呂伯奢 三国一不幸な男

呂伯奢(りょはくしゃ)字が伯奢か
出身地不明(?~?)
曹操の知人。
董卓の暴虐を見かねた曹操は洛陽を脱出し、知人の呂伯奢を頼った。呂伯奢は留守で、その家族は曹操を手厚くもてなしたが、食器の用意をする音を、疑心暗鬼の曹操は自分を捕らえるための罠と勘違いし、家族を皆殺しにした。
家を飛び出し逃げる途中、帰ってきた呂伯奢に行き会い、曹操は口封じのために彼も殺してしまった。そして有名な「私が人を裏切ることがあっても、人が私を裏切ることは許さない」というジャイアニズムにあふれた言葉を吐くのだった。
だが以上の記述はすべて創作であり、曹操を悪役として際立たせるために作られたものである。しかし「私が~~」のセリフは実に曹操という人物に似合った、象徴的なセリフであろう。
また、この話は広く伝わっていたらしく、司馬氏に仕えた王沈(おうちん)が「実は呂伯奢の家族は本当に曹操を殺そうとして、正当防衛で殺したのだ」など擁護に努めているのも面白い。
|