NXT感想 2017年1月~6月



デビュー・入団


01月:キリアン・デイン サラ・ブリッジス(サラ・ローガン) メイシー・エヴァンス(レイシー・エヴァンス)
02月:カシアス・オーノ(再契約) タイラー・ベイト ピート・ダン マーク・アンドリュース
03月:ルビー・ライオット
04月:アリスター・ブラック キンバリー・フランクル(アビー・レイス) ディラン・マイリー(ラーズ・サリバン) ドリュー・マッキンタイア(復帰)
05月:セザル・ボノーニ ビアンカ・ブレア ビクトリア・ゴンザレス(ラクエル・ゴンザレス)
06月:ラウル・メンドーサ



一軍昇格


01月:
02月:サモア・ジョー
03月:オースチン・エリーズ
04月:エリアス・サムソン スコット・ドーソン タイ・デリンジャー ダッシュ・ワイルダー 中邑真輔
05月:
06月:



解雇・退団


01月:
02月:
03月:
04月:クリス・アトキンス
05月:
06月:



2017/1/4のNXT #371 オーストラリア公演完全版


12/14に一部放送したオーストラリア公演の完全版。NXT王座戦の放送を優先したのだろうが順番が無茶苦茶すぎる。

ティノ・サバテリ&リディック・モス ×-◯ ザ・リバイバル(スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー)
(シャッターマシーン)

体格で勝るフットボーラー組はなぜかグラウンドで勝負を挑む。
ツープラトンが全く息が合わずじたばたし、サバテリに至ってはワイルダーに普通にクローズラインをすればいい場面で、なぜか自分が喰らおうとして倒れ観客に失笑される始末。
意外と長尺の試合になったが、最後は場外に引きずり出され顔を打っただけでサバテリがKOされた隙に、必殺ツープラトンからドーソンがモスをフォールした。


タイ・デリンジャー&バディ・マーフィー ◯-× ボビー・ルード&エリアス・サムソン
(タイ・ブレーカー)

かつてないほど試合前のギター独奏が盛り上がったサムソンだが、普通に入場したルード、オージーのマーフィー、パーフェクト10に全て持って行かれる。
サムソンの入場からCMを挟み9分30秒掛かってようやく試合開始。
客席を沸かせ笑いのツボも心得たルードが攻守両面で光るも、地形効果を得たマーフィーが痛めつけたサムソンをデリンジャーが仕留めた。


3WAY戦
◯ エンバー・ムーン リヴ・モーガン × ビリー・ケイ
(フライング・スタナー)

3人ともほとんど動きを止めない目まぐるしい展開。
エンバーをスーパープレックスで投げようとしたリヴをビリーが捕獲し、パワーボムで叩きつけるもカウント2。呆然としたビリーはトップロープに陣取るエンバーの存在を忘れてしまい、振り向きざまに必殺技を被弾し故郷に錦を飾れなかった。


NXTタッグ王座戦
#DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ) ◯-× TM61(シェイン・ソーン&ニック・ミラー)
(スーパーキック+ニーパット)防衛成功

故郷のオーストラリアにもカタカナの「シェイン・ヘイスト」タオルを持ち込み、口にくわえてぶら下げるソーンの日本愛に乾杯。
中盤、チャンパをスーパープレックスで捕らえたソーンをミラーがパワーボムで投げる、2階建てのスーパープレックスは珍しくないが、シットダウン形式でパワーボムを掛けるのは新しい。ソーンへのダメージを倍増させてどうするんだ。低くなった分チャンパへのダメージは減ってそうだし。
必殺技級の一撃を返し合う互角の攻防から、最後はツープラトンを叩き込みチャンパがミラーをフォールしベルトを守った。

試合後、観衆がTM61に温かい拍手を贈ると、DIYの二人も引き返し、TM61の腕を掲げ健闘を讃えた。


NXT王座ケージ戦
中邑真輔 ◯-× サモア・ジョー
(キンシャサ)防衛成功

メイン戦の感想は#368で書いたため割愛する。



2017/1/11のNXT #372 アスカに殺されるぞ


ビリー・ケイ&ペイトン・ロイス ◯-× サラ・ブリッジス&メイシー・エヴァンス
(ビリーの膝に顔面叩きつけ)

番組冒頭、駐車場でオージー組がアスカを襲い、ジュースを頭から掛ける事案が流される。

サラは契約前にサラ・ドブソンの名で3回登場済。初登場のメイシーともども正式なロスターながら、ここではやられ役。
サラに見せ場はあったが、ビリーの立てた膝に顔面を叩きつけるツープラトンからペイトンにフォールされた。

試合後、負傷を押してアスカが報復に現れるが返り討ちにあっていると、ニッキー・クロスが乱入しオージー組はもちろんアスカも蹴り倒した。


エリアス・サムソン ◯-× ジェイ・クルーズ
(クロスローズ)

2度目の登場となるプエルトリコ人のクルーズを必要以上にいたぶりサムソンが勝利した。
必殺技はブレーンバスターの横回転からクロスローズに代わった模様。


オニー・ローキャン ×-◯ アンドラーデ・シエン・アルマス
(ハンマーロックDDT)

大阪公演で番狂わせを演じたローキャンが連勝を狙い、動きっぱなしの高速の攻防を繰り広げる。
だがアルマスはロープブレイクでレフェリーにローキャンを止めさせると、隙を突いた低空ドロップキックから必殺技を浴びせ、勝利をかすめ取った。


NXTタッグ王座戦
#DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ) ◯-× ザ・リバイバル(スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー)
(スーパーキック+ニーパット)防衛成功

NXT史上最も手の合うタッグ戦は今日も絶対面白い。
左膝を集中攻撃されたガルガノのダメージが深刻で、交代したチャンパは孤軍奮闘を強いられ、ガルガノは終始、足を引きずる劣勢。
場外フェンスにトペで頭から突っ込もうが、タイムキーパー席に相手もろとも飛び込もうが決定打にはならず、白熱した攻防が続いた末、最後は二人まとめてツープラトンを喰らわせ、ガルガノがドーソンをフォールし決着した。

試合後、疲弊したDIYをオーサーズ・オブ・ペインが襲撃し宣戦布告した。



2017/1/18のNXT #373 グロリアスな柴犬


ニッキー・クロス ◯-× ケネディ・ルイス
(ゴールデンルール)

特番でオージー組とともに4WAY戦でアスカの女子王座への挑戦が決まったニッキーが、インディで王座に数回輝き一回りはでかいケネディをものともせずラフファイトで圧勝した。


ロデリック・ストロング ◯-× スティーブ・カトラー
(ショットガンキック)

不遇のカトラーがペースを握ったのは短時間で、ストロングのスピードにいいように翻弄され敗れ去った。

試合後、ストロングは大胆にもNXT王座への意欲を口にした。


・タイ・デリンジャーをSAnitYが勧誘

デリンジャーがマイクアピールをしているとSAnitYが割り込み、エリック・ヤングがジャケットを差し出し勧誘。そのソーヤー・フルトンが着てたジャケットはお前がつばを掛けたヤツだぞ。
デリンジャーはジャケットを捨てると「10」を見せつけヤングを殴打。しかしSAnitYに再三にわたり協力する巨漢が現れ、片翼の天使を浴びせてしまった。
それを見たヤングはジャケットを巨漢ことキリアン・デインに渡しメンバーに迎え入れた。


TM61(シェイン・ソーン&ニック・ミラー) ◯-× ザ・リバイバル(スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー)
(ロールアップ)

リバイバルが順調にソーンに集中攻撃を浴びせ、ミラーに交代されてもすかさず捕獲しツープラトンを仕掛けようとしたが、場外からソーンがワイルダーの足をつかみ阻止すると、ミラーがドーソンを丸め込みあっさりフォールを奪った。

納得の行かないリバイバルは試合後にTM61を襲い、ソーンの左脚を負傷させてしまった。


・NXT王座戦の調印式

ウィリアム・リーガルGM立ち会いのもと、中邑真輔とボビー・ルードがNXT王座戦の調印式を行う。
ルードが長広舌で先制するが、中邑は「お前は柴犬に似ているから好きだ」と返し「シバイヌ!」チャントを引き出す。より正確に言うなら豆柴に似ている。
中邑はルードのグロリアスを止めると自らグロリアスも披露し、前哨戦を制した。



2017/1/25のNXT #374 事故確率90%


エンバー・ムーン ◯-× リヴ・モーガン
(フライング・スタナー)

女子王座戦に絡めなかった2人による次期挑戦者決定戦のような試合。
エンバーはリヴの光の輪をアレンジし、スモールパッケージホールドで延々と回転。
リヴはフィニッシャーにもなったことのあるフロントネックロックで固めるが、怪力で場外へ投棄されると、リングに放り込まれすかさず必殺技でとどめを刺された。

エンバーは倒れたリヴを助け起こす余裕を見せ去っていった。


ノー・ウェイ・ホセ ◯-× コナ・リーブス
(パンチ)

ジョバー役脱出も近いリーブスは腰振りダンスや、ホセをサーフボードに見立てての踏みつけなど、おちゃらけたムーブを返すも、最後は高く跳ね上げられたところにパンチを浴び敗北した。

試合後、エリアス・サムソンがギターを弾きながらホセに絡む。対戦が実現したら高確率で放送事故が見られそうでワクワクする。


エリック・ヤング ◯-× クリス・アトキンス
(ヤングブラッド)

以前モジョ・ローリーに10秒で負けかけたアトキンスが正式契約し登場。
しかしいいところはなく、雑にパーフェクト10をパクりながらヤングが圧倒し、ヤングブラッドも雑にただのぶっこ抜きジャーマンで落として快勝した。


・女子王座戦を行う4人が顔合わせ

特番でNXT女子王座戦を行うアスカ、ビリー・ケイ、ペイトン・ロイス、ニッキー・クロスがウィリアム・リーガルGM立ち会いのもと顔合わせ。
しかし3人に襲われた経験を持つアスカは入場曲を無視してリングに駆け込み、ニッキーとにらみ合い。
背後から隙を狙ったオージー組を返り討ちにすると、男の警備員を蹴散らしながら乱闘し、最後はニッキーが警備員もろともアスカにトップロープからプランチャを浴びせ、オージー組をドン引きさせた。



2017/1/28のNXT TAKEOVER SAN ANTONIO #375


タイ・デリンジャー ×-◯ エリック・ヤング
(ヤングブラッド)

ヤングは自分のジャケットを渡し最後のチャンスを与えるが、当然デリンジャーはそれを拒絶し、ジャケットで視界を奪ってから先制。
終盤にはSAnitYに乱入されるもアレクサンダー・ウルフとヤングに立て続けにタイ・ブレーカーを喰らわせる。しかしウルフがヤングの脚をロープに掛けブレイクの判定。
デリンジャーは取り巻きをドロップキックで吹き飛ばすが、エプロンに出た隙を突かれ、ヤングブラッドを被弾しあえなく敗北を喫した。


ロデリック・ストロング ◯-× アンドラーデ・シエン・アルマス
(ショットガンキック)

ほとんど因縁がないけど、先週アルマスがインタビュー中のストロングを殴りつけ無理やり抗争に仕立てた一戦。
アルマスはロープを利用しての宙吊り腕ひしぎで左腕を捕らえると、執拗な腕責めを展開。
しかしストロングは二段階式のムーンサルトを回避すると、片手一本のバックドロップから反撃に乗り出し、アルマスをも上回るスピードと強烈なバックブリーカーで反撃。
互いに相手の得意技を事前に潰し合うカウンター合戦が終盤まで繰り広げられ、最後はストロングがアルマスの顎を打ち抜き熱戦を制した。


NXTタッグ王座戦
#DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ) ×-◯ オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー)
(ボール&ギャグ)王座奪取

チェーンを客席に放り込むわ、連続で相手を頭から落とすわでガチで怒られたのか、ペインは久々の登場。
レーザーはなんとかの一つ覚えのように序盤から執拗にパワーボムを狙うが、簡単に切り返される。◯技を狙うならまず□技や×技で体力を削らないと。
セコンドのポール・エラリングから助言をもらったのか、ペインは小技にシフトしてガルガノに集中砲火。
交代したチャンパはペインを代わる代わるジャーマンでぶん投げ、強烈な打撃を喰らわせ、DIYがザ・リバイバルを葬ったステレオの関節技に捕獲。しかしガルガノ・エスケープに捕らえられたレーザーが怪力で持ち上げて、エイカムに前転アームバーを仕掛けるチャンパの上に投棄。
これが勝負の分かれ目となり、ペインはDIYの必殺ツープラトンを念願のパワーボムに切り返すと、レーザーがチャンパを必殺技で仕留めてベルトを奪ってしまった。


・セス・ロリンズが乱入

初代NXT王者のセス・ロリンズが突如としてリングに現れ、会場に来ているNXT責任者で抗争中のHHHを呼び出す。
しかしHHHは相手にせず、警備員を呼び出すと去ってしまい、ロリンズは警備員を蹴散らして後を追って行った。


NXT女子王座フェイタル4WAY戦
◯ アスカ ビリー・ケイ × ペイトン・ロイス ニッキー・クロス
(バズソーキック)防衛成功

すごい剣幕のアスカとニッキーに挟まれたオージー組は恐れをなし、開始早々に場外へ退避。
小ずるく二人の背後を狙うが、アスカにまとめて片付けられる。
これまでまともに試合をさせてもらえなかったニッキーが躍動し、アスカをも圧倒するが、場外でオージー組の反撃にあい実況席上から隣の何もない謎のテーブルにWブレーンバスターで落とされてしまう。
数的優位に立ったオージー組はアスカをリンチし、ペイトンは後ろ回し蹴りから懐かしのウィドーズピークを炸裂させるが、アスカはブリッジでフォールを拒否。
フラフラになりながらもアスカはなかば反射的にオージー組を次々と蹴倒し、最後はバズソーキックでペイトンを一蹴しベルトを守った。


NXT王座戦
中邑真輔 ×-◯ ボビー・ルード
(グロリアスDDT)王座奪取

ルードはグロリアスな美女の集団を引き連れ入場するが全員笑顔が下手で失笑気味に見えるのは気のせいだろうか。
迎え撃つ中邑はかっこよすぎる入場と熱狂的な歓迎でもはや感動すら覚える。
現体制のNXTをほぼ欠かさず観ているが、ひいき目抜きでNXT史上最も観衆から支持を受けているのは中邑ではなかろうか。

執拗なロープブレイクで焦らした末にせこい不意打ちを浴びせ、まずはルードが先手を取り、長時間に渡り中邑を痛めつける。
エプロンの攻防から延髄斬りを返した中邑が反撃し、得意技を一通り喰らわせキンシャサの体勢に入るが、ルードは倒れたまま動かず。しびれを切らして近づいた中邑を死んだふりからルードがバックスタバー、スパインバスターで逆襲。
中邑も挑発で隙を作ると低空キンシャサ、トップロープからエプロンへのキンシャサ、正調キンシャサを次々と決めるが、エプロンから場外へ飛んだ際に膝を痛めフォールに行けない。
トレーナーも駆けつけ試合続行が危ぶまれ、リングにどうにか上ったところでルードが不意打ちのグロリアスDDTを炸裂。
これは根性で返したものの、ハーフボストンクラブで膝を絞り上げてからの2発目のDDTまでは返せず、ベルトを失ってしまった。



2017/2/1のNXT #376 UK王者が初参戦


エンバー・ムーン ◯-× アリーヤ
(フライング・スタナー)

今回は特番と同日に収録された試合を放送。
なぜリヴ・モーガンではなく彼女が特番会場に回ったのだろうと疑問の尽きないアリーヤが、打撃主体で健闘したものの豪快な必殺技の前に屈した。


・タイ・デリンジャーがロイヤルランブル参戦

デリンジャーが噂されていたロイヤルランブル(30人時間差バトルロイヤル)に「10」番手で登場した模様が流された。
一軍昇格ではなく一戦限りのゲスト参戦とのこと。


タイラー・ベイト ◯-× オニー・ローキャン
(タイラードライバー'97)

なぜ設立されたのかわからないUK王者のベイトがNXTに初参戦。
タイトルの意義は不明だが、とてもそうは見えないものの弱冠19歳のベイト本人は普通に良いレスラーで、本家ヨーロピアンアッパーカットや長時間のエアプレンスピンを披露し、最後は紛らわしい名前の必殺技(普通のタイガードライバーである)で快勝した。


・コリー・グレイヴスの足跡

負傷により引退し、現在は解説を務めるグレイヴスのこれまでの足跡やロングインタビューが流された。
関節技を主体とした独特のスタイルで、無事ならば確実に昇格していただろう。


ノー・ウェイ・ホセ ◯-× エリアス・サムソン
(右パンチ)

演奏を妨害されたサムソンはゴングと同時にジョン・ウーをぶちかます。
期待…恐れていた事故はロープに走って何もせずぶつかったことくらいしか起こらず、意外と手が合い普通の試合になっていた。
二大もっさりレスラーのスコット・スタイナーとテストがタッグを組んだら意外と噛み合ったこととと同じ法則かもしれない。
決め技は前回と同じくロープに振って高々と跳ね上げたところへの右パンチだった。



2017/2/8のNXT #377 アスカ許すまじ


ボリウッド・ボーイズ(ガーフ&ハーヴ・シーラ) ×-◯ SAnitY(アレクサンダー・ウルフ&キリアン・デイン)
(片翼の天使)

先発したデインが交代せずに一人でボリウッド・ボーイズを圧倒し、ハーヴと思われる方を仕留めた。

試合後、情緒不安定なニッキー・クロスがアスカの名を絶叫。特番で酷い目に遭わされたオージー組ではなくアスカを標的にしているのがやばい。


リヴ・モーガン ◯-× ビリー・ケイ
(後方回転エビ固め)

ニッキーに恨まれていないとわかり一安心のビリーだったが、リヴのすごく見覚えのあるハリケーンラナを喰らってロープに逃げ、捕まえられそうになるのをペイトン・ロイスに手を引っ張ってもらい耐える。
しかしリヴが隙を突いてペイトンと衝突させ、すかさず丸め込み勝利した。


・SAnitYがタイ・デリンジャーを襲撃

インタビュー中のデリンジャーをSAnitYが襲撃するが、ノー・ウェイ・ホセとロデリック・ストロングが脈絡もなく駆けつけ救援した。


ヘビーマシーナリー(タッカー・ナイト&オーティス・ドーゾビッチ) ×-◯ ザ・リバイバル(スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー)
(DDT)

ついにチーム名が付いたマシーナリーだが勝てそうもないリバイバルに当てられる。
ドーゾビッチが良いところ無く捕まり、交代したナイトが巨体に似合わぬ身軽さを見せるが、ツープラトンを狙いタッチしようとしたドーゾビッチがエプロンから引きずり落とされると、ドーソンに不意打ちのDDTを浴びてフォールを奪われた。実質DDT一発しか喰らってないのに。

試合後、リバイバルはタッグ王座返り咲きへの意欲を語るが、王者のオーサーズ・オブ・ペインが現れると退散。
……と見せかけて背後から襲撃し、宣戦布告した。


・ボビー・ルードが演説

中邑真輔を破り新NXT王者に輝いたルードが演説した。


タイ・デリンジャー&ノー・ウェイ・ホセ&ロデリック・ストロング ×-◯ SAnitY(エリック・ヤング&アレクサンダー・ウルフ&キリアン・デイン)
(デインのクロスボディ)

怒り心頭のフェイス組が入場中のSAnitYを襲撃。やけに時間が押しており高速の攻防を繰り広げ、最後はレフェリーの注意を引きつけた隙に乱入したデリンジャーがヤングにタイ・ブレーカーを浴びせたものの、ニッキーがデリンジャーを排除してさらにレフェリーを牽制。
ストロングに乱入したデインがクロスボディを喰らわせ、タイ・ブレーカーを受けたけど意外と元気なヤングがフォールした。



2017/2/15のNXT #378 師弟対決


オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー) ◯-× ランス・アノアイ&ギャリソン・スピアーズ
(ボール&ギャグ)

タッグ王者ペインに対するランスは一軍所属ウーソズの従兄弟に当たるらしく、タイ・デリンジャーの前身のリングネーム(ギャビン・スピアーズ)にやけに似ているスピアーズは検索したがよくわからなかった。
やられ役の彼らにはなすすべもなく、ファイヤーマンズキャリーからコーナーに叩きつける荒業から必殺ツープラトンで、レーザーがランスをフォールした。


エンバー・ムーン&リヴ・モーガン ×-◯ ビリー・ケイ&ペイトン・ロイス
(合体ビッグブート)

オージー組は上手くなってきた連携でエンバーを苦しめる。ロープ際の攻防からビリーがエンバーを蹴り落とすと、ビリーがカサドーラの体勢のリヴを固定したところにペイトンがビッグブートを浴びせる地味に痛い新ツープラトンで勝利した。


・#DIYもタッグ王座へ意欲見せるも

先週のザ・リバイバルに続きDIYもタッグ王座奪回へ向けて演説。そこへタッグ王者オーサーズ・オブ・ペインが姿を見せるが、リバイバルがDIYを襲撃し、双方に喧嘩を売った。


・カシアス・オーノ近日復帰

日本ではクリス・ヒーロの名で活躍し、NXTにも在籍していたオーノが復帰へ。
特番の王座戦で敗れた中邑真輔がバックステージに引き上げた際に脈絡もなく現れ顔見せしていた。
確か職務怠慢か何かで退団したと思ったが今度は大丈夫だろうか。


UK王座戦
タイラー・ベイト ◯-× トレント・セブン
(タイラードライバー'97)防衛成功

ベイトの初防衛戦はなんとNXTで行われた。
UK王座決定トーナメントでベイトに一回戦で敗れたが、セブンは元はといえばベイトの師匠に当たる。
両者ともにたっぷり間を使いながらの一進一退の攻防で、セブンはレインメーカーを、ベイトは雪崩式エクスプロイダーをカウント2.9で返されてしまう。
最後は浴びせ蹴りでひるませた隙に必殺技につなげベイトが王座を守った。

試合後、セブンは愛弟子を労い額にキスし、ヒゲを引っ張り去っていった。
若いベイトと馴染みの薄いタイトルを育てるには最適で、今後もUK王座戦はNXTで開催して欲しい。




2017/2/22のNXT #379 指責めの達人


NXT女子王座挑戦権争奪3ウェイ戦
エンバー・ムーン ◯ ペイトン・ロイス × リヴ・モーガン
(フィッシャーマンズスープレックス)

場外戦からペイトンがエンバーを鉄階段に叩きつけて排除。リングに戻ろうとするたびにエプロンから蹴り落とし、分断に成功する。
しかし決定打に欠けリヴを仕留めきれず、その間にようやくリングに戻れたエンバーが、コーナーでやり合っていたペイトンとリヴを二人まとめて投げ飛ばす。
エンバーは乱入したビリー・ケイも必殺技で排除したものの、その隙にリヴに場外へ放り捨てられる。
そこへペイトンがリヴに強烈なフライング・ニーパットからフィッシャーマンにつなげ、勝利を奪った。


ピート・ダン ◯-× マーク・アンドリュース
(パンプハンドル・パーフェクトショット)

UK王座決定トーナメントで準優勝したダンと、予選でダンに屈したアンドリュースが参戦。二人は元タッグパートナーとのこと。
クルーザー級クラシックに続きUK王座トーナメントの出場者も登場とはうれしい限り。

ダンは手首を固定し、指を一本ずつねじったり親指と小指を左右に広げたり、その後も指責め、鼻裂き、口裂きとドSな技(技?)を執拗に繰り出す。なんだこのファイトスタイルww
アンドリュースはハイフライムーヴと多彩な丸め込みで対抗し、いつカウント3が叩かれてもおかしくない大技の応酬で客席を盛り上げる。
最後はパンプハンドルスラムの体勢からパーフェクトショットで落とす決め技でダンが熱戦を制した。
この二人はぜひまた見たい。


ノー・ウェイ・ホセ ×-◯ ボビー・ルード
(グロリアスDDT)

ベルトの良く似合うルードは受けて立つファイトスタイルで、ホセにも十分に見せ場を作らせる。
必殺技相当のコブラクラッチスラムや右パンチも喰らったが、場外に逃げて間合いを取ると、特番で中邑真輔を下した時のように不意打ちのDDTを浴びせてフォールを奪った。

試合後、ホセを背後から襲い中邑のように左膝を痛めつけたが、そこへカシアス・オーノが復帰。
舌戦からルードは不意打ちで先手を取るも、オーノに逆襲され撤退した。



2017/3/1のNXT #380 無敗同士の一戦へ


パトリック・クラーク ◯-× ショーン・マルタ
(フェイマサー)

80年代ジャニーズみたいな衣装のクラークにようやくのプッシュ。
アノアイ・ファミリーにも名を連ねるマルタの方が明らかに良い動きをしていたが、不意打ち気味にフェイマサーを浴びせ、クラークが初勝利を上げた。


NXT女子王座戦
アスカ ◯-× ペイトン・ロイス
(アスカロック)防衛成功

ゴールドバーグの173連勝の更新が見えてきたアスカに対し、ペイトンは場外乱闘から左腕を鉄柱に叩きつけることに成功し、腕責めに活路を見出す。
というか成長著しいペイトンはアスカの高速のムーヴにも十分について行けており、連続の打撃に耐えると、後ろ回し蹴りを返す。
だがアスカは飛びつき腕ひしぎの体勢から素早く必殺技に移行し、辛くもベルトを守った。

試合後、ペイトンはビリー・ケイとともにアスカを暴行したが、エンバー・ムーンが駆けつけ二人を一蹴。アスカはベルトを掲げて見せ、無敗同士の一戦が近づいた。


NXTタッグ王座戦
オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー) △-△ #DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ)
(ザ・リバイバルの乱入によりノーコンテスト)防衛成功

DIYが再戦権を行使しリマッチが実現。
チャンパが場外への飛び技をレーザーに受け止められ、鉄柱にぶつけられ背中を痛める苦しい展開。
交代したガルガノが反撃するも、必殺ツープラトンをかわされ、特番の二の舞いを演じるかと思われたが、ガルガノがエイカムをガルガノ・エスケープに、チャンパがレーザーをクロスフェイスに捕獲。
しかしタップ寸前にザ・リバイバルが乱入したためあえなくノーコンテストに終わった。

リバイバルはさらにDIYとペインをシャッターマシーンで料理し、意気揚々と去っていった。



2017/3/8のNXT #381 本当は怖いスタナー


タイ・デリンジャー --- エリック・ヤング
(試合不成立)

ヤングは仲間を引き上げさせ一対一でやってやると宣言。
しかしゴングが鳴る直前にSAnitYはリンチしたロデリック・ストロングを連れてくる。
容態を案じたデリンジャーはリングを下り、ノー・ウェイ・ホセが駆けつけると報復に乗り出したが、4対2では敵わず返り討ちにされた。


アンドラーデ・シエン・アルマス ◯-× ホーホー・ルン
(ハンマーロックDDT)

一軍のクルーザー級に所属するルンが登場。しかしほとんど何もできずアルマスに弄ばれた。


エンバー・ムーン ◯-× ビリー・ケイ
(フライング・スタナー)

ペイトン・ロイスといちゃついていたビリーは振り向きざまにドロップキックを浴びる。
しかしペイトンの援護を受け一本足頭突きやローリングエルボーといったクラシカルな技で反撃。
エンバーは強烈な蹴り技で対抗すると、最後は必殺技で逆転勝利した。

試合後、スタナーの衝撃が首に完全に入ってしまったのかビリーはしばらく動けず。トレーナーも駆けつけ安否が危ぶまれたが、首を押さえながらも歩いて引き上げていった。
スタナーは必殺技にしていたストーンコールドの全盛期に、真似をした子供の死亡事故が毎年数件は起こっていたと言う。子供でも簡単に掛けられるが、完全にロックして掛けると首への負担が大きすぎるのだ。レスラーは常に危険と隣り合わせである。


ザ・リバイバル(スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー) --- イーリー・ブラザーズ(ゲイブリエル&ユリエル)
(試合不成立)

昨年9月にデビューしかけるも、ゴング前にサモア・ジョーにボコられ散ったイーリー・ブラザーズが、今度はオーサーズ・オブ・ペインに襲撃され、またもデビュー戦を逃した。


中邑真輔 ◯-× T.J.パーキンス
(キンシャサ)

特番で左膝を負傷して以来の登場となる中邑は熱狂的に迎えられる。
中邑は強烈な打撃と高速の関節技で翻弄するが、ファミコンを思い出させる入場曲もあり子供から声援を受けるパーキンスは、故障明けの左膝を狙い撃ちし反撃に移る。
さらに必殺の裏足四の字固めに捉えるも、ロープに逃げられると得意技のフルコースを受け、最後はキンシャサを突き刺された。

試合後、GMのウィリアム・リーガル卿は、次週のボビー・ルードとカシアス・オーノによるNXT王座戦の勝者が、次回特番で中邑真輔の挑戦を受けると発表した。



2017/3/15のNXT #382 復帰即王座戦(WWEではよくあること)


イーリー・ブラザーズ(ゲイブリエル&ユリエル) ×-◯ オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー)
(ボール&ギャグ)

三度目の正直でようやくデビュー戦を迎えたイーリー・ブラザーズだったが、数発パンチを浴びせるのが関の山で、ユリエルと思われる方がツープラトンからエイカムにフォールされた。

試合後、#DIYとザ・リバイバルが現れタッグ王座への挑戦権をめぐり言い争いをしていると、GMのウィリアム・リーガル卿が3チームによる3ウェイの、それもエリミネーション戦を決定した。


ニッキー・クロス ◯-× メイシー・エストレラ
(ゴールデンルール×6)

肩幅が広いメイシーはエヴァンス姓で1月にデビューしたが、今回は本名のエストレラで登場。
髪をつかんで投げ飛ばされたのに怒り、強烈な右フックを返したのが運の尽きで、サイコなニッキーに必殺技を6発も喰らわされた。

試合後、タイ・デリンジャーとノー・ウェイ・ホセがSAnitYを襲撃したが、4対2の対策を相変わらず立てていなかったため前回に続きあっさり返り討ちにされた。


NXT王座戦
ボビー・ルード ◯-× カシアス・オーノ
(グロリアスDDT)防衛成功

復帰戦がいきなり王座戦と破格の待遇で迎えられたオーノは、前回の所属時に上層部に批判されたぽっこりお腹を隠すためかシャツを着用。ぽっこりどころか明らかに肥満に見える。
ファイトスタイルその他は以前と変わっておらず、相手が受けの達人であるルードとあって、尺が長すぎ多少はダレたものの普通に好試合に。
オーノは必殺のローリングエルボーでルードを場外に吹き飛ばしてしまい勝機を逃すと、不意打ち気味に出すことの増えたグロリアスDDTの前に沈んだ。



2017/3/22のNXT #383 たかが右膝をやられただけだ


オニー・ローキャン ×-◯ アンドラーデ・シエン・アルマス
(ハンマーロックDDT)

1勝1敗で迎えた3戦目。アルマスがおちょくって挑発を繰り返す静かな立ち上がりから、次第に白熱し特番ばりの激戦に発展。
最後はローキャンのクロスボディをクローズラインで撃墜し一回転させると、すかさずコーナーへの串刺しWニーから必殺技につなげ、アルマスが辛くも勝利した。


アスカ ◯-× プリシラ・ズニガ
(アスカロック)

プリシラはエンジェル・ローズの名でインディーで活躍。この直後にImpact Wrestling(TNA)にディアマンテの名で登場したが、wikiでは同名の男性メキシコ人レスラーにリンクが張られているので誰か直してあげて欲しい。

ゴングが鳴るとアスカはマイクを要求し「エンバー・ムーン嫌い」と言い放つやプリシラを蹴り倒す。
その後も必要以上にいたぶり続け、バズソーキックからフォールを中断するとアスカロックでタップさせた。
試合後には対戦の決まったエンバーにさらに関西弁でまくし立てた。


タイ・デリンジャー&ノー・ウェイ・ホセ&ロデリック・ストロング △-△ SAnitY(エリック・ヤング&アレクサンダー・ウルフ&キリアン・デイン)
(乱闘によりノーコンテスト)

怒れるフェイス組はゴング前から衝突し、ウルフに集中砲火を浴びせるが、ストロングが場外へのダイブで右膝を負傷。……した素振りをずっと見せていたのだが、交代すると超元気でむしろ右膝を中心に技を連発。なんだったんだあれは。

試合は全員が入り乱れて乱闘を始めたため無効試合となったが、委細構わず両軍は殴り合いを継続。
デリンジャーがニッキー・クロスに飛びかかられ手を焼いていると、そこに初登場の右腕全体をタトゥーで覆われた女が乱入。ニッキーを延髄斬りで排除すると、数的不利を克服したフェイス組がSAnitYの面々を順繰りに攻撃し、溜飲を下げた。



2017/3/29のNXT #384 ドリフター一軍へ


3ウェイ戦
× ジョニー・ガルガノ ◯ ダッシュ・ワイルダー エイカム
(エイカムのパワーボム)

特番の前哨戦となる三つ巴戦。二人がかりでエイカムを場外に落とすと、とっくにエイカムは回復してるし射程圏内にいないのに、ワイルダーはロープを開きガルガノにトペを要求。
無理がありすぎる見え見えの罠に引っ掛かるわけもなくガルガノはワイルダーを一蹴。だがエイカムに不意打ちで倒されると、ワイルダーは試合放棄して去っていき、シングル戦形式になり一方的に攻められる。
ガルガノはスーパーキック3連発でダウンさせるが、レーザーがカウントを阻止。
逆にエイカムがパワーボムを喰らわせると、密かに戻ってきたスコット・ドーソンがカバーに行くのを妨害し、その隙にワイルダーがリングに走り込んでガルガノをフォールし勝利をかすめ取った。


・アリスター・ブラックが特番デビュー

数週間前から登場が予告されていた新鋭の正体がアリスター・ブラックと明かされる。
トミー・エンドの名で長年に渡り活躍し、UK王座トーナメントでもその名でゲスト参戦しネヴィルと戦っている。
デビュー戦の相手はアンドラーデ・シエン・アルマスとのこと。


ヘビーマシーナリー(タッカー・ナイト&オーティス・ドーゾビッチ) ◯-× ジョナサン・オータガン&マイク・マーシャル
(ダウンしたところにナイトをボディスラムで投げる)

チーム名の付いた初戦にザ・リバイバルにひょっこり負けてるヘビーマシーナリーが改めて出直し。
出るたびに名前の変わるオータガンことジョニー・ヴァンダルは一回りでかい相手に果敢に挑むが弄ばれ、最後は巨体にサンドイッチされ、ダウンしたところにドーゾビッチのボディスラムで降ってきたナイトに押し潰された。


敗者NXT追放戦
カシアス・オーノ ◯-× エリアス・サムソン
(ローリングエルボー)

唐突に組まれた敗者追放戦。サムソンは必殺技に使いだしたクロスローズへの布石からか、突如としてクロスフェイスを初披露し首を攻める。
その後もオーノの反撃に的確にカウンターを合わせていたが、最後はクロスローズに固執しすぎて狙いを読まれ、逆にエルボーを叩き込まれフォールを奪われた。

あえなくサムソンは警備員につまみ出され、ギターもオーノに壊された。
だがWWEでは追放=移籍であり、NXTを出て行った先はもちろん一軍である。
NXTで1、2を争う塩だと思うサムソンが一軍昇格ねえ……。



2017/4/1のNXT TAKEOVER ORLAND #385


タイ・デリンジャー&カシアス・オーノ&ロデリック・ストロング&ルビー・ライオット ×-◯ SAnitY(エリック・ヤング&アレクサンダー・ウルフ&キリアン・デイン&ニッキー・クロス)
(アルスター・プランテーション)

解説としてパーシー・ワトソンに加えナイジェル・マッギネスが登場。
WWEと契約するも一戦もしないまま退団し、やがて肝炎により引退。縁がなかったと思っていたWWEにこんな形で加入するとは思わなかった。

SAnitYは目の周りを黒塗りして統一。デインはパンダみたいで逆にかわいい。
試合前にノー・ウェイ・ホセを襲撃し欠場に追い込んだが、もっと厄介なオーノの参戦を招いてしまう計算違いで先制を許す。
また前回ニッキーを襲った女の名はルビー・ライオットと明かされた。ヘイディ・ラブラスの名でスターダムに来日経験があるとのこと。

終盤には誰が参戦権を持つのかも曖昧な両軍入り乱れての乱戦となり、デリンジャーがデインをタイ・ブレーカーの体勢に捉えるも、ウルフのブートで崩され、すかさずデインのアルスター・プランテーション(片翼の天使)を浴びてカウント3を叩かれた。


アリスター・ブラック ◯-× アンドラーデ・シエン・アルマス
(後ろ回し蹴り)

ブラックのデビュー戦だがそれより客席にはともにWWE殿堂入りを果たしているエッジ&ベス・フェニックス夫妻の姿が。
ショーン・マイケルズが引退時に「子供と遊ぶ」と言った一方で「犬と遊ぶ」と言い残して引退し涙を誘ったエッジが幸せそうでよかった。

ブラックは大柄だが運動能力が半端なく、一通りのハイフライムーブをこなせそう。打撃も明らかに武術の経験者の速さで、ダークヒーロー的な雰囲気も独特。
投げ技はほとんど見られず、丸め込みを返せず明らかにカウント3が入っている疑惑のシーンもあったが、最後は後ろ回し蹴りを顎に入れてデビュー戦を飾った。


NXTタッグ王座3ウェイ・エリミネーション戦
◯ オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー) × #DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ) × ザ・リバイバル(スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー)
(ボール&ギャグ)防衛成功

ルールは一対一で戦い、相手チーム以外の誰とでもタッチできる方式。ゴング前にウィリアム・リーガルGMがベルトを新デザインに交換した。

体格で勝るペインに対抗するため、DIYとリバイバルは結託し4対2で襲いかかる。場外でペインをダウンさせるが、傷は浅くすぐに戻って来られてしまいリングを支配される。
リバイバルは不意打ちに徹してあまりリングに上がらず、DIYとペインの激しい攻防を静観。DIYが序盤にリングサイドへ設置したテーブルにレーザーを叩き込むチャンスを迎えると、加勢してWパワーボムでテーブルもろとも粉砕する。
さらに一人になったエイカムにドーソンが裏足四の字固めを、ガルガノがガルガノ・エスケープを同時に仕掛けたが、蘇生したレーザーがタップ寸前に救出。
しかし今度はレーザーにDIYの必殺ツープラトンをガルガノ&ドーソンで、エイカムにシャッターマシーンをワイルダー&チャンパで決める、ライバルの垣根を超えた共闘が実現。
最後はドーソンがチャンパもろともスーパープレックスで場外の4人の上に落ちる荒業で締めた。

だが異常にタフなペインはダメージの深いチャンパにツープラトンを浴びせてエイカムがフォール。
粘るリバイバルに多彩なツープラトンを喰らうがものともせずにボール&ギャグで仕留め、ドーソンをエイカムがフォールしベルトを守った。
あれだけ喰らわせて倒せないならもうこの2チームがペインを倒すのは不可能だぞ。


NXT女子王座戦
アスカ ◯-× エンバー・ムーン
(バズソーキック)防衛成功

ここまで無敗を守り続ける両雄がついに激突。女子王座ベルトも新調されたが個性がなく前の方が良かった。
ともにキャリア10年超の強豪はストロングスタイルのどつき合いを選択し、序盤からほとんど動きを止めずに激しくぶつかる。
アスカもエンバー相手には遠慮なく本気で蹴り飛ばし、エンバーもフォーアームやスーパーキックで顔を吹き飛ばす。
細っこいディーバ相手に普段はできない本気の技の仕掛け合いは最後まで衰えること無く続き、一撃必殺のフライング・スタナーをレフェリーをコーナーにぶつける反則技で阻止したアスカが、すかさずバズソーキックで蹴り抜き、なんとか勝ちを拾った。


NXT王座戦
ボビー・ルード ◯-× 中邑真輔
(トルネード式グロリアスDDT)防衛成功

大歓声に迎えられた中邑とピアノ2台による伴奏後に現れたルードの入場と、新調されたベルトの紹介に長時間を割き、中邑の入場曲開始からファーストアタックまでで10分経過。
中邑のロープブレイクからの挑発は笑って受け流したルードだが、グロリアスポーズを軽い前蹴りで妨害されると激怒。普段は技を受けて試合を作ることが多いが、自分から積極的に攻め込みペースを握る。
虎尾から反撃に出た中邑は不完全ながらキンシャサを決めるが、とどめのもう一発をかわされ、前回の対戦で負傷した左膝を狙い撃たれる。

終盤、ルードは低空キンシャサを受けるも場外へ逃げ、追ってきた中邑がまたいだロープを蹴りつけるせこい金的攻撃からグロリアスDDTにつなげるが、再三蹴られていた左腕の痛みからカバーが遅れ、これを返されてしまう。
我を失ったルードはゴングを持ち出し殴ろうとしてレフェリーに止められ、その隙に中邑の逆襲を許すが、キンシャサをスパインバスターに切り返すと、トルネード式のグロリアスDDTを敢行。
いったん着地してから決まっていたが威力は十分で、フォールを奪い新調されたばかりのベルトを守り抜いた。



2017/4/5のNXT #386 エル・デスペラードの紛い物


アリーヤ ×-◯ ペイトン・ロイス
(フィッシャーマンズスープレックス)

特番で収録された残りの試合を放送。
エンバー・ムーンのスタナーで負傷したビリー・ケイは元気な様子でペイトンに帯同。
リヴ・モーガンより序列の上がったらしいアリーヤは軽快な動きを見せたが、華麗なブリッジで必殺技を決めたペイトンにあっさりフォールを許した。


ヘビーマシーナリー(タッカー・ナイト&オーティス・ドーゾビッチ) ◯-× ボリウッド・ボーイズ(ガーフ&ハーヴ・シーラ)
(合体アバランシュプレス)

前回ついに初勝利を上げたマシーナリーがインド組を寄せ付けず、ドーゾビッチがハーヴをアバランシュプレスに捕らえると、ナイトがドーゾビッチの背中に飛び乗り、二人分の体重を乗せるツープラトンで快勝した。


・特番のダイジェスト+α

特番のダイジェストが豊富に流されたが、追加された場面も多く、NXT王座戦に敗れた中邑真輔が帰り際にWWEのロゴを指差し一軍昇格を示唆したシーンや、WWEでIC(インターコンチネンタル)王座とタッグ王座、TNAで世界王座を獲得したドリュー・マッキンタイアのNXT参戦決定が放送された。


オニー・ローキャン ◯-× エル・バガボンド
(ブロックバスター)

直前まで伏せられていたローキャンの対戦相手は、どう見てもマスクをかぶったエリアス・サムソン。
エル・デスペラードも丸パクリしており色々とやばい。
ノリの良い観客には歓迎され、ギター弾き語り中の不意打ちでサムソ…バガボンドが先制。
しかしローキャンの対角コーナーへのボディアタック8連発でフラフラになると、マスクも剥ぎ取られ、頭上を飛び越えながらのネックブリーカーで敗北した。
なお日本でブロックバスターと言えばバックフリップを指すがアメリカではネックブリーカーである。
同様の例としてバックドロップはアメリカではショルダースルーを指し、日本でのバックドロップはバックスープレックスと呼ぶ。

サムソンは試合後も帰らないとゴネていたが、サラ・デル・レイらしきスーツの女性にがっちりハンマーロックで固められつまみ出された。



2017/4/12のNXT #387 中邑真輔WWEへ


アリスター・ブラック ◯-× コリー・ホリス
(後ろ回し蹴り)

長らく使ってきたオープニング曲が今回から新調。
ブラックはゴングが鳴っても後ろ手に組んだまま動かず、一時期ジョバー役でヘビロテされていたホリスが近づくや蹴り倒し、一瞬で勝利を奪った。


・タイ・デリンジャーが一軍昇格

デリンジャーの一軍デビュー戦とインタビューの模様が流された。
なおザ・リバイバルも昇格していたが、直後にダッシュ・ワイルダーが故障してしまったためか紹介されなかった。だからNXTで牢名主になってれば良かったのに……。


#DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ) ◯-× ディラン・マイリー&マイケル・ブレイス
(スーパーキック+ニーパット)

初登場のマイリーはロスターで、チャンパより一回りでかい巨体でパワー殺法を展開。ガルガノにも長滞空ブレーンバスターを浴びせる。
だが交代して出てきた棚橋弘至みたいな髪型以外に情報のないブレイスは全くいいところ無く、DIYに連携攻撃であっさりカタを付けられてしまった。

試合後、激昂したマイリーはブレイスに暴行。近いうちにプッシュが始まりそう。


ルビー・ライオット ◯-× キンバリー・フランクル
(レッグラリアート)

キンバリーはキンバー・リーの名で1月に登場済。当時はチカラ所属だったが、現在はNXTロスターに名を連ね、インディー王座歴多数と期待の新鋭。
ルビーは華麗なハリケーンラナを決めるが、抗争中のニッキー・クロスが現れると動揺し、キンバリーに反撃される。
だが逆水平チョップの速射砲を返すと、喉元に蹴りを叩き込み逆転勝ちした。


オニー・ローキャン ×-◯ ドリュー・マッキンタイア
(ショットガンキック)

容姿、体格、運動能力に恵まれカタログスペックだけなら極上だが以前のWWE所属時はぱっとしなかったマッキンタイアが、サモア・ジョー、オースチン・エリーズ、ボビー・ルード、エリック・ヤングに続く5人目のTNA王者として再契約。
センスある試合をしようとしてセンスが無いため失敗していたような印象だったが、持って生まれた体格とパワーを活かした荒々しいファイトスタイルに変貌しており、ローキャンを流血させ、強烈な片足でのドロップキックをぶちかまして復帰戦を飾った。


・中邑真輔が最後の挨拶

ついに一軍昇格を果たした中邑がNXTに最後の挨拶。イヤァオ!で締めるとウィリアム・リーガルGMをはじめ選手、スタッフが現れ拍手を送る。こんな演出で送り出されたのは記憶になく、中邑の存在がいかに並外れていたかわかる。
負傷欠場中のヒデオ・イタミ、親交のあるカシアス・オーノと握手を交わし、さらにフィン・ベイラーことプリンス・デヴィットまでサプライズ登場した。

さあ、ようやくWWEだ。頂点まで行ってこい!



2017/4/19のNXT #388 この支配からの卒業


・ボビー・ルードへの次の挑戦者

NXT王者のルードが長々と演説していると、負傷欠場中のヒデオ・イタミが現れ対峙。
ビンタで挑発し、上着を脱いで向かってきたルードを担ぎ上げgo 2 sleepを喰らわせた。


アンドラーデ・シエン・アルマス ◯-× ダニー・バーチ
(ハンマーロックDDT)

UK王座トーナメントにも参戦したりと、クビになってからの方が出番の多いバーチは急に英国キャラを出しながら健闘したが、串刺しWニーからの必殺技で片付けられた。


リヴ・モーガン&アリーヤ ◯-× ビリー・ケイ&ペイトン・ロイス
(サンセットフリップ)

首の負傷が懸念されるビリーはペイトンといちゃつきながら元気にアリーヤをいたぶり、心配は無用の様子。
だが試合の方は、アリーヤにサンセットフリップを掛けられそうになったペイトンの手をつかんで堪えさせているところにリヴのドロップキックを浴び、そのままアリーヤがペイトンを固めて敗北した。


スティールケージ(金網)戦
タイ・デリンジャー ◯-× エリック・ヤング
(ドアからの脱出)

一軍昇格を果たしたデリンジャーのNXT最後にしてヤングとの抗争決着戦。
金網戦では一日の長があり、反則裁定なしのルールを活かしたヤングがタイ・ブレーカーをサミングで堪え、髪をつかんで金網に叩きつけペースを握る。
デリンジャーは金網を上って脱出しようとしたヤングをデッドリードライブで捉えると反撃に乗り出し、連続で金網に投げつけ流血を誘う。
頂上での攻防からヤングがデリンジャーをリングに落下させ、そのまま脱出すれば勝利となるところで、ヤングはフォール決着を望み頂上からのダイビングエルボーを敢行。
命中するがヤングのダメージも深くフォールが遅れカウント2で返されると、さらに不意打ちでタイ・ブレーカーも被弾。
デリンジャーは這いずってドアから脱出しようとするが(WWEの金網戦はドアに近づくとレフェリーが開けてくれる謎仕様)SAnitYメンバーが現れそれを阻止。
ロデリック・ストロング、カシアス・オーノ、ルビー・ライオットが駆けつけるが頼りない彼らはあっさり返り討ちにあい、SAnitYメンバーが次々と金網内に侵入。しかしデリンジャーは頂上からのプランチャで敵軍を一掃すると、そのままドアから一目散に逃げ出し、抗争にケリを付けた。



2017/4/26のNXT #389 人体の神秘


・ニッキー・クロスがルビー・ライオットに宣戦布告

オープニング曲が鳴り止まないうちにニッキーがリングに滑り込み、抗争中のルビーを呼び出し、警備員に止められながらも乱闘を繰り広げた。


ドリュー・マッキンタイア ◯-× アンドラーデ・シエン・アルマス
(ショットガンキック)

アルマスは体格で勝る相手にも臆せず寝そべりやビンタで挑発するが、マッキンタイアのパワーに圧倒される。
だが堂々と正面からのどつき合いを選んだ結果、玉砕し最後は強烈なキックで吹き飛ばされ一回転した。
TNA時代のクレイモアという技名は商標の問題か今回も使われなかった。


・ロデリック・ストロングの足跡

インディーの雄ロデリック・ストロングのこれまでの足跡が紹介された


アリスター・ブラック ◯-× コナ・リーブス
(後ろ回し蹴り)

コナはゴングと同時に突進し、さすがに前回のジョバー役よりは健闘したものの、ハイキックを一閃されダウン。
ブラックは首につま先を引っ掛けコナをゆっくりと立ち上がらせると、後ろ回し蹴りでとどめを刺した。


ルビー・ライオット --- ニッキー・クロス
(試合不成立)

入場中のルビーを背後からニッキーが襲撃。そのまま番組冒頭と同じように乱闘になだれ込み、レフェリーとスタッフに引き剥がされた。


UK王座戦
タイラー・ベイト ◯-× ジャック・ギャラハー
(タイラードライバー'97)防衛成功

一軍のクルーザー級で人気を博しロイヤルランブルにも参戦したギャラハーがベイトの王座に挑戦。
キャラも容姿も良く似た両雄はねちっこいキャッチレスリングを展開。
ベイトはフルネルソン(羽交い締め)から膝を抱え込むと自然とロックが外れるという人体の神秘みたいな脱出法を見せ、ギャラハーは多彩にして優雅な腕責めを披露する。
ベイトは二重関節なのか、可動域を超えて腕をひねられており、ギャラハーとの相性が良い。

終盤、ベイトのトペを頭突きで撃墜すると、ギャラハーはリング上でも強烈な頭突きで追い打ちするが、ベイトはロープに振られた勢いで浴びせ蹴りを返し、すかさず必殺技を喰らわせ逆転勝利した。



2017/5/3のNXT #390 新ディーバ祭り


キリアン・デイン ◯-× ダニー・バーチ
(アルスター・プランテーション)

とうとう入場曲までついたバーチはてっきり秒殺されると思いきや長時間にわたり抵抗。打撃オンリーで健闘するも、片翼の天使で叩きつけられ完敗した。


ヘビーマシーナリー(タッカー・ナイト&オーティス・ドーゾビッチ) ◯-× リカルド・ワッツ&ヘクター・クンスマン
(合体アバランシュプレス)

ドーゾビッチが怪力でワッツとクンスマンを二人まとめて担ぎ上げ、その背中にナイトが飛び乗る合体技で、ワッツがフォールされた。


ヒデオ・イタミ ◯-× コナ・リーブス
(go 2 sleep)

試合前に話していたボビー・ルードに入れ知恵されたのか、コナはゴング前に襲撃し大ダメージを負わせる。
脳震盪を起こしたようにフラフラしていたヒデオだが、顔を足蹴にされると目を覚まし、猛反撃からGTSで一気に仕留めてみせた。


・ロデリック・ストロングの足跡 2

前回に続きロデリック・ストロングのこれまでの足跡や妻子を紹介。
VTRの後には次回にヒデオとのNXT王座挑戦権争奪戦が行われると発表された。


NXT女子王座挑戦権争奪バトルロイヤル

(アスカの乱入によりノーコンテスト)

※参戦者:ビリー・ケイ、ペイトン・ロイス、ニッキー・クロス、リヴ・モーガン、ルビー・ライオット、エンバー・ムーン、アリーヤ、サラ・ブリッジス、レイチェル・エラリング、ソーニャ・デビル、キンバリー・フランクル、レイシー・エヴァンス、ビクトリア・ゴンザレス、ビアンカ・ブレア、キャンディス・レラエ

メイシー・エヴァンス→メイシー・エストレラを経てレイシー・エヴァンスに落ち着いたレイシーが入場曲付きで真っ先に登場。当然のように初参戦扱いされるが、なんだそのマイナーチェンジは。
以下、初顔もかなり混じって試合開始。どうでもいいがサラだけアメリカのNXT情報ページに名前が載っていないので誰か追加してあげて欲しい。

まずは初参戦のビクトリアが横幅はナイア・ジャックスより小さいがナイアより2cmでかい185cmの体格を活かしてオージー組に攻め込むも、二人がかりで排除される。
オージー組はロープに宙吊りになって耐えるこれも初参戦のビアンカの髪をつかんで強引に落とし、しれっとエラリング姓に戻ったレイチェルがアリーヤに追放される。
リヴ・モーガンがエプロンで小競り合いするサラをドロップキックで落とし、オージー組がレイシーとダリア・ベレナト改めソーニャを投擲。
ルビー・ライオットがパワーボムを反転させてキンバリーを落とし、フリー参戦でジョニー・ガルガノの嫁のキャンディスがビリーに蹴落とされると、残りはおなじみの面々に。

やたら化粧の濃いアリーヤとリヴがニッキーに落とされ、エンバーがオージー組を続けざまに排除。
残り三人となり、エンバーがニッキーに必殺のフライング・スタナーを叩き込み、ルビーにも狙いを定めたが、そこにアスカが乱入しトップロープからエンバーを突き落としてしまい、あえなく試合中止のゴングが鳴らされた。
アスカはエンバーを場外に投げて頭からフェンスに突っ込ませると、ルビーとニッキーも蹴り倒し、意気揚々と去っていく。

GMのウィリアム・リーガル卿はアスカの蛮行に顔をしかめながら、この三人とアスカが4ウェイ戦で女子王座を争うと裁定を下した。



2017/5/10のNXT #391 ヒデオ・イタミがNXT王座挑戦へ


アリスター・ブラック ◯-× セザル・ボノーニ
(後ろ回し蹴り)

初登場のセザルは2m近い素晴らしい体格を誇るブラジル人。ブラックの強烈な打撃にもかなり耐えたが、あごを撃ち抜かれると力なく倒れ伏した。


・エンバー・ムーンが負傷欠場

前回のバトルロイヤルでアスカに襲われ、トペの要領で場外フェンスに突っ込んだエンバーが左腕を負傷し、特番の王座戦はあえなく欠場となってしまった。


・ピート・ダンがUK王座に挑戦へ

NXT参戦で指折り・鼻裂き・口裂きと独特のファイトスタイルを見せたダンが、特番でタイラー・ベイトのUK王座に挑戦することが発表された。


#DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ) ◯-× ティノ・サバテリ&リディック・モス
(スーパーキック+ニーパット)

演説中のDIYにサバテリ&モスが割り込み、チャンパに殴られる。
急遽、試合が組まれるとチャンパが集中砲火を受けたが、ガルガノに交代すると一気呵成の反撃から必殺ツープラトンでチャンパがモスをフォールした。

さらにオーサーズ・オブ・ペインが現れると、GMのウィリアム・リーガル卿はDIYとのNXTタッグ王座ラダー戦を決定した。


NXT王座挑戦権争奪戦
ヒデオ・イタミ ◯-× ロデリック・ストロング
(go 2 sleep)

勝てば初のNXT王座挑戦となる両者は気合十分で、最後までどちらか一方にペースの傾くことのない互角の勝負に。
終盤には大技の撃ち合いになり、ヒデオの雪崩式ファルコンアローもストロングのアングルスラムも決定打にならず。二人とも必殺技にしていたショットガンキックも相討ちになるが、ヒデオが一瞬の隙をつき串刺しブートから串刺しドロップキックを決め、それでも根性で立ち上がってきたストロングにGTSでとどめを刺した。



2017/5/17のNXT #392 タジリを彷彿とさせる普段着


ドリュー・マッキンタイア ◯-× ショーン・マルタ
(ショットガンキック)

マッキンタイアはロックアップからコーナーに追い詰めてはわざと解放し挑発。
激怒したマルタは正面から殴り掛かり、飛びつき式のコードブリーカーも決めると、ロープに顔をぶつけたマッキンタイアの目の下が腫れ上がる。
しかし流血にも構わず頭突きでなぎ倒すと、豪快な必殺技で一蹴した。


・ロデリック・ストロングがSAnitYに襲われる

前回の放送終了後、ストロングが脈絡もなくSAnitYに襲われる様子が流された


ソーニャ・デビル ◯-× レイシー・エヴァンス
(シャイニングウィザード)

未勝利同士の一戦。ソーニャはMMAスタイルの打撃戦を、レイシーは体格と運動神経を活かした技を見せる。
最後はスピード感ゼロのシャイニングウィザードでソーニャが初勝利を上げた。
てっきりアスカが乱入してきて試合中止になると思ったがそんなことはなかった。


カシアス・オーノ ◯-× アンドラーデ・シエン・アルマス
(ローリングエルボー)

前半はアルマス、中盤はオーノが試合を支配。オーノがムーンサルトプレスを自爆しペースを乱すが、トルネード式リバースDDTをカウント1で跳ね返すと、すかさずブートとローリングエルボーで反撃。
アルマスも一発目のエルボーはダウンすらせず堪えたが、続く二発目を受けてあえなく沈んだ。


・ボビー・ルードが決戦前の演説

今回はルードのNXT王座に挑むヒデオ・イタミの足跡もVTRで盛んに流されたが、番組最後にはルードが現れ長広舌を振るった。
そこにタジリのWWE初登場を思い出させる超普段着のヒデオが割って入り、制止する警備員を蹴散らす。
ルードは隙を見て殴りかかったが、またもGTSで撃沈されてしまった。



2017/5/20のNXT TAKEOVER CHICAGO #393


ロデリック・ストロング ◯-× エリック・ヤング
(ガットバスター)

急ごしらえで因縁を作られたストロングが、ゴング前に奇襲攻撃をかけSAnitYメンバーを排除。
勢いそのままにヤングに攻め込むが、ヤングは多彩な首責めで反撃。
中盤には場外でキリアン・デインが思い切りレフェリーの目の前でクロスボディをぶちかますがなぜか反則裁定は下されず試合続行。
ストロングは場外でヤングブラッド、さらにダイビングエルボードロップも浴びるがなんとかカウント2で返すと、的確にSAnitYメンバーの介入を阻止しながら、最後はブレーンバスターの体勢から両膝の上に落とし逆転勝利した。


UK王座戦
タイラー・ベイト ×-◯ ピート・ダン
(パンプハンドル・パーフェクトショット)王座奪取

実況には特にUKともシカゴとも関係ないがJRことジム・ロスが参加。またなんかくちゃくちゃ噛んでるw
たいていの投げ技をヒュージ・スープレックスと呼び、知らない技を見たまんまの名前(オーバーヘッド・バックブリーカー等)で紹介する適当な実況を日本語字幕で見られないのが残念。

ダンは指折りを交えたラフファイトを見せ、ベイトは何かというとわざわざリフトアップしてから投げ技を放ち怪力を披露。
スタンディングのシューティングスタープレスをダンにトライアングルスリーパーに捕らえられ、さらにエルボーとパンチを浴びるが、そのまま持ち上げて叩きつけ、長時間のエアプレンスピンで振り回す。
ベイトはまだまだ隠し持っていたNXT初披露の大技を次々と繰り出し客席から大歓声を引き出したものの、場外へのトペをそのまま地面に叩きつけられると、リングに上げられダンの必殺技を喰らい、フォールとベルトを奪われてしまった。


NXT女子王座3ウェイ戦
◯ アスカ × ニッキー・クロス × ルビー・ライオット
(低空ドロップキック)防衛成功

一対一になる場面はほとんどなく、三人での乱戦が続く。アスカはいつも通りに躍動し、ニッキーはリーガルカッターやエゴトリップといった先達の懐かしの必殺技を披露。しかしルビーはいまいちテンポが遅くついていけていない。
最後はニッキーのゴールデンルールをルビーがレッグラリアートに切り返したものの、カバー中にアスカが低空ドロップキックで二人まとめて顔を蹴り飛ばし、重ねて同時にフォールした。
しかしこの決着も実はカットが間に合っておらず、客席もさして盛り上がらないままで、いたって低調な内容に終始した試合だった。


NXT王座戦
ボビー・ルード ◯-× ヒデオ・イタミ
(グロリアスDDT×2)防衛成功

復帰からあっという間に王座戦にこぎ着けたヒデオは、グロリアスポーズをいきなりGTSに担ぎ上げルードをあわてさせる。
ヒデオが主導権を握り続け、優勢に試合を進めたものの、場外で鉄階段に寄りかかったルードを狙ったドロップキックをかわされ、自爆したのが勝負の分かれ目となる。
足の痛みからGTSに行けず、逆にグロリアスDDTを被弾。これはダメージの深いルードのカバーが遅れて返せたものの、ようやく命中させたGTSは場外までルードを吹き飛ばしてしまいフォールを奪えず。
最後はGTSをグロリアスDDTに切り返され、念押しのもう一発も喰らい、王座に届かなかった。


NXTタッグ王座ラダー戦
オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー) ◯-× #DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ)
防衛成功

天井から吊るされた王座ベルトをラダー(脚立)を使い先に獲ったほうが勝ちとなるルール。
ちなみにエキサイティングプロレスだと隙あらばCPU側が速攻でラダーを立てベルトを奪うので難易度が高い。

DIYはペインを二人とも場外に落とし開始早々にチャンスを得るがゲームではないので流石に阻止される。
しかし入場口に設置された特大ラダーを調達し、以降はフェイスのDIYがもっぱらラダーを凶器に使いやりたい放題。
終盤、ガルガノ一人がラダー上に残り、他三人が倒れた絶好機を迎えるが、チームの危機に普段は指示を出すだけで試合にほとんど介入しないポール・エラリング御大が立ち上がり、それを阻止。ガルガノにすぐさまスーパーキックで蹴り倒されたが、その間にペインが復活。
ペインは倒れたチャンパにラダーで突きを見舞おうとするが、ガルガノが横から突き飛ばしてそれをかばう。
相棒の犠牲に奮起したチャンパは文字通りベルトに手を掛けたレーザーを捕らえ、ラダー中段からジャーマンでコーナーに立てかけられたラダーへ投棄。あまりの衝撃にラダーは真っ二つに折れた。
エイカムはラダーを首に掛けて振り回すラダー戦名物を披露するが、DIYは体勢を崩すとそこにスーパーキックとニーパットで挟み撃ちする必殺ツープラトンを喰らわせる。
これで勝負あったかと思われたが、DIYがベルトを手にした瞬間、ペインが蘇生しラダーを外すと、DIYの二人はベルトをつかんだまま宙吊りとなり、そこを捕獲され餅つきパワーボムで叩きつけられると立ち上がれず、ペインがベルトを手中に収め勝負を決した。

試合後、敗れたDIYに健闘を称える大歓声が送られたが、突如としてチャンパがガルガノを襲う。
放送終了を示す番組ロゴも出たのに続くのは珍しく、客席から悲痛の声がこだまする中、チャンパはステージ下の机にシュバインで自分もろともガルガノを投棄し、バッドエンドの幕切れとなった。



2017/5/24のNXT #394 片足ヤクザ


アリスター・ブラック ◯-× カート・ホーキンス
(後ろ回し蹴り)

今回は特番の残り試合を放送。
2週前に一軍の番組Main Eventにゲスト参戦し、ホーキンスを倒した因縁から組まれた一戦。
秒殺決着かと思われたが、ホーキンスは場外に逃げ出すと小ずるい不意打ちから反撃。
しかし結局は怒りを買っただけで一蹴された。


ベルベティーン・ドリーム ◯-× ロバート・アンソニー
(ダイビングエルボードロップ)

初勝利を上げたばかりのパトリック・クラークがベルベティーンとして再起。キャラ的にはより派手になっただけで特に変わっていない。
対するアンソニーはインディーで多数の王座歴を誇る強豪だが、契約外のためここでは引き立て役。
ベルベティーンが軽快な動きを披露し、高度のある必殺技で快勝した。


ドリュー・マッキンタイア ◯-× ウェズリー・ブレイク
(ショットガンキック)

序盤からパワーの差を見せつけられたブレイクは、腕責めに活路を見出し、腕ひしぎ十字やクロスフェイス、腕へのコードブリーカー等のここまで使わなかった技を次々と披露。
しかしコーナーの攻防からマッキンタイアは宙吊りのままフロントスープレックスでトップロープからブレイクを投げ落とすと、必殺技でケリを付けた。
クレイモアという技名はまだ使われないが、代わりにシングルレッグ・ヤクザ(キック)と呼ばれていた。
片足ヤクザって何その昔の三池崇史作品みたいな名前。



2017/5/31のNXT #395 放送できないヒデオ・イタミ


・トマソ・チャンパが演説

特番後にジョニー・ガルガノを裏切ったチャンパが大ブーイングの中で長広舌を振るった。
だが松葉杖をついており、せっかく大々的にヒールターンしたが故障のため長期欠場が見込まれている様子。


ピート・ダン ◯-× ダニー・バーチ
(パンプハンドル・パーフェクトショット)

どんどん扱いの良くなっているバーチはとうとう試合前にこれまでの活躍シーンが流された。未勝利でロスターでもないのに。
健闘どころかむしろUK王者のダンを圧倒する勢いで試合を支配し次々と技を決めたが、ジャーマンでコーナーに叩きつける荒業から必殺技につなげ、ダンが辛くも勝利した。


アンドラーデ・シエン・アルマス ×-◯ セザル・ボノーニ
(スモールパッケージホールド)

アルマスはゴングと同時にドロップキックをぶちかますと、すかさず串刺しWニーにつなげ試合を支配する。
その後もさんざんいたぶり続けたが、ブレーンバスターをスモールパッケージホールドに切り返したボノーニに3カウントを奪われてしまう。
入場シーンすらカットされたボノーニのプッシュが始まったわけではなく、アルマスの連敗ストーリーが組まれたのだろうか。


・ヒデオ・イタミ大荒れ

特番でNXT王座に挑戦するも敗北したヒデオが控室で大荒れ。
なだめるカシアス・オーノに日本語で延々とピー音が掛かる罵声を浴びせ、居合わせたフナキをドン引きさせた。
全セリフが消されていたが、ストーンコールドだってそこまで放送禁止用語を連呼しないぞw


ロデリック・ストロング&カシアス・オーノ ◯-× エリック・ヤング&アレクサンダー・ウルフ
(ガットバスター)

セコンドについたキリアン・デインの介入からSAnitYがオーノに代るがわる暴行を加える。
ストロングに交代すると猛反撃されるが、ブラインドタッチからの不意打ちでヤングがストロングを羽交い締めに捉える。
しかしヤングはデインにリングに入れと命じるが、デインはエプロンまで連れてこいと口論するうちに、ノー・ウェイ・ホセが現れデインを引きずり落としてしまうと、ストロングは特番と同じ新必殺技を叩き込み、ヤングから連勝を収めた。



2017/6/7のNXT #396 ヒデオ・イタミ迷走中


ヘビーマシーナリー(タッカー・ナイト&オーティス・ドーゾビッチ) ◯-× ラーズ・サリバン&ビクター・アンドリュース
(コンパクター)

ディラン・マイリー改めサリバンはナイトと互角以上に渡り合うが、優勢と見て交代したアンドリュースは手も足も出ずマシーナリーにいたぶられ、最後は重機にちなみコンパクターと名付けられた合体アバランシュプレスで圧殺された。

試合後、サリバンはアンドリュースを痛めつけうっぷん晴らしした。


・ロデリック・ストロングとボビー・ルードが対峙

ストロングがNXT王座への意欲を語っているとルードが現れ対峙した。
ヒデオ・イタミはヒールターンしたためNXT王座へのリマッチは無い模様。


ペイトン・ロイス ◯-× サラ・ローガン
(フィッシャーマンズスープレックス)

サラはドブソン→ブリッジスを経てローガンに改姓。
頭突きやニーパットといたラフファイトで抵抗したが必殺技で仕留められた。


オニー・ローキャン △-△ ヒデオ・イタミ
(ノーコンテスト)

やけに衣装のよく似た両雄が対決。ローキャンは早々に必殺技のブロックバスターを浴びせ、トップロープから場外へのサマーソルトプランチャも命中させるが、脚を負傷したフリからのせこい不意打ちでヒデオが逆転。
go 2 sleepを喰らわせたが、NXT王座を逃がしうっぷんの溜まったヒデオはそれで満足せず、さらに2発を追加。
4発目に入ろうとしたところでカシアス・オーノが制止に現れる。口論からオーノに突き飛ばされると、ヒデオは鬼の形相でリングを後にした。


ノー・ウェイ・ホセ ×-×◯ キリアン・デイン
(アルスター・プランテーション)

SAnitYに襲撃され特番を欠場したホセは、おちゃらけムーブを封印して打撃戦を挑む。
だが敵うはずも盛り上がるはずもなく、静かな会場の中で片翼の天使に葬られた。



2017/6/14のNXT #397 フェアプレイを重んじるSAnitY


ドリュー・マッキンタイア ◯-× ロブ・ライジン
(ショットガンキック)

どうせ秒殺と思いきやスーパーキックを浴びせるなどライジンが健闘。胸を小突いたりビンタをかましたりと挑発し続ける根性を見せたが、終始、試合を支配したマッキンタイアに一蹴された。


オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー) ◯-× アンソニー・ドミンゲス&ウィルマー・フレイデイ
(デスバレーボム)

ゴングが鳴るとエラリングの指示でレーザーはリングを下りてしまい、エイカムが一人で料理し、フレイデイと思われる方をフォールした。

試合後も暴行を続けさらに演説しているとヘビーマシーナリーが現れ威圧した。


ベルベティーン・ドリーム ◯-× ラウル・メンドーサ
(ダイビングエルボードロップ)

メンドーサはクルーザー級クラシックに出場したメキシカン。ノアにも参戦したとか。
ただではやられずスピードと蹴り技で抵抗したが、ベルベティーンのキャラに似合わず地味なファイトの前に屈した。


NXT女子王座エリミネーション3ウェイ戦
△ アスカ △ ニッキー・クロス × ルビー・ライオット
(乱闘によりノーコンテスト)防衛成功

中盤で早くもニッキーが必殺技のゴールデンルールをアスカに決めるが、転がって場外に逃げられる。
それを追おうとしたニッキーをルビーが背後からバックドロップで投げ捨て、さらに必殺のレッグラリアートでとどめを刺そうとするも、アスカがカットに入ったため、標的を変更しそれを迎撃。
だがその隙にニッキーにエゴトリップを決められルビーが敗退した。

アスカとニッキーの一対一になると収拾がつかなくなり、場外乱闘から外へ出て行き、アスカはシャッターに叩きつけられたり、氷水の中に顔を突っ込まれたりとさんざんな目に。
会場に戻ってくると、実況席のそばでさらに殴り合いを続け、最後はニッキーがクロスボディでステージ下のテーブルに道連れにし、両者KOで放送終了と相成った。

それにしても乱闘になっても助けに来ないSAnitYの連中はなんてフェアプレイなんだろう。



2017/6/21のNXT #398 貴様のエルボーすでに見切った


エンバー・ムーン ◯-× ペイトン・ロイス
(フライング・スタナー)

負傷により王座戦を逃したエンバーが意外と早く復帰。
序盤から必殺のフライング・スタナーを狙うが、ペイトンに捕らえられ逆に雪崩式フィッシャーマンズスープレックスを掛けられそうに。
それは堪えたものの、ペイトンがレフェリーと交錯した隙にビリー・ケイがエンバーの負傷明けの左腕をロープに叩きつけ、さらにペイトンに追い打ちされる。

左腕を狙い撃たれたエンバーは苦戦を強いられ、またもスタナーをビリーに妨害される。ビリーは場外ダイブで仕留めたもののウィドーズピークを被弾。それをなんとかカウント2で返すと、三度目の正直でスタナーを喰らわせエンバーが復帰戦を飾った。


イーリー・ブラザーズ(ゲイブリエル&ユリエル) ×-◯ SAnitY(エリック・ヤング&アレクサンダー・ウルフ)
(バックドロップ+スワンダイブ式ネックブリーカー)

SAnitYにキリアン・デインは同伴せず。ようやくまともに試合をさせてもらえたイーリーズだが良いところはなく、ゲイブリエルが長時間つかまり、やっと交代したのも束の間、ユリエルが背後からヤングのネックブリーカーを浴びると、ウルフのバックドロップにヤングのスワンダイブ式ネックブリーカーを合わせるツープラトンであっさりフォールされてしまった。


ソーニャ・デビル ◯-× レイチェル・エヴァース
(アームロック)

一瞬エラリング姓に戻ったレイチェルはまたエヴァース姓に。単なる誤記だったか。
MMAスタイルのソーニャは打撃技のみでレイチェルを圧倒。最後はおよそ必殺技に見えないただのアームロックでタップさせた。


カシアス・オーノ ×-◯ アリスター・ブラック
(後ろ回し蹴り)

打撃を得意とする両者は投げ技をほとんど使わず激しくしばき合う。最後までどちらか一方がペースを握ることなく一進一退の攻防が続いたが、オーノのローリングエルボーを完全に見切っていたブラックがカウンターで的確に封じ、最後もエルボーに後ろ回し蹴りを合わせかろうじて勝ちを拾った。



2017/6/28のNXT #399 壮絶な流血戦(※一人だけ)


ホーホー・ルン ×-◯ ベルベティーン・ドリーム
(ダイビングエルボードロップ)

今回の実況は詳細不明だがWWEと揉めているマウロ・ラナーロ。字幕が無いのでぶっちゃけ誰でも良い。
入場にたっぷり時間を掛けた分、試合は短めでジャックハマーで叩きつけた後にエルボードロップを浴びせ、股間をあてがうようないいかげんなフォールでベルベティーンが圧勝した。


ヒデオ・イタミ △-△ オニー・ローキャン
(ドクターストップ)

3週前にヒデオがローキャンに執拗な暴行を加えたためノーコンテストになった試合の再戦。
ヒールターン中のヒデオはガウンもまとわずポーズも決めず、ふてぶてしい態度でリングに上がる。
ローキャンがゴングと同時に走り込んでヨーロピアンアッパーカットを浴びせると、ヒデオは鼻から激しく流血し、止血の甲斐なくドクターストップが掛かってしまった。


ヒデオ・イタミ ◯-× オニー・ローキャン
(go 2 sleep)

ロデリック・ストロングのPVが流された後、両鼻に綿を詰めたヒデオがリングに戻りローキャンを呼び込み、再試合のゴングが鳴った。
一転して歓声に迎えられたヒデオは呼吸が苦しくならないうちに決着をつけようと猛攻撃。ローキャンもそう簡単には主導権を渡さないが、go 2 sleepから逃れた際に右脚をひねってしまう。レフェリーは試合を止めようか迷うが、ローキャンが近づいたヒデオの手を乱暴に払い除けたのを試合続行の意志と見なしたか、負傷に構わずヒデオがgo 2 sleepを浴びせると、3カウントを叩いた。

試合後、ヒデオは3週前のローキャン戦で暴行を働くヒデオを止めに入ったカシアス・オーノを呼び出す。
だが顔を合わせてすぐにSAnitYが脈絡もなく乱入してヒデオとオーノを叩きのめしてしまった。


NXT女子王座ラストウーマン・スタンディング戦
アスカ ◯-× ニッキー・クロス
(実況席直下スーパープレックス)防衛成功

反則裁定無しでとにかく相手を倒し10カウントの間に立ち上がらなければ勝利というルール。女子でやるのは極めて稀である。
アスカはニッキーにゴミ缶をかぶせてキックの連打からミサイルキックを浴びせ、さらに積み重ねたイスの上にデッドリードライブで投擲。
ニッキーもすかさずイスの上にバックドロップを返し、さらにリーガルカッターと必殺技のゴールデンルールの4連発を喰らわせる。通常ルールなら勝負ありだが、アスカはカウント9で立ち上がると、王座ベルトで殴ろうとしたニッキーをハイキックで迎撃。
しかしこのルールではヒールのニッキーに分があり、その後もイスの山へのパワーボムや、場外フェンスを利用してのエゴトリップを炸裂。
さらにアスカをテーブルに寝かせ、ハシゴ上からのダイブでとどめを狙うが、息を吹き返したアスカはハシゴ頂上でニッキーを捉えると、背後の実況席への雪崩式ブレーンバスターを敢行。
ダメージは同等だったがカウント9でなんとか立ち上がったアスカが激戦を制した。

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