青釭の剣  三国志演義の二大名剣



青釭の剣(せいこうのけん)

曹操が所蔵する倚天(いてん)の剣と対をなす名剣。「演義」オリジナルアイテム。
倚天は曹操が腰に佩き、青釭は寵愛する夏侯恩(かこうおん)に与えられた。

しかし長坂の戦いで夏侯恩は趙雲に出くわしてしまい、秒殺された挙句に青釭を奪われた。
趙雲は青釭を使って暴れ回り窮地を脱したが、インパクト抜群の登場にもかかわらず以降はなぜか全く表に出てこない。
「演義」では無敵の強さを誇る趙雲には宝の持ち腐れで、単なる「てつのやり」で十分だったということか。

また「横光三国志」でも登場するが、最初は鎧兜ごと敵将を一刀両断したのに、9ページ後には無名武将の槍に普通に受け止められており、非常に不自然だった。