スピアージャック 〜空がくれた豆の喜〜
お題
準決勝は長文で勝負していただきます。




キーワード『準決勝』


『準決勝』を使って長文をつくってください。

※二文字以上から「長文」とします。



もちろん準決勝を戦う四人以外の方も投稿してください!
これ含めて後二回なんで、得点王狙う方はここで勝負に出ましょう!
あんまり思いつかないと思ったら、一応適当なのを投稿しといてから、あとで真剣に考える「保険投稿法」をオススメします!
世界パセリ早食い大会、群馬予選。

天候も連日絶好のパセリ早食い日和となり試合は順調に進んだ。

そして今日は準決勝が行われる。


しかし、毎年この大会の準決勝には代々こんな恐ろしい言い伝えがある。



「負けた方には必ず不幸が訪れる」



実際、去年準決勝で敗北した2人は1人が交通事故で全治2ヶ月の重傷、もう1人が30年働いてきた職を失業したそうだ。


それほどの覚悟までしてなぜ男たちは戦うのか?

パセリ早食いというシエラレオネ共和国発祥のスポーツは日本ではまだそれほどメジャーではない。
競技人口は日本全国でも2万人に満たない。300人くらいだ。

人々がパセリ早食いに熱くなるのには訳がある。

まず第一に運という要素が全くない。
完全に強い方が勝つ。本当に男と男の真っ向からのぶつかり合いなのだ。


申し訳ないが、それ以上は分からない。

恥ずかしながら私はこのスポーツをやったことがないのだ。
ただ私が定年退職を迎えたとき、老後を楽しく過ごす為の生涯スポーツとして挑戦してみたい気持ちはある。


この競技の存在はかなり前から知っていた。

しかし当時は今とは違いパセリ大食いスクールは県内に1つしかなく、私の住んでいた町からは13駅分離れていた。

さらに私が小5のとき両親が離婚し、結婚以来専業主婦となっていた母が2つのパートを掛け持ち女手1つで私を育ててくれていた。
そんなわけでもちろん家計は苦しくパセリの大食いがやりたいなんて言い出せる状況ではなかった。


今こうして戦う男たちの勇姿を見ていると、「あのとき私も始めていれさえすれば…」とどうしても感じてしまう。


母は3年前にまだ若くして他界してしまった。
だが私の為に頑張ってくれた母に申し訳なく感じ、未だにパセリの早食いをやりたかったという気持ちを他人に打ち明けたことがない。

それでもパセリの早食いがやりたいという気持ちは私の心の中でだんだん熱く大きくなっていった。


そういう訳でこうしてたまの休日をつぶしてまで予選大会を見に足を運んでいるのだ。


選手たちは勝っても負けても本当にすがすがしい表情をしている。

そう、試合が終わると彼らは「共に闘った仲間」となるのだ。

これがこのスポーツのやりがいであり楽しさでもあるのだと思う。


長々とパセリの大食いについて話したが、実は私はパセリを食べたことすらない。

今、食べてみようと思う。


パクッ。

もぐもぐ…

「苦っ!!あいつら絶対あほや!!」

この作品への投票者(投票順)
名前
5点空豆
5点カミナリ
3点ハサミの使い方
5点姫宮ちゃん
3点ねこのきもち
2点さとう
2点ヴァルガリオウ