鄒氏  曹操を惑わせた未亡人



鄒氏(すうし)名や字は不明
出身地不明(??~??)

張済(ちょうせい)の妻。正史にも登場するが名前は記されず「演義」で名付けられたと思われる。

夫が戦死したためその族子の張繡(ちょうしゅう)に従った。
張繡が曹操に降伏すると、鄒氏は曹操に見初められ側室となり、それを恨んだ張繡は激怒し、反乱を決意した。

正史の記述はそれだけだが「演義」では経緯が大いに脚色された。
張繡の反乱により曹操が敗走した後の処遇は作品によって様々だが、足手まといになるからとその場で殺されたり、張繡によって処刑されたりと、大抵は殺されている。

「演義」と「吉川三国志」、「横山三国志」はいずれもその最後を描かなかった。