NXT感想 2015年7月~12月



デビュー・入団


07月:アクセル・ティスチャー(アレクサンダー・ウルフ) タッカー・ナイト レビス・バレンズエラJr.(ノー・ウェイ・ホセ)
08月:
09月:アスカ ダニー・バーチ(再契約) ジョニー・ガルガノ トマソ・チャンパ
10月:ナイア・ジャックス
11月:マーリー(リヴ・モーガン)
12月:



一軍昇格


07月:サーシャ・バンクス シャーロット ベッキー・リンチ
08月:
09月:
10月:タイラー・ブリーズ
11月:
12月:ライノ



解雇・退団


07月:
08月:
09月:
10月:カル・ビショップ
11月:ソロモン・クロウ
12月:



2015/7/1のNXT #285 アメプロはもったいぶらない


ヒデオ・イタミの負傷により日本放送は休止したが、現地放送は観られるのでこの感想は続行できる。ただし英語はわからないため適当に訳しているのであしからず。


ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ) ○-× スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー
(ゴッチのアッパーカット→イングリッシュのネックブリーカー)

地味だが連携に優れるドーソン組がゴッチを孤立させるも、隙をついて交代されるとイングリッシュに二人まとめて料理され、いつものツープラトンからゴッチがワイルダーをフォールした。


バロン・コービン ○-× タッカー・ナイト
(エンド・オブ・デイズ)
体格ならコービンにも匹敵するナイトはロックアップは互角だったものの、やはり1分足らずで料理された。


・次週、タッグ王座挑戦権争奪戦へ

ボードビレインズとエンツォ・アモーレ&コリン・キャサディがウィリアム・リーガルGMにタッグ王座挑戦への意欲を語る。
4人いっせいにがなり立てられたリーガル卿は、次週に両チームを戦わせ、勝者にタッグ王座への挑戦権を与えると裁定した。


・フィン・ベイラーが足跡を語る その3

フィンが自らこれまでの足跡を振り返る特集の第三回。怪奇風メイクについて、プリンス・デヴィットがフィン・ベイラーになるまでの経緯、NXTでのデビューからの快進撃などが語られたようだ。


・エヴァ・マリーのスパーリング

NXT参戦を望むエヴァのスパーリングをリーガル卿が視察した。
隣に並んで見ているのはNXTディーバトレーナーのサラ・アマート(サラ・デル・レイ)のようだ。おそらく初登場。


カーメラ ×-◯ エマ
(エマロック)

ヒールな戦い方を勉強中のエマは、髪をつかんだりロープブレイクを悪用したりと基本をおさえて試合を展開。
観客の支持を得てフェイスターンしたが元はヒールのカーメラは、手荒い肘打ちや足蹴りで対抗し、エッジ・オー・マチック気味な技でエマを後頭部から叩きつけるも、レッグシザーズで倒され、ちんたらしたエマロックに固められあえなくタップした。


・リーガル×デンプシー

ブル・デンプシーがお菓子を買おうとしたが自販機が故障しており、激怒してイスを叩きつけようとしたところ、リーガル卿に阻まれたしなめられた。
デンプシーの口元の汚れを指ですくい取り、舐めて味を確かめていたが、リーガル×デンプシー! そういうのもあるのか。


タイラー・ブリーズ ○-× タイ・デリンジャー
(ビューティーショット)

序盤戦は元一軍(※ただし未勝利)の貫禄でデリンジャーが圧倒。
しかし猛攻を切り抜けたブリーズがビューティーショット一発でケリを付けた。


フィン・ベイラー&サモア・ジョー ○-× ケビン・オーエンズ&ライノ
(クー・デ・グラ)

この4人が顔を合わせただけで起こるワクワク感は最近のマンネリ一軍では久しく味わえない。一軍に必要なのは新旧取り合わせたニューカマーなんだよ。
ジョーの力士ばりの巨躯から繰り出される身軽な打撃は、どこか現実離れしていて格ゲーでも見ている気になる。
フィンとオーエンズは日本での大一番を前に出し惜しみせず正面からぶつかり合い、ライノは体勢が酷く崩れた超長滞空ブレーンバスターで客席を沸かせる。
オーエンズはフライングショルダーから始まるジョン・シナのムーブを完コピし、AA(アティテュード・アジャストメント)の体勢に入るも、フィンは素早く脱出しスタンディングのクー・デ・グラを突き刺す。

最後は4人入り乱れた混戦の末にライノのゴアがオーエンズに誤爆。フィンは動揺したライノをジョン・ウーで吹っ飛ばしオーエンズにぶつけ、クー・デ・グラでとどめを刺した。
大一番を前に当事者同士で決着させる。日本よこれがアメプロだと言わんばかりの、何一つもったいぶらない好試合だった。



2015/7/8のNXT #286 おかえり悪魔王子


サーシャ・バンクス&シャーロット ○-× エマ&デイナ・ブルック
(バンク・ステートメント)

サーシャは一人で現れハンディ戦になるかと思われたが、そこに宿敵シャーロットが助太刀に参上。いきなり息の合った連携を見せる。
対する塩タッグは交代は小まめにするが特に連携はなく、せっかく自陣に捕らえていたシャーロットをみすみす逃がすと、代わって入ったサーシャに一気に逆襲される。
サーシャはクロスアーム式バックスタバーからの必殺技でデイナを、シャーロットはエマを八の字固めで同時に仕留めてみせた。

試合後、宿敵タッグは友好的にハグを交わし、シャーロットが次週の王座戦を申し入れるとザ・ボスも快諾した。


NXT王座戦(※東京でのハウスショーのリプレイ放送)
ケビン・オーエンズ ×-◯ フィン・ベイラー
(クー・デ・グラ)王座奪取

東京で行われた王座戦を入場から放送。背中に「悪魔王子」とペイントしてきたフィンは熱狂的な歓声に迎えられ、オーエンズは日本式に試合前に和服美人から渡された花束をすぐさま投げ捨てヒールっぷりをアピール。

フィンはゴングと同時にジョン・ウーを炸裂させ秒殺のクー・デ・グラを狙うが、オーエンズはリング下へ退避。すかさずトップロープから飛びかかったフィンが先手を取る。
オーエンズは雪崩式カミカゼからのセントーンボム、フィンはブラディサンデーとアメリカでは封印中の技を次々と解禁。
フィンは二発目のジョン・ウーをスーパーキックからコブラクラッチ・スープレックスに切り返され窮地に陥るも、ポップアップ・パワーボムを跳躍で回避し、三発目のジョン・ウーからドロップキック→クー・デ・グラにつなげ第二の故郷・日本でベルトを奪い取った。

客席からは負傷欠場中のヒデオ・イタミが拍手を送り、さらに今年WWE殿堂入りを果たした藤波辰爾も祝福に駆けつける。
敗れたオーエンズはフィンに握手を求められるも、それを拒否し去っていった。


ソロモン・クロウ ○-× マーカス・ルイス
(マフラーホールド)

キャラの定まらないルイスは入場曲もなく、狂気の表情を浮かべてリングイン。
対するクロウはルイスのパワーに苦しめられるも、ツイスト・オブ・フェイトを大胆にパクると、せっかく首へ大技を決めておきながらマフラーホールドでとどめを刺した。


NXTタッグ王座#1
エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ ×-◯ ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ)
(エンツォのプランチャをロールスルー)

まずはエンツォ組が先手を取るも、コーナーに突進したエンツォがイングリッシュのカウンターのブートを喰らい大ダメージ。
ビレインズの巧みな連携攻撃にさらされるも、キャサディとの交代にこぎ着けると逆襲開始。
タッグ戦では無類の強さを誇るキャサディはビレインズを一人で片付け、イーストリバークロッシングでゴッチを仕留め、エンツォにトップロープへ登るよう促す。
しかしゴッチはキャサディの足に絡みついて阻止し、しかたなくエンツォはイングリッシュにプランチャを仕掛けるもロールスルーで反転され、3カウントを奪われた。



2015/7/15のNXT #287 最後の名勝負?


ジェイソン・ジョーダン&チャド・ゲイブル ○-× エリアス・サムソン&スティーブ・カトラー
(空中捕獲バックドロップホールド)

再三のラブコールに応じ、ジョーダンがついにゲイブルとタッグ結成。
大喜びのゲイブルは五輪出場も果たしたアマレス技術でカトラーを翻弄。
ジョーダンも抜群の身体能力で躍動し、最後はカトラーをバックドロップの体勢で持ち上げ、隣に立ったゲイブルに投げ渡しバックドロップホールドで固めさせる斬新なツープラトンを見せた。
ジョーダンは久々にタッグ戦で勝利を上げたが、単に相手が弱かっただけなので次戦が待たれる。


・サーシャ・バンクスらが一軍昇格

サーシャ、シャーロット、ベッキー・リンチがそろって一軍昇格し、一軍ディーバたちを圧倒する様子が流された。
一気にNXTの女子が手薄になってしまうので、当面は掛け持ちになるようだが、新顔の登場も楽しみである。


サモア・ジョー ○-× アクセル・ティスチャー
(胴締めスリーパー)

初登場のティスチャーはドイツ人で27歳ながらキャリア14年と経験豊富で、大日本プロレスにアックスマンの名で参戦するなど日本人との対戦も多いそうだ。
ジョーにも見劣りしない体格で、打撃中心に攻め込む場面もあったが、マッスルバスターから絞め落とされた。
権利上の問題か胴締めスリーパーはTNA時代のコキーナ・クラッチとは呼ばれなかった。


ブレイク&マーフィー ○-× アンジェロ・ドーキンス&ソーヤー・フルトン
(マーフィーのブレーンバスター→ブレイクのフロッグスプラッシュ)

ブレイク組はドーキンスを捕らえケビン・オーエンズのようなきついチンロックを代わる代わる仕掛ける。
そしてエプロンのフルトンを足払いして叩き落とすと、交代させることなくツープラトンで一気に勝負を決めた。

試合後、急に女王様キャラになったアレクサの命令でフルトンを痛めつけ、さらにブレイク組がアレクサを投げ上げスパークルスプラッシュを浴びせるご褒美を与えた。


・サミ・ゼインが久々の登場

負傷欠場中のゼインが久々に姿を現した。
復帰への意欲を語り、NXT王座への返り咲きを約束し、オーエンズへの報復を予告したようだ。


NXT女子王座戦
サーシャ・バンクス ○-× シャーロット
(バンク・ステートメント)防衛成功

二人とも昇格を果たしNXTの王座を争うのもこれが最後か。
シャーロットは序盤からフレアー・ムーヴを連発しサーシャを撹乱。
しかしコーナー固定ダブルニードロップを被弾しペースはザ・ボスが握る。
サーシャはバックスタバーからの極楽固め、さらに極楽固め式のロメロチンロック、首四の字と首に狙いを定めた。
だがシャーロットは持ち前の怪力でそのまま立ち上がると、旋回させいったん餅つき式に振り回してからの高角度パワーボムで逆襲。いくら一回りでかいとはいえパワーありすぎ。
互いを知り尽くした両者はカウンタの応酬から大技を決め合うもフォールには至らず。サーシャは掟破りの足四の字を狙うが、シャーロットはそれを本家四の字に切り返す。シャーロットのウィッグが外れて足に絡まるハプニングを挟み、転がってロープブレイクしたサーシャを離さずエプロンから吊り下がってさらに絞り上げた。
シャーロットはウィッグを着け直しとどめを刺しに向かうが、それで回復する余裕を与えてしまったか、反撃のバックスタバーからバンク・ステートメントでえぐい角度で首を締め上げられ、たまらずタップした。

激戦を終えた両雄はハグを交わし健闘を讃え合ったが、一軍では普通に敵対している模様。



2015/7/22のNXT #288 不知火は共同作業


・フィン・ベイラーが凱旋

日本公演でケビン・オーエンズからNXT王座を奪ったフィンがNXTに凱旋を果たす。
日本とアメリカのファンに感謝を示し、オーエンズは一軍でネヴィルやセザーロやジョン・シナを倒しているが、NXT王者は俺だと主張したようだ。


エヴァ・マリー ○-× キャシー
(不知火)

プロレス経験は未熟ながらリアリティ番組で人気を博すエヴァが参戦。去年の今頃ひょっこり一試合だけ参加しベイリーにころっと負けていることを思い出してはいけない。
シナばりに応援と罵声が交互に飛び交う中、エヴァは真紅の長髪をなびかせて基本的レスリングを展開。
化粧の濃いキャシーは長い脚でキックを連発し反撃に出るも、ロープに首をぶつけられると不知火で仕留められた。
あんなに相手に手伝ってもらってる感丸出しの不知火初めて見たわww


バロン・コービン ○-× ヘスース・デ・レオン
(エンド・オブ・デイズ秒殺)

三度目の参戦だが一度も名前すら紹介されたこともないレオンは、この日も10秒足らずで料理された。
これでブル・デンプシー、ライノ、コービンと秒殺キャラのハットトリック達成。


サモア・ジョー ○-× マイク・ラリス
(マッスルバスター)

ラリスはゴングと同時に先制を仕掛けるが、かえってジョーの怒りを買い連続攻撃を浴びる。
それでもめげずにパンチとキックだけで歯向かうも、顔面ウォッシュまでされ最後はマッスルバスターで仕留められた。


ベイリー ○-× エマ
(ベリー・トゥ・ベイリー)

エマはリストバンドを外すとベイリーをぺちぺち叩き、奪われるとセコンドのデイナ・ブルックと一緒になって「凶器よ! なんて卑怯なの!」と叫ぶ小芝居を展開。
ベイリーは攻撃されると野性が覚醒するキャラにでもなったのか、コーナーに頭を叩きつけられ激昂して暴れだす。
エマはだんだんヒールな戦い方を覚えてきて、鉄柱やロープを駆使し、痛そうだけど地味すぎる多彩な指折り技を披露。暴行の合間に見せる笑顔がわりと楽しそうで良かった。
ベイリーが二度ほど相手をつかみ損ないながらも反撃に乗り出すと、脳筋のデイナはレフェリーの目の前でベイリーを襲い退場を宣告された。
反則負けにしないレフェリーの優しさに気づかず抗議し続ける脳筋ぶりにエマも驚いたか、必殺技を喰らい敗北した。

試合後、ベイリーはNXT女子王座を目指しまずはシャーロットと戦いたいと宣言した。


ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ) ○-× アンジェロ・ドーキンス&ソーヤー・フルトン
(ゴッチのアッパーカット→イングリッシュのネックブリーカー)

ゴッチがドーキンス組の連携に苦しめられるも、イングリッシュが入るとあっという間に相手を一掃し、久々のディレクターズカットからツープラトンにつなげ、ゴッチがドーキンスからフォールを奪った。


・フィン VS オーエンズ再戦決定

ウィリアム・リーガルGM立ち会いのもと、フィンとオーエンズのNXT王座戦の調印式が行われた。
両者のサインが終わるとオーエンズはすかさずフィンに襲いかかり、止めに入ったリーガル卿も殴り倒したものの、フィンの逆襲にあい退散していった。



2015/7/29のNXT #289 帰ってきたダニー・バーチ


エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ ×-◯ スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー
(フラップジャック+コードブリーカー)

エンツォはエプロンのドーソンを襲った隙にコーナーへ左肩から突っ込まされ負傷。ドーソン組に左肩を集中攻撃される。
どうにか交代するとキャサディがドーソンを仕留め、エンツォのフライングボディプレスを手助けしようとするが、強烈なビッグブートを喰らったはずのワイルダーが平然と復活し、キャサディを引きずり下ろす。
そしてやはりキャサディの必殺技を被弾したはずのドーソンがエンツォを不意打ちのクローズラインでなぎ倒すと、ドーソンのフラップジャックからワイルダーが空中でコードブリーカーを浴びせる見事なツープラトンでエンツォを葬った。

ドーソン組はこれがTVマッチ初勝利。一軍昇格のささやかれるエンツォ組に代わり台頭できるか。


バロン・コービン ○-× ジェシー・ソーレンセン
(エンド・オブ・デイズ秒殺)

ソーレンセンはTNAの軽量級でそこそこ活躍。本名とはいえ一流選手ではないのに他団体と同じリングネームで契約するのは珍しい。
ここではただの顔見せであっさり秒殺された。


ジェイソン・ジョーダン&チャド・ゲイブル ○-× エリアス・サムソン&レビス・バレンズエラJr.
(空中投げ渡しバックドロップホールド)

バレンズエラはドミニカ人キャラで活動していた。キャリアは浅く、ジュニアが付いているあたり上層部からもまだどうでもいいと思われているようだ。(WWEオーナーのビンス・マクマホンは自分の名前のジュニアを嫌っており、契約選手のリングネームからジュニアを必ず外させる)

サムソンはゲイブルとの対戦を要求するも、アマレス仕込みの独創的な動きに翻弄される。
エプロンのジョーダンにちょっかいを出し、レフェリーの注意を引きつけた隙に二人がかりでゲイブルを痛めつけたが、交代されるとジョーダンの猛攻を受け、最後はゲイブルがバレンズエラを仕留めた。
ジョーダンに交代した時の観客の反応が薄すぎて少し気の毒であった。


・ブル・デンプシーのダイエット

一念発起した(?)デンプシーがダイエットに励む様子がコミカルに描かれた。


シャーロット ○-× デイナ・ブルック
(ナチュラル・セレクション)

脳筋デイナは怪力シャーロットに筋肉を誇示するも、ブートで蹴り倒される。
シャーロットは絞め技を掛けるデイナを強引に持ち上げるも、ボディビル出身のデイナは見た目より筋肉が詰まっていて重いのか押しつぶされてしまう。
だが体勢を立て直すとチョップで反撃し、最後は必殺技で快勝した。


ケビン・オーエンズ ○-× マーティン・ストーン
(ポップアップ・パワーボム)

ストーンはNXTで長くジョバー役でおなじみだったが昨年5月に解雇されたダニー・バーチ。
リングネームを昔の名前に戻し再起を図るようだ。
だが鋭いハイキックを浴びせたもののダメージは薄く、セントーンボムから必殺技を浴びせたオーエンズが楽勝し、試合後にはエプロン直下の病院送りパワーボムも見舞った。


NXTタッグ王座戦
ブレイク&マーフィー ○-× ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ)
(アレクサの介入→タイツつかみスクールボーイ)防衛成功

まずはゴッチが旋回式の腕ひしぎ、ラ・マヒストラルと普段は温存している技でブレイクに先制。
イングリッシュも二人まとめてアームドラッグで投げ飛ばし、打点の低いドロップキックを浴びせる。
ブレイク組はどうにかイングリッシュを孤立させ集中攻撃するも、ゴッチと交代され万事休すかと思われたが、ゴッチのアッパーカットからイングリッシュのネックブリーカーへつなげる必勝パターンをアレクサ・ブリスに阻止され、すかさずマーフィーがタイツをつかんで丸め込みベルトを守った。

試合後、ビレインズはブレイク組に不意打ちで報復。残されたアレクサには紳士的にリングを下りるよう促したが、アレクサは二人にビンタを浴びせて帰っていった。
特番で決着戦を行う流れだろう。



2015/8/5のNXT #290 はじめての雪崩式


シャーロット ×-◯ ベイリー
(雪崩式ベリー・トゥ・ベイリー)

女子王座を目指すベイリーが超えなくてはいけない壁としてシャーロットが立ちふさがる。
序盤からシャーロットが圧倒し、連続攻撃を喰らっても意に介さずブートで蹴り返す鉄人ぶり。
ベイリーは質より手数で勝負し、雪崩式の技を掛けたことがないのかな? と疑いたくなるくらい危なっかしくトップロープに座らせると、雪崩式ハリケーンラナで叩きつけるも、シャーロットはそれでもわりと平然と立ち上がりスピアーと四の字固めで反撃。
ベイリーも八の字に展開される前に素早く体勢を入れ替え脱出すると、ベリー・トゥ・ベイリーを炸裂させた。
だがそれすらも返してしまうシャーロットに呆然としながらも、初めて出すのかな? と思うくらい危なっかしい低空ジャーマンを浴びせると、雪崩式ナチュラルセレクションを初披露の雪崩式ベリー・トゥ・ベイリーに切り返し、ようやくシャーロットの息の根を止めた。


・ケビン・オーエンズのインタビュー

マイケル・コールが特番でフィン・ベイラーとNXT王座戦のリマッチに挑むオーエンズにロングインタビューをしたが英語がわからないので飛ばした。


バロン・コービン ○-× スティーブ・カトラー
(エンド・オブ・デイズ秒殺)

特筆することもなくコービンが秒殺勝利を上げた。


・ベイリー、NXT女子王座への道

シャーロットに初勝利したベイリーがGMのウィリアム・リーガルに王座挑戦の意欲を語る。
リーガル卿は「次週ベッキー・リンチとの挑戦者決定戦を組もう」と言い、喜んだベイリーのハグを紳士的に断り握手を交わした。


タイラー・ブリーズ ○-× アーロン・ソロ
(ビューティーショット)

ブリーズはソロのヘルメットみたいな髪型をからかいながら頭部に集中攻撃し、必殺技であっさり勝利した。

試合後、リーガル卿が現れ、大物と戦いたいというブリーズの要望を叶え、2週後の特番で獣神サンダーライガーとの試合を組むと伝えた。


・アポロ・クルーズが特番でデビュー

ウーハー・ネイション(仮)がアポロ・クルーズの名で2週後の特番でデビューすることが発表された。
リングネームが決まる前から顔見せされたりと相当に期待されている様子。


・フィン・ベイラーのインタビュー

バイロン・サクストンが特番でオーエンズとNXT王座戦のリマッチに臨むフィンにロングインタビューをしたが英語がわからないので飛ばした。


ザック・ライダー&モジョ・ローリー ○-× スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー
(ハイプ・ライダー(ラフライダー+スパインバスター))

ライダーとモジョのチーム名は「ハイプ・ブラザーズ」になった模様。
モジョの必殺技のヒッププレスの名がハイパードライブなところからの命名か。
先週タッグ戦の初勝利を上げ勢いにのるドーソン組は、ワイルダーがレフェリーを引きつけた隙にライダーを脳天から落とすことに成功。
ドーソンは確かな技術でライダーを苦しめるも、交代されるとワイルダーがモジョの猛攻を受け、ツープラトンまで一気呵成に仕留められた。

だが試合後、ドーソン組がハイプ・ブラザーズに不意打ちで報復。特番での再戦への流れを強引に作ったようだ。


・ブル・デンプシーのダイエット

デンプシーが猛トレーニングに励み、最後は巨大なタイヤを引っくり返すことに成功していたが、怪力なのは元からだしダイエットは関係ないと思う。


サモア・ジョー ○-× ライノ
(マッスルバスター)

パワーならジョーにも引けをとらないライノだが、技術とスピードではジョーが圧倒。
場外へのトペも喰らわせるが、ライノも重い打撃と強烈なスパインバスターで反撃。
ライノは軽々とジョーを担ぎ上げてカッターで落とし、ジョーはトップロープから片足でのミサイルキックとここまで温存していた裏技を披露し合い、最後はジョーがトップロープに座ったライノに延髄斬りを浴びせるとすかさずマッスルバスターでとどめを刺した。



2015/8/12のNXT #291 鉄の左腕を持つ女


・NXT王座戦はラダー戦に決定

ウィリアム・リーガルGMがフィン・ベイラーとケビン・オーエンズのNXT王座戦リマッチはラダー戦で行うと発表した。
アメリカ国内では通常形式でやってないんだから別に通常形式で良かったと思うのだが。


ソロモン・クロウ ×-◯ タイ・デリンジャー
(変型コードブリーカー)

デリンジャーは「10」と書かれたプラカードを手に登場。10点満点をアピールしているらしい。
技を決めては「10!」無駄に側転しては「10!」と主張し意外と観客にもウケている。
アピールの隙をつかれ何発か蹴りを浴びるが、デリンジャーが優勢を保つ。
デリンジャーはスーパーキックの蹴り足をつかまれ倒されるも、脚力でクロウを場外へ突き飛ばし、リングに上った所にすかさず片膝で放つコードブリーカーのような必殺技を浴びせてシングル初勝利を上げた。


バロン・コービン ○-× アクセル・ティスチャー
(エンド・オブ・デイズ秒殺)

特にいつもと変わりなくコービンが秒殺した。

試合後、もっとマシな相手はいないのか的なことを言っていると背後からスティーブ・カトラーが襲いかかったが、苦もなく仕留められた。
マイクを遮るように観客のブーイングが渦巻く中、サモア・ジョーが名乗り出て勝負を挑む。
コービンは不意打ちで殴り倒したが、ジョーは体勢を入れ替えるとコキーナクラッチで絞め落としてしまった。

もう完全に決着はついたから試合をやる必要がないと思う。


フィン・ベイラー ○-× マーカス・ルイス
(クー・デ・グラ)

フィンは体格で勝るルイスをヘッドロックで締め上げコントロール。
プロレス脳がない設定のルイスはいきなり必殺技のブックエンドっぽいスパインバスターを浴びせるが、序盤過ぎてフィンにあっさり返される。
ダメージから回復したフィンはスリングブレイド→ジョン・ウー→クー・デ・グラとフルコースを決め快勝した。

試合後、ベルトを掲げ悠々と退場するフィンをオーエンズが襲撃。
エプロン直下パワーボムを狙うがフィンは辛くも脱出すると、逆にジョン・ウーで客席のフェンスに突っ込ませる。
そしてリングに上げて正調ジョン・ウーを狙ったが、ポップアップ・パワーボムに捕らえられ撃沈されてしまった。


NXT女子王座#1
ベイリー ○-× ベッキー・リンチ
(スクールガール)

実況席にはサーシャ・バンクスが視察に登場。客席の大きいお友達はベッキーの入場曲を口ずさみ、少年少女はベイリーに声援を送る住み分けができている。
実力・経験ともに勝るベッキーが多彩な腕攻めを見せるも、ベイリーは無事な右腕一本で反撃にかかると、後半にはもう左腕の負傷をコロッと忘れて両腕を普通に使い出し、ベッキーを圧倒。
非白目式腕固めももったいぶらずにさっさと目の前のロープをつかんで回避し、たったいま必殺技で固められたばかりの左腕を軸にブレーンバスターを掛けると、それでもめげずに左腕を狙うベッキーを丸め込んで勝利を奪った。

長時間にわたり左腕を攻め続けたベッキーがかわいそうな後半の展開であった。



2015/8/19のNXT #292 ジョバーだよ全員集合


・NXT女子王座戦の調印式

ウィリアム・リーガルGM立ち会いのもと、サーシャ・バンクスとベイリーが王座戦の調印式を行った。
英語はわからないがサーシャに挑発されたベイリーは引き上げるところに襲いかかり、ベルト奪取の意欲を見せた。


タイラー・ブリーズ ○-× ロブ・ライジン
(スーパーモデルキック)

ブリーズは特番で対戦する獣神サンダーライガーのマスクを持参。
昨年末に登場した時はバロン・コービンに秒殺されたライジンは、観客にアピールする隙をつきブリーズを丸め込むも、カウント1で返されると必殺技を使うまでもなくまたも秒殺された。

試合後、ブリーズはライガーマスクをライジンにかぶらせると、ビューティーショットを浴びせ日本にメッセージを送った。


エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ&ハイプ・ブロス(ザック・ライダー&モジョ・ローリー) ○-× ジェシー・ソーレンセン&アーロン・ソロ&ヘスース・デ・レオン&??
(フライングボディプレス)

寄せ集め4人タッグはエンツォが一瞬つかまる場面があったが、ジョバーさんの寄せ集め4人を一蹴。
キャサディがイーストリバー・クロッシングで仕留めた後にエンツォのフライングボディプレスを手助けし、ソロを下した。
なおジョバー4人組の最後の一人はデータベースや情報サイトですら??と書かれ正体不明だった。リングスーツもタトゥーも個性的だったが誰だったのだろう。


サモア・ジョー ○-× スティーブ・カトラー
(コキーナクラッチ)

カトラーに数発殴らせてやった後、ジョーがあっさり絞め落とした。
権利上の問題はなかったらしくコキーナクラッチの名称は前回から使われだしている。

試合後、コービンがエントランスでジョーを奇襲。リングに上げると反撃されかかったが、すかさずエンド・オブ・デイズで叩きつけ報復を果たした。


ブレイク&マーフィー ○-× アンジェロ・ドーキンス&ソーヤー・フルトン
(フロッグスプラッシュ)

今回は特番前の調整とあってかジョバー役がフル回転。
ドーキンス組は抜群の身体能力で終始、試合を優勢に進めるが、コーナーに自爆しただけで体力ゲージがゼロになったフルトンがマーフィーのブレーンバスターからブレイクのフロッグスプラッシュにつなげるツープラトンを被弾し敗北した。
ブレイクのフロッグスプラッシュは見るたびに空中姿勢も高度も良くなっている。

試合後、ボードビレインズが絡むもアレクサ・ブリスにそろってビンタされた。


・ケビン・オーエンズの演説

オーエンズがラダーを持ち込みマイクアピール。
しかしフィン・ベイラーが挑発に応じて現れると、正面からの殴り合いで普通にオーエンズを叩き出してしまった。



2015/8/22のNXT TAKEOVER BROOKLYN #293


獣神サンダーライガー ○-× タイラー・ブリーズ
(ライガーボム)

COOのHHHの挨拶に続き、ブリーズがエンパイアステートビルや自由の女神に扮したレディ・ガガのような美女を伴い登場。
対するライガーは「怒りの獣神」は版権の問題か流れなかったものの、レジェンドのWWE初参戦に1万6千人が詰めかけた会場は熱狂した。
まずライガーがカンパーナやロメロスペシャル、自撮り棒を盗んだりとブリーズをからかうムーブで圧倒。
しかしブリーズはマスクをずらすとすかさずスーパーモデルキックを叩き込み形勢逆転。相手の左腕を首に絡めてから放つ、リーガルカッターとバックスタバーの合わせ技のような新技も喰らわせるがライガーはフォールを拒否。
隙をついて掌底(英語でもショウテイだった)を浴びせるとサマーソルト・プランチャで追撃し、つい先日WWEを解雇されたハルク・ホーガンのポーズを恐れず披露し、ライガーボムでとどめを刺した。


・ナイア・ジャックス近日登場
新ディーバのナイアのプロモが流されたが、そんなことより客席にはケビン・ナッシュ、スコット・ホール、Xパックらクリックの姿が!


NXTタッグ王座戦
ブレイク&マーフィー ×-◯ ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ)
(ウィーリング・ダービッシュ)王座奪取

まずは見るたびにエロくなっているアレクサ・ブリスがビレインズを「お友達は見つからなかったの?」と挑発。
しかしビレインズのタイツの色に予感を覚えた観衆が彼女の名を呼ぶ。ついにブルーパンツがPPVに登場だ!
勢いを得たビレインズが序盤は優勢も、王者組はエプロンからの引きずり下ろしで相手を分断。
長時間にわたり痛めつけられたイングリッシュはなんとか交代すると、ゴッチは雪崩式ツープラトンブレーンバスターを狙った王者組を二人まとめて投棄。すかさずイングリッシュが旧必殺技のセントーンボムで追撃したがマーフィーはそれをはね返す。
アレクサは流れを変えようとリングに上がり、反則負けでの王座防衛を狙ったかビンタをしようとするもブルーパンツがぎこちなくそれを阻止。
最後はようやく命名されたゴッチのアッパーカットからイングリッシュのネックブリーカーにつなげるツープラトンでゴッチがマーフィーをフォールし、200日を超えた長期政権に終止符を打った。


アポロ・クルーズ ○-× タイ・デリンジャー
(ウーハー・コンビネーション)

やっとこさキャラをつかんだデリンジャーの前にウーハー・ネイション(元)ことクルーズが見参。現実は非情である。
デリンジャーが側転を決めて「10!」と叫ぶとクルーズは側転からバク転につなげ「10!」と対抗。
ドロップキックと二段階スーパーキックでデリンジャーも見せ場は作ったが、クルーズは延髄斬りで反撃の狼煙を上げると、一部のプオタから「ウー!ハー!」チャントが飛ぶ中、ゴリラスラムからスタンディングのムーンサルトにつなげる簡易版ウーハー・コンビネーションでデビュー戦を勝利で飾った。


・ローデス杯タッグ・クラシック開催へ
ウィリアム・リーガルGMが、かつてGMを務めたダスティ・ローデスの功績を讃え彼の名を冠したタッグトーナメントを2週後から始め、10月の特番で決勝を行うと発表した。


サモア・ジョー ○-× バロン・コービン
(コキーナクラッチ)

そろそろ飽きられ始めたコービンがジョーを相手に健闘。
半分フリーの立場のジョーは、休場中のダニエル・ブライアンの必殺技クロスフェイスも自由に使い、すげえ痛そうだけどきわめて地味な脇固めで追撃。
コービンは裏膝十字固めやスクラップバスターを初披露し、パンチとエンド・オブ・デイズ以外にも技を覚えてきたところを見せるが、ネックハンギング・ボムからエビ固めで押さえた次の瞬間、吸い込まれるようにコキーナクラッチにはまり、あえなく失神した。

試合後、客席にはリック・フレアーとサージェント・スローターの二人に並び、テロップこそ出なかったがちゃっかり紹介される華名の姿が。


NXT女子王座戦
サーシャ・バンクス ×-◯ ベイリー
(ベリー・トゥ・ベイリー)王座奪取

HHHの妻にしてWWEオーナーの娘ステファニー・マクマホンが「ディーバ革命はNXTから始まった」と宣言し、女子王座戦を今夜のWメインイベントと紹介。「自身を持って二人を迎え入れる」と言うがサーシャは問題無いとして大丈夫かベイリー。
ザ・ボスは屈強なSP4人を従え現れたが右端のSPがロック様っぽくて困る。

まずはベイリーが得意ムーブを総ざらい。だがサーシャはエプロンから乱暴に蹴り落として動きを止めると、ロープの反動を利用してのビンタも久々に炸裂。
ロープ中段に固定してのニードロップを二回かわされると、トップロープに乗せる強化型でニードロップを投下。
かつて骨折した右手に狙いを定め集中攻撃をかけるが、それはベッキー・リンチが先々週に失敗しているぞ。

サーシャがレフェリーを飛び越えてのサマーソルトプランチャで追撃し今夜最大の歓声が飛ぶ中、やはりベイリーは右手の痛みをこらえてというか完全に忘れて反撃開始。
右手へのDDTからバンク・ステートメント、さらに右手を踏みつけられるもやっぱりノーダメージで右手を軸にバンク・ステートメントを返す。お前は右手も鉄腕なのか。
必殺のベリー・トゥ・ベイリーも返され、雪崩式ハリケーンラナはすっぽ抜けて頭から墜落。メテオラまで浴びるもなんとか返したベイリーは、雪崩式リバース・ハリケーンラナから二発目のベリー・トゥ・ベイリーにつなげついに頂点に立った。
もう彼女には腕攻めが無効なのだと納得すれば普通に好試合だった。

試合後、シャーロットとベッキーが駆けつけ、サーシャもベイリーを認めて祝福。
4人は4本の指を立て結束を誓った。


NXT王座ラダー戦
フィン・ベイラー ○-× ケビン・オーエンズ
王座防衛

リアクション芸人のようにテンションの高いオーエンズとキャラ芸人のようにねちっこいフィンの入場だけでお腹いっぱい。
長々と待たされたオーエンズはイスに面倒くさそうに座り、のそのそリングに上がり紹介されても無反応。
ゴングが鳴ると「ハシゴを登ってベルトを奪う」と親切にルールを説明し、フィンを突き飛ばして場外のラダーを奪取に向かおうとするが阻止される。
女子王座戦の余韻が残り、微妙に盛り上がらない中、客席が一瞬沸き返ったが反応から見てダニエル・ブライアンが観戦していたのだろうか。
直前にあれだけ女子に体張られるとさすがに男子もやり辛いが、そのあたり空気を心得たオーエンズは観客がサミ・ゼインのチャントを叫ぶと肩を痛がる素振りでからかい、危険技を出すふりしてすかしたりと次第にファンを乗せていく。

場外乱闘からラダーをめぐる攻防で加熱していき、フィンはキャノンボールをラダーに自爆させるとジョン・ウーからクー・デ・グラにつなげ、普通の試合なら勝負ありだが、ベルトを取らなければ試合は終わらない。
あと一段上がれば余裕で取れるのになぜか一段手前で何度も手を伸ばすお約束をはさみ、復活したオーエンズがラダー上段からパワーボムでフィンを放擲。
ペイントが剥がれ悪魔感を増してきたフィンはなんとか立ち上がると適当にハシゴを倒してオーエンズを場外へ。しかし追撃に失敗しエプロン直下の病院送りパワーボムを浴びてしまう。
だがオーエンズはラダー直下ツイスターに失敗し自分が落ちると、ラダー頂上からのクー・デ・グラでとどめを刺され、フィンがベルトを腰に取り戻した。

事前情報で特番前に収録された先の回でオーエンズがベルトを持っていたと報じられていたがフェイクだった模様。
やっぱり一軍の百倍面白いなNXT。



2015/8/26のNXT #294 予測不可能な結末


エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ&ハイプ・ブロス(ザック・ライダー&モジョ・ローリー) ○-× ジェイソン・ジョーダン&チャド・ゲイブル&スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー
(エンツォのクロスボディ)

今回も特番と同じ会場からの放送。時系列では後になったが本来は特番の前座として収録された試合である。
エンツォ組の人気が絶大で、入場時の大歓声に正直驚いた。NXTの認知度は二軍の域を超えている。

内容はエンツォがつかまりキャスが大暴れで試合を決めるいつもの流れ。
ハイプ・ブロスとドーソン組が特番前に因縁を作っていたはずだが、最後はフェイスなのにヒールの人数が足りずドーソン組に加わっていた気の毒なゲイブルがキャスのイーストリバー・クロッシングで叩きつけられ、エンツォのクロスボディで仕留められた。


ブル・デンプシー ○-× エリアス・サムソン
(フライング・ヒッププレス)

ダイエットを機にフェイスターンしたデンプシーがさわやかな笑顔で登場。笑うと意外にも好青年。
サムソンは脱ジョバーも近いのか優勢に試合を進めるが決め手に欠け、ハルクアップ気味に立ち上がったデンプシーの猛反撃にあい、最後はトップロープからの体重を活かしたヒッププレスに沈んだ。


カーメラ ×-◯ エヴァ・マリー
(不知火)

ただでさえヒートを買っているエヴァは、NXTの晴れ舞台に現れた場違いかつ実力不足の一軍としてブーイングを喰らう。
経験値の低さではいい勝負のカーメラは相手がエヴァだからいいもののやはり雑で、とりあえず消去法で応援されるものの、観衆がいいかげん終わらねえかなと焦れ始めたあたりで下着同然のエヴァに思いっきり体勢の崩れた不知火で敗れた。
このエヴァにタイトルを獲らせる方針とか嘘だろ……。


フェイタル4WAY戦
シャーロット ×ベッキー・リンチ ◯エマ デイナ・ブルック
(エママイト・サンドイッチ)

空気の読める4人はエマとデイナを排除しシャーロットとベッキーで一騎打ちに。ぶっちゃけこの二人のシングル戦が見たかった。
ヒール組は共闘して立ち向かうが、エマが隙をついてベッキーをフォールしようとするとあっさり仲間割れ。
場違いな一軍のエマに観客からエヴァほどの反感が無いのはもう完全に出戻ったと思われているからか。
シャーロットがヒール組を一人で片付け、ベッキーが速攻で三人を手玉に取ったが、最後はエママイト・サンドイッチからなぜか3カウントが入ってしまい、勝ったエマもしばし呆然とする放送事故さながらの決着。

いったい何が起こったのかわからないまま、とりあえずシャーロットがエマに襲いかかり、乱闘の末にフェイス組がヒール組を関節技に固めて強引に場を盛り上げた。
試合展開的にもストーリー的にもエマがベッキーをフォールする理由なんて何一つ無く、ベッキーの凡ミスだろうか。



2015/9/2のNXT #295 レスナー VS ゴーバー以来の大ブーイング


ダスティ・ローデス・タッグチーム・クラシック一回戦
ライノ&バロン・コービン ○-× アセンション(コナー&ビクター)
(ゴア)

フルセイル大学のいつもの会場に戻り、タッグトーナメントが開幕。
どうして一軍に上がったのか9割のファンに疑問に思われてるアセンションはNXTに久々の登場。かわいそうな彼らを客席は暖かく迎え入れた。
トーナメント第一試合なのに寄せ集め感ハンパないライノ&コービンは連携で勝るアセンションに序盤は攻め込まれる。
中盤から反撃に出るもコナーに交代されるとライノがフラップジャックを被弾し、フォール・オブ・メンの体勢に入られるも場外のコービンがビクターを引きずり下ろし、その隙にライノがゴアを叩き込み勝利を奪った。


ブルーパンツ ×-◯ アレクサ・ブリス
(スパークルスプラッシュ)

実は所属選手ではないのにTシャツまで作られたブルーパンツは一方的に攻められる。
ハイキックとノーザンライトスープレックスで一瞬反撃したが、アレクサはすぐさまバク転からのダブルニードロップを突き刺すと必殺技で勝負を決めた。


・インディーの雄が参戦

ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパがタッグトーナメントに参戦決定。
ウィリアム・リーガルGMが彼らと話していると、そこにタイラー・ブリーズが割り込み強い相棒を要望。リーガル卿はブル・デンプシーと組ませ、ガルガノ組との試合を決めてしまった。


アポロ・クルーズ ○-× マーティン・ストーン
(ウーハー・コンビネーション)

ストーンは唐突にハルク・ホーガンのポーズを披露し観客を戸惑わせる。
驚異的な跳躍力のドロップキック、延髄斬りを浴びせ快勝したクルーズも試合後に控えめなホーガンのポーズを見せていたが、調べたところドラゲー時代によく使っていた模様。


・フィン・ベイラーとサモア・ジョーがタッグ結成

インタビューを受けているフィンにジョーが歩み寄り、タッグ結成を申し出た。
反則的に強いチームだが、ケビン・オーエンズが一軍に専念するならフィンの次の抗争相手はジョーしか有り得ず、仲間割れの末に王座戦へと流れる展開もありそう。


エヴァ・マリー ○-× ビリー・ケイ
(不知火)

ビリーは過去2回本名のジェシーで参戦したオーストラリアン。
恥ずかしいポーズで「赤く染める!」と叫んだエヴァを蹴り倒し、終盤にはブレーンバスターからフォールすると、頭でも打ったのかエヴァが全く返せず3カウントが入りかけ、レフェリーがあわてて「肩が上がっている」と偽りカウントを中止。
ブロック・レスナー VS ゴールドバーグ級のものすごいブーイングが渦巻く中、不知火を手伝ってもらいエヴァが無理くり勝利した。

先週のエマの放送事故とは違い、契約外のビリーに勝たせるわけにいかないのはわかるが、このエヴァにタイトルを奪わせる方針とか正気なのか……。


ダスティ・ローデス・タッグチーム・クラシック一回戦
ネヴィル&ソロモン・クロウ ×-◯ ジェイソン・ジョーダン&チャド・ゲイブル
(投げ渡しバックドロップホールド)

久々に登場したネヴィルに客席も相棒のクロウも大興奮。
尋常じゃないスピードで躍動し二人をまとめて蹴散らすが、エプロンから飛んだところをジョーダンが怪力で捕獲。
乱暴に放り捨てられたネヴィルに代わりクロウが入るも、やはりジョーダンが怪力からベリー・トゥ・ベリーで放り投げ、ゲイブルとの必殺ツープラトンで逆転勝ちした。



2015/9/9のNXT #296 壮絶な流血戦


カーメラ ○-× ペイトン・ロイス
(変型首四の字固め)

ペイトンはすでに数試合に出ているキャシーの新リングネーム。シャーロットらの一軍昇格に伴いロスターとして正式に登録され、これがデビュー戦扱い。長い脚を振り回して数発キックを浴びせたが、パーフェクトショットからそのまま首四の字に固めるカーメラの新ムーブの前に沈んだ。


・ローデス杯タッグ・クラシック一回戦の結果

ハウスショーで行われたタッグ・クラシック二試合のダイジェストが流された。
エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ VS アンジェロ・ドーキンス&ソーヤー・フルトンはエンツォがキャサディに手助けされたスプラッシュでドーキンスをフォールした。

スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー VS エリアス・サムソン&タッカー・ナイトはドーソンのフラップジャックにワイルダーのコードブリーカーを合わせるツープラトンで、ワイルダーがサムソンから取った。
なおサムソンはギターを片手に現れドリフター(放浪者)と名乗っており、プッシュが近い様子。


ローデス杯タッグ・クラシック一回戦
ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ ○-× タイラー・ブリーズ&ブル・デンプシー
(ガルガノのサンセットフリップ→チャンパのジャックナイフフォール)

インディーの雄・ガルガノとチャンパが参戦。
ブリーズ相手にチャンパは手加減無しのビンタ一発で戦意喪失させ、ガルガノは独創的な技で翻弄。
デンプシーが巨体で技を跳ね返し反撃に乗り出すが、ロープに飛んだところエプロンに立っていたブリーズと衝突。
動揺した隙にガルガノがサンセットフリップを仕掛け、そこにチャンパがジャックナイフフォールで入れ替わる、かっこいいけど威力も入れ替わる必要もないツープラトンでデンプシーをフォールした。

試合後、チャンパに全力ビンタされ、ガルガノにクリーンヒットのドロップキックを浴びた分も合わせてブリーズがデンプシーに報復した。


デイナ・ブルック ○-× ビリー・ケイ
(デスバレードライバー)

エヴァ・マリーの世紀の茶番劇に巻き込まれたばかりのビリーは、今週もエヴァとどっこいの経験値しか無いデイナを相手にさせられる。
だが並外れた身体能力を持ちビルダー時代に場慣れしているデイナはやはりエヴァとは違い、目立った事故は起こさず無難に勝利した。


ローデス杯タッグ・クラシック一回戦
フィン・ベイラー&サモア・ジョー ○-× ルチャ・ドラゴンズ(シン・カラ&カリスト)
(マッスルバスター→クー・デ・グラ)

ゲスト解説には元タッグ王者のジミー・ウーソが参加。というかこの試合だけ会場が違い一軍のボーナストラックで収録された模様。
カミソリ負けでもしたのか入場時から首元が流血しているフィンは一人でドラゴンズを翻弄し大入りの会場を沸かせる。
シン・カラが風車式バックブリーカーで動きを止め連携で反撃したが、ジョーに交代されるともう止められない。
なんならドラゴンズより素早い気がするジョーの連打を浴び、最後はマッスルバスターからクー・デ・グラにつなげる必殺技の競演でカリストが仕留められた。

フィンは最後まで血が止まらなかったがどんだけ深く切ったんだよ。



2015/9/16のNXT #297 本当に帰ってきたダニー・バーチ


タイラー・ブリーズ --- アダム・ローズ
(ブル・デンプシーが割り込む→試合不成立)

眼鏡を掛け丁寧語で話す20秒で考えたようなキャラに変わったローズが登場するも、前回ブリーズに不意打ちされたデンプシーが割って入る。
ローズは必死に存在をアピールするがデンプシーに軽く追い出され、その背後を襲ったブリーズも反撃されるとすごすごと退散していった。


タイ・デリンジャー ○-× ダニー・バーチ
 (変型コードブリーカー)

マーティン・ストーン名義で数試合こなしていたバーチが唐突に旧名に戻った。
実況は「バーチはNXTで再び輝けるでしょうか」と言うが輝いてた時期は無かった模様。
試合はデリンジャーが優しい観客に「10!」チャントを受けながら膝当てを下ろすと、片膝でのコードブリーカーであっさり勝利した。


アポロ・クルーズ ○-× ソロモン・クロウ
(ウーハー・コンビネーション)

気がつけばCJパーカーくらいの位置に落ちてきたクロウは握手を拒否したり、エプロンを悪用しヒール寄りに振る舞う。
観客も空気を読んで声援を落とすと、クルーズは座っている体勢のクロウをそのままブレーンバスターで持ち上げたり、側転からのバク転や延髄斬りで身体能力を誇示。
クロウのスリーパーからチンクラッシャーで脱出するとリングを飛び回り一気に勝負を決めた。


ローデス杯タッグ・クラシック二回戦
ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ ×-◯ ライノ&バロン・コービン
(エンド・オブ・デイズ)

まずはチャンパがライノと正面からしばき合い、交代したガルガノがライノ組を場外へ落とすと連続のトペを敢行。さらにチャンパがトップロープから場外へのプランチャを決め客席を沸かせた。
しかしライノがクローズラインでチャンパをなぎ倒し、コービンがスクラップバスターで叩きつけると形勢逆転。
解説のコリー・グレイヴスがコービンにブーイングが飛ぶ理由を「レスラーという仕事を舐めてるからだ」と一蹴する中、交代したガルガノが技を受け慣れていないコービンに次々と独創的な技を決める。
ガルガノはライノのゴアも跳躍してかわしたが、スクールボーイをカウント2.5で返したコービンのエンド・オブ・デイズにつかまり、健闘むなしく敗退した。


・NXTタッグ王座再戦へ

いつの間にかローデス杯の一回戦を突破していたボードビレインズが抱負を語っていると、前タッグ王者のブレイク&マーフィーとアレクサ・ブリスが割り込み、次週に再戦権を行使すると発表した。
なおビレインズが一回戦で破ったのがブレイク&マーフィーですでに2連敗している模様。


ベイリー ○-× サラ・ドブソン
(ベリー・トゥ・ベイリー)

女子王者として初登場のベイリーの相手は、以前ベッキー・リンチと対戦した際に名前すら紹介されなかったインディーレスラーのサラ。
意外にもサラが先制し一方的に技を決め続けるが、後転ネックロックをターンバックルにぶつけて強引に脱出したベイリーは、打撃を連発すると一息に勝利を奪った。

試合後、微妙に盛り上がらなかった客席に話しかけようとするとサーシャ・バンクスが闖入。
ザ・ボスはベイリーの実力を認め、王座戦が年間ベストバウト候補に挙げられるほど絶賛されたことも明かしたが「一度3カウントを奪ったくらいで並んだと思うな」と挑発。
ベイリーが「でも王者は私ですしおすし」と挑発し返すと、サーシャは「何回でも3カウントを奪って実力を証明する」と言い、事情を察した客席が試合形式を叫ぶ中、仲裁に現れたウィリアム・リーガルGMは特番で女子では史上初のアイアンマン戦を組むと発表した。

30分の間により多くのフォールかタップを奪った方が勝利するアイアンマン戦、欲を言えばシャーロットとサーシャでそれが観たかったが、名勝負製造機と化したサーシャが絡めば間違いなく面白くなるだろう。



2015/9/23のNXT #298 アスカ、渡米


カーメラ ×-◯ エヴァ・マリー
(カウントアウト)

歩く放送事故エヴァが前回の試合でカバーを返せなかったことに番組内でも触れてきたのには驚いた。
カーメラはエヴァを場外へ放り捨てるとクオリティの低いムーンウォークを披露したが、なんてことない片エビ固めやブレーンバスターにも手間取りながらエヴァがペースを握り、スモールパッケージに固められると前回の反省を活かしカウント1で急いで返す。
カーメラは技とも呼べないただの乱暴で逆襲に転じるもロープに逃げられ、場外へ落とされると頭を強打し、そのままカウントアウト負けを喫した。

ロープブレイクの際にはロープに引っ掛けた足元を映さず、またエヴァがカバーを返せなかったように見せかけたカメラワークは芸が細かかった。


ブル・デンプシー ×-◯ タイラー・ブリーズ
(ロープ悪用フォール)

デンプシーはブリーズの髪に狙いを定め、セットを乱しながら攻める。
ブル・フィットの効果か長時間の戦いでもスタミナは切れずにいたが、トップロープに登ったところで引きずり落とされ、ロープを悪用したカバーで強引にフォールを奪われた。


・アスカ(華名)がNXTと契約

ウィリアム・リーガルGMが「NXT史上最大級の契約」とヒデオ・イタミの時にも聞いたフレーズで華名を呼びこむ。
スーツにおかめの仮面を着けて現れた時にはアメリカこの野郎と思ったが、日本にいた頃からよく着用していた模様。
はじめは華名として現れたがすぐにリングネームを「アスカ」と改め、プヲタだらけの会場には当然のごとく好意的に迎えられた。

しかしそこにエマとデイナ・ブルックが闖入。一軍昇格したシャーロットとベッキー・リンチを「顔役の私達が追い出してやった」と事実と異なる表現で豪語し、アスカにリングを下りるよう命令。
アスカは脳筋デイナに「あんたバカァ?」ともエマに「でもあんた出戻りじゃん」とも言い返すこともなくおとなしく下がったが、去り際に意味深な笑みを浮かべていた。
それにしてもアスカに話題をさらわれてデビュー前のナイア・ジャックス某が気の毒である。


NXTタッグ王座戦
ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ) ○-× ブレイク&マーフィー
(ウィーリング・ダービッシュ)王座防衛

試合開始から間もなくブルーパンツが遅れて現れ、ブレイク組に帯同したアレクサ・ブリスを追放。
イングリッシュはブレイク組を一人で片付け勢いに乗りかけるが、エプロン直下バックドロップを被弾しグロッキーに。
ゴッチに交代し逆襲に転じたのも束の間、セントーンボムをブレイクの剣山で返されマーフィーのメテオラまで喰らったが辛うじてカバーを跳ね返すと、必殺のツープラトンでゴッチがブレイクをフォールしベルトを死守した。


・ローデス杯タッグ・クラシック二回戦へ

二回戦で激突するエンツォ・アモーレ&コリン・キャサディとフィン・ベイラー&サモア・ジョーが互いにVTRで挑発し合い放送が終了した。



2015/9/30のNXT #299 世界の中心でアイを叫んだけもの


ローデス杯タッグ・クラシック二回戦
フィン・ベイラー&サモア・ジョー ○-× エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ
(マッスルバスター→クー・デ・グラ)

まずは大柄なジョーとキャサディが正面からぶつかり合う。ビッグ・キャスはSTOを被弾するも大したダメージはなくビッグブートでジョーとフィンを続けざまに蹴り倒す。
さらにスクラップバスターからエンツォのスプラッシュを手助けする必勝パターンに持ち込むも、ジョーはカバーを返すどころかエンツォを抱えて立ち上がり自陣コーナーに押し込んだ。
タッチしたフィンが当たり損ないながらジョン・ウーでキャスを片付けると、ジョーのマッスルバスターからクー・デ・グラにつなげ、フィンがエンツォを仕留めた。
やけに短時間で決着したが放送では大幅にカットされたのだろうか。


アポロ・クルーズ ○-× ジョニー・ガルガノ
(ウーハー・コンビネーション)

スピードに優れた両者は激しく体勢を入れ替えながら技を浴びせ合う。
ロープ中段をすり抜けてのスピアーを命中させたガルガノがペースを握るも、クルーズは絞め技から持ち前のパワーで脱出。一気に必殺技につなげ勝利した。


・アスカの特番デビューが決定

ウィリアム・リーガルGMがエマとデイナ・ブルックが先週アスカに絡んだことを非難し、特番でデイナとの一騎打ちを組んだ。
それでもヘラヘラしている二人にアスカが獣のようなうなり声を挙げながら大技を決めている映像を見せると、二人の顔色は青ざめていった。
映像は二人だけが観ていたが、声だけ聞いていたら試合というか激しいセクロスにしか思えないのだが。


エマ&デイナ・ブルック ○-× ビリー・ケイ&ペイトン・ロイス
(デスバレードライバー)

まずは衣装を合わせてきたビリー&ペイトンが先制。エマに長滞空ブレーンバスターも浴びせるが、反則攻撃からビリーが捕まる。
長時間攻められ、ようやく交代したペイトンは長い脚を振り回し反撃するが、足を滑らせてクロスボディに失敗。
度重なる女子の放送事故に白けた空気が漂う中、エマの援護を得たデイナがペイトンをフォールした。


トマソ・チャンパ ×-◯ タイラー・ブリーズ
(アンプリティアー)

特番でアポロ・クルーズと戦うブリーズが、自らチャンパを指名し対戦へ。
序盤こそチャンパをからかうも、強烈な逆水平チョップとニーリフトを浴びると猛反撃へ。
しかし荒々しい打撃に動きを止められ、トップロープに足を掛けさせてからのパーフェクトショット、さらにローリングクローズラインを喰らい万事休すかと思われたがプランチャをドロップキックで迎撃し、とどめにまさかのアンプリティアーを決め逆転勝ちした。
それにしてもアンプリティアーどこから出て来た。


・ベイリー VS サーシャ・バンクスの予告VTR

番組の最後に、特番メイン戦に抜擢されたベイリーとサーシャの前回の王座戦のハイライトや、特訓風景をまとめた予告VTRが流された。



2015/10/7のNXT TAKEOVER:RESPECT #301


ローデス杯タッグ・クラシック準決勝
フィン・ベイラー&サモア・ジョー ○-× スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー
(マッスルバスター→クー・デ・グラ)

なお#300は特番の予告番組のため日本放送は無し。
連携に優るドーソン組がゴングと同時にフィンを蹴り落とすと、ジョーをつかまえ先手を取る。
フィンに交代されると一気に勝負を決められかけるが、隙をついて左脚にチョップブロックを浴びせると、徹底した足攻めでタップ寸前にまで追い込む。
エプロンのジョーをおびき出し、その隙にツープラトンも食らわせたがフィンはカウント3を拒否。
ようやくタッチできたジョーがワイルダーを一気呵成に仕留めると、フィンはとどめを懇願し必殺技でケリを付けた。

ちなみに放送されなかったトーナメントの他の試合結果は次の通り。
一回戦
ハイプ・ブロス ○-× マーカス・ルイス&アレクサンダー・ウルフ(アクセル・ティスチャー)
ボードビレインズ ○-× ブレイク&マーフィー
二回戦
ボードビレインズ ×-◯ スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー
ジェイソン・ジョーダン&チャド・ゲイブル ○-× ハイプ・ブロス


ローデス杯タッグ・クラシック準決勝
ジェイソン・ジョーダン&チャド・ゲイブル ×-◯ ライノ&バロン・コービン
(エンド・オブ・デイズ)

ジョーダンは持ち前の怪力で巨体のコービンや重量級のライノも軽々と抱え上げ、ゲイブルはライノのパワーに苦しむも多彩な腕関節技を駆使。
落ち武者みたいな髪型になりつつあるコービンは客席からの罵声に言い返しながらゲイブルを痛めつけるが、ライノが慣れないフライングボディプレスを自爆すると形勢逆転。
ジョーダンが躍動し、ゲイブルは後方回転エビ固めからのジャーマンスープレックスでコービンを綺麗に投げる。
だがライノがショートレンジのゴアをジョーダンに突き刺すと、ゲイブルのラ・ミスティカっぽい技を力任せに必殺技で返したコービンがフォールを奪った。


アスカ ○-× デイナ・ブルック
(アスカ・ロック)

WWE含めても久々の大物日本人女子の参戦とあり客席は熱狂。
完全にアスカを格上扱いで序盤から「アスカに殺されるぞ!」と叫び、ビンタを浴びたアスカが不敵に笑うと「これはヤバい!」と煽り立てる。
モデル体型のディーバたちと違う戦闘仕様のムチムチなレスラー体型が素敵なアスカは的確に客席を盛り上げつつ、鋭い蹴りと独創的な関節技でデイナを翻弄。
エマの介入から攻められる場面はあったが、一通り受けてやるともう後半はデイナの技にオートカウンタで関節技が発動する勢いで攻めまくり、カナ・ロック改めアスカ・ロックで快勝した。

試合後に絡んできたデイナも一瞬で蹴り倒し、こんな強キャラに設定しちゃって今後大丈夫だろうかと逆に心配になるほどだった。


アポロ・クルーズ ○-× タイラー・ブリーズ
(ブルーサンダーボム)

特番では噛ませ役を任され続けているブリーズは今回も有望新人を相手にさせられる。
まともな技では太刀打ち出来ないと判断したか、場外への投げ捨てやエプロンへの投げつけなど技とは呼べない技から、必殺技に昇格させて欲しいリーガルカッターとバックスタバーの合わせ技につなげ、シャープシューターで痛めつける。
クルーズの反撃も単発に封じ、ウーハー・コンビネーションも剣山で阻止したものの、ビッグブートで勢いを止められると、初披露のブルーサンダーボムで逆転勝ちされた。


ローデス杯タッグ・クラシック決勝
フィン・ベイラー&サモア・ジョー ○-× ライノ&バロン・コービン
(マッスルバスター→クー・デ・グラ)

そういえばダスティ・ローデスの息子コーディ夫人だったリングアナのエデン・スタイルズに呼び込まれ決勝が開始。
前の試合で左膝を痛めたフィンは入場曲に合わせてアピールする余裕もないが、まさかの先発を買って出る。
フェアに負傷箇所を狙わないライノに代わったコービンははなから左膝狙い。しかしドロップキックで蹴り倒され、すかさず交代したジョーの連打にさらされる。
コービンはネックハンギングボムで動きを止め、ライノとともにジョーを集中攻撃。
フィンにタッチされると流れを変えられかけたが、今度はライノが左膝を狙い撃ちまたも形勢逆転。
だが技の少ないコービンが二試合目も中盤で引き出しが空になり困り始めると、その隙に交代にこぎ着ける。
ジョーがゴアを被弾し窮地に陥ったがフィンのカットが間に合い、最後は必殺技のコンボでライノを沈め優勝を決めた。

表彰式にはゴールダストとスターダストの兄弟もこの日ばかりはダスティン&コーディの姿で駆けつけ、ダスティのテーマ曲「アメリカン・ドリーム」が流れる中、ローデス一家からトロフィーが贈られた。


NXT女子王座30分アイアンマン戦
ベイリー ○-× サーシャ・バンクス
(3-2)王座防衛

NXTはもちろんWWEのPPVではおそらく初のメインイベント、しかも初のアイアンマン戦と女子では初物尽くしの一戦。
どうでもいいがベイリーパパの人の良さそうな顔と正反対の両腕のタトゥーがえぐい。
ゴングと同時に「名勝負」チャントが飛び交う中、両者ともに最初の1分は雰囲気を味わうようにリングを練り歩く。
まずはサーシャが立て続けに丸め込みでフォールを狙うと、すぐさまベイリーも丸め込みの連続をやり返す。
コーナーにもたれたサーシャは助け起こされるとハグと見せかけベイリーを突き倒すが、それがかえって怒りを買いビーストモードのベイリーの猛攻を受ける。
だがレフェリーの視界を塞いだ隙にサミングからスクールガールで固め、まずはサーシャが1本奪った。

余裕を持ったサーシャはベイリーをロープ中段に固定しニードロップを狙うが、それを察知されるとコーナーの攻防からベリー・トゥ・ベイリーを浴び、すぐさま同点に追いつかれる。

しかしサーシャはベイリーをうまく鉄階段にぶつけると、場外に投げ捨てる→鉄階段にぶつけるのループから最後はエントランスの電光掲示板に叩きつけ、カウントアウトで1-2とした。

客席のベイリーの妹らしき幼女がガチ泣きする中、ザ・ボスはグロッキーのベイリーを攻め立てる。
しかし余裕綽々でボストンクラブに固めたところをウラカン・ラナの体勢で引っくり返され、2-2の同点にされた。

妹も泣き止み勢いを得たベイリーは一気に攻勢へ。ここからコーナーへの逆さ吊りがブームになりベイリーはエルボーを、サーシャはダブルニードロップを逆さ吊りの相手に投下。
サーシャは逆さ吊りへのスピアーを避けられコーナーに自爆すると、痛めた左肩を鉄階段やロープに連続で叩きつけられる。
さらにトペを難なく受け止められると場外でベリー・トゥ・ベイリーで投げられるが、カウント3は辛うじて逃れた。

同点のまま残り4分、雪崩式ベリー・トゥ・ベイリーが炸裂するがサーシャをロープ際まで転がしてしまいブレイクに逃げられる。
引き分けで終わったら王座防衛なのでは?という疑問が今さら実況陣の間で語られる中、ベイリーは前回特番でサーシャを脳天から落としてしまった雪崩式ハリケーンラナを敢行。しかしケツから落ちたサーシャは無事で、すかさず掟破りのベリー・トゥ・ベイリーからバンク・ステートメントへ。
しかしここで左肩負傷フラグが発動すると、ベイリーはマットにサーシャの左腕を叩きつけて脱出。
バックスタバーを初披露のアームバーで切り返すと、指折りと顔面踏みつけを加える荒業で残り4秒、強引にギブアップを奪いベルトを守った。

試合後、全スパスタとスタッフが現れ両者を祝福。花束を贈られたサーシャは泣き崩れ、HHHに讃えられたベイリーは感無量の表情を浮かべた。



2015/10/14のNXT #302 空気を読まない男達


・ベイリーの次の相手は

女子では史上初のアイアンマン戦でサーシャ・バンクスからベルトを守ったベイリーが登場。
ダスティ・ローデスへの感謝と女子部門の躍進を語っていると、アレクサ・ブリスがブレイク&マーフィーを引き連れ割り込む。
アレクサはねちっこい口調でベイリーを讃えると見せかけ、ベルトは似合わないからもらってあげると言い放った。


・サモア・ジョーがNXT王座に意欲

フィン・ベイラーとともにタッグトーナメントを制したジョーがNXT王座に意欲を見せた。
フィンは快諾したが居合わせたGMのウィリアム・リーガルはそれを許可せず、代わりに挑戦権を賭けたバトルロイヤルを決定した。


ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ) ○-× アンジェロ・ドーキンス&ソーヤー・フルトン
(ウィーリング・ダービッシュ)

これまてアマレス歴を前面に出していたフルトンが金髪モヒカンとシンプルな黒タイツにモデルチェンジ。個性は出たが雑魚臭が増している。
試合は序盤こそイングリッシュが捕まるも、コーナーに自爆しただけでフルトンの体力がゼロになると、交代したゴッチが一気にドーキンスを攻め立て、ツープラトンからイングリッシュがフォールを奪った。


ナイア・ジャックス ○-× イーヴィ
(スパインバスター)

PVが流れるのは早かったがアスカに先に話題をさらわれたナイアがようやくデビュー。
183センチ91キロの縦にも横にもでかい身体でニュージーランド娘のイーヴィを圧倒すると、スパインバスターで投げ捨て楽勝した。


NXT王座挑戦権争奪バトルロイヤル
勝者:アポロ・クルーズ

まずは優勝候補のサモア・ジョーがヒール勢に狙われる。なかなか脱落者が出ない中、アポロ・クルーズに最初に落とされたのはスティーブ・カトラー。クルーズは続けてダニー・バーチ、エリアス・サムソンとジョバー役ばかりを立て続けに落とすわかりやすい展開。
クルーズがさらに未契約のジョニー・ガルガノを投棄し、コリン・キャサディが旧マイク・ラリスことリディック・モスを片付け問題外のメンツがいなくなると目まぐるしく試合が動き出す。
キャサディがすかさずスコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダーに落とされ、ドーソン組も揃ってエンツォ・アモーレに落とされる。エンツォは喜んでいる隙にタイ・デリンジャーに投げ捨てられ、デリンジャーもブル・デンプシーにやられ、デンプシーはライノに落とされる玉突き展開で一気に参加者が減った。
モジョ・ローリーとザック・ライダーがバロン・コービンに落とされ、流れが落ち着きかけたCM前にコービンがここまで連携してきたライノを裏切り場外へ放り捨てた。

CM明け、契約外なのにずぶとく残っていたトマソ・チャンパがジョーに落とされいなくなっており、ジョーはさらにブレイク&マーフィーをまとめて排除。
誰も落としてないしすでにボロボロだがタイラー・ブリーズがスーパーモデルキックの連打でジョーに立ち向かうが返り討ちに。しかしエプロンに立ったジョーをブリーズは落としてしまう。
クルーズとコービンの一騎打ちになると観客は王者のフィンがフェイスだからどうせヒールのコービンが勝つだろうと察するも、クルーズは空気を読まずに延髄斬りの四連打でコービンをロープ際に追い込み、クローズラインで仕留めてみせた。

フェイス同士だしフィンとの間に日本つながり以外で因縁もないし、クルーズがベルトを奪うことは無いだろうな。



2015/10/21のNXT #303 新たな大物参戦


アスカ ○-× ビリー・ケイ
(アスカロック)

入場曲がついたビリーは、アスカの握手に応じると見せかけて蹴り飛ばすなどヒールの振る舞い。
長滞空ブレーンバスターで拍手を呼び込むとおなじみの肩固めへ入るが、アスカはミドルキックの連打で反撃に出ると、カウンタの腕ひしぎから高速のジャーマンで投げ捨て、必殺技でケリを付けた。


エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ ○-× スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー
(スモールパッケージホールド)

ドーソンは特番でフィン・ベイラーを苦しめたチョップブロックをエンツォに浴びせ、二人がかりで左脚を集中攻撃。
レッグロックに固められたエンツォをキャスが反則覚悟でカットに入るが、ドーソンはすかさずキャスをエプロンから突き落とす。
しかしエンツォのもとに戻ったところ、不意に丸め込まれて3カウントを奪われた。

試合後、ドーソン組はキャスにツープラトンを喰らわせうっぷんを晴らした。


ジェームズ・ストーム ○-× ダニー・バーチ
(8セカンド・ライド)

キャリア18年、WCWでも活躍しTNAではかのカート・アングルから1分足らずで世界王座を奪ったストームが電撃登場。
サモア・ジョーにも匹敵する大物の参戦に会場は熱狂。序盤はバーチに攻めさせてやる余裕を見せ、後半は連続で技を叩き込み必殺技でとどめを刺した。


・アポロ・クルーズが足跡を振り返る

バトルロイヤルを制しNXT王座への挑戦権を手に入れたクルーズが、子供の頃の思い出、WWEへの憧れ、母の愛情、父への反発などを語り、ドラゴンゲート時代の映像や写真も流された。


アレクサ・ブリス ○-× ペイトン・ロイス
(スパークル・スプラッシュ)

ペイトンも入場曲が付いたがオーストラリアン仲間のビリー・ケイと兼用の模様。
サーシャ・バンクスの後釜を狙いたいアレクサは傲慢な態度でラフファイトを展開するが、ペイトンは長い脚を活かした蹴り技とそつない試合運びで対抗。
好勝負に持ち込むが、アレクサのバク転からのダブルニードロップを浴びると飛び技で仕留められた。

試合後には改めて女子王座への意欲を語り、お供のブレイク&マーフィーに担ぎ上げられた。


ライノ ×-◯ バロン・コービン
(エンド・オブ・デイズ)

先週のバトルロイヤルでコービンに裏切られたライノが報復戦へ。
怒りの獣人は技を使わずパンチやキックだけで攻め立てるが場外で鉄階段にぶつけられる。
CMが明けると普通にプロレスを行い、スパインバスターからゴアを突き刺すがコービンはそれを返してしまう。
そして2発目のゴアを回避するとコービンは必殺技で叩きつけ、逆転勝ちした。



2015/10/28のNXT #304 増殖するオージー


エマ ○-× シャザ
(エマ・ロック)

初期のアレクサ・ブリスのような衣装で登場のシャザはNXTに増殖し続けるオージー娘の4人目くらい。
旧知のエマは挨拶代わりのドロップキックを顔面に浴びせると、反則を織り交ぜたファイトでシャザを圧倒。
危なげなく必殺技で料理した。


ジェイソン・ジョーダン&チャド・ゲイブル ○-× ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ
(投げ渡しバックドロップホールド)

まずはゲイブルが華麗な動きで客席を沸かせる。ジョーダンが怪力を見せればチャンパはハードヒットの打撃を、ガルガノは左腕を攻められながらも俊敏にキレのある技を浴びせる。
終盤、ジョーダンがチャンパの飛び膝とガルガノの延髄斬りによる挟み撃ちに、エプロンから飛んだガルガノのDDTを浴び万事休すも、ゲイブルのカットが間に合うとツープラトンでチャンパを仕留め逆転勝ちした。


ナイア・ジャックス ○-× ケイ・リー
(レッグドロップ)

ケンシロウのような肩パット付きの衣装で現れたナイアは、名前以外紹介されないスコットランド娘のケイにわりと苦戦。
身軽に飛び回るケイに撹乱されたが、ロープの反動で飛んだところを捕獲すると、乱暴なスパインバスターで叩きつけ、ついでにレッグドロップを投下しとどめを刺した。


NXTタッグ王座挑戦権争奪戦
エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ --- スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー
(ドーソン組が入場中に奇襲→試合不成立)

エンツォ組が入場中に背後からドーソン組が奇襲を仕掛けた。
ドーソン組はキャスの左脚に集中砲火を浴びせ、満足気に去っていった。


サモア・ジョー ○-× タイラー・ブリーズ
(コキーナ・クラッチ)

突然の一軍昇格を果たしたブリーズは、バトルロイヤルを妨害され怒り心頭のジョーから逃げ回る。
おびき寄せて先手を取るが、調子に乗ってトップロープ上に寝そべったところを蹴り落とされ、連打から場外へのトペを浴びせられた。
ブリーズはマッスルバスターをサンセットフリップに切り返し、スーパーモデルキックを喰らわせるがカウント2まで。
後方回転エビ固めに入ったのが運の尽き、そのままコキーナ・クラッチで絞め上げられタップした。



2015/11/4のNXT #305 さらば不知火


アスカ ○-× キャメロン
(アスカロック)

キャメロンは一軍所属でNXT初登場。プロレス経験は浅く、チアガール的な役割でデビューし、相棒のナオミに引きずられるように試合に出始め、ダンスやってた前歴と抜群の運動神経でそこそこの動きを見せている。

まずはアスカが挨拶代わりに、ビンタをつかんで腕ひしぎに移行する超絶技巧を披露。
序盤は一通りキャメロンに攻めさせてやると、ナオミの必殺技でもあるヒップアタックを連発で浴びせ逆襲開始。
高速の脇固めに裏拳3連打からスピンキック、ボマイェ気味のニーとつなげアスカロックで快勝した。

ロープに飛んだキャメロンを追いかけものすごい勢いで浴びせたヒップアタックは威力ありすぎ。
目にも止まらぬ関節技といい、他のディーバと比べ異次元の高速機動で、観客も楽しんでいる様子。


・次週タッグ王座戦が開催

スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダーに襲われたコリン・キャサディの負傷により、挑戦権争奪戦は流れてドーソン組のタイトル挑戦が決定した。
二人はキャスの負傷を報告したカーメラを挑発し、タッグ王者のボードビレインズに車椅子を贈呈した。


ブル・デンプシー ○-× アンジェロ・ドーキンス
(ダイビング・ヒッププレス)

ブルは減量効果から機動力を発揮して終始ドーキンスを圧倒。ほとんど何もさせずに圧勝した。
ドーキンスに同伴したソーヤー・フルトンは一切手出ししなかったが、試合後には相棒に悪態をつき去っていった。長らくジョバー役だった彼らにようやくプッシュが始まりそう。


エヴァ・マリー ○-× マーリー
(低空パーフェクトショット)

これがデビュー戦のマーリーはモデルも務める21歳の美女。タイラー・ブリーズの特番での入場時に何度か取り巻きとして登場しているらしい。NXTの契約下にあり今後も出番はあるだろう。
エヴァは当たりそこねのビッグブートを観客に「何だそりゃ!」と罵られながら、膝立ちのマーリーを新必殺技のパーフェクトショットで仕留めた。もうあの手伝ってもらってる感丸出しの不知火は見られないのだろうか…。


・エマとデイナ・ブルックが死に急ぐ

「アスカが怖いのでは?」と質問されたエマがNXTを代表して歓迎してやると豪語し、脳筋デイナは完敗したのに「またやってやんよ」と言ってのけた。


NXT王座戦
フィン・ベイラー △-△ アポロ・クルーズ
(バロン・コービンの乱入によりノーコンテスト)防衛成功

プロレスが上手いフィンと身体能力がとんでもないクルーズの手が合わないわけがない。
両者はリング狭しと躍動し得意技を喰らわせあい、互角に戦う。
終盤、高角度のリバース・ブラディ・サンデーからジョン・ウーを叩き込んだフィンがクー・デ・グラの体勢に入るも、クルーズは間一髪で回避しブートで反撃。すかさずフィンがペレキックを返し両者ダウンしたところで、バロン・コービンが乱入しノーコンテストとなった。
コービンはサモア・ジョーが駆けつけると撤退していったが、ジョーは不意にフィンに襲いかかるとマッスルバスターで叩きつけてしまった。

あまりに唐突に組まれたクルーズにとっては時期尚早すぎる王座戦だからうやむやな決着はしかたあるまい。
それにしてもプリンス・デヴィットとウーハー・ネイションが二軍とはいえWWEで王座を争ってるなんて感慨深すぎる。



2015/11/11のNXT #306 逆恨みジョー


タイ・デリンジャー --- バロン・コービン
(アポロ・クルーズが乱入→不成立)

コービンがリングに上がると、先週のNXT王座戦を台無しにされたクルーズが襲いかかり、試合は不成立となった。


ベイリー&ハイプ・ブロス(ザック・ライダー&モジョ・ローリー) ○-× アレクサ・ブリス&ブレイク&マーフィー
(ハイプライダー)

同性同士で戦うルールで、まずはアレクサがベイリーとの直接対決を要求。
ベイリーはコーナーに頭を叩きつけられるとビーストモードを発動し、逆にアレクサの頭をコーナーで弾ませ、早くも必殺技を狙うが逃げられる。
代わってモジョがマーフィーを攻め立てカバーするがアレクサがカット。ベイリーがアレクサを場外へ落とすと、アレクサはベイリーの女子王座ベルトを持ち逃げしてしまう。
怒り心頭のベイリーは割って入ったマーフィーを軽々とベイリー・トゥ・ベリーで投げ捨てアレクサを追撃。
フラフラになったマーフィーはハイプ・ブロスのツープラトンを喰らいライダーにフォールを奪われた。


ナイア・ジャックス ○-× ディオナ
(レッグドロップ)

プロレス歴1年半、21歳のディオナは果敢に正面から挑みかかるが、サモアンドロップやヘッドバッドなどサモア伝統の技を一通り浴び、スパインバスターのついでにレッグドロップを投下され完敗した。


・ベイリーとナイアが遭遇

ステージ裏でアレクサを追っていたベイリーは床に捨てられたベルトを発見。
肩に担いで歩いていると試合を終えたばかりのナイアと接近遭遇。
そこにアレクサが背後から襲いかかったが、落としたベルトをナイアが拾い上げるとすごすごと引き下がった。
でかいだけでなんとなくヒール扱いされているナイアだが、ベルトをベイリーに返し何もせず去っていった。


NXTタッグ王座戦
ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ) ×-◯ スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー
(裏膝十字固め)王座奪取

ローデス杯でビレインズを破りながら放送は無かったドーソン組が待望の王座戦へ。
地味ながら試合巧者の4人は堅実なレスリングを展開。まずはワイルダーが伝家の宝刀チョップブロックでイングリッシュの左脚を刈り取り先制。
コーナーへの叩きつけからインディアンデスロックまで多彩な技で足を攻め、いったんはゴッチへの交代を許したものの、ツープラトンを分断して防ぐと、ドーソンがレッグロックに固めたイングリッシュの脚にワイルダーがトップロープからストンピングを浴びせ、最後は必殺技でもなんでもない単なる裏膝十字固めでドーソンがイングリッシュをタップさせた。


・サモア・ジョーが激白

さすがの人気者もNXT王座戦を妨害したばかりとあって客席はブーイングで歓迎。
ジョーはフィン・ベイラーを襲撃した理由を、ローデス杯でタッグパートナーとして優勝させてやり、王座戦の要求も呑んだのにGMのウィリアム・リーガルが反対すると、それに意見を言わなかったからだと明かした。
完全な逆恨みだしだったらリーガルに文句言えよと誰もが思っているとフィンが登場。
レフェリー陣に制止されながらいつでも王座戦をやってやんよと挑発したが、ジョーに不意打ちからのコキーナクラッチで絞め落とされてしまった。



2015/11/18のNXT #307 玄関開けたら9秒でフォール


カーメラ ×-◯ ナイア・ジャックス
(レッグドロップ)

カーメラはこれまでナイアと戦ったジョバー役よりは粘ったものの、ハリケーンラナを軽々とキャッチされるとスパインバスターからのレッグドロップであっさり蹴散らされた。


ジェイソン・ジョーダン&チャド・ゲイブル ○-× アセンション(コナー&ビクター)
(投げ渡しバックドロップホールド)

ジョーダン組は自陣にコナーをおびき寄せると、代わる代わるショルダータックルを浴びせる。
しかしNXTでは謎の人気を誇るアセンションはパワーに物を言わせてゲイブルを捕獲。同じく自陣でツープラトンを攻撃を仕掛ける。
ゲイブルは二人を上手く場外に落としジョーダンと交代。反撃にあいビクターの強烈なミサイルキックでKOされるも、ゲイブルのカットが間に合うと、ビクターを孤立させツープラトンで逆転勝ちした。


エマ ○-× メアリー・ケイト
(エマロック)

一回り小さいナイアのような体格・衣装のケイトが攻めたのは序盤だけで、一方的にエマに仕留められた。
同伴しなかっただけでアスカを恐れてるからだと断定されるデイナ・ブルックがかわいそう。アスカ怖いけど。


スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー ○-× コリー・ホリス&ジョン・スカイラー
(フラップジャック+コードブリーカー)

初登場のホリス組は他団体でドーソン組と対戦経験があるとのこと。
ホリスは機敏な動きを見せるも、ドーソンがドラゴンスクリューで捕らえると徹底した左脚攻めが始まる。
長時間痛めつけられたホリスは辛うじて脱出しタッチするも、スカイラーは飛び出してきた勢いそのままにフラップジャック+コードブリーカーのツープラトンを浴びドーソンにフォールされた。
リングインから9秒で3カウントを奪われる素晴らしい出落ちだった。


NXT女子王座戦
ベイリー ○-× アレクサ・ブリス
(ベイリー・トゥ・ベリー)防衛成功

ブレイク&マーフィーを連れてこなかったアレクサは口ほどもなくベイリーに翻弄される。
場外乱闘からエプロンに叩きつけ形勢逆転したのも束の間、CMが明けるとまたも連続攻撃を浴びている。
コーナーを利用してのサンセットフリップで反撃するも、調子に乗った瞬間にビンタから必殺技を被弾し、因縁の戦いにしては随分と一方的に敗れ去った。

そして試合後、熱いブーイングを浴びながらエヴァ・マリーが登場。
大ブーイングにかき消されそうになりながら、いったい何の権限があってか来週の王座挑戦を表明した。



2015/11/25のNXT #308 エヴァが勝ったら暴動


・NXT王座戦の調印式

ウィリアム・リーガルGMが手術で欠場のため一軍実況のマイケル・コールが番組を仕切る。しばらく見ないうちにビンス・マクマホンにやけに似てきた。
調印式に先立ち、リーガル卿が認めなかったエヴァ・マリーの女子王座挑戦を上層部が決定したことを発表。
続いてNXT王者のフィン・ベイラーと挑戦者のサモア・ジョーを呼び込む。ジョーはリングに上がるやさっさとサインだけ済ませて帰っていってしまう。
フィンも済ませて去っていくと、エントランスでジョーが襲撃。リング上での攻防からコキーナクラッチで絞め落としてしまった。


NXTタッグ王座戦
スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー ○-× ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ)
(フラップジャック+コードブリーカー)防衛成功

タッグ王座をめぐり再戦。互いにツープラトンの必殺技を回避し合うも、ドーソン組がブラインドタッチから二度目のフラップジャック+コードブリーカーのツープラトンを成功させ、ワイルダーがイングリッシュをフォールした。

試合後、卑劣な襲撃で王座挑戦をフイにされたエンツォ・アモーレ&コリン・キャサディがドーソン組に報復した。


・エヴァ・マリーに友達ができる

王座挑戦を控えたエヴァがリーガル卿不在のGM室を占拠しインタビューに応じ、新たな友達としてナイア・ジャックスを紹介した。


アスカ --- デイナ・ブルック
(エマに襲わせる→試合不成立)

デイナはマイクアピールでアスカの注意を引きつけた隙にエマに背後から襲わせる。
即座に蹴り倒されたがダメージは浅く、再びエマが襲いかかりエマロックで絞め上げた。


アポロ・クルーズ ○-× ジェシー・ソーレンセン
(ブルーサンダーボム)

すでに二度NXTに参戦しているソーレンセンが初登場扱いで現れる。アメプロではよくあること。
ディーボン・ダッドリーの弟子と紹介されたソーレンセンは何発か打撃は見せたものの、ほとんどなすすべも無く敗れ去った。

試合後、クルーズは王座戦をブチ壊したバロン・コービンを挑発し対戦が決まった。


NXT女子王座戦
ベイリー ○-× エヴァ・マリー
(雪崩式ベイリー・トゥ・ベリー)防衛成功

ゴリ押しによる挑戦決定、ナイアのセコンド入りに続き、上層部の意向で上級レフェリーのチャールズ・ロビンソンが立会人として登場。エヴァにベルトを獲らせるためのお膳立てが整えられる。

ゴング前から「エヴァが勝ったら暴動」というもっともなチャントが飛ぶ中、ベイリーは序盤戦でいきなりベイリー・トゥ・ベリーを炸裂させる。
しかしピンフォール寸前でナイアがレフェリーを引きずり下ろして排除。なぜか反則裁定は下らずロビンソンが代役として試合を続行する。
ナイアの介入もあり劣勢に立たされたベイリーは、ロビンソンに抗議した隙に不知火を浴びるがなんとか返す。
ロビンソンもエヴァと衝突してリング下に転げ落ち、レフェリー不在の中トップロープに上がったエヴァはちんたらしている間にベイリーのエルボーを浴びてフラフラに。
いったんはナイアが阻止に入るもなんとか排除し、1分近く間が空いたのにエヴァはまだエルボー一発でグロッキーで、雪崩式の必殺技で放り捨てられると、元のレフェリーがタイミングよく駆けつけカウント3を叩いた。

試合後、疲労困憊のベイリーをナイアが襲い、新たな挑戦者に名乗りを上げた。



2015/12/2のNXT #309 絶対痛いハイキック


タイ・デリンジャー ×-◯ バロン・コービン
(エンド・オブ・デイズ)

コービンは2週後のロンドン公演でのアポロ・クルーズ戦を前に、クルーズの乱入で流れたデリンジャーを迎え撃つ。
勝負を急がず痛めつけるが、中盤からはデリンジャーも反撃。二段階スーパーキックでカウント2まで追い込むなど健闘したが、プランチャを平然と受け止められ必殺技で仕留められた。


ブルーパンツ ×-◯ ナイア・ジャックス
(レッグドロップ)

お役御免かと思われたブルーパンツが新曲を引っさげ久々に登場。前の曲のほうが絶対良かった。
しかしクローズラインを前転でかわしポーズを決めたのが気に障ったか、ナイアに必要以上に痛めつけられ、サモアンドロップからのレッグドロップで惨敗した。


ジェームズ・ストーム ○-× アダム・ローズ
(ラストコール)

一戦したものの去就が不明で、インディー団体のポスターにNXT所属と書かれていたから契約したのでは?と噂され、でもアメリカ人そのへん絶対適当だしインディーのポスターなんて厳密に考えずに刷ってるだろと思われていたストームがNXTに帰還。
中盤戦はローズに攻めさせてやる余裕を見せ、必殺のラストコール(スーパーキック)で快勝した。


ジェイソン・ジョーダン&チャド・ゲイブル ○-× ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ)
(投げ渡しバックドロップホールド)

4人がそれぞれの持ち味を出しあい、イングリッシュが王座戦で負傷した左脚を狙われるも、ショルダースルーでゲイブルを場外へ投擲。
自陣に孤立させるが一本背負いで抜け出したゲイブルがタッチに成功すると、躍動したジョーダンが一息にビレインズを追い詰め、必殺ツープラトンでゴッチを仕留めた。

試合後、ジョーダン組は敬意を示し握手を求めるも、不振のビレインズはそれを無視して去っていった。


エマ ○-× リヴ・モーリー
(エマロック)

マーリーの名でエヴァ・マリーと対戦したリヴが新たなリングネームで登場。現NXTディーバの中で一番かわいい。
エマは久々にディル・エマ(タランチュラ)を披露し、テキサススープレックスからポール・バーチル式のカーブストンプと珍しい技をつなげ、必殺技で勝利した。

試合後、サンドバッグを蹴るアスカが映され、ロンドンでの対戦が決まった。


トマソ・チャンパ ×-◯ サモア・ジョー
(コキーナクラッチ)

まだ契約の残っていたチャンパの「ジョーの紹介で妻と出会った」というほのぼのエピソードが出されるが今のヒールなジョーには逆効果。
ドSの両者は全力のビンタの張り合いから延髄斬りや、プロレスにあるまじき鈍い音を立てて突き刺さるハイキックを容赦なく決め合う。
最初はブーイングを浴びせていた観客もハードヒットの打撃や説得力抜群のパワーに見せられ、次第にジョーを応援。
最後はマッスルバスターからコキーナクラッチでチャンパをタップさせた。



2015/12/9のNXT #310 大事なことだから2回言いました


エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ ○-× コリー・ホリス&ジョン・スカイラー
(エンツォのスプラッシュ)

エンツォ組はタッグ王者スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダーとの試合を前に、ドーソン組が3週前に快勝したホリス組と対戦。
前回9秒しか出番のなかったスカイラーが先発で出るもキャサディに圧倒され、代わったホリスもイーストリバー・クロッシングからエンツォのスプラッシュにつなげられ、エンツォ組が圧勝した。


アスカ ○-× ディオナ・プラッツォ
(後ろ回し蹴り→レフェリーストップ)

アスカは高速のリングワークでプロレス歴1年半のディオナを圧倒。
勢いで自分も倒れ込むヒップアタックを浴びせたところでエマ&デイナ・ブルックが姿を現し気を取られるが、振り向きざまに後ろ回し蹴りを喰らわせKO勝利した。


ハイプ・ブロス(ザック・ライダー&モジョ・ローリー) ○-× ブレイク&マーフィー
(ハイプ・ライダー)

モジョは中邑真輔を大胆にパクリ、ロープをつかんでは震えてみせる。
連携で勝りエルム街の悪夢のフレディのコスプレで合わせてきたブレイク組がライダーを孤立させるが、モジョに交代されると形勢逆転し、ツープラトンからブレイクがライダーにフォールされた。


ベイリー ○-× ペイトン・ロイス
(ベイリー・トゥ・ベリー)

ペイトンは打撃主体でベイリーを苦しめ、カウント2を奪うまで追い込んだものの、その直後に必殺技を被弾しあえなく敗れ去った。

試合後、タイトル挑戦の決まったナイア・ジャックスがエヴァ・マリーを伴い登場。ブーイングにかき消されそうになりながら抱負を語った。


フィン・ベイラー&アポロ・クルーズ ×-◯ サモア・ジョー&バロン・コービン
(コキーナ・クラッチ)

ジョーはフィンと、コービンはクルーズとの対戦を避ける心理戦を展開。
ようやく直接対決の機会を得るとフィンはジョーをスピードで翻弄。スリングブレイドからジョン・ウーを喰らわせクー・デ・グラの体勢に入るも、コービンに突き落とされると豪快なデスバレーボムを浴び、コキーナ・クラッチで絞め上げられ泡を吹いて失神してしまった。

何度でも言うが王座戦の直前に当事者同士で決着させるアメプロはもったいぶらない。



2015/12/16のNXT TAKEOVER -LONDON- #312 


アスカ ○-× エマ
(後ろ回し蹴り)

タイトル通り初のロンドンでの特番。#311はいつものように特番事前番組のため省略。
ロンドンでも人気絶大のアスカが高速のハンマーロックとエプロンから場外へのヒップアタックで先手を取るが、デイナ・ブルックの介入を機にエマが長時間にわたり攻め込む。
アスカは強烈な打撃を連発し反撃に転じるも仕留め切れず、逆にエマロックの体勢に入られる。だがそれをアンクルロックで切り返し必殺のアスカロックを狙うが、エマはレフェリーをコーナーにぶつけて阻止。(敗北フラグ1)
その隙にデイナが凶器を渡し(フラグ2)アスカはそれを奪うも蘇生したレフェリーに目撃され(フラグ3)警告を受ける。背後からエマが丸め込む(フラグ4)も2カウントで返し、すかさずアスカロックに固めタップさせるがデイナがレフェリーを引きつけ無効に(フラグ5)され、抗議するアスカを背後からエマは凶器で殴ろうとする(フラグ6)も振り向きざまの回し蹴りが一閃し、6本の敗北フラグをへし折りアスカが勝利した。


NXTタッグ王座戦
スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー ○-× エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ
(雪崩式フラップジャック+コードブリーカー)防衛成功

ワイルダーのクローズラインを鉄柱に自爆させ、エンツォ組が左腕を攻めるが、ドーソン組はエンツォを捕らえると左腕攻めをお返し。
ようやく交代するとビッグ・キャスが暴れ回るが負傷明けの左膝を突かれ、ワイルダーに裏膝十字で固められる。
自力でロープに逃れると逆襲に転じ、エンツォのスプラッシュでワイルダーを押しつぶすが、ドーソンのカットが間に合うと、トップロープ上のエンツォを捕らえ雪崩式の必殺ツープラトンでベルトを守った。
終盤の一進一退の攻防は見応えがあった。


アポロ・クルーズ ×-◯ バロン・コービン
(エンド・オブ・デイズ)

序盤、コーナーで飛び上がったクルーズを場外の鉄階段へ落下させ、コービンが一方的に攻め続ける。
パワーボムの体勢から抜け出しクルーズは反撃に移るが、スタンディングムーンサルトを返され、最近の必殺技にしているブルーサンダーボムもロープをつかんでこらえられると、必殺技で沈められ初敗北を喫した。


NXT女子王座戦
ベイリー ○-× ナイア・ジャックス
(ギロチンチョーク)防衛成功

好感度ゼロのエヴァ・マリーを連れてくることのデメリットに気づいたのかナイアは一人で入場。圧倒的な体格差でダウンすら容易に許さず、ベイリーにほとんど何もさせない。
しかし不屈のベイリーはサモアンドロップ3連発からのレッグドロップ、ギロチンエースクラッシャーからのレッグドロップ3連発を返し、スーパープレックスを狙ったナイアの首をギロチンチョークで捕獲。
スパインバスターで投げ捨てられるも不用意に近づいたところに再度ギロチンチョーク。これもスパインバスターで剥がされるが、学習能力の無いナイアはまたも無防備に近づいたところをギロチンチョークで固められあえなくタップした。
いくらなんでも脳筋すぎるだろナイア。


NXT王座戦
フィン・ベイラー ○-× サモア・ジョー
(クー・デ・グラ)防衛成功

念入りなボディペイントにシルクハットをかぶったフィンはホラー演出でノリノリで登場。背中にはビッグベンと怪人が描かれている。
フィンは場外で鉄階段へのジョン・ウーからクー・デ・グラで早期決着を狙うが、ジョーはそれをかわしスパインバスターで場外マットへ叩きつける。
そこからはジョーの独壇場と言っていい内容で、驚異的なスピードで多彩な技を次々と決める。
たっぷり7~8分はなすすべもなく猛攻を受けていたフィンはDDTから反撃に転じ、背中にクー・デ・グラも突き刺すがカウントは2まで。
ジョーもペースを握らせず重く早い一撃を返し、コキーナクラッチに入ろうとするが脱出したフィンは胸にフットスタンプを返す。
最後はジョン・ウー3連発でなぎ倒し、なおも蘇生しマッスルバスターを狙うジョーを逆水平チョップで落とした所に必殺技を浴びせ、フィンが辛くも勝利した。

ベルトこそ移動しなかったがクルーズ、ナイア、ジョーとここまで無敗の3人が揃って初黒星を喫する激しい内容だった。

なおWWEネットワークの日本対応によりこれが最後の放送となるが、そのお知らせは一切なかった。



2015/12/23のNXT #313 サミ・ゼイン復帰


日本放送が終了し字幕なしで視聴しているのでマイクアピールその他は詳細不明のためあしからず。


4WAYタッグ戦
◯ ジェイソン・ジョーダン&チャド・ゲイブル × ブレイク&マーフィー ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ) ハイプ・ブロス(ザック・ライダー&モジョ・ローリー)
(投げ渡しバックドロップホールド)

今週も英国ロンドンからの放送で特番の前座試合の模様。
1対1で戦い、対戦相手以外のチームの誰とでも交代でき、最初にフォールかタップを奪ったチームの勝利となるルール。
先発はシャーロック・ホームズに扮して入場したイングリッシュと人気絶頂のゲイブル。
声援に後押しされゲイブルが多彩な技で敵を翻弄。ブレイク&マーフィーの連携から孤立させられるも、ジョーダンとの交代にこぎ着けると、ジョーダンがほとんど一人で他の6人を駆逐し、最後はツープラトンでブレイクを仕留めた。


ブル・デンプシー ×-◯ エリアス・サムソン
(ダイビングエルボードロップ)

長らくジョバー役だったサムソンにようやくのプッシュ。
試合前からPVが流され、ギターを担ぎドリフター(放浪者)の二つ名で紹介される。
まずはデンプシーが軽快な打撃で攻め立てるが、サムソンのニーパット一発で昏倒。じっくりとトップロープに上がると何の変哲もないエルボードロップで勝利した。


サミ・ゼイン ○-× タイ・デリンジャー
(ヘルーバキック)

一軍デビュー戦で不運にも重傷を負ったゼインが半年ぶりに復帰。まずはNXTから再起を図る。
デリンジャーは当然のごとく負傷明けの左肩を狙い撃ち。ブランクのあるゼインを相手に優勢に進める。
しかしゼインは鋭いクローズラインの連打で反撃に乗り出すと、タイツ掴みフォールやスーパーキックで危ない場面もあったが、掟破りのヘルーバキックを受け止めエクスプロイダーでコーナーに叩きつけ、本家ヘルーバキックでとどめを刺した。



2015/12/30のNXT #314~315


#314~315は2015年を振り返る放送のため割愛。
11月5日に収録された試合がボーナストラックで流されたのでそれだけ紹介する。


アポロ・クルーズ ○-× タイ・デリンジャー
(ウーハーコンビネーション)

会場は2016年レッスルマニアが行われるテキサス州ダラスのAT&Tスタジアムの模様。背後にアメフトのフィールドやゴールが見える。
試合はデリンジャーが関節技でクルーズをコントロールし、鋭いスーパーキックも浴びせるも、立ち上がると同時に延髄斬りを喰らわせたクルーズが、必殺コンビネーションで逆転勝ちした。

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