孫韶  孫家の若き俊英



孫韶(そんしょう)字は公礼(こうれい)
呉郡の人(188~241)

呉の皇族。
孫桓(そんかん)の父、孫河(そんか)の甥。

叔父の孫河はもとは俞(ゆ)家だったが、孫策に気に入られ孫姓を与えられる。(といっても元来は孫家の出で、命令により俞家を継いでいたため、もとに戻ったことになる)
孫河が孫翊(そんよく)暗殺事件の巻き添えで殺されると、孫桓がまだ幼かったため跡を継いだ。
非常に長身で、若さに似合わず温厚かつ冷静沈着で孫権に目をかけられた。特に歩兵の練兵に優れたという。

~逸話~
「演義」では若さに任せて大将の徐盛(じょせい)に意見し、若さにはやって単身で突撃したら、徐盛に敗れた魏軍に出くわし大勝利、という若さを前面に押し出したごっつぁん戦功が描かれるが、実際には冷静な人物であった。
孫河の跡を継いだころ、孫権はその力をはかろうと、敵のふりをして孫韶の守る城に攻め寄せた。(そんな馬鹿なと思うが、酔った孫権ならいかにもやりそうな気もする)
城兵は息を合わせて一斉に反撃し、孫権が敵ではないと伝えると、ぴたりと攻撃をやめた。
孫韶の見事な統率力に孫権は感服した。