2015/7/1のNXT #285 アメプロはもったいぶらない
ヒデオ・イタミの負傷により日本放送は休止したが、現地放送は観られるのでこの感想は続行できる。ただし英語はわからないため適当に訳しているのであしからず。
ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ) ○-× スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー
(ゴッチのアッパーカット→イングリッシュのネックブリーカー)
地味だが連携に優れるドーソン組がゴッチを孤立させるも、隙をついて交代されるとイングリッシュに二人まとめて料理され、いつものツープラトンからゴッチがワイルダーをフォールした。
バロン・コービン ○-× タッカー・ナイト
(エンド・オブ・デイズ)
体格ならコービンにも匹敵するナイトはロックアップは互角だったものの、やはり1分足らずで料理された。
・次週、タッグ王座挑戦権争奪戦へ
ボードビレインズとエンツォ・アモーレ&コリン・キャサディがウィリアム・リーガルGMにタッグ王座挑戦への意欲を語る。
4人いっせいにがなり立てられたリーガル卿は、次週に両チームを戦わせ、勝者にタッグ王座への挑戦権を与えると裁定した。
・フィン・ベイラーが足跡を語る その3
フィンが自らこれまでの足跡を振り返る特集の第三回。怪奇風メイクについて、プリンス・デヴィットがフィン・ベイラーになるまでの経緯、NXTでのデビューからの快進撃などが語られたようだ。
・エヴァ・マリーのスパーリング
NXT参戦を望むエヴァのスパーリングをリーガル卿が視察した。
隣に並んで見ているのはNXTディーバトレーナーのサラ・アマート(サラ・デル・レイ)のようだ。おそらく初登場。
カーメラ ×-◯ エマ
(エマロック)
ヒールな戦い方を勉強中のエマは、髪をつかんだりロープブレイクを悪用したりと基本をおさえて試合を展開。
観客の支持を得てフェイスターンしたが元はヒールのカーメラは、手荒い肘打ちや足蹴りで対抗し、エッジ・オー・マチック気味な技でエマを後頭部から叩きつけるも、レッグシザーズで倒され、ちんたらしたエマロックに固められあえなくタップした。
・リーガル×デンプシー
ブル・デンプシーがお菓子を買おうとしたが自販機が故障しており、激怒してイスを叩きつけようとしたところ、リーガル卿に阻まれたしなめられた。
デンプシーの口元の汚れを指ですくい取り、舐めて味を確かめていたが、リーガル×デンプシー! そういうのもあるのか。
タイラー・ブリーズ ○-× タイ・デリンジャー
(ビューティーショット)
序盤戦は元一軍(※ただし未勝利)の貫禄でデリンジャーが圧倒。
しかし猛攻を切り抜けたブリーズがビューティーショット一発でケリを付けた。
フィン・ベイラー&サモア・ジョー ○-× ケビン・オーエンズ&ライノ
(クー・デ・グラ)
この4人が顔を合わせただけで起こるワクワク感は最近のマンネリ一軍では久しく味わえない。一軍に必要なのは新旧取り合わせたニューカマーなんだよ。
ジョーの力士ばりの巨躯から繰り出される身軽な打撃は、どこか現実離れしていて格ゲーでも見ている気になる。
フィンとオーエンズは日本での大一番を前に出し惜しみせず正面からぶつかり合い、ライノは体勢が酷く崩れた超長滞空ブレーンバスターで客席を沸かせる。
オーエンズはフライングショルダーから始まるジョン・シナのムーブを完コピし、AA(アティテュード・アジャストメント)の体勢に入るも、フィンは素早く脱出しスタンディングのクー・デ・グラを突き刺す。
最後は4人入り乱れた混戦の末にライノのゴアがオーエンズに誤爆。フィンは動揺したライノをジョン・ウーで吹っ飛ばしオーエンズにぶつけ、クー・デ・グラでとどめを刺した。
大一番を前に当事者同士で決着させる。日本よこれがアメプロだと言わんばかりの、何一つもったいぶらない好試合だった。
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