2013/5/8のNXT #168 少年野球の逢阪君
バロン・コービン ×-○ ダミアン・サンドウ
(クロスアームボトム)
サンドウは二軍の牢名主として計7~8年二軍暮らしを続け、一軍昇格→二軍降格→解雇→再契約→解雇→再契約の末にようやく一軍でブレイクした苦労人。
知の救世主を名乗り難解なトークと蛍光色のパンツを愛する嫌われ者で、苦労人だけに地味に上手い。
対するコービンはこれがデビュー戦。元NFLだそうで体格はまあまあいい。
でも解説のリーガル卿「コービンはこんな大観衆の前で戦うのも初めてだろう」ってこれ大学の体育館なんですけど。さすがにこの程度の観衆の前なら経験あるだろ……。
WWEの解説は何かにつけ「こんな恐ろしい(人・光景・出来事は)見たことがありません!」と大袈裟に言うのだが。と思っていると、いつもと違うフィニッシャーで決着。同系の技をフィニッシャーにしていたリーガル卿に遠慮したのか。以前は普通にいつもの技で決めていたし、二軍で違う技を試しただけだろうな。
ペイジ ○-× ベイリー
(ペイジ・ターナー)
白くてエロいペイジとなんか老けてるベイリーの一戦。
たぶん未勝利のベイリーは今回もサクッとやられたが、そんなことよりも問題は実況。どう見てもフィッシャーマンズスープレックスなのに「ペイジ・ターナーが炸裂です!」って。
ドSのリーガル卿も困って「見事なフィッシャーマンだった」とその件に触れないでいてあげてたぞ。だからお前は二軍なんだよ!
サカモト △-△ ブライリー・ピアース
(コナー・オブライエン乱入によりノーコンテスト)
サカモトはKAIENTAI-DOJOにいたKAZMA。渡米後すぐに一軍昇格したもののテンサイ(ジャイアント・バーナード)のマネージャー役で、一試合もしないまま二軍落ち。
そして先日には解雇されてしまった。撮り溜めされているNXTではもうしばらく勇姿が見られるだろう。
対するピアースは現世界王者ドルフ・ジグラーの弟。しかしこちらもサカモトと同時に解雇されている。なんだこのネタ試合は。
しかも結果は開始から2分弱でオブライエンが殴り込んできて、二人を一蹴してノーコンテスト。WWEではよくあることだが、後の解雇を暗示しているような扱いだった。
それにしてもサカモトの紹介で出てきた「彼は少年野球の逢阪と同じ東京出身です」の逢阪君って誰だろう。
カシアス・オーノ ○-× カマーチョ
(カシアス・クラッチ)
オーノはクリス・ヒーローの名で活躍したキャリア15年の試合巧者。大の日本びいきでヒーロー時代は日本語ブログまで手がけており、オーノの名も「大野」という日本名にちなんでいる。リーガル卿と抗争したりと期待されていて、何事もなければ一軍に上がるだろう。
一方のカマーチョはいちおう一軍だけど出てくるのはNXTばかり。試合もしょっぱく「二世レスラーでなかったら」「一軍の人数が多かったら」「数年前までのWWEだったら」のいずれかの要素が揃っていたらとっくに解雇されていたろう。
今回も一軍選手なのにオーノが入場した時にはもうリングに上ってて名前だけ紹介されるジョバー(やられ役)扱い。っていうかいまだにお前の必殺技がなんなのかもわからないのだが。
あと実況「カマーチョは貧困時代を忘れないためにタンクトップを着ています」って稲葉さんディスってんの?
こんなに長時間カマーチョを見たのは初めての気がする意外と長い試合の末に、オーノがたたみかけて勝利した。
NXTタッグ王座戦
エイドリアン・ネヴィル&ボー・ダラス ×-○ ルーク・ハーパー&エリック・ローワン
(ハーパーのローリングクローズライン)防衛失敗
ネヴィルの相方で本来のタッグ王者はオリバー・グレイなのだが死ぬほど地味だったため無かったことにされ故障中で、ダラスが代役で出場。
スピードとテクニックのある王者組と、巨漢のパワータイプの挑戦者組という良い顔合わせ。
大先輩のオーノのフィニッシャーを前半の痛め技でパクるあたりダラスはロッカールームでも嫌われてるんだろうな。
巨漢タッグがどちらもでかいだけではなく普通にプロレスできる人なので内容もまずまず。中盤にやること全部やってネヴィルがリタイアし、ダラスが3人くらいの女に声援を浴びながら反撃。ローワンとダラスがたがいの必殺技を雑にキックアウトし合って、残っていたハーパーが蹴りを付けた。
というわけでベルトは巨漢組(チーム名はワイアット・ファミリー)の手に。チーム・リーダーのブレイ・ワイアットがプッシュされているし、貴重な動ける巨漢ヒールのタッグなのでここらでタイトルを渡すのも妥当ではなかろうか。
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