと辛酸なめ子でもっている。

プレゼンが終わってからオカルト三銃士の半生を振り返るドキュメントを挟む構成も意味不明。わざわざやたら環境音のうるさい所でインタビューを受ける飛鳥昭雄は面白かったが。あれ大槻ケンヂか辛酸なめ子が絶対ツッコんでるはず。

総じて映画化の意味が全くない、通常回で十分な内容だった。


評価:★☆ 3



クローバーフィールド
     


~あらすじ~
日本に転勤するロブのために開かれたサプライズ・パーティーのさなか、突如としてニューヨークを何者かが襲う。
友人のハッドが偶然手にしていたカメラだけが、未曾有の事態を克明に映し出していた……。


~感想~
ハンディカメラ撮影によるドキュメンタリー形式といえば「ブレアウィッチプロジェクト」を思い出すが、魔女を怪獣に置き換え数百倍の予算をつぎ込んだのが今作である。
事前情報をほとんど流さず、首を切断された自由の女神の映像だけがシンボルのように公開され、いったいどういう映画なのか興味をひきつけ、まずは企画の勝利。
ハンディカメラの持ち味を活かし、見えそで見えない迫り来る脅威、しかし必要な描写は的確に映し出す腕もお見事。
ハリウッドの常識をかなぐり捨てたラストに、伏線も解決も真相も投げっぱなしの趣向は、鑑賞後にいろいろ語りたくなり、なんとか真相を探ろうとするサイトを渡り歩くのが楽しくてしかたない。
監督は日本の怪獣人気に驚き「アメリカにも怪獣文化を!」と考えたそうだが、ゴジラやガメラのような愛嬌のかけらもないHAKAISYA(でいいのか名前は)は確実に流行らないと思うが、新たな怪獣映画として一石を投じたのは間違いない。
冒頭20分ほどの退屈なホームパーティと、字幕を読んでるだけで酔いそうなカメラ回しにめげることなくお試しあれ。


評価:★★★★ 8



クロユリ団地
     


~あらすじ~
幽霊が出ると噂のクロユリ団地に越してきた二宮明日香。
砂場で一人で遊ぶ少年ミノルと交流を結ぶが、数日後、不審な隣人が不幸に襲われ、それをきっかけにしたように奇妙な出来事が立て続けに起こる。


~感想~
いろいろ危ぶまれた主役の前田敦子は、容姿が個人的に好みでないことを除けば顔芸も演技も及第点。ラストの「もやし(裏声)」はさすがに殴りたくなったが、それは台本の問題で彼女のせいではない。
霊能者(笑)が当然のように現れて大勢でセッションを始め、祈祷するも全く効果なく吐血(爆)し、ラスボスが超常現象を連発し大暴れする現実性を完全に放棄した展開や、Jホラーらしからぬ結末は逆に好感が持てるが、結果的にただのモンスターパニック映画になってしまっているし、とあるサプライズが2~3仕掛けられているものの非常に見破りやすく、wikiを見れば平然と書いてあるくらい隠す気もさらさらなく、中盤であっさりネタを割るのも残念。
というかトラウマを抱えた連中を二人きりにするのは完全にお前の手落ちだろ。

「リング」や「呪怨」のようにシリーズ化できるほどラスボスに魅力はないし、戸惑ってしまうほど怖い場面が一つとしてないが、勢い重視のハリウッド的ホラーとして見れば、普通に観られるのではなかろうか。


評価:★★☆ 5



ゲーム
     


~あらすじ~
巨万の冨を持ちながら、満たされない私生活を送る富豪の社長。誕生日を迎えた日、音信不通だった弟が現れ、お祝いにあるゲームに参加できるというカードをプレゼントされる。
半信半疑でゲームに参加した彼だったが、次々と奇妙な事件に見舞われる。やがて現実と虚構の世界の狭間で、彼の精神的なバランスは崩れていくのだった。


~感想~
これは感想を書くべきではなく、興味があるなら観てもらうのが一番。
この映画について事前になにか情報を得ていても、それでも十分に楽しませてくれることは間違いない。
一から十まで無茶なのは確かだが、映画でしか描けない、実に面白い物語である。豪華版世にも奇妙な物語とか言うな。


評価:★★★☆ 7



劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル
     


~あらすじ~
迷コンビ・奈緒子と上田が、最強の霊能力者を決める闘い“霊能力者バトルロイヤル”に巻き込まれていく。
※コピペ


~感想~
「TRICK」という作品に感想を書くこと自体が無意味なのだが、今まで通り、期待通りの出来であった。
劇場版でも、どの層を狙っているのかわからないネタのコアさと、一度観ただけでは拾いきれない小ネタの豊富さはあいかわらずで、何年の間が空こうとも「TRICK」であり続けるのは流石。
っていうかアダモちゃんをそのままアダモちゃんとして登場させて、違和感を抱かせず、浮いてる雰囲気にならないドラマなんて他に類を見ないだろう。「TRICK」の懐の広さは異常すぎる。
それにしても阿部ちゃんと仲間由紀恵は年齢を取らないなあ。


評価:★★★☆ 7



ゴールデンスランバー
     


~あらすじ~
野党初の首相となった金田が、仙台市内で凱旋パレードを行うその日、数年ぶりに大学時代の友人・森田に呼び出された青柳は、森田から「お前、オズワルドにされるぞ」「逃げろ。とにかく逃げて、生きろ」という忠告を受ける。
そして背後で爆発音がとどろき……。


~感想~
非常に良くできた映画だが、それは原作が非常に良くできているからであって、実写化にあたっての演出が作品自体に寄与したことはただの一つもない。
21世紀にもなって「
胸ポケットに入れた思い出の品が銃弾から守ってくれた」などというベタにベタを重ねたベッタベタな糞オリジナル演出を臆面もなく放りこむ監督に、そんなことを望むことが間違っているのだ。
原作を忠実になぞるために2時間半もの長尺になったことや、それでもなお足りない伏線が次々と目に留まるのもいただけないが、俳優陣の好演や(さわやかなのにどこかうさん臭い堺雅人を主役に選んだのは慧眼だ)原作の素材の良さをそのままに扱おうとした姿勢は正しいと思える。それだけに胸ポケット云々が糞ほど蛇足なのだが……。

付記:調べたところ監督の中村義洋は「チーム・バチスタの栄光」でも糞ほど余分なオリジナル演出に力を注いでいたことに気づいた。余計なことに情熱を傾けたがる人なのだろう。……って「ほんとにあった!呪いのビデオ」のナレーションってこいつなんだ!


評価:★★☆ 5(原作未読なら★★★★ 8)



怖すぎる話 劇場版
     


~あらすじと感想~
オカルト雑誌「ムー」に寄せられた恐怖体験を実写化! …したそうなのだが、どうやらDVD化はされず公式サイトもない模様。
アイドルたちの寄せ集めなので演技がところどころ怪しく、そもそも台本のセリフ自体が稚拙なのはまあ置いとくとしても、ストーリーが伝説的クソゲー四八(仮)の小学生が作った話(皮肉でもなんでもなく本当に小学生が作った)レベルで、起承転結を省きすぎ、あらすじと感想をフローチャートで書けてしまう始末。


「キヨコ」
幽霊が出る証明写真機がある

出たっぽい


「おちてくる」
公園で血まみれの墜落死体を見つけたけど私にしか見えない

引きこもりました


「蛇口」
肝試しに行ったら男友達が行方不明になった


「添付ファイル」
同僚が怖い画像を送ってきた

同僚が死んだ


「はどろば」
古本から謎の言葉を見つけた

調べに行ったら「よそ者が関わるな」と怒られた

怒られたから帰った




「痩せ細る友人」
友人が亡き両親に呪われて痩せる

死にそうになってる所を見つけたけど両親の霊に
怒られたから帰った

友人が死んだ




思わず雑コラを2つも作ってしまうほど酷い映画だった。
まさか帰るという選択肢が存在するとは……。


評価:なし 0



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成

目次へ