黒田 研二


ウエディング・ドレス
   


~あらすじ~
純愛か? それとも裏切りか?
結婚式当日の凌辱から、わたしとユウ君の物語は始まった。
そして「十三番目の生け贄」という凄絶なAV作品に関わる猟奇殺人。
ユウ君と再会したとき、パズルのように不可解な事件は完成した。

2000年メフィスト賞

~感想~
デビュー作ならでは(?)の緻密さ。しかし煩雑さは感じず、手際の良さをうかがわせる。
新人ながらにそれなりの筆力。贅肉の全くないトリックの結晶体のようなミステリ。
『トリックメーカー』として名をはせる氏の実力は十分に見せた。(ネタバレ→)
しかし佐竹さん登場はやりすぎだろw


02.12.24
評価:★★★☆ 7



ペルソナ探偵
   


~あらすじ~
作家をこころざす六人の男女が集う「星の海チャットルーム」。
星の名前をHNに同人誌を作る彼らに面識はなく、プライベートは伏せることを約束としていた。
しかしそのことが、すべての事件の伏線となり、真の悲劇を招き寄せてしまう。


~感想~
(ネタバレ→)
結局のところ、この真犯人はなにがしたかったのか? バレるに決まってるし、なにが目的で現れたのかさっぱり解らない。終盤の強引すぎる展開には難色を示したいが、構成はそのへんの連作短編集よりもはるかに連作短編集らしい(長編なのに)。ともあれ面目は保った。


03.7.23
評価:★★☆ 5



硝子細工のマトリョーシカ
     


~あらすじ~
生放送のテレビドラマ本番中に、スタジオ内で次々と起きる事故。
毒は本物にすり替えられ、脅迫電話は真実となり、そしてついに……。
「完全なる虚構」と「不完全な虚構」という二つの世界が交錯する、入れ子トリックの博覧会。

2001年本ミス5位

~感想~
史上最高記録(?)の(ネタバレ→)
作中作中作中作 にはただ呆れるばかり。一言で言うならば“でったらめなミステリ”。こんな仕掛け、たとえ考えついたとしても、実際に書いてしまうのは氏くらいでは? 膨大な伏線、きわめて複雑な構成、周到な細工(再度ネタバレ→たとえば、犬に話しかける形式にすることで、やたらと多い独り言(=セリフ)を自然に見せたり、過去と現在の双方に同じ人物(安藤)を登場させ、現実とドラマの継ぎ目を隠したり、などなど
……なんじゃこりゃ。全くもって、よくぞこんなモノを書いたものだと呆れて呆れて呆れるばかり。
いや恐れ入った。まさに辣腕。“トリックメーカー”の面目躍如。


03.7.26
評価:★★★★☆ 9



今日を忘れた明日の僕へ
     


未作成



嘘つきパズル
     


未作成



ふたり探偵
寝台特急「カシオペア」の二重密室
   


~あらすじ~
北海道の取材を終えた向河原友梨らムック本の取材班は、寝台特急「カシオペア」に乗る。
だが友梨は、取材旅行の直前、同僚の笹川耕平が失踪したことに不安を感じていた。
彼は“シリアルキラーJ”に関してある予言をしていたのだ。
一方、友梨の婚約者でJを追う刑事・胡田は、Jに監禁されていた耕平から連絡を受ける。
耕平から、Jの標的が「カシオペア」の友梨たち取材班の中の人物だと伝えられた胡田だが、
Jの罠に陥り意識不明の重体に! そのとき、友梨の体にある異変が……。


~感想~
辟易するくらい下手な文章。安っぽい心理描写。どうしようもない会話。
そしてそれら全てを吹き飛ばす、これでもかこれでもかと言わんばかりにくり出されるトリック。
ここまでやられては、筆力の有無など問題にならない。終わってみればいつもながらに贅肉のほとんどない、均整のとれたトリック小説。お見事。


評価:★★★ 6



笑殺魔
     


~あらすじ~
「私の笑顔は呪われているんです」
過去の悲劇にとらわれたまま、笑顔を封印した保母。
子供たちに笑みを見せられない彼女にまたしても事件が……。
園児を誘拐され犯人から現金運搬役に指名された彼女は、
仲間の助けを借りて、すべての悲しみの源に挑む。


~感想~
なんだか痛々しさすら感じる(失礼千万)無理に絞り出したような軽妙さは……。似合わない。
描いていない人物たちの魅力も薄く、シリーズ物ということで、トリックとからまない様々な謎も放り出されたまま。
論理も淡泊さを感じ、正直退屈でした。


03.7.27
評価:☆ 1



闇匣
     


~あらすじ~
すべてが不自然だ。すべてがフィクションに思えてならない。すべてが作り物めいている。
しかし……。男は、闇で満たされた部屋の中、体を縛られ身動きひとつできずにいた。
男を尋問するのは、これまで男が蔑み続けてきた友の声。妹の死、元恋人の死。
闇の中で静かにうごめく真相とは?


~感想~
密室本。
端正な、という言葉がよく似合うミステリ。切れ味よりもむしろ、その結晶体のような流麗さを愛でるべき。
ただ、あまりに整いすぎてインパクトには乏しい。


03.7.28
評価:★★★ 6



クレイジー・クレーマー
   


~あらすじ~
大型スーパー「デイリータウン」のマネージャー袖山剛史は、
クレーマー・岬圭祐、万引き常習犯・マンビーという二人の“悪魔”に悩まされていた。
岬の嫌がらせはエスカレートする一方。
マンビーにも商品を盗まれてしまい、傷心の袖山の支えは恋人・美乃の存在だったが……。


~感想~
豪快。あいかわらずの、一切無駄のない構成。
純粋論理やトリック小説と言うよりも、壮絶な(ネタバレ→)
サイコ VS サイコ小説。
精緻な謎解きを作るよりも「読者をいっちょ驚かせてやるか」というようにものされた一品。
トリックを解いてやろうと意気込むより、素直に読んで騙されるのが吉。


03.8.3
評価:★★★☆ 7



阿弥陀ヶ滝の雪密室
ふたり探偵シリーズ
     


~あらすじ~
シリアルキラーJの襲撃により、意識不明に陥った刑事・胡田キョウジ。
彼の入院先で、小学生の幡野一輝が誘拐された。
そんなとき、新興宗教団体の教祖殺人事件が発生。
死体の上半身だけが見つかった現場には、Jの犯行を示す証拠が。
教祖殺人事件の謎を追い、阿弥陀ケ滝を訪れた友梨を“雪の密室”が待ち受けていた。


~感想~
前作とくらべ格段に読みやすくなった。
しかし、逆にトリック性は圧倒的に薄れてしまい、魅力がほぼ失われたといっても過言ではない。
どんな謎を追っているのかが、どうもあやふやで見せ方をあやまった感。
つまらなくはないのだが……。
あと、前作を先に読んでいないと、多数ネタバレしているので注意。


評価:★★ 4



白昼蟲
     


未作成



幻影のペルセポネ
     


未作成



霧の迷宮から君を救い出すために
     


未作成



結婚なんてしたくない
     


未作成



カンニング少女
   


~あらすじ~
入試を四ヵ月後に控えた玲美はなんとしてでも最難関私大・馳田学院に合格しなければならなかった。不慮の事故で亡くなった姉の死の真相を探るためだ。
玲美が頼ったのは、超優等生、機械オタク、そしてスポーツマンの不良。玲美の今の成績では合格不可能。彼らが出した結論は、カンニングによる入試突破だった。


~感想~
なにもかもが未完成。ここは駄作と断じてしまおう。
物語の筋はいたって単純。起伏はあるもののゆるやかで、あっという間に終結してしまう。肝となるはずのカンニング方法は、一般的な高校生には不可能な機械トリックで、現実味に乏しく、意外性もいたって薄い。映像で見せるならまだしも、文章でさらりと流されては、ただただ平坦な印象になってしまう。
ミステリらしいトリックは仕掛けられた瞬間に見破れてしまい、とても最後まで興味を引けるものではない。では文学としてどうかといえば、明らかに力不足。登場人物たちの書き込みは浅く、深みが全くない。なぜ優等生がカンニングに力を貸すのか? なぜ大学助手は不正を憎むのか? なんにも裏がない。
だいたいイマドキの高校生がこんな一昔前の青春ドラマのように純粋だろうか? 中学生という設定にした方がまだ納得できる。
その他にも(以下ネタバレ→)
ただ一人だけ意味ありげに名前の出るクラスメイトが全く筋にからまなかったり、せっかくカンニング無しで本番を乗り切ったのに合否が明かされなかったりと、物語として練り込み不足が目立つ。
最大の疑問は「なぜ黒田研二がこの作品を書かねばならなかったのか?」が腑に落ちないこと。
トリックメーカ黒田研二の力は少しも発揮されず、彼ならではの魅力はどこにも見当たらない。
言ってしまえば、こんなものは誰にでも書けるものであり、誰かがいつか書くものである。あるいはとっくに誰かが書いたものにしか過ぎないのだ。
黒田研二の新作としてハードカバーで出版したこと。それが本編にも勝る、最大の謎である。


06.5.10
評価:★☆ 3



ナナフシの恋
   


~あらすじ~
「新しい教室で待ってます」呼び出しメールの発信者は、自殺未遂で意識不明の重体に陥ったクラスメイトだった。
消えた携帯電話、移動した教卓、転がった消火器など自殺未遂現場に残された謎。はたして自分たち6人を集めたのは……?


~感想~
バカミスならバカミスだとはじめから言っていてくれれば、こちらにもそれ相応の用意があったのだ。
辻村深月ばりの青春ミステリかと思って読んでいたものだから、バカミス史上に残るような真相に唖然としてしまい、思わず「っざけんなよぉ!!」とブン投げるはめになったのだ。
これから読む方は本書がバカミスだということを念頭に置いて読んで欲しい。


(↓以下完全にネタバレ↓)
真相は簡単に言うと「消火器に擬態した女子高生が彼氏に消火器と間違われて窓から投げられる」というラーメンズのコントかなにかかと思うようなものであり、どうひいき目に見てもバカとしか言いようのないトリックである。
「キレると見境なくあたりの物を投げつける」とか「目立たないように周囲に溶け込む」といった性格づけが、性格どころかもはや特殊能力の域にまで達していて、異能バトルマンガのようになっているのだ。
遊戯王に例えると、

遊戯「俺のターン! ブラックマジシャンで野方大輝を攻撃!!」
海馬「馬鹿め!! ここで野方大輝の特殊能力が発動!! 野方大輝は攻撃を受けると暴走状態におちいり、場に置かれたアイテムを相手めがけて投げつける!!」
城之内「危ねえ! 野方大輝が教室フィールドに置かれていた消火器を遊戯に投げたぞ!!」
遊戯「かかったな海馬!! よく見ろ、そいつは消火器じゃない。消火器に擬態していたお前のクリーチャー久遠麻帆だ!!」
海馬「な、なにィッ!? ぐわあああああッ!!! お、俺のライフが0に…………」

こんな具合だろうか。

「人間が描けていないミステリ」はよく見るが「人間が遊戯王カードになっているミステリ」は本邦初であろう。
新境地を切り拓いたクロケンに乾いた拍手を送りたい。



07.12.9
評価:なし 0



極限脱出9時間9人9の扉オルタナ
   


未作成



さよならファントム
     


未作成



CUTE&NEET
     


未作成



ワゴンに乗ったら、みんな死にました。
ドライブ 改題
   


未作成



神様の思惑
家族パズル 改題
   


未作成



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未作成



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未作成



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未作成

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