東川 篤哉


密室の鍵貸します
   


~あらすじ~
世の中に、こんな不運な男がいるだろうか……。
その日、戸村流平は、二つの死への嫌疑をかけられた。大学の先輩である茂呂耕作と、元彼女の紺野由紀。
流平は、由紀の死に関しては完璧なアリバイを持つが、それを主張することはできない。なぜなら由紀が死んだ夜、流平は鍵のかかった茂呂の部屋で、彼の死体を発見していたのだから……。

カッパワン登竜門


~感想~
自ら「笑えないギャグ」と冠したおかげで、多少すべっていても大目に見られる。
トリックだけ見れば細緻にして清冽な秀作。カッパ・ワン出身組の主軸となりそうな注目株。


02.11.18
評価:★★★ 6



密室に向かって撃て!
   


~あらすじ~
その夜、烏賊川市の外れ、鳥ノ岬にある十条寺食品社長宅に銃声が轟いた。撃たれたのは、偶然いあわせた「名探偵」。
事件は探偵がかすり傷でうめいている間に起こる。銃声のカウントダウンとともに、明らかにされた真実とは?


~感想~
軽妙な語り口にぐいぐい引き込まれる。筆力はもちろんユーモアの腕も上がった。
緻密な細工だけに、とてもそうは見えない(失礼)軽そうな、テキトーな感じの(さらに失礼)構成がなんとも惜しい。
見せ方を工夫すれば、もっとパズラーとしての面白さが増したろうに。
ともあれ、独自の道を歩む良作。氏からは目を離せない。


03.7.15
評価:★★★☆ 7



完全犯罪に猫は何匹必要か?
   


~あらすじ~
『招き寿司』チェーン社長・豪徳寺豊蔵が探偵・鵜飼杜夫に愛猫の捜索を依頼した。
その直後、豊蔵は自宅のビニールハウスで殺害されてしまう。なぜか現場には巨大招き猫が。
さらにそこでは十年前に迷宮入りした殺人事件も起きていた。事件の鍵を握るのは……猫?


~感想~
ユーモアミステリの新鋭から、本格ミステリの寵児へと変貌を遂げつつある氏の、第三作目。

まず、軽妙で読みやすい文体に好感。
ギャグの合間に物語が進展していき、気がつけば謎と事件が提示されている。
トリックは大仕掛けではなく、作風に見合った(?)手作り感あふれる(?)ほのぼの系(?)。
そのイメージも、トリックがもたらす効果もたいへん解りやすい。
軽そうな外見に反し、隅々までよく練られた良質のミステリ。
気軽に読めて満足感も高い、良作でした。


評価:★★★☆ 7



学ばない探偵たちの学園
   


~あらすじ~
「だんしがしんだいでしんだ」回文もどきの状況で発生した足跡なき密室殺人。
その日から学園に大事件が連鎖する。探偵部の3人と顧問の生物教師がお気楽に解決を目指すが、事件はますます混迷を深め……。


~感想~
ユーモアに特化したものの、なぜか笑いのセンスは「烏賊川市シリーズ」に及ばない。
事件・トリック・解決はまともな中に、笑いがちりばめられているからこそだろうか。
その点、本作は全編にわたってお気楽にストーリーが進行する。
トリックは肩の力を抜いた奇想天外なもの。ユーモアミステリならではといったところか。
読むのに肩が凝りようもない、軽いタッチの佳作。東川篤哉――ひいてはミステリそのもの――の入門編としてもオススメ。


評価:★★☆ 5



館島
   


~あらすじ~
巨大な螺旋階段の下に倒れていた当主の死因は、転落死ではなく墜落死。しかし墜落現場はどこにも見つからない。
天才建築家・十文字和臣の突然の死から半年、未亡人の意向により、瀬戸内の孤島に建つ銀色の館に再び事件関係者が集められたとき、新たな惨劇(?)の幕が開く。嵐が警察の到着を阻むなか、館に滞在していた女探偵と刑事が謎に立ち向かう!


~感想~
シリーズを離れて挑んだのは、久々に館物らしい館ミステリ。まだこんな館ミステリらしいトリックがあった!
一見、必要性に疑問を感じる時代設定や、帯に書かれた「なぜ館に名前がないのか」は真相と密接に絡み合い、膝を打たせてくれること請け合い。もちろん実際に打つことはないが「膝を打つ」とはこういうときに使うものだと教えてくれる。
古き良き(というほど古くはないが)館ミステリを愛し、待ち望む諸君。高らかに唱えよう、ここに新たなる館が屹立したと!


06.8.17
評価:★★★★ 8



交換殺人には向かない夜
   


~あらすじ~
浮気調査を依頼され、使用人を装い富豪の屋敷に潜入した私立探偵・鵜飼杜夫。
一方ガールフレンドに誘われ、彼女の友人が持つ山荘を訪れた探偵の弟子・戸村流平。
そして寂れた商店街で起こった女性の刺殺事件の捜査を行う刑事たち。
別々の場所で、全く無関係に夜を過ごしているはずだった彼らの周囲で、交換殺人はいかにして実行されようとしていたのか?


~感想~
こう来たか!
ちりばめられたギャグに埋もれて、いつの間にか仕掛けられた伏線が火を噴く。いつものことだが氏の作風は非常に軽い。しかし秘められたトリックは強烈で、そのギャップが驚きを増幅させてくれる。
これまでは論理性を武器にしてきたが、今作はトリック一本勝負。それも「東川篤哉がこんな細工を!?」と二重に驚かせてくれる大仕掛け。
読書中、呆然とし目を疑う場面が必ず2つはあるはず。いまだかつてない交換殺人をご堪能あれ。
限りなく10に近い9点!


06.7.12
評価:★★★★☆ 9



殺意は必ず三度ある
     


~あらすじ~
鯉ヶ窪学園が誇る弱小野球部のグラウンドからベースが盗まれてしまう。後日、ライバル校との練習試合で事件は起きた。バックスクリーンで監督の死体が発見され、しかもかたわらには盗まれたベースが置かれていたのだ。
オレたち探偵部の3人は事件に首をつっこみ、しょうもない推理合戦をくり広げる。


~感想~
『学ばない探偵たちの学園』につづく第二弾。くだらないギャグがちりばめられた脱力系ミステリ。
ギャグの渦にめくらましされるが、実は緻密に練られた構成が売りの著者。今回はトリック一本勝負を挑んできた。全編にまかれた伏線が収まるべきところに収まっていく印象。結末はかなりの部分が想像・推論だけで補われてしまうが、それもギャグミステリという面で救われているような。
しかし脇を固める伏線の鋭さや、そこに仕掛けるかというサブトリックは十分に唸らせてくれる。気軽に読めて気軽に感心できる、肩の凝らないミステリ。『サマー・アポカリプス』の次に読むには最適でした。


06.5.29
評価:★★★ 6



もう誘拐なんてしない
   


~あらすじ~
ヤクザの娘・絵里花が計画した狂言誘拐。そうとは知らず本気で妹を助けようと動くヤクザ顔負けの姉・皐月。そして殺人が……。


~感想~
ドタバタ喜劇の中にいつの間にか伏線が仕掛けられるあたりは、いつもの東川作品。
そのそつなくさりげない伏線張り技術は健在なのだが、いつもの東川作品と比べるとミステリとしての切れ味はいまいち。
その分、会話の軽妙さやテンポのよさが増しており、くだらないユーモアと魅力的なキャラに微笑がおさえられない、万人に薦められる佳作となった。


08.2.3
評価:★★★★ 8



ここに死体を捨てないでください!
   


~あらすじ~
有坂香織は「見知らぬ女を殺した」という妹の一報を受けた。動揺のあまり高飛びした妹の代わりに、事件を隠蔽しようとする香織だが、死体があってはどうにもならない。どこかに捨てるには協力してくれる人と、死体を隠す入れ物がいる。考えあぐねて、窓から外を眺めた香織は、うってつけの人物を見つけたのであった……。


~感想~
待望の烏賊川市シリーズ最新作。
いつもながらの全編にちりばめたオヤジギャグとコントさながらのドタバタ劇の中にこっそりと伏線を忍ばせる手腕が冴える。
探偵トリオに加えて今回は主役(?)を務める香織と鉄男がベッタベタの喜劇をくり広げるため、リーダビリティは抜群。あれよあれよという間に事件は思いもよらない展開を見せるのだが、終わってみれば実に丹念に仕掛けられたトリックが潜んでいるのはいつもどおり。
さらに今回は意外かつ豪快なトリックが明かされたあとに、予想だにしない事件の本当の構図が姿を見せ、もうひとつ驚かせてくれる。この事件がこう転がっていって、こういうところに落ち着くのかと感心しきり。まったく、他に類を見ない奇異な才能を持った作者である。


09.9.27
評価:★★★★ 8



放課後はミステリーとともに
     


~あらすじ~
謎と野球(特に広島カープ)をこよなく愛し、エアコンに例えられることをこよなく嫌う、鯉ヶ窪学園2年生にして探偵部の副部長の霧ヶ峰涼が遭遇する8つの事件を描いた短編集。

2011年本ミス9位、日本推理作家協会賞候補(長編・連作短編集部門)


~感想~
本ミスベスト10やら日本推理作家協会賞は大袈裟だが、作者らしい軽快な描写と、シンプルながら本格ミステリの肝を抑えた謎解きが楽しめる好短編集。

先にドラマ版を見てしまった人は残念だが、冒頭の「霧ヶ峰涼の屈辱」は毎年のベスト短編を収めた「本格ミステリ04」にも採られた良作で、魅力的な主人公にも引き込まれるだろう。
トリックやプロットは単純ながら、探偵役が毎回のように入れ替わったり、ユーモアミステリならではの味が冴え渡り、毎回何かしら見るべきところがあるのは流石である。
個人的には掉尾を飾る「霧ヶ峰涼の二度目の屈辱」がベストで、連作的仕掛けというほどではないが、一度しか使えないトリックや、犯人を絞り込む明快なロジックが光る。

一作目とは打って変わり全く賞レースに引っ掛からなかったが続編も出ているし、広島カープがセ界最強の常勝軍団となった現在の、霧ヶ峰涼の心境もぜひ聞いてみたいので、第三作も読みたいところである。


18.12.28
評価:★★★☆ 7



謎解きはディナーのあとで
   


~収録作品~
「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」令嬢刑事と毒舌執事が難事件に挑戦する。

殺人現場では靴をお脱ぎください
殺しのワインはいかがでしょう
綺麗な薔薇には殺意がございます
花嫁は密室の中でございます
二股にはお気をつけください
死者からの伝言をどうぞ


~感想~
くだらないギャグを煙幕にして、鋭いトリックを仕掛ける気鋭の作者による初の短篇集。
あれだけ滑っていたギャグも、筆がこなれたのかこちらの目が慣れたのか、寒い思いをすることはなくなった。
とはいえ身分を隠したお嬢様デカと毒舌執事のやりとりは、ズッコケ探偵トリオやお調子者高校生トリオの暴走ぶりと比べるとずいぶん控えめなのも確か。ギャグが滑ることは取り柄でもなんでもないので、控えめなのは結構なのだが、にぎやかさに欠けると思えてしまうのは、読者の身勝手な要望だろう。

作品の質は非常に高く、解決前に手がかりが出そろい、執事が毒を吐いたところで、やろうと思えば挑戦状を挟めるほどフェアプレイに徹している。その分、贅沢な物言いなのだが、フェアなゆえに地味な印象を受けてしまう。
くり返すが個々の作品の水準は高く「二股にはお気をつけください」など、ある一つの要素を軸に据えることで、謎と伏線と真相が絡みあい、不可解な事件の様相に一本の道筋を付ける、ロジックマニアにはたまらない逸品である。

それにしてもこんなロジックとフェアプレイにこだわったガチガチの本格ミステリを、全国の書店員サマ(笑)が帯いっぱいに偏執的に褒め称えるとは思えないんだけども。
さらに「執事が安楽椅子探偵になった日本初のミステリー」などと題材からして麻耶雄嵩の『貴族探偵』とかぶっているのにどの口が言うのか。
早くこの書店員マンセーの風潮、嘘・大げさ・まぎらわしい宣伝はやめてくれないものか出版社サマは。


10.11.25
評価:★★★ 6



はやく名探偵になりたい
     


未作成



謎解きはディナーのあとで 2
     


~収録作品とあらすじ~
アリバイをご所望でございますか
殺しの際は帽子をお忘れなく
殺意のパーティにようこそ
聖なる夜に密室はいかが
髪は殺人犯の命でございます
完全な密室などございません

令嬢刑事が捜査し暴言執事が推理するシリーズ第二弾。


~感想~
国民的ユーモアミステリという肩書に違和感を覚え(赤川次郎死んでしもたん?)いまだにどうしてこんなに売れているのかさっぱり理解できないシリーズの第二弾。
前作よりも令嬢と執事のやりとりは軽快で、トリックは並かそれ以下ながら、犯人を特定する過程にひねりが利いている。
一編挙げるなら魅力的な謎と妥当な推理が、逆をつく真相で綺麗に解かれる「殺しの際は帽子をお忘れなく」が好み。
馬鹿みたいに売れているこのシリーズも、作者の力量ならば安定感を保ちずっと続いていくことだろう。これで手軽に懐を暖め、たまに腰を据えて意欲的な長編をものしていただければ幸いである。


15.1.19再読
評価:★★☆ 5



中途半端な密室
     


未作成



魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?
     


未作成



謎解きはディナーのあとで 3
     


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私の嫌いな探偵
       


未作成



ライオンの棲む街
平塚おんな探偵の事件簿1
       


未作成



探偵部への挑戦状 放課後はミステリーとともに
       


未作成



魔法使いと刑事たちの夏
       


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純喫茶「一服堂」の四季
     


~収録作品とあらすじ~
「春の十字架」密室の中で死体は十字架に磔にされていた。
「もっとも猟奇的な夏」留守だったはずの家に忽然と現れた、またも十字架に磔にされた死体。
「切りとられた死体の秋」浴室でバラバラ死体で発見された美人秘書。
「バラバラ死体と密室の冬」衆人環視の家の中、バラバラ死体が発見される。

古都・鎌倉でひっそりと営業する古民家風喫茶「一服堂」。
エプロンドレス姿の美人店主は極度の人見知り。しかし事件の話を聞くと豹変し、動機を一切無視し謎を解く!


~感想~
「謎解きはディナーのあとで」の大ヒットで気を良くした作者とブームに乗りたい出版社が、お手軽なキャラ設定とそこそこの短編でものさせた何匹目かの柳の下のドジョウ……に見せかけて「騙し」に特化した一冊。
キャラは確かにお手軽だ。作者が別作品のどこかで使ったキャラ及び設定を適当に組み合わせた感が満載で、相も変わらずギャグも別に面白くはない。
短編の質もそこそこだ。事件発生どころか話が始まって数ページでトリックに見当が付いてしまうものまである始末で、四編とも悪くはないが特に優れてもいない。
だが全体を貫くある秘密が明かされるや、その「騙し」の技巧に舌を巻く他なくなるだろう。驚くべきことには、その秘密は四編目のトリックと密接に関わっていながらも、実は四編目のトリック自体はまったく大したことないどころか、脱力必至のバカトリックなのだ。
だがそのバカトリックを成立させるために伏せられていたある秘密が、まったく予想外の所から降って湧くもので、それを機に作品全体のイメージまで塗り替えられてしまう。これくらいは言ってもいいと思うが、まさかまさかカバーイラストからして仕掛けが始まっていたとは!

デビュー当時からのファンからしてみれば不可解というしかない「謎解きはディナーのあとで」の謎の大ヒット以来、作者に不当に付けられたイメージを逆手に取った、見事な「騙し」の技巧を久々に見せてもらった。
何かに媚びてるような表紙や、帯のゆるい宣伝に惑わされることなく「館島」や「交換殺人には向かない夜」の頃の東川篤哉を愛する諸氏にはぜひ読んでもらいたい。


14.10.30
評価:★★★☆ 7



探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて
       


未作成



ライオンの歌が聞こえる
平塚おんな探偵の事件簿2
       


未作成



かがやき荘西荻探偵局
かがやき荘アラサー探偵局 改題
       


未作成



さらば愛しき魔法使い
       


未作成



探偵さえいなければ
     


~収録作品とあらすじ~
倉持和哉の二つのアリバイ
洋食屋を営む倉持はガールズバーへの業務転換を目論み、叔父でオーナーの安西の殺害を計画。
アリバイ工作のため探偵の鵜飼杜夫を呼び寄せるが、酒にだらしない鵜飼は泥酔してしまう。

ゆるキャラはなぜ殺される
烏賊川市で行われたゆるキャラグランプリ。
鵜飼と事務所オーナーの二宮朱美は旧知のゆるキャラの応援にかこつけ舞台裏を見学するが、そこで着ぐるみという密室に阻まれた殺人事件が発生する。

博士とロボットの不在証明
今さら二足歩行ロボットを完成させた秋葉原博士は、多額の借金を帳消しにするため、ロボットにそそのかされ貸主の殺害を画策。
ロボットを貸主に変装させアリバイ工作を試みるが……。

とある密室の始まりと終わり
老婦人に依頼され嫁の浮気調査をした鵜飼と戸村流平は、息子に多額の保険金が掛けられていることをつかむ。
急ぎ息子宅に向かうが時すでに遅く事件は起こり、しかも現場は密室だった。

被害者とよく似た男
北山雅人は腹違いの兄の殺害計画への共犯を、兄を恨む田代直美に持ちかけられる。
瓜二つの兄に変装し直美のアリバイを作るが、砂川警部らはすぐにそれを看破。しかし直美には秘策があった。

2015年日本推理作家協会賞・短編候補(ゆるキャラはなぜ殺される)


~感想~
長編ではユーモアミステリの皮をかぶった王道本格ミステリを放ってきた作者だが、短編ではユーモア要素を前面に押し出し、この形式でしかなしえないトリックやプロットを考案してきた。
冒頭の「倉持和哉の二つのアリバイ」は、トリックと呼ぶのもおこがましいゆるすぎるトリックが仕掛けられるが、それを倒叙形式で描き、プロットとトリックの双方に張られたユーモアミステリならではの伏線を回収することによって、奇抜なアイデアに昇華させることに成功。
続く日本推理作家協会賞の候補に挙げられた「ゆるキャラはなぜ殺される」はミステリ史上屈指かも知れない鮮やか過ぎる犯人退場が笑いを誘う。
「博士とロボットの不在証明」も倒叙形式でやはりごく単純なトリックながらその露見する顛末が面白い。あとお好み焼きは笑った。
「とある密室の始まりと終わり」と「被害者とよく似た男」はトリックが伏せられているもののやはり非常にわかりやすいが、それぞれどこかに工夫が凝らされている。

いずれも超初歩的なトリックやプロットを、見せ方一つ変えることでナシからアリに変換することに成功しており、大袈裟な言い方をすればミステリ創作にあたっての手法や、ミステリの裾野そのものを広げた作品集と言えるかもしれない。
「謎解きはディナーのあとで」のヒット以来、ひねくれ者としては距離を置いてきたが、こんな愉快な短編を書いてきてくれているのなら、見逃してきた他の烏賊川市シリーズの短編集も読まなくてはなるまい。


17.11.26
評価:★★★ 6



ライオンは仔猫に夢中
平塚おんな探偵の事件簿3
       


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探偵少女アリサの事件簿
今回は泣かずにやってます

       


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かがやき荘西荻探偵局2
ハッピーアワーは終わらない 改題
       


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伊勢佐木町探偵ブルース
       


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魔法使いと最後の事件
       


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謎解きはディナーのあとで ベスト版
       


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君に読ませたいミステリがあるんだ
       


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谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題
       


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新 謎解きはディナーのあとで
       


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野球が好きすぎて
       


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居酒屋「一服亭」の四季
       


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探偵少女アリサの事件簿 さらば南武線
       


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スクイッド荘の殺人
       


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うまたん ウマ探偵ルイスの大穴推理
       


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仕掛島
       


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博士はオカルトを信じない
       


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新 謎解きはディナーのあとで2
       


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朝比奈さんと秘密の相棒
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


未作成



未作成
       


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