黄武 恵体糞打
黄武(こうぶ)字は不明
出身地不明(??~??)
蜀の将。「反三国志」オリジナルキャラ。
黄承彦(こうしょうげん)の子。黄月英の兄弟にあたる。
身長七尺で怪力かつ思慮深く、方天画戟を使う。
崔頎(さいき)、龐予(ほうよ)、龐豊(ほうほう)ら3人とともに登場し、基本的に4人一組か、崔頎とタッグで活動する。
崔頎と龐兄弟の父らは世俗から離れていたが、黄承彦は若い頃は大望を持っており、また娘婿の諸葛亮に力添えしたいと考えていたため、黄武らの求めに応じ、関羽に紹介する労を取った。
かくして関羽の甥の名目で戦場に立った4人だが、華々しくデビューしたわりには当分は後詰めやその他大勢の役割ばかりで、ようやく日の目を見るのは曹操も死に、すでに魏が崩壊した200ページ後のこと。
国自体が死に体な挙句、辛毗(しんぴ)・趙儼(ちょうげん)・高堂隆(こうどうりゅう)・王観(おうかん)ら文官や策士ばかり籠もった城を、味方に本作でもチートな趙雲もいるのに、黄武は城内の一般市民ごとわざわざ水攻めする鬼畜な策略を立てて一掃した。
多くの人民が溺死し、避難民も多く出たため趙雲は心を痛めたと描写されるがやる前に気づけ。
続く李典(りてん)との戦いでは堅固な陣に対して、撞車(攻城兵器)や木牛(諸葛亮の発明した運搬車)を鉄で覆って強化する案を披露と、知恵の回るところを見せるが、武勇の方では厳寿(げんじゅ)と二人がかりで曹洪(そうこう)とどっこいという情けなさ。
毌丘倹(かんきゅうけん)相手には崔頎と、作中6位の撃墜スコアを誇る張翼(ちょうよく)との三人がかりで挑み、毌丘倹の左腕を刺し、張翼にとどめを刺させた。
呉との戦いでは周泰に挑むが敗北。同時に韓当(かんとう)と戦っていた厳寿は、敗れながらも疲弊させて張飛にとどめを刺させたが、黄武にいいところは無い。
周囲もそろそろ武勇の低さに気付いたのか、決して勇猛ではない孫韶(そんしょう)相手にさえ馬雲騄(ばうんりょく)、廖化(りょうか)を加えた三人がかりで当たらせる配慮を見せ、終盤にはとうとう崔頎ら三人とも離された。
この頃には作中でも大して強くない厳寿、廖化と三人一組で使われており、彼らと同等の実力と見なされているのがわかる。
蜀が三国統一すると列侯された。
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