高野 和明


十三階段
 


~あらすじ~
犯行時の記憶を失った死刑囚に甦った「階段を上る記憶」。彼の冤罪を晴らすべく、刑務官の南郷は前科を背負った青年三上と共に調査を始める。
処刑までに残された時間はわずか。二人は、無実の男の命を救うことができるのか。

2001年このミス8位、文春2位、江戸川乱歩賞

~感想~
乱歩賞作品で最速・最多の売り上げを達成し映画化もされた作品。そのため逆に敬遠していたのだが、読んでびっくり大傑作。分量を感じさせない抜群のリーダビリティで一息に読めるあたり、脚本家、映画監督としても活躍する映画の素養をうまく生かしている……のだろうか。
惜しいのは終盤の展開。全てが引っくり返ったところで(以下ネタバレ→)
あっさりと三上の視点を描いてしまい、ひょっとして三上が真犯人なのではと思わせる暇を与えなかった。(そりゃ騙される読者はまずいないだろうが)
また、トリックに関しても(以下ネタバレ→)
凶器に指紋を刻むというのは無茶ではなかろうか。詳しくは解らないが、指紋は凶器に付着するものであり、刻印されたら不自然なのでは?
ともあれ、そうした細かい瑕疵を気にさせないだけの傑作である。いやはや乱歩賞からこんな作品が出ていたとは。


07.7.25
評価:★★★★ 8



グレイヴディッガー
 


~あらすじ~
改心した悪党・八神は、骨髄ドナーとなって白血病患者の命を救おうとしていた。
だが移植を目前にして連続猟奇殺人事件が発生、巻き込まれた八神は自分と患者、二人分の命をかけ逃走を開始した。
八神を追跡する謎の一団、そして殺戮者・墓掘人(グレイヴディッガー)の正体は?


~感想~
これまた傑作。リーダビリティーが高いとはこの作品のためにあるような言葉である。さすがは映像畑の作家だけあり、映像として脳裡に描きやすい、映像として見てみたい場面が次々と飛び出す。
続々と明かされる真相や新たに浮かび上がる謎、息もつかせぬ展開はまさにクライマックスの連発。絶体絶命の山場と思われる場面が何度も訪れ、長さを全く感じさせない。
主人公の八神も悪党らしく、逃走するためには手段を選ばず、単なる小市民の逃走劇とは一線を画す。八神の逃走パートだけではなく、謎を追う刑事たちの追跡パートも考え抜かれており、後半に2つの線が交錯する段にはページをめくる手が止まらない。
デビュー作と比べまるで話題になっていないが、これは隠れた傑作エンタテインメント。前作を読んだ方もまだの方もぜひ手に取ってほしい。


07.8.1
評価:★★★★☆ 9



K・Nの悲劇
 


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幽霊人命救助隊
   


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夢のカルテ
   


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6時間後に君は死ぬ
   


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ジェノサイド
 


~あらすじ~
アメリカの情報機関が察知した人類絶滅の危機とは、30年前にハイズマン・レポートが予言した未来を意味するのか?
イラクで戦う傭兵イエーガーと、父を亡くしたばかりの薬学生・研人。
二人の運命が交錯した時、未曾有の冒険が始まる。

2011年日本推理作家協会賞、山田風太郎賞、このミス1位、文春1位、直木賞候補、吉川英治文学新人賞候補、本屋大賞候補、東西ベスト(2012)94位

~感想~
高野和明が欧米人であるか、本作が欧米で出版されていれば、今頃は間違いなくハリウッド映画化されていただろう。
自作のドラマ化も手掛けた作者だけに読書中は終始、脳裏に映像が展開されていた。間違いなくこれを邦画で描くことはできないし、して欲しくもない。
月並みな言葉で言おう。息もつかせぬ展開、予想だにしない壮大な物語、SFの知的興奮、凄絶なサバイバル……どんな陳腐な形容詞でも当てはまるし、どんな形容詞でもこの作品を言い表すことはできない。
あらすじを書くのももったいない。SF、サバイバル、戦争、科学、そしてミステリ。どのジャンルのファンも受け入れる懐の深い作品だ。
少しでも興味があるなら迷わず読むべし。読み終えた自分が、まだ読んでいない誰かに言うべきことはそれだけである。


上巻15.3.27
下巻15.4.1
評価:★★★★★ 10



踏切の幽霊
     


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犯人と二人きり
     


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