NXT感想 2013年10月~12月



デビュー・入団


10月:ラナ
11月:タイ・デリンジャー トロイ・マクレイン
12月:



一軍昇格


10月:
11月:エグゼビア・ウッズ
12月:



解雇・退団


10月:
11月:カシアス・オーノ ジューダス・デブリン
12月:ナックルズ・マドセン ミッキー・キーガン



2013/10/2のNXT #189  もう結婚しちゃえよお前ら


サンティーノ・マレラ&エマ ◯-× ファンダンゴ&サマー・レイ
(コブラ)

一軍からマレラとファンダンゴ、サマーが参戦。解説には今夜もルネ・ヤングが同席している。
サンティーノ・マレラはイタリア系で、コミカルなファイトスタイルの色物。バトルロイヤルで1秒で敗退したり、女装して双子の妹と言い張り女子と戦ったりと唯一無二の存在感を放っている。
必殺技のコブラはWWEで一番人気。右手をコブラに見立てて掛け声とともに構え、喉元を軽く突くだけの見せ技で、当初は命中してもノーダメージだったが、1年以上使い続けた結果、構えただけで相手が逃げ出す一撃必殺の技に昇華させた。継続は力である。
ファンダンゴはNXTが若手育成リアリティ番組だった頃のシーズン優勝者。試合・容姿ともに地味で鳴かず飛ばずだったが、改名しダンサーのギミックに変更してから大当たり。入場曲はUKヒットチャートのベスト10入りしたとか。
予告の段階では絶対に滑ると思っていたが何が当たるかわからないものだ。

入場からマレラとエマの小芝居を交える凝った構成で客席は大盛り上がり。エマとマレラは交代しては景気付けのハイタッチを交代と見なされて入れ替わる天丼ネタを連発しファンダンゴ組を怒らせる。
途中、ファンダンゴがエマに衝突するアクシデントもあったが、相手を自分の世界に引きずり込んだマレラがコブラを炸裂させて勝利した。マレラとエマはこのままタッグ結成すればいいんじゃないかな。


カシアス・オーノ ×-◯ ルーク・ハーパー
(ローリング・クローズライン)

上層部に睨まれ干されていたオーノが復帰。ストーリー上はワイアット・ファミリーに負傷させられたことになったらしい。
一方のハーパーも一軍昇格したものの満足に試合をさせてもらえていない。
不遇をかこっている二人の試合はオーノが独創的な技を立て続けに繰り出すも、必殺技を打ち込まれ敗北。
オーノはこのまま二軍の牢名主として飼い殺しにされそうな雰囲気がプンプンするな……。


NXTタッグ王座戦
エイドリアン・ネヴィル&コリー・グレイヴス ×-◯ コナー・オブライエン&リック・ビクター
(オブライエンの水面蹴り+ビクターのドライビングエルボー)防衛失敗

先週の挑戦権争奪戦で入場順にも恵まれ、楽々と挑戦権を得たアセンションがベルトに挑む。
グレイヴスが長時間つかまる展開からやっとのことで抜け出しネヴィルに交代しビクターを圧倒するも、必殺のレッド・アローは場外のオブライエンに阻止されて不発。
グレイヴスが交代してリングに上がるが、疲労からかビクターのレッグラリアート一発でダウン。ツープラトンのフィニッシャーを浴び初防衛戦でいきなりベルトを落とした。
タッグチームとしては王者組よりはるかに成熟しているアセンションの戴冠は納得だが、少し早すぎる気もする。


ボー・ダラス招待戦
ボー・ダラス ◯-× ??
(スピアー)

直接対決でダラスに勝利すれば、二週後にダラスの持つNXT王座に挑戦できるというルール。
一番手は名前すら明かされない地元レスラー。少しは抵抗したがスピアー一発で倒された。


ボー・ダラス招待戦
ボー・ダラス ×-◯ エル・ローカル
(串刺しブート)

二番手としてレオ・クルーガーが入場するが、続けて出てきたアントニオ・セザーロと対戦権をめぐって乱闘に。その隙をついてダラスが二人を場外に排除すると、新たな挑戦者としてマスクマンのエル・ローカルが現れた。
ローカルは早期決着を狙ったダラスのスピアーを回避しコーナーに衝突させ、串刺しブートの一撃で3カウントが入った。
試合後にマスクを脱ぐと、その正体はサミ・ゼイン。挑戦権争奪戦に出場資格の無かったゼインだが、実力行使で強引に挑戦権を奪い取った。



2013/10/9のNXT #190  RVD降臨


アントニオ・セザーロ ◯-× レオ・クルーガー
(ニュートラライザー)

先週のボー・ダラス招待戦で対戦権をめぐり乱闘した両者の遺恨マッチ。ヒール同士の一戦は珍しい。
ゴングと同時に走りこんだセザーロがすさまじいドロップキックを命中させるも、クルーガーは簡単には主導権を握らせない。
一進一退の攻防からスーパープレックス、トペコンヒーロ、スパインバスターと大技を続けざまに浴びせたクルーガーが優位に立つ。
しかし試合巧者のセザーロが鉄階段やエプロンを利用した反則攻撃、花道でのサイドスープレックスで形勢逆転。クルーガーはフィニッシュ級の大技を喰らってもフォールを許さない粘りを見せたが、反撃には転じられずニュートラライザーの前に沈んだ。


シャーロット ◯-× サンタナ・ギャレット
(前転ネックブリーカー)

シャーロットはベイリーを伴い入場。初登場のサンタナは王座歴多数のインディーの雄。なお先々週からディーバの試合には必ずルネ・ヤングがゲスト解説として参加している。
試合中にサマー・レイとサーシャ・バンクスがリングサイドに現れ、シャーロットの気を散らせるが、ちょっとした男子レスラーくらいガタイのいいシャーロットには問題なく、雑に仕掛けた必殺技で勝利を得た。シャーロットにはもう少し一つ一つの技に確実性が欲しいところ。

試合後にはサマーとサーシャがNXT女子王者のペイジを挑発。ペイジは奇襲をかけるも二人につかまり、窮地に陥ったところでエマが救援に現れ事なきを得た。


モジョ・ローリー ◯-× ダニー・バーチ
(ジャンピング・ヒッププレス)

筋肉質な外見に似合わず身軽なローリーがシングル戦に初登場。数ヶ月前にバトルロイヤルに参戦しあっさり敗退していたことや、今夜も入場時にテロップが間違えてダニー・バーチと紹介されていたことは速やかに忘れるように。
試合はロンドン出身以外に特徴のないバーチが意外にも先手を取るも、ローリーの躍動感あふれるボディ・スプラッシュの連発からジャンピング・ヒップアタックを喰らいダウン。
そこに腹へケツから飛び乗る屈辱的な技でローリーが快勝した。


エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ ×-◯ スコット・ドーソン&アレクサンダー・ルセフ
(アコレード(キャメルクラッチ))

反則勝ち、不意打ちの丸め込みと綺麗な形ではないが、なにげにドーソン組に連勝しているエンツォ組が三連勝を狙う。
しかしまともにぶつかっては驚異的なパワーを持つルセフと、地味ながら技量の高いドーソンにはかなわず、あっさりとエンツォがアコレード(キャメルクラッチ)で仕留められた。


RVD ◯-× エイダン・イングリッシュ
(ファイブスター・フロッグ・スプラッシュ)

RVD(ロブ・ヴァン・ダム)は今は亡きアメリカ第三の団体ECWで爆発的な人気を博し、WWE、TNAでも頂点を究めたトップレスラー。
人間離れした柔軟性と身体能力を誇り、随所に前転やバク転などド派手(かつ無駄)な動きを取り入れた唯一無二の個性を持つ、まさにスポーツエンターテインメントを体現する男である。
リングアナウンサー兼セコンドにはマスクマンとして時々NXTのリングにも上がるリカルド・ロドリゲスが帯同。プッシュされ始めたばかりのイングリッシュにはもったいない対戦相手である。

試合は勢いに乗るイングリッシュが反則攻撃で動きを止めいったんは優勢になるも、RVDは強烈なキックを浴びせて主導権を奪い返し、ローリング・サンダー(前転からのセントーン)から「5つ星」を冠せられた華麗なフロッグ・スプラッシュを直撃させ貫禄の勝利を上げた。



2013/10/16のNXT #191  ブルドッグとDDTの区別もつかない実況


NXTタッグ王座戦
コナー・オブライエン&リック・ビクター ◯-× エイドリアン・ネヴィル&コリー・グレイヴス
(オブライエンの水面蹴り+ビクターのドライビングエルボー)防衛成功

WWEには王座陥落した後、一ヶ月以内に再挑戦できるルールがあり(なにぶんアメプロのことなので厳密には行われないのだが)再戦権を行使したネヴィル組がベルト奪回に挑む。
ちなみに今夜は全試合にルネ・ヤングが解説で参加。ディーバの試合以外でも起用され、アナウンスチームとして期待されているのだろう。丁寧語で翻訳されるのはなかなか新鮮である。
体格で勝るアセンションの耐久力が並外れていて、グレイヴスは必殺の足関節技の13ステップを極めてもオブライエンにはほとんどダメージを与えられない。
連携でも一日の長があり、アセンションはグレイヴスにネヴィルをぶつけて場外に排除すると、悠々とツープラトンを叩き込み勝利した。
試合後には簡単にオブライエンにフォールを奪われたネヴィルに激昂したグレイヴスが襲いかかり、訣別を宣言した。


CJパーカー ×-◯ タイラー・ブリーズ
(サミング→フライングニールキック)

試合そっちのけで解説のリーガル卿がルネを口説くなか、ヘタレ人気を得たブリーズがパーカーに足をつかまれると、とっさにエプロンの布をつかんで抵抗。
レフェリーが布を直している隙にサミングを浴びせ、フライングニールキックでブリーズが勝利した。
だが試合後にパーカーは不意打ちでブリーズを倒し、携帯を持ち去ってしまった。携帯をめぐりまだまだ抗争は続きそうだ。


ペイジ&エマ ×-◯ サマー・レイ&サーシャ・バンクス
(ホグロック)

連日にわたりサマー組に挑発されているペイジは怒り心頭。エマを制して先発を買って出ると二人を痛めつける。
しかし代わったエマはサーシャ組につかまってしまう。リーガル卿が別れた(?)妻を懐かしみつつ、ブルドッグとDDTの区別もつかない実況のトニー・ドーソン(この後すぐに退団)をチクチクいじめるなか、ようやく交代したペイジがサマーをフィッシャーマンズスープレックスで固める。
だがカットに入ったサーシャの一撃が意外と効いたのか、サマーに捕らえられると必殺技を浴びて敗北を喫した。


NXT王座戦
ボー・ダラス ◯-× サミ・ゼイン
(ターンバックルへ叩きつけ→スクールボーイ)防衛成功

変装から挑戦権を強奪したゼインが、念願の王座戦に挑む。
NXT一のヒール(というか嫌われ者)の座を確立したダラスが相手だけに客席はゼインのベルト奪取を期待。「ボーはシラミ持ち」という酷すぎるチャントでゼインを後押しする。
動揺をつかれたダラスはゼインのスピードに翻弄された末、二週間前の再現のように串刺しブートで3カウントを奪われた。
だがGMのJBLが登場し、3カウントの直前にダラスの右足がロープに掛かっていたことを指摘。試合を続行させた。

再開後もダメージの深いダラスにゼインが猛攻を仕掛ける。二度目の串刺しブートは防がれるもドクターボムをヒット。
ダラスはコーナーを駆け上がってのブルドッグやリバースDDTで反撃を試みるも決定打にはならない。逆にゼインに掟破りのスピアーを喰らわされ息も絶え絶え。
しかしゼインの必殺技のロープ渡りからのトルネードDDTを回避し、ゼインの股間をロープにぶつけることに成功。悶絶するゼインにスピアーのお返しをするもカウントは2まで。
ダラス嫌いの観客からも「名勝負」チャントが上がるなか、ゼインは雪崩式サンセットフリップからまさかのトリプル・ジャーマン・スープレックスへ。
だが3発目を狙ったところでダラスは小ずるくカバーを外していたターンバックルへゼインを衝突させ、すかさず丸め込んで辛くも王座防衛を果たした。



2013/10/23のNXT #192  解説はジャイアント・バーナード


・ネヴィルがグレイヴスに報復

NXTタッグ王座を失い、先週の再戦も敗れた後に相棒のエイドリアン・ネヴィルを襲ったコリー・グレイヴスが、理由を説明しようとすると、ネヴィルが背後から襲撃した。
ベルトを失った元タッグ王者組は完全に決裂してしまった。


エマ ×-◯ サーシャ・バンクス
(サマーの介入→インサイドクレイドル)

解説にはアレックス・ライリーに加えテンサイが参加。テンサイはかつてAトレインやアルバートの名でWWEで活躍し、全日本プロレスでもおなじみだったジャイアント・バーナード。
WWEに復帰後は顔にタトゥー風に日本語をあしらった怪奇派レスラーになるも人気はイマイチ。テンサイという名も東日本大震災の「天災」にちなんだ不謹慎なもので、日本人レスラーのヨシ・タツには激怒されていた。その後、脈絡もなしに陽気なダンサーキャラに転じ、そこそこ人気を盛り返している。

試合は「NXTのボス」を名乗るサーシャが相変わらず地味なグラウンド戦法を展開。エマは声援に後押しされ反撃するも、必殺のエマロックの体勢に入ったところで、サーシャと「BFF」なるコンビを結成したサマー・レイが妨害。
ペイジが駆けつけてサマーを排除するも、場外の乱闘に気を取られたエマは丸め込みで3カウントを奪われた。


コナー・オブライエン&リック・ビクター ◯-× ケイシー・マロン&トミー・テイラー
(フォール・オブ・メン)

NXTタッグ王者のアセンションが地元レスラーと思われる二人組を相手にスカッシュマッチ。
先発のマロンを捕らえると一度も交代させることなく、今回からフォール・オブ・メンと名付けられたオブライエンの水面蹴りとビクターのドライビングエルボーで挟み撃ちするツープラトンで一蹴。ビクターがフォールを奪った。


CJパーカー ×-◯ アレクサンダー・ルセフ
(アコレード)

パーカーは先週タイラー・ブリーズから盗んだ携帯を手に入場。ルセフはチームメイトのシルベスター・ルフォールやスコット・ドーソンは伴わず一人で登場した。
試合中、謎の美女が現れリング下をほっつき歩いたが特に試合には絡まず、また携帯を奪回にブリーズが出てくることもなく、何事も起こらないままルセフが一方的にパーカーを仕留めてしまった。


エイドリアン・ネヴィル ×-◯ コリー・グレイヴス
(13ステップ)

CM明け、ブリーズがCM中にパーカーを襲い携帯を奪い返したシーンが流される。なぜCM中に。
今夜のメインは冒頭の乱闘から組まれた遺恨戦。ゴングと同時にネヴィルは髪型をイメチェンしたグレイヴスに強烈な正面跳びドロップキックを命中。場外のグレイヴスにサマーソルト・プランチャを浴びせそのまま着地する離れ業で観客を沸かせる。
だがグレイヴスは執拗な足攻めで反撃。ニークラッシャーやスタンディングの足四の字固めで痛めつける。空中殺法を封じられたネヴィルは逆襲を試みるも、足の痛みからコーナーに上るのが遅れ空中技を失敗。必殺の足関節技13ステップの前にあえなくタップした。



2013/10/30のNXT #193  シルベスター・ルフォールついに戦う


エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ ×-◯ シルベスター・ルフォール&アレクサンダー・ルセフ
(アコレード)

ルセフと組んでいたスコット・ドーソンは故障で長期欠場へ。今夜はルセフ組のマネージャーを務めていたルフォールがリングデビュー。
しかしルセフは一人でアモーレ組を一掃すると、ルフォールにまで襲いかかってしまう。
そしてキャサディからタップを奪うと先週の試合中に現れた謎の美女とともに悠々と去っていった。


エイダン・イングリッシュ ◯-× ジェイソン・ジョーダン
(変型サイドエフェクト)

プッシュ中のイングリッシュは子守唄を歌いながらスリーパーホールドを仕掛け、試合後にはアンコールに応えて美声を披露し、薔薇を投げ込まれるなどさらにキャラに磨きをかける。
簡単にやられたジョーダンも体格に恵まれバネもあり、アマレス仕込みのパワーも十分なのだが。


ペイジ ◯-× サマー・レイ
(ペイジ・ターナー)

今夜は実況のくせにろくにプロレス知識がなくDDTとブルドッキングヘッドロックの区別もつかなかったトニー・ドーソンが退団したため、バイロン・サクストンが実況を務める。
サクストンはもともとレスラーで、NXTの旧シーズンではヨシ・タツの弟子役として活動していたが、結局レスラーではなく裏方として採用された。団体に残れただけ良かったのだろう。
なお解説はウィリアム・リーガル卿、ゲストにWWEでは異例の女子解説として期待されるルネ・ヤングが入っている。
試合はサマーのセコンドのサーシャ・バンクスが介入を咎められて退場させられ、一対一の戦いに。
スピード感のないチンタラした攻防から例によって雑な必殺技でペイジが勝利するが、サーシャが戻ってきて襲撃される。
エマが救援に駆けつけて事なきを得るも、エマは背後に立ったペイジをサマーと間違えて殴ってしまい、険悪な雰囲気になった。


CJパーカー ◯-× タイラー・ブリーズ
(アッパーカット)

先週、CM中の出来事だったのでカットされていたが、ブリーズは携帯を取り返したついでにパーカーの髪を切っていた模様。だからなぜCM中にやる。
怒れるパーカーは普段の陽気さを封印してラフファイトで攻めるも、観客はキャラの強いブリーズを支持。ゴージャスな(自称)顔を攻撃されることを恐れるブリーズは顔をかばうせいで劣勢に陥るが、隙を突いて反撃すると、逆にパーカーの顔を執拗に攻める。
だがパーカーはたぶんボー・ダラスを応援していた女と同一人物の黄色い声援を浴びて気力を奮い立たせると、おちゃらけたアッパーカットでフォールを奪った。
そしてパーカーは報復にブリーズの髪を切ろうとするが、観客のブーイングで目を覚ましたブリーズは辛くも逃げ延びた。ブリーズの人気はなかなかのものだ。



2013/11/6のNXT #194  ギャビン・スピアーズと呼ばれた男


アレクサンダー・ルセフ ◯-× シルベスター・ルフォール
(アコレード秒殺)

ルフォールから独立したルセフがラナという名前だと判明した美女とともに登場。
ルフォールは札束をちらつかせて買収を試みるが、お金という概念を知らないブルガリアの野獣ルセフはそれを無視してルフォールを秒殺した。


エル・ローカル ×-◯ レオ・クルーガー
(Wアンダーフック・サブミッション)

今日のローカルの中の人はリカルド・ロドリゲス。
クルーガーが一方的にいたぶる展開で、スライス(wikiにはランニング掌打と書かれているがどう見てもクローズライン)からクリス・ベノワ風のスナップ・スープレックスを三連発しサブミッションで仕留めた。
技名は実況の言う通りにしたが、何か固有名称があった気がする。


コナー・オブライエン&リック・ビクター ◯-× トラビス・タイラー&トロイ・マクレイン
(フォール・オブ・メン)

アセンションのスカッシュマッチ。タイラーを交代させることなく二人で代わる代わる痛めつけ、必殺のツープラトンからビクターがフォールを奪った。
初登場のマクレインは何しに出てきたのだろう。


モジョ・ローリー ◯-× タイ・ディリンジャー
(ジャンピング・ヒッププレス)

落ち着きのないモジョが巨体を揺らして跳ね回り、観客と触れ合いながら入場。
しかしデビュー戦と同じく前半戦は初登場のディリンジャーに攻め込まれる。追い込み脚質なのか。
反撃に転じると前回と全く同じ展開でディリンジャーを押しつぶし快勝した。試合後には天井からドライアイスが降り注ぎ、個性化を図る。


カシアス・オーノ ×-◯ ルーク・ハーパー
(ローリングクローズライン)

先日解雇されたオーノの勇姿が見られるのはあと数試合か。干されている間にだいぶ筋トレしたようで、日本レスラーの体型だった腹回りが引き締まっている。逆に肩幅は貧相になったが。
長いだけで盛り上がらない試合展開に上層部がイライラする中、オーノは10分過ぎにようやく波状攻撃に乗り出す。
しかし強烈な打撃の打ち合いの末に必殺技を被弾してフォール負け。WWEは水が合わなかった。また日本に帰っておいで。



2013/11/13のNXT #195  BFF(美人で不敵な二人組)


シャーロット&ベイリー ×-◯ サマー・レイ&サーシャ・バンクス
(シャーロットの前転ネックブリーカー)

先週ベイリーを勧誘しつつシャーロットをディスったBFF(美人で不敵な二人組。日本語訳でもちゃんとBFFになっている)との抗争。
男のレフェリーよりガタイのいいシャーロットがパワーと器械体操で鍛えた柔軟性を見せつけるも、交代したベイリーがアピール中に不意打ちされて劣勢に。
リンチからどうにか脱出してシャーロットに代わろうとするが、シャーロットはベイリーにスナップの利いたビンタをお見舞い。さらに必殺技で沈めるとサーシャにフォールさせてしまった。
そして戸惑うBFFの二人の手を掲げると、パパ譲りの悪そうな顔で去っていった。


エイダン・イングリッシュ ◯-× カマーチョ
(ディレクターズカット)

休場明けで久々に登場のカマーチョは一軍のくせにイングリッシュのかませ扱い。と思いきや意外にもパワーで圧倒し、ヘタレたイングリッシュは思わず命乞いする。
だがディレクターズカットと名付けられた変型サイドエフェクトの一発で逆転勝ちを収めた。やっぱりかませだった。
ディレクターズカットはもともと同じ(?)アーティストキャラ(?)のゴールダストのパワースラムに付けられていた技名だが、アーティストつながりでイングリッシュが受け継いだのだろう。
試合後のアンコールにはリーガル卿が感涙にむせび泣き、観客の声援を自分に引きつけていた。さすが美味しいところは逃がさない。


メイソン・ライアン ◯-× ダニー・バーチ
(コブラクラッチスラム)

ロシアの総合格闘家のような風貌のバーチが荒々しい打撃でライアン相手に優勢に立つ。ずっとパンチとキックしか出してないけどこれプロレスですよ?
さんざん殴られ怒りに火のついたライアンはパンチとキックで反撃に出ると、必殺技で叩きつけてあっさり勝利した。


三本勝負
エイドリアン・ネヴィル ◯-× コリー・グレイヴス
(レッドアロー)

タッグ王座から陥落して以来、激しく抗争している二人の遺恨決着戦。
一本目は華麗な動きからネヴィルがレッドマン直伝のレッドアローを命中させ簡単に奪った。


エイドリアン・ネヴィル ×-◯ コリー・グレイヴス
(13ステップ)

二本目は一転してグレイヴスが優勢。徹底した足狙いでネヴィルの動きを止めると、ハーフボストンクラブ→チョップブロック→13ステップの足技コンボでタップを奪った。


エイドリアン・ネヴィル ◯-× コリー・グレイヴス
(スモールパッケージホールド)

ゲストのテンサイが「さっさとタップして三本目に賭ければいい」と身も蓋もない発言をする中、13ステップを掛けられてからも粘ったネヴィルのダメージは深い。
打撃でなんとかグレイヴスを倒し、二発目のレッドアローを狙うが、足の痛みに耐えかねて転落。すかさず13ステップで捉えられるがド根性でロープに逃れる。
グレイヴスは三度足を狙うが、隙をついたネヴィルが丸め込んで三本勝負を制した。



2013/11/20のNXT #196  地元に帰ってドーナツでも売ってろ


・ビート・ザ・クロック・チャレンジ開催

世界ツアーから帰国した嫌われ王者のボー・ダラスが憎まれトークを展開。
ツアー中に撮ったと主張する合成丸出しの写真で陽気に話していると、GMのJBLとサミ・ゼインが登場した。
ダラスの帰国パーティーに乱入し謹慎処分を受けていたゼインが復職を求めるとJBLはあっさり承諾。
しかもビート・ザ・クロック・チャレンジを開催し優勝者にNXT王座への挑戦権を与えると発表した。


ビート・ザ・クロック・チャレンジ
コリン・キャサディ ×-◯ アレクサンダー・ルセフ
(5:33 アコレード)

なおBTCC(ビート・ザ・クロック・チャレンジ)とは普通に試合を行い、最も短時間で勝利した者が優勝となるルールである。
ビッグ・キャスの相棒エンツォ・アモーレは脚の骨折で休場へ。観客の支持も集めてきたところでもったいない。
先々週にはアモーレと二人まとめて1分もたなかったキャサディは意外と健闘。必殺技からも脱出したが、粘るだけでほとんど反撃できず、二度目のアコレードに沈んだ。


ビート・ザ・クロック・チャレンジ
カシアス・オーノ ◯-× タイラー・ブリーズ
(4:48 サンセットフリップ)

解雇まで秒読みのオーノだが、どう見ても先々週のハーパー戦よりお腹がぽっちゃりしている。撮り溜めするから先々週といっても実は一ヶ月前なのだがそれにしてもなに食ったお前。
5分強しか猶予のない二人は序盤から丸め込みでの短期決着を狙う。
丸め込み合戦は目まぐるしく攻守が切り替わりながら最後まで続き、オーノがなんとか勝利を得た。


フニコ&カマーチョ ◯-× オータガン&ロックウェル
(セントーンボム)

負傷欠場していたフニコの復帰戦。神の子シン・カラがなかなかWWEに適応できないまま故障してしまったため、マスクマンなのをいいことにフニコがシン・カラとして代役を務めると好評を博した。
その後シン・カラが復帰するとフニコは偽シン・カラとして御本人と抗争を繰り広げ、マスク剥ぎデスマッチに敗れ素顔を晒してフニコに戻ったが、直後にシン・カラがまた故障してしまい、だったら隠したままで良かったと上層部を嘆かせた過去がある。
試合はカマーチョがサモアンドロップでやられ役のどちらかを叩きつけ、すかさずフニコがセントーンボムで仕留めた1分足らずの内容。やられ役タッグはテロップが出なかったので名前を聞き取れず。


ビート・ザ・クロック・チャレンジ
エイドリアン・ネヴィル ◯-× エイダン・イングリッシュ
(4:45 レッドアロー)

人気者同士の一戦は両者ともに手数が多く盛り上がった。最後はイングリッシュが残り20秒からスーパープレックス(雪崩式ブレーンバスター)を狙うも、大ファンのリーガル卿が「そんなことしてる場合か!」と危惧した通りに突き落とされると、レッドアローを浴びて敗北した。
これで一試合を残してネヴィルが4分45秒の好タイムで首位に立つ。


ビート・ザ・クロック・チャレンジ
サミ・ゼイン ◯-× レオ・クルーガー
(4:45 クルーシフィックスホールド)

ボー・ダラスがイスを持ち込みエントランスで観戦する中、必殺技がいまだにトルネードDDTのゼインと関節技のクルーガーによる早期決着の苦手そうなほこたて対決に。
終盤、ゼインは速攻で優位に立つもスパインバスターを被弾し形勢逆転。クルーガーのスライスを浴びてカバーされるがなんとか返し残り10秒。焦ったクルーガーは再びカバーするもゼインは体勢を切り返して逆にフォールを奪った。
だが決着タイムはネヴィルと並ぶ4分45秒に。GMのJBLは普通にカウントしただけのレフェリーを「地元に帰ってドーナツでも売ってろ」と理不尽に罵ると、次週にゼインとネヴィルで決着戦を行うと発表した。



2013/11/27のNXT #197  アレクサンダー・ルセフ謎の復讐


ヨシ・タツ ×-◯ アントニオ・セザーロ
(ニュートラライザー)

開始前、持ち込んだ国旗に触れたリングアナのバイロン・サクストンにセザーロが激怒。
コーナーに追い詰めて「やんのかコラ」と絡んでいるのを解説のリーガル卿が救出した。
試合は一方的な展開で、実況陣がヨシを「タツ」と呼ぶのに違和感を覚える間もなく、ジャイアントスイングで30秒ほどミスミス回されグロッキーになったヨシが簡単に仕留められた。
リーガル卿とセザーロの抗争が始まるなら歓迎だが。


CJパーカー ×-◯ ボー・ダラス
(トルネードブルドッグ)

新登場の女子アナ・デヴィンにインタビューを受けていたダラスにパーカーが割り込み、試合に発展した。
人気がイマイチのパーカーと人気がドン底のダラスの一戦だけになかなか盛り上がらない。
パーカーはかつて必殺技にしていたフェイスバスターを炸裂させるも防御力にだけは定評のあるダラスはキックアウト。
飛び技をかわすとコーナーを駆け上がってのブルドッグで勝利を収めた。説得力ゼロのベリー・トゥ・ベリー崩れはやめて、新必殺技を模索中のようだがそれもサミ・ゼインのトルネードDDTとかぶってるぞ。


カシアス・オーノ ×-◯ タイラー・ブリーズ
(試合前にルセフの乱入→ビューティーショット)

試合前のオーノをアレクサンダー・ルセフが急襲。先週のBTCCでルセフの記録をオーノが上回ったかららしいが、だったらオーノより上回ったゼインやネヴィルを襲えよ。
ブリーズがフラフラになったオーノをビューティーショットとダセえ名前を付けられたフライングニールキック一発で倒しごっつぁん勝利を挙げた。


フニコ&カマーチョ ◯-× コナー・オブライエン&リック・ビクター
(スモールパッケージホールド)

先週、復帰戦を制した勢いでNXTタッグ王者アセンションに挑戦状を叩きつけたフニコ組が前哨戦へ。
フニコが負傷欠場している間、別に故障していないカマーチョがまるでテレビに出なかったのを「フニコのリハビリに付き合っていたから」と捏造する実況陣に全俺が泣いた。(ヒント:実力不足)
先週は10秒もリングに上がらなかったフニコは今夜は打って変わりアセンションにつかまってボコられる展開。
しかしロープに振られるとビクターの体を軸に旋回し丸め込んで見せた。無敗のアセンションに初めて土を付けたのが一軍とはいえフニコ&カマーチョとは。


NXT王座挑戦権争奪戦
サミ・ゼイン ×-◯ エイドリアン・ネヴィル
(レッドアロー)

先週のBTCCで同タイムになった二人による決着戦。解説にはリーガル卿に代わり現NXT王者のボー・ダラスが参加する。ダラスを軽快にいじるルネ・ヤングはすっかり実況になじんできた。
試合は確かな技術を誇り7年前から対戦経験のある両雄だけに呼吸がぴったり。嫌われ王者のくせにいい子ちゃんな発言を繰り返すダラスをよそに激しい技を応酬する。
二人とも受けがうまく、一つ一つの技がクリーンヒットし大変見栄えが良い。ゼインはカウンター式のみちのくドライバー、ネヴィルはウルトラ・ウラカン・ラナと日本名物も繰り出し合い、最後はレッドアローを華麗に叩き込んだネヴィルが王座奪取に名乗りを上げた。



2013/12/4のNXT #198  タイソン・キッドさんざんな復帰戦


NXT女子王座戦
ペイジ ◯-× ナタリヤ
(ペイジ・ターナー)防衛成功

NXTに出ること自体まれな一軍のナタリヤが脈絡もなくタイトルに挑戦。WWEではよくあること。
ロープワークもほとんどしない、技術を競うようなキャッチレスリングで序盤は丸め込み合戦、中盤からはラフファイトを交えた好勝負に。ナタリヤの技術の高さは言うまでもないがペイジもそれについていけている。
最後はシャープシューター(サソリ固め)に捕らえられるも前転した反動でナタリヤをコーナーに叩きつけ、不用意に近づいたところをペイジ・ターナーで仕留めてみせた。いつもは雑な必殺技もナタリヤが派手に受け、説得力も十分だった。


エイダン・イングリッシュ ◯-× ??
(ディレクターズカット)

紹介される前にイングリッシュが入場したため対戦相手の名前は不明。そこそこイケメンでそこそこガタイが良かったが地元レスラーだろう。
この日の観客はイングリッシュへの反応がイマイチで、沸かないどころか音痴呼ばわりまでしていた。
内容については特に言うべきことはない。


・アントニオ・サゼーロがバイロン・サクストンを襲う

先週、サクストンに絡んだセザーロが謝罪と見せかけてビンタを浴びせた。
元レスラーのサクストンをビンタ一発で退場させるセザーロの怪力パネエ。


タイソン・キッド ◯-× レオ・クルーガー
(後方回転エビ固め)

一年間の負傷欠場中にナタリヤと結婚したタイソンが復帰。子連れ狼の大五郎だった髪型が黒髪ショートに代わりものすごい違和感。
ナタリヤの父・ジム・ナイドハートらを輩出したハート道場の最後の弟子という触れ込みで、高い技術と身体能力を持つがパッとしないタイソン、まずは二軍で勘を取り戻して欲しいところ。
序盤はタイソンがスピードで翻弄するが、故障していた膝を攻められ動きが止まる。一方的な試合展開になり、ハート一族伝統のシャープシューターを逆にクルーガーに掛けられ万事休すも、サミ・ゼインが挑発に現れるとクルーガーは技を解いてのこのこゼインのもとへ。
その隙にタイソンが丸め込んで勝利を奪った。病み上がりとはいえ扱いが酷過ぎはしまいか。


NXT王座戦
ボー・ダラス ×-◯ エイドリアン・ネヴィル
(カウントアウト)防衛成功

総勢一名の女ボーリーバー(ダラスのファン)の金切り声に支えられ、なんかお腹がぽっこりしてきたダラスがネヴィルを痛めつける。
しかし膝サポーターを外し自爆フラグを立ててからのダイビングレッグドロップをかわされると、ネヴィルが逆襲に転じる。
膝狙いのロー、アゴ狙いのソバットで容赦なく蹴りつけ、サマーソルトプランチャも命中。必殺のレッド・アローの体勢に入るもダラスはなんとか場外へ逃れ出る。
ネヴィルはコーナー最上段からのプランチャも喰らわせたが、ダラスはリングに戻れずカウントアウト負け。規定によりタイトル移動は無しとなった。
来週以降にケージ戦で再戦という流れか。



2013/12/11のNXT #199  ナタリヤ姐さんの友達


NXTタッグ王座戦
コナー・オブライエン&リック・ビクター ◯-× フニコ&カマーチョ
(フォール・オブ・マン)防衛成功

序盤はビクターが孤立させられ、フニコとカマーチョから代わる代わる打撃戦を挑まれる。
ビクターが自力で脱出すると今度はアセンションがフニコに集中攻撃。とてもタイトル戦とは思えない静けさの中、フニコがスクールボーイの体勢からビクターをパワーボムで叩きつける意外な怪力を見せつけカマーチョと交代。
交代したてのベビーが暴れまわってるのに客席は沸く気配もない厳しい流れの中、オブライエンがフルネルソンスラム→フラップジャックで逆転し、ゆったりしたツープラトンからカマーチョを仕留めてビクターがフォールを奪った。
アセンションの不人気さは深刻だが他にベルトを持てるチームがいない。


カシアス・オーノ ×-◯ アレクサンダー・ルセフ 
(アコレード)

ルセフに帯同するラナはアドバイザー兼通訳でモスクワの富豪の娘というテキトーな設定が紹介されたのがメインイベント。
大柄なオーノを軽々と抱え上げながら試合を進め、サモアンドロップまで披露し国籍不明さに拍車をかけると、簡単にアコレードで仕留めた。


ナタリヤ&ベイリー ×-◯ サマー・レイ&サーシャ・バンクス
(バンクラプト(ターミヌース))

シャーロットに裏切られ傷心のベイリーだが、ナタリヤ姐さんに友達と呼ばれ大はしゃぎ。美女が集まり客席は前の二試合の20倍は盛り上がっている。
BFFはナタリヤ姐さんをリングに上げまいとベイリーを囲むが、腕を極められたまま相手をぶん投げる荒業で脱出し姐さんと交代。
ナタリヤは謎のみちのくドライバーからのシャープシューターでサーシャをとらえるが、サマーが背中に蹴りを入れてカット。ベイリーが再び出てくるも、ナタリヤがあれだけ痛めつけてくれたサーシャにあっさり必殺技で倒された。


モジョ・ローリー ◯-× スコット・ドーソン
(ハイパードライブ(ジャンピング・ヒップ・プレス))

シルベスター・ルフォールの勧誘を断ったモジョがドーソンをけしかけられる。
アーン・アンダーソンの再来とまで持ち上げられたドーソンに例によって前半は一方的に攻められるが、ヒップアタックからのジャンピング・ヒップ・プレス(ハイパードライブとかだせえ名前が付けられた)で一発逆転。
しかし試合後はルフォールとドーソンに襲われてしまう。この地味すぎる抗争をまさか続ける気か。


サミ・ゼイン ×-◯ レオ・クルーガー
(スライス)

序盤に豪快なスパインバスターを食らわせたクルーガーがペースを握る。
ゼインは逆水平チョップとプランチャで劣勢からの脱出を図るが、空中技を阻止されロープで股間を強打するとスライスを浴びた。
意外にあっさり決着したが、試合後も衝突し抗争はまだまだ続く模様。こっちは続けてもいい。



2013/12/18のNXT #200  最初で最後のピットブルズ


・HHHが200回を祝う
WWE COOのHHHが200回記念を祝いつつ「ダミアン・サンドウやアントニオ・セザーロはNXT出身だ」と事実と異なる(二人ともNXTを経由せず一軍デビュー)発言をするが、めったに登場しないHHHに観客は大歓声。「アー・ユー・レディ」の決め台詞で締めた。


サミ・ゼイン&タイソン・キッド ◯-× アントニオ・セザーロ&レオ・クルーガー
(串刺しケンカキック)

四人の中で一番人気はヒールもベビーも超えた支持を集めつつあるセザーロ。NXTのみならずWWE全体でも今年のベストバウトの声も高いサミ・ゼインとの三本勝負の記憶も新しい。
病み上がりのタイソンがいいところなくつかまる展開から、交代したゼインが大暴れ。タイソンもセザーロを場外へ投擲するとサマーソルト・プランチャでなぎ倒し、ゼインが抗争中のクルーガーをきっちり仕留めた。


ペイジ ◯-× サーシャ・バンクス
(ペイジ・ターナー)

サーシャの地味ながら効果的なスリーパーでタップ寸前まで追い込まれたペイジだが、空中技を阻止して反撃の糸口をつかむと、クローズラインの連打とドロップキックで一蹴。
場外のサマーに足を引っ張られるも、サーシャのキックを誤爆させて悠々と必殺技で討ち取った。
ペイジ・ターナーはいったん逆さ押さえ込みの体勢になってから繰り出すようにマイナーチェンジか。


オープンチャレンジ戦
コナー・オブライエン&リック・ビクター ◯-× アメリカン・ピットブルズ(ジョン・ケーヒル&デレク・ビリントン)
(フォール・オブ・マン)

アセンションのオープンチャレンジ戦に、インディー団体の雄ROHでタッグ王座を制したアメリカン・ウルブズがピットブルズと名前を変えて登場。
ケーヒルはエディ・エドワーズ、ビリントンはデイビー・リチャーズが元の名で、WWEにトライアウト参戦した短期間だけの改名。
2008年結成のチームの連携は急造タッグ王者とはわけが違う。アセンションを翻弄するもののさすがにトライアウトの身分では善戦どまり。ビリントンがツープラトンを被弾しコナーにフォールを奪われた。
有名チームとあって観客の声援も集めたピットブルズだが、嘘か真か試合中に頭から落ちて(ビリントンがビクターのバックドロップからの脱出に失敗)中止を指示されたにもかかわらず、それを無視したため契約には至らなかったとか。


NXT王座ランバージャック戦
ボー・ダラス ◯-× エイドリアン・ネヴィル
(タイラー・ブリーズの介入)防衛成功

カウントアウト負けで姑息な王座防衛をしたダラスに逃げ場のない再戦が命じられた。ジャックのほぼ全員がジョバー役の皆さんなのはどうしてだ。しれっとタイラー・ブリーズが混じってるのはなぜだ。
ネヴィルに絡んだブリーズがビンタされるショートコントを挟み、一進一退の攻防が続くが、ネヴィルが無慈悲なキックの連打でダラスの戦意を削り取る。
レッドアローの体勢に入るとダラスは転がって場外へ逃げ出すも、ジャックに囲まれてしまう。そこにネヴィルが飛び込みジャックもろともダラスをなぎ倒し、リングへ押し戻す。
今度こそレッドアローで万事休したかと思われたが、顔をぶたれたブリーズが報復でダラスを逃がし、ネヴィルは自爆。すかさずダラスがフォールし王座防衛した。



2013/12/25のNXT #201


WWEが「これからはNXTに力を入れる」と言うのと裏腹に日本放送の打ち切りが決まったので、今後は試合結果と、そこから見える簡単な展望、初登場のスパスタの紹介くらいになります。
2リーグ制も崩れ、RAWに比べストーリー的な発展もほとんどないSMACKDOWNより、よほどNXTのほうが放送する価値はあると思うのだが。
なお現地情報や翻訳ブログから結果を写しているため、結果等に確実性は無いのであしからず。


ウィリアム・リーガル ×-◯ アントニオ・セザーロ

今週はこれまでの総集編が流され、試合はスペシャルマッチと銘打たれたこの一戦だけ。
リーガル卿とセザーロの因縁が決着するにふさわしい名勝負で、試合後には確執を忘れ握手も交わしていたとか。
チェ…J SPORTのうすのろめ。どうせ打ち切るならこの試合を放送してから打ち切りゃあよかったんだ!

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