NXT感想 2017年7月~12月



デビュー・入団


07月:ティア・トリニダード(ゼリーナ・ベガ) ボビー・フィッシュ
08月:アダム・コール ウルフギャング カイル・オライリー トレント・セブン
09月:ゼイダ デミトリアス・ブロンソン ファビアン・アイクナー
10月:カイリ・セイン セイジ・ベケット タイナラ・コンティ ダコタ・カイ リア・リプリー リオ・ラッシュ
11月:
12月:シェイナ・ベイズラー



一軍昇格


07月:
08月:ボビー・ルード
09月:アスカ
10月:
11月:サラ・ローガン ソーニャ・デビル マーク・アンドリュース マンディ・ローズ リヴ・モーガン ルビー・ライオット
12月:ヒデオ・イタミ



解雇・退団


07月:
08月:エヴァ・マリー
09月:
10月:
11月:ソーヤー・フルトン
12月:



2017/7/5のNXT #400 妻の目の前で夫がグロリアス


ヒデオ・イタミ&カシアス・オーノ ×-◯ アレクサンダー・ウルフ&キリアン・デイン
(クロスボディ)

決裂寸前のところをSAnitYに襲われ、タッグ結成したヒデオ&オーノ。だが息は合わず、長時間つかまっていたヒデオがコーナーに助けを求めるとオーノはウルフと口論中でタッチできず。
それで愛想を尽かしたかヒデオは交代せず単身で戦い続け、ウルフをgo 2 sleepで仕留めたものの、ブラインドタッチしていたデインに不意打ちのクロスボディを浴びせられ、敗北を喫した。


NXT王座戦
ボビー・ルード ◯-× ロデリック・ストロング
(グロリアスDDT)防衛成功

リングサイドに駆けつけた妻と母の声援を受けストロングが優勢。しかし場外乱闘から左脚を鉄階段にぶつけると、すかさずルードが階段を蹴りつけてリングとの間に挟ませて負傷させる。
以降はルードが多彩な……とは言い難いが執拗な左脚攻めを見せる。ストロングは痛みを我慢して逆襲を図るが仕留めきれず、グロリアスDDTを浴びてしまう。
だがこれを返すと動揺したルードの隙をつき、一気にブレーンバスターの体勢から両膝に落とすガットバスターで3カウントを奪取。
ところがルードは直前にロープに逃れており、それに気づいたレフェリーは妻と抱き合って喜ぶストロングに試合再開を命令。息を吹き返したルードはストロングを突き飛ばして妻の目の前のフェンスに叩きつけると、見せつけるような場外でのグロリアスDDTから、リングに上げてとどめのグロリアスDDTを決めて辛勝した。



2017/7/12のNXT #401 ※ウルフは特殊な訓練を積んでいます


アリスター・ブラック ◯-× ボビー・フィッシュ
(後ろ回し蹴り)

ノアの常連として日本でも著名なフィッシュが登場。
ファイトスタイルの似た両雄だが、フィッシュが脚攻めで先制。ペースを握るが頭を足蹴にし、後頭部をはたいたことで怒りを買ってしまい、脚の痛みを忘れたブラックは蹴りの連打から必殺技を叩き込み、大物にデビュー戦を飾らせなかった。


メイ・ヤング・クラシック予選
ヴァネッサ・ボーン ◯-× ジェイミー・ハッシー
(抱え式パワーボム)

老境に至ってなおビキニ姿を披露することをいとわず、誰彼構わず罰ゲームのリップロックを見舞った故メイ・ヤングをしのんだ女子選手限定トーナメントが開幕。その出場権を争う予選。
チアリーダー出身アフロのヴァネッサとインディーレスラーらしいジェイミーの対決。
なぜ放送に持ってきたのか理解に苦しむ内容で、スローモーな展開からあっさりヴァネッサが勝利した。

※追記 ヴァネッサは過去に2回登場した元ダニエル・カーメラとのこと


・ジョニー・ガルガノが復帰
劇的にヒールターンした相棒のトマソ・チャンパが故障し長期欠場になってしまい、抗争できず宙に浮いたガルガノが久々の登場。色んな意味で複雑な心境を語った。


NXTタッグ王座戦
オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー) ◯-× ヘビー・マシーナリー(タッカー・ナイト&オーティス・ドーゾビッチ)
(ボール&ギャグ)防衛成功

パワーではペインにも全く引けを取らないヘビー・マシーナリーだが、ナイトが場外に転落させられ集中攻撃を浴びる。
交代するとドーゾビッチが猛反撃に打って出るが、必殺のコンパクターを狙ったところをナイトがレーザーに蹴り倒され、逆にツープラトンを喰らいドーゾビッチがレーザーにフォールされてしまった。

試合後、エリック・ヤングを除くSAnitYの3人が現れる。NXTのタッグチームをのきなみ片付けてしまったペインに同じヒールのSAnitYが挑む試みはアメプロでは珍しい。
アレクサンダー・ウルフは上空から降り注ぐ紙を千切っては食べる謎の挑発を見せていた。



2017/7/19のNXT #402 挑戦者決定


エンバー・ムーン ◯-× ルビー・ライオット
(フライング・スタナー)

開始早々に客席から「This is Wrestling」チャントが飛び交う好勝負。手が合うのかルビーはこれまでで最も良い動きを見せ、トップロープからのセントーンや雪崩式フランケンシュタイナー等の大技を披露。
余談だがWWEでは基本的にハリケーン・ラナと呼ばれるが、実況のマウロ・ラナーロはフランケンシュタイナーと呼んでいた。シュタイナーの部分がスコット・スタイナー大先生由来だからだと思うのだが、このあたりプロレス畑ではない外部招聘のラナーロならではだろうか。
一進一退の熱戦が最後まで続き、ディスカス・クローズラインを叩き込んだエンバーが一気に必殺技までつなげて勝利した。


オニー・ローキャン ◯-× ダニー・バーチ
(シングルレッグ・ボストンクラブ)

いまだにロスターではないようだが謎のプッシュを受けるバーチが今回も躍動。
スパイク式ダイヤモンドカッターやパワーボムホイップを喰らわせてニアフォールとなるが、ローキャンはガチビンタ3発で流血させると、雪崩式ブレーンバスターを逃れ、突進してきたところを後転しながら捕らえるランス・ストーム式のボストンクラブであっけなくタップを奪った。

試合後には握手を交わし、バーチは再戦を要求しローキャンも快諾した。これタッグ結成する流れだろ。


ノー・ウェイ・ホセ ◯-× セザル・ボノーニ
(パンチ)

アンドラーデ・シエン・アルマスから金星を奪ったのに2ヶ月出番のなかったボノーニが登場。
しかし攻勢に出たのは一瞬で、全く歯が立たず普通にホセに仕留められた。

その後、アルマスが元TNA女子タッグ王者のロシータことティア・トリニダードを伴いボノーニを襲撃。さらにホセを挑発して去っていった。


NXT王座挑戦権争奪戦
ドリュー・マッキンタイア ◯-× キリアン・デイン
(クレイモア×2)

ヒール同士ながら無敗の両者で挑戦権が争われた。
中盤からデインが一方的にベイダーボム、雪崩式フィッシャーマンズ・スープレックス、パワーボムホイップといった大技を連発するがマッキンタイアはフォールを拒否。
逆に懐かしのフューチャー・ショック(ダブルアームDDT)を返すがデインはそれをカウント1で返し、さらにようやくクレイモアの名称が解禁された片足ドロップキックからも起き上がって見せる。
動揺しながらもマッキンタイアは観客とデインの双方から「もう一発!」と促され、2発目のクレイモアでとどめを刺しNXT王座への切符を手に入れた。

これでタッグ王座とNXT王座はヒール同士で、女子王座はフェイス同士で争われるという珍しい形になった。



2017/7/26のNXT #403 ギャビ・ガルシアより秒殺


エンバー・ムーン ◯-× レイディー・タパ
(フライング・スタナー)

タパはTNAに参戦し、RIZINではギャビ・ガルシアとも戦った180cm超の巨体で序盤だけ攻め込むが、エンバーはトルネード式のブレーンバスターで反撃に出るとギャビ・ガルシアを上回るわずか1分半で料理し、NXT女子王者アスカに挑戦表明した。


オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー) --- デビッド・ラモス&ティモシー・バンパース
(試合不成立)

ラモス&バンパースはとてもジョバーには見えない個性あふれる二人組だったが、ゴング前にSAnitYのアレクサンダー・ウルフ&キリアン・デインに襲撃され、試合は流れてしまう。
SAnitYはさらにオーサーズ・オブ・ペインを襲ったが軽く返り討ちにあった。


ベルベティーン・ドリーム ◯-× セザル・ボノーニ
(ダイビングエルボードロップ)

キャラの定まらないボノーニはなぜかみちのくドライバーを披露したが、ベルベティーンにデスバレーボムで叩きつけられると、トップロープ上で腰振りからのエルボードロップで仕留められた。


・ドリュー・マッキンタイアが演説
NXT王者ボビー・ルードへの挑戦権を手に入れたマッキンタイアがタイトル戦への意欲を語った。


カシアス・オーノ ◯-× ヒデオ・イタミ
(ローブローにより反則)

これといって特筆することもなくヒデオが優勢に試合を進めたが、オーノが強烈なブートで反撃。
さらに必殺のローリングエルボーを繰り出そうとしたが、ヒデオが正面から急所を蹴りつけ反則裁定が下された。

ヒデオはその後も暴行を続けgo 2 sleepを浴びせると、さらに場外に引きずり出してgo 2 sleepで鉄階段に叩きつけ、遺恨決着戦どころかますます因縁は深まった。



2017/8/2のNXT #404 カイル・オライリー電撃参戦


ジョニー・ガルガノ ◯-× ラウル・メンドーサ
(ガルガノ・エスケープ)

ガルガノの久々の試合。転がりながらの延髄斬りやロープ中段をすり抜けてのスピアー等のおなじみの技で盛り上げる。
正式契約したらしいメンドーサもただではやられず、強烈な延髄斬りをお返しするとトップロープから450スプラッシュを試みるが、かわしたガルガノが手際は悪かったものの必殺技に捕らえて復帰戦を飾った。


・アスカとエンバー・ムーンが激突

特番での女子王座戦を前にアスカとエンバーが対峙。
アスカは握手と見せかけて平手打ちを浴びせるがエンバーはエルボーで応戦。いったんはアスカが蹴り倒したものの、こっそりトップロープに上がったエンバーが必殺のフライング・スタナーを喰らわせ、前哨戦を制した。


・ロデリック・ストロングが激昂

ボビー・ルードのインタビューにストロングが割り込む。GMのウィリアム・リーガル卿が注意すると、先月のNXT王座戦の裁定に文句を付けるが、リーガル卿は次の王座戦はあくまでルードとドリュー・マッキンタイアで争われると一蹴した。


ソーニャ・デビル ◯-× ジーナ・ヴァン・ベメル
(飛びつき腕ひしぎ十字固め)

豊満というかぽっちゃり体型というか、とにかくガタイの良いジーナを相手に、ソーニャは腕を後ろに組んで殴ってこいと余裕を見せる。
ジーナにほとんど見せ場はなく、コーナーで圧殺された次の瞬間に腕ひしぎに捕らえたソーニャが快勝した。


・ヒデオ・イタミにアリスター・ブラックが絡む

着々とヒールターンしているヒデオが日本語混じりで演説していると、カシアス・オーノではなくブラックが登場。
ヒデオは衝突を避けリングを下りると見せて奇襲を掛けたが、物の見事に後ろ回し蹴りで迎撃された。


アリスター・ブラック ◯-× カイル・オライリー
(後ろ回し蹴り)

ヒデオを文字通りに一蹴したブラックがそのままリングに居座り試合を待っていると、先日のボビー・フィッシュに続きオライリーがサプライズ参戦。
キャリア12年の元ROH王者で、新日でもジュニア戦線で活躍したオライリーは、得意としている足技ではブラックに遅れを取るも、火の玉ボム気味に落とすと脚・腕・胴を順繰りに攻め、全身を痛めつける。
長尺の熱戦となったが、オライリーはアックスキック(脳天かかと落とし)を何度も試みたせいで次第に見切られ、3発目を必殺の後ろ回し蹴りに切り返したブラックが辛勝した。



2017/8/9のNXT #405 デュースン・ドミノの紛い物


・エリック・ヤングが復活

SAnitYの面々がリングに集まりタッグ王座戦の決まったオーサーズ・オブ・ペインを招く。
するとしばらく欠場していたヤングが突如現れるや不意打ちでレーザーを殴り倒し、リングサイドの鉄柵に縛り付け、残されたエイカムを集団リンチ。
レーザーは力ずくで鉄柵を外したものの、そんな重量物を引きずった状態では何もできず、エイカムもろともいたぶられてしまった。


ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ◯-× メトロ・ブラザーズ(クリス・メトロ&JC・メトロ)
(スパインバスター→フロッグスプラッシュ)

TVデビューから数えて苦節4年目(契約からは5年目)にしてドーキンスについにプッシュが始まる。おそらくNXT史上で最も長く掛かったはず。ケネス・クロフォード改めモンテス・フォードとのタッグで、どこからどう見てもデュースン・ドミノを思い出さずにはいられないメトロ・ブラザーズに完勝。
最後はドーキンスのスパインバスターからフォードのバネのあるフロッグスプラッシュにつなげJCを仕留めた。


・NXT王座戦を前に波乱

特番での対決を前にGMのウィリアム・リーガル卿の立ち会いのもと、王者ボビー・ルードと挑戦者ドリュー・マッキンタイアが対面。
しかしそこにロデリック・ストロングが現れ、先月のルード戦での裁定覆しにまたも不服を唱える。
執拗な抗議にリーガル卿も折れ、次回にストロングとマッキンタイアが対戦し、ストロングが勝てば王座戦を三つ巴戦に変更すると裁決した。


オニー・ローキャン ×-◯ ダニー・バーチ
(ロールアップ)

先日、再戦を約束したばかりの両雄が早くも顔合わせ。
序盤はろくに技を出さずガチなボディブローやネックロックで、中盤からはハードヒットする打撃や豪快な投げ技でしばき合う。
最後は前回の対戦で決着手となったハーフボストンクラブにローキャンが捕らえかけるが、激しく抵抗されたためボストンクラブに移行したものの、バーチが強引に反転させて押さえ込み、ついにNXT初勝利を挙げた。

試合後、握手を求められたローキャンはいったんは拒否したものの、固く握手を交わし健闘を称え合った。これ絶対タッグ結成して王者になる流れだって。


ノー・ウェイ・ホセ ×-◯ アンドラーデ・シエン・アルマス
(ハンマーロックDDT)

アルマスに帯同したティア・トリニダード改めゼリーナ・ベガは、おなじみの寝そべりポーズで挑発するアルマスを、その舐めた態度がいけないと叱責。
その後もあまり反省せず挑発を織り交ぜるアルマスをそのたびに叱りつけ、あっさりホセを片付けると、ゼリーナは実況席からマイクを取り、特番でみんなのお気に入りのジョニー・ガルガノをアルマスが倒してやると豪語した。



2017/8/16のNXT #406 病院に行かしたるわ×2


・NXT女子王座戦の調印式

ウィリアム・リーガルGM立ち会いのもとアスカとエンバー・ムーンが王座戦の調印を交わす。
サインを終えるやアスカはマイクを取り「病院に行かしたるわ!」と関西弁で2回まくし立てた。


ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ◯-× ラーズ・サリバン&クリス・シルビオ
(スパインバスター→フロッグスプラッシュ)

リーガル卿に直談判したサリバンは、キャリア16年だけどアメリカ版のプロレスwikiを当たっても驚くほど何も情報が書かれていないシルビオとタッグ戦に挑む。
だがシルビオは抜け駆けでドーキンスに飛びかかるも殴り倒され、そのまま為す術もなくフォードに3カウントを献上。
出番のなかったサリバンはシルビオを屋外へ連れ出しゴミ箱に投棄した。


ルビー・ライオット ◯-× ビリー・ケイ
(ペレキック)

ビリーは挑発を繰り返しながら、序盤にロスト・イン・ザ・ウッズを決めるなど優勢。
だがルビーは蹴り技で反撃に出ると、髪をつかみわめき立てるビリーに不意打ちのペレキックを叩き込み逆転勝利した。


ロデリック・ストロング △-△ ドリュー・マッキンタイア
(ボビー・ルード乱入によりノーコンテスト)

多彩なバックブリーカーを得意とするストロングだが、この日はドロップキックや延髄斬りで頭を狙い撃ち、バックドロップでエプロンに落とすことに成功しペースを握る。
マッキンタイアはロック様を思い出させるベリー・トゥ・ベリーで動きを止めると、クレイモアは飛び膝で返されたものの、トップロープに上がったストロングに頭突きをかます。
だがコーナー上で殴り合っている所にルードが乱入してしまい、試合はノーコンテストに。
ルードはマッキンタイアにグロリアスDDTを浴びせ勝ち誇った。



2017/8/19のNXT TakeOver Brooklyn Ⅲ #407


ジョニー・ガルガノ ×-◯ アンドラーデ・シエン・アルマス
(ハンマーロックDDT)

技巧派の両雄が目まぐるしく攻守を入れ替えしのぎを削る。アルマスは珍しくロープ中段への寝そべりに失敗するが、ガルガノを宙吊りになりながらの三角絞めに捕らえ、左腕に狙いを定める。
だがガルガノは平手打ちされると怒りで痛みを忘れ、左腕でのクローズラインを連発。
しかしアルマスはスリングショット・スピアー(ロープ中段をすり抜けてのスピアー)を受け止めると顔面から叩きつけ、さらにリバース・トルネードDDTで追い打ち。
ガルガノ・エスケープを力ずくで持ち上げソンブラドライバーでコーナーにぶつけ、さらに串刺しダブルニーを喰らわせるがカウント2.9まで。
いいようにやられるガルガノはスーパーキックの連射からスネークアイズを浴びせアルマスを追い詰めるが、ここまでおとなしくしていたアルマスのセコンドのゼリーナ・ベガがTシャツを投げつけ、気を取られた隙にアルマスがドロップキックから必殺技につなげ、勝利をかすめ取った。


NXTタッグ王座戦
オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー) ×-◯ SAnitY(エリック・ヤング&アレクサンダー・ウルフ)
(バックドロップ+ネックブリーカー)王座奪取

復帰したヤングに暴行され荒れ狂うペインはゴングを待たずにSAnitYを襲撃。
数分間の乱闘の末、レフェリーはウルフがリングに放り込まれたところでゴングを鳴らし、普通に試合が始まる。
キリアン・デインがコーナーにいたが、ウルフがタッチを求めるとヤングがエプロンに上がりタッチを要求。キン肉マンばりの強引な選手交代で参戦するが、そもそも受け役のヤングは一方的にペインにいたぶられる。
しかし交代したウルフが今まで披露しなかったエクスプロイダーやらジャーマンやら雪崩式フランケンシュタイナーやらの大技を連発。
さらにニッキー・クロスが2階建てブレーンバスターを阻止し、場外のエイカムにプランチャを敢行。軽々と受け止められるがデインがクロスボディで追い打ちし、序盤にヤングが設置したテーブルに叩きつけ伏線回収すると、ツープラトンからウルフがレーザーをフォールし、SAnitYが4人がかりの連携でベルトを奪った。

だが勝利の余韻に浸る間もなく、ボビー・フィッシュとカイル・オライリーが乱入。SAnitYとペインを叩きのめしてしまった。


アリスター・ブラック ◯-× ヒデオ・イタミ
(後ろ回し蹴り)

生演奏の入場曲を背に現れたブラックは、ヒデオと激しく蹴り技を応酬。
鼻血を出させたヒデオが先制し、執拗なチンロックでさらに流血を激しくさせる。
蹴り技を見切られていたブラックは、突進してきたヒデオをカサドーラで丸め込み意表を突くと、ハイキックを突き刺すが形勢は覆らず、ヒデオの雪崩式ファルコンアローと通常ファルコンアローを立て続けに喰らう。
さらにgo 2 sleepの体勢に入られ万事休したかと思われたが、ブラックはなんとか脱出すると後ろ回し蹴りを一閃させ逆転勝ちした。


NXT女子王座戦
アスカ ◯-× エンバー・ムーン
(アスカロック)防衛成功

エンバーはゴングと同時にドロップキックをぶちかますと、アスカのお株を奪うように水面蹴り、低空ドロップキックと蹴り技を連発。
だがアスカは場外乱闘からハンマーロック式のブレーンバスターで床に投げ落とすと、リングに戻りじっくりと左腕を攻める。
卍固めから実況に適当にフジワラアームバーと呼ばれながら白目式腕固めに移るが、エンバーは強引に担ぎ上げて投棄し、掟破りのアスカロックを披露。
本人のアスカロックもパワーで引き剥がし、ついにフライング・スタナーを炸裂。しかしフォール率100%だった必殺技を返されてしまう。
追い詰められたアスカはレフェリーを盾に2発目を阻止し、タイツをつかんでの片エビ固めもバレて進退窮まるが、死んだふりからのアスカロックで紙一重の勝利を拾った。


NXT王座戦
ボビー・ルード ×-◯ ドリュー・マッキンタイア
(クレイモア)王座奪取

マッキンタイアはバグパイプ隊を従え、ルードはビートマニアみたいな演出でそれぞれ入場。
体格で勝るマッキンタイアはパワーで圧倒し、ルードは普段あまり使わないスピードや飛び技で対抗。
試合後半、マッキンタイアはクレイモアの体勢に入るが、ルードは死んだふりでやりすごすと、バックスタバーで反撃。だがマッキンタイアもすぐさまフューチャー・ショックを返し、一進一退の攻防。
一軍なら確実に冷えるヒール同士の一戦ながら全く問題なく盛り上がり続け、マッキンタイアはついにクレイモアを浴びせるが、ルードはとっさに転がりロープへ逃げる。マッキンタイアは初披露のサマーソルトプランチャで追い打ちすると、リングに上げとどめのクレイモアを狙うが、ルードはスパインバスターで切り返すとグロリアスDDTを突き刺すがカウント2まで。
ルードはさらにグロリアスDDTを決めると駄目押しの2連発に入ろうとするが、マッキンタイアが頭突きで跳ね除け、逆にクレイモアを喰らわせ逆転勝利した。

しかし喜びもつかの間、ボビー・フィッシュとカイル・オライリーが再び現れ注意をひきつけた隙に、アダム・コールが突如現れ、三人がかりでマッキンタイアを血祭りに上げてしまった。



2017/8/23のNXT #408 グロリアスな一軍昇格


・ノー・ウェイ・ホセが襲撃される

今回は特番のリプレイや試合後のインタビュー、放送枠外の試合が流される。
まずはホセがパーリーピーポーを引き連れ現れたが、ラーズ・サリバンに背後から襲われ、ロックボトム気味に叩きつけられてしまった。


サラ・ローガン ×-◯ ペイトン・ロイス
(フィッシャーマンズスープレックス)

ペイトンは早々に得意の後ろ回し蹴りを叩き込むが、サラがパワーで反撃し、エベレストジャーマンで投棄。勢いに乗りビリー・ケイの妨害も排除したが、隙をついたペイトンが膝を顔面に突き刺すと、すかさずフィッシャーマンで固めて逆転勝利した。


・ボビー・ルードが一軍昇格

NXT王座から陥落したルードがSMACKDOWNに登場した映像が紹介された。新王者のドリュー・マッキンタイアはアダム・コールらに襲われ抗争に入るし、再戦はせずそのままNXTから退場だろうか。
そもそもNXTを経由する理由もないトップレスラーだったし、多くの試合を見られて本当に良かった。


タイラー・ベイト&トレント・セブン ×-◯ ピート・ダン&ウルフギャング
(セントーンボム)

前UK王者のベイトが師匠のセブンと組み久々の参戦。
予想以上の歓声に迎えられた現UK王者のダンは初登場のウルフギャングと組む。UK四人組がこうも歓迎されるNXTは実にいいものだ。

試合は前半は師弟タッグがダンを孤立させ、後半はダン組がセブンを包囲し、最後はベイトが一気に攻め込みダンに必殺のタイラー・ドライバーを浴びせるが、ブラインドタッチしていたウルフギャングがそこにセントーンボムで飛び込み圧殺した。
ヒール同士だがウルフギャングがダンのベルトに挑む展開になるだろう。



2017/8/30のNXT #409 ヒュンケルみたいな最期


・襲撃事件が発生

冒頭、駐車場に倒れたアレクサンダー・ウルフやキリアン・デイン、警備員らが映される。
ヒュンケルみたいに車にもたれかかりぴくりとも動かないウルフは完全に死んでるだろww


・ドリュー・マッキンタイアが演説

新NXT王者になったマッキンタイアが演説していると、ロデリック・ストロングが割り込みにらみ合った。


ルビー・ライオット ×-◯ ペイトン・ロイス
(フィッシャーマンズスープレックス)

首投げヘッドロックに捕らえられたペイトンは、両足でルビーの首を挟んで絞め上げる、カーメラのコード・オブ・サイレンスそっくりの技で反撃。
さらにトップロープに上がったルビーに後ろ回し蹴りを浴びせ、デスバレーボムで叩きつける。
ルビーは回し蹴りを捕らえるとパワーボムで落とすが、ビリー・ケイが要所要所で乱入してはペイトンを手助けするため決めきれず、最後は場外でビリーにビッグブートを喰らい、ペイトンのフィッシャーマンでとどめを刺された。


ヘビーマシーナリー(タッカー・ナイト&オーティス・ドーゾビッチ) ◯-× ダミエン・アウィール&エドウィン・ネグロン
(コンパクター)

ナイトがネグロンと思われる方をルー・テーズプレスで倒すと、その上にコンパクターでアウィールと思われる方を叩きつけ、ヘビーマシーナリーが圧勝した。


ロデリック・ストロング ◯-× ボビー・ルード
(ガットバスター)

特番で見納めかと思ったらまだもう一試合あったルードは、エプロン上の攻防からストロングを鉄柱にぶつけると背中に集中攻撃。
初披露のスタナーで落とすTKOからグロリアスDDTも喰らわせるが、ストロングはロープ際に転がって回避すると息を吹き返し、飛び膝の連発で反撃に出る。
そしてブレーンバスターから両膝に落とす必殺技を浴びせ、投げキッスからもう一発決めストロングがルードに初勝利した。

試合後、エントランスにマッキンタイアが現れベルトを掲げたのもつかの間、背後からアダム・コール&ボビー・フィッシュ&カイル・オライリーが襲撃し、特番のラストを再現してしまった。



2017/9/6のNXT #410 アスカ、昇格


アンドラーデ・シエン・アルマス ◯-× セザル・ボノーニ
(ハンマーロックDDT)

アルマスのセコンドのゼリーナ・ベガは実況に参加。
金星を献上した因縁のボノーニ相手にもアルマスは優勢に試合を進め、最後は串刺しダブルニーを狙おうとしたが、ゼリーナがマイクを通じて指示を出し、必殺技に切り替えて快勝した。


ハンディ戦
ラーズ・サリバン ◯-× ジェイク・ジェームス&アルフレッド・ワトキンス&リッキー・マルティネス
(スパインバスター)

サリバンが三人まとめてかかってこいと挑発しワトキンスと思われる相手を秒殺した。
ジェイク・ジェームスはたぶんプロレスwikiでリンクが張られているのとは別人の模様。

試合後には以前サリバンに襲撃されたノー・ウェイ・ホセが報復に乗り出したが返り討ちにされた。


ソーニャ・デビル ◯-× ゼイダ
(三角絞め)

初登場のゼイダは元MMAファイターで契約選手。恐ろしく低いリープフロッグと恐ろしく遅いキックを披露したものの秒殺された。
元格闘家だし本気のキックはもっと速いんだよね……?


ノーDQ戦
カシアス・オーノ ◯-× ヒデオ・イタミ
(ローブロー→ローリングエルボー)

遺恨決着戦。ノーDQ(反則裁定なし)を活かしヒデオが鉄柱や鉄階段への叩きつけでペースをつかむと、オーノのエルボーにイスをぶつけて右肘を負傷させる。
さらにイスを抱かせてのドロップキックからgo 2 sleppでとどめを刺そうとするが、逃れたオーノは急所蹴りを受け止め、逆に背後から深々とローブロー(急所パンチ)をお見舞いし、エルボーでヒデオを昏倒させ逆転勝利した。


・アスカが一軍昇格

GMのウィリアム・リーガル卿がアスカを呼び、負傷により欠場するが復帰後に一軍昇格が決まったことを発表。
中邑真輔の時のようにスタッフ・選手がエントランスに現れて祝福の拍手を送り、好敵手エンバー・ムーンがリングに上がりハグ。さらにNXT最高責任者のHHHも登場し花束を渡すと、アスカは涙ぐみながら感謝した。



2017/9/13のNXT #411 巨体がうなるぞ空飛ぶぞ


ルビー・ライオット&ニッキー・クロス ◯-× ビリー・ケイ&ペイトン・ロイス
(ダイビング・セントーン)

タッグ戦とアナウンスされるがルビーの相方は現れずハンディ戦の様相。NXTでは珍しく女子レフェリーが裁いている。
ニッキーは途中で現れるとじわじわリングに近づき、ルビーが相手の同士討ちを誘い一息ついたところで交代。オージー組を片付け、必殺技でビリーを倒すと、ルビーにフィニッシュを譲り去っていった。


ジョニー・ガルガノ ◯-× リディック・モス
(スリングショット・スピアー)

一回りでかいモスが、セコンドに付いたティノ・サバテリの助けを借りるまでもなくパワーを活かして圧倒。試合時間のおよそ9割を支配して攻めまくり、ガルガノ・エスケープからも脱出したものの、ロープ中段をすり抜けてのスピアーを突き刺され惜敗した。


ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ◯-× イーリー・ブラザーズ(ゲイブリエル&ユリエル)
(スパインバスター→フロッグスプラッシュ)

一瞬イーリーズに攻められる場面もあったが、危なげなくプロフィッツが兄弟のどちらかを仕留めた。


UK王座戦
ピート・ダン ◯-× ウルフギャング
(パンプハンドル・パーフェクトショット)防衛成功

ウルフギャングが巨体に似合わぬ身軽さで、サマーソルト・プランチャやムーンサルトを披露。
滞空時間の長いセントーンでとどめを狙うが、ダンは寸前でかわして腕ひしぎ逆十字に捕らえる。
その後も二転三転するが、最後は隙をついて右肘を叩き込んだダンが必殺技につなげ、辛くもベルトを守った。

試合後にアダム・コール&ボビー・フィッシュ&カイル・オライリーがダンを襲撃。
ウルフギャングが加勢に入るも2対3では敵わず、しかもダンはウルフギャングがやられている隙に撤退。
観客の声に押されてリングに走ったが、ベルトを取りに戻っただけで、観客も怒るより笑っていた。



2017/9/20のNXT #412 意外!それは髪の毛ッ!


ジョニー・ガルガノ ◯-× ティノ・サバテリ
(ガルガノ・エスケープ)

前回ガルガノを圧倒して見せたリディック・モスの相方と対戦。
サバテリはビンタや突き飛ばしで挑発してガルガノの隙を作り、数少ない持ち技で攻め立てたものの、挑発に夢中でスーパーキックを被弾すると必殺技で絞め落とされた。
ヒール組なのに前回のモス戦に続き、セコンドが一切手出ししないのはなぜだろう。


レイシー・エヴァンス ×-◯ ビアンカ・ブレア
(アーリウープ)

未勝利同士の一戦。ぱっと見フェイスのビアンカがヒールに振る舞い、痴女みたいな衣装のレイシーにラフファイトを展開。
ビアンカは大柄なレイシーを軽々と担ぎ上げ、レイシーはそれなりの打撃を披露。
最後はビアンカが地面に着くほど長いお下げを振り回して腰を鞭打ち、ビッグショーが使っていたアーリウープで叩きつけ初勝利を挙げた。


・アリスター・ブラックが初演説

これまでインタビューにすら登場しなかった(と思う)ブラックがスーツ姿で現れマイクアピール。
そこにベルベティーン・ドリームが割り込み喧嘩を吹っ掛けた。


ノー・ウェイ・ホセ ×-◯ ラーズ・サリバン
(スパインバスター)

遺恨決着戦だがホセはサリバンからダウンすら奪えず、トップロープからのダイビング・ヘッドバッドを被弾し、高々と抱え上げてのスパインバスターでとどめを刺された。


タイラー・ベイト&トレント・セブン ×-◯ ボビー・フィッシュ&カイル・オライリー
(STO+ドライビングエルボー)

師弟タッグはセブンが長時間にわたり捕まる苦しい展開。オライリー組はスーツ姿でセコンドに付いたアダム・コールを交えて連携を繰り出し、交代したベイトにもオライリーがブレーンバスターで担ぎ上げたところにフィッシュが脳天蹴りを浴びせる絶対痛いけど地味なツープラトンを喰らわせるが、ロープに逃げられる。
セブンはオライリーをハーフボストンクラブに固めるが、コールがエプロンにいたベイトを蹴り倒すと万事休す。
最後はオライリーのSTOにフィッシュのドライビングエルボーを合わせるツープラトンでセブンが仕留められた。

試合後、ドリュー・マッキンタイアが現れるとコールら三人は逃げ出したが、SAnitYに待ち伏せされ手痛い報復を受けた。



2017/9/27のNXT #413 皆まで言うな


オニー・ローキャン ×-◯ ラーズ・サリバン
(スパインバスター)

ローキャンはガチビンタやアッパーカットでサリバンをふらつかせるがダウンは奪えず、場外への走り込んでのプランチャも受け止められ、豪快なスパインバスターで仕留められた。

サリバンは試合後もローキャンを襲おうとしたがダニー・バーチが駆けつけ無事に逃がした。


ヘビーマシーナリー(タッカー・ナイト&オーティス・ドーゾビッチ) ◯-× デミトリアス・ブロンソン&パトリック・スコット
(コンパクター)

ブロンソンは元NFL。スコットはプロレスwikiにはレオン・スコットと書かれていたが別人。
マシーナリーが弄んだ挙句にコンパクターで押しつぶし、ナイトが二人まとめてフォールした。


リヴ・モーガン ◯-× ヴァネッサ・ボーン
(コードブリーカー)

ヴァネッサのラフファイトに苦しめられたリヴだが、最後は8割くらいコードブリーカーな新必殺技で快勝した。


カシアス・オーノ ◯-× ファビアン・アイクナー
(ローリングビッグブート)

デビュー戦のアイクナーはクルーザー級クラシックにも参戦したイタリアン。
パワー系の見た目からは想像もつかない身軽さで、宇宙人プランチャで観客の心をつかむと、ロープからロープへ飛び移ってのムーンサルトや、見た目通りの怪力も披露。
だがここはオーノに一歩及ばず、新必殺技?で蹴り倒された。


・カイリ・セイン特番デビューへ

メイ・ヤング・クラシックを優勝したカイリ・セインこと宝城カイリが、次回特番で行われるNXT女子王座決定フェイタル4ウェイ戦へ出場することが発表された。


エリック・ヤング ×-◯ アダム・コール
(ニープラス)

特番でやってもいいような豪華カードが実現。
他の試合が押したのか残り放送時間が7分無い中でゴングが鳴り、ヤングはアダム・コール・ベイベーを皆まで言わせず殴り倒し、両者譲らず互角の戦い。
最後はトップロープに上がったヤングが、リングに横たわるコールではなく場外で乱闘するセコンドたちにプランチャで飛びかかり全員をなぎ倒すも、リングに戻った瞬間に飛び膝蹴りを叩き込まれ、コールに軍配が上がった。



2017/10/4のNXT #414 カイリ・セイン見参


ルビー・ライオット&ニッキー・クロス ◯-× ビリー・ケイ&ペイトン・ロイス
(ペレキック)

前回の対戦と同じくニッキーはなかなか現れず、ルビーがハンディ戦を強いられる。
リングに上ったニッキーはオージー組の必殺ツープラトン、ビリーの膝に顔面叩きつけをカウント2で返し、ルビーへのブラインドタッチにつなげると、まだフィニッシュの説得力の足りないペレキックでビリーを一蹴した。


アリスター・ブラック --- リオ・ラッシュ
(ベルベティーン・ドリームの乱入により試合中止)

すっかり新入りの歓迎役になったブラックが元CZW王者のリオ・ラッシュと対戦……する前に先週ブラックに喧嘩を吹っ掛けたベルベティーンがラッシュを襲い、試合中止に追い込んでしまう。
変わり果てた元タッグパートナーにラッシュは何を思うか。


カイリ・セイン ◯-× アリーヤ
(ダイビング・エルボードロップ)

メイ・ヤング・クラシックを優勝したカイリ・セインこと宝城カイリがNXTに見参。
一時はディーバの中心メンバーにいたのに入場曲すら省かれたジョバー役のアリーヤは何を思うか。
怒れるアリーヤが前~中盤を支配するが、カイリはスピアーで動きを止めるとコーナーに追い詰めて畳み掛け、最後はとんでもない高度からエルボーを落とし初陣を飾った。


NXT王座戦
ドリュー・マッキンタイア ◯-× ロデリック・ストロング
(フューチャーショック→クレイモア)王座防衛

待望の王座戦にこぎ着けたストロングは意欲十分。パワーを見せつけるマッキンタイアにスピードで対抗し、場外乱闘から鉄階段にバックブリーカーで落とすことに成功すると、背中を攻め立てる。
痛みからマッキンタイアはカウンタを合わせる程度の反撃にとどまるが、回復すると雪崩式のシュバインで叩きつけるがロープに逃げられ、クレイモアも同型のショットガンキックに切り返される。
だが場外での攻防から、マッキンタイアが鉄柱へのパワーボムを浴びせて勝負あり。リングに上げてフューチャーショックからクレイモアを喰らわせベルトを守り抜いた。

試合後、マッキンタイアは自ら握手を求めストロングの健闘を称えた。



2017/10/11のNXT #415 絶対に笑ってはいけないベルベティーン・ドリーム


NXT女子王座決定戦 予選
× ニッキー・クロス リヴ・モーガン ◯ ペイトン・ロイス
(フィッシャーマンズスープレックス)

一軍昇格したアスカが返上したNXT女子王座を4WAY戦で争うことが決定。メイ・ヤング・クラシックを制したカイリ・セインがすでに出場権を得ており、残り3枠をめぐり予選が行われる。

ニッキーが共闘したり二人まとめて片付けたり狂乱ファイトを展開するが、そこにSAnitYと抗争中のアダム・コール、ボビー・フィッシュ、カイル・オライリーが結成したアンディスピューテッド・エラが現れ、ブラジル人ディーバのタイナラ・コンティを送り込む。
タイナラはニッキーのフォールを立て続けに妨害。激怒したニッキーは追い回すが、その隙を逃さずペイトンが後ろ回し蹴りからフィッシャーマンにつなげ、勝利を横取りした。


リオ・ラッシュ ×-◯ ベルベティーン・ドリーム
(ダイビング・エルボードロップ)

前回のデビュー戦を妨害されたラッシュが元相棒のベルベティーンと対戦。
リングに寝そべり官能的に(?)アピールする元相棒を、ラッシュは冷たい目で見つめる。
ラッシュは高速のロープワークでいきなり客席を沸かせるが、攻撃は単発に留まり、デスバレーボムで叩きつけられると、高度のあるダイビング・エルボードロップで仕留められた。


ダニー・バーチ ×-◯ ラーズ・サリバン
(スパインバスター)

バーチが相棒(?)オニー・ローキャンの仇討ちに挑んだがやはりダウンすら奪えずに玉砕した。


ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ◯-× ダミアン・スミス&マルコス・エスパーダ
(フロッグスプラッシュ)

試合時間のおよそ八割はプロフィッツのおちょくりアピールで、何事もなくフォードがスミスを仕留めた。
ビンス・マクマホンが嫌いそうな内容だった。


ジョニー・ガルガノ ×-◯ アンドラーデ・シエン・アルマス
(ハンマーロックDDT)

まだTVマッチ2戦目なのがもったいなく感じるほど、テクニシャン同士で手が合い、カウンターの応酬を繰り広げる。
飛びつき式のパーフェクトショットやアイコノクラズムなど初披露の技も多く飛び出し、最後まで一進一退の攻防を続け、アルマスがガルガノ・エスケープに捕らえられたが、ゼリーナ・ベガが着込んでいた#DIY(かつてガルガノがトマソ・チャンパと組んでいたタッグチーム)のTシャツを見せて動揺を誘う。
あのせっかくの裏切り劇はなんだったんだという黒歴史を突きつけられたガルガノが思わず力を緩めた隙にアルマスは技から抜け出し、コーナーにもたれさせると串刺しWニーで追い打ちし、必殺技でとどめを刺した。



2017/10/18のNXT #416 初陣で完敗しかけるエラ


NXT女子王座決定戦 予選
◯ エンバー・ムーン × ルビー・ライオット ソーニャ・デビル
(アンクルロック→横取り)

あんなに手の合っていたエンバーとルビーが、ソーニャという異分子を交えただけで全員の動きがぎこちなくなってしまうというプロレスの不思議。
それでもなんとか各々の見せ場を作る。場外の二人をプランチャでまとめて片付けたルビーが、エンバーにもレッグラリアートを決めたものの、脚の痛みからカバーに行けず、そこをソーニャにアンクルロックで捕らえられる。
タップを堪えている間にエンバーが息を吹き返し、必殺のフライング・スタナーでソーニャを空襲し、そのまま脚を痛がるルビーを固め、予選を突破した。


アリスター・ブラック ◯-× ラウル・メンドーサ
(後ろ回し蹴り)

ゴングが鳴って間もなくベルベティーン・ドリームが現れてブラックの気を引き、その隙をついたメンドーサが先制。
ハイフライムーブで畳み掛けるが、蹴り足をつかまれると逆にブラックの蹴り技のフルコースを浴び、後ろ回し蹴りで顔面を吹き飛ばされた。


・ドリュー・マッキンタイアへのインタビュー

NXT王者マッキンタイアがインタビューを受けていると、そこにゼリーナ・ベガが現れ、インタビュアーをどかし交代した。


カシアス・オーノ ◯-× セザル・ボノーニ
(ローリングエルボー)

打点の高いドロップキックを突き刺したボノーニがペースをつかむが、三度目のドロップキックを自爆するとオーノに主導権を奪われ、ブートで倒され膝立ちになり、後頭部へのエルボーで3カウントを献上した。


SAnitY(エリック・ヤング&アレクサンダー・ウルフ&キリアン・デイン) △-△ アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール&ボビー・フィッシュ&カイル・オライリー)
(オーサーズ・オブ・ペインの乱入によりノーコンテスト)

チームリーダーながら受け担当のヤングが長時間にわたりエラに集中砲火を浴びる。
デインへの交代にこぎ着けると、フィッシュとオライリーを二人まとめて担ぎ上げ投擲し、コールを孤立させる。
SAnitYは三人がかりでコールをじっくりと料理しようとしたが、そこへ前タッグ王者のオーサーズ・オブ・ペインが乱入。SAnitYを叩きのめして試合をブチ壊し、その間に初陣なのに危うく完敗しかけたエラの三人は逃げていった。



2017/10/25のNXT #417 一番でかいのに気付かれず落ちる女


オニー・ローキャン&ダニー・バーチ ×-◯ ティノ・サバテリ&リディック・モス
(ゴーリーボム+ブルドッグ)

ついにローキャンとバーチがタッグ結成。
だが体格で上回るサバテリ組がバーチを孤立させ、ローキャンに交代してもモスがクロスボディを受け止めフォールアウェイスラムでターンバックルに叩きつける荒業で反撃を許さず、最後はモスのゴーリーボムにサバテリのブルドッキングヘッドロックを合わせるツープラトンで、サバテリがローキャンをフォールし初勝利を挙げた。
せっかくタッグ結成したのに初戦で未勝利組に負けるとは。サバテリは試合中も何度となく放送事故を起こしていたし、意図が良くわからない。


NXT女子王座決定戦 予選バトルロイヤル
◯ ニッキー・クロス ×(ヴァネッサ・ボーン、ビアンカ・ブレア、セイジ・ベケット、メルセデス・マルチネス、キャンディス・レラエ、ビリー・ケイ、タイナラ・コンティ、レイナ・ゴンザレス、リア・リプリー、ゼイダ、ダコタ・カイ、アリーヤ、サンタナ・ギャレット、アビー・レイス、サラ・ローガン、レイシー・エヴァンス)

この前出てきたばかりのタイナラをニッキーがあっさり落とすが、タイナラはニッキーを引きずり出し場外フェンスへ投棄。ビリーの応援に来ていたペイトン・ロイスが追い打ちを加え、ニッキーは場外でダウン。
その間にビクトリア改めレイナ・ゴンザレスが画面外でひっそりセイジに落とされていたが、現地のプロレスwikiも気付いていないので誰か追記してあげて欲しい。一番でかいのに。
ビアンカがゼイダを振り回し、オージーだけどビリー・ケイ&ペイトン・ロイスとは共闘しないリア・リプリーを落とし、さらにゼイダも排除。
TNAに数ヶ月だけいたことがあるセイジがニュージーランド人のイーヴィー改めダコタ・カイをショルダースルーで投棄。不遇の続くアリーヤも蹴り落とす。
復活したニッキーがプランチャで数人をなぎ倒すと狂乱ファイトで暴れ回りヴァネッサ、セイジ、サンタナ、キンバリー・フランクル改めアビー・レイスを立て続けに排除する。
インディーの雄メルセデスがサラ・ローガンを地味に落とし、ジョニー・ガルガノの嫁キャンディスがエプロンのレイシーを足払いで落とす。
先日シングル初勝利を挙げ売出し中のビアンカがキャンディスを高々とリフトアップして放り投げ、残りは4人。

ビリーがエプロンに追い込まれるが、ビアンカの鞭のように長いお下げをつかんでこらえる。ビアンカはお下げの鞭打ちで報復し、阻止に入ったメルセデスとエプロンでどつき合うが、二人まとめてニッキーのタックルで場外へ。
その隙にビリーが背後から襲いかかるがニッキーはしぶとくロープをつかみ、ビリーを返り討ちにしてバトルロイヤルを制した。

試合後にはウィリアム・リーガルGMと、すでに決定戦に駒を進めているペイトン、エンバー・ムーン、カイリ・セインがリングに上がった。


アリスター・ブラック --- ??
(ベルベティーン・ドリームの乱入により不成立)

リングに向かうブラックの背後に、ベルベティーンがスーパーイリュージョンで突如として現れ襲いかかる。アンダーテイカーかお前は。
ロープに腕を絡めてリンチしようとしたが、あっさり脱出され、あわてて逃げていった。


ロデリック・ストロング ×-◯ アンドラーデ・シエン・アルマス
(ハンマーロックDDT)

粗い試合が続いた後の技巧派同士による安定感あふれる一戦。
ほとんど足を止めずにカウンターの応酬を繰り広げ、最後は2発目の串刺しダブルニーを飛び膝で撃ち落としたストロングが場外へ追撃したところで、アルマスのセコンドのゼリーナ・ベガがレフェリーの隙をつきハリケーンラナで鉄階段へ脳天をぶつけてしまい、とどめのハンマーロックDDTへつなげさせた。
素晴らしい切れ味のハリケーンラナで、ゼリーナは早く試合にも出て欲しい。

その後、傷心のストロングの前にアンディスピューテッド・エラの面々が現れ、マーク付きのサポーターを渡し勧誘していった。



2017/11/1のNXT #418 ウォー・ゲーム復活


ニッキー・クロス ◯-× タイナラ・コンティ
(ゴールデンルール)

ブラジリアンのタイナラは道着を着て登場。
再三にわたり試合に介入され怒れるニッキーが、多少の腕攻めは意に介さず咆吼したり、自分で頬を叩いたりと暴れ回り、必殺技であっさり勝利した。


ジョニー・ガルガノ ×-◯ ファビアン・アイクナー
(ロールアップ)

ともに入場曲が変わり歌が付いた模様。
ガルガノが技術とスピードで翻弄し、得意技を次々と決めるが、アイクナーはクロスボディ系の技を全て受け止め、豪快に投げ切る。
アイクナーの飛び技をガルガノはことごとく回避したものの、最後はガルガノエスケープを丸め込みに切り返され、初勝利を献上してしまった。


・NXT王座戦の調印式

調印書を手にリングに向かおうとしたドリュー・マッキンタイアを背後からアンドラーデ・シエン・アルマスが襲い、倒れたマッキンタイアにサインした調印書を投げつけた。


・カイリ・セインがオージー組を威嚇

カイリを揶揄していたビリー・ケイ&ペイトン・ロイスの背後から船の舵を手にした御本人が登場し、二人を威嚇して去っていった。


NXTタッグ王座戦
SAnitY(エリック・ヤング&アレクサンダー・ウルフ) △-△ オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー)
(アンディスピューテッド・エラの乱入によりノーコンテスト)防衛成功

ペインはポール・エラリングがついてきたが、SAnitYはキリアン・デインとニッキー・クロスを帯同せずフェアな試合を望む。
いつもと異なりヤングではなくウルフが長時間つかまり攻撃にさらされる。
交代するとヤングが攻め立て、必殺ツープラトンにもつなげたが、レーザーのカットが間に合うと形勢逆転。盛り返したペインが一気呵成に攻め立て、ボール&ギャグを炸裂させヤングから3カウントを奪う直前、アンディスピューテッド・エラが乱入し無効試合にしてしまった。

デインが駆けつけるが試合を終えたばかりで疲れたSAnitYとペインは劣勢。そこにロデリック・ストロングが現れ、前回渡されたバンドを腕に巻き、エラへの加入を宣言したかと思いきや、不意打ちで三人に殴りかかる。ペインも息を吹き返しエラをリング外へ放逐した。

そしてGMのウィリアム・リーガル卿が現れ、SAnitY、エラ、ペイン&ストロングの3チームに、実に20年ぶりの復活となるウォー・ゲーム形式での決着戦を命じた。



2017/11/8のNXT #419 唐突にパクられるワーム


ヘビーマシーナリー(タッカー・ナイト&オーティス・ドーゾビッチ) ◯-× ショーン・マルタ&クリス・ペイン
(コンパクター)

決して弱くない相手のはずだがドーゾビッチは唐突にワームを披露するなど余裕で、必殺ツープラトンで二人まとめて圧殺した。


カイリ・セイン ◯-× ビリー・ケイ
(ダイビング・エルボードロップ)

ビリーはペイトン・ロイスの介入を機に、腕を極めながらのトーチャーラック(アルゼンチンバックブリーカー)でカイリを苦しめる。
だがカイリはスピアーで反撃に出るとマシンガン逆水平、スライディングDで追い打ちし、超高度からのエルボードロップでかたを付けた。
エルボーの前の回転チョップはあれでエルボー浴びるまでダウンするのかよというくらい説得力ゼロだったが。


セザル・ボノーニ ×-◯ ベルベティーン・ドリーム
(デスバレーボム)

プッシュされてるのかどうなのかよくわからないボノーニの入場曲には歌が付いた。
しかしいいところはほとんどなく一方的に攻め立てられ、スパインバスターからデスバレーボムであっさり仕留められた。


ロデリック・ストロング ◯-× アダム・コール
(アンディスピューテッド・エラの乱入により反則)

コールはエラの仲間を伴わずに現れる。ストロングのドロップキックや延髄斬りと、コールのスーパーキックや延髄斬りがクリーンヒットし合い見るからに痛そう。
最後はトップロープ上の攻防から、担いでターンバックルに落とすという技でもなんでもないただの乱暴でコールが大ダメージを負うが、フォールに行こうとするストロングを、駆けつけたボビー・フィッシュとカイル・オライリーが引きずり落としてしまい、反則負けとなった。

試合後はSAnitYやオーサーズ・オブ・ペインらウォー・ゲームの参戦者が現れ大乱闘。
場外で殴り合う全員の上に、ストロングがコールごと雪崩式ブレーンバスターで落ちて行き、全員ダウンで幕を引いた。



2017/11/15のNXT #420 決まり手はジャブ


ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ◯-× リディック・モス&ティノ・サバテリ
(ジャブ)

2~3回前からバックステージで争っていた両チームが特番を待たずに対決。
ここまで常に楽勝してきたプロフィッツだがさすがに苦戦し、フォードが敵陣に捕まる。
しかしサバテリの隙をつきあっさり脱出すると交代したドーキンスが暴れ回り、とてもフィニッシャーに見えない軽いジャブが顎に入ったのか、サバテリが大の字に倒れフォールされた。


ラウル・メンドーサ ×-◯ ラーズ・サリバン
(スパインバスター)

開始30秒ほどはメンドーサが遅い蹴り技で優勢だったが、プランチャを頭突きで撃墜されると、なすすべもなく弄ばれた。

サリバンは試合後もさらに追い打ちしようとしたが、特番で対戦の決まったカシアス・オーノが現れると、笑いながら去っていった。


エンバー・ムーン ◯-× メルセデス・マルティネス
(イクリプス)

以前は特番直前の回は、調整試合のようなやられ役相手の圧倒的な試合ばかりだったが、層が厚くなりエンバーはインディーの雄メルセデスと戦わされる。
メルセデスは相手を離さずキャッチレスリングで攻め立て、じたばたしたスリー・アミーゴ(トリプル・ブレーンバスター)やスーパーRKOを喰らわせる。
エンバーはメルセデスの必殺技と思われるフィッシャーマンバスターだけは必死に回避し、最後はブートをかわしてロープに自爆させると蹴り倒し、イクリプスと名付けられたフライング・スタナーでとどめを刺した。


・ドリュー・マッキンタイアとアンドラーデ・シエン・アルマスが激突

マッキンタイアが特番での決戦を前に演説しているとアルマスがリングに走り込み、高山善廣 VS ドン・フライのようにノーガードで殴り合った。
殴り合いはマッキンタイアが制したが、ゼリーナ・ベガがプランチャで襲いかかり、軽々と受け止められるもその隙にアルマスが不意打ちし、ハンマーロックDDTを浴びせ前哨戦を制した。



2017/11/18のNXT TakeOver WarGames #421


カシアス・オーノ ×-◯ ラーズ・サリバン
(スパインバスター)

体格で劣らないオーノは正面から打撃戦を挑むも分が悪い。ローリング・ブートで初のダウンを奪うがカウント2で返され、さらに顔面ストンピングを連打するが怒りを誘いカウント1で返される。
最後はディスカス・エルボーをスパインバスターに切り返され、玉砕した。


アリスター・ブラック ◯-× ベルベティーン・ドリーム
(後ろ回し蹴り)

ベルベティーンは両腿に自分とブラックの顔をあしらった一戦限りの特製タイツで登場。
序盤はブラックが執拗に左腕の関節を取り続けギブアップ寸前にまで追い詰めるが、以降はベルベティーンは一切腕を痛がらず、蹴り技からアピールまで対抗意識を燃やし何かと張り合う。
初めて長尺の試合を任されたベルベティーンはブラックと意外にも非常に手が合い、白熱した展開に。
新技のDDTやデスバレーボムであわやという場面もあったが、ブラックが後ろ回し蹴りを一閃させ辛くも勝利した。


NXT女子王座決定4ウェイ戦
◯ エンバー・ムーン × ニッキー・クロス ペイトン・ロイス カイリ・セイン
(イクリプス)王座獲得

4人が入り乱れ動きを止めずに戦い続ける。終盤は必殺技の撃ち合いになり、ニッキーがペイトンのフィッシャーマンズスープレックス→ダウン中にカイリのアラバマスラムでペイトンを叩きつけられる→カイリのダイビング・エルボードロップと立て続けに被弾し、最後は揉み合うニッキーとペイトンを二人まとめてエンバーがイクリプスで捕らえ、必殺技を3連続で喰らったニッキーがフォールされた。

その後、ウィリアム・リーガルGMと前王者アスカが現れ、アスカの手からエンバーにベルトが授与された。


NXT王座戦
ドリュー・マッキンタイア ×-◯ アンドラーデ・シエン・アルマス
(スパイクDDT)王座奪取

並ぶと体格差は歴然だが、アルマスは多彩な技でマッキンタイアのパワーに対抗。
終盤、アルマスはベルトをスタッフから奪いレフェリーを引きつけると、その隙にゼリーナ・ベガが乱入し素晴らしい切れ味のハリケーンラナでマットに突き刺す。すかさずハンマーロックDDTにつなげるがマッキンタイアはカウント2で返し、逆にクレイモアを浴びせる。
だがここもゼリーナがアルマスの足をロープに引っ掛けブレイクさせると、最後はコーナー上の攻防からアルマスが不格好ながらスパイクDDTに切り替え、あっけなく3カウントが叩かれた。
ゼリーナは本当に良い動きを見せており試合にも出て欲しい。


9人タッグウォー・ゲーム戦
× SAnitY(エリック・ヤング&アレクサンダー・ウルフ&キリアン・デイン) ◯ アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール&ボビー・フィッシュ&カイル・オライリー) オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー)&ロデリック・ストロング
(ショットガンキック)

ウォー・ゲーム戦はWCWで行われていた試合形式で、2つのリングを1つの金網で覆い、各チームから1名リングに上がり、時間差で仲間が追加されていくルール。エリミネーション・チェンバーのチーム版といったところか。

先発はエリック・ヤング、アダム・コール、そしてペインと同じ衣装に揃えてきたストロング。
金網も2つのリングもさほど活かされないまま5分過ぎ、てっきり1人ずつ追加かと思っていたらエラの2人がいっぺんに出てきて吹いた。これ圧倒的有利すぎるだろ!
さすがにまた5分では無理ゲーだと思われたのか次の解放は3分後で、ペインの2人がリングに突入し次々と敵を蹴散らす。
さらに3分経ち孤立無援のまま6分いたぶられたヤングにようやく仲間が駆けつける。ゲームなら絶対体力ゲージ無くなってる。
ウルフはトンファー、デインはパイプ椅子を持ち込み「え?凶器ありだったの?」と観客を驚かせ、ヒールのくせになぜか凶器を使ってこなかったエラとペインを圧倒する。
そこからは凶器と人が入り乱れる、とうてい書き尽くせない大乱闘に。デインのシェイン・マクマホンばりのコーナー・トゥ・コーナーや、金網頂上からストロングがコールにブレーンバスターを仕掛け全員の上に落ちる、などハイライトも多数あり、最後はヤングを竹刀で殴り倒したコールが、ショットガンキックでパイプ椅子ごとヤングの顔面を打ち抜き、エラが初のウォー・ゲーム戦を勝利した。

一軍でやる前にNXTで試したのだろうが、ウォー・ゲーム戦ならではの2つのリングを活用したツープラトンはいくつかあったが、片方のリングは主に休憩所として機能し、ウォー・ゲーム戦云々と言うよりも、単純に凶器ありの金網チーム戦は面白いというだけのことかもしれない。



2017/11/22のNXT #422 5人のディーバが一軍昇格


ルビー・ライオット ◯-× ソーニャ・デビル
(ペレキック)

特番で流されなかった残り試合を放送。
試合前にはルビー・ライオット、リヴ・モーガン、サラ・ローガン、ソーニャ・デビル、マンディ・ローズの5人が一軍昇格しフェイスを襲撃する映像が流される。
サラとマンディはNXTでもほとんど出てないのに意外だった。

ソーニャがシャイニング・ウィザード気味にルビーに下段蹴りを浴びせ、右脚に集中攻撃。ルビーはロープにつかまり立ちし、ロープを利用した技で反撃するが三角絞めに捕らえられる。
さらにアンクルロックに移行され万事休すかと思われたが、はいずってロープまで逃げると、不意打ちのペレキックを叩き込み逆転勝利した。


UK王座戦
ピート・ダン ◯-× ジョニー・ガルガノ
(パンプハンドル・パーフェクトショット)防衛成功

ガルガノはたぶんイギリスに縁もゆかりもないが、以前WWEに存在した欧州王座も欧州と関係ないメンツが争っていたので問題なし。
ガルガノが多彩なDDTを浴びせ、必殺のガルガノ・エスケープに捕らえる。
だがダンは顔にかかった指に噛み付く荒業で脱出するとエルボーで反撃。ガルガノもローリングエルボーを返すとダンは衝撃でマウスピースを吐き出す。
ガルガノはマウスピースを拾うと宙に投げ上げて視線を引きつけた隙にスーパーキックを喰らわせる。
だがそれでも3カウントは奪えず、最後は2発目のスリングショット・スピアーをエルボーで撃ち落としたダンが、必殺技で辛くもベルトを守り抜いた。



2017/11/29のNXT #423 相棒が挑戦者になる法則?


ストリートプロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ◯-× ティノ・サバテリ&リディック・モス
(スパインバスター→フロッグスプラッシュ)

せっかく書いたのに誤って消してしまったので簡潔に。
サバテリ組がフォードを捕らえるがドーキンスに交代されると猛反撃される。
サバテリは2戦続けてパンチでKOされるが、モスのカットが間に合い、さらに場外から殴り、ドーキンスの脚を押さえつけフォールをアシストするが、レフェリーが気付きカウントを止められる。
最後はツープラトンでサバテリがフォールされた。


カイリ・セイン ◯-× ペイトン・ロイス
(ダイビング・エルボードロップ)

カイリはビリー・ケイの介入に苦戦するが、ペイトンの前蹴りを受け止めると足を払い、怒りのストンピングとパンチを連打。
必殺技でかたを付けたが、ただのストンピングと軽く殴っただけでエルボーを喰らうまでダウンしているのは説得力が無さすぎる。


タイラー・ベイト&トレント・セブン ◯-× ピート・ダン&マーク・アンドリュース
(タイラードライバー'97)

絶対面白いUK組同士の試合。2回目の登場となるアンドリュースはすでにクルーザー級部門で一軍契約済。
ダンとは元タッグパートナーで、小競り合いや口論を挟みながらも息の合った連携を見せる。
特にアンドリュースが雪崩式ハリケーンラナでベイトを投げ飛ばし、それをダンが空中捕獲しパワーボムで叩きつけるツープラトンはすごかった。
だが試合は殴り合いを制したベイトが必殺技でダンを仕留めた。

その後、倒れたままの元相棒をアンドリュースが気遣うが、敗戦にいらだつダンは不意打ちした挙げ句に必殺技を浴びせ、理不尽な八つ当たりをした。
これはウルフギャングの時のようにアンドリュースがダンのUK王座に挑戦する流れか?



2017/12/6のNXT #424 予選開始


・NXT王座戦線

新NXT王者に輝いたアンドラーデ・シエン・アルマスがゼリーナ・ベガを伴い現れてマイクアピール。
また今回から王座挑戦権争奪4ウェイ戦への予選が始まると発表された。


NXT王座挑戦権争奪戦 予選
トレント・セブン ×-◯ キリアン・デイン
(ベイダーボム)

バトルロイヤルを勝ち抜き駒を進めてきたセブンだが、開始早々にデインのジョン・ウーで吹っ飛ばされる。
その後も怪力で押しまくられ、レインメーカーで反撃するがフォールには遠く、セントーンからのベイダーボムで巨体に押しつぶされた。


ノー・ホールズ・バード戦
ルビー・ライオット ×-◯ ソーニャ・デビル
(トライアングルスリーパー)

ノー・ホールズ・バードは要するに反則無しルールで、ノーDQ戦と全く同じ意味だが、過激な試合展開になる場合にはノー・ホールズ・バードが用いられがち。
決着戦にしてNXTでの見納めになるだろう両者は序盤から激しく戦い、早期決着を狙ったルビーのペレキックをソーニャはアンクルロックに切り返す。
ルビーはロープに逃げるが反則無しのためブレイクにはならず、どうにかソーニャの首をロープに叩きつけて脱出する。
しばらくは満足に立てなかったルビーは回復すると反撃に転じ、場外へのトペも成功させるが、リングに戻ろうとしたところを蹴りつけられ、ロープ中段に挟まったまま三角絞めに捕らえられる。
ロープブレイク無しでは逃げ場がなく、そのまま失神KOが宣告された。


NXT王座挑戦権争奪戦 予選
カシアス・オーノ ×-◯ ジョニー・ガルガノ
(ガルガノ・エスケープ)

試合開始まで伏せられていたオーノの相手は同じフェイスのガルガノ。
スリングショット・スピアーを察知したオーノが受け止めてロープに固定しエルボーを浴びせて先制。
オーノの攻勢が続くが、ガルガノは二発目のスピアーを成功させると、場外トペに見せかけDDTで床にオーノの脳天を叩きつける。
その後もハードヒットの打撃戦でしばき合うが、最後はディスカスエルボーをソバットで止めたガルガノが、続けざまにオーノの膝と顎を蹴り抜き、すかさず必殺技に固めて激戦を制した。



2017/12/13のNXT #425 アダム・コール・ベイベー大安売り


ファビアン・アイクナー ×-◯ アンドラーデ・シエン・アルマス
(ハンマーロックDDT)

アルマスがゴングと同時に走り込みドロップキックを浴びせるが、アイクナーはすかさずペンデュラム・バックブリーカーで反撃。
さらに宇宙人プランチャ、スワンダイブ式DDTで追い打ちし、パワーボムを浴びせるとトップロープからの飛び技で早期決着を狙う。だがゼリーナ・ベガがエプロンに上がり時間を稼ぐと、回復したアルマスはアイクナーを場外へ突き飛ばし、リングに上げて必殺技でとどめを刺した。


オニー・ローキャン&ダニー・バーチ ×-◯ オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー)
(ラストチャプター(クローズライン+ロシアンレッグスイープ))

ローキャン組がガチビンタでコーナーへ追い込み連打を浴びせるが、ペインは怪力で反撃に出ると得意のツープラトンを連発し、最後はラストチャプターと名付けられた必殺技でエイカムがローキャンをフォールし圧勝した。


エンバー・ムーン ◯-× ペイトン・ロイス
(イクリプス)

エンバーはトップロープからのプランチャでビリー・ケイもろともなぎ倒すが、リングに戻ろうとするところをビリーに足止めされ、その隙にペイトンの619を浴びる。さらに変型のタランチュラにつなげられ劣勢に。
だがペイトンの後ろ回し蹴りを受け止めるとパワーボムを狙い、ペイトンはロープを掴んでこらえるが、エンバーは体勢を入れ替え相手を宙吊りにするとストンピングで蹴り落とし、必殺技で逆転勝利した。

その後はビリーとともに二人がかりで襲われる。ニッキー・クロスが駆けつけ排除したが、ニッキーは女子王座ベルトを目にすると興奮し、リングを無秩序に駆けずり回った。


NXT王座挑戦権争奪戦 予選
アリスター・ブラック ◯-× アダム・コール
(後ろ回し蹴り)

コールは唾を吐きかける真似をして「アダム・コール・ベイベー」、頭をはたいて「アダム・コール・ベイベー」と挑発を続ける。
だが三回目の「アダム・コール・ベイベー」で堪忍袋の緒が切れたブラックは飛び技をハイキックで撃ち落とすと、激しい打撃を返す。
コールもバックスタバーや牛殺しを喰らわせるが決定打にはならず、最後はジャンピングニーパットで倒れ、無理やり立たされながらも罵声を浴びせ続けたが、顎を蹴り抜かれてフォールされた。



2017/12/20のNXT #426 絶対面白いUK王座戦


NXTタッグ王座戦
SAnitY(エリック・ヤング&キリアン・デイン) ×-◯ アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)
(ネックブリーカー+水面蹴り)王座奪取

序盤優勢のヤングはエプロンでフィッシュに蹴り倒され顔面を強打し、いつものように長時間捕まる。
交代したデインが二人まとめて片付け、ヤングがトップロープからのエルボードロップでとどめを刺そうとするが、そこにアダム・コールが現れリングに突き落としてしまう。
ニッキー・クロスが駆けつけコールに飛びかかり、必要以上に殴るがレフェリーに連れ去られ、デインもコールを排除しようとして逆に鉄柱にぶつけられる。
ヤングがトペでようやくコールを倒したものの、リングに上ったところをツープラントで狙い撃ちされ、オライリーにフォールとベルトを献上してしまった。

故障中なのか最後までアレクサンダー・ウルフが現れず、エラの数の暴力に対抗できなかったのが痛手だった。


NXT王座挑戦権争奪戦 予選
ロデリック・ストロング ×-◯ ラーズ・サリバン
(スパインバスター)

ストロングは足を止めずに猛攻を仕掛けるが、サリバンは力任せに停止させる。
スーパープレックスやアングルスラムでこれまで誰も成し得なかったサリバンを綺麗にぶん投げることには成功したストロングだが、ポップアップ・パワースラムからスパインバスターを連続で喰らうとフォールを返すことはできなかった。


UK王座戦
ピート・ダン ◯-× タイラー・ベイト
(ビターエンド)防衛成功

ダンと揉めたマーク・アンドリュースではなく、なぜか前王者のベイトが挑戦者に。
何度も戦っている両雄は、前半戦は趣向を変えてコミカル路線で執拗に指折りや手首足首を狙い合う。
他ではなかなか見られない変わった技や、遠慮なしの強烈な打撃を応酬しながら次第に盛り上がっていき、いつの間にか通常の放送時間を超えて延長戦へ。
互いに必殺技を返し合い、どうすれば決着がつくのかわからないほど白熱するが、最後は雪崩式バックドロップからムーンサルトで脱出したダンが、すかさず2発目のビターエンド(パンプハンドル・パーフェクトショット)を叩き込み、激闘を制した。



2017/12/27のNXT #427 スクリューパイルドライバー以上の吸い込み


ストリートプロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ◯-× クリス・スター&ライリー・アペックス
(スパインバスター→フロッグスプラッシュ)

プロフィッツがどことなくアンドレ・ザ・ジャイアント似のアペックスを簡単に料理した。


NXT女子王座戦
エンバー・ムーン ◯-× ソーニャ・デビル
(イクリプス)防衛成功

すでに一軍昇格しており絶対勝つわけないソーニャは打撃と絞め技でエンバーを苦しめるが、やはり絶対勝つわけはなく、串刺しクローズラインを浴びると、なぜか遠い対角線のコーナーに上ったエンバーに吸い寄せられるようにフラフラと近づいていき、イクリプスの餌食になった。
吸い込み範囲がスクリューパイルドライバーよりすごい。

その後カイリ・セインが現れベルトに意欲を示すと、その背後に数週間前から登場予告されていたシェイナ・ベイズラーが忍び寄り、チョークスリーパーに固めてタップさせてしまった。


NXT王座挑戦権争奪フェイタル4ウェイ戦
◯ ジョニー・ガルガノ × アリスター・ブラック キリアン・デイン ラーズ・サリバン
(スリングショットDDT)

序盤から場外乱闘を繰り広げ、ブラックがトップロープから場外のサリバンにムーンサルトアタックを仕掛けるも、軽々と受け止められてしまう。だがすかさずデインがトペで頭から突っ込んでなぎ倒す。
サリバンはガルガノを実況席にパワーボムで叩きつけようとするが、ガルガノは近くのセットにつかまり逃れると、スーパーキックで逆に実況席に蹴り倒す。するとここにもデインが飛び込み、クロスボディでサリバンを実況席ごと破壊した。

無事なガルガノとブラックがリングに戻り攻防を繰り広げ、ブラックがガルガノ・エスケープに捕らえられるが、タップ寸前にデインがセントーンで阻止。サリバンも蘇生すると図抜けたパワーで暴れ回るが、ブラックが後ろ回し蹴りでサリバンの顎を撃ち抜く。
フォールに向かうがアンディスピューテッド・エラの3人が乱入してそれを阻止してしまう。さらにブラックはアダム・コールのブレーンバスターの体勢から決める牛殺しを被弾。
ガルガノが好機に乗じてコールをトペで片付けると、サリバンとデインも鉄階段にぶつけて排除し、リングに放り込んだブラックにDDTを喰らわせ、ブラックにNXT初黒星を付けるとともに王座挑戦権をもぎ取ってしまった。

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