NXT感想 2019年7月~12月



デビュー・入団


07月:アイザイア・スコット キャメロン・グライムス キリアン・デイン(復帰) ジェフ・パーカー(チェイス・パーカー) ジョーダン・マイルズ デクスター・ルミス ピート・ダン(復帰) ファンダンゴ(移籍) ブロンソン・リード ボア
08月:リア・リプリー(復帰)
09月:アリーヤ・デバリ(205ライブ) サミル・シン(205) ジャック・ギャラハー(205) スニル・シン(205) デンゼル・デジャーネット(デスモンド・トロイ) トニー・ニース(205) ドリュー・グラック(205) マット・マーテル リオ・ラッシュ(復帰)
10月:ティーガン・ノックス フィン・ベイラー(復帰)
11月:サンタナ・ギャレット
12月:オースティン・セオリー ショッツィ・ブラックハート



一軍昇格


07月:
08月:
09月:
10月:アンジェロ・ドーキンス モンテス・フォード
11月:
12月:



解雇・退団


07月:
08月:
09月:
10月:
11月:ジョーダン・マイルズ
12月:



移籍


10月:ドリュー・グラック(スマックダウンへ)



2019/7/3のNXT #514 3年ぶりと2年ぶり


ミア・イム ◯-× アリーヤ
(プロテクト・ヤ・ネック)

ヴァネッサ・ボーンに助けられミアのキャノンボールを自爆させたアリーヤが優位に立つが、決定打に欠け、スタナーを喰らったスコット・ホールかというくらい必殺技で吹っ飛ばされた。


KUSHIDA ◯-× ジェフ・パーカー
(桜庭ロック)

これまで骨っぽい相手とばかりやらされてきたKUSHIDAがスカッシュマッチに登場。
じっくりと左腕を痛めつけ、マサヒロ・タナカからのヘッドシザーズから入らないホバーボードロックで楽勝した。

パーカーはキャリア17年のカナダ人で3年前にもフリー参戦し、今は契約下にあるそうだが散々なデビュー戦だった。


NXTブレイクアウトトーナメント一回戦
アイザイア・スコット ×-◯ キャメロン・グライムス
(ダブルフットスタンプ)

スコットはシェイン・ストリックランドの名でCZW王者に輝き、グライムスはトレバー・リーの名でTNAのXディビジョン(軽量級)王者だった。このトーナメント新人全然いないな。
スコットは身体能力の高さを見せつけ、グライムスは獣のような掛け声を上げつつ野性味あふれるラフファイトを披露。
グライムスこれで本当に軽量級やってたの?と終盤までは思ったが、バク転しながらパワースラムで落とし、ロープに振った相手をダブルフットスタンプで踏み潰す空中技を繰り出し、Xディビジョン王者は伊達ではないところを示した。


ビアンカ・ブレア ◯-× プリシラ・ズニガ
(TOD)

プリシラは2年ぶりの参戦で未契約。TNAにディアマンテの名で一時参戦していた。
何もできず普通にやられた。


タイラー・ブリーズ ×-◯ ロデリック・ストロング
(エンド・オブ・ハートエイク)

ブリーズは序盤に場外戦から階段とフェンスにバックドロップで落とされてしまい、背中を痛め苦しい展開。投げ技はほとんど使えず、蹴り技で必死に反撃する。
終盤、何発目かという延髄斬りでダウンさせ、トップロープに上ったところにボビー・フィッシュとカイル・オライリーが現れ、気を取られた隙にストロングの延髄斬りを喰らい、すかさず必殺技を決められた。



2019/7/10のNXT #515 藤岡弘、


・紫雷イオ、

「紫雷イオ、」と藤岡弘、みたいに書かれた映像を背にヒールターンしたイオが登場。
ゆっくり「誰も必要ない」と言い捨て、帰って行った。


ダミアン・プリースト ◯-× ブランコ・ロコ
(ローリングカッター)

ニューヨーク州メキシコ出身と謎の紹介をされたロコは未契約。
なすすべもなくプリーストの必殺技に沈められた。


・キリアン・デイン復帰へ

SAnitYの解散によりデインのNXT復帰が決まった。


NXTブレイクアウトトーナメント一回戦
ジョーダン・マイルズ ◯-× ボア
(ミッドナイトスター)

大柄なのに足がやけに短いボアは中国人。マイルズはACHの名で日本でも著名だったがなんだこの特徴ゼロのリングネームは。
ボアに蹴られまくったマイルズはコーナーに追い詰めると蹴りを連打して報復。450スプラッシュのミッドナイトスターで仕留め、愛くるしい笑顔を見せた。


NXTタッグ王座戦
ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ◯-× オニー・ローキャン&ダニー・バーチ
(フロッグスプラッシュ)防衛成功

波に乗るプロフィッツの連携に翻弄されたローキャン組は、場外で頭を冷やすと、ドーキンスに求められた握手を悪用してバーチが不意打ちを浴びせる。
プロフィッツは交代してもフォードがつかまりなかなか反撃に移れなかったが、ローキャンのトペをドーキンスが右フックで阻止し、スパインバスターからフロッグスプラッシュのコンボで、ドーキンスがバーチをフォールした。

試合後、ボビー・フィッシュとカイル・オライリーが現れわざとらしく拍手し、挑戦者に名乗りを上げた。



2019/7/17のNXT #516 UFC VS カポエラ


マット・リドル ◯-× アルトゥーロ・ルアス
(パウンド連打→レフェリーストップ)

ルアスは元アドリアン・ジャウジ。カポエラはやめてMMAスタイルにしたようだが、足運びにたまにカポエラが混じっているようなw
そのファイトスタイルでは元UFCのリドルには分が悪いのではと思われたが案の定で、飛び膝で倒されるとパウンドを浴びせられ、レフェリーに試合を止められた。

試合後、キリアン・デインが現れリドルを襲撃。
入場口でセントーンを喰らわせると床が抜け落ちた。


・ミア・イムが襲撃

ミアが駐車場でマリナ・シャフィールを襲い、車のドアを頭に叩きつける映像が流された。
どっちがヒールなんだ。


NXTブレイクアウトトーナメント一回戦
ブロンソン・リード ◯-× デクスター・ルミス
(スプラッシュ)

ルミスはTNAでサミュエル・ショーの名で活動したキャリア12年。
リードもキャリア12年で、ノアにTMDKの一員として参戦していたオージー。将来的にシェイン・ソーンと組むだろうか。
ルミスはサマーソルトプランチャとセントーンボムを敢行したがいずれも不発で、リードのただのスプラッシュで押しつぶされた。


KUSHIDA ◯-× アポロ・クルーズ
(桜庭ロック)

クルーズが一軍からゲスト参戦。ウーハー・ネイション時代に対戦経験はあったのだろうか?
KUSHIDAのスピードにクルーズはパワーで対抗し、どちらも主導権を渡さず技を繰り出し合う。
最後はKUSHIDAが雪崩式腕ひしぎ十字固めを決めるが、強引に立ち上がり逃げられそうになると、桜庭ロックに切り替えてタップを奪った。


・アダム・コールがボコられる

コールは、ジョニー・ガルガノがNXT王者時代に若手のトワンを激励する映像を流し、トワンを呼び出すとからかわれて怒ってるならビンタさせてやるぞと誘う。
だがその横からガルガノが現れ、コールを一方的に叩きのめした。



2019/7/24のNXT #517 普通に暴行罪


NXTブレイクアウトトーナメント準決勝
ジョーダン・マイルズ ◯-× エンジェル・ガルザ
(ぶっこ抜きジャーマン)

エプロンに立ったマイルズの足元のシーツを引き抜く普通に危険な技でガルザはペースを握り、一方的に攻め続ける。
マイルズはコーナーに頭を叩きつけられそうになると目を覚まし、反撃に出るが長くは続かない。
しかしライオンサルトを回避するとスーパーキックを側頭部に浴びせ、ぶっこ抜きジャーマンで逆転勝利を挙げた。


ザイア・リー ×-◯ ビアンカ・ブレア
(TOD)

ビアンカが怪力で試合を支配し、ザイアにほとんど反撃させずあっさり勝利した。


・ミア・イムが襲撃 2

ミアがバックステージでジェサミン・デュークを襲撃する監視カメラ映像が流された。先週に続き普通に暴行罪である。


・北米王座戦へ

NXT北米王者のベルベティーン・ドリームが話しているとロデリック・ストロングが割り込む。対戦が決まりかけた時、NXT UK所属のピート・ダンが久々に現れ、文句を付けようとしたストロングを指折りで瞬殺し、王座戦へ名乗りを上げた。


ケイシー・カタンザーロ ×-◯ 紫雷イオ
(キャンディス・レラエの乱入により反則)

無地の黒ずくめの衣装で現れたイオはケイシーを圧倒するが、キャンディスが報復に現れあっという間に反則決着となった。
キャンディスはパイプ椅子を持ち出して殴ろうとしたが、イオは素早く逃げていった。


キース・リー ×-◯ ダミアン・プリースト
(ローリングカッター)

序盤は互いに余裕綽々の笑みを浮かべながら技を掛け合うが、プリーストが得意の打撃からオールドスクール(ロープ渡り)を披露し攻勢へ。
リーは怪力で反撃に出ると、プリーストのサマーソルトプランチャを空中で捕獲。脱出され階段へ蹴り込まれるが、すぐさま起き上がるタフネスぶりを見せる。
しかしプリーストは卑怯にもレフェリーを盾にすると回転上段蹴りを喰らわせ、必殺技でとどめを刺した。



2019/7/31のNXT #518 決勝に影響の出る塩試合


タイラー・ブリーズ ◯-× ジャクソン・ライカー
(ロールアップ)

裏投げで動きを止められたブリーズはライカーに攻められ、反撃も場外のフォーガットン・サンズ他メンバーに妨害される。
だが必殺のチョークボムを回転エビ固めに切り返し、ライカーにNXT初黒星を付けた。

その後、サンズに三人がかりで襲われていると、負傷欠場していた相棒のファンダンゴが復帰し、ブリーズを助け出した。


NXTブレイクアウトトーナメント準決勝
ブロンソン・リード ×-◯ キャメロン・グライムス
(ダブルフットスタンプ)

リードのパワーに手を焼き、グライムスは不意打ちや反則気味の攻撃に活路を見出そうとする。
リードはドロップキックやハイキックを突き刺されても倒れない頑丈さを見せたが、ロープに飛んだところをカウンターのダブルフットスタンプで正面から踏み潰され、グライムスにフォールを奪われた。
決着以外で客席はさっぱり盛り上がらなかったので決勝に影響が出そうな気がする。


・NXT女子王座戦へ

女子王者シェイナ・ベイズラーがバックステージでお供二人を襲撃したミア・イムを呼び出し、望み通りにタイトル戦を承諾した。フェイスとヒールの役どころが逆になっている。


ピート・ダン ◯-× ロデリック・ストロング
(指折り)

試合のおよそ7割以上をストロングが支配するが、ダンは合間に強烈過ぎる打撃を返し、ダメージ総量では互角の様相。
終盤は大技の応酬となり、温存している隠し技も次々と飛び出す展開に。最後はストロングがタイガーボムからボストンクラブに固めかけるも、ダンに指をつかまれ三角締めに捕らえられ、裏返してマウントも取られてしまい、指折りにたまらずタップした。

疲労困憊のダンの背後にベルベティーン・ドリームが現れ、王座ベルトで殴ろうとしたが、タイミングを逸して振り返られてしまい、とりあえず決めポーズを見せたが指をねじられ、ビターエンドで叩きつけられてしまった。



2019/8/7のNXT #519 特番前の予告回


・タッグ王座戦の調印式

ウィリアム・リーガルGM立ち会いのもと、NXTタッグ王者ストリートプロフィッツとカイル・オライリー&ボビー・フィッシュのタッグ王座戦の調印式が行われた。


ホアキン・ワイルド ×-◯ シェイン・ソーン
(ジャンピングニーパット)

ワイルドは独創的な技を次々と披露するが、独創的すぎて基本的にタイミングが合わず、客席がさっぱり沸かない。
場外への飛び技でようやく客席が反応したのもつかの間、ソーンに鉄柱や階段へ叩きつけられ、リングに放り込まれると膝蹴りで仕留められた。


マット・リドル --- キリアン・デイン
(デインが試合前に襲撃→不成立)

リドルの入場中にデインがクロスボディを浴びせ、さらに階段にもたれたところにキャノンボールを喰らわせてしまい、試合は行われなかった。

次回はTAKE OVERが開催されるため、メイン戦のアダム・コール VS ジョニー・ガルガノに向け、両雄の足跡や、関係者のインタビューが多く流された。



2019/8/10のNXT TAKE OVER Toronto #520


NXTタッグ王座戦
ストリートプロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ◯-× アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)
(フロッグスプラッシュ)防衛成功

フォードの足を払ってエプロンに激突させ、孤立したドーキンスをエラは集中攻撃する。
連携ならむしろプロフィッツより上のエラは多彩なツープラトンを見せるが、回復したフォードに交代され反撃を許す。
フォードは謎のロックボトムを披露し、打撃を得意とするエラとのストロングスタイルな殴り合いも制すると、場外へ逃げた二人にサマーソルトプランチャで追い撃ち。すかさずリングに放り込み、ドーキンスが二人へ続けざまにスピアーを浴びせ、フォードがフロッグスプラッシュでオライリーを仕留めた。


キャンディス・レラエ ×-◯ 紫雷イオ
(コウジクラッチ?)

キャンディスがゴング前に先制するが、片付けてない実況席へブレーンバスターで叩きつけられ、イオにペースを握られる。
ミサイルキックを自爆させ反撃に出ると、場外への飛びつきDDTや雪崩式ネックブリーカーをキャンディスが決め、イオがスパニッシュフライを返すと客席は沸き返る。
キャンディスはムーンサルトプレスも跳ね返すが、それが体力の限界で、金本浩二が使ってないことでおなじみコウジクラッチ(というかコウジクラッチと呼ばれていたが変型の肩固め)に固められ失神しレフェリーストップを掛けられた。


・マット・リドル VS キリアン・デイン

リドルが現れ因縁のデインを呼び出し乱闘を始める。
止めに入ったスタッフ(※若手レスラー)を次々と蹴散らしスリーパーホールドを決めるが、デインはそのままスタッフを巻き込みながら通路下に飛び降り、ちょうどよく設置されていたテーブルを叩き割った。


NXT北米王座三つ巴戦
◯ ベルベティーン・ドリーム × ロデリック・ストロング ピート・ダン
(エンド・オブ・ハートエイク→横取り)防衛成功

今年のNBAを制したトロント・ラプターズを祝うセレモニーに続きベルベティーンが登場。
中盤以降は一対一になる場面がほとんどなく、名勝負製造機の3人が三つ巴戦の可能性を広げる攻防を展開。二人まとめてのボストンクラブや、コースト・トゥ・コースト式のパープル・レインメーカーなどが飛び出す。
ダンが二人まとめての指折りからストロングをビターエンドで仕留めたが、ベルベティーンはレフェリーの腕をつかんでカウントを阻止。
逆襲に転じたストロングがエンド・オブ・ハートエイクでダンを倒したものの、フォールしたところにベルベティーンがパープル・レインメーカーで飛来し、ストロングを弾き飛ばしながらダンをフォールしベルトを守り切った。


NXT女子王座戦
シェイナ・ベイズラー ◯-× ミア・イム
(首四の字固め)防衛成功

同特番内で紫雷イオの試合を先に流してしまったのが大失敗。
当ててるだけの遅い打撃、たびたびクリーンヒットしない技、間延びした展開、とイオ VS キャンディスと比べてあまりに見劣りしてしまい、実際以上に長く感じた。
客席が沸いたのもミアの雪崩式サンセットボムの瞬間だけで、それを耐えたシェイナが外されかけたキリフダクラッチを首四の字固めに切り替えてベルトを守った。


NXT王座3本勝負
アダム・コール ◯-× ジョニー・ガルガノ
(イス使用により反則)

コールのキックを階段に自爆させ、ガルガノは足攻めを展開。
コールはスーパーキックを空振りしロープに引っ掛けるつもりが外れてしまい、もう一度引っ掛けてからフットスタンプを浴びていたのは内緒だ。
二人とも1本勝負だと勘違いしているんじゃないかというほど持てる技を出し尽くし、必殺技を返し合い、冷え切った会場をあっという間に白熱させるが、コールがパイプイスを持ち込みレフェリーを牽制し、その隙に急所蹴りを喰らわせてしまう。
だがガルガノはこれを返すと逆にイスでぶん殴り、反則負けを喫しながらもうっぷんを晴らした。


ストリートファイト戦
アダム・コール ×-◯ ジョニー・ガルガノ
(ガルガノ・エスケープ)

インターバルの間にガルガノはコールをイスで滅多打ち。2本目はストリートファイトと告知されるやコールにイスを投げつけ、場外を引きずり回し、観客のスマホで自撮りしたりとやりたい放題。
コールはリングに戻ったところでシャイニングウィザードを浴びせ、イス直下の牛殺しで反撃するが、コーナーに設置したイスに逆に自分がスネークアイズで突っ込まされ、ガルガノ・エスケープでタップさせられた。


スティールケージ戦(※凶器付き・エスケープ無効)
アダム・コール ◯-× ジョニー・ガルガノ
(金網頂上から一緒に落ちる)防衛成功

3本目は金網戦、それもエスケープ決着なしとアナウンスされる。おまけに金網のあちこちに竹刀や消火器といった凶器がくくりつけられており、二人は早速、竹刀でしばき合う。
序盤からイスに座らせてのシャーク・イン・ザ・ウォーターや竹刀で首を絞めながらのバックスタバ―、消火器で目潰ししてからのイス直下スイングDDTが飛び交う激しい攻防が繰り広げられる。
絶対ダメージが増していないハシゴに登ってからのパナマサンライズ(コールのカナディアンデストロイヤー)には笑った。
ガルガノはダメージを増すためにはこうやるんだとトップロープからの雪崩式カナディアンデストロイヤーを返し、ペンチを手に入れると、金網頂上の有刺鉄線を調達に行くが、コールはそれから逃げ出そうとし、追いついたガルガノと殴り合う。
そして有刺鉄線で顔を切り裂こうとするガルガノの手をつかむと、地上のテーブル目掛けただ一緒に落ちる荒業を敢行し、たまたまダメージの深かったガルガノに手を乗せフォールを奪った。



2019/8/14のNXT #521 この後すぐ辞める


ブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ) ◯-× フォーガットン・サンズ(ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー)
(スリングショット+スワンダイブ・エルボードロップ)

ファンダンゴの復帰戦。レフェリーの隙をついたジャクソン・ライカーの乱入でサンズが先手を取るが、2回目はばっちり目撃され、ライカーが退場させられる。
サンズはブレイクの雪崩式フランケンシュタイナーからカトラーのダイビングヘッドバットにつなげるも、ブレイクがブリーズのカットに失敗しフォールに至らず。
ファンダンゴが場外へのトペ・コンヒーロで二人まとめてなぎ倒し、リングに上げたブレイクをブリーズがスリングショットで跳ね上げ、エプロンからファンダンゴが殴りつけた後にスワンダイブ・エルボードロップを浴びせ、とどめを刺した。


・アンディスピューテッド・エラが抗議

エラは特番でのタッグ王座戦で、フォール直前にタッチが成立していたはずで、敗北は無効だと抗議し、証拠映像も流された。


NXTブレイクアウト・トーナメント決勝
ジョーダン・マイルズ ◯-× キャメロン・グライムス
(450スプラッシュ)

マイルズは体格で勝るグライムスの左足を狙い撃ち、身体能力を活かして攻め続ける。およそ8割のポゼッションで一方的に試合を支配するが、グライムスは強烈なパワーで反撃を返す。
しかし最後はコーナーへの叩きつけを余裕で阻止したマイルズが、ブレーンバスターから空中技を決め、トーナメントを制した。

ウィリアム・リーガルGMが契約書らしき物を手渡し祝福したが、この後すぐ言いがかりみたいな人種差別を理由にマイルズは退団するんだよね……。



2019/8/21のNXT #522 辞める人と見知らぬ人


・アンディスピューテッド・エラと辞める人が絡む

エラが前回特番についていろいろ話し、帰ろうとすると、ブレイクアウト・トーナメントを制したがこの後すぐ退団するジョーダン・マイルズが絡んだ。


・見知らぬ人

「見知らぬ人」など日本語でいろいろ書かれた謎のTシャツを着たブロンソン・リードにTMDK時代の相棒シェイン・ソーンが絡んだ。


マンスール ×-◯ ダミアン・プリースト
(ローリングカッター)

マンスールが空中技で優勢に試合を進めたが、ローリング・クローズラインで動きを止められ、カナディアンバックブリーカーの態勢から投げ捨てられ、必殺技で仕留められた。


ミア・イム ◯-× ヴァネッサ・ボーン
(プロジェクト・ヤ・ネック)

アリーヤが場外から介入し、ヴァネッサがラフファイトで攻める。だがビンタを喰らったミアは気合を入れ直し、マシンガン逆水平で反撃し、必殺技で勝利した。

その後、シェイナ・ベイズラーと子分2人がミアを襲った。特番の試合酷かったし抗争続けなくていいよ…。


ブロンソン・リード ×-◯ シェイン・ソーン
(シャイニングウィザード)

TMDKメンバー同士の試合をすぐ組むのはさすがNXTである。
リードの体格というか体重を活かした力技に、ソーンはサミングや髪つかみを織り交ぜたラフファイトで対抗。
最後はトップロープに上がったリードの態勢を崩したソーンが「スコーン!」とすさまじい音を立ててシャイニングウィザードを叩き込み逆転勝利した。


マット・リドル ×-◯ キリアン・デイン
(ベイダーボム×3)

リドルはゴング前に背後から襲撃するが、デインのクロスボディで押しつぶされ劣勢に。
しかし怪力でデインの巨体を何度となく投げ飛ばし、膝蹴りを顔面に繰り返す。
セントーンも喰らいながらスリーパーホールドに切り返したものの、ロープに逃げられ、場外乱闘から階段にショルダースルーで叩きつけられ、リングに上げられるとベイダーボム3連発で圧殺された。



2019/8/28のNXT #523 プロレスのセオリーを無視した罰


紫雷イオ ◯-× キャミ・フィールズ
(原宿クラッチ)

イオは宮沢賢治の「雨ニモマケズ」が書かれたジャケットを着用。超だせえけど狂気は感じられる。
キャミは検索したが情報が無かったしあっさりムーンサルトプレスを浴びるが、イオは3カウント寸前で引き起こし、特番ではコウジクラッチと呼ばれたけど全然コウジクラッチじゃない技でタップさせた。
実況によると出身地にちなんで原宿クラッチらしい。鎌倉だろ鎌倉。

イオはさらに竹刀でキャミを殴ろうとしたが、背後から現れたキャンディス・レラエに奪われ、逆に殴られた。


キース・リー ×-◯ ドミニク・ダイジャコビッチ
(フィースト・ユア・アイズ)

半年前にドローに終わって以来なぜか行われなかった決着戦を今さら開催。
ダイジャコビッチがジョバーなら一発で仕留められるローリング・ビッグブートで先手を取るが、リーは巨体を活かして反撃し、エプロンにチョークスラムで叩きつける。
場外戦になると双方ともにカウントアウトを警戒してすぐにリングに戻し合い、ダイジャコビッチが空中技を連発すると、リーはスパニッシュフライを返してみせる。
リーは一度喰らったムーンサルトプレスもお返しようとするが、トップロープに登るのに手間取っている間に蘇生したダイジャコビッチが態勢を崩し、巨体を物ともせず必殺技を浴びせて決着を付けた。


・リア・リプリー見参

シェイナ・ベイズラーがお供を引き連れて何か話そうとすると、初代NXT UK女子王者のリアが現れ挑戦状を叩きつけた。ミア・イムとの抗争が続かなくてよかった。


NXTタッグ王座戦
ストリートプロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ×-◯ アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)
(ハイ・ロー)王座奪取

抗議が受け入れられエラがタッグ王座に再挑戦。
タッチワークの妙でプロフィッツが先制するが、エラはレフェリーの隙をついた不意打ちから、オライリーがフォードの足をロープに絡めながらのドラゴンスクリューを喰らわせ、足攻めに移行。
しかし残り時間がわずかとあってフォードはすぐに脱出すると、ドーキンスはエラの二人同時のミドルキックをノーダメージで突破し逆にクローズラインで吹き飛ばす。
いやダメージは受けろww それでノーダメージならプロレスが成立しないぞ、いやそれこそプロレスか?
フォードも追加のドラゴンスクリューを喰らい、トペ・コンヒーロで場外に着地しているのに全く足を痛がらず、フロッグスプラッシュでとどめを刺そうとしたが、ドーキンスがフィッシュのカットに失敗してしまい自爆し、フィッシュのハイキックとオライリーの水面蹴りで挟み撃ちされ、ベルトを奪われた。
プロレスのセオリーを無視した罰なんじゃないかな。



2019/9/4のNXT #524 この後すぐ辞めるのに王座挑戦


ブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ) ◯-× チェイス・パーカー&マット・マーテル
(スワンダイブ・エルボードロップ)

パーカーとマーテルは契約選手。この名前では初登場だが、2016年にジェフ・パーカー&マット・リーというハーディーズの紛い物みたいな名前でリバイバルに負けている。
パーカー組はNXTデビューを喜んでいるだけとは思えない熱い抱擁を交わし、相手を分断して健闘するが、数歩及ばずファンダンゴにパーカーがフォールされた。


ベルベティーン・ドリーム ◯-× コナ・リーブス
(デスバレーボム)

キャラ的によく似た二人は同族嫌悪なのか激しくしばき合う。優勢のリーブスはロープをつかんで固めるがレフェリーに見咎められ、抗議しているところをスーパーキックで蹴り抜かれる。
ベルベティーンはデスバレーボムを喰らわせると、パープル・レインメーカーは必要ないとそのままフォールし逆転勝利した。

その後帰ろうとするベルベティーンを、アンディスピューテッド・エラで唯一ベルトを持っていないロデリック・ストロングが挑発した。


ビアンカ・ブレア ◯-× タイナラ
(TOD)

画面にはタイナラ・コンティと表示されていたがコンティは省いた模様。
特に柔術は用いなかったがビアンカを追い詰めたものの、場外へのプランチャをキャッチされ、フォール・アウェイ・スラムでぶん投げられると、リングに戻され連続技で仕留められた。


NXT王座戦
アダム・コール ◯-× ジョーダン・マイルズ
(ラストショット)防衛成功

ブレイクアウト・トーナメントの優勝特典らしく、この後すぐ辞めるマイルズがNXT王座に挑戦。
受けて試合を作るコールだが、王者の貫禄を示すべく8:2くらいのポゼッションで攻めまくる。
マイルズは随所で大技を返すが、450スプラッシュを剣山で迎撃され、必殺技で仕留められた。
観衆はこの後すぐ辞めるとも知らずマイルズの健闘を称えた。



2019/9/11のNXT #525 でかい女は強い


ボア ×-◯ ダミアン・プリースト
(ローリングカッター)

体格では劣らないボアは得意の蹴り技を繰り出すが、プリーストは攻めさせてやる余裕を見せ、余裕綽々で勝利した。


・ジョニー・ガルガノが演説

ガルガノがマイクアピールし、絡んできたシェイン・ソーンをスーパーキックで一蹴した。


ピート・ダン ◯-× エンジェル・ガルザ
(指折り)

ガルザはロングタイツを脱ごうとするが、ダンはそれを許さず手首足首をひねり上げる。
投げっぱなしジャーマンでふわっと落ちるという逆に難しい気がするしくじりを見せたガルザは、バズソーキックやライガーボムを返して粘るが、ロープ中段からのムーンサルトプレスを回避と同時に捕獲され、指折りにたまらずタップした。


ラウル・メンドーサ ×-◯ キャメロン・グライムス
(ダブルフットスタンプ)

メンドーサはグライムスの技をかいくぐりながら空中技を連発。ロープ上を走ってからのミサイルキックも喰らわせ試合を支配したが、とどめの飛び技をかわされるとすぐさま踏み潰されてしまった。


リア・リプリー ×-◯ シェイナ・ベイズラー
(イス殴打により反則)

初代NXT UK女子王者のリアは、NXTではバトルロイヤルに参加しただけで、これが実質初試合。
そこらの男子レスラーよりでかい体格とたくましい筋肉、トップロープに座った相手にドロップキックを浴びせる身体能力でシェイナに攻め込む。
場外で顔面から階段に叩きつけると、危機を悟ったシェイナのお供が駆けつけるが、マリナ・シャフィールはブートで瞬殺され、ジェサミン・デュークが渡したイスもリアに奪われ、シェイナの背中に叩き込まれた。



2019/9/18のNXT #526 第三ブランドへ


・NXT新生

今回からNXTは放送局を変更し、生放送の2時間番組として再編成。実質的にロウ、スマックダウンに続くWWEの第三ブランドとなった。
また新興団体AEWの番組と同時間にぶつけられ、視聴率戦争が再開された。


NXT女子王座挑戦権争奪4ウェイ戦
紫雷イオ ビアンカ・ブレア × ミア・イム ◯ キャンディス・レラエ
(ライオンサルト)

先週も竹刀で殴られたキャンディスはイオしか目に入っていないが、横からビアンカになぎ倒され、その後は普通に4人で戦う。
3階建てのスーパープレックスや、場外への空中技、必殺技が飛び交う乱戦となり、最後はエレクトリックチェアーをリバース・フランケンシュタイナーに切り返したキャンディスがミアを仕留めて挑戦権を獲得した。


ショーン・マルタ ×-◯ キャメロン・グライムス
(ダブルフットスタンプ秒殺)

依然として契約外らしいマルタがゴングと同時に走り込んだがそのまま踏み潰された。


NXT北米王座戦
ベルベティーン・ドリーム ×-◯ ロデリック・ストロング
(エンド・オブ・ハートエイク)王座奪取

勝手知ったる両雄は一進一退の攻防を展開。
終盤、AEWのクリス・ジェリコに届けとストロングはボストンクラブで絞め上げるが、ベルベティーンはなんとかロープに逃れる。
するとアンディスピューテッド・エラの三人が駆けつけ、リングを囲み支援効果を与える。だが逆にプレッシャーがかかったのかストロングは反撃に遭い、パープル・レインメーカーの態勢に入られる。
しかしコールがそれを阻止すると、ストロングは2発目の必殺技を喰らわせて3カウントを奪い、アンディスピューテッド・エラがNXTの男子タイトルを独占してしまった。


ピート・ダン ◯-× アルトゥーロ・ルアス
(指折り)

いったん番組終了し、ここから新しい放送局に移動した模様。
ルアスはこれまでのやられ役から一変して、カポエラを織り交ぜた独特の技でダンを苦しめ、逆に指折りまで浴びせる。
だが最後は三角絞めから本家の指折りに移行されあえなくタップした。


ザイア・リー ◯-× アリーヤ
(竜巻蹴り)

ザイアは一方的に攻め続けアリーヤにほとんど何もさせず圧勝した。


KUSHIDA --- デンゼル・デジャーネット
(試合前にインペリウムが乱入し不成立)

デビュー戦のデジャーネットがリングに上がると、NXT UK王者ウォルター率いるインペリウムが現れ、集団リンチしてしまった。
ウォルターが話し出すと、KUSHIDAが現れ「俺の時間だ」と物申してリングへ。ウォルターにいったん捕獲されたが、ジャケットを脱いで脱出し、蹴りを浴びせて去っていった。


クルーザー級王座挑戦権争奪戦
オニー・ローキャン ×-◯ リオ・ラッシュ
(マッドスプラッシュ)

NXTで2試合未勝利ながら一軍昇格し、ボビー・ラシュリーのマネージャーをしていたが素行不良で干されたラッシュがNXTに復帰。
ローキャンが油断したラッシュにエルボー3連発からブロックバスターを浴びせるが、ラッシュはトペ3連発でお返し。
ドラゴンスクリューで動きを止めたローキャンが圧倒するが、ラッシュはロープ下段で跳ね返ってのスタナー、カウンターのその場飛びスパニッシュフライで反撃。
フロッグスプラッシュというよりマッドスプラッシュと呼びたくなる空中技で劣勢を覆した。


ストリートファイト
マット・リドル △-△ キリアン・デイン
(大乱闘によりノーコンテスト)

初の生放送で時間調整に失敗したのか、残り時間がほとんど無い中でゴングが鳴らされた。
殴り合いながら駐車場に出て行くと、歓談を邪魔されたウォルターがリドルに襲いかかり、それを機に会場中で乱闘が始まり、収拾がつかなくなって無効試合となった。



2019/9/25のNXT #527 小さな奇跡


キース・リー ◯-× ドミニク・ダイジャコビッチ
(スーパーノヴァ)

好評を博した試合の再戦。
リーはトルジーニョやムーンサルトプレスで空爆し、ダイジャコビッチは雪崩式サンセットフリップからムーンサルトプレスをお見舞い。しかしリーは体固めをそのまま持ち上げるとスーパーノヴァで叩きつけ、対戦成績を1勝1敗1分のイーブンとした。


ダコタ・カイ ◯-× タイナラ
(GTK)

負傷欠場していたダコタの復帰戦。
ブートで蹴り倒すといきなり空中技を狙うが、タイナラに蹴り落とされる。
だが得意の蹴り技で反撃に出ると、新必殺技のGTSならぬGTKで勝利した。いちおう逆の膝で蹴るアレンジはされていたが、マット・リドルのGTSと全くの同型だった。


NXT王座挑戦権争奪ストリートファイト
マット・リドル ◯-× キリアン・デイン
(フジワラアームバー)

前回の乱闘後、ウィリアム・リーガルGMは再戦を命じ、そこにNXT王座挑戦権を賭けたとのこと。
中盤まではクリーンに試合をし、デインのトペを機に場外へ出ると壁を突き破りながらのクロスボディ、テーブル直下セントーン、イスを持たせての膝蹴りと凶器が舞う。
リドルが竹刀をフルスイングで投げつけたら、跳ね返った竹刀がちょうど手に戻ってくる奇跡も起こり、運に恵まれた勢いに乗り、フジワラアームバー(脇固め)で絞り上げてデインをタップさせた。

試合後、NXT王者アダム・コールが挑発に現れたが、すかさずフジワラアームバーに捕らえてタップさせ、前哨戦も制した。


リア・リプリー ◯-× カイデン・カーター
(リップタイド)

カイデンはレイシー・レーンの名でデビューしたが改名して出直し。レイシー・エヴァンスがいるし。
ロープの反動を利用してルチャドールばりの空中技を連発しリアを追い込んだが、パワー殺法で動きを止められ、シットダウン式パンプハンドルスラムの必殺技で沈められた。


オニー・ローキャン&ダニー・バーチ ◯-× エヴァーライズ(チェイス・パーカー&マット・マーテル)
(合体DDT)

チーム名が付けられたパーカー組は今回はホモを匂わせず。あれは本当にNXTデビューを喜んでいただけかもしれない。
技もファイトスタイルも連携も極めて普通で特徴がなく、ローキャンを孤立させて攻め立てたが、バーチに交代されると二人まとめて片付けられ、マーテルがローキャンにフォールされた。


ラウル・メンドーサ ×-◯ キャメロン・グライムス
(ダブルフットスタンプ)

2週前に戦ったばかりなのに再戦。グライムスは先週のショーン・マルタのように秒殺を狙うが、メンドーサはその下をかいくぐる。
メンドーサは一度は捕獲され一方的に攻められながらも、レッグラリアートから反撃に出ると空中技を連発。しかし一瞬の隙をついて踏み潰され、グライムスに連敗を喫した。


KUSHIDA&ブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ) ◯-× インペリウム(アレクサンダー・ウルフ&ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル)
(後方回転エビ固め)

インペリウムはNXT UK所属だが、NXTでもおなじみの面々。ウルフは一軍昇格するもSAnitY解散に伴いNXT UKに移籍し、インペリウムに加わっている。
なお試合開始まで伏せられていたKUSHIDAのパートナーはブリーザンゴで、あまり伏せる意味はなかった。
ブリーズが孤立し試合時間のほとんどリンチされるが、ファンダンゴとの交代にこぎ着けるとペースを取り返してKUSHIDAにつなぎ、バーセルを丸め込んで勝利を上げた。

だが勝ち誇っていたKUSHIDAはインペリウムを率いるウォルターに背後から蹴り倒されてしまった。



2019/10/2のNXT #528 ウェンズデー・ナイト・ウォーズ


NXT王座戦
アダム・コール ◯-× マット・リドル
(ラストショット)防衛成功

本日からAEWのレギュラー放送が開始とあり、NXT王座戦を第一試合に持ってきた。
明らかに裏番組を意識し序盤から飛ばして大技を連発し合い、持ち技を出し尽くす勢いで激闘を繰り広げる。
最後はフジワラアームバーを脱出したコールが謎の袈裟斬りチョップでひるませ、後頭部にラストショットを叩き込みベルトを守り抜いた。

試合後、ユニバーサル王座を制しWWEの頂点を極めたフィン・ベイラーが電撃復帰し、NXT王座への意欲を見せた。


ミア・イム ×-◯ 紫雷イオ
(ムーンサルトプレス)

ミアのこれまでのベストバウトで、長尺に見合った激戦が繰り広げられ、CM中に喰らったプロテクト・ヤ・ネックも耐え抜いたイオがムーンサルトプレスで辛勝した。


ジョニー・ガルガノ ◯-× シェイン・ソーン
(シャーク・イン・ザ・ウォーター)

ソーンはガルガノ対策を十分に練ってきて、得意技に的確なカウンターを合わせていく。
ガルガノはカウンターと蹴り技に手を焼くも、多少の技は封じられても引き出しは多く、最後はリバース・フランケンシュタイナーで脳天を突き刺し、一人シャーク・イン・ザ・ウォーターで蹴り抜いた。


NXT女子王座戦
シェイナ・ベイズラー ◯-× キャンディス・レラエ
(キリフダクラッチ)防衛成功

シェイナはキャンディスの左腕を階段に蹴りつけると、じっくり腕攻めを展開しようとするが、逆にエプロンへパーフェクトショットで叩きつけられ、トペの3連発を追い撃ちされる。
シェイナは雪崩式サイドスープレックスからチョップブロックで左脚も負傷させるも、とどめのキリフダクラッチを掟破りのキリフダクラッチに切り返される。
キャンディスはキリフダクラッチへのカウンターを十分に用意しており、その後も雪崩式ネックブリーカーや丸め込みにすぐさま返していくが、ライオンサルトを回避されついに捕らえられてしまい、力尽きた。


ピート・ダン ◯-× ダニー・バーチ
(ビターエンド)

特に何の因縁もないがガチおじさんの二人は強烈な打撃でしばき合う。
つなぎ技の膝蹴りが恐ろしい音を立てたり、危険すぎる延髄へのヘッドバッドが普通に飛び交い、最後はダンが指折りから久々にビターエンドを浴びせて勝利した。

だがその後、照明が落ちて背後からダミアン・プリーストに襲われてしまった。


NXTタッグ王座戦
アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ) ◯-× ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード)
(ハイ・ロー)防衛成功

プロフィッツはラッパーのワーレイがテーマ曲を生歌唱しながら登場。
エラは長時間にわたり孤立させたフォードに逃げられるが、ドーキンスの左足を負傷させることに成功。しかし相棒が痛めつけられている間に回復したフォードがトペ・コンヒーロで三人まとめてなぎ倒し、トップロープに登る。
そこへロデリック・ストロングが妨害に現れ、秒で排除されたもののとどめのフロッグスプラッシュには間に合わず、トップロープから降ろされ、フィッシュのドライビング・エルボーとオライリーの水面蹴りに挟み撃ちされ、王座奪回を逃した。

その後、アダム・コールも現れチームメイトを祝福したが、トマソ・チャンパが首の故障から電撃復帰し、コールをにらみつけた。



2019/10/9のNXT #529 KUSHIDA VS ガチャピン


NXTクルーザー級王座戦
ドリュー・グラック ×-◯ リオ・ラッシュ
(マッドスプラッシュ)王座奪取

なおクルーザー級王座はNXTの管轄になり、クルーザー級番組の205ライブも実質的にNXTと統合された模様。
グラックの開幕ジョン・ウーをかわしたラッシュは、スタンディングのスパニッシュフライをいきなり浴びせるが秒殺決着には至らず。
グラックはトップロープのラッシュをドロップキックで撃墜しスタッフ2人の上に落としたり、スタナーをドラゴンスリーパーに切り返したりと終始優勢に進めるが、必殺のトーチャーラックネックブリーカーがロープに近すぎて逃げられたのが運の尽き、スタナーを決められるとマッドスプラッシュで仕留められた。

NXT復帰2戦目でタイトルを獲得したラッシュを、GMのウィリアム・リーガル卿が祝福しベルトを腰に巻くと、グラックはそれを強引に奪ってしまう。ブーイングが浴びせられるが、すぐにベルトを返し、激励してから帰っていった。


リア・リプリー ◯-× アリーヤ
(ヒールホールド)

ザイア・リーに何もできず完敗したアリーヤは今回も背中を引っ掻いただけに終わり、リアに怪力でヒールホールドのまま持ち上げられ振り回された挙げ句に顔面から落とされ、なおも絞り上げられるとたまらずタップした。


ブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ) ×-◯ フォーガットン・サンズ(ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー)
(メモリー・リメインズ)

ブリーザンゴは道路工事の作業員に扮して登場。本来の相手はエヴァーライズだったが、ジャクソン・ライカーが倒れた二人を担いで現れ、サンズに変更され普通に試合が始まる。
ブリーザンゴは必殺ツープラトンから逃げられると、ライカーにレフェリーの隙をついてブリーズを鉄柱にぶつけて排除され、ファンダンゴがライカーをトペ・コンヒーロで倒したものの、ブレイクのトペを喰らってしまい、リングに上げられメモリー・リメインズ(ブレイクのリバースDDT+カトラーのダイビングフットスタンプ)に沈められた。


ボア ×-◯ キャメロン・グライムス
(ダブルフットスタンプ秒殺)

グライムスは場外を指差して注意を引いた隙にダブルフットスタンプで踏み潰し、またも秒殺勝利を上げた。

そしてグライムスに呼ばれたように現れたキリアン・デインが、ボアを襲い実況席に叩きつけた。


アイザイア・スコット ×-◯ ロデリック・ストロング
(ストロングホールド)

ブレイクアウト・トーナメント一回戦で敗退して以来の登場となるスコットは、ローリングソバットで顔面を蹴ったり、驚異的な身体能力で翻弄。ストロングは強烈すぎる逆水平チョップを返し、スコットは鋭いキックと、ランディ・オートンをほうふつとさせる猫パンチで応戦。
終盤にはスコットが一方的に攻め続けたストロングは追い込まれたが、アンディスピューテッド・エラの面々が激励に現れると、気を取られたスコットに膝蹴り→ショットガンキック→エンド・オブ・ハートエイクと畳み掛け、ストロングホールドと名付けられたボストンクラブというかウォール・オブ・ジェリコで辛くも勝利を上げた。

小ずるく勝ちを拾ったエラが話していると、ベルベティーン・ドリームが現れストロングの自撮り(?)の裸を公開し、さらにトマソ・チャンパが凶器の松葉杖持参で現れ、挑発した。


ダコタ・カイ ×-◯ ビアンカ・ブレア
(TOD)

ダコタは負傷欠場中に増やしてきた技を次々と披露するが仕留めきれず、ビアンカの怪力に捕らわれ投げ捨てられた。


KUSHIDA ×-◯ ウォルター
(ショートレンジラリアット)

KUSHIDAは一回りでかいウォルターに子供扱いされると、グラウンドテクニックで翻弄してやり返す。しかしスワンダイブを足を滑らせて失敗し、ブートを浴びてしまう。
この体格差では単純な打撃や基礎の投げ技でも威力は段違いで、KUSHIDAはサイズに関係なく効く技を探すように手数を繰り出していくが、ダメージ総量は変わらなさそう。
起死回生の雪崩式ホバーボードロックも巨体を利してロープに逃げられると、ジョン・ウーからのパワーボムは返したものの、ショートレンジラリアットでついに力尽きた。



2019/10/16のNXT #530 ポゼッション9:1だったけど


トマソ・チャンパ ◯-× エンジェル・ガルザ
(スパイクDDT)

復帰戦のチャンパは故障明けの首を痛がる素振りでガルザを場外へおびき寄せ、フェンスや階段に叩きつける。
トップロープに上がった所を狙われ、空中技を立て続けに浴びたが、ガルザに脱いだロングタイツを投げつけられると怒りで目を覚まし、タイツを踏みにじり、コーナーに引っ掛けて膝蹴りも浴びせると、ガルザ本体にはスパイクDDTを喰らわせ快勝した。

その後、アンディスピューテッド・エラが現れたが、チャンパが椅子と松葉杖を用意して待ち構えると、何もせず帰っていった。
だがステージ裏ではベルベティーン・ドリームがエラに襲われ、長期欠場に追い込まれてしまった。


オニー・ローキャン&ダニー・バーチ ×-◯ インペリウム(ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル)
(パワーボム+フライング・ヨーロピアンアッパーカット)

バーチとローキャンが順々に捕まり、バーセルのトペでバーチが排除されると、ローキャンはアイクナーの三角飛びムーンサルトを返すなど粘りを見せたが、ツープラトンを連続で浴びて力尽きた。


カイデン・カーター ×-◯ 紫雷イオ
(ムーンサルトプレス)

衣装のカラーリングが完全にかぶったカイデンはイオをも上回る身体能力を見せる。
しかしカサドーラをジャーマンに切り返されると、高速のムーンサルトプレスで押しつぶされた。

その後、イオが話しているとリア・リプリーが現れ挑発。
イオは日本語でまくしたて「覚えとけよこんにゃろー」と吐き捨て去っていった。


NXT北米王座挑戦権争奪戦
キース・リー △-△ ドミニク・ダイジャコビッチ
(ロデリック・ストロングの乱入によりノーコンテスト)

ベルベティーンの負傷に伴い来週に予定されていた北米王座戦は白紙となり、この試合に挑戦権が賭けられた。
リーはダイジャコビッチの左腕を、ダイジャコビッチはリーの顔面を集中攻撃。
リーはトップロープからのスプラッシュで左腕を破壊し、高角度のライガーボムで投げ捨てるが、ダイジャコビッチはとっさに場外へ逃げてフォールを逃れる。
ダイジャコビッチは打撃を返し、リーの巨体を肩車するもリバースフランケンシュタイナーに切り返される。リーはとどめの雪崩式技を狙うが、そこへロデリック・ストロングが乱入し、試合をぶち壊してしまった。

だがGMのウィリアム・リーガル卿は激怒し、ストロングの北米王座にリーとダイジャコビッチの両者を挑戦させると命じた。


マット・リドル ◯-× ブロンソン・リード
(ゴッチ式ドライバー)

リドルはリードの10倍近い技を繰り出し、巨体を物ともせず何度もぶん投げ、体力を削り切った。

試合後にはグータッチを交わし(ポゼッション9:1だったけど)健闘を称え合った。


ティーガン・ノックス ◯-× タイナラ
(シャイニングウィザード)

メイ・ヤング・クラシックに参戦するも試合中に重傷を負い1年間の欠場を強いられたティーガンがNXTデビュー。英国出身ということもあり、先にNXT UKでデビュー戦は済ませている。
タイナラの背負い投げや巴投げに苦しめられたが、ヘッドバッドやチョークスラムで反撃に出ると、プランチャで押しつぶし、シャイニングウィザードでとどめを刺した。

友人のダコタ・カイが祝福に駆けつけたが、シェイナ・ベイズラーがお供を引き連れて現れ、水を差した。


ボア ×-◯ キリアン・デイン
(ガルガノ・エスケープ)

理不尽に襲われた恨みを晴らそうとボアは蹴りを連発するが、場外に逃げたデインを追撃するもクロスボディで返り討ちに遭い、ベイダーボムで押しつぶされ、ガルガノ・エスケープの紛い物みたいな技でギブアップした。


ピート・ダン ×-◯ ダミアン・プリースト
(ローブロー→ローリングカッター)

ダンは入場中にデインに絡まれるが指折りをお見舞い。レフェリーに囲まれデインはバックステージへ帰された。
なんでもできる両雄は強烈な打撃から空中技まで繰り出し合う。
これまで強敵と当たらなかったプリーストは温存していた雪崩式フランケンシュタイナーや、セカンドロープに足を掛けてのサマーソルトプランチャなどを披露。ダンは指折り、腕ねじりを交えつつ反撃するが、最後はレフェリーの隙をついたプリーストが急所蹴りを喰らわせ、必殺技でとどめを刺した。



2019/10/23のNXT #531 悪魔王子の裏切り


リア・リプリー ◯-× ビアンカ・ブレア
(リップタイド)

ビアンカは体格で勝るリアにも劣らないパワーで正面から対抗。
リアはアリーヤを仕留めたヒールホールドに捕らえるがロープへ逃げられる。
先週リアに絡まれた紫雷イオが終盤に襲撃するも、キャンディス・レラエに速やかに排除され、態勢を立て直したリアが必殺技でビアンカを沈めた。


マット・リドル ◯-× キャメロン・グライムス
(ブロデリック)

前半はリドルが打撃とジャックハマー、GTSら他人の技で攻め、後半はグライムスがカウンターを合わせて行く。
最後は一回転して落とすパワースラムをカウント2.9で返したリドルが、とどめのダブルフットスタンプを受け止めてパワーボムで落とし、ブロデリックと名付けられたゴッチ式ドライバーで仕留めた。

リドルはグータッチを求めたがグライムスは拒否し、客席にいたタイラー・ベイトを突き飛ばし八つ当たりすると、殴り倒された。


ブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ)&アイザイア・スコット ◯-× フォーガットン・サンズ(ジャクソン・ライカー&ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー)
(ブラックマジック)

トップガンのトム・クルーズに扮したブリーザンゴは相棒にロデリック・ストロングを苦しめたスコットを指名。
いいところ無くブレイクの雪崩式フランケンシュタイナーから他二人のダイビングヘッドバットにつなげるツープラトンを喰らうがカットしてもらうと、エプロンにいるライカーの胸を踏み台にしての場外へのムーンサルトアタックを披露。
最後はまたもツープラトンに捕らえられかけるもファンダンゴに崩してもらい、ブレイクにロウ・キーのブラックマジックを浴びせ初勝利を上げた。


ジャック・ギャラハー ×-◯ エンジェル・ガルザ
(ライオンサルト)

205ライブとの実質的合併により、同所属のギャラハーが2017年4月以来の登場。
連続のクルーシフィックスや長滞空ブレーンバスターで客席を沸かせたが、ガルザがライオンサルトで顔面を押しつぶし、ゲスト解説のクルーザー級王者リオ・ラッシュに実力をアピールした。


女子タッグ王座挑戦権争奪戦
ティーガン・ノックス&ダコタ・カイ ◯-× ジェサミン・デューク&マリナ・シャフィール
(シャイニングウィザード)

ジェサミンが隙を見せたダコタに開幕ビッグブートを浴びせペースを握る。
しかしダコタをあっさり逃してしまうと交代したティーガンが二人を次々となぎ倒し、一気にジェサミンを仕留めNXTデビュー2戦目でタイトル戦にこぎ着けた。

そしてモニターに女子タッグ王者カブキ・ウォリアーズのアスカ&カイリ・セインが現れ「無理無理ww」と日本語でさんざんあざ笑った末に「Next Week No Chance」と英語で親切に来週対戦だと教えてくれた。


NXT北米王座三つ巴戦
◯ ロデリック・ストロング × キース・リー ドミニク・ダイジャコビッチ
(ショットガンキック)防衛成功

ストロングは基本的に場外に待機し巨漢同士の戦いを見守り、隙をついて不意打ちするが、そのたびにリング下に追い出される。
しかしトップロープ上の攻防に割り込みようやく仲間に入れてもらうと、いかにストロングが派手に吹っ飛ぶ技を掛けるかという遊びと、いかにストロングが怪力で巨漢を綺麗に投げるかの争いが繰り広げられる。
後半、フィースト・ユア・アイズからリーのパウンスにつなげる3日は倒れてそうな必殺技コンボを浴びてストロングが場外で大の字になり、リーとダイジャコビッチのNXT名勝負数え唄が始まるが、リーがダイジャコビッチへノータッチ・トペ・コンヒーロから雪崩式パワーボムを喰らわせた次の瞬間、ストロングが不意打ちのショットガンキックを叩き込み、ベルトを守り抜いた。

さらにアンディスピューテッド・エラが現れリーに追い打ちし勝ち誇っていると、トマソ・チャンパ、ジョニー・ガルガノ、フィン・ベイラーが次々と現れ対峙。
しかしフィンがガルガノに不意打ちし、さらにフェンスとスタッフごとジョン・ウーで吹き飛ばし、とどめに床直下のブラディ・サンデーで叩きつけヒールターンしてしまった。



2019/10/30のNXT #532 女子初のウォー・ゲームズ戦へ


キャンディス・レラエ ×-◯ 紫雷イオ
(ライオンサルト自爆)

イオはイロモノバンドの生演奏を背に登場。
序盤からトペの応酬、ロープに首を絡めてのネックブリーカー、雪崩式コードブリーカーが飛び交う。
苦戦するイオは業を煮やしてイスを持ち出すがレフェリーに奪い取られ、抗議する隙にキャンディスはフルネルソンからパーフェクトショットにつなげる新技を披露するがフォールには至らず。
イオはとどめのライオンサルトをかわしてリングに残っていたイスの上に自爆させ、逆転勝利した。

なおもキャンディスを襲いイスで殴ろうとしたが、リア・リプリーが駆けつけイオを蹴り飛ばした。


・フィン・ベイラーが語る

先週ジョニー・ガルガノを不意打ちしたフィンが、テーマ曲に合わせて手を広げるアピールをせず、仁王立ちで不敵に笑いながら登場。ガルガノを挑発した。


ブロンソン・リード ◯-× シェイン・ソーン
(スプラッシュ)

元チームメンバーで遠慮のない両雄は、チョップ合戦で胸を腫れ上がらせ、投げ捨てジャーマンやビーチブレイクで頭から落とす。
最後は雪崩式フランケンシュタイナーを狙い飛び上がったソーンを突き落とし、リードが説得力抜群のスプラッシュで押しつぶした。


NXT女子タッグ王座戦
カブキ・ウォリアーズ(アスカ&カイリ・セイン) ◯-× ダコタ・カイ&ティーガン・ノックス
(インセインエルボー)防衛成功

アスカがダコタの右足をロープに絡めながらドラゴンスクリューでねじり、王者組は左足を攻める。あれ? 間違えてない?
結果的に両足を痛めたダコタは長時間に渡りいたぶられるが、粘りを見せてティーガンに交代。ティーガンは王者組を一人で蹴散らすが、アスカに必殺のシャイニングウィザードをキャッチされ裏膝十字固めに切り返されてしまう。
自力で脱出し、少し休んだダコタに交代したが、アスカはレフェリーの目を盗んでグリーンミストを吹き付けた上に上段蹴りを叩き込み、カイリがインセインエルボーでとどめを刺した。

その後シェイナ・ベイズラーが一味を引き連れダコタ組を襲撃。リア・リプリーが第一試合に続き救援に現れるが、紫雷イオに背後から襲われると、ビアンカ・ブレア、キャンディス・レラエも乱入し全員で殴り合い収拾がつかなくなる。
そこへGMのウィリアム・リーガル卿が現れ、察しのいい観客の要求通り、ウォー・ゲームズ戦で決着をつけろと命じた。


タイラー・ベイト ×-◯ キャメロン・グライムス
(ダブルフットスタンプ)

ベイトは多彩な技でグライムスを翻弄。グライムスはパワーで対抗するが怪力ではむしろベイトのほうが上なので圧倒される。
しかし客席に現れたキリアン・デインにベイトは気を取られ、リングに上ったところをダブルフットスタンプで踏み抜かれた。


マット・リドル&キース・リー ×-◯ アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)
(ハイ・ロー)

エラはルールを無視して二人がかりでリーを襲うが普通に蹴散らされ、危うくリドルのジャックハマーで秒殺されかける。
リーに全然技を掛けられないのでリドルに狙いを定めるが仕留めきれず、交代を許すとまたリーに次々吹っ飛ばされる。チームの危機に現れたアダム・コールとロデリック・ストロングもあっさり排除されるが、リーが増援を片付けている隙にフィッシュのハイキックとオライリーの水面蹴りで挟み撃ちし勝ちを拾った。

エラはなおもリドルとリーを襲うが、ライバルのフィンとガルガノが抗争に回ってくれてNXT王座戦が転がり込んできそうなトマソ・チャンパが大張り切りで駆けつけ、松葉杖で排除した。



2019/11/6のNXT #533 バレットクラブ大集合


・AJスタイルズが乱入

番組対抗PPVのサバイバー・シリーズを控え、ロウ所属のAJスタイルズ、ルーク・ギャローズ、カール・アンダーソンがNXTへ侵攻。アンディスピューテッド・エラやスタッフを襲いながらリングに上がり挑発すると、トマソ・チャンパ、マット・リドル、キース・リーが現れ対戦を要求した。


ピート・ダン ◯-× ダミアン・プリースト
(腕ひしぎ十字固め)

手を何度も踏まれたプリーストはパワーボムをタッグロープをつかんでこらえ、逆襲に転じる。
ダンは強烈な打撃と、発生の早い弱攻撃を織り交ぜてカウンターを合わせていくが、クローズラインを被弾して一回転。勝利を確信したプリーストは弓を射るポーズをするが、うかつに近づいてしまいその指をつかまれる。ロープに逃げ急所蹴りを狙ったが、前回の対戦で喰らったダンには見切られており、逆に急所を蹴り上げられる。
そして指裂きからの腕ひしぎ十字固めでタップし、NXT初黒星を付けられた。

その後、キリアン・デインが現れプリーストとダンをまとめて蹴散らしてしまった。


サンタナ・ギャレット ×-◯ タイナラ
(変型イートディフィート)

何度もゲスト参戦していたインディーの女王サンタナが正式契約。当然のようにデビュー戦と紹介される。
だがタイナラが巴投げや一本背負いなど柔道技で主導権を握り続け、サンタナの側転エルボーは浴びたものの、ハンドスプリング・ムーンサルトは回避し、腕をつかみ引き付けながら蹴りを浴びせる変型カミゴェかイートディフィートのような新技で沈め、デビュー戦(?)を飾らせなかった。


ダコタ・カイ ×-◯ シェイナ・ベイズラー
(キリフダクラッチ)

シェイナはダコタの古傷の残る右足を狙うが、ダコタはその右足で得意の蹴り技を返していく。
雪崩式ガットレンチスープレックスに耐え、キリフダクラッチも即座に丸め込みに切り返したが、たぶん初披露のロープに振ってのカウンター式のキリフダクラッチに捕らえられ、あえなくタップした。

その後シェイナはお供二人とともにダコタを襲うが、ウォー・ゲームズ戦に出場する面々が現れ乱闘に。そこへミア・イムが竹刀持参で駆けつけシェイナ軍を追い返した。


・NXTがロウ・スマックダウンを席巻

サバイバー・シリーズへ向けNXT勢がロウやスマックダウンへ侵攻する様子が流された。
なお番組内では言及されなかったがストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード)は10/11にロウへ移籍している。
NXTが第三ブランドとなった今や一軍昇格ではないが、最古参で歴代最長の6年掛けてロウへ上ったドーキンスにとっては特別な意味合いがあっただろう。


クルーザー級王座挑戦権争奪戦
エンジェル・ガルザ ◯-× トニー・ニース
(リバース・ババ・ボム)

ニースは雪崩式サンセットフリップを狙うが、ガルザの脱ぎかけのロングタイツを引き抜くだけに終わって自爆。このタイツをめぐる攻防は毎回面白い。
ニースはガルザのツームストンパイルドライバーの態勢から腹を両膝の上に落とす、そのうちフィニッシャーになりそうな新技を被弾するが、トップロープから落とし、場外DDTから450スプラッシュにつなげるも、ロープに逃げられる。
それで勝機を逸し、最後はブレイクアウト・トーナメント一回戦以来となるリバース・ババ・ボムでガルザが挑戦権を獲得した。

そして余裕綽々で握手を要求するリオ・ラッシュに強烈なビンタを喰らわせ、笑顔で去っていった。


アイザイア・スコット ×-◯ ドミニク・ダイジャコビッチ
(フィースト・ユア・アイズ)

スコットは一発目のフィースト・ユア・アイズをスクールボーイに切り返し、すさまじい音を立てるキックを連発。串刺しDDTやリバース・フランケンシュタイナーなど大技を次々と決めるが、キース・リーとの連戦で鍛え上げられたダイジャコビッチの体力は削り切れず。
二発目のフィースト・ユア・アイズを被弾し力尽きた。


トマソ・チャンパ&マット・リドル&キース・リー △-△ THE OC(AJスタイルズ&ルーク・ギャローズ&カール・アンダーソン)
(レフェリー負傷によりノーコンテスト)

THE OCはメンバーはもちろんのことロゴに漢字で「倶楽部」と書かれバレットクラブの血統をアピールしている。
反則攻撃をきっかけにチャンパが長時間つかまるが、出番の無かったリドルに交代すると一人でTHE OCを蹴散らす。だが乱戦からキース・リーがパウンスで激突したスタイルズがレフェリーを巻き添えにしピンポン玉のように吹っ飛ばしてしまう。
レフェリー決死のハードバンプに客席からもホーリーシットの喝采が上がる中、チャンパがスタイルズをエンジェル・ウイングスの態勢に捕らえるが、そこへバレットクラブ旧メンバーのフィン・ベイラーが現れ、気を取られたチャンパはオーバーヘッドを浴びる。
フィンはリドルをブラディ・サンデーで排除し、スタイルズとポーズを交わし、スタイルズはとどめのスタイルズクラッシュに入ろうとするが、冒頭に仲間を襲われたアダム・コールが報復に現れスタイルズをスーパーキックで一蹴。
ついでにチャンパにラストショットを浴びせると、いちおうバレットクラブ同士だけど入れ違いのフィンとにらみ合うでもなく、微妙な視線を交わした。



2019/11/13のNXT #534 謎の人脈が急に明らかに


NXTクルーザー級王座戦
リオ・ラッシュ ◯-× エンジェル・ガルザ
(ファイナルアワー→ロープブレイク見逃し)防衛成功

両雄は挑発を織り交ぜながら高速で独創的な技を応酬し、客席の支持を二分させる。
ガルザは初披露の雪崩式ムーンサルト・パワースラムと、必殺のリバース・ババ・ボムを返されると、雪崩式を狙うが、ラッシュは頭突きで反撃し、ボディシザース式のハリケーンラナで投げ飛ばす。
ファイナルアワー(マッドスプラッシュ)は返されてしまうが、ロープをつかみ立ち上がろうとするガルザに二発目をお見舞いすると、ガルザはロープに足を掛けていたもののレフェリーはそれを見逃し、3カウントが叩かれた。


ザイア・リー ◯-× アリーヤ
(後ろ回し蹴り)

前回全く何もできずザイアに完敗したアリーヤはヴァネッサ・ボーンの乱入や髪つかみ、ロープ悪用で活路を見出そうとするが奏功せず、やたらと胸に打撃を集中され、あっさりと蹴り倒された。


・マット・リドルの報復

フィン・ベイラーが現れ話しているとリドルが背後から襲撃し、客席へと蹴り飛ばした。
そこへアンディスピューテッド・エラが絡んでくるがトマソ・チャンパとキース・リーが駆けつけ、リーがロデリック・ストロングに対戦を要求した。


キース・リー ◯-× ロデリック・ストロング
(スーパーノヴァ)

怪力のストロングもリーの巨体を担ぐのは容易では無いと見え、打撃中心で攻め徐々に体力を削っていく。リーはパワーで対抗し、ストロングの飛び技をはたき落としていくが、ついにスーパープレックスで投げられてしまう。
しかしフォールは許さず、ストロングホールドもはねのけるとエラの4人が現れるがチャンパとリドルがあっという間に排除。リドルがフィンに襲われたのに気を取られオリンピックスラムは浴びたものの、すぐに立ち直りスーパーノヴァでストロングを仕留めた。

すかさずエラが疲弊したリーに襲いかかったが、ドミニク・ダイジャコビッチが駆けつけ一掃し、ライバルのリーと握手を交わした。


アイザイア・スコット ◯-× ブロンソン・リード
(ブラックマジック)

リードはWWEでは禁止技(※アンダーテイカー除く)のツームストーン・パイルドライバーをよりによって雪崩式で出そうとしたり、厳密には禁止技のはずのビーチブレイクを喰らわせる。
スコットは前の試合のストロングのように打撃で削って行き、最後は掛かるわけのないサンセットフリップで自爆を誘うと、ブラックマジックというか背後から掛けてるからただのローリングソバットで仕留めた。

試合後にはやはり前の試合のように握手を交わした。


ピート・ダン --- キリアン・デイン
(ダミアン・プリーストの乱入により不成立)

入場しようとしたデインをプリーストが襲い、ダンも参戦し殴り合う。
だがプリーストはデインを階段に叩きつけ、スタッフに止められ身動きの取れないダンを竜巻蹴りで一蹴。
そして場外の一同へスタッフをクルーシフィックス・ボムで投げつけ、さらにノータッチのトペ・コンヒーロでダンとデインをなぎ倒した。


ラダー戦
ミア・イム ×-◯ 紫雷イオ

NXTでは女子初となるラダー戦。今回は天井から吊るされた、ウォー・ゲームズ戦のアドバンテージ権利書の入ったアタッシェケースを先に獲ったほうが勝利となる。
前半はイオがラダーへのブレーンバスターやベリートゥベリーを受けるが、後半はミアがハードバンプを請け負う。
ラダーを担いだミアへイオがスワンダイブ式のミサイルキックを浴びせると、ラダーが顔面に直撃し、女子では稀な流血沙汰に。ミアが止血される中、イオも着地の際に左手を痛めた素振りでラダーを組み立てるのに時間を掛ける。
ようやく登り始めると止血を終えたミアが雑に落とし、せっかくクリーンファイトしようと時間を稼いだのに雑に落としてんじゃねえよとイオは激怒し、ジャーマンで投棄すると苦労して立てたラダーを蹴倒す。そして場外に落ちたミアと、特に親交はないがなぜか介抱に現れたダコタ・カイにムーンサルトアタックを見舞う。
しかしダコタはすぐに立ち直り、イオにライガーボムで報復。ミアが勝利をつかむかと思われたが、NXT UK女子王者のケイ・リー・レイが突如として現れ、ラダー頂上のミアを場外に立て掛けられていた別のラダーへ落下させてしまう。そしてイオを助け起こして権利書を獲らせた。

ミアを助けたダコタといい、イオを助けたケイといい、謎の人脈が急に明かされ、いつの間にやらビアンカ・ブレアも祝福に登場。さらにウォー・ゲームズ戦をともに戦うシェイナ・ベイズラーもイオに拍手を送るが、スマックダウンでシェイナに襲われたベイリーに背後から襲われ、ベルトに頭を突っ込まされてしまった。



2019/11/20のNXT #535 番組対抗戦


リア・リプリー △-△ ベッキー・リンチ
(シェイナ・ベイズラーの乱入によりノーコンテスト)

サバイバー・シリーズでのシェイナ・ベイズラーを交えた三つ巴戦に向け、RAW女子王者のベッキーが話しているとリアが割り込み対戦を要求した。
体格で勝るリアは蹴り技を次々と叩き込み、ディスアーマーからも長い足をロープに伸ばして脱出。ベッキーは三角締めを持ち上げられるもハリケーンラナで切り返す。
最後はリアのスーパープレックスで両者ダウンしたところにシェイナ・ベイズラー一味が乱入し決着はつかなかったが、ベッキーとリアは速やかにお供を排除した。


マット・リドル ◯-× リコシェ
(ラ・マヒストラル)

入場中のコナ・リーブスを、特番でリドルらと番組対抗チーム戦を行うリコシェが不意打ちで排除し、強引に交代してしまう。
全く足を止めずに大技を連発し合い、終盤にはスマックダウン所属の中邑真輔とセザーロが乱入しようとしたが水際で食い止め、リドルがリコシェを丸め込んだ。

中邑とセザーロはすぐさま襲いかかるが、リコシェは客席を飛び越える場外ダイブでセザーロを倒し、中邑はリドルにキンシャサを喰らわせようとした寸前に、特番で対戦するロデリック・ストロングの飛び膝を浴びる。
さらにフィン・ベイラーが因縁のリドルを襲撃するが、ブラディ・サンデーを膝蹴りに切り返しリドルが追い返した。


アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ) ◯-× ザ・リバイバル(スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー)
(ハイ・ロー)

スマックダウン所属のリバイバルがNXTに凱旋。別に特番で対決はしないがエラとヒール同士で戦い、ワイルダーが長時間捕まったためなんとなくリバイバルがフェイスの扱いになる。
特に因縁は無いしどっちもヒールだしこの後の対戦予定も無いのに、異常なほど白熱した試合になり、ギリギリでフォールを返し合う。
最後はドーソンへハイ・ローを狙うエラを、場外に倒れたワイルダーがいかにもカットしそうな素振りを見せるが、ダメージが深すぎて力尽き、普通にドーソンが仕留められた。


ダコタ・カイ ×-◯ ケイ・リー・レイ
(ゴーリーボム)

ケイはよそ見して先制攻撃されたり、ゴーリーボムをサンセットボムに切り返されたりと油断を見せるが、落ち着くとラフファイトでペースを握る。
しかし場外戦で逆に階段に突っ込まされ、ブートも決められフラフラになるも、なんとかカウント2で肩を上げると、二回目のゴーリーボムは成功させた。

その後ロウやスマックダウン所属の女子が次々となだれ込み乱闘を繰り広げたが、ニッキー・クロスがゴミ箱の蓋を振り回して全員を排除し咆哮を上げた。
ナタリヤ姐さん以外は全員がNXT出身でほとんど同窓会だった。


フォーガットン・サンズ(ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー) ×-◯ バイキング・レイダース(エリック&アイバー)
(バイキング・エクスペリエンス)

あっという間にRAWタッグ王者を制したレイダースが凱旋。秒殺決着かと思われたがサンズは粘りを見せると、先のリバイバルのように特に因縁も無いのに大熱戦を繰り広げ、レイダースを何度もニアフォールに追い込む。ジャクソン・ライカーが退場宣告されてからも健闘したが、最後は必殺ツープラトンでカトラーがエリックにフォールされた。


ラダー戦
ドミニク・ダイジャコビッチ ×-◯ アダム・コール

先週の女子ラダー戦と同じく、ウォー・ゲームズ戦のアドバンテージ権利書を奪い合う。
加減を知らないらしいダイジャコビッチはちょっと見たこと無い勢いのチョークスラムで叩きつけたり、コールを何度もラダーの上で弾ませる。
コールはラダー上段からのパナマサンライズで反撃するも、すぐさまフィースト・ユア・アイズを返されたが、序盤にスーパーキックで負傷させておいた右膝を痛め、ダイジャコビッチはラダーを登れない。
最後は二人が同時にアタッシェケースをつかんだが、コールはケースで殴りつけてダイジャコビッチを別のラダーへ落下させ、権利書を手に入れた。

アンディスピューテッド・エラの面々が祝福に現れると、RAW、スマックダウン軍が集結し大乱闘が始まる。キース・リーとアイバーがトペ・コンヒーロで全員をなぎ倒すと、巻き込まれずにいたコールが勝ち誇るが、そこへ初代NXT王者のセス・ロリンズが現れ、現NXT王者コールを一蹴。さらにカーブストンプを狙うが、番組対抗戦でNXT軍のリーダーを務めるトマソ・チャンパが登場し、とりあえずコールにニーパットでとどめを刺すと、リングに上がりロリンズと殴り合い、収拾のつかないまま放送終了となった。



2019/11/23のNXT TAKEOVER WARGAMES #536


ウォー・ゲームズ戦
リア・リプリー&キャンディス・レラエ&ダコタ・カイ&ティーガン・ノックス ◯-× シェイナ・ベイズラー&ケイ・リー・レイ&ビアンカ・ブレア&紫雷イオ
(イス直下リップタイド)

先発は因縁のキャンディスとイオ。2つ連結したリングを利用し、リング内で飛び技を連発しイオが圧倒。5分後にはさらにビアンカも加わりなすすべもなくいたぶられる。
3分後にリアが解放されゴミ箱、竹刀、イスを持ち込み、その3分後にはケイがさらにイスを追加。
シェイナ組3人はキャンディスをトップロープで捕らえるが、リアがまとめて投棄し、一番上から落ちたキャンディスに最大のダメージを与える。なんでだよ!
コーナー上に残されたビアンカは450スプラッシュをリアに浴びせるが、飛びすぎて自分もイスに突っ込み、全員が倒れる中、ダコタが解放。
ところがダコタはティーガンに襲いかかり、檻に叩きつけ、古傷を覆うレッグガードを外してしまう。GMのウィリアム・リーガル卿が止めに入るが、ダコタはリーガル卿も突き飛ばし、生放送なのに放送禁止用語を放つ。
ダコタは退場、ティーガンは戦線離脱し4VS2の絶望的な状況になったリア組は凶器攻撃で必死に食い下がるが、ケイが雪崩式リバースフランケンシュタイナーを受けたり、プランチャをゴミ箱で撃墜されたりとハードバンプを見せ、イオは金網頂上からのムーンサルトアタックを敢行と、見せ場も持って行かれる。
しかしキリフダクラッチに捕まったリアは、シェイナの左手のテーピングを剥がして自分の手に巻き付けチェーンデスマッチ式に脱出し、必殺技でイスに叩きつけ劣勢を覆した。


NXT王座挑戦権争奪三つ巴戦
◯ ピート・ダン × ダミアン・プリースト キリアン・デイン
(ビターエンド→デインのセントーン)

勝者は翌日のサバイバー・シリーズでアダム・コールに挑戦。
デインは大柄なプリーストを背中に担ぎながら、大柄なダンのクロスボディを受け止め二人まとめて投げ飛ばす怪力を披露。
三人は入念な打ち合わせと予習を感じさせる打撃の応酬から、プリーストがレイザーズエッジでダンを実況席へ、デインをリングに投棄。
デインはプリーストにアルスター・プランテーションを、ダンはデインにビターエンドを喰らわせるが勝負は決まらず。
プリーストは二人をトルネードキックで蹴り倒し、ダンにローリングカッターを浴びせカバーするが、KOされリングにもたれていたデインが偶然倒れてきてカットされてしまう。
プリーストはそれで勝機を逸し、ダンのビターエンドを被弾。デインはダンをアルスター・プランテーションに捕らえるもスリーパーホールドに切り返されると、ダンを背負ったままプリーストにセントーンを見舞う。だがこの衝撃でスリーパーが極まってしまい窒息し、その隙にダンがプリーストをフォールし激戦を制した。


マット・リドル ×-◯ フィン・ベイラー
(1916)

NXT復帰後の初試合となるフィンは、リドルの力を試すように正面からの組み合いを挑む。
リドルは蹴りと張り手でフィンの胸を腫れ上がらせ、ペレキックを受け止めアンクルロックに、ジョン・ウーをスピアーに切り返すなど対策を練ってきたところを見せる。
フィンはリバース・ブラディ・サンデーからジョン・ウーを浴びせるが、アンクルロックで足を痛めたせいでトップロープに上がるのが遅れ、クー・デ・グラをかわされブロミッション(変型グラウンド・コブラツイスト)に固められる。しかし体勢を入れ替え脱出すると、1916(ブラディ・サンデー)を喰らわせ復帰戦を飾った。


ウォー・ゲームズ戦
トマソ・チャンパ&キース・リー&ドミニク・ダイジャコビッチ&ケビン・オーエンズ ◯-× アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール&ロデリック・ストロング&カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)
(金網頂上からテーブル直下シュバイン)

チャンパは仮面を着け顔にペイントを施し登場。お前は大一番のHHHか。
チャンパ組の4人目が明かされないまま試合開始。先発のチャンパの持つ松葉杖を警戒しストロングがリングに上がらずにいると、チャンパは松葉杖を渡してしまうが、ストロングはそれをリング外に投げ捨てる。
ストロングはかつての必殺技デス・バイ・ロデリックを喰らわせ、5分後に解放されたオライリーとともに痛めつける。
3分後、ダイジャコビッチが二人をまとめてなぎ倒し、戦況を五分に戻したところでフィッシュが解放。ダイジャコビッチにハイ・ローを浴びせ再びエラが主導権を握るが、リーが解放され流れを引き戻す。
コールはテーブルを持ち込もうとするが、チャンパに突き飛ばされ自分がテーブルに突っ込むも、数的優位でエラが圧倒しだす。
そこへチャンパ組4人目として、なんの脈絡もなくケビン・オーエンズが参戦。エラの4人に別々の大技を浴びせ一人で瞬殺しかける。蘇ったチャンパ組は、リーとダイジャコビッチの息が全く合わずストロングを雑に投げつけるが、連結部の金具へのパッケージパイルドライバーを狙ったオーエンズは、逆にコールのパナマサンライズで脳天から突き刺さってしまう。
しかしチャンパ組はテーブル直下のチョークスラム、フロッグスプラッシュ、雪崩式パワーボムで次々とエラを料理し、最後はチャンパが残ったコールを金網頂上からのテーブル直下シュバインで仕留めて完全勝利した。

明日サバイバー・シリーズが控えているとは思えない死闘ばかりの特番だった。
ちなみにサバイバー・シリーズの対抗戦は、この死闘の後なのにNXTが大勝した。



2019/11/27のNXT #537 放送事故多発回


・サバイバー・シリーズ祝勝会

サバイバー・シリーズで番組対抗戦を7戦4勝で制したNXT勢が、フェイスもヒールも関係なく全員で登場し観客と喜び合っていると、アンディスピューテッド・エラの4人が現れ「でもタイトルは俺達が独占している」と水を差す。カイル・オライリー&ボビー・フィッシュだけ対抗戦で負けたんだけどな。
そしてトマソ・チャンパが上手く話を誘導し、キース・リー&ドミニク・ダイジャコビッチをタッグ王座に挑戦させるようまとめてしまった。


NXTタッグ王座戦
アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ→ロデリック・ストロング) ◯-× キース・リー&ドミニク・ダイジャコビッチ
(ハイ・ロー)防衛成功

序盤でリーに場外へ投げられたフィッシュが頭を打ってしまい、普段着のロデリック・ストロングと交代し試合は継続へ。タイトルもそのまま賭けられる。
後半はウォーミングアップしてないし終始ハミパンしてるしいっぱいいっぱいのストロングがなぜかメインで技を受けまくるが、リーがチームの危機に駆けつけたアダム・コールに反射的にパウンスを浴びせると客席まで吹っ飛んでしまい、動揺したダイジャコビッチにストロングのショットガンキックとオライリーの水面蹴りの挟み撃ちを浴びせ、即興タッグが勝利を拾った。

コールが吹っ飛んだ先は偶然にも(?)まるで練習生のようなガタイの観客ばかりだったが、飛びすぎて普通の観客にもたぶん当たっていた。


マンスール ◯-× シェイン・ソーン
(フライング・ネックブリーカー)

マンスールは故郷のサウジアラビア特番でバトルロイヤルやセザーロ戦を制したVTRが流される。完全に茶番だけどサウジ人がうれしそうで良いと思う。
地形効果が得られず苦戦するが、キックの連打で場外へ落とすとトペ・スイシーダで追撃し、エプロンから飛びかかるネックブリーカーでNXTでは久々の勝利を上げた。


キャンディス・レラエ ◯-× ダコタ・カイ
(膝当てで殴り反則)

ヒールターンしたダコタはティーガン・ノックスから奪った膝当てを手に登場。
ロープや鉄柱を効果的に使うが、キャンディスがエプロンへのバックドロップを掛け損ない、後頭部を強打させながら床へ直に落とすよっぽどヒールな荒業を披露。
さらにダコタは必殺技の飛び越えながらのバックスタバ―まで返され万事休すと、膝当てで殴りつけ反則負けを選んだ。

イスを持ち出しさらに暴行しようとすると、リア・リプリーが駆けつけ阻止した。


NXTクルーザー級王座戦
リオ・ラッシュ ◯-× 戸澤陽
(ファイナルアワー×2)防衛成功

NXT初参戦の戸澤は所属するロウのTシャツを持参。
元王者の戸澤はバカタレスライディングキック(版権は大丈夫か)やめったに成功しないエプロンから場外へのジャーマンを喰らわせ客席を沸かせる。
終盤、ラッシュのオーバーヘッドが効きすぎて戸澤が立ち上がれず、スタナーを空振りさせてしまうトラブルはあったが、エベレストジャーマンからのダイビング・セントーンを剣山で返したラッシュが、背中へのファイナルアワー→腹へのファイナルアワーの2連発でベルトを守った。


ザイア・リー ◯-× ヴァネッサ・ボーン
(回し蹴り)

アリーヤは前回のザイア戦で後ろ回し蹴りで鼻を折られ帯同できず。
雪辱を狙うヴァネッサはコーナーへのスピアーを自爆するとパワーボムで投げられる。
そこへシェイナ・ベイズラー一味が現れると、ザイアはとりあえずヴァネッサにとどめを刺し1分強で試合を終わらせて迎え撃つが、衆寡敵せずボコられる。
シェイナ一味がマイクアピールをするとリア・リプリーがまたも現れ挑発した。


トマソ・チャンパ ×-◯ フィン・ベイラー
(アダム・コールの延髄斬り→1916)

ファイトスタイルは全然ヒールなままのチャンパは鉄柱や場外フェンスを利用。場外シュバインからプロジェクト・チャンパさらに雪崩式シュバインと畳み掛けるがフィンはしぶとく肩を上げる。
そこへチャンパと抗争中のアダム・コールが乱入しようとするが速攻で排除され、NXT王座ベルトをリングに残した。フィンはベルトで殴ろうとしてレフェリーに阻止されるも、ファイナルカットが偶然にもベルト直下で決まる。
驚いて動揺し、これは不可抗力だよね?とレフェリーに確認した分だけカバーが遅れて返されてしまうが、レフェリーがベルトを片付けている隙にコールがチャンパに延髄斬りを浴びせ、1916を決めてフィンが勝利した。

その後コールはフィンと並んでポーズを取るが、ペレキックで蹴り倒された。



2019/12/4のNXT #538 頑丈なレスラーとレフェリー


ピート・ダン ×-◯ キリアン・デイン
(背負って飛び降りる)

ダンは衣装も脱がずに殴りかかるとデインの左手を捕らえ指折りを仕掛けるが、クロスボディで押しつぶされると、以降は一方的に攻められる。
ジャーマンから反撃に出るが場外へのムーンサルトをかわされ、着地の衝撃で古傷の左膝を痛めると、逆にトペでなぎ倒され、再びデインの猛攻を浴びる。
ダンはスーパープレックス、ムーンサルトアタックを返すが場外で立て続けに技を喰らい、リングに戻されるとデインはベイダーボムを狙うが、ダンはそれを三角締めに切り返す。しかしデインは強引に持ち上げてパワーボムで落とす。
ダンはコーナーに上ったデインに飛びつきスリーパーホールドで固めるが、デインは背負ったままリングに飛び降りる自爆技で押しつぶし、激戦を制した。


・アンディスピューテッド・エラをキース・リーが挑発

前回の試合中に負傷したボビー・フィッシュを除くエラの3人が現れアピールしていると、キース・リーが絡み、一人で3人を蹴散らす。
さらに逃げ出したアダム・コールをトマソ・チャンパが殴り倒した。


ザイア・リー ×-◯ シェイナ・ベイズラー
(キリフダクラッチ)

MMA出身のシェイナがプロレス的に攻め、ザイアが打撃戦を挑む展開。
序盤に必殺の竜巻蹴りを受けてしまったシェイナは素早く場外に逃げて回復すると、反撃に転じる。
最後は雪崩式サンセットフリップで投棄されたがカウント2で返すと、2発目の竜巻蹴りを回避しすかさずキリフダクラッチに固めて勝利した。


フォーガットン・サンズ(ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー) ◯-× アドリアン・アラニス&レオン・ラフ
(メモリー・リメインズ)

未契約のアラニス組はもともとタッグチームの模様。必殺ツープラトンからブレイクがラフをフォールした。


リア・リプリー --- ダコタ・カイ
(不成立)

ダコタの対戦相手としてリアが現れるが、戦う気はなく代わりにミア・イムに襲わせる。
数分は普通に戦っていたがゴングは鳴らされず、場外乱闘しながらレフェリーとともにバックステージへ消えていった。

そして残されたリアをシェイナ・ベイズラー一味が襲撃し、子分がやられている隙にシェイナがキリフダクラッチに固め絞め落としてしまった。


マット・リドル ◯-× カシアス・オーノ
(ブロデリック)

NXT UKに移籍したオーノが久々に参戦。
秒殺された因縁のあるリドルをキャッチレスリングで捕らえる。首を捻り上げながらのカッターやブレーンバスターは危険すぎる。
オーノは蹴り技に苦しみながらも掟破りのブロデリックを狙うが、脱出したリドルが本家ブロデリックを返し逆転勝利した。


KUSHIDA ◯-× キャメロン・グライムス
(変型ビクトリーロール)

ウォルター戦で左手を負傷したKUSHIDAの復帰戦。
本来の対戦相手はラウル・メンドーサだったが、入場中にダブルフットスタンプで踏み潰したグライムスが強引に交代した。
だがKUSHIDAは全く動じずグライムスを圧倒。2回防がれながらも卍固め(アメリカではオクトパスホールドと呼ばれる)に捕らえ、さらに右腕を思い切り後ろに引きながら倒れ込む荒業を披露。肩外れるぞ。
グライムスはジャーマンから反撃するが、KUSHIDAは2発目をビクトリーロール(前方回転エビ固め)に切り返すと、両足を相手の足にクラッチさせるアレンジでがっちり固めフォールを奪った。


トマソ・チャンパ&キース・リー&ドミニク・ダイジャコビッチ ◯-× アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール&ロデリック・ストロング&カイル・オライリー)
(スーパーノヴァ)

先発のダイジャコビッチが全然交代せず一人でエラの三人を蹴散らし、ストロングをチョークボムで投棄しながら背負ったオライリーにスタナーを喰らわせる妙技を披露。
コールがラストショットを浴びせるが攻勢は長く続かず、元気なチャンパとリーに次々と交代され圧倒される。
だがそこへフィン・ベイラーが現れ、ジョン・ウーでコールを吹き飛ばしレフェリーを巻き添えにする。しかしリーがフィンを排除し、さらにどさくさを狙ったコールをスーパーノヴァで叩きつけ、頑丈なレフェリーがちょうど蘇生して3カウントを叩いた。

試合後、ウィリアム・リーガルGMがフィン、チャンパ、リーの三つ巴戦によるNXT王座挑戦権争奪戦を命じた。



2019/12/11のNXT #539 ベルトと嫁を獲る男


NXTクルーザー級王座戦
リオ・ラッシュ ×-◯ エンジェル・ガルザ
(ウイング・クリッパーホールド)王座奪取

挑発に乗ったラッシュがアナウンス中に殴りかかり、以降も技の合間にただの殴り合いが繰り広げられる。
ヒールながらややガルザへの歓声が上回り、リング中央まで飛ぶスパニッシュフライや、掟破りのロープバウンドスタナーを出し、ラッシュはガルザの必殺技のウイング・クリッパー(ダブルアームボム)をやはり掟破りで返す。
さらにファイナルアワーを浴びせたがガルザは這いずって場外へ向かい、ラッシュがタイツをつかむも脱いで逃げられる。
ラッシュは十字を切って場外に倒れたガルザにファイナルアワーを敢行したが剣山で迎撃され、リングに上げられウイング・クリッパーを被弾。これもカウント2.9で返したものの、ウイング・クリッパーの態勢から絞め上げられると力尽きた。

念願のクルーザー級王座を獲得したガルザは恋人をリングに迎えてプロポーズし、嫁まで得た。


ラウル・メンドーサ ◯-× キャメロン・グライムス
(ウラカン・ラナ)

KUSHIDAとの対戦前に襲撃され出番を奪われたメンドーサは気合十分で技を次々と決める。
グライムスは回転パワースラムで反撃するが、そこへ前夜にやはりグライムスに襲撃されたKUSHIDAが登場。
手出しするまでもなく、動揺したグライムスはメンドーサに丸め込まれて敗北し、さらにKUSHIDAに帽子を盗まれてしまった。


トラビス・バンクス ◯-× ジャクソン・ライカー
(フライング・レッグラリアート)

NXT UK所属のバンクスが初参戦。ライカーに果敢に正面から打撃戦を挑む。
顔から出血してもひるまず動き続け、コーナーから反転しつつレッグラリアートを浴びせると、ライカーは体力に余裕がありながらも3カウント以内に返せず、投げ技ゼロの打撃オンリーでバンクスが番狂わせを演じた。


ミア・イム ×-◯ ダコタ・カイ
(スクールガール)

ミアはダコタの古傷の右膝を狙い続けるがダコタは全然痛がる素振りを見せない。なぜだ。
プロテクト・ヤ・ネックを浴びたダコタは場外へ逃げて回復すると、リングに戻りティーガン・ノックスから奪って持ち歩いている膝当てを持ち出すがレフェリーに止められる。だがその隙にターンバックルのカバーを手際よく外すと、ミアの喉を叩きつけすかさず丸め込んでしまった。

反則攻撃に敗れたミアは激怒し、ダコタを場外のテーブルへバックスープレックスで投棄し報復した。


ブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ) ◯-× シン・ブラザーズ(サミル・シン&スニル・シン)
(ダイビングレッグドロップ)

205ライブ所属のシン・ブラザーズはボリウッド・ボーイズ時代にNXTに参戦し、クルーザー級クラシックやローデス杯にも出場していた。左肩にタトゥーがある方が弟のサミル。
エプロンへのパワーボムでサミルを、場外での必殺ツープラトンでスニルを料理したファンダンゴが、ダイビングレッグドロップでスニルにとどめを刺したが左肘を負傷。
復帰したばかりだったが再び長期欠場を強いられることとなった。
見直すと場外ツープラトンのエルボードロップで着地した際に負傷した様子。


カイデン・カーター ×-◯ ビアンカ・ブレア
(TOD)

ビアンカはゴングと同時に脱いだTシャツを投げつけて視界を奪い先制。自慢のパワーで圧倒する。
カイデンも高い身体能力を随所に見せて食い下がるが及ばず、必殺技で仕留められた。


NXT王座挑戦権争奪三つ巴戦
◯ フィン・ベイラー トマソ・チャンパ × キース・リー
(クー・デ・グラ)

チャンパが二人まとめてスパイクDDTで叩きつけ、フィンをシュバインに捕らえ倒れたリーの上に落とすと、リーは二人まとめてショルダースルーで投げ、チャンパとフィンはツープラトンの雪崩式ロシアンレッグスイープ(河津掛け)をリーへ返す。そしてフィンをシュバインに捕らえたチャンパをリーが肩車しエレクトリックチェアーで背後に落とすと、三つ巴戦ならではの技の応酬に客席は沸き返る。
最後はシュバインに耐えたリーがチャンパをライガーボムで叩きつけた瞬間、フィンがクー・デ・グラをリーに突き刺し、挑戦権を手に入れた。



2019/12/18のNXT #540 絶対王者敗れる


NXT王座戦
アダム・コール ◯-× フィン・ベイラー
(ローブロー→ラストショット)防衛成功

前半にコールはエプロンを走るフィンの足にスーパーキックを浴びせ、これが終盤に効いてくる。
足の痛みからクー・デ・グラのセットを遅らせて事前に潰し、発動されても自爆を誘いラストショットを喰らわせた。
だがフォールには至らず、全く対策を練っていなかったのかこの試合3発目のジョン・ウーを喰らい、クー・デ・グラを被弾。フィンは駄目押しの1916を狙ったが、そこへジョニー・ガルガノが2ヶ月ぶりに姿を現した。
フィンは思わず技を外してしまい、コールは急所パンチからラストショットを喰らわせ、勝利を拾った。

ガルガノは襲撃された報復にフィンをイスで何度も殴りつけた。


ダミアン・プリースト ◯-× キリアン・デイン
(ローリングカッター)

第1試合に続きヒール同士の一戦。デインはジャケットを投げつけ視界を奪ったり、レフェリーの制止を悪用して襲ったりとよりヒールに振る舞う。
さらにおしゃれな模様付きのテーピングをしてきたプリーストの脇腹を執拗に狙い、一方的に攻め続ける。
だがCMが明けると一転してプリーストが大攻勢に転じ、脇腹の痛みとデインの体重から未遂に終わる技も多かったが、最後はベイダーボムを剣山に切り返し、すかさず必殺技で仕留めた。


KUSHIDA ×-◯ キャメロン・グライムス
(ダブルフットスタンプ)

KUSHIDAはグライムスから奪った帽子をかぶり入場。やけに似合う。
前回の対戦で何をやっても肩が外れないと思ったのかKUSHIDAはえぐい腕攻めを展開し、グライムスに甲高い悲鳴を上げさせる。
グライムスは得意のバク転パワースラムから反撃に出ると、ホバーボードロックを正調、雪崩式、ロープバウンド式全てを回避して見せ、前回の決まり手となったビクトリーロールを雪崩式で喰らったもののカウント2.9で返す。そして再三回避されたフットスタンプで踏み潰し、帽子を取り返した。


サンタナ・ギャレット ×-◯ 紫雷イオ
(ムーンサルトプレス)

サンタナは熟練の動きで主導権を握るが、イオはロープに首を叩きつけるラフ殺法で反撃。高速のムーンサルトプレスで試合を制した。


ピート・ダン ◯-× トラビス・バンクス
(ビターエンド)

バンクスは9割の技が打撃で、同じく打撃も得意なダンと容赦なくしばき合う。
投げ技も持っており、ビターエンドをDDTに切り返すと、完全にキークラッシャーなTBクラッシャーを喰らわせるがダンはギリギリで肩を上げた。
最後はスーパープレックスを裏返して落とす荒業で返したダンが、絶対必要ないバズソーキックを念押しに浴びせてからのビターエンドで勝利した。
その後二人は健闘を称えてグータッチを交わした。


NXT女子王座戦
シェイナ・ベイズラー ×-◯ リア・リプリー
(雪崩式リップタイド)王座奪取

体格で勝るリアのパワーに劣勢のシェイナを救うべくお供二人が参上。秒で排除されたがリアのトペ・コンヒーロをお供二人を犠牲に回避し、シェイナはリアの左腕を階段で踏み抜くことに成功する。
腕を攻められ続けたリアはミドルキックを受け止め、片腕で反撃に出てリップタイドを返すが、直前のドロップキックでレフェリーを巻き添えにしてしまいカウントが入らない。
シェイナは不在の隙にイス直下DDTからキリフダクラッチにつなげ長時間にわたり絞め上げるが、首が頑丈なリアは耐え抜き、失神寸前にレフェリーの襟首をつかんでカウントを止め、さらにレフェリーを支えに立ち上がると脱出に成功。
シェイナはトップロープに上げてとどめを刺そうとしたが、口撃している間に回復を許してしまい、頭突きから雪崩式のリップタイドにつなげられ、400日以上守っていたベルトをついに奪われた。



2019/12/25のNXT #541 嫌われてらっしゃる?


NXT北米王座戦
ロデリック・ストロング ◯-× オースティン・セオリー
(エンド・オブ・ハートエイク→ストロングホールド)防衛成功

キャリア3年の弱冠22歳にしてEVOLVE王座をはじめインディータイトル歴多数のセオリーがサプライズ参戦。
いきなり王座戦で改名も無しと超優遇されているが客席の反応は正直微妙。嫌われてらっしゃる?
場外戦からオリンピックスラムで鉄柱へ叩きつけたストロングがペースを握り、多彩なバックブリーカーで背中を痛めつける。
セオリーは身体能力の高さを随所に見せ、フィッシャーマン式牛殺しや、脚をロックしてエプロンに落とすファルコンアローなど強烈な技を返したが、背中の痛みが最後まで尾を引き、必殺技2連発で惜しくも沈んだ。


アイザイア・スコット ◯-× ジャック・ギャラハー
(ブラックマジック)

今回はクリスマスのためか特別編成で、スタジオから進行し、各地の会場で行われた試合を振り返る形式。
身体能力に定評のあるスコットはギャラハーの関節地獄にも対応。最後は腕ひしぎ十字固めの応酬を、腕をつかんで後ろに倒れ込む技でもなんでもない乱暴で制し、すかさずブラックマジックを叩き込んで勝利した。


キャンディス・レラエ ◯-× タイナラ
(ライオンサルト)

タイナラはトップロープに立ったキャンディスの足を払いターンバックルに激突させて優勢に。
背負い投げや巴投げで攻めるがティルトワールスラムを返されると激昂し、頭を小突いてキャンディスを怒らせてしまう。キャンディスは髪をポニーテールに結び直すとライオンサルトまで一気につないで逆転勝ちした。


ドミニク・ダイジャコビッチ ◯-× ブロンソン・リード
(チョークボム)

タイプの違う巨漢二人が正面からぶつかり合う。リードはフィースト・ユア・アイズを発動前に潰し、ローリング・ビッグブートやムーンサルトプレスも返し、トップロープからのスプラッシュを狙う。
だがダイジャコビッチは首をつかんで動きを止めると、そのままリングへチョークボムで投棄した。


ショッツィ・ブラックハート ×-◯ ビアンカ・ブレア
(TOD)

デビュー戦のショッツィはキャリア5年未満ながらインディータイトルを多数獲得。緑の長髪に破れたストッキングとボンテージ風スーツでゲームキャラみたい。
外見だけではなく技も独創的で、飛び技から投げ技まで一通りこなす。ブラジリアンキックを出したのには驚いた。
女子部門では屈指の強キャラのビアンカを苦しめ、最後はTODで沈められたが見せ場十分だった。


リオ・ラッシュ&キース・リー ◯-× ダミアン・プリースト&トニー・ニース
(スーパーノヴァ→ファイナルアワー)

リーはサンタの帽子をかぶりクッキーをつまみながら入場。
プリーストが帽子を投げ捨てると、ラッシュはニースにクッキーを投げつけて挑発し返す。ニースは怒ってラッシュを追いかけるがリーにパウンスで実況席へ吹っ飛ばされた。
実況のトム・フィリップスが巻き添えを受けたが、解説のベス・フェニックスはいち早く避難していた。さすがレジェンド。
最後はリーがニースとプリーストの場外技を順々にキャッチしてフェンスに投げつけ、ニースをリングに戻すとスーパーノヴァを浴びせ、ラッシュがリーの肩の上からのファイナルアワーでとどめを刺した。

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