NXT感想 2019年1月~6月



デビュー・入団


01月:
02月:エリック・ブーゲンハーゲン ザイア・リー ステイシー・アーヴィンJr. マンスール
03月:ケイシー・カタンザーロ ジョニー・ガルガノ(降格) トマソ・チャンパ(降格) レイシー・レーン(ケイデン・カーター)
04月:KUSHIDA
05月:ジェシー(ジェシー・カミーア) タイラー・ブリーズ(復帰)
06月:エンジェル・ガルザ ホアキン・ワイルド



一軍昇格


01月:ウンベルト・カリージョ オーティス・ドーゾビッチ タッカー・ナイト ニッキー・クロス レイシー・エヴァンス
02月:EC3 アリスター・ブラック ジョニー・ガルガノ トマソ・チャンパ リコシェ
03月:
04月:カイリ・セイン ハンソン ラーズ・サリバン ロウ
05月:
06月:



解雇・退団


01月:
02月:
03月:ステイシー・アーヴィンJr.
04月:
05月:
06月:



移籍


02月:カシアス・オーノ(UKへ)



2019/1/2のNXT #485 グータッチをめぐる攻防


今回は2時間特番で2018年のNXTを振り返る。

4月の北米王座決定ラダー戦、ジョニー・ガルガノ VS トマソ・チャンパ。
7月のアリスター・ブラック VS トマソ・チャンパのNXT王座戦。
6月のアンディスピューテッド・エラ VS オニー・ローキャン&ダニー・バーチのタッグ王座戦。
8月のビアンカ・ブレア VS ディオナ・プラッツォ(なんで?)。

などが再放送された。


マット・リドル ◯-× カシアス・オーノ
(グラウンドコブラツイスト)

この試合だけ新規に行われた。リドルはまたもニーパットで秒殺を狙うがオーノは当然警戒しておりこれを回避。
対策を十分に練ってきたオーノは強烈な打撃を連発するが、小物相手ならフィニッシャーになるローリングケンカキックさえリドルは返してしまう。
最後は倒れたリドルにセントーンを連発していたところ、胴締めで捕獲され、肩を極められてタップした。

試合後、リドルは健闘を讃えグータッチを要求。
泣きそうな顔のオーノはいったん帰ろうとしたものの、引き返してリングに上がり、それに応じようとする。
しかしこれは罠で、リドルを鉄柱や鉄階段へ何度も叩きつけ、力なく倒れたリドルの手を取り、オーノは挑発的なグータッチを交わした。



2019/1/9のNXT #486 欧州タッグの不安な初陣


・2つの王座

ジョニー・ガルガノがリングで話していると北米王者のリコシェが登場。
さらにNXT王者トマソ・チャンパも現れ、チャンパをアリスター・ブラックが襲撃。
チャンパがほうほうの体で逃げていくと、のんきに見物していたリコシェをガルガノがスーパーキックで蹴り倒してしまった。


ニッキー・クロス ×-◯ ビアンカ・ブレア
(バーニングハンマー)

女子王座への挑戦権を獲得したビアンカがニッキーを相手に腕試し。狂乱ファイトでペースを握られかけるが、トップロープに上ったところを捕獲し、リフトアップして投棄する。
ニッキーは長滞空ブレーンバスターをDDTに切り返して反撃に出ると、必殺のゴールデンルールを浴びせるが、ビアンカは場外へ退避してカウントを逃れる。
最後はプランチャをかわして自爆させると、すかさず必殺技で豪快に叩きつけ激戦を制した。


ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル ◯-× ヘクター・クンスマン&スタンリー・ワッツ
(パワーボム+ジャーマンスープレックス)

イタリア人のアイクナーとドイツ人のマーセルが欧州タッグを結成。なお二人とも主戦場はNXT UKに移している模様。
なぜかやられ役のはずの相手の方が見せ場が多く、腕関節を取ったりスピードで翻弄したりと健闘。
記録によると2017年5月にも登場していて、その時スタンリーはリカルドと名乗っていた。
ワッツが二人をまとめて蹴散らしかけたが、アイクナーがパワーボムの体勢から投げ渡し、バーセルがジャーマンで落とすツープラトンで仕留め、初陣を飾った。


EC3 ×-◯ アダム・コール
(後頭部へのラストショット)

場外へ突き落とされたコールは、追ってこようとしたEC3を延髄斬りで迎撃し、さらに階段へ投げつけ優勢に。
EC3は場外へのブレーンバスターをこらえて逆にリングへブレーンバスターを返すと、一気に畳み掛けるが、階段へぶつけられた際に痛めた左肩を狙われ動きが止まる。さらに腕ひしぎに捕らえられるが、そのまま持ち上げて叩きつける。
しかしそこへアンディスピューテッド・エラの面々が一斉に乱入して追撃を阻止。立ち直ったコールがスーパーキックから後頭部へのラストショットを決め、小ずるく勝ちを拾った。

試合後もエラはEC3を襲うが、ウォー・レイダースが駆けつけ、人数差を物ともせず4人を片付けた。



2019/1/16のNXT #487 カポエラレスリング


ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ◯-× メトロ・ブラザーズ(クリス&JCメトロ)
(フロッグスプラッシュ)

テンションの上がったプロフィッツは胸を叩き合い、ドーキンスがフォードを思いっ切り突き倒す。
ドーキンスはメトロ・ブラザーズも次々と殴り倒し、フォードがすさまじい高さのフロッグスプラッシュでJCと思われる方を仕留めた。

しかしその後フォーガットン・サンズが現れプロフィッツを襲撃してしまった。


・ビアンカ・ブレアが先制

女子王座へ挑むビアンカが話していると、女子王者シェイナ・ベイズラーがお供を引き連れ割り込む。だがビアンカは平手でシェイナを殴り倒し、お供の反撃も軽くかわして前哨戦を制した。


ドミニク・ダイジャコビッチ ◯-× アドリアン・ジャウジ
(フィースト・ユア・アイズ)

ジャウジはカポエラの動きで撹乱しつつ、カポエラと一切関係ないレスリング技術で足を取り、大柄なダイジャコビッチを立たせまいとする。
ダイジャコビッチはパワーで引き剥がすが、ジャウジは隙をついて右脚を絡め取り、さらにカポエラの蹴りで追撃。だが健闘もここまででローリング・ビッグブートで蹴り倒され、予告付きの必殺技でダイジャコビッチが勝利した。


ウンベルト・カリージョ ×-◯ ジョニー・ガルガノ
(スリングショットDDT)

カリージョの多彩な空中技にガルガノは翻弄され続ける。
だがムーンサルトプレスをなんとか剣山に切り返し、スネークアイズでターンバックルに突っ込ませる荒業から、DDTで脳天を叩きつけ逆転勝利した。


キース・リー ×-◯ カシアス・オーノ
(ローブロー→ローリングエルボー)

リーはラーズ・サリバンにも力負けしなかったパワーで圧倒。
だがオーノはコーナーへのスプラッシュを伏せてつまずかせ、得意の打撃でリーの体力を削っていく。
リーはセントーンを剣山で防ぎ、打撃を返してスーパーノヴァの体勢に入るが、オーノはロープをつかんでこらえ、レフェリーに突き飛ばす。
そしてレフェリーを気遣うリーに卑劣なローブローを喰らわせ、ローリングエルボーでとどめを刺した。

試合後にはマット・リドルが報復に現れたが、控えレフェリーに制止されている隙にオーノは逃げていった。



2019/1/23のNXT #488 チャンパのはなしは信じるな


・ベルベティーン・ドリームにアンディスピューテッド・エラが絡む

久々に登場したベルベティーンが話していると、アダム・コールとボビー・フィッシュが現れ因縁をつける。
襲いかかった二人を簡単にリング下に投げ落とし、ベルベティーンは勝ち誇った。


オニー・ローキャン&ダニー・バーチ ◯-× ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル
(スクールボーイ)

中盤、ダブルインパクトを喰らわせたバーセルがなぜかグロッキーになり、喰らったローキャンが元気に関節技を決める謎展開があったが、アイクナーが華麗な空中技で盛り上げる。
しかしスワンダイブ技を回避したローキャンに丸め込まれ敗北を喫した。


カイリ・セイン&紫雷イオ ◯-× アンバー・ノヴァ&タニア・ブルックス
(イオのムーンサルトプレス)

NXT初タッグの日本チームが息の合った連携を披露。イオを踏み台にカイリがインセイン・エルボーを、カイリを踏み台にイオがムーンサルトプレスを喰らわせ、カイリがタニアをフォールした。


ベルベティーン・ドリーム ◯-× ボビー・フィッシュ
(パープル・レインメーカー)

セコンドのアダム・コールが牽制し、フィッシュはドラゴンスクリューでベルベティーンの左足をフェンスに叩きつけることに成功。
ベルベティーンは痛みを堪えてパープル・レインメーカーを放つが普段の威力も高さもなく、命中するも裏膝十字固めに切り返されてしまう。
さらにコールがロープを引っ張りロープブレイクを阻止するが、レフェリーが気づいて注意。それに逆ギレするフィッシュの背後を取ったベルベティーンがコール目掛けて投棄し、デスバレーボムから再びパープル・レインメーカーを敢行。やはり威力も高さも無かったが二発で普段の一発分のダメージは与えられ、辛くも勝利した。


・#DIY

北米王者リコシェがジョニー・ガルガノを呼び出し殴り合っていると、トマソ・チャンパが現れガルガノを援護。
続いてアリスター・ブラックが現れチャンパを襲うと、今度はガルガノが助けた。
チャンパはガルガノに和解の握手を求めたが、寸前でガルガノ嫁のキャンディス・レラエが割って入り、騙されるなと夫をたしなめた。



2019/1/26のNXT TakeOver Phoenix #489


NXTタッグ王座戦
アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ロデリック・ストロング) ×-◯ ウォー・レイダース(ロウ&ハンソン)
(フォールアウト)王座奪取

エラは上手く2対1の状況を作り、レイダースは片方を持ち上げてもう片方にぶつける力技を多用。
終盤、ストロングがロウを担ぎ上げてエプロンに落として脱落させ、その間にハンソンへツープラトンを連発するがフォールを奪えない。
ハンソンは意表を突くハンドスプリングエルボーで二人をなぎ倒すと、復活したロウが二人まとめて抱え上げて投棄し、最後はフォールアウトからロウがオライリーをフォールし無敗で王座を奪い取った。


マット・リドル ◯-× カシアス・オーノ
(エルボー連打)

オーノはエルボー、裏拳、キックを容赦なく顔面に炸裂させ、リドルを口から出血させる。
さらにリドルの裸足を踏みつけ、噛みつくがセントーンをスリーパーホールドに捕らえられる。
オーノはロープに逃げ、時間稼ぎのつもりか、因縁のグータッチを要求。だがリドルは腕をつかむと膝蹴りを叩き込み、スリーパースープレックスで投げ捨てると、グラウンドコブラツイストを狙う。オーノは必死に引き剥がそうとするが、エルボーの雨を降らされたまらずタップした。


NXT北米王座戦
リコシェ ×-◯ ジョニー・ガルガノ
(スリングショットDDT)王座奪取

リコシェは雪崩式フランケンシュタイナーから一回転して着地し、場外でのリバースフランケンシュタイナー→リングに上げてスリングショットDDTも返してしまい、ガルガノを動揺させる。
ガルガノは場外マットを剥がして、床にスパイクDDTを狙うがレフェリーに制止され思いとどまる。
しかし最後は床へ目掛けてのブレーンバスターを敢行し、二発目のスリングショットDDTで激戦を制しベルトを奪った。


NXT女子王座戦
シェイナ・ベイズラー ◯-× ビアンカ・ブレア
(キリフダクラッチ)防衛成功

シェイナはビアンカの長いおさげをつかんでコーナーに叩きつけペースを握る。
負傷した左肩を狙われるが、回復力の高いビアンカは後半はもう痛がる素振りも見せずに猛反撃。
ついにバーニングハンマーを喰らわせるが、直前にレフェリーと交錯して倒してしまっており、カウントが入らない。
その隙にマリナ・シャフィールとジェサミン・デュークが駆けつけ、あっさり排除されるが回復したシェイナはキリフダクラッチに捕らえる。
ビアンカは強引に体勢を入れ替えブレーンバスターで投げるが、初披露の450スプラッシュをかわされ、再びキリフダクラッチにつかまる。ビアンカは何度となく立ち上がるが力尽きて失神した。


NXT王座戦
トマソ・チャンパ ◯-× アリスター・ブラック
(エンジェル・ウイングス)防衛成功

ともに打撃を得意とするが、前半は技術を競い合うように正面からキャッチレスリングを展開。
その後は場外乱闘からブラックの左脚を3回、階段に叩きつけることに成功したチャンパが執拗な足攻めを見せる。
ブラックは無事な右脚で蹴りを返すが、踏ん張りが利かず投げ技がなかなか決まらない。
チャンパはとどめを刺そうと、ガルガノと同じく場外マットを剥がすが、そこへブラックはメテオラで飛び込み、リングに上げてブラックマスを命中させる。しかし足の痛みからカバーが遅れ、勝機を逃す。
最後も起死回生のブラックマスを軸足が支えきれず不発に終わり、2発目のエンジェル・ウイングスに沈められた。

そして試合後、ガルガノが現れ、チャンパと並んでベルトを掲げて見せた。



2019/1/30のNXT #490 特番後の箸休め回


カイリ・セイン&紫雷イオ ◯-× マリナ・シャフィール&ジェサミン・デューク
(インセイン・エルボー)

特番の未放送試合。
イオはマリナにドラゴンスリーパーで捕らえられるが、コーナーを足掛かりに不知火で脱出。
交代したカイリがスライディングDを叩き込み、イオが踏み台になる簡易インセイン・エルボーから正調インセイン・エルボーにつなげ、日本タッグが快勝した。


・特番後の乱闘

特番放送終了後、トマソ・チャンパとジョニー・ガルガノの前にベルベティーン・ドリームとアダム・コールが現れる。そこへアリスター・ブラックとリコシェも絡み乱闘を繰り広げていた。
責任者のHHHが現れて場を収め、日曜の特番での6人タッグ戦が決まった。


ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ×-◯ フォーガットン・サンズ(ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー)
(ブレイクのリバースDDT+カトラーのダイビングフットスタンプ)

劣勢のサンズはセコンドのジャクソン・ライカーがロープを下げて、飛び技をしようとしたフォードを落下させる。それを目撃したドーキンスは怒り心頭でライカーに詰め寄ろうとするが、そこへブレイクがトペで飛び込みなぎ倒した。
そしてツープラトンを浴びせ、カトラーがドーキンスをフォールした。



2019/2/6のNXT #491 せっかくNXTに来たのに


・北米王座戦へ

新NXT北米王者のジョニー・ガルガノが話していると、NXT王座を守り再接近しているトマソ・チャンパが現れる。
さらにベルベティーン・ドリームも現れ、ガルガノに対戦を要求した。


ジャクソン・ライカー ◯-× マンスール
(スパインボム)

WWE初のサウジアラビア人スーパースターのマンスールがデビュー。
だが全く良いところなく1分半でライカーに料理された。


ドリュー・グラック ◯-× エリック・ブーゲンハーゲン
(ドラゴンスリーパー)

205ライブ所属のグラックがゲスト参戦。
デビュー戦のブーゲンハーゲンは甲高い奇声とエアギターで客席を盛り上げたが、コブラツイストに捕らえた相手をギターに見立てて爪弾く技を見せたのがせいぜいで、グラックに簡単に仕留められた。


マット・リドル ◯-× ドリュー・グラック
(グラウンドコブラツイスト)

グラックがせっかくNXTに来たのになんだ今のはと文句を付け、オープンチャレンジ戦を要求するとリドルが応じた。
グラックはねちっこいグラウンドレスリングでリドルの動きを封じるが、強烈な打撃とぶっこ抜きの投げ技をリドルは隙をついて決めていく。
最後はパワーボムから膝蹴りを叩き込み、必殺技で絞め上げてタップさせた。

満足したグラックはリドルと握手を交わし、リングを後にした。


カイリ・セイン&紫雷イオ&ビアンカ・ブレア ◯-× シェイナ・ベイズラー&マリナ・シャフィール&ジェサミン・デューク
(ムーンサルトプレス)

ビアンカにリフトアップされたカイリがインセイン・エルボーを落としいきなり試合が決まりかけるが、MMAトリオはカイリを孤立させ痛めつける。
だが交代したイオが三人まとめてなぎ倒し、カイリがインセイン・エルボーをシェイナに直撃。またも試合が決まりかけるがなんとかカットが間に合うも、イオへのタッチを横取りしたビアンカがTOD(バーニングハンマー)を浴びせる。
これもカットされるが今度はイオがビアンカの背後からタッチしてムーンサルトプレスを敢行し、必殺技3連発でシェイナを仕留めた。


・一軍昇格

番組中での言及は特に無かったが、ニッキー・クロス、ヘビーマシーナリー(タッカー・ナイト&オーティス・ドーゾビッチ)、EC3、レイシー・エヴァンスが一軍昇格を果たした。



2019/2/13のNXT #492 アリーヤ久々の勝利も


ドミニク・ダイジャコビッチ ◯-× シェイン・ソーン
(フィースト・ユア・アイズ)

相棒ニック・ミラーが昨年末に退団し、独り身になったソーンは左腕を狙い、体格で勝るダイジャコビッチに対抗。
だがコーナー上の攻防からバク宙で回避したダイジャコビッチはすかさずスーパーキックでソーンを場外へ蹴り落とし、リングに上げて必殺技でとどめを刺した。


ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ◯-× ウンベルト・カリージョ&ステイシー・アーヴィンJr.
(ブロックバスター+エレクトリックチェアー)

デビュー戦のアーヴィンJr.は元体操選手。
先に入場したカリージョ組が対戦相手を待っていると、NXT UKへの移籍が決まったカシアス・オーノが現れ二人と観客に絡む。だがキース・リーが背後からローリングエルボーで殴り倒し、支障なく試合開始。
倒れたオーノの横に寝そべりからかったフォードは、カリージョと互角の攻防を演じ握手を求められるが、不意打ちで応じる。
アーヴィンJr.はフォードのバックドロップで頭から落ち、レフェリーが駆け寄るがその後も問題なく試合を続行。ものすごい高度からのムーンサルトプレスも披露したが、最後はドーキンスのエレクトリックチェアーにフォードのブロックバスターを合わせるツープラトンで仕留められた。

アーヴィンJr.はこの後3月に脳震盪からのパニック障害を理由に退団するが、このバックドロップが原因の一つかも知れない。

試合後、プロフィッツがタッグ王座への意欲を語っていると、ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセルとオニー・ローキャン&ダニー・バーチが割り込む。
そこへタッグ王者ウォー・レイダースが現れ、三組まとめて受けて立とうとするが、アンディスピューテッド・エラが背後から奇襲を掛ける。
エラはレイダースをリングに放り込みリンチさせようとするが、レイダースは三組をあっさり返り討ちにして見せた。


タイナラ・コンティ ×-◯ アリーヤ
(キムラロック)

試合中にヴァネッサ・ボーンが現れ見物する。
優勢のタイナラがトップロープに上がろうとすると、ヴァネッサが足をつかんで妨害。アリーヤはデッドリードライブで投棄すると、キムラロック(ダブルリストロック)に固めつつ顔面を脚で蹴りつけタイナラをタップさせた。

アリーヤのシングル戦の勝利は2016年10月以来だが、勝利を祝う暇もなくシェイナ・ベイズラーらMMAトリオにタイナラもろとも襲撃されてしまった。


リコシェ ◯-× アダム・コール
(ハリケーンドライバー)

コールはリコシェをコーナーから蹴り落とし、ロープに引っかかった左脚を狙い撃つ。
動きを封じられたリコシェは痛みから何度も技を失敗し、その隙を突かれる。だが雪崩式フランケンシュタイナーからカカト落とし→ノーザンライトスープレックス→ぶっこ抜きブレーンバスターと畳み掛け、ハリケーンドライバーで逆転勝利した。

すぐさまアンディスピューテッド・エラが現れリコシェに暴行。アリスター・ブラックが駆けつけるがあっさり返り討ちにされた。



2019/2/20のNXT #493 いらなくなったベルトを守るのは難しい


アリスター・ブラック ◯-× ロデリック・ストロング
(ブラックマス)

鉄階段へのバックブリーカーを決めたストロングが優勢に試合を進め、次々と技を決める。
ブラックは蹴り技で反撃するがペースを取り戻せず、終盤まで攻められ続けたが、ブレーンバスターから逃れると同時に必殺技を叩き込み、辛くも逆転勝ちした。

試合後にはやはりアンディスピューテッド・エラが乱入したが、駆けつけたリコシェとともに撃退された。


・6人が一軍昇格

リコシェ、アリスター・ブラック、さらにWWEで再結成した#DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ)が一軍昇格を果たした。登場はしなかったがラーズ・サリバンも予告映像が流されている。
またデビューから半年経っていないウンベルト・カリージョも早くも205ライブへ昇格した。


ミア・イム ◯-× ザイア・リー
(プロテクト・ヤ・ネック)

WWE初の中国人ディーバのザイアがデビュー。一軍のロイヤルランブルで一足先に登場し、見せ場も十分にあった。
随所に中国拳法ムーブを見せたがあまりミアとは手が合わず、最後はプロテクト・ヤ・ネック(腕を固めてから顔に膝を押し当てフェイスクラッシャー)で仕留められた。

その後、先週に続きシェイナ・ベイズラーらMMAトリオが乱入。控え室からディーバが三人駆けつけたが簡単に蹴散らされた。


NXT北米王座戦
ジョニー・ガルガノ ×-◯ ベルベティーン・ドリーム
(パープル・レインメーカー)王座奪取

ガルガノが一軍昇格し、いらなくなったベルト奪取の大チャンスに、ベルベティーンはいつもながらの挑発ムーブからフルスイングのビンタでガルガノを張り倒す。
ガルガノはトップロープ上のベルベティーンの脚を払って落下させ、ペースを握ったが、ベルベティーンは要所要所でグーパンチで反撃。
強引に雪崩式デスバレーボムも決めたが場外に逃げられ、追撃のアックスハンドルをスーパーキックで迎撃される。さらに階段にぶつけられ、場外ブレーンバスターを喰らい、最近の決め技にしているスリングショットDDTまで浴びるが、フォールを拒否。
ベルベティーンは連続のスーパーキックも耐え抜き、デスバレーボム2連発から必殺技を喰らわせ、驚異的なタフネスぶりでベルトを奪い取った。



2019/2/27のNXT #494 あんなに一緒だったのに


・#DIYが和解

ジョニー・ガルガノが話しているとトマソ・チャンパが現れる。NXTでは別に和解してなかったのにWWEデビューで普通にタッグで出てきた二人は、正式に和解の握手を交わした。


タイナラ・コンティ&ザイア・リー ×-◯ アリーヤ&ヴァネッサ・ボーン
(ブロックバスター+バックブリーカー)

ザイアは蹴り技をアリーヤに連発するが、ブラインドタッチしたヴァネッサが不意打ちで殴り倒す。そしてアリーヤが髪をつかみながらのブロックバスターで裏返し、ヴァネッサの膝に落とす地味に痛そうなツープラトンで勝利した。

だらしない体型…わがままボディだし、技らしい技を一個も出さなかった気がするヴァネッサは大丈夫だろうか。


キース・リー △-△ ドミニク・ダイジャコビッチ
(Wカウントアウト)

両雄は体格に似合わぬ身軽さを披露し合う。
さらにキースはパウンスで吹き飛ばし、ダイジャコビッチは高々と担ぎ上げてからのチョークスラムでパワーも誇示。最後は場外のキースへダイジャコビッチがラ・ケブラーダで飛び込み、力尽きて両者カウントアウトとなった。


・ボスの帰還

WWE女子タッグ王者のサーシャ・バンクス&ベイリーがサプライズ登場。
大歓声で迎えられた二人はレッスルマニアの宣伝をした。

そのレッスルマニアで負け役を振られたサーシャがブチギレて、何ヶ月も契約で揉めることになるのは内緒だ。


ミア・イム ×-◯ シェイナ・ベイズラー
(キリフダクラッチ)

ミアは場外に落としたシェイナをトペで追撃し、階段にも叩きつけるが、キックをかわされ右脚を階段にぶつけてしまう。
右脚を攻められ続けたミアは満足に立つこともできなくなるが、痛みを堪えてライガーボムを叩き込む。しかしとどめのプロテクト・ヤ・ネックは踏ん張りが利かずに外され、シェイナの膝蹴りからキリフダクラッチに固められあえなくタップした。



2019/3/6のNXT #495 ローデス杯開幕


ダスティ・ローデス・タッグチーム・クラシック一回戦
アリスター・ブラック&リコシェ ◯-× ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル
(ブラックマス)

すでに一軍昇格しモチベーションが上がらないのかブラックは孤立し痛めつけられ、交代したリコシェもツープラトンやアイクナーの切れ味鋭い飛び技を次々と浴びる。
というか欧州組の連携が見違えるほどに向上しており、特にアイクナーはキレッキレの動きで華麗な技を決めまくった。最後はブラックが必殺技で蹴り倒しアイクナーをフォールしたものの、欧州組の試合をもっと見たいと思わせる内容だった。


ローデス杯一回戦
オニー・ローキャン&ダニー・バーチ ×-◯ フォーガットン・サンズ(ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー)
(ダイビングフットスタンプ+リバースDDT)

ローキャンが孤立し痛めつけられるも、交代したバーチの猛攻から、ローキャン組は後は合体DDTでとどめを刺すだけになるが、ちょっと肩に担いで添えるだけなのに腰を痛めたローキャンがセットアップに失敗し反撃に遭う。
ツープラトン技を増やしてきたサンズが優位に立つも、ちょっと肩に担ぐのも不可能だったはずのローキャンが元気に躍動し、合体DDTも決める。しかしカットが間に合うと最後はカトラーにフォールされた。

なおローキャンは205ライブへ昇格した模様。


・北米王座戦へ

新NXT北米王者のベルベティーン・ドリームが実況席の上に立ち話していると、マット・リドルが現れ対戦を要求した。


ローデス杯一回戦
マスタッシュ・マウンテン(タイラー・ベイト&トレント・セブン) ◯-× ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード)
(トーチャーラック+ダイビングフットスタンプ)

NXT UKに主戦場を移したマスタッシュ・マウンテンは久々の登場。
ドーキンスのスパインバスターからフォードのフロッグスプラッシュにつなげる必殺ツープラトンをベイトが普通に返し、セブンのトーチャーラックにベイトがダイビングフットスタンプを浴びせるツープラトンで、セブンがフォードをフォールした。


ローデス杯一回戦
#DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ) ◯-× アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)
(シャーク・イン・ザ・ウォーター)

久々に入場曲も流された#DIYが変わらぬ連携を披露。ガルガノが長時間つかまり、交代したチャンパも一気に決められなかったが、シャーク・イン・ザ・ウォーターで挟み撃ちし、これまでツープラトン技を一人で受け続けるも、なぜかことごとく返してきたオライリーもついに力尽きた。

今回は白熱した試合展開に合わせ1時間の放送枠を大幅に延長していた。ネット放送の良いところである。



2019/3/13のNXT #496 #DIYまたもや


ダスティ・ローデス・タッグチーム・クラシック準決勝
マスタッシュ・マウンテン(タイラー・ベイト&トレント・セブン) ×-◯ フォーガットン・サンズ(ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー)
(ダイビングフットスタンプ+リバースDDT)

UK組はセブンとベイトが順々に捕まる苦しい展開。しかしベイトが二人まとめて担ぎ上げエアプレンスピンで回し、エプロンから場外へのシューティングスタープレスを自爆するもほとんどノーダメージで暴れる。
セブンのハーフネルソンスープレックスにベイトのクローズラインを合わせるツープラトンが決まるが、ここまで傍観してきたジャクソン・ライカーがブレイクの脚をロープに乗せてカウントを阻止。その後も妨害を続け、最後はツープラトンからカトラーがセブンをフォールした。


NXT女子王座#1
ビアンカ・ブレア △-△ 紫雷イオ
(シェイナ・ベイズラーの乱入によりノーコンテスト)

実況席には女子王者シェイナ・ベイズラーが座って観戦。
イオはスワンダイブ式ミサイルキックのタイミングが合わないと見るや、ロープ上で静止する流石の対応を披露。
ビアンカはとどめのムーンサルトプレスを足を払って阻止し、宙吊りになったイオの腹におさげの鞭を叩き込む。
イオは雪崩式フランケンシュタイナーで投棄するが、ムーンサルトプレスは剣山で阻止され悶絶。そこへシェイナが乱入し試合をぶち壊してしまった。

シェイナは二人を襲い、見かねたカイリ・セインが乱入するもチョークスリーパーに捕らえられ絞め落とされてしまう。さらにカイリを気遣ったイオも絞め落とし、シェイナが勝ち誇った。


ローデス杯準決勝
アリスター・ブラック&リコシェ ◯-× #DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ)
(ブラックマス→630スプラッシュ)

一軍昇格済の4人による対決。衣装を揃えてきた#DIYはリコシェを捕らえ交互に攻め続ける。
ブラックに交代されても主導権は渡さず、ガルガノはスリングショットDDTからガルガノ・エスケープに捕らえる。チャンパもリコシェを前転アームバーで捕獲するが、リコシェは力ずくで立ち上がり、チャンパをデスバレーボムでガルガノにぶつける。
これによってガルガノは足を負傷してしまい、場外から動けなくなり、孤立したチャンパにブラックとリコシェが続けざまに必殺技を決めて逆転勝ちした。

試合後、キャンディス・レラエが夫を気遣い、チャンパは肩を貸してガルガノを歩かせる。
だがチャンパはガルガノを壁に叩きつけようとし、しかしガルガノは踏ん張ってそれに耐え、逆にチャンパを壁に叩きつけると、負傷は嘘だと明かし、スーパーキックで蹴り倒し、妻と笑い合った。



2019/3/20のNXT #497 チャンパが怪我するプログラム


・NXT王座が空位に

トマソ・チャンパが負傷によりNXT王座を返上。#DIYが決裂するとチャンパが重傷を負うプログラムでもあるのかな?
NXT責任者のHHHは特番で予定されていたジョニー・ガルガノとの王座戦を中止し、ジョニー・ガルガノと今回のメイン戦の勝者が、NXT王座を争い対決すると発表した。

なおチャンパの負傷によりガルガノの一軍昇格も取り止められ、NXT留任となった。


NXT王座#1フェイタル5ウェイ戦
ベルベティーン・ドリーム × リコシェ アリスター・ブラック ◯ アダム・コール マット・リドル
(ラストショット)

今回はこの一試合だけ。
全員とNXTでは初顔合わせとなるリドルがやはり目立つ。リコシェに3連続サイドスープレックスを浴びせ、ブラックとはハイキックの打ち合いでダブルKOに。
ベルベティーンをグラウンドコブラツイストに捕らえタップさせるが、コールがレフェリーを場外に引きずり出してそれを確認させず。
ブラックがリドルをブラックマスで蹴り倒すが、ベルベティーンはブラックをデスバレーボムで落とし、パープル・レインメーカーの体勢へ。しかしベルベティーンをリコシェがフランケンシュタイナーで場外へ投棄し、ブラックとコールを下敷きにする。
リコシェは倒れたままのリドルにシューティングスタープレスを浴びせ、勝利を確信するが、その後頭部にコールがラストショットを炸裂させ、土壇場で勝利を奪った。



2019/3/27のNXT #498 ツープラトン技ゼロの最優秀タッグ


・NXT王座の行方

5ウェイ戦を制しNXT王座決定戦へ駒を進めたアダム・コールが意気込みを語っていると、対戦相手のジョニー・ガルガノが登場し舌戦を繰り広げた。


レイシー・レーン&ケイシー・カタンザーロ △-△ ヴァネッサ・ボーン&アリーヤ
(シェイナ・ベイズラーの乱入によりノーコンテスト)

レイシーはエンバー・ムーンとミア・イムを足して2で割ったような衣装で登場。
ケイシーはアメリカ版SASUKEを女性で初制覇した有名人とのこと。それはすごい。
二人ともデビュー戦だが、ケイシーはWWEのロイヤルランブルにゲスト参戦していた。

アリーヤ組がレイシーを捕らえ優勢に進めていたが、シェイナ・ベイズラーがお供を引き連れ乱入してきたため、アリーヤ組は撤退。ケイシーはいったんはキリフダクラッチを回避してみせたが、結局は捕獲され絞め落とされた。


マット・リドル ◯-× コナ・リーブス
(グラウンドコブラツイスト)

リドルは久々に登場したリーブスをセントーンで押しつぶすが、そこへベルベティーン・ドリームがソファに寝そべった状態で運ばれてくる。
完全に気を逸らされたリドルは逆襲に遭うが、レインメーカー式の膝蹴りで反撃し、エルボーでたっぷり痛めつけてから関節技でタップさせた。

そしてリドルはベルベティーンが飲んでいた杯を奪い、放り捨てて挑発した。


ダスティ・ローデス・タッグチーム・クラシック決勝
アリスター・ブラック&リコシェ ◯-× フォーガットン・サンズ(ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー)
(ブラックマス→630スプラッシュ)

勝てばあのオーサーズ・オブ・ペインより地味なローデス杯優勝者となるサンズは、連携に難があるどころか、一人ひとりが強いだけでツープラトン技を一個も持ってないリコシェ組に普通に苦戦。
ジャクソン・ライカーがレフェリーの目を盗んで不意打ちしペースをつかむが、ブラックに交代されるとなすすべもなく蹴散らされる。
それでも連携で対抗するが、頼みの綱のライカーもブラックのロープブレイクを阻止したところをレフェリーに見られて退場宣告を下されてしまい、最後は必殺技2連発でブレイクが仕留められた。

とっくに一軍昇格し、タッグチームでも無ければ抗争中でもないし、特にローデス杯を獲る必要のないリコシェ組だったが、さすがにぽっと出のこれといった実績も強さも無いサンズには負ける理由がなかった。
最後にタッグ王者のウォー・レイダースが現れ対峙したが、え? 試合するの? レイダースが勝つよ?



2019/4/3のNXT #499 何もできないブラジル組


ウォー・レイダース(ロウ&ハンソン) ◯-× アダム・プリースト&フレックス・シモンズ
(ウォー・マシン・コンボ・スラム)

ハンソンがどちらかをフォールした。


ウォー・レイダース(ロウ&ハンソン) ◯-× セザル・ボノーニ&アドリアン・ジャウジ
(フォールアウト)

特番でのリコシェ&アリスター・ブラックとの試合に向け調整したいレイダースはさらに対戦を要求。ブラジル組が名乗り出るが、さっきのタッグと全く変わらず何もできないままボノーニがロウにフォールされた。


オニー・ローキャン ×-◯ ジャクソン・ライカー
(チョークボム)

ローキャンは正面からの打ち合いを挑むがライカーの打撃に苦戦。ベアハグに捕らえられるも髭をつかんで脱出し、張り手の連打でライカーの胸を腫れ上がらせるが、アックスハンドルで殴り倒され、チョークボムで叩きつけられると力尽きた。


カイリ・セイン △-△ ビアンカ・ブレア
(シェイナ・ベイズラーの乱入によりノーコンテスト)

カイリはスライディングDでビアンカを場外へ落とし、決め技にしていた逆エビ固めで早々に捕らえるが、脚力で脱出される。
その後もカイリが得意技を次々と決めるが、ビアンカも怪力で反撃。スパイダー式のスーパープレックスを見せ、優位に立った所でまたもシェイナが乱入し無効試合となった。
シェイナ一派にたびたび試合を妨害されたディーバたちが駆けつけ揉み合いとなり、最後は紫雷イオが場外へムーンサルトアタックを敢行し、女子王座ベルトを掲げて勝ち誇った。



2019/4/5のNXT TAKEOVER NEW YORK #500


NXTタッグ王座戦
ウォー・レイダース(ロウ&ハンソン) ◯-× リコシェ&アリスター・ブラック
(フォールアウト)防衛成功

実力者揃いの一戦は力を見せつけ合うように、やられた技をやり返したり、リコシェがパワーを、ハンソンが飛び技を披露したりと最後まで一進一退の攻防が続く。
終盤、ブラックマスからリコシェのシューティングスタープレスにつなげて勝負ありかと思われたが、ブラックがハンソンの足止めに失敗し間一髪でカットが間に合うと、リコシェがウォー・マシン・コンボ・スラムからのフォールアウトで仕留められた。

試合後、レイダースは健闘を讃えて握手を交わしたのみならず、対戦相手二人に最敬礼してみせた。
リコシェとブラックも最敬礼を返し、さらにこれでNXTとはお別れになるからだろう、客席にも深々と頭を下げた。


NXT北米王座戦
ベルベティーン・ドリーム ◯-× マット・リドル
(ロールアップ)防衛成功

自由の女神に扮して登場したベルベティーンは、試合そっちのけで客席からの声援を競い合うが、互角の様相。
ベルベティーンはホーガン直伝(?)の背中かきむしりからアックスハンドルを連発するが、かわされて場外ジャーマンを喰らうとリドルの投げ技、飛び技、蹴り技、絞め技のフルコースを浴びる。
起死回生の投げっぱなしジャーマンも即座に立ち上がられ、レインメーカー式の膝蹴りやgo 2 sleepをつなぎ技で使われるが、胸板に蹴りを連続で喰らうとハルクアップを発動させ、その後もコードブリーカーやアンクルロックが飛び出すなんでもありの展開へ。
リドルはパープル・レインメーカーを捕獲し、エプロンからぶっこ抜きのジャーマンで投棄し、ムーンサルト式のセントーンも披露するがベルベティーンは驚異の粘りでカウント3を拒否。
最後は必殺のグラウンドコブラツイストに捕らえられるも、脚のロックが一瞬外れた隙に体勢を入れ替えて丸め込み、かろうじてベルトを守り抜いた。

試合後、リドルがグータッチを要求すると、ベルベティーンは迷いながらもそれに応じた。


UK王座戦
ピート・ダン ×-◯ ウォルター
(スプラッシュ)王座奪取

ZERO1にガチャピンの名で参戦したこともあるウォルターは「新世界より」を入場曲に厳かに登場。
大柄なダンよりも一回りでかい巨躯で圧倒する。ダンは得意の指折りを力ずくで引き剥がされるが、要所要所で指を取っては反撃につなげる。
最後はエルボーと逆水平のストロングスタイルな打ち合いをビッグブートで制したウォルターがトップロープに上がると、ダンはそこへ飛びつき三角絞めを極めたが、ウォルターはそのままパワーボムで飛び降り、トップロープからのスプラッシュで押しつぶした。


NXT女子王座4ウェイ戦
◯ シェイナ・ベイズラー カイリ・セイン × ビアンカ・ブレア 紫雷イオ
(キリフダクラッチ)防衛成功

カイリをなぎ倒したビアンカが勝ち誇って投げキッスをすると、カイリはそれをキャッチして投げつけ、イオが客席にかっ飛ばす。
シェイナは打撃、カイリとイオは飛び技、ビアンカはパワー主体で戦い、目まぐるしく攻守が入れ替わる。最後はイオをDDTで倒したカイリがインセイン・エルボーの体勢に入るも、ビアンカがおさげで殴りつけ、イオとカイリを二人まとめてTODで投げ捨てる離れ業を見せたが、シェイナがビアンカをキリフダクラッチで捕獲しタップさせた。


NXT王座決定戦3本勝負
ジョニー・ガルガノ ×-◯ アダム・コール
(ラストショット)

トマソ・チャンパ絡みでヒールなのかなんなのか立ち位置がわからないけど大人気のガルガノと、明確にヒールだけどアダム・コール・ベイベーはみんな大好きコールの一戦。
しかしここまでの試合が全部が全部盛り上がりすぎて疲れたのか、単純に手が合わないのか客席のノリはいまいち。
最後はカウンターの応酬からあっさりとラストショットが決まり、コールが一本目を奪った。


NXT王座決定戦3本勝負
ジョニー・ガルガノ ◯-× アダム・コール
(ガルガノ・エスケープ)

二本目も早々に正面からのラストショット、というか正面からならシャイニングウィザードが決まるがガルガノは肩を上げる。
スリングショットDDTを察知したコールはエプロンに逃げ、ガルガノはエプロンへのDDTを決めるも、場外に落ちてフォールできず。乱戦からコーナーに叩きつけられるが、うかつに近づいたコールをチャンパの前転アームバーに捕らえ、逃げられかけた瞬間にガルガノ・エスケープに切り替えてタップを奪った。


NXT王座決定戦3本勝負
ジョニー・ガルガノ ◯-× アダム・コール
(ガルガノ・エスケープ)王座戴冠

ガルガノはコーナーで額を切り流血しているが、NXTでは試合は止まらない。
3本目とあり両者はこれまで温存していた隠し技を披露していく。ガルガノはフルネルソンからのパーフェクトショットやリバースフランケンシュタイナーを、コールはクロスアーム式ジャーマンや飛びつき式のカナディアンデストロイヤーとフィニッシャー級の技を見せ、客席もこれには熱狂。
コールは実況席直下のエンジェル・オブ・ウィングス、掟破りのシャーク・イン・ザ・ウォーターと畳み掛けるがガルガノはフォールを拒否。逆転のガルガノ・エスケープに捕らえるが、アンディスピューテッド・エラが乱入してレフェリーを妨害し、ツープラトンまで浴びせるも、ガルガノはそれでも倒れない。
一人でエラの三人を片付けると、ラストショットまで返してしまい、ついにガルガノ・エスケープでコールをタップさせた。

戴冠したガルガノのもとに妻のキャンディス・レラエと、首を手術したばかりのチャンパがなぜか現れ祝福のハグを交わした。そりゃチャンパは絶対安静で攻撃できないけど和解するわけないのにwwwww



2019/4/10のNXT #501 KUSHIDA参戦


キャンディス・レラエ ◯-× アリーヤ
(ライオンサルト)

特番の未放送分。
ヴァネッサ・ボーンの援護を得たアリーヤが優勢に進めるが、ビンタでキャンディスの怒りを買うと一気に反撃され、ライオンサルトで押しつぶされた。


・KUSHIDAが契約
TAKEOVERの客席にもいたKUSHIDAがNXTと入団契約を交わした。


ダニー・バーチ ×-◯ ジャクソン・ライカー
(チョークボム)

開幕ジョン・ウーで先手を取ったバーチだがすぐに逆襲に遭う。ゲームか何かのように休まずしばき合い、フォーガットン・サンズの乱入もオニー・ローキャンが防いだが、ライカーがチョークスラムの体勢からパワーボムで落とし勝利した。


ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ◯-× ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル
(エレクトリックチェアー+ブロックバスター)

プロフィッツにも劣らない連携で欧州組が攻め込むが、アイクナーの三角跳びムーンサルトをフォードが2.9で返すと、バーセルにツープラトンを喰らわせ逆転勝利した。



2019/4/17のNXT #502 さらば女海賊


NXT北米王座戦
ベルベティーン・ドリーム ◯-× バディ・マーフィー
(パープル・レインメーカー)防衛成功

クルーザー級王座を経験したマーフィーがNXTに凱旋。あの頃とは比べ物にならないほどビルドアップした体格からパワーと跳躍力を披露する。
しかし今や名勝負製造機と化したベルベティーンも多彩な技で食い下がり、互角の勝負を繰り広げる。
最後はリングに上がろうとした隙をついてフェイマサーからデスバレーボムを決め、必殺技でとどめを刺したベルベティーンがベルトを守った。


・ジョニー・ガルガノが登場

すっかりフェイスに戻ったガルガノが話しているとアンディスピューテッド・エラの三人が絡む。
ガルガノは掛かってこいと挑発するが、背後から現れたロデリック・ストロングに殴り倒された。三人しか出てこなかった時点で怪しむべきだった。


・一軍昇格
ウォー・レイダース(ロウ&ハンソン)がバイキング・レイダースに改名して一軍昇格。さらに持病でデビューの遅れていたラーズ・サリバンと、カイリ・セインも昇格を果たした。


ドミニク・ダイジャコビッチ ◯-× アーロン・フライ
(ローリング・ビッグブート)

ゴングと同時に放ったブートでダイジャコビッチが瞬殺した。


NXT女子王座戦
シェイナ・ベイズラー ◯-× カイリ・セイン
(紫雷イオの乱入により反則)防衛成功

一軍昇格を果たしたカイリの最後のNXT女子王座戦と紹介される。
カイリは得意のエルボー、シェイナは膝蹴りを突き刺し合う。カイリは倒れたシェイナの背中にインセイン・エルボーを浴びせ、逆さ吊りにしてフットスタンプで踏み潰すが、場外へのフライング・カブキエルボーをかわされフェンスに自爆してしまう。
負傷した右肘を痛めつけられ、ドクターと紫雷イオが駆けつけるが、シェイナは無理やりリングに連れ込み、なおも攻め続けようとしたため、イオが乱入して試合を止めた。

試合後、シェイナはお供二人にイオを止めさせ、カイリの右肘を踏みにじった。
完全にバッドエンドだけどカイリは一軍で普通に元気に戦っている模様。



2019/4/24のNXT #503 オートカウンタ


ウンベルト・カリージョ △-△ ジャクソン・ライカー
(場外乱闘によりノーコンテスト)

ここまで無敗のライカーもカリージョのスピードに翻弄されるが、ヒップトスでコーナーに叩きつけ、早々に必殺のチョークボムを決める。
だがフォールには行かず、カリージョが場外に転げ落ちて逃げると、それを追って延々と暴行を続け、試合中止のゴングが叩かれた。

その後オニー・ローキャンとダニー・バーチがカリージョを助けに現れ、ようやくライカーは矛を収めた。


キャンディス・レラエ&ケイシー・カタンザーロ ◯-× アリーヤ&ヴァネッサ・ボーン
(ライオンサルト)

孤立していたケイシーが2発目のツープラトンブレンバスターから着地し、ネックブリーカーを返してキャンディスに交代。ヴァネッサに連続技を浴びせ、ライオンサルトまで一気につなげ快勝した。


ウォー・レイダース(ロウ&ハンソン) ◯-× ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード)
(バイキング・エクスペリエンス)

入場中のレイダースにいきなりフォードがサマーソルトプランチャを浴びせ、ロウをリングに放り込んで試合開始。ドーキンスのスパインバスターからフォードのフロッグスプラッシュを浴びせる必殺ツープラトンを決めるも、ロウはカウント2.9で辛うじて返す。
ロウは肩車から脱出しハンソンに交代してようやく一息つく。レイダースはお返しにツープラトンを次々と浴びせ、必殺ツープラトンでハンソンがフォードをフォールした。


ジョニー・ガルガノ ◯-× ロデリック・ストロング
(アダム・コールの誤爆→スリングショットDDT)

場外乱闘を制したストロングが、ガルガノをエプロンに落とし、多彩な技で背中を痛めつける。
ガルガノは得意技の数々で反撃に出ると、場外で階段に激突させてお返しし、一進一退の攻防の末にガルガノ・エスケープに捕らえる。
だがそこへアダム・コールが駆けつけ、やむなく技を解く。さらにカイル・オライリーとボビー・フィッシュが現れるが、マット・リドルが出てきて二人を排除する。コールはリドルを殴り倒すが、ストロングに背後から触られると、ガルガノと勘違いし振り向きざまに延髄斬りを浴びせてしまい、すかさずガルガノが必殺技でストロングを仕留めた。

ストロングとコールの間には不穏な空気が流れた。



2019/5/1のNXT #504 KUSHIDAデビュー


オニー・ローキャン&ダニー・バーチ&ウンベルト・カリージョ ×-◯ フォーガットン・サンズ(ジャクソン・ライカー&ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー)
(リバースDDT+ダイビングフットスタンプ)

サンズはカリージョを孤立させて痛めつける。交代したバーチが奮闘するが、カリージョはトペをローキャンに誤爆させてしまい、今度はバーチが孤立。サンズに三人がかりで攻められ、最後はライカーがバーチとカリージョを二人まとめてリバースDDTに捕らえたところに、ブレイクとカトラーがダイビングフットスタンプを浴びせ、ブレイクがバーチをフォールした。


マンスール ×-◯ ドミニク・ダイジャコビッチ
(フィースト・ユア・アイズ)

ダイジャコビッチは開幕ローリング・ビッグブートで瞬殺を狙うがマンスールは回避。膝の上に飛び乗ってからの延髄斬りを浴びせるが、カウントは2まで。最後は不用意なプランチャをスーパーキックで撃ち落とされ、予告付きの必殺技で沈められた。

試合後、ベルベティーン・ドリームがソファに寝そべったまま運ばれてきて、ダイジャコビッチに北米王座ベルトを見せつけた。


KUSHIDA ◯-× カシアス・オーノ
(ホバーボードロック)

KUSHIDAはプヲタ揃いの観客に熱狂的に迎えられ、IWGPジュニアヘビー級王座6回、桜庭和志の弟子と紹介される。
ゴングが鳴るとKUSHIDAは握手を求めるが、オーノは手を蹴って拒否。その後オーノはKUSHIDAの動きに感心した素振りで握手を交わすが、握った手を離さずブートを浴びせ、優位に立つ。
さらに肩車の体勢から前に落とされ、顔面を強打したKUSHIDAは鼻から激しく出血。しかしコーナーへのパーフェクトショットで反撃し、ビンタで跪かせると、オーノの手を取って強引に握手を交わす。
オーノはハンドスプリング・エルボーを逆にエルボーで撃ち落とし、さらに強烈なブートを喰らわせるが、KUSHIDAはマサヒロ・タナカをお返しし、絡みつくようなホバーボードロックでタップさせデビュー戦を飾った。



2019/5/8のNXT #505 いや負けるんかい


ミア・イム ×-◯ ビアンカ・ブレア
(反則フォール)

場内人気の出てきたビアンカは不意打ちや挑発でヒールに振る舞い、立ち位置をはっきりさせる。
ミアのエプロンからのサンセットフリップを、ビアンカはロープをつかんでこらえレフェリーに注意されると、今度は長いおさげをロープに絡ませ、小ずるくフォールを奪った。


・フォーガットン・サンズがウォー・レイダースを襲う

帰宅しようとするレイダースをサンズが襲撃する、監視カメラの映像が流された。


ラウル・メンドーサ ◯-× リディック・モス
(スワンダイブ・トルジーニョ)

モスは昨年4月、ティノ・サバテリと喧嘩別れして以来の登場。運動器具をいくつも持ち込み、試合中に使ってみせたり、腕立てを織り交ぜ、相手をリフトアップして鍛錬する謎キャラになっている。
メンドーサは謎のドリンクを飲まされそうになり、ボトルを叩き落として反撃に出ると、次々と空中技を浴びせ、スワンダイブから横回転しながら飛び降り、NXT初勝利を挙げた。
いやモス負けるのかよwwwww


マット・リドル ◯-× アダム・コール
(グラウンドコブラツイスト)

ともに受け身が上手く、見栄えのする技の多い二人は非常に手が合う。
ほとんど休まずに常にクリーンヒットする大技を繰り出し合い、高いテンションのまま終盤へ。
強烈な膝蹴りを喰らったコールが場外へ転げ落ちると、誤爆から険悪になっていたロデリック・ストロングが駆けつけ、介抱する。
時間を稼ぎ、回復したコールはリングインと同時にリドルにスーパーキックを浴びせ、ストロングの指示でフォールするが、そこをグラウンドコブラツイストに絡め取られ、あえなくタップした。

ストロングはそんなに悪いことしてないのにコールと口論になり、一触即発の空気が流れた。



2019/5/15のNXT #506 さらばウォー・マシン


・NXTタッグ王座の行方

ウォー・レイダース改めバイキング・レイダースのエリック&アイバーが話していると、GMのウィリアム・リーガル卿が現れる。レイダースは何も言わせずNXTタッグ王座ベルトを返還するが、そこへストリート・プロフィッツが現れ、対戦を要求。
レイダースはリーガル卿からベルトを取り返すと試合を組めと言い、リーガル卿も今夜のタッグ王座戦を認めた。


キース・リー ◯-× セザル・ボノーニ
(ライガーボム)

なお今回から殿堂入りディーバのベス・フェニックスが解説に就任した模様。
ボノーニは足払いから優位に立つが、調子に乗ったところ腕をつかまれ動きを封じられる。リーは打撃で逆襲するとパウンスで吹き飛ばし、高角度のライガーボムでとどめを刺した。


KUSHIDA ◯-× コナ・リーブス
(ホバーボードロック)

KUSHIDAがリーブスの左腕を捕らえねじり上げていると、205Live所属のドリュー・グラックが現れ観戦を始める。
KUSHIDAはグラックを気にしながらも次々と空中技を決め、最後は不完全ながらもホバーボードロック、というか着地してから固めていたのでただのハンマーロックを極め快勝した。


ジェシー ×-◯ ヴァネッサ・ボーン
(ネックブリーカー)

デビュー戦のジェシーはメイ・ヤング・クラシック出場者で元バレーボール選手らしい。
いいところなくヴァネッサに攻められ続け、得意技と思われるコーナーへ追い詰めてのスパイクもかわされ自爆すると、走り込んで片腕で首を捕らえ裏返す、地味に痛そうなネックブリーカーでヴァネッサに仕留められた。


NXTタッグ王座戦
バイキング・レイダース(エリック&アイバー) △-△ ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード)
(フォーガットン・サンズの乱入によりノーコンテスト)防衛成功

大一番なのに明らかに巻きが入っていて、序盤から必殺ツープラトンを連発し合う。
早々にフォーガットン・サンズが乱入してきて試合は中止となり、オニー・ローキャン&ダニー・バーチも加わり大乱闘に。
プロフィッツは隙をついてエリックに必殺ツープラトンを浴びせ、フォードが高速で3カウントを叩き勝利をアピールして去っていくと、レイダースはサンズとローキャン&バーチを相手にうっぷん晴らしし、最後はベルトを置いて客席に最敬礼し、無敗のままNXTに別れを告げた。



2019/5/22のNXT #507 謎の仲直り


・NXTタッグ王座決定戦へ

GMのウィリアム・リーガル卿が空位となったタッグ王者を、特番でストリート・プロフィッツ、フォーガットン・サンズ、オニー・ローキャン&ダニー・バーチ、アンディスピューテッド・エラで争うと発表した。


・謎の仲直り

エラの4人が登場。仲間割れしていたはずのアダム・コールとロデリック・ストロングも笑顔で並んでいる。ストーリー変わった?
そこへジョニー・ガルガノが現れ口論していると、エラに背後からマット・リドルが襲いかかり、好機と見たガルガノも加勢し、二人でエラをリングから一掃した。


マンスール ◯-× ショーン・マルタ
(フェイスバスター)

ゲスト参戦のマルタは昨年7月以来の登場で、その前も8ヶ月空いていた模様。
マンスールはさっぱり盛り上がらない客席をなんとか沸かせようとするが手応えはなく、リバースDDTの体勢から持ち上げ裏返して落とす必殺技で初勝利を挙げた。
え? マンスール嫌われてるの?


・タイラー・ブリーズが正式復帰

ベルベティーン・ドリームが話していると、タイラー・ブリーズが再び現れる。
前回はゲスト参戦だったが、今回は正式復帰で、ベルベティーンの北米王座に興味を示し、記念撮影を持ちかけたが、スマホを握った手で殴り倒してしまった。


キャンディス・レラエ ◯-× レイナ・ゴンザレス
(ライオンサルト)

レイナはブルロープを振り回し、腕のサポーターを直すテキサスキャラをアピール。
一回り以上でかい体格で圧倒するが、キャンディスは体勢を入れ替え場外で階段に激突させると、空中技で畳み掛け快勝した。

試合後、なぜかシェイナ・ベイズラーとお供二人が現れてキャンディスを襲うと、ものすごく長い竹刀を手に紫雷イオが駆けつけ、MMAトリオをしばき倒した。


ジョニー・ガルガノ&マット・リドル ×-◯ カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ
(ハイ&ロー)

エラからはタッグ王座決定戦に出場する二人が参戦。
元気に相手を順々にリフトアップしていたリドルは急に腰を痛がり、集中攻撃される。
しかし初タッグのはずのガルガノとの連携も抜群で、ガルガノがスネークアイズで射出したオライリーにリドルが飛び膝蹴りを合わせるオリジナルのツープラトン技まで披露。あれは痛すぎる。
だが劣勢と見たアダム・コールが援護に現れると、ガルガノは試合そっちのけでトペで飛びかかり、馬乗りパンチを浴びせてしまい、その隙に現れたロデリック・ストロングがリドルを襲い、フィッシュのドライビングエルボーとオライリーの水面蹴りで挟み撃ちするハイ&ローでエラが逆転勝ちした。



2019/5/29のNXT #508 3回も襲われるライカー


ミア・イム ◯-× ビアンカ・ブレア
(プロテクト・ヤ・ネック)

おさげを悪用して卑怯な勝ちを拾ったビアンカとの決着戦。かなりの長尺が割かれた。
終盤、ミアはイートディフィート(とはっきり呼称された)を喰らわせるがビアンカは場外へ逃げ、そのまま帰ろうとする。ミアはつかまえたものの、逆にエプロンに叩きつけられて悶絶。カウント9でかろうじてリングに戻るもパワーボムの体勢に担ぎ上げられた。
だがおさげをつかんで脱出すると、そのまま引き寄せて必殺技を浴びせ報復を果たした。


KUSHIDA ◯-× ドリュー・グラック
(外道クラッチ)

KUSHIDAは205Liveからゲスト参戦のグラックと、ほとんど離れずにキャッチレスリングを展開。持てる技術を出し尽くすように関節を取り合う。ロープワークすら数えるほどしか行われず、最後はホバーボードロックを回避されると、パーフェクトショットで叩きつけるや外道クラッチに固めKUSHIDAが勝利した。

カウント4くらい入っていたがグラックは納得せず、勝ったと思うなよとKUSHIDAにすごんだ。


オニー・ローキャン&ダニー・バーチ △-△ フォーガットン・サンズ(ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー)
(ストリート・プロフィッツの乱入によりノーコンテスト)

ジャクソン・ライカーがローキャンの足をつかんだのをレフェリーは見逃さず退場を宣告。しぶしぶ帰っていくライカーはストリート・プロフィッツに襲われ、そのまま乱闘になだれ込み試合中止となった。
パイプイスを持ち出したサンズが優位に立つが、ライカーを襲いつつアンディスピューテッド・エラが現れ、四人掛かりでサンズを一掃。さらにハシゴを取り出して四人で神輿のように担いでライカーをなぎ倒し、特番を制するのはアンディスピューテッド・エラだと勝ち誇った。



2019/6/1のNXT TAKEOVER 25 #509


マット・リドル ◯-× ロデリック・ストロング
(ゴッチ式ドライバー)

リドルをバックドロップでエプロンに叩きつけたストロングが得意の背中攻めを展開。
痛みを堪えてリドルは打撃で応戦し、最後はグラウンドコブラツイストに捕らえられないと見るや、担ぎ上げてゴッチ式パイルドライバー…は禁止技なので背中から落として激戦を制した。


NXTタッグ王座決定ラダー戦
◯ ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) オニー・ローキャン&ダニー・バーチ フォーガットン・サンズ(ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー) アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)

まだまだあったラダー戦の可能性を大きく広げるような、筆舌に尽くしがたい死闘が繰り広げられた。
サンズは全員が消耗したあたりでジャクソン・ライカーを乱入させ、ライカーが全員を叩きのめすが、サンズの他2人もダメージが大きく共闘できず、孤立したライカーが全員から倍返しされる。
終盤、それでもサンズが乱入を利して生き残り、ラダーを登り始めるが、ブレイクが登頂しかけたその時、フォードがスワンダイブで一気にラダー頂上にショートカットし、ブレイクを殴り落としてベルトを獲得した。


NXT北米王座戦
ベルベティーン・ドリーム ◯-× タイラー・ブリーズ
(パープル・レインメーカー)防衛成功

二人は特異なキャラを十分に発揮しあい、試合でもキャラでも互角に戦う。
終盤、スーパーモデルキックからのアンプリティア―を返されたブリーズは、ビューティーショットを決めるが、ベルベティーンは場外へ転がって退避。
リングに戻してフォールしようとするが抵抗され、カウントアウトではベルトを奪えないためブリーズはやむなくリングに上がると、ベルベティーンはベルトを持ち出して殴ろうとする。ブリーズはベルトは受け止めたものの、レフェリーにそれを咎められた隙にデスバレーボムから必殺技に繋げられ、惜しくも敗北した。

わりと卑怯な手に敗れたものの、ブリーズは相手を称え自撮りに誘った。


NXT女子王座戦
シェイナ・ベイズラー ◯-× 紫雷イオ
(キリフダクラッチ)防衛成功

カイリ・セインの仇討ちに燃えるイオだが、トップロープから足を払われ落下し、立ち上がろうとロープをつかんだ左腕を思い切り蹴り上げられ、以降は左腕を狙い撃ちされる。
それでも切れ味鋭い空中技で反撃に出て、とどめのムーンサルトプレスを狙うが、そこへシェイナのお供二人が現れる。キャンディス・レラエが竹刀を手に駆けつけすかさず排除するが、シェイナを回復させる時間は稼がれ、ムーンサルトプレスを相次いで回避される。
イオはラ・マヒストラルで丸め込むが、マヤ式に固めようとしたのが失策で、キリフダクラッチに捕らえられタップを強いられた。

試合後、イオは竹刀でシェイナを背後から襲撃し、イスを抱えてのムーンサルトプレスを浴びせ、どっちがヒールなのかという報復を果たした。


NXT王座戦
ジョニー・ガルガノ ×-◯ アダム・コール
(ラストショット)王座奪取

コールはラッパーのジョシア・ウィリアムスが隣で入場曲のアレンジを歌いながら登場。
ガルガノはコールの左腕をダブルフットスタンプで踏みつけ、コールはガルガノの右脚をスーパーキックで蹴りつけ、互いに弱点を攻め合う。
その後はともに得意とするスーパーキックの撃ち合い、掟破りの相手の必殺技の応酬、技でもなんでも無い弱点へのタコ殴りを経て、コールはイスを持ち出そうとするがレフェリーと揉み合いになり、そこへガルガノがトペで飛び込むとレフェリーに誤爆してしまう。
その隙にイスで殴ろうとしたコールをスーパーキックでイスごと蹴り抜き昏倒させたが、フォールしてもレフェリー不在でカウントは入らず。
コールは仲間を呼ぶ素振りで時間を稼ぐと、リングに上がろうとするガルガノの頭を両腿で挟み、簡易カナディアンデストロイヤーを炸裂。それでもフォールは奪えず、死んだふりからガルガノエスケープにも捕らえられたが、痛めつけた右膝にエルボーを浴びせて脱出し、カナディアンデストロイヤーからラストショットで沈め、ベルトを奪い取った。



2019/6/5のNXT #510 異様に喜ぶ女


キース・リー ◯-× コナ・リーブス
(スーパーノヴァ)

特番の未放送分。
リーブスは足を負傷したふりで不意打ちし先手を取り、謎のロックボトムも浴びせるが仕留めきれず、腕をつかまれたまま反撃され、パウンスで吹っ飛ばされてからの必殺技に沈んだ。


ミア・イム ◯-× ビアンカ・ブレア
(プロテクト・ヤ・ネック)

終盤、ビアンカはおさげをつかまれないよう頭に巻き付けてからアーリウープかパワーボムを狙うが、その間に回復を許してしまい脱出される。
最後はトップロープに上ったミアを殴りつけようとするもその手をつかまれ、飛び降りながらのプロテクト・ヤ・ネックを決められた。

ミアはベルトでも獲ったのかという感極まった表情で勝利を噛み締めていたが、身内に不幸とか何かあったのだろうか。



2019/6/12のNXT #511 WWEでも稀な茶番


紫雷イオ&キャンディス・レラエ △-△ マリナ・シャフィール&ジェサミン・デューク
(乱闘によりノーコンテスト)

キャンディスを孤立させマリナは柔道技、ジェサミンは長い足で蹴り技を浴びせる。
キャンディスは延髄斬りで脱出し交代すると、イオは観戦するシェイナ・ベイズラーに見せつけるようにジェサミンの左腕を踏み潰す。
そしてムーンサルトプレスを狙うが、シェイナはジェサミンを引きずり出して退避させる。イオがムーンサルトアタックでシェイナを倒すと、場外乱闘になって収拾がつかなくなり、無効試合となった。


サブミッション戦
KUSHIDA ◯-× ドリュー・グラック
(ホバーボードロック)

前回の対決では外道クラッチでフォールされたのが納得の行かないグラックの要求により、サブミッション決着のみで再戦。
しかしロープワークありエプロンでの攻防あり打撃戦ありと、通常ルールの前回よりリングが広く使われる不思議。
最後はホバーボードロックを極められグラックがタップし、文句なしの敗北を認め、KUSHIDAと握手を交わした。


・マンスールがバトルロイヤル優勝

サウジアラビア出身のマンスールが祖国で行われた特番で、一軍の並み居る強豪を退け優勝した。
WWEでも稀な完全に茶番だけど観客は喜んでたからいいんじゃないだろうか。


オニー・ローキャン&ダニー・バーチ ◯-× ロデリック・ストロング&カイル・オライリー
(スクールボーイ)

前回特番のエンディングで腕を吊っていたボビー・フィッシュはまた負傷してしまったのか、オライリーの相棒はストロングが務める。
ローキャンを孤立させ連携はそこそこに個々の力で圧倒するが、交代されると2対1の状況ではやたら強いバーチに反撃される。
しかしオライリーはディーン・アンブローズ丸パクリのロープの反動を利用してのクローズラインで動きを止め、ブレーンバスターに担ぎ上げた所にストロングが逆水平チョップを浴びせる(オリジナルはフィッシュがハイキックを浴びせる)さらに地味なツープラトンを披露。
しかしローキャンにカットされてしまい、最後は脈絡なく現れたジャクソン・ライカーが、制止するスタッフを蹴散らす様に気を取られた隙に、オライリーがバーチに丸め込まれた。



2019/6/19のNXT #512 おなじみのアレ


・アンディスピューテッド・エラの演説

エラが話していると(ボビー・フィッシュは腕も吊っておらず負傷していない様子)ベルベティーン・ドリーム、マット・リドル、そしてタイラー・ブリーズが順々に割り込んだ。


ラウル・メンドーサ ×-◯ ダミアン・プリースト
(ローリングカッター)

パニッシュメント・マルティネス改めプリーストは初勝利を挙げたばかりのメンドーサを圧倒。
メンドーサはリディック・モスに続く新ギミック刈りを狙うがダウンすら奪えず完敗した。
必殺技はテストドライブ、ロールザダイス、クロスローズ等の名前でおなじみのアレだった。


・NXTブレイクアウトトーナメント開催

TVマッチ未登場の新鋭8人によるトーナメント戦が決定した。これは勝敗が全く読めなくて楽しみ。


ザイア・リー ◯-× タイナラ・コンティ
(二段蹴り)

なごやかに握手を交わし試合開始したが、タイナラは挑発を織り交ぜ高慢に振る舞う。
ザイアは高速の足技で反撃に出ると、次々と蹴りを浴びせ、上段蹴りからの後ろ回し蹴りで初勝利を挙げた。


ベルベティーン・ドリーム&タイラー・ブリーズ&マット・リドル ×-◯ アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール&ロデリック・ストロング&ボビー・フィッシュ)
(エンド・オブ・ハートエイク)

一人ひとりが強いのに連携もできるエラは、リドルを捕らえて集中攻撃。
交代したブリーズが猛反撃し、ビューティーショットでフィッシュを倒すが、ストロングが場外へ引きずり出してカウントを阻止。
ブリーズは飛び技で追撃しようとするが、ベルベティーンがタッチしてしまい口論となり、その隙をつかれてストロングがベルベティーンに必殺技を浴びせた。



2019/6/26のNXT #513 逆ギレするイオ


NXTブレイクアウトトーナメント一回戦
ホアキン・ワイルド ×-◯ エンジェル・ガルザ
(アンダーフックボム)

新人扱いで出てきたがワイルドはジーマ・アイオンの名でTNAで7年活躍したキャリア15年の中堅。
ガルザもキャリア11年でウンベルト・カリージョの従兄にあたり、二人ともインディーでのタイトル歴は多数に渡る。
というわけで全然新人ではない両雄は高速かつ熟練の試合運びを披露。メキシコ人のガルザがヒールに振る舞い試合も支配。スパニッシュフライは返されたものの、アンダーフック(ダブルアーム)の体勢から駅弁に担ぎ上げ、そのままジャンプしてケツから落とす逆ババ・ボムのような技でとどめを刺した。


ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ◯-× フォーガットン・サンズ(ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー)
(ジャクソン・ライカーの乱入により反則)

勢いに乗るプロフィッツがサンズを全く寄せ付けず、ドーキンスのスパインバスターからフォードのフロッグスプラッシュにつなげるが、ライカーがフォードを引きずり出して殴り倒し、反則負けとなった。

サンズはそのままプロフィッツを暴行するが、オニー・ローキャン&ダニー・バーチが現れて排除。ローキャン組は今回は助けたがベルトは狙っているぞとアピールした。


キース・リー ◯-× ニコス・リコス
(スーパーノヴァ)

ギリシャ国旗をあしらったコスチュームのリコスは非契約。
無視して観客を煽るリーの胸板にチョップを浴びせるがノーダメージで、両手チョップを返され、パウンスからスーパーノヴァで秒殺された。


NXT女子王座金網戦
シェイナ・ベイズラー ◯-× 紫雷イオ
(脱出)防衛成功

串刺しWニーアタックでシェイナを倒したイオは、金網頂上からのムーンサルトプレスを狙う。蘇生したシェイナに追いつかれるが、体勢を入れ替えて雪崩式ジャーマンで投棄し、這いずって入口に向かうが(※アメプロの金網戦は入口に近づくと開けてもらえる仕様)お供二人が駆けつけそれを阻止。
イオはやむなく金網を上るが、それもマリナ・シャフィールに邪魔されてしまうも、キャンディス・レラエが現れマリナを落とし、シェイナを助け起こそうとしていたジェサミン・デュークを金網頂上からのプランチャで排除。続けてイオも頂上からムーンサルトアタックでシェイナを倒す。
そして再び入口に向かうが、寸前でシェイナにチョークスリーパーを極められ、イオはドアを頭に叩きつけて抵抗するが、その衝撃でシェイナが先に場外へ落ちてしまい、脱出成功させてしまった。

イオは介抱するキャンディスに八つ当たりの暴行を働き、大ブーイングの中、日本語で悪態をつきながら去っていった。

前へ     次へ

NXTトップへ