董荼那  友情パワーに目覚めるも



董荼那(とうとな)
南中の人(?~225)

孟獲の重臣。「演義」オリジナルキャラ。

蜀軍の夜襲により捕らえられたが、諸葛亮に釈放された。
再度出陣すると馬岱に「恩知らず」と罵られ、恥を知った董荼那は戦わずに退却し、孟獲に降伏するよう訴えた。
しかし蜀軍との内通を疑われて処罰されてしまい、恨みに思った董荼那は、同じく蜀軍に解放され孟獲に責められた阿会喃(あかいなん)と協力し、孟獲を捕らえて蜀軍に差し出した。
だがその後、釈放された孟獲に裏切り者として阿会喃とともに首をはねられた。

どう考えても孟獲に殺されるとわかっているのに、もう用済みだし向こうで始末してもらおうとばかりに送り返した諸葛亮の腹黒さが垣間見える逸話である。

「吉川三国志」ではなぜか董荼奴(とうとぬ)と謎のアレンジがされている。

なお絵師によると兜の角はデスタムーアが元ネタとのこと。