柄刀 一


3000年の密室
   


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サタンの僧院
     


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4000年のアリバイ回廊
   


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400年の遺言
   


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ifの迷宮
   


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アリア系銀河鉄道
   


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マスグレイヴ館の島
   


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殺意は砂糖の右側に
   


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幽霊船が消えるまで
   


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奇蹟審問官アーサー
     


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殺意は幽霊館から
     


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凍るタナトス
   


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十字架クロスワードの殺人
   


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OZの迷宮
   


~収録作品~
密室の矢
逆密室の夕べ
獅子の城
絵の中で溺れた男
わらの密室
イエローロード
ケンタウロスの殺人
美羽の足跡

日本推理作家協会賞候補、本ミス9位


~感想~
提示される謎はどれもこれも超・魅力的。
この謎が完璧に解かれるのなら、未曾有の傑作に違いない――のだが、ほとんどが台無しになっている。

たとえばただのアンフェアを屁理屈で言い逃れしたり『獅子の城』、
たとえば不可能状況のくせに犯人が自由に動きすぎてたり『わらの密室』、
たとえば女性がまったく描けてなかったり『イエローロード』、
たとえば謎は最高峰なのに真相がげんなりだったり『ケンタウロスの殺人』と、どれもこれも尻すぼみもいいところ。
せめて気どってヘッタクソ(私見)な文章さえマシならば、まだどうにかなったろうに。
何度も読了をやめかけた、こっぱずかしいエセ文学味にひたすら苦悶。
例によって脳内だけでとても描けない情景・トリック。

(個人的に)もう、この人はいいや。


04.3.28
評価:☆ 1



シクラメンと、見えない密室
   


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殺意は青列車が乗せて
   


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レイニー・レイニー・ブルー
   


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火の神の熱い夏
     


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御手洗潔対シャーロック・ホームズ
   


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fの魔弾
   


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殺人現場はその手の中に
   


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ゴーレムの檻
   


~あらすじ~
エッシャーを継ぐ者と評された天才画家は、妻子を殺した犯人を告発する作品を残した。展覧会に訪れた宇佐見博士はエッシャーの作品が実在する世界に迷い込み…エッシャー世界
双子の兄弟が一人は死体で、もう一人はカプセルの中で生死不明で発見される。双子の兄は自身が爆弾魔だと明かし、さらにどちらかが殺人犯だと指摘し、正解しなければ毒ガスが散布されると脅迫する…シュレーディンガーDOOR
知人の創作したミステリに宇佐見博士は挑戦する。それは罪を告白するよう迫る何者かの声がどこまでも追ってくる話で…見えない人、宇佐見風
中世イギリスの監獄の監督官に意識が乗り移った宇佐見博士。収監されたゴーレムと呼ばれる男は、厳重に閉鎖された監獄から姿を消し…ゴーレムの檻
太陽を信奉する宗教団体で、独房に囚われていた男が2つの密室から脱出した…太陽殿のイシス

たびたびファンタジー世界に巻き込まれる宇佐見博士を主人公とした連作短編集。

2005年本ミス9位、日本推理作家協会賞候補、本格ミステリ大賞候補


~感想~
冒頭の「エッシャー世界」は表題のエッシャー世界のトリックが腰砕けなものながら、犯人を告発する作品の方は鮮やかに罠がはまった。本作中で最も好み。
続く「シュレーディンガーDOOR」は針の穴を通すような、というか細々した忙しいアリバイトリックなものの、●●が飛んでいくだけでもう面白い。
「見えない人、宇佐見風」は本当に出来の悪い創作ミステリのようなしょぼさだが、あってもなくてもどうでもいいサブトリックの方は面白かった。
「ゴーレムの檻」は作者おなじみの、そこに死角があると理解できるのは世界中で作者だけな目線トリックで、自分には「時刻表をどうこうしたらなんかアリバイが出来たし間に合いました」と同じ物にしか見えないが、細かい仕掛け(というか努力)が張り巡らされ、初読時よりは好印象だった。
ラストの「太陽殿のイシス」は「ゴーレムの檻」よりもっと酷い死角を構築しているし、どう考えても成功しないと思うが、皮肉の効いた物語自体は良く出来ている。連作短編集を締めくくる結末も伏線が上手い。

相性が悪いと自覚している作者だが、その中ではわりと楽しめた。
問題なく読める向きならもっと楽しめることだろう。


19.8.26
評価:★★☆ 5



連殺魔方陣
   


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時を巡る肖像
 


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空から見た殺人プラン
   


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密室キングダム
   


~あらすじ~
「壇上のメフィスト」の異名を取るマジシャン、ダンジョンイチロウこと吝一郎が、重病を克服した復帰公演で殺害された。
現場は何重もの密室状況にあり、しかもほとんどのガラスが砕かれているという不可解な謎も残されていた。
犯人は吝を恨む「アンチ壇上のメフィスト」なのか? その後も第二、第三と続く密室事件に若き日の南美希風が挑む。

2007年このミス16位、文春10位、本ミス3位、日本推理作家協会賞候補、本格ミステリ大賞候補

~感想~
900ページ超の重厚さに見合った内容かというとスケールは案外小さく地味。細々した機械トリックで鍵を掛けるのがほとんどで、トリック図解もほぼ無いためさらに地味。
人物リストは無く、見取り図、図解がごくたまにしか付されないのも不親切で、文章もただ長いだけならまだしも「二人の顔は、自然にほぐれてきてしまう。悪戯をし合っていた時代がくすぐってくるかのように」のように鼻につくこともしばしばで、非常に読みづらい。
とにかく綿密に事件を検討するためにページ数が増えているだけなので、何を話しているのかおおまかに把握さえすれば、7割読み飛ばしても理解に支障をきたさないのは良し悪しではある。
いちおう全体を貫く大仕掛けもあり、解決編で残らずすっきりと謎が解かれるのは良かったが、本格ミステリというか色んな鍵掛けテクニックを見せられた気になるし、トリックはまだしも事件を成立させるための裏事情に山ほどの都合の良い事象が起こっているのも難。
堅牢な密室を頭良すぎる名探偵がずばずば解いていくのが大好きな本格ミステリ原理主義者みたいな読者なら楽しめるだろうが、一般的なミステリファンは手出し無用だろう。

原稿用紙4000枚の4冊で後半2巻を丸々解決編に費やしても、飽きさせずちゃんと面白かった二階堂黎人「人狼城の恐怖」はやっぱりすごかったのだと改めて感じた次第である。


23.5.5
評価:★★☆ 5



紳士ならざる者の心理学
   


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消滅島 RPGマーダー
     


~あらすじ~
この島はあと1、2時間で消滅する――。
聖なる島を訪れた天地龍之介は、奇妙な言い伝えを知る。沖に浮かぶ小島が消えたという伝承は真実なのか?
炎に包まれた人間が地面に消え、神の船は空に出航した。台風が直撃し、たび重なる余震で孤立状態となった島で、やがて伝承どおりに島は消滅した!?


~感想~
柄刀長編の初体験。短編をいくつか読むたびに疑問だったのだが、なぜ作者は龍之介を三十路を過ぎた男にしてしまったのだろうか。これが天才少年だったら許せるのだが、僕より年上の人間がこんなに子供っぽく、無邪気に(ある種幼稚に)していたら不気味でしかたないのだが。
それはともかく、島田荘司の後継者と目されるにふさわしい、大仕掛けのトリックは、しかし伝承と密接に絡み合うところまではいかなかった。島田御大ばりの大技を用いるなら、舞台をどことも知れない小島にし、ちっぽけな言い伝えなどに土台を打ってはいけない。大技は大技をくり出すに足る、鬼面人を驚かすような意匠を用意しなくてはならないのだ。
いろいろけなしてみたが、不思議なモノローグの謎が明かされるラストなど、実は意外と楽しめたのも事実。むしろアンチに近い僕がこれだけ読めたのだから、ファンならいっそう堪能できるのではなかろうか。
それにしても学習プレイランドは絶対に流行らないだろうなあ。


08.3.1
評価:★★★ 6



黄昏たゆたい美術館
   


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ペガサスと一角獣薬局
   


~あらすじ~
ドラゴン、ユニコーン、ペガサスらが現れたとしか思えない数々の不思議な事件をヨーロッパを取材旅行で訪れた南美希風が解き明かす。

2008年本ミス8位、本格ミステリ大賞候補

~感想~
様々なファンタジー生物が起こしたとしか思えない奇想あふれる事件を主に描いた短編集。
冒頭「龍の淵」は悪い時の柄刀一にありがちな見取り図・トリック図解なしの大技で、ピークは事件発生時のドラゴンが起こしたような事件の様相だが、トリックはどうでもよくなってしまう。

続く「光る棺の中の白骨」は5年前に溶接された密室の中に現れた白骨死体というこの上なく魅力的な謎だが、○○が出てきた時点で某作を筆頭にやり尽くされたネタだと丸わかりでずっこける。ただストーリーとの絡め方は上手かった。

ここまでの2作でやはり柄刀一との相性の悪さを痛感したところだが、表題作「ペガサスと一角獣薬局」は年間ベスト級の代物。一部の手掛かりに納得行かないところもあるにせよ、全盛期の島田荘司のような奇想と浪漫あふれる大仕掛けで、ユニコーンとペガサスを現出させてみせたのはお見事と言う他ない。何気にユニコーンの現実的な解釈も面白かった。

「チェスター街の日」は今となっては後続の別ジャンル作品で超有名なネタになってしまい陳腐化してしまったが、刊行当時ならば(やはりこれも作例があるのだが)切れ味鋭かっただろう。これもストーリーとの絡め方が実に巧み。

ボーナストラックのラスト一編は置いといて、柄刀一に苦手意識がある読者でもおそらく充分に楽しめるだろう好短編集で、本ミス8位と本格ミステリ大賞候補は伊達ではなかった。


23.12.2
評価:★★★ 6



UFOの捕まえ方
     


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死蝶天国
奇蹟審問官アーサー
     


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モノクロームの13手
     


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人質ゲーム、オセロ式
     


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システィーナ・スカル ミケランジェロ 聖堂の幻
     


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バミューダ海域の摩天楼
     


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翼のある依頼人
   


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密室の神話
     


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猫の時間
     


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月食館の朝と夜 奇蹟審問官アーサー
     


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ミダスの河
名探偵・浅見光彦vs.天才・天地龍之介
   


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或るエジプト十字架の謎
   


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流星のソード
名探偵・浅見光彦vs.天才・天地龍之介
   


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ジョン・ディクスン・カーの最終定理
     


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或るギリシア棺の謎
   


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或るアメリカ銃の謎
     


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或るスペイン岬の謎
     


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