百鬼夜行

百鬼夜行    百鬼夜行

         


お題の
一位になった作品と、
管理人の
お気に入りが紹介されます。
図鑑に載せる際には、文章に若干の変更をする場合があります。



其ノ〇二〇
鳴釜(なりかま)



占いに使われる釜が、
月日を経て妖怪となったもの。
釜でカレーを作り匂いにつられて
集まったインド人の数で占う
という


伝:マイドン


其ノ〇一九
陰摩羅鬼(おんもらき)



十分な供養を受けていない遺体が
陰摩羅鬼に化け、なまけた僧侶のもとに現れ
教本をパクって自分で読んで成仏する
とも
国歌斉唱
するともいう


伝:いよかん怪談、サモタン


其ノ〇一八
川赤子(かわあかご)



水辺に現れる赤ん坊の姿をした妖怪。
河童の一種か。
人間か川赤子か見分けるには
失敗作の皿を割る陶芸家を
睨みつける目が尋常じゃない
ことや
天狗からお歳暮が届く
ことが判断基準になるという


伝:極、土佐


其ノ〇一七
毛倡妓(けじょうろう)



全身が毛に覆われた遊女の妖怪。
小学生が下敷き持って集まってくる
のが悩みだという


伝:マイドン


其ノ〇一六
襟立衣(えりたてごろも)



天狗のまとった衣に顔が現れ、
妖怪化したもの。
身に着けると
意外と着こなせて自分に自信がつく
という


伝:いつでも雄介


其ノ〇一五
火間虫入道(ひまむしにゅうどう)



なまけ者が死後になる妖怪。
ロウソクの火を消したり、
水を切ったレタスを濡らす
などして夜に働く人の邪魔をするという


伝:サンセット佐野


其ノ〇一四
倩兮女(けらけらおんな)



どこからともなく現れ、
大声で笑う巨大な女の妖怪。
明日から三連休だと思うと……
笑いがとまらないのだという


伝:シゲシゲ


其ノ〇一三
煙々羅(えんえんら)



煙の姿をした妖怪。
煙であることを活かし
何を食べても胃袋まで行くころには
燻製になってる
という


伝:とれいん


其ノ〇一二
鬼一口(おにひとくち)



鬼が一口で人間を丸呑みすることを
「鬼一口」という。
丸呑みした鬼はしばしば
競輪選手は歯ごたえが違うな
とつぶやくという


伝:ネイノーさん


其ノ〇一一
目目連(もくもくれん)



障子に無数の目が浮かび上がる。
碁打ちの念がこもっているという。
近年では
目ッシ

晶(あきら)
という名で呼ばれることも多いという


伝:とれいん、僕の金玉が勇者!?


其ノ〇一〇
文車妖妃(ふぐるまようび)



文車とは寺などで使われる書物を運ぶための荷車のこと。
小坊主に捨てられた恋文にこもった怨念が
鬼と化し、人を襲うという。

小坊主が恋文を捨てた理由は
届いた時点で鬼と化していた
とも
ラブレターっていうかバイブレーターだった
ともいう


伝:サモタン


其ノ〇〇九
小袖の手(こそでのて)



誰も着ていない小袖(高級な和服)の袖から、
女の手だけがすっと伸び、
薬指の指輪を見せる
という


伝:サンセット佐野


其ノ〇〇八
鵺(ぬえ)



猿の顔、狸の胴体、虎の手足、
蛇の尾を持ち気味の悪い声で鳴く。
ブログのコメント一覧が出会い系で埋まると死ぬ
という


伝:マイドン


其ノ〇〇七
邪魅(じゃみ)



悪い気を集めて人間に害をなす中国の妖怪。
邪魅に出会った者は
それも食べるんだ……

通じてないのによく喋る
と、やはり中国の妖怪は日本の妖怪とは
違うと感じるという


伝:シゲシゲ、いよかん怪談


其ノ〇〇六
塗仏(ぬりぼとけ)



黒い仏の姿で飛び出した目を指さしている。
一切説明がないため正体不明の妖怪であるが
目が飛び出しているのは
親譲り
だという


伝:サモタン


其ノ〇〇五
絡新婦(じょろうぐも)



女に化けて人を食い殺すクモの妖怪。
電話の横にある蜘蛛の巣に
ちょっとしたメモとかいつも貼り付けてる
のを見て、自分の母親は絡新婦ではないかと
気づく子供もいるという


伝:とれいん


其ノ〇〇四
鉄鼠(てっそ)



恨みを抱いて死んだ僧侶が
ネズミに生まれ変わり、
経典を食い荒らす鉄鼠となる。
もしネズミが苦手なドラえもんが鉄鼠に会えば
白目むいてのび太の腕関節を極める
だろうという


伝:シゲシゲ


其ノ〇〇三
狂骨(きょうこつ)



すさまじい恨みの念を抱いている。
井戸の中から現れて
ご覧のスポンサーの提供でお恨みいたします
とつぶやくという


伝:いつでも雄介


其ノ〇〇二
魍魎(もうりょう)



三歳の子供のように小さな体で、
美しく長い髪を持ち、死体をさらい肝を食べる
おじいちゃんが考えた妖怪
であるという


伝:産まれ付いてのSEXY ZONE


其ノ〇〇一
姑獲鳥(うぶめ)



血まみれの姿で子供を抱えている。
通りかかった人に子供を抱かせ、その間に
手にちょっと食いこんできた買い物袋を持ち直す
という


伝:S-Andy