ESW 09年12月1週


※今月はWWE公式サイトの番組紹介風の記事でお送りします


will、番組を仕切る


昨夜のPPVで新ESW王者に輝いたwillが現れると会場は大ブーイングに包まれた。
willは今夜はオーナーのポール・ヘゴバンは海外出張でいないため、今夜は自分が番組を仕切ると言う。
そして今夜は自分の4度目の戴冠を祝して感謝祭を開くと宣言した。
客席からのブーイングがさらに強まると、つづいてFVPが現れた。
FVPは今夜はオーナーが不在だから自分たちを止めるものはない。引き分けに終わった試合の再戦をしようと提案する。
だがwillは「今夜は私の感謝祭を行うから試合をする気はない」と断る。
FVPが不満をあらわにすると、そこにマーボノタロウが現れた。

マーボノタロウはMIBのカバンを掲げ「willが王者でいられるのは今月限りだ」と言い、
改めて12月PPV『DECEMBER TO REMEMBER』でエリミネーション・チェンバー戦でESW王座戦を行うと説明した。
そして自分はいまここでカバンを使いタイトルを奪うこともできるとすごむが、willは首を振って試合に応じない。
willは今夜の番組を仕切るのは自分だとくり返し、FVPとボノの試合を組んでしまう。
しかもその試合はチェンバー戦の予選だと言う。ボノは不服そうだがwillはさっさとリングを下りてしまった。





晴れ神とすじこが対決へ


晴れ神が昨夜の対抗戦についてインタビューを受けている。
晴れ神はFVPとスタンガン・ブラッドショーはたしかにタフだったが、自分たちには準備が足りなかったと言う。
本来はすじこと対戦する予定だったのだから、タッグ戦の準備ができていなかったのはしかたなかったのだとつづけると、
そこに話を聞きつけたようにすじこが現れた。晴れ神は俺との対戦を逃げたのだろうとあおるが、
すじこはヤブ医者に新型インフルエンザだと診断されて昨夜は試合に出られなかったが、自分は万全だと言う。
そしてすじこは今夜、晴れ神を望みどおりつぶしてやると宣言した。
晴れ神はすじこの顔の前で手を振り、お前がなにを言っても見えっこねえと挑発してみせた。





エリミネーション・チェンバーの行方


マーボノタロウが生活ライフ、満月にチェンバー戦のことで発表があると言っている。
ボノはお前たち二人はチェンバー戦の出場権を獲得したが、それは自分を倒したわけではないから暫定だと言う。
ライフも満月も気色ばむがボノは、だから今夜はお前たちで試合を行い、勝ったほうに出場を認めると言う。
だがそこに前ESW王者のmetroが現れ、俺は先日MVPを獲得したが、そのときは王者だったから、
チェンバー戦の予選に出られなかった。しかも前ESW王者の俺は再戦権を持っているのだから、
今夜は俺にも予選を行う権利がある、と言いたそうな顔をした。

ボノはお前の言うことももっともだと認めると、ライフと満月の試合にmetroを加え三人で試合をしろと命じる。
ライフか満月がこの試合に敗れたらチェンバー戦への出場権を失い、
metroは勝利すればチェンバー戦に出場できるのだと告げ、さっさと話を終わらせてしまった。





火花を散らすラモステリオとネイノー


廊下ですれ違ったレイ・ラモステリオとキャプテン・ザ・ネイノーが激しくにらみ合った。
ラモステリオはこの前は無事に逃げられて良かったな、とネイノーがハードコア王座戦のさなかに逃げ出したことをからかうと、
ネイノーは「小生は挑戦権を二つ持っていたから戦略的に撤退しただけだ」と言い、今夜は逃げるまでもないと言う。
ラモステリオは「それなら試してみよう」と言うやいなやネイノーを殴り、いまここで王座戦の開始だと告げた。
激昂したネイノーは近くにあったゴミ箱を投げつけるが、ラモステリオはそれをかわし、
控え室からレフェリーが駆けつけて本当にハードコア王座戦が始まってしまった。





12月1週対戦カード


<ハードコア王座戦>
レイ・ラモステリオ vs キャプテン・ザ・ネイノー

<エリミネーション・チェンバー予選>
マーボノタロウ vs FVP

<エリミネーション・チェンバー予選サバイバル戦>
生活ライフ vs 満月 vs metro

<シングル戦>
すじこ vs 晴れ神
DDP vs はな
スタンガン・ブラッドショー vs ニコマイ・ドンス
スコット・シタイナー vs さきがけ




ESW 09年12月2週


マーボノタロウとFVPの確執広がる


リングには応接セットが設置され、スーツを着こなしたFVPがVIPラウンジを開催した。
今夜のゲストは12月PPVでESW王座挑戦権を行使するマーボノタロウ。
先週の試合ではボノをくだし、チェンバー戦への出場を決めたFVPは得意げにボノに抱負を尋ねた。

ボノは「PPVでは先週のようにはいかない。ボクはESW初代王者だった。ボクは最初の、そして最新の王者になるんだ」と語った。
さらに「ボクは祭典でMIBとラストマンスタンディング・マッチを制したが、それでもボクには足りないものがある。
それはボクに対する敬意だ。ボクはESWの誰よりも尊敬されるべきだ」と言うと、
FVPは「お前はタイトルよりも敬意が欲しいんだな。だったらタイトルは俺がもらうとしよう」とからかった。
ボノは「タイトルを獲ることが敬意を得ることにつながる」と言い「PPVでは必ず王者になってみせる」と断言した。

FVPはつづいてチェンバー戦には6人が参加するが、現在、出場権を得ているのは7人いると指摘し、
どうやって6人に絞るのかと聞いた。
ボノは「この後チェンバー戦出場を賭けてすじこと戦う。だが最終的には6人に絞る。来週を楽しみにしていろ」と告げた。
FVPは今夜はありがとうと握手を求めたが、ボノはそれを無視してリングを去っていった。





先週のwill感謝祭の波紋


先週は不在のオーナーに代わってwillが番組を仕切り、ESW王座獲得を祝って感謝祭を開いたが、
そのさなかにDDPが乱入しwillをダイヤモンドカッターで沈めてしまった。
改めてそのビデオが流されると、観ていたwillは激昂し、オーナーのポール・ヘゴバンは手を叩いて笑った。
willは「今夜DDPと戦わせろ」とオーナーに詰め寄り、許可をもらった。





満月、ボノに直談判する


すじこ戦のためリングに向かうボノの前に、先週の三つ巴戦でmetroに敗れ、
チェンバー戦の出場権を失った満月が現れた。
満月は「お前と戦って負けたのなら納得いくが、戦いもせずに出場権を失うのは納得できない。
お前と戦わせろ」と直談判した。だがボノは「ボクはいまからすじこと試合だ」と取り合わない。
そして「どうしてもチャンスが欲しいなら、まずはmetroを倒してからだ」と、
先週につづいてタッグの相棒、metroとの対決をうながした。
満月は迷うそぶりを見せたが、結局、背に腹は変えられないと試合をOKするのだった。





DDP、willへ語る


先週のwill襲撃の真意を問われたDDPがインタビューに応じ、
「willさに恨みはねえが、もう一度ESW王座に返り咲くためには必要なこどだった」と語った。
DDPはさらに「王座戦ではwillのヘタクソなデーヤモンドカッダーでフォールを奪われたが、
あれは最大の屈辱だったぞ」と言い、「今夜の試合では本当のデーヤモンドカッダーを教えでやらあ」
と自身の必殺技にこだわりを示しつつ力強く締めくくった。





12月2週対戦カード


<タッグ戦>
レイ・ラモステリオ&はな vs 生活ライフ&FVP
パン砂糖パン&スコット・シタイナー vs スタンガン・ブラッドショー&GMパンツ

<エリミネーション・チェンバー予選>
マーボノタロウ vs すじこ

<シングル戦>
will vs DDP
metro vs 満月
晴れ神 vs キャプテン・ザ・ネイノー





ESW 09年12月3週


エリミネーション・チェンバー最終予選


リングにはPPVのチェンバー戦に臨む、
レイ・ラモステリオ、はな、生活ライフ、metro、FVP、満月の6人が集められていた。
そこにマーボノタロウが現れ、6人を品定めするように順繰りに見つめると、ようやく口を開いた。
ボノは「チェンバー戦には6人が参加する。ESW王者のwillとMIBを行使するボクを除けば残りは4枠だ。
キミたち6人にはその4つのイスを争ってもらう」と改めて状況を説明した。

じれた生活ライフがさっさと説明しろと急かすと、ボノはにやりと笑い「まずレイ・ラモステリオ」と、
一番乗りで出場権を手にしたルチャドールに呼びかけた。
「キミはMVPを獲得し、さらにボクを倒した。キミは考えるまでもない、合格だ」と出場を認めた。
小躍りするラモステリオを横目に他の5人が詰め寄ると、ボノはつづいて満月を指差し、
「満月は先週、約束どおりmetroを倒した。キミには今夜ボクと戦うチャンスをやろう」と言い、
さらに「他の4人は4WAY戦を行うんだ」と命じた。

ボノがルールを説明するには、はなとFVPはボノ自身を倒したから、
この試合でフォールを奪われなければ(4位にならなければ)出場権を獲得する。
しかし生活ライフとmetroはこの試合で勝たなければ(1位にならなければ)権利を得られない、
とあくまでも自分を倒していることが有利になるのだと示した。
そしてもし2つの予選で6人が集まらなかったら、脱落者たちで今夜中にプレーオフを行うのだと説明し、
ボノは長い話を打ち切るのだった。





willとオーナーの舌戦


オーナー室でwillとオーナーのポール・ヘゴバンがいつものように険悪な雰囲気で会話している。
willはオーナーの権力で、自分のチェンバー戦の出場順を6番手にしろと詰め寄るが、ヘゴバンは首をたてに振らない。
そして「ボノはMIBの権利を持っているから、たとえばチェンバー戦が終わった後に、
フラフラの王者に挑むこともできるが、正々堂々とチェンバー戦で王座を争うことを望んだ。
貴様にも特別扱いはせん」とwillをさとした。さらに「チェンバー戦は画像投稿縛りで行う。これもボノの意向だ」と明かした。


willがお前はボノの言いなりなのかと文句をつけると、ヘゴバンは気分を害した様子で、
「それなら貴様のために試合を組んでやろう」とレイ・ラモステリオとのハードコア王座戦を命じてしまった。
PPV前に危険な試合を強いられたwillは不機嫌そうに顔をしかめたが、後の祭りだった。





DDP、ラモステリオを激励する


DDPがタッグ王座の相棒のレイ・ラモステリオに、PPVのESW王座戦は期待していると激励する。
ラモステリオは「とうとうこの時が来た。チャンスを逃しはしない」と初のESW王座戦に闘志を燃やしている。
DDPは「ラモステリオさとDDPさでESW王座戦をする日が来だら最高だな」と笑い、
最近は二人でタッグ戦をしていないから久々に一緒に戦いたいなと言った。

ラモステリオは、今夜はwill戦を命じられてしまったが、それなら新年1月1週にやろうと提案した。
DDPはどうせやるならタッグ王座戦だと応じ、挑戦権を持っているパン砂糖パンに、
今度こそ相棒を指名してもらおうとやる気を見せた。





にらみ合うmetroと満月


待望のマーボノタロウ戦に臨む満月がリングに向かっていくと、そこに相棒のmetroが現れた。
先々週の試合ではmetroが満月から、先週の試合では満月がmetroから、
それぞれフォールを奪っており、タッグの相棒でありながら確執の広がりつつある二人だったが、
すこしの間にらみ合っただけで、metroは離れていった。

満月は「これもESW王座に挑むためだ。悪いな」と誰にともなく独り言をつぶやくと、気を取り直してリングに向かうのだった。





12月3週対戦カード


<エリミネーション・チェンバー最終予選>
マーボノタロウ vs 満月

<エリミネーション・チェンバー最終予選4WAY戦>
はな vs FVP vs 生活ライフ vs metro

<ハードコア王座戦>
レイ・ラモステリオ vs will

<タッグ戦>
キャプテン・ザ・ネイノー&晴れ神 vs すじこ&スタンガン・ブラッドショー

<シングル戦>
DDP vs パン砂糖パン
サモハン vs ゲーム・ザ・マン





ESW 09年12月PPV


エリミネーション・チェンバー戦ルール説明


ついに迎えたPPV『DECEMBER TO REMEMBER』。
メインは史上初のESW王座が賭けられたエリミネーション・チェンバー戦である。
そのルールが実況と解説コンビによって説明される。

二人は上空に吊り下げられたチェンバー=檻を指差し、これはESWで最も残酷な試合形式だと言う。





ルールは、6人の出場者のうち4人が小部屋に閉じ込められ、残る2人がリングに残り試合開始。
そして5分ごとにランダムで小部屋のドアが開き、一人ずつ時間差で参戦していくというルールだ。

さらに今回は画像投稿縛りがあるため、最初の2人は画像投稿をしなかった2人になるという。
その2人は大喜利の結果がそのまま得点となる。
小部屋から順に出て行く3人目にはボーナス+3点され、大喜利の結果+3点が得点となる。
以下、4人目は+6、5人目は+9、そして最も運の良かった6人目には+12点される。

そうして得点1位となった者がESW王座を手にするのだ。


ボノ、意気込みを語る


ショー・ギバキのインタビューに応じたマーボノタロウがチェンバー戦に向けての抱負を語る。
彼はまず「自分はフェアな男だ」と表現した。その理由は、チェンバー戦の出場順を抽選に委ねたからだと言う。
ボノはMIBの権利を持っているから、いつでもESW王座に挑むことができる。
つまり、チェンバー戦が終わってからフラフラになった王者に挑んでもいいし、
抽選をせず最も有利な6番手を手にすることもできるのだ。

だがボノは自分は祭典で二つの偉業を成し遂げた男だと、
改めてラストマンスタンディング・マッチとMIBを一夜で両方制したことを話し、
今夜も新たな偉業を築くと自信たっぷりに断言するのだった。





オーナーの激励(?)


オーナーのポール・ヘゴバンがwillとFVPに活を入れていた。
いつものように怒鳴られたwillはうんざり顔で、「要は勝てばいいんだろ」と吐き捨てるとさっさと部屋を出て行ってしまった。
ヘゴバンはwillの態度に怒り、FVPになだめられるとさらに激昂した。
そしてFVPを「せっかく高い契約金で雇ったのにお前は私に貢献していない」となじった。
さすがにFVPも顔色を変えたが、オーナーの怒りはおさまらず、私のためにベルトを奪ってこいと厳命した。
FVPは反駁しかけたが、「要は勝てばいいんだろ」とwillと同じことを言い捨て、オーナー室を出て行った。





チェンバー戦直前の大波乱


いよいよメインのエリミネーション・チェンバー戦を迎え、リングに下ろされた鋼鉄の檻の中に、続々と出場者が入っていく。
ESW王座・ハードコア王座二冠のwill、タッグ王者の片割れレイ・ラモステリオ、
MIBのカバンを高々と掲げたマーボノタロウ、ESW史上最高額の契約金で入団したFVP、
連勝をつづける新鋭のはな、そして前ESW王者のmetroが最後に檻に入ろうとしたとき、事件は起こった。





なんと客席から突如現れた満月が、metroをシスコムーンアタックで蹴りぬき、檻に入ってしまったのだ。
奇襲されたmetroは失神し、医療班に運ばれていった。
満月は邪悪な笑みを浮かべ、metroを見送るとレフェリーにゴングを鳴らすよう迫った。
思わぬ事態に困惑しながらも、レフェリーは試合開始のゴングを要請するのだった。


12月PPV対戦カード


<ESW王座エリミネーション・チェンバー戦>
will vs マーボノタロウ vs レイ・ラモステリオ vs FVP vs はな vs 満月
※出場順は厳正な抽選で決め結果発表の際に明かされます

<シングル戦>
キャプテン・ザ・ネイノー vs ジュニア
ゲーム・ザ・マン vs スタンガン・ブラッドショー
すじこ vs チョコレイト=ディス子
晴れ神 vs GMパンツ





ESW 09年12月5週


2009スラミー賞アワード


ショー・ギバキとロディ・ギバパーの司会で2009年に活躍したレスラーや、
名試合を顕彰するスラミー賞が始まった。
まずは最優秀タッグチームが発表された。
受賞したのはもちろん現タッグ王者のDDP&レイ・ラモステリオ。
1年近くタッグ王座を守り続けている2人の受賞には誰もが納得の表情だった。

ラモステリオはチェンバー戦に敗れた無念さをにじませながらも、来年は必ず頂点に立って見せると誓い、
DDPは新作さっぱりとんこつラーメンを熱心にアピールした。


新人王・HATEMVP


新人王に選ばれたのは、1月のランブル戦を制し、そのままの勢いでESW王座を獲得した晴れ神だった。
晴れ神は「もうESWデビューして1年経つのに新人と呼ばれることに違和感がある」と照れを見せながら、
「今年もそして来年も俺は見えっこねえ」とトロフィーを片手に意気込みを語った。

HATEで最も活躍した選手に選ばれたマボ・ゲレロは満面の笑みで受賞の喜びを語った。
マボは「ゲレロは戦士という意味だ。ゲレロの名に恥じない活躍ができた」と自負をのぞかせた。


名場面・ベストバウト


2009年名場面賞にエントリーされた3つのシーンが順に流された。
7月PPVでのwillがオーナー陣営に寝返った場面。
4月PPVでFVDがヘゴバンと直接対決し、イスで殴りつけ解雇された場面。
そして名場面賞に選ばれたのは、3月PPVでマーボノタロウが、MIBとラストマン・スタンディングマッチを同日に制したことだった。
マーボノタロウは「ついにボクに正しい評価が下された」と素直に喜びを表しながらも、
「このとき手に入れたMIBは失敗してしまった。でも来年は二度とそんなヘマはしない」と改めてESW王座への意欲を見せた。

つづいてベストバウトの候補となった三試合がダイジェストで流された。
名場面賞にもノミネートされた3月PPVのMIB。
4月PPVでのmetro vs 晴れ神のヘルインアセル戦。
しかし受賞したのは意外にも6月PPVのタッグ王座戦、DDP&レイ・ラモステリオ vs 生活ライフ&パン砂糖パンだった。
再び現れたタッグ王者組は「こんなにトロフィーをもらっても置き場所に困る」とジョークを飛ばし、
生活ライフは「1点を争う最高の試合だった」と語り、パン砂糖パンは「次は必ずベルトを奪う」と王者たちを牽制した。


MVP


いよいよ2009年最も活躍したレスラーに贈られるMVPが発表される。
候補となったのは3度のESW王座戴冠を成し遂げたmetroとwill、タッグ王座とESW王座の二冠を達成したDDPである。
選出されたのはmetroだった。連続12度のハードコア王座防衛、ベストバウト候補となったヘルインアセル戦が決め手だった。
おなじく3度のESW王座戴冠を果たしながら受賞ゼロに終わったwillは不機嫌そうだったが、
晴れの舞台とあってしぶしぶ拍手を送り、二本のトロフィーで両手のふさがったDDPはmetroとハグを交わした。

metroはマイクを握ったが、満場の拍手と大歓声にさえぎられ、なにも話せずにそのままマイクを置き、
2009年のスラミー賞式典は華やかな雰囲気に包まれて幕を閉じた。