張燕  暗躍する黒き燕

 

張燕(ちょうえん)字は不明
常山郡真定県の人(?~?)
元の名は猪燕(ちょえん)

黒山賊の頭目。

黄巾の乱が起きると張牛角(ちょうぎゅうかく)とともに暴れ回った。
張牛角が死ぬと後を継ぎ、姓の張をもらい改名した。その勢力は100万にもふくれあがったが、張燕は自ら朝廷に帰順することで官職を受け、賊軍でありながら事実上の支配権を黙認された。そのため董卓が都を牛耳った際には討伐軍に名を連ねている。
しかし北方に進出した袁紹と衝突し、公孫瓚(こうそんさん)と組んで戦うがじわじわと力は衰退してしまう。官渡の戦いを機に袁氏が滅びると、曹操に降り将軍に任じられた。

率いる軍勢は敏捷性に優れたため飛燕ともあだ名された。そもそも猪燕という名も「猪のように強く燕のように素早い」といった意味の名乗りである。