NXT感想 2020年1月~6月



デビュー・入団


01月:MJジェンキンス インディ・ハートウェル キャロリーナ(カタリーナ・コルテス) チェルシー・グリーン メルセデス・マルティネス ロバート・ストーン
02月:ザック・ギブソン(UK) ジェームス・ドレイク(UK)
03月:サラブ テフティ・マイルズ(アシャンティ・アドニス) ブレンダン・ヴィンク(デューク・ハドソン) マルコム・ビヴェンス リンク
04月:エル・イホ・デル・ファンタズマ(サントス・エスコバー) カリオン・クロス ジェイク・アトラス ティモシー・サッチャー ファビアン・アイクナー(UK) マーセル・バーセル(UK)
05月:スカーレット ドレイク・マーベリック
06月:



一軍昇格


01月:リディック・モス
02月:エンジェル・ガルザ シェイナ・ベイズラー
03月:
04月:ウェズリー・ブレイク オースティン・セオリー シェイン・ソーン ジャクソン・ライカー スティーブ・カトラー ビアンカ・ブレア ブレンダン・ヴィンク
05月:
06月:マット・リドル



解雇・退団


01月:
02月:
03月:
04月:MJジェンキンス セザル・ボノーニ タイナラ ダン・メイサ ディオナ・プラッツォ ティノ・サバテリ リオ・ラッシュ ロッキー
05月:レイチェル・エヴァース
06月:ジャック・ギャラハー



2020/1/1のNXT #542 イヤー・エンド・アワード2019


・NXTイヤー・エンド・アワード2019

元日の放送は2019年のアワード発表のみだった。

NXTタッグチーム・オブ・ザ・イヤー
カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ

NXT男子スーパースター・オブ・ザ・イヤー
アダム・コール

NXT女子スーパースター・オブ・ザ・イヤー
シェイナ・ベイズラー

NXTライバル・オブ・ザ・イヤー
アダム・コール VS ジョニー・ガルガノ

NXT未来のスター・オブ・ザ・イヤー
ダコタ・カイ

NXTテイクオーバー・オブ・ザ・イヤー
11/23 NXTテイクオーバー:ウォーゲームズ

NXT大ブレークスター・オブ・ザ・イヤー
キース・リー

NXTマッチ・オブ・ザ・イヤー
4/5 アダム・コール VS ジョニー・ガルガノ 3本勝負

NXT全スーパースター・オブ・ザ・イヤー
アダム・コール



2020/1/8のNXT #543 ローデス杯開幕


・新NXT女子王者

史上初のNXT女子・NXT UK女子王者の両タイトルを制したリア・リプリーが話していると、そのリアからUK女子王座を奪ったトニー・ストームが登場。ジャケットの背中にはカタカナで名前が書いてある。
さらに現UK女子王者のケイ・リー・レイ、そして無冠ながら誰もが実力者と認める紫雷イオ、ビアンカ・ブレア、キャンディス・レラエが割り込み乱闘を始め、6人タッグ戦が決定した。


リア・リプリー&トニー・ストーム&キャンディス・レラエ ◯-× ケイ・リー・レイ&紫雷イオ&ビアンカ・ブレア
(リップタイド)

長時間つかまっていたキャンディスがケイにリバースフランケンシュタイナーを喰らわせて脱出。
だが交代したトニーがやられ、イオがムーンサルトプレスでとどめを刺そうとする。
しかし中盤でロープワークの際にイオに弾き飛ばされたビアンカが、トップロープから突き落とす勢いでタッチし、トニーをTODに担ぎ上げる。当然イオは激怒し、スワンダイブミサイルキックをビアンカに浴びせて試合放棄。
逃げたトニーと代わったリアがビアンカを必殺技で仕留めた。


ダスティ・ローデス・タッグチーム・クラシック一回戦
フォーガットン・サンズ(ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー) ×-◯ インペリウム(ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル)
(餅つきパワーボム+フライング・アッパーカット)

昔のファイプロのようにほとんど動きを止めずに大技を繰り出し合う。
最後はメモリー・リメインズの態勢を崩した欧州組が、ツープラトンからアイクナーがブレイクをフォールした。
昨年の同大会で準優勝のサンズは一回戦で姿を消した。ヒール同士の一戦ながら好試合に観客は大きな拍手を送った。


オースティン・セオリー ◯-× ホアキン・ワイルド
(ジャンピングTKO)

ワイルドが独創的なムーヴと飛び技で優勢に試合を進めたが、場外へ落ちたセオリーへ追撃をしようとしたところ、素早くリングに上ったセオリーがドロップキックで未然に防ぎ、RKOのように落とすジャンピングTKOで仕留めた。


ローデス杯一回戦
ギャルス(ウルフギャング&マーク・コフィー) ×-◯ アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)
(ハイ・ロー)

NXT UKタッグ王者のギャルスは初参戦。ウルフギャングはNXT UKの立ち上げ前に数試合出ていた。
脳筋ギャルスはセコンドが隙を作り足を蹴りつける単純な策に二人続けて掛かるが頑丈なためノーダメージ。しかし最後までセコンドの介入に対処しなかった結果、アダム・コールの延髄斬りからハイ・ローにつなげられ、ウルフギャングがフィッシュにフォールされタッグ王者対決を落とした。


・ジョニー・ガルガノ VS フィン・ベイラー

ガルガノがリングに上がり話していると、イスでさんざんどつかれたフィンが割り込む。
ガルガノはかかってこいと手招いたがフィンは余裕の笑みで挑発を受け流した。


・タイムスプリッターズ再結成

ローデス杯に参戦するKUSHIDAのこれまで伏せられていたパートナーがアレックス・シェリーと明かされた。
タイムスプリッターズ再結成で優勝確実。そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。


ミア・イム ◯-× ケイデン・カーター
(プロテクト・ヤ・ネック)

ミアは余裕綽々でケイデンの技をいなし、カウンターを合わせていく。
終盤には反撃を許すも、トップロープからの飛び技にカウンター式の必殺技を浴びせ快勝した。

だが試合後、健闘を称えてハグし合っているところをチェルシー・グリーンに襲われた。
そしてローレル・ヴァン・ネスの名でTNA女子王座を制したチェルシーと、同じくロビー・Eの名でTNAタッグ王座を制したロバート・ストーンが結託した。


NXT北米王座挑戦権争奪4ウェイ戦
◯ キース・リー ドミニク・ダイジャコビッチ ダミアン・プリースト × キャメロン・グライムス
(ジャンピングボム)

リーが投げられたプリーストやグライムスをキャッチする怪力を見せれば、ダイジャコビッチやグライムスはムーンサルトで巨体を舞わせ、プリーストは強烈な打撃と空中技を披露。
共闘する場面は少なく各々が得意技を繰り出し続け、最後はグライムスとリーの一騎打ちへ。だがグライムスはトップロープからのダブルフットスタンプの目測を誤りリーの目の前にドラゴンリングインしてしまい両手チョップで撃ち落とされ、高々と抱え上げられてからのジャンピングボム、というかバティスタボムで仕留められた。



2020/1/15のNXT #544 生きていたキャロリーナ


・キース・リーが襲われる

NXT北米王座への挑戦権を獲得したリーが話していると、北米王者のロデリック・ストロングはじめアンディスピューテッド・エラが登場。リーは4人を相手に果敢に立ち向かったが普通にやられ、左足を負傷させられてしまった。
またエラは先週のNXT UK特番に乱入し、インペリウムを襲撃していたとのこと。


ローデス杯一回戦
ピート・ダン&マット・リドル ◯-× マーク・アンドリュース&フラッシュ・モーガン・ウェブスター
(ビターエンド+ニーストライク)

前回登場したギャルスの前のUKタッグ王者がこのアンドリュース&ウェブスター組。アンドリュースは2017年にNXTへ2回参戦しており、ダンの元タッグパートナーでもある。入場がかっこいい。
UK組が多彩な飛び技と丸め込みで即席タッグを苦しめ、試合展開は二転三転し続けたが、最後はダンがビターエンドの態勢で担ぎ上げたところにリドルが膝蹴りを浴びせるわちゃわちゃしたツープラトンで、リドルがアンドリュースをフォールした。
非常に面白い試合で観客も熱狂していた。


・#DIY

冒頭で襲われるリーを救出に入ったトマソ・チャンパが話しているとエラの4人が襲撃。
だがそこへジョニー・ガルガノが駆けつけ、取り残されたボビー・フィッシュに久々のシャーク・イン・ザ・ウォーターを喰らわせた。


ローデス杯一回戦
タイムスプリッターズ(KUSHIDA&アレックス・シェリー) ×-◯ グリズルド・ヤング・ベテランズ(ザック・ギブソン& ジェームス・ドレイク)
(合体コードブリーカー)

ベテランズは初代UKタッグ王者。タッグ王座歴があるとローデス杯に出られる裏ルールでもあるらしい。
引退しなぜかホームレスをしていた時期もあるらしい謎すぎる近況のシェリーだが、KUSHIDAとの連携は完璧でドンピシャのタイミングでツープラトン技を繰り出す。
だがベテランズも見劣りしない連携を披露し、最後はドレイクがツームストンに担ぎ上げてから投げ渡し、ギブソンがコードブリーカーを決めるツープラトンでシェリーを仕留め番狂わせを演じた。

タイムスプリッターズは敗北を認め握手を求めたが、ベテランズはそれを拒否してリングを降り、マイクで挑発を返した。


クルーザー級王座挑戦権争奪三つ巴戦
リオ・ラッシュ × タイラー・ブリーズ ◯ アイザイア・スコット
(JMLドライバー)

ゲスト解説には現クルーザー級王者のエンジェル・ガルザが参加。
相方ファンダンゴの負傷によりクルーザー級戦線へ移るブリーズは、異次元の運動能力を持つ他二人ほどのスピードも技も無いが、的確に隙をつき主導権を渡さない。
だがビューティーショットで前王者ラッシュを仕留めたのも束の間、スコットにブラックマジックから初披露のJMLドライバーにつなげられ敗北した。


・キース・リーが早くも報復

駐車場で話していた#DIYにエラがしつこく絡んでいると、そこへキース・リーが現れ報復。
止めに入ったスタッフを車や機材に叩きつけた。足をイスで挟まれダイビングフットスタンプを浴びたのに全然負傷してないの……?


NXT女子王座挑戦権争奪バトルロイヤル
○ ビアンカ・ブレア

デビュー戦の半分金髪に染めた黒人MJジェンキンスがロープにつかまった指をシェイナ・ベイズラーにねじられ落とされる。元バレーボール選手のジェシー改めジェシー・カミーアがビアンカ・ブレアに投げ落とされ、昨秋に一瞬ロウに出てきたがすぐ無かったことにされた覆面ルチャドーラのキャロリーナもシェイナに落とされた。あのギミック生きてたのか。中の人はチリ人のカタリーナ・ガルシアらしい。
ロープ際で粘りを見せたケイデン・カーターもシェイナにやられ、CM中にデビュー戦のオージーのインディ・ハートウェルが正式契約を果たしたメルセデス・マルティネスに落とされ、サンタナ・ギャレットもシェイナに蹴り落とされる。
ヴァネッサ・ボーンがミア・イムのプロテクト・ヤ・ネックからキックで落とされ、ディオナ・プラッツォがカメラで映されていないところでショッツィ・ブラックハートに落とされた。しかしショッツィはディオナに引きずり出され、キックを浴びて戦線離脱。
ザイア・リーが背後からシェイナに落とされ、退団報道の出ていたケイシー・カタンザーロは紫雷イオに落とされる。
キャンディス・レラエはビアンカ・ブレアに鉄柱に叩きつけられ落下し、ミアはメルセデス・マルティネスに落とされた。勢いに乗るメルセデスはシェイナを追い詰めるが体勢を入れ替えられ脱落。
残り4人となり復帰戦のティーガン・ノックスが一人で3人を蹴散らすが、トップロープに上ったところをなぜか参戦していないダコタ・カイに襲われあえなく落下。
シェイナはエプロンでイオをとらえキリフダクラッチで失神させかけるが、そこへ脱落はしていないショッツィが現れシェイナを落とす大金星。しかし勝ち誇っているところをビアンカにあっさり落とされる。
最後はヒールながら大声援に後押しされるイオをビアンカがTODで豪快に場外へ投げ捨て、挑戦権を獲得した。



2020/1/22のNXT #545 アンディスピューテッド・エラの独占崩れる


ローデス杯準決勝
アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ) ×-◯ グリズルド・ヤング・ベテランズ(ザック・ギブソン&ジェームス・ドレイク)
(合体コードブリーカー)

エラはセコンドの牽制からドレイクの左足をロープに絡めドラゴンスクリューでねじるが、致命傷を与える前に交代を許してしまう。そこからオライリーが集中攻撃を受けるも、フィッシュが反撃し、ドレイクを孤立させることに成功。ハイ・ローでとどめを刺そうとしたが、そこに抗争中のインペリウムが姿を現し、動揺した隙にベテランズが一気にオライリーを仕留めドレイクがフォールした。


トニー・ストーム △-△ 紫雷イオ
(ビアンカ・ブレアの乱入によりノーコンテスト)

NXTとNXT UKの対決特番でリア・リプリーの女子王座への挑戦が決まったトニーだが、難敵イオに苦戦。
しかし619を受け止め場外へ落とし、追撃しようとしたところへビアンカ・ブレアが乱入し、二人まとめて叩きのめし無効試合となった。

そこへリア・リプリーが現れビアンカと戦うが、イオが空中技でリアとビアンカを排除。勝ち誇っているところをトニーがトペ・スイシーダで空襲し、女子王座ベルトを掲げて見せた。


フィン・ベイラー ◯-× ホアキン・ワイルド
(クー・デ・グラ→1916)

フェイスかヒールかはっきりしないがとりあえず大人気のフィンがほとんど何もさせずに圧勝した。


ショッツィ・ブラックハート ×-◯ シェイナ・ベイズラー
(キリフダクラッチ)

バトルロイヤルでシェイナを敗退させたショッツィはスピード感こそ無いが独創的な技を披露。じっくりいたぶるつもりのシェイナは隙をつかれ次々と技を浴びる。
最後はエプロンでの不知火からショッツィはダイビングセントーンを狙うもかわされ、すかさずキリフダクラッチに捕らえられ、だいぶ粘ったものの力尽きてタップした。


ローデス杯準決勝
ピート・ダン&マット・リドル ◯-× インペリウム(ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル)
(延髄斬り+GTS)

個々が強い即席タッグに圧倒されたインペリウムは、首領ウォルターが時間を稼ぎ反撃させ、多彩なツープラトンで食い下がる。
だがニアフォールはいくつもあったが仕留めきれず、最後はツープラトンを自力で崩したリドルがアイクナーを捕らえ、GTSを喰らわせながら同時にダンが延髄斬りを放つ新ツープラトンでとどめを刺した。


NXT北米王座戦
ロデリック・ストロング ×-◯ キース・リー
(スーパーノヴァ)王座奪取

パワー・スピード両面で圧倒していたリーだがアダム・コールらの口撃に乗ってしまいストロングに隙を突かれる。ストロングは立たせまいと足を狙い優勢に進めるが、リーは痛みをこらえて反撃。ストロングは普段使わないアンクルロックからさらに足をロックするレッグレイス式に移行。カート・アングルならタップ率100%だがリーは耐え抜いてロープに逃げる。
ストロングは旧必殺技のショットガンキックを見舞うがこれも返され、エンド・オブ・ハートエイクはさすがに抱え切れないと見て二発目のショットガンキックを狙ったところを担ぎ上げられ、スーパーノヴァで仕留められた。

独占していたベルトを一つ奪われたエラは、気落ちする間もなくインペリウムに襲われ、乱闘が続く中、放送が終わった。



2020/1/25のWORLDS COLLIDE


フィン・ベイラー ◯-× イリヤ・ドラグノフ
(クー・デ・グラ→1916)

史上初のNXTとNXT UKの対決特番。ドラグノフはモスクワ出身で多数のインディー王座歴あり。フィンと一騎打ちさせられるとは相当期待されている様子。
これといった特徴は無く跳躍力が目立ったくらいだが無難に試合を作り、コースト・トゥ・コーストでフィンを流血させたが、ダイビングセントーンをかわされるとジョン・ウー→クー・デ・グラ→1916と畳み掛けられ初戦を落とした。


NXTクルーザー級王座4WAY戦
エンジェル・ガルザ × アイザイア・スコット トラビス・バンクス ◯ ジョーダン・デヴリン
(バックドロップ)王座奪取

デヴリンはイタリア出身でフィン・ベイラーに学び無数のインディー王座を制し、フランク・デビッドの名でゼロワンにも参戦したらしい。上手いタッグ屋みたいな風貌からは想像もつかないほどの独創性と身体能力を見せる。
この試合で目立ったのはUK組で、デヴリンは序盤から見たことない技や派手な受け身で場内を沸かせ、NXTにも2回参戦したバンクスはキレのある打撃と俊敏性を披露。
最後はガルザがウイングクリッパーでスコットを沈めたものの、デヴリンが頭突きでガルザを排除し、高角度のバックドロップでスコットに駄目押ししベルトを奪った。

ガルザはあっさり王座から転落してしまったが、すでにロウへの移籍が内定していたのかもしれない。


#DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ) ◯-× マスタッシュ・マウンテン(タイラー・ベイト&トレント・セブン)
(シャーク・イン・ザ・ウォーター)

なぜ戦うのかさっぱりわからないが絶対面白い試合。
しばらく見ない間に身体が分厚くなったベイトは、ガルガノと息の合った攻防を延々と繰り広げる。どこまでが即興なのか全然わからない…。
#DIYが9:1のポゼッションで攻め続け、シャーク・イン・ザ・ウォーターの態勢に入るが、マウンテンはフェイントパンチでカウンター。そこから猛反撃を開始しバーニングハンマーにダイビングニードロップを合わせるツープラトンを炸裂させるがチャンパはカウント2.9でキックアウト。二発目のシャーク・イン・ザ・ウォーターを命中させチャンパがセブンをフォールした。

大激戦に客席から惜しみない拍手が送られ、両チームも健闘を称え合った。


NXT女子王座戦
リア・リプリー ◯-× トニー・ストーム
(リップタイド)防衛成功

試合前には観戦していたダコタ・カイが客席でティーガン・ノックスに襲撃された。ヒールが襲われるパターンあるんだ。

むちむちしたレスラー体型のトニーはジャーマンでターンバックルに叩きつける荒業や、ジョン・シナに見せてあげたいがっちり絞め上げるSTF、えぐい角度の串刺しDDTで痛めつける。
そういえばいつの間にかNXT所属扱いになっているリアは良いところ無く、フロッグスプラッシュをかわしてすかさず必殺技でケリを着けたが、8:2くらいの圧倒的ポゼッションで攻められ続け、説得力のある勝利ではなかった。


アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール&カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ&ロデリック・ストロング) ×-◯ インペリウム(ウォルター&アレクサンダー・ウルフ&ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル)
(パワーボム)

序盤にフィッシュのキックとオライリーのチョップで顔を挟み撃ちされたウルフが脳震盪を起こしたらしく戦線離脱。カバーを返せる様子が無いのに気づいたレフェリーが好判断。危うく放送事故になるところだった。
一人減ったインペリウムはチームの危機を救うべくUK王者のウォルターが奮闘し、オライリーとストロングをまとめて完璧にジャーマンでぶん投げる。だがアイクナーとバーセルがダウンした隙に場外へ連れ出され、抵抗むなしくストロングに実況席へオリンピックスラムで投棄される。
2人きりになりバーセルが次々と必殺技級を浴びせられるが、ゲルマン魂で耐え抜くとウォルターが復活。空中技の応酬で他5人が場外でダウンする中、フィッシュのムーンサルトプレスをかわすと、ジョン・ウーからパワーボムで沈め、1人少ないインペリウムが乱戦を制した。



2020/1/29のNXT #546 個々が強いだけのチームが連覇


トレント・セブン ×-◯ フィン・ベイラー
(クー・デ・グラ→1916)

ヒールかフェイスかはっきりしなかったフィンが入場中に襲撃しヒールをアピール。一方的に攻め続け、セブンは強烈な逆水平チョップでフィンの胸を出血させるも、前半のダメージが深すぎて力尽きた。


ショッツィ・ブラックハート ◯-× ディオナ・プラッツォ
(ダイビングセントーン)

ショッツィは戦車型のカートで入場。ディオナはアームDDTから左腕を攻めるがショッツィは決定的なダメージを受ける前に脱出。ブラジリアンキックやコードブリーカーを浴びせ、空中技でとどめを刺した。

今やライバル団体AEWの代表格のクリス・ジェリコのコードブリーカーの名前を呼んでもいいかどうか悩む間があったようなw(結局呼ばなかった)


ドミニク・ダイジャコビッチ ◯-× ダミアン・プリースト
(フィースト・ユア・アイズ)

新NXT北米王者のキース・リーが話していると、プリーストとダイジャコビッチが現れ挑戦をアピール。
二人は小競り合いを始め、急遽試合が決まった。

プリーストのエプロン直下クルーシフィックスボムを皮切りに、フィースト・ユア・アイズを受け止められてからのチョークボム、ダイジャコビッチのスワンダイブを首をつかんで阻止し高角度チョークスラム、トルネードキックとローリングビッグブートの相打ちと大技を繰り出し合う。
さらにダイジャコビッチはアサイムーンサルト(ラ・ケブラーダ)、プリーストは雪崩式リバースフランケンシュタイナーを喰らわせ合い、最後はダイジャコビッチが必殺技を浴びせて激戦を制した。


・トマソ・チャンパ大暴れ

チャンパがバックステージでアダム・コール以外のアンディスピューテッド・エラを襲撃。
リングにテーブルを設置しコールを招き、NXT王座挑戦を訴える。
コールはウィリアム・リーガルGMから契約書を受け取るとリングに向かい、襲いかかったチャンパをマイクで殴りつけ出血させるが、パワーボムでテーブルに叩き込まれた。
チャンパは頭から激しく出血しながら契約書にサインし、特番での王座挑戦が決まった。


ティーガン・ノックス ◯-× ダコタ・カイ
(膝当てで殴打→シャイニングウィザード)

ティーガンは奪い返した膝当てを持参し、ダコタは入場PVではなく特番でティーガンを襲った映像を流しながら登場。
ダコタはルール無用の場外乱闘からイスを持ち出し、回避されると膝当てで殴ろうとするがそれもかわされジャーマンで投げられる。再びイスで殴ろうとするもキャンディス・レラエに阻止され、ティーガンはその隙をつき膝当てで殴ってからシャイニングウィザードで復讐を果たした。


ケイデン・カーター ◯-× チェルシー・グリーン
(スモールパッケージホールド)

ロバート・ストーンを同伴したチェルシーはゴングと同時にドロップキックを浴びるが、余裕を失わずラフファイトで攻める。ケイデンの蹴りとスピードに翻弄されるも、ビッグブートで蹴り倒し勝ち誇ったが、近づいたところを丸め込まれ、デビュー戦を落としてしまった。


ローデス杯決勝
ピート・ダン&マット・リドル ◯-× グリズルド・ヤング・ベテランズ(ザック・ギブソン&ジェームス・ドレイク)
(GTS+延髄斬り)

連携で勝るベテランズはハイジャック式ショルダーバスターでダンの左肩を負傷させることに成功。
しかしダン組もツープラトンを増やしてきて、リドルのレインメーカー式ニーストライクにダンのエルボー、ダンのパワーボムホイップにリドルの膝蹴りを合わせる必殺技級を立て続けに浴びせるがドレイクはカウント2で返す。新技考えてきたけど機会無いからまとめて出すみたいな使い方やめろw
終盤にはツープラトンの撃ち合いになり、ほとんどのツープラトンを引き受けたドレイクはビターエンドと飛び膝のツープラトンはビターエンドが意味ないので耐えたが、GTS+延髄斬りは両方意味あったので力尽きダンにフォールされた。

2015年のフィン・ベイラー&サモア・ジョーや昨年のアリスター・ブラック&リコシェに続き個々が強いだけのチームが優勝したが、ダン&リドル組はだいぶツープラトンを考案してきており、今後もタッグで活動する模様。



2020/2/5のNXT #547 5 2 20


・ブローザー・ウェイト

ローデス杯を制した二人のチーム名はピート・ダンのブルーザー・ウェイトとマット・リドルのオリジナル・ブロを合わせブローザー・ウェイトになった。これをブルーザー・ウェイトと書いてる速報サイトはNXTを本当に何も知らないんだろな。
トロフィーを積んだカートで入場した二人が話していると、タッグ王者のアンディスピューテッド・エラが絡んだ。先週に三人まとめて襲われたトマソ・チャンパに絡んだほうがいいと思う。


アイザイア・スコット ×-◯ エンジェル・ガルザ
(ウイング・クリッパー)

ガルザは負傷したアンドラーデに代わりロウに移籍。これがNXTラストマッチか。
トップロープから飛んだスコットに脱いだタイツを投げつけるがキャッチされる。返してくれるよう頼むと、スコットは投げたタイツで視界を覆いブラックマジックを浴びせるがフォールには至らず。必殺技を返され動揺したか、再びトップロープに上ったところ足をつかまれてロープに落下し、すかさずウイング・クリッパーで仕留められた。


ドミニク・ダイジャコビッチ ◯-× キリアン・デイン
(フィースト・ユア・アイズ)

ダイジャコビッチはローリングビッグブートをクロスボディで切り返され、ムーンサルトプレスを自爆しと大技を失敗しピンチを招いたが、とどめのベイダーボムを足をつかんで止めると、トップロープのデインを軽々と担ぎ上げて必殺技で仕留めた。
そこへ北米王者キース・リーが現れ、ダイジャコビッチと握手を交わした。


ケイシー・カタンザーロ ×-◯ メルセデス・マルティネス
(フィッシャーマンバスター)

メルセデスはケイシーの身体能力を活かした飛び技に手を焼くが、スワンダイブを殴って場外に落とすと、エプロンやフェンスにぶつけて痛めつけ、リングに上げてフィッシャーマンバスターでとどめを刺した。


・アンディスピューテッド・エラが暴行

バックステージをうろつくエラはKUSHIDAやブロンソン・リードら目についた相手に喧嘩をふっかけては4人がかりで暴行する。そこへトマソ・チャンパが襲いかかり、一時はアダム・コールを孤立させるが、3人が駆けつけ形勢逆転。しかしブローザー・ウェイトがチャンパの加勢に入り、7人は激しく殴り合った。


タイラー・ブリーズ ×-◯ ジョーダン・デヴリン
(バックスープレックス)

ブリーズは入場中に襲われ、寝そべった姿勢でベースボールスライドを喰らいマンガのように吹っ飛ばされる。
卑怯な不意打ちを受けながらもブリーズは試合を承諾し、久々のラフファイトでデヴリンの左脚を2回も鉄柱に叩きつけるが、脚が頑丈なのか大したダメージを与えられない。
ノンタイトル戦にしておくのはもったいない長尺で一進一退の攻防を繰り広げたが、最後は延髄斬りを浴びながらも立ったままこらえたデヴリンが頭突きを返し、すかさずバックドロップで投げ切って辛勝した。


・シャーロット・フレアーが凱旋も

NXT女子王座への挑戦権を持つビアンカ・ブレアが話していると、女子ロイヤルランブルを制したシャーロット・フレアーが割って入る。
さらにシャーロットを招いたNXT女子王者リア・リプリーが、まだ挑戦する王座を決めていないシャーロットに自分に挑むよう迫るが、ビアンカは自分を無視するなと割り込み返す。
口論が続くがビアンカがシャーロットを不意打ちすると、これまでフェイスとして振る舞ってきたリアがビアンカとツープラトンでシャーロットを投げ捨ててしまった。


ブローザー・ウェイト(ピート・ダン&マット・リドル)&トマソ・チャンパ ◯-× アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール&カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)
(ロデリック・ストロングの乱入により反則)

フェイス組が入場中のエラを襲撃し、なしくずしに試合開始。
ストロングがレフェリーの隙をついてダンを襲うが、孤立させられず反撃を許す。
終盤まで出番の回ってこなかったチャンパがオライリーとフィッシュを片付けると、わざとコールと交代させて一騎打ちを挑む。邪魔されつつもダブルアームの態勢に捕らえたが、ストロングが乱入して反則決着となった。

その後エラは4対3の強みでチャンパをつかまえて背中にスプレーで落書きするが、そこへ数回前から番組中にたびたび表示されていた「5 2 20」の日付が現れ、ベルベティーン・ドリームが復帰。
負傷欠場させられたエラをまとめて蹴散らした。



2020/2/12のNXT #548 嫁の仕事に口出ししない夫


ブロンソン・リード ×-◯ ロデリック・ストロング
(ジャンピングニーパット)

ストロングが話していると前回理不尽に襲われたリードが現れて襲いかかり試合開始。
リードはシャツを脱がせて視界を奪ったり、体重を活かしたパワー殺法で攻めるが、ストロングは怪力を発揮しオリンピックスラムやスーパープレックスで完璧に投げ切ってみせる。
終盤、ベルベティーン・ドリームの入場曲が一瞬かかり動揺した隙にストロングはトペ・スイシーダを浴びるが、リードのプランチャを飛び膝で撃墜し辛勝した。

そこへベルベティーンが映像で割り込み、お前が怪我したら心配だろうが、嫁と子供は大丈夫だと言い、自分のタイツに描かれたストロング嫁と息子のイラストを見せる。激怒したストロングはバックステージへと駆け込んでいった。


キャンディス・レラエ ×-◯ ダコタ・カイ
(エビ固め)

キャンディスは初手でコードブリーカーを披露。AEW対策で雑に使えとでも言われてるのだろうかw
さらに声援に後押しされトペ3連発を浴びせるが、ダコタはロープを悪用して反撃。
ガルガノ・エスケープに捕らえられたが、どうにか体勢を入れ替えて抑え込み辛勝した。

クリーンピンを取られたがキャンディスはダコタに詰め寄り、逆にゴングに頭を叩き込まれる。さらに殴りつけられたが、ティーガン・ノックスに救出された。


ジョニー・ガルガノ ◯-× キャメロン・グライムス
(ガルガノ・エスケープ)

嫁がゴングで殴られた直後に笑顔で入場するガルガノは嫁の仕事に口出ししない良い夫。
関節技・投げ技・飛び技といいように翻弄されたグライムスは、強烈なキチンシンクでようやく動きを止めて反撃。しかしペースを握りきれず、必殺のフットスタンプもかいくぐられるとガルガノ・エスケープで捕獲され、即座にタップした。


クルーザー級王座挑戦権争奪戦
リオ・ラッシュ ◯-× エンジェル・ガルザ
(スモールパッケージホールド)

試合開始と同時にロングタイツを脱いだガルザは気合もラッシュ対策も十分で、ロープバウンド・スタナーを2回かわして見せる。対するラッシュは雪崩式ウイング・クリッパーを雪崩式スタナーに切り返した。
ラッシュは場外へのファイナルアワーに成功し、リングに上げてとどめのファイナルアワーを狙うが剣山で迎撃され、さらにスーパーキックを被弾。
ガルザは倒れたラッシュをぶっこ抜き式のウイング・クリッパーで仕留めようとするが、ラッシュはそれを丸め込んで勝ちを拾った。

そこへクルーザー級王者ジョーダン・デヴリンが顔を出し、早速ラッシュを挑発した。


サンタナ・ギャレット ×-◯ ビアンカ・ブレア
(TOD)

ビアンカはゴングと同時にサンタナをタックルでなぎ倒すと、一方的に攻め続け何もさせずに圧勝した。

さらに挑発に乗って出てきた特番で対戦予定のリア・リプリーも、ジャケットを脱ぐ隙に殴りつけ、TODで豪快にぶん投げてしまった。


KUSHIDA ×-◯ アダム・コール
(ラストショット)

前回バックステージで理不尽に襲われたKUSHIDAは復讐に燃え、コールのアックスハンドルを腕ひしぎに切り返して痛めつけると、腕責めを展開。コールはスーパーキックやブレーンバスター式の牛殺しを連発し意表を突き、パナマサンライズを狙うがそれをホバーボードロックに捕らえられてしまう。
だがかろうじて脱出すると3発目のスーパーキックを突き刺し、ラストショットでケリを付けた。
KUSHIDAの敗因はスーパーキックを全部浴びたことだろう。



2020/2/16のNXT TAKEOVER PORTLAND #549


NXT北米王座戦
キース・リー ◯-× ドミニク・ダイジャコビッチ
(スーパーノヴァ)防衛成功

放送事故かと思うほどボーカルの声が聴こえないポピーの特番テーマ曲の生演奏を経て試合開始。
挑戦者のダイジャコビッチの奮闘がとにかく光り、コークスクリュー・ムーンサルト、雪崩式デスバレーボム、リーを椅子に座らせて場外へのスワンダイブ式トペ・コンヒーロ、スパニッシュフライを初披露。
リーもハリケーン・ラナを初披露するなど身軽さとパワーを見せたが、隠し玉をいくつも出したダイジャコビッチには及ばない。試合こそダメージの蓄積でフィースト・ユア・アイズを失敗したダイジャコビッチをスーパーノヴァですかさず叩きつけリーが制したが、内容では譲った形か。
通常放送でも名勝負数え唄の風格だが、特番ではそれをスケールアップしたような名試合だった。


ストリートファイト
ティーガン・ノックス ×-◯ ダコタ・カイ
(ラクエル・ゴンザレスのテーブル直下チョークスラム)

ティーガンの入場中にダコタが襲いかかり、場外乱闘で幕開け。
ティーガンがフェンスを突き破りながらスピアーを浴びせれば、ダコタはその倒れたフェンスにDDTで叩きつける。
以降もゴミ箱やパイプ椅子を凶器に使いハードコア戦を展開。ゴミ箱の蓋で思いっきり頭を殴っていたがたぶん禁止事項。
終盤まさかのモーリー・ゴーラウンドを炸裂させたティーガンが優位に立ち、チェーンでダコタの古傷の右脚を殴りつけ、必殺のシャイニングウィザードも喰らわせる。そのままカバーすれば3カウントが入ったろうが、ティーガンは満足せずリングにテーブルを設置し、その上に寝かせたダコタの首を椅子で挟む。残虐行為が起こる寸前、レイナ改めラクエル・ゴンザレスが乱入し、ティーガンをチョークスラムでテーブルへ叩き落としてしまった。
ラクエルは戸惑うダコタの腕を掲げて勝利を讃えた。


ジョニー・ガルガノ ×-◯ フィン・ベイラー
(クー・デ・グラ→1916)

ガルガノが腕攻めを狙えばフィンは足攻めを返し、相手にペースを握らせない攻防が延々と続く。
大抵の持ち技を出し尽くした終盤、場外乱闘からフィンが実況席の上に立つガルガノをジョン・ウーで吹き飛ばすことに成功。
リングに上げてクー・デ・グラを突き刺し、とどめに高角度の1916を浴びせ激戦を制した。


NXT女子王座戦
リア・リプリー ◯-× ビアンカ・ブレア
(リップタイド)防衛成功

パワー自慢の両者はロックアップでも互角の様相。ビアンカが体格で勝るリアを軽々と担げば、リアはそれをパワーでねじ伏せる。
女子離れしたパワーと身体能力を持つ二人は豪快な技を仕掛け合い、終盤にビアンカはノータッチのトペ・コンヒーロで客席を沸かせた。
最後はビアンカのスーパープレックスを頭突きで崩したリアが、雪崩式のサンセットフリップを狙うがビアンカはロープをつかんでこらえる。しかし力ずくで引き剥がすと高角度のリップタイドで叩きつけ、リアがベルトを守った。

その後、勝ち誇るリアをシャーロット・フレアーが襲撃し、ロイヤルランブルで獲得した王座挑戦権を使うと宣言。ついでにビアンカを一蹴し去っていった。


NXTタッグ王座戦
アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ) ×-◯ ブローザー・ウェイト(ピート・ダン&マット・リドル)
(GTS+延髄斬り)王座奪取

ダンが孤立させられるが、交代にこぎ着けると体力満タンのリドルが手が付けられない暴れっぷりを見せる。危うく1対2で負けかけたエラは連携で対抗するが、ブローザー・ウェイトもローデス杯で培ってきた連携を見せる。
互いに必殺技級のツープラトンを連発し合うが3カウントには至らずも、最後は立て続けにツープラトンを浴びせてリドルがフィッシュをフォールし、ブローザー・ウェイトがローデス杯に続きタッグ王座も射止めた。


NXT王座戦
アダム・コール ◯-× トマソ・チャンパ
(ジョニー・ガルガノがベルトで殴打)防衛成功

タッグ王座も失い追い込まれたアンディスピューテッド・エラを率いるコールは気勢を削がれたか、一方的にチャンパに攻められ続ける。ゲームならもうコールのHP残ってない。
チャンパはハイタッチを求める観客のハゲ頭にキスする余裕を見せるが、ぶっこ抜きジャーマンで実況席へ古傷の残る首を叩きつけられ形勢逆転…かと思いきや、一進一退の攻防が続く。雪崩式シュバイン、実況席へのパワーボム、プロジェクト・チャンパと、大技を受け続けるコールのHPがチャンパの倍はないと計算が合わない。
その後もスパイクDDT、エンジェルウィングス、クロスフェイスを喰らうも返し続け、チームの危機にエラの三人がようやく駆けつけるが、チャンパはハイ・ローとラストショットをキックアウトし、三人を排除。
しかしレフェリーが倒れた隙に現れたジョニー・ガルガノが、何度目かの裏切りでチャンパを殴りつけ、コールが辛くもベルトを守り切った。
ガルガノとチャンパの抗争またやるのか…。またチャンパが怪我するぞ。



2020/2/19のNXT #550 ベルベティーン復帰も


・アンディスピューテッド・エラとベルベティーン・ドリーム

ベルトがまた減ってしまったがアダム・コールのNXT王座は守り抜いたエラが話していると、ベルベティーンが声だけで割り込み、ロデリック・ストロングに対戦を要求した。


NXTクルーザー級王座戦
ジョーダン・デヴリン ◯-× リオ・ラッシュ
(サイドスープレックス)防衛成功

クルーザー級らしい目まぐるしく攻守が入れ替わる展開が続く。
最後はリバースフランケンシュタイナーからのロープバウンド・スタナーを返されたラッシュが、勝負を急いだのが運の尽き、ファイナルアワーを自爆し、頭突きで意識を飛ばされ、必殺のサイドスープレックスでとどめを刺された。


・トマソ・チャンパのうっぷん晴らし

オースティン・セオリーが対戦相手を待っていると、関係ないチャンパがリングに上がり、ジョニー・ガルガノに襲われた怒りを語る。
業を煮やしたセオリーが襲いかかるとチャンパは返り討ちにし、うっぷんを晴らした。


ラウル・メンドーサ&ホアキン・ワイルド ×-◯ グリズルド・ヤング・ベテランズ(ザック・ギブソン&ジェームス・ドレイク)
(合体コードブリーカー)

ベテランズはNXTに移籍した模様。交代したメンドーサのスピードに翻弄されるが、ドレイクがツームストンの態勢からギブソンのコードブリーカーの上に落とすツープラトンで勝利した。


ブローザー・ウェイト(ピート・ダン&マット・リドル) ◯-× オニー・ローキャン&ダニー・バーチ
(ビターエンド+ニーストライク)

新タッグ王者が凱旋。タッグ歴の長くなってきたローキャン組と容赦なくしばき合う。
ダンがローキャンのヨーロピアン・アッパーカットを喰らいながらも手をつかんで指折りすると、ビターエンドに担ぎ上げた所にリドルが膝蹴りを浴びせる、ビターエンドが全く意味のない例のツープラトンで勝利した。


キース・リー ◯-× コナ・リーブス
(スーパーノヴァ秒殺)

リーブスはマイクを要求し話そうとしたところをパウンスでぶっ飛ばされる。
そのままゴングが鳴らされ、リーがスーパーノヴァであっという間に圧殺した。

そこへ特番で対戦したドミニク・ダイジャコビッチが現れ、力を認め合う両者は友好的に言葉を交わした。


ケイデン・カーター ×-◯ チェルシー・グリーン
(ロバート・ストーンの妨害→ネックブリーカー)

油断からデビュー戦を落としたチェルシーは因縁のケイデンと再戦。優勢に進めるが、そこへビアンカ・ブレアが割り込み、シャーロット・フレアーに襲われた恨みを語る。
ビアンカは去っていき、気を取られたケイデンをチェルシーは丸め込もうとするが失敗し、スーパーキックを喰らう。
リング下へ逃げ、付き添うロバート・ストーンのアドバイスを受けているとケイデンにリングへ放り込まれるが、ストーンは隙をついてケイデンの足を払い、すかさずチェルシーが引っくり返さずそのまま落とすアンプリティアーのような技で仕留めた。


ベルベティーン・ドリーム ◯-× ロデリック・ストロング
(デスバレーボム)

復帰戦のベルベティーンはまだ試合勘が戻っていないようでとにかく間が合わず、しばしば技も掛け損なう。
エラの乱入を阻止し、ストロングの嫁の顔がでかでかと描かれたタイツを披露し、デスバレーボムで勝ちは拾ったが、エラによってたかって暴行されてしまった。



2020/2/26のNXT #551 急に雑になるしヒールになる女王


ドミニク・ダイジャコビッチ ×-◯ キャメロン・グライムス
(ダミアン・プリーストが襲撃→ケイヴイン)

ダイジャコビッチはパワーを見せつけ、グライムスは場外乱闘を制してラフファイトで対抗。
終盤、ダイジャコビッチがトップロープから場外へのムーンサルトを決め、グライムスをリングに放り込むとスワンダイブで追撃を狙うが、そこをダミアン・プリーストが襲撃し、パイプで右足を殴りつけてしまう。
ダイジャコビッチは痛みを堪えなんとかリングに戻った瞬間にグライムスのケイヴイン(ダブルフットスタンプ)で踏み潰されてしまった。


・フィン・ベイラーがインペリウムに返り討ち

フィンが話しているとインペリウムのファビアン・アイクナー&マーセル・バーセルが割り込む。フィンは排除しようとしたが2対1で普通に返り討ちにされた。


ミア・イム ×-◯ ザイア・リー
(ダコタ・カイ&ラクエル・ゴンザレスが妨害→スクールガール)

ミアがあっさり必殺のプロテクト・ヤ・ネックを決めた瞬間、ダコタ&ラクエルが現れ話しかける。気を取られたミアをザイアが丸め込んで逆転勝ちした。

さらにラクエルはリングに上がり、ミアとザイアを一人で片付けた。


トマソ・チャンパ ◯-× オースティン・セオリー
(ウィローズ・ベル→フェアリーテイル・エンディング)

前回理不尽に襲撃されたセオリーがクリーンファイトで、フェイスのチャンパがラフファイトで攻め合う。互いに最後まで主導権を握らせず互角に戦うが、セオリーはスリングショット・スピアー(?)を狙い、それを得意技とするジョニー・ガルガノを熟知するチャンパは察知して膝蹴りで迎撃。ウィローズ・ベル(スパイクDDT)からのフェアリーテイル・エンディング(エンジェル・ウイングス)の必殺技連発で熱戦を制した。

そこへ私服のジョニー・ガルガノが襲撃。チャンパは反撃するが背後から襲いかかったセオリーを倒した隙にガルガノにやられてしまった。


ブロンソン・リード ×-◯ キリアン・デイン
(ベイダーボム)

重量級同士の一戦。リードは巨体に似合わぬ飛び技で翻弄するのみならず、デインを軽々と抱え上げて豪快に投げ飛ばす。デインは必殺のベイダーボムも剣山で迎撃されと苦戦するが、持ち前のHPの多さで耐え抜き、二発目のベイダーボムを成功させ圧殺した。


フォーガットン・サンズ(ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー) ×-◯ グリズルド・ヤング・ベテランズ(ザック・ギブソン&ジェームス・ドレイク)
(合体コードブリーカー)

連携に勝るベテランズがカトラーとブレイクを順々に孤立させるが、交代にこぎ着けられると余力十分のサンズに反撃を許す。
終盤、カトラーはドレイクにキークラッシャーを決めるがギブソンがドレイクの足をロープに引っ掛け3カウントを許さない。セコンドのジャクソン・ライカーとカトラーを次々と排除し、一人になったブレイクにツープラトンを決め、ギブソンがフォールした。


シャーロット・フレアー ◯-× ビアンカ・ブレア
(ナチュラルセレクション)

今や女子最高レスラーの呼び声も高いシャーロット・フレアーが凱旋。NXTでは実に2015年9月以来の試合となる。
ビアンカもパワーと身体能力を随所に見せ「EST」チャントを引き出すが、パワーなら一回りでかいシャーロットも引けを取らない。ビアンカのスピアーを喰らうもすぐさま見るからに威力の違うスピアーを返し、最後はたぶんナチュラルセレクションだと思うが丸め込みにも見えなくもない技で雑に勝利した。NXTに戻ると雑だった頃にも戻るの?

試合中はクリーンだったのに急にヒールになったシャーロットはイスでビアンカの足を挟んで痛めつけるが、そこへNXT女子王者リア・リプリーが駆けつけベルトを見せつけた。



2020/3/4のNXT #552 ヒールじゃないのにヒール過ぎる


スティールケージ戦
ティーガン・ノックス ×-◯ ダコタ・カイ
(脱出)

ロープ最上段からのチョークスラムと蹴り落とし、金網頂上からのプランチャと危険技を一方的に浴びせたティーガンは脱出を図るが、ラクエル・ゴンザレスに阻まれる。何度か誤爆を誘うもタフなラクエルはすぐに起き上がってくるためらちが明かず、最後はドアと金網の間に挟まれているうちにダコタに脱出を許してしまった。
相手にでかいセコンドがいる時点で脱出不能なのでティーガンの作戦ミスである。


NXT女子王座挑戦権争奪戦予選
ショッツィ・ブラックハート ×-◯ チェルシー・グリーン
(アンプリティアー)

序盤はショッツィの独創的なムーブに手を焼いたチェルシーだが、中盤からは一方的に攻め続けアンプリティアーでとどめを刺した。
クリスチャンの元祖アンプリティアーは後年にキルスイッチに改名したが、チェルシーやタイラー・ブリーズはそのままアンプリティアーと呼ばれる不思議。


・NXT北米王座戦線

北米王者のキース・リーが話しているとキャメロン・グライムスが絡んだ。


オニー・ローキャン&ダニー・バーチ ×-◯ アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)
(ハイ・ロー)

バーチが大胆にもRKOを丸パクリし、RKOと呼ぶわけにもいかず実況が「ナイスカッター」とごまかしたのが面白すぎた。
最後はローキャンが躍動し一人でエラを蹴散らすが、一瞬の隙をつかれハイ・ローで挟み撃ちにされオライリーにフォールされた。

その後エラがタッグ王座への意欲を語っていると、タッグ王者ブローザー・ウェイトが現れるが、おしゃれすぎる私服のグリズルド・ヤング・ベテランズに襲撃されてしまった。


アイザイア・スコット ×-◯ オースティン・セオリー
(TKO)

特に因縁もテーマもないが大激戦となり、スコットは左腕をねじって踏みつける技でもなんでもない乱暴で勝機を得たが、セオリーの必殺技のTKOに左腕はさほど必要なく、決められてしまった。


スティールケージ戦
ベルベティーン・ドリーム ×-◯ ロデリック・ストロング
(わざと脱出させる)

家族をからかわれたストロングはゴングを待たずに殴り掛かる。嫁の出番が少ないから顔を覚えてなかったがストロングの嫁がマリナ・シャフィールだと知って驚いた。
終盤、ドリームは金網頂上からのパープル・レインメーカーを狙うが、エラの三人が援護に駆けつけると断念して迎撃。
その隙に逃げようとするストロングを捕まえたが、リングに乱入したアダム・コールに標的を変え、わざとストロングを逃して金網を閉めてしまう。そして竹刀や椅子でコールをボコリ、NXT王座ベルトを掲げて挑戦をアピールした。ヒールじゃないのにやってることがヒール過ぎる。



2020/3/11のNXT #553 NXTにもついにコロナ禍が


NXT北米王座戦
キース・リー ◯-× キャメロン・グライムス
(スーパーノヴァ)防衛成功

NXTにもついにコロナ禍が押し寄せ、ホームのフルセイル大学ではなくパフォーマンスセンター(道場)での収録となった。
トップロープからのプランチャを成功させたグライムスがペースをつかみ、キック連打から豪快にリーの巨体をエベレストジャーマンで投げてみせる。
優勢に試合を進めるがリーの体力を削りきれず、必殺のケイヴインもキャッチされると、スーパーノヴァで沈められた。

その後、ダミアン・プリーストが背後から現れパイプでリーを殴りつける。
駆けつけたドミニク・ダイジャコビッチが追い返すが、襲撃され苛立ったリーはダイジャコビッチをパワーボムで投棄してしまった。


NXT女子王座挑戦権争奪戦予選
ミア・イム ◯-× ダコタ・カイ
(プロテクト・ヤ・ネック)

ラクエル・ゴンザレスがリング下からダコタを援護。スネークアイズでエプロンに叩きつけたり、パワーボムからのフォールを阻止したりと暗躍。
だがダコタの後方回転エビ固めをレフェリーと口論中に見逃されてしまい、怒ったダコタは隙を見せ、ミアの必殺技を決められた。
思いっきりタイツつかんでたのでどうせカウントは入らなかったと思うが。


KUSHIDA ◯-× ラウル・メンドーサ
(雪崩式腕ひしぎ十字固め)

腕のバンテージに3.11追悼文を書いてきたKUSHIDAは気合十分。
トップロープ上での攻防をホバーボードロックに固めて制すると、雪崩式腕ひしぎ十字固めで飛び降りてタップさせた。


・シャーロット・フレアーの報復

RAWまで行ってシャーロットを殴ってきたリア・リプリーが話していると、シャーロットが登場。
殴り合いになり、シャーロットがビッグブートを決めた。尖ったヒールで蹴るのはやばすぎる。
さらにリアの足を鉄柱に絡めながら四の字固めで絞め上げて勝ち誇った。


・フィン・ベイラーがNXT UK王座挑戦へ

フィンがパスポートを手にウォルターのUK王座挑戦への抱負を語ったが、結局コロナの影響で行われなかった。


・ラウル・メンドーサが拉致される

メンドーサが駐車場で謎のマスクマン二人組に拉致されてしまった。


NXT女子王座挑戦権争奪戦予選ティーガン・ノックス ◯-× ディオナ・プラッツォ
(シャイニングウィザード)

ティーガンはフジワラアームバー(脇固め)に捕らえられるが、丸め込みに切り返し脱出すると、すかさずシャイニングウィザードを叩き込んだ。


NXTタッグ王座戦
ブローザー・ウェイト(ピート・ダン&マット・リドル) ◯-× アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)
(GTS+延髄斬り)防衛成功

中盤、リング下から妨害し続けるアダム・コールをリングに投げ込み、ダンは顔を押さえて倒れる。リドルがスーパーキックで蹴られたと主張し、レフェリーはコールとついでにロデリック・ストロングを退場させる。毎度思うがなぜヒールなのに素直に退場宣告に従うんだろうw
セコンドは失ったがエラは培った連携で互角に戦い、グリズルド・ヤング・ベテランズも乱入するが、最後はリドルのGTSにダンが延髄斬りを合わせるツープラトンで、ダンがオライリーをフォールした。


・トマソ・チャンパとジョニー・ガルガノが大乱闘

チャンパが話しているとガルガノが会議室から中継で挑発。チャンパは襲撃に行き、パフォーマンスセンター内を紹介するように各地でドアや鏡を壊しながら大乱闘。
最後はチャンパがガルガノをシュバインに捕らえながら、高いところから実況席へ飛び降り痛み分けとなった。



2020/3/18のNXT #554 収録中止


コロナ禍により急きょ収録中止となった模様。
責任者のHHHを招き、これまでのジョニー・ガルガノ、トマソ・チャンパ、フィン・ベイラー、リア・リプリーらの軌跡を振り返った。



2020/3/25のNXT #555 無観客の中の大量デビュー


・無観客で収録へ

コロナ禍により当分は無観客でパフォーマンスセンターでの収録が行われることとなった。


タイラー・ブリーズ ◯-× オースティン・セオリー
(ビューティーショット)

無観客を利用して口論を聞かせたり、無人の客席へ投げ込んだりと第1試合から環境を活かしてみせる。
セオリーは牛殺しを喰らわせて勝利を確信すると、ブリーズのスマホを使って自撮りしながらTKOを浴びせようとするが、片手がふさがっている分ロックできず、普通に逃げられビューティーショットで沈められた。


テフティ・マイルズ ×-◯ キリアン・デイン
(ベイダーボム)

マイルズはキャリア2年ながらROHを経て早くもNXTデビュー。スピードでデインを翻弄する場面もあったが、パワーで圧倒され押しつぶされた。


トニー・ニース ×-◯ キャメロン・グライムス
(ゲイヴイン)

なんでもできるニースはグライムスに対抗して打撃戦を挑むが、不格好なスーパーマンパンチを2発も被弾し、ゲイヴインで踏みつぶされた。


NXT女子王座挑戦権争奪ラダー戦予選
紫雷イオ ◯-× アリーヤ
(ムーンサルトプレス)

4ヶ月前にザイア・リーの回し蹴りで鼻を折られたアリーヤの復帰&遺恨試合と宣伝されるが、ステージ裏でザイアは何者か(※ヒント:ヴァネッサ・ボーン)に襲われたようで入場できず。
代理との試合を承諾したアリーヤの前には百倍強い紫雷イオが現れた。現実は非情である。
アリーヤは一瞬だけ反撃したがほぼなすすべもなく完敗した。


・NXT北米王座をめぐる抗争

北米王者のキース・リーがインタビューを受けていると、理不尽に襲われたドミニク・ダイジャコビッチが割り込む。さらにリーを襲撃したダミアン・プリーストも現れ乱闘になり、ダイジャコビッチが場外へのスワンダイブ式セントーンで二人をなぎ倒した。


オニー・ローキャン&ダニー・バーチ ◯-× シェイン・ソーン&ブレンダン・ヴィンク
(クロスフェイス)

デビュー戦のヴィンクはエリオット・セクストンの名でソーンらと活動していたTMDKメンバーの一人。
大柄で分厚い上半身からパワーを見せるが、バーチにしばかれクロスフェイスで捕らえられ、カットしようとしたソーンもローキャンにハーフボストンクラブでつかまり、二人同時にタップした。
ヴィンクはカウンターで打撃を受ける時になんの技を出そうとしてるのか全くわからず笑った。


NXT女子王座挑戦権争奪ラダー戦予選
キャンディス・レラエ ◯-× ケイデン・カーター
(ガルガノ・エスケープ) 

全く動きを止めず戦い、キャンディスは後半明らかにバテておりライオンサルトも外したが、すぐさま夫の関節技に切り返ししぶとく勝利した。


マット・リドル ◯-× ロデリック・ストロング
(ブロデリック)

試合巧者の両雄は無観客でも全く影響なくいつも通りのクオリティの高い試合を見せる。しかしインディー歴の長い彼らでも無観客試合はほとんど経験がないだろう。
最後はたたみ掛けようとしたストロングを捕獲したリドルがブロデリックで叩きつけた。

その後、リドルをいかにもインド人の大男二人組が襲撃。タッグに慣れていないようでツープラトンを掛けるまでがグダグダだった。
さらにマネージャー役のマルコム・ビヴェンスも現れ、NXTタッグ王座への意欲を語った。


・トマソ・チャンパ VS ジョニー・ガルガノ、さらに

NXT責任者のHHH立ち会いのもと、チャンパとガルガノが対面し試合が決定。
そこへ入団が決まったキラー・クロスと思われるPVが流れた。
異例の無観客開催となり不安感が増す中、新規契約者を大量にデビューさせる流れは上手いと思う。



2020/4/1のNXT #556 Are you ok?


ベルベティーン・ドリーム ◯-× ボビー・フィッシュ
(デスバレーボム)

ベルベティーンはエプロンから場外へ飛び降りた際に足を痛め、スーパーキックで倒すもパープル・レインメーカーへつなげるのが遅れ試合を決められず。フィッシュは足に狙いを定めるが、スリーパーホールドで一気に絞め落とそうとしところをデスバレーボムに切り返された。


・インダス・シェアー

前回マット・リドルを襲撃したインド人タッグを、マネージャーのマルコム・ビヴェンスが、小さい方がリンク、大きい方がサラブでチーム名はインダス・シェアーと紹介した。

また番組内で言及はなかったが、オースティン・セオリーがRAWへ一軍昇格を果たした。


ジェイク・アトラス ×-◯ デクスター・ルミス
(肩固め)

優勝したジョーダン・マイルズがあっという間に退団したNXTの黒歴史ブレイクアウト・トーナメント出場者の中で、故障したのか唯一再登場していなかったルミスが復帰。
対するデビュー戦のアトラスは元体操選手でキャリア4年ながらインディーで王座を多数獲得している。
アトラスはバク転でパンチをかわしたり身軽さを見せたが、ルミスがマット・ハーディーのサイドエフェクトからそのまま肩固めで絞め上げタップさせた。


NXT女子王座挑戦権争奪戦予選ガントレット戦
ショッツィ・ブラックハート ◯-× ディオナ・プラッツォ
(ダイビングセントーン)

ガントレット戦はいわゆる勝ち抜き戦で、名前の由来はよくわからない。無観客のためか戦車に乗らず登場したショッツィは調子も乗らないのか苦戦。雪崩式の技に捕らえられかけたが、突き落とすとセントーンで押しつぶした。


ショッツィ・ブラックハート ◯-× ザイア・リー
(キャトルミューティレーション)

残りHPで勝るザイアは次々と蹴り技を決めるが、とどめの竜巻蹴りをかわしたショッツィは羽交い締めからジャックナイフフォールの態勢で固めるキャトルミューティレーションでタップさせた。


ショッツィ・ブラックハート ◯-× アリーヤ
(キャトルミューティレーション)

体力満タンのアリーヤはなぜか丸め込みで手早く決着をつけようとし、ショッツィの回復を許す。打撃に切り替えたが逆にブラジリアンキックを浴び、タイガースープレックスからのキャトルミューティレーションでタップした。

ショッツィ・ブラックハート ◯-× ケイデン・カーター
(ダイビングセントーン)

アリーヤの失敗に学んだケイデンはスピードで翻弄するが、ショッツィは落ち着いてコーナーに追い詰めると串刺しニーアタックからDDTで倒し、セントーンでとどめを刺した。


ショッツィ・ブラックハート ×-◯ ダコタ・カイ
(変型GTS)

4人抜きでさすがに力を使い果たしたショッツィを、ダコタはラクエル・ゴンザレスと二人がかりで一方的に攻める。ショッツィはトペで二人もろともなぎ倒したが、ラクエルに捕まり勝機を逸し、リングインしようとしたところで頭を蹴られ、膝ではなくキックの上に落とすGTSで仕留められた。


KUSHIDA ◯-× ホアキン・ワイルド
(腕ひしぎ十字固め)

KUSHIDAはオーバーヘッドキックでワイルドの左腕を蹴り抜き、あまりの当たりの良さに「Are you ok?」と心配しレフェリーにチェックさせる。実況・解説にもスポーツマンシップを褒められたが、無事だとわかったらすかさず腕ひしぎ十字固めでその左腕を伸ばしてタップさせた。

試合後、ワイルドはKUSHIDAとなごやかに握手を交わし、駐車場でもインタビューを受けていたが、謎のマスクマン二人組にラウル・メンドーサと同じように拉致されてしまった。


NXT北米王座3ウェイ戦
◯ キース・リー × ドミニク・ダイジャコビッチ ダミアン・プリースト
(スーパーノヴァ)防衛成功

ダイジャコビッチがリーを肩車し、そこへプリーストがトップロープからのフライングニールキックを浴びせるド迫力のダブルインパクトを披露。
パワー自慢の三人は片方を担ぎ、もう片方へぶつける力技を何度となく見せ、飛び技も得意な三人はリング狭しと暴れまわる。
最後は業を煮やしたプリーストが警棒で殴ろうとするが、ダイジャコビッチはかわしてフィースト・ユア・アイズを喰らわせる。リーはパウンスでプリーストを場外へ吹き飛ばし、ダイジャコビッチをスーパーノヴァに捕らえてベルトを守った。



2020/4/8のNXT #557 プロレスのような何かNXT上陸


NXT女子王座挑戦権争奪6人ラダー戦
◯ 紫雷イオ ティーガン・ノックス チェルシー・グリーン ミア・イム ダコタ・カイ キャンディス・レラエ

終盤、ラクエル・ゴンザレスは全員を排除し、肩にダコタを担いでハシゴを登るが、ミアに阻止され、ティーガンの助けもあり雪崩式パワーボムで場外へ投棄される。ティーガンはダコタのブートで場外のハシゴを真っ二つに折りながら落下。ダコタはイオのスワンダイブ式背中ひっかきでハシゴから落ち、足を痛めたチェルシーはロバート・ストーンに助けられながら必死に登るが、イオとキャンディスに倒され揃って落下。
最後はイオがサミングからキャンディスを突き落とし、挑戦権を獲得した。


・フィン・ベイラー VS インペリウム

NXT UKでのフィンとインペリウム所属アレクサンダー・ウルフの試合がダイジェストで流され、フィンはインペリウムに宣戦布告したが、コロナ禍で海外渡航は微妙である。


インダス・シェアー(リンク&サラブ) ◯-× エヴァーライズ(チェイス・パーカー&マット・マーテル)
(バックブリーカー+ダイビングエルボードロップ)

小さい方(※188cm)のリンクはインド人で初めてMLBと契約しメジャーを目指したが、故障により引退しプロレスキャリアは2年。
大きい方(※203cm)のサラブもインド人でキャリア9年。
サラブがパーカーをバックブリーカーに捕らえ、そこへリンクがダイビングエルボードロップを浴びせるツープラトンで圧勝した。


・NXT女子王座が流出

レッスルマニアでNXT女子王者リア・リプリーがRAW所属のシャーロット・フレアーに敗北しタイトル流出した。

また放送では言及されなかったが、ビアンカ・ブレアが一軍昇格を果たした。


トマソ・チャンパ ×-◯ ジョニー・ガルガノ
(フェアリーテール・エンディング)

ブロークン・マット・ハーディーでおなじみ「プロレスのような何か」がついにNXTにも上陸。やたら光量の多いリングでドキュメンタリー調で戦う。試合重視のNXTだけあり基本的にはプロレスをやっていたが、チャンパがリングマットを外したのになぜか外に向かってから様子がおかしくなる。
トラック上での戦いをドローンで空撮し、なぜかリングへ戻り、なぜか剥き出しにしたリングではなく場外へ雪崩式シュバインで落下し、豊富なカメラアングルでドラマチックにもろもろを演出。
チャンパは剥き出しの床板へウィローズベルを浴びせるが、そこへキャンディス・レラエが割り込み、夫の股間を蹴りつける。チャンパが気遣い、和解を果たすかと思われたその時、キャンディスがチャンパの股間も蹴り上げた。
ガルガノは着用していたファールカップを笑いながら見せつけ、チャンパの必殺技フェアリーテール・エンディングで床板に叩きつけ、試合(試合?)を制した。



2020/4/15のNXT #558 電撃デビュー


フィン・ベイラー ◯-× ファビアン・アイクナー
(クー・デ・グラ→1916)

コロナ禍の中わざわざNXT UKからインペリウムが参戦。
フィンは再三にわたり邪魔してきたマーセル・バーセルをスリングブレイドと場外フェンスを突き破るジョン・ウーで排除すると、ジョン・ウー→クー・デ・グラ→1916のフルコースでアイクナーも仕留めた。


ザイア・リー ◯-× アリーヤ
(竜巻蹴り)

予選出場を妨害されたザイアがなぜかヴァネッサ・ボーンを帯同していないアリーヤに報復した。


・暫定NXTクルーザー級王座決定リーグ戦

NXT UK所属のクルーザー級王者ジョーダン・デヴリンがコロナ禍で渡米できないため、暫定王者の決定戦が開幕。NXT史上初どころか知る限りWWEでも初のリーグ戦で、一軍で元クルーザー級王者の戸澤陽や、205Live所属で解雇が発表されているドレイク・マーベリック、これがデビューとなるエル・イホ・デル・ファンタズマの参戦も発表された。


暫定クルーザー級王座決定リーグ戦 ブロックB
アイザイア・スコット ×-◯ 戸澤陽
(ダイビングセントーン)

渡米初期に見た頃よりだいぶアメリカナイズされた戸澤は、エプロンを走って場外フェンス際にいるスコットへのトペ・コンヒーロなど危険技を連発。卍固めからのドラゴンスリーパーは力ずくでブレーンバスターに切り返されるも、クリーンヒットしたブラックマジックを返すと、どう見てもトラブル・イン・パラダイスから高度のあるダイビングセントーンで激戦を制した。


ティーガン・ノックス ◯-× ラクエル・ゴンザレス
(スクールガール)

パワー自慢のティーガンも一回りでかいラクエルにはなすすべなくいたぶられ続ける。
ただでさえ劣勢なのにダコタがブートも浴びせると、ショッツィ・ブラックハートが駆けつけダコタを排除。ラクエルはショッツィをチョークスラムの態勢に捕らえるが、その隙にティーガンが丸め込んで勝ちを拾った。


テフティ・マイルズ ×-◯ デクスター・ルミス
(肩固め)

マイルズは打点の高いドロップキックを連発するが、ルミスはスパインバスターで叩きつけ、サイドエフェクトからの肩固めで簡単に片付けた。


・ベルベティーン・ドリームが演説

ベルベティーンが話していると、フィン・ベイラーが割り込んだ。インペリウムと抗争中のはずだがコロナ禍でやっぱり無理そうなのだろうか。


・一軍昇格と大量解雇

番組内で言及はなかったがフォーガットン・サンズ(ジャクソン・ライカー&ウェズリー・ブレイク&スティーブ・カトラー)が一軍昇格した。未来を見ると昇格しないほうが幸せだった。

またリオ・ラッシュ、ディオナ・プラッツォ、ダン・メイサ、タイナラ、ティノ・サバテリ、セザル・ボノーニ、ロッキー、MJジェンキンス、NXT UKでコーチ兼任していたカシアス・オーノ、解説者のナイジェル・マッギネスも解雇された。


NXTタッグ王座戦
マット・リドル&ティモシー・サッチャー ◯-× アンディスピューテッド・エラ(ロデリック・ストロング&ボビー・フィッシュ)
(フジワラアームバー)防衛成功

リドルの相棒ピート・ダンはコロナ禍で渡米できず、代わりにキャリア15年の寝技職人ティモシー・サッチャーが電撃デビュー。ねちっこく絡みついては関節を攻め続け、ヨーロピアン・アッパーカットやバタフライスープレックスで攻める様はウィリアム・リーガル卿を思い出させる。
また途中でデクスター・ルミスが意味深に現れていた。情報量が多い。
エラは戦い慣れないサッチャーではなくリドルを狙うが、交代されると今度はスコット・スタイナー大先生を思い出させるベリートゥベリーで投げられまくる。
エラは連携で対抗するが必殺のハイ・ローをリドルに分断され、ストロングがサッチャーの脇固めに捕らえられてタップした。


・キラー・クロス改めカリオン・クロス

トマソ・チャンパが話していると、背後から何者かが襲撃。
ジョニー・ガルガノと思いきやキラー・クロス改めカリオン・クロスが顔をのぞかせた。



2020/4/22のNXT #559 クルーザー級の戦い


・ヒールターンしたはずの男

ベルベティーン・ドリームがリングで話していると、休暇を楽しんできたアダム・コールが現れ、アンディスピューテッド・エラの面々(※故障したのかカイル・オライリーはいない)に襲わせる。
だがキース・リーが駆けつけエラを全員吹っ飛ばした。君この前ヒールターンしなかったっけ?


ティーガン・ノックス&ショッツィ・ブラックハート ×-◯ ダコタ・カイ&ラクエル・ゴンザレス
(チョークスラム)

ティーガン&ショッツィは一回りでかいラクエル対策を十分に練ってきていたが、結局ダウンすらろくに奪えず、最後はショッツィが高々と持ち上げられチョークスラムで叩きつけられた。


暫定クルーザー級王座決定リーグ戦 ブロックA
ドレイク・マーベリック ×-◯ ジェイク・アトラス
(変型トルネードDDT)

すでに解雇が発表されているマーベリックがNXT初参戦。良いところを見せれば再契約もありえるだけに、プロレス界広しといえどもここまでガチで人生を賭けて戦っている奴はそうはいない。
鬼気迫る表情で、魂の乗った技を連発するが仕留めきれず、アトラスのトップロープに立った状態から側転しつつDDTに捕らえる離れ業の前に沈んだ。


暫定クルーザー級王座決定リーグ戦 ブロックA
KUSHIDA ◯-× トニー・ニース
(雪崩式ホバーボードロック)

KUSHIDAは「クルーザー級の価値を高める」と抱負を語る。205Liveを見る限りマジで不遇だからね…。
ニースはロープやフェンスへの執拗な叩きつけでペースを握るが、KUSHIDAはパンプハンドルスラムをホバーボードロックに切り返し反撃。完璧に決められた450スプラッシュも跳ね返すと、トップロープ上の攻防からホバーボードロックに捕らえて落下しタップを奪った。


ミア・イム ◯-× ジェシー・カミーア
(プロテクト・ヤ・ネック)

前回までは元バレーボール選手感が丸出しだったジェシーは特徴のないヒールに転向。身体能力の高さはいくつか見せたが普通にミアに負けた。

そこへNXT女子王者シャーロット・フレアーが現れ、ミアと来週の試合を約束した。


暫定クルーザー級王座決定リーグ戦 ブロックB
エル・イホ・デル・ファンタズマ ◯-× ジャック・ギャラハー
(ハリケーンドライバー)

紳士キャラと真っ白な肌が特徴だったギャラハーはいつの間にか胸と左腕にとんでもないタトゥーを刻み込み、結果キャラが消えた。
デビュー戦のファンタズマはキャリア20年のベテランで、AAAとCMLLで活躍したルチャドール。ティモシー・サッチャーやファンタズマが急に入ってくるからNXTは面白い。
タトゥーのキモさがキャラのほぼ全てを担っているギャラハーが優勢に進めるが、ファンタズマは意外と打撃メインで、空中技も当たりの強さの方が目立つ。決着も飛び技ではなくハリケーンドライバーだった。

そして駐車場でファンタズマもマスクマンたちに拉致されかけたが、撃退して見せた。


ベルベティーン・ドリーム&キース・リー→デクスター・ルミス ◯-× アダム・コール&ロデリック・ストロング
(パープル・レインメーカー)

試合開始早々に手出ししたボビー・フィッシュが退場させられるが、リーもダミアン・プリーストに警棒で喉を突かれて戦線離脱してしまう。
一人になったベルベティーンはなすすべもなくいたぶられるが、そこへデクスター・ルミスが現れ、レフェリーも交代を許可。戸惑うエラをルミスは蹴散らし、サイドエフェクトでコールを倒すと、トペ・コンヒーロでストロングと普通に戻ってきたフィッシュを空爆。
ベルベティーンがパープル・レインメーカーでコールを仕留めた。



2020/4/29のNXT #560 絶対に負けられない戦い


暫定クルーザー級王座決定リーグ戦 ブロックB
アイザイア・スコット ◯-× エル・イホ・デル・ファンタズマ
(ロールアップ)

ジャック・ギャラハー戦は打撃メインで攻めたファンタズマは、スコットを丸め込みでニアフォールに追い詰め挑発。だがスコットはファンタズマに身体能力を見せつけて対抗し、ハリケーンドライバーも背後に回ってかわすと、丸め込みの応酬を制した。


ケイシー・カタンザーロ ×-◯ キャンディス・レラエ
(カーブストンプ)

キャンディスは髪を紫に染めふてぶてしい表情でわかりやすくヒールターン。夫のジョニー・ガルガノもマイクで煽りながら応援する。
ケイシーはさすがの運動神経を随所に見せるが及ばず、ポール・バーチル式のカーブストンプで踏みつぶされた。


・マット・リドルのトークコーナー

NXTでは珍しいトークコーナーが始まり、ティモシー・サッチャーを交えて話す。司会のバイロン・サクストンがノリノリで一番目立っていた。
だがインペリウムのファビアン・アイクナー&マーセル・バーセルが乱入し、二人を痛めつけた。
フィン・ベイラーとの抗争どこ行った。


シャーロット・フレアー ◯-× ミア・イム
(フィギュアーエイト)

シャーロットはミアに合わせてかほとんど打撃だけで戦い、一方的な試合にはせず多くの技を受けてやる。最後はプロテクト・ヤ・ネックを崩してフィギュアーエイトに固めてタップさせた。
不器用な方のミアのベストバウトに近い試合に仕上げたのは流石である。

試合後にはシャーロットへの挑戦権を持つ紫雷イオが現れ、日本語でまくし立てた後に英語で来週戦えと要求した。


デクスター・ルミス ◯-× シェイン・ソーン
(肩固め)

ソーンはブレンダン・ヴィンクとともに一軍昇格したが特に触れられず。なおすぐに出戻る模様。
ルミスは打撃戦を挑むソーンをスパインバスターで迎撃すると、サイドエフェクトから肩固めで絞め上げる。ソーンはかなり粘ったものの結局は失神した。


暫定クルーザー級王座決定リーグ戦 ブロックA
ドレイク・マーベリック ◯-× トニー・ニース
(雪崩式ブルドッキングヘッドロック)

初戦を落とし後がないマーベリックを、体格・筋肉で圧倒するニースは余裕綽々でいたぶる。後がないのはお前もだぞ。
コーナーに頭を打ち付けられたマーベリックは怒りに引きつった顔でリストバンドを脱ぎ捨て反撃。ダッドリードッグは返され、ダイビングエルボードロップもかわされ腕を痛めるが、雪崩式のブルドッキングヘッドロックを喰らわせると、腕の痛みから足を抱えられなかったが威力は十分でフォールを奪った。


NXT北米王座戦
キース・リー ◯-× ダミアン・プリースト
(もちつきパワーボム)防衛成功

プリーストはリーの巨体をファルコンアローで投げ、場外へ逃げたところをノータッチトペで追撃と身体能力を見せつける。だが再三狙っていたチョークスラムをカウント2で返されてしまい、王座ベルトを持ち込み、レフェリーがベルトを片付けている隙に警棒で喉を突こうとする。だがリーはそれをキャッチすると警棒を没収し、もちつきパワーボムで2回叩きつけてフォールした。



2020/5/6のNXT #561 偶然のヘッドバッド


ドミニク・ダイジャコビッチ ×-◯ ジョニー・ガルガノ
(ワンファイナルビート)

夫の劣勢に駆けつけたキャンディス・レラエにレフェリーの注意を引かせ、ガルガノはコーナーポストのカバーを外そうとする。手間取ったが繰り返して緩めていき、パワーボムに担ぎ上げられた時に外すことに成功。ハリケーンラナで剥き出しのターンバックルに突っ込ませ、ワンファイナルビート(スリングショットDDT)でとどめを刺した。


暫定クルーザー級王座決定リーグ戦 ブロックB
戸澤陽 ◯-× ジャック・ギャラハー
(ダイビングセントーン)

エプロンでの攻防からDDTに切り返した戸澤が、すかさずセントーンで追い撃ちし2連勝を飾った。


ザイア・リー ×-◯ チェルシー・グリーン
(アリーヤの妨害→アンプリティアー)

アリーヤが現れてザイアを襲おうとし、撃退した隙にチェルシーにアンプリティアーを喰らった。


カリオン・クロス ◯-× レオン・ラフ
(胴締めスリーパー)

クロスがマネージャー兼入場曲も歌うスカーレットを伴いついにデビュー戦。スカーレット・ボルドーの名でキャリア9年の彼女もいずれリングに立つだろう。
相手のラフはキャリア2年で未契約。
クロスはバックドロップ2連発から絞め上げて、入場時に焚かれたスモークが消えないうちに勝利した。


NXT女子王座戦
シャーロット・フレアー ×-◯ 紫雷イオ
(竹刀で殴打により反則)防衛成功

シャーロットは先週のミア・イム戦とは打って変わり、受けてやってる感がゼロで互角の様相。
だが突如としてシャーロットが父のヒールの血に目覚めると竹刀を取り出して殴りつけ、反則決着となった。メイン戦でやらない時点でこうなる気がしてた。

前王者のリア・リプリーが駆けつけるとシャーロットは引き上げていったが、イオは邪魔するなとリアに逆ギレし、つかみ合いとなった。


暫定クルーザー級王座決定リーグ戦 ブロックA
KUSHIDA ◯-× ジェイク・アトラス
(クロスアームバー)

KUSHIDAが獣神サンダーライガーに捧げる掌底を決めれば、アトラスはシャイニングウィザードを返す。
身体能力を見せつけ合うように派手な技を応酬し、最後はアトラスのスワンダイブ式プランチャを空中捕獲したKUSHIDAが腕ひしぎでタップさせ、Aブロック唯一の2連勝を挙げた。


デンゼル・デジャーネット ×-◯ キャメロン・グライムス
(ケイヴイン)

昨年9月のデビュー戦を試合前にインペリウムにつぶされたデジャーネットが正式デビュー。
ゴング直後のケイヴインをかわしてベリートゥベリーを2発浴びせたが、結局ケイヴインで踏みつぶされた。

グライムスは調子に乗りフィン・ベイラーを挑発していると背後からご本人登場され、スタンディングのクー・デ・グラとスリングブレイドをお見舞いされた。


NXT王座戦
アダム・コール ◯-× ベルベティーン・ドリーム
(ラストショット)防衛成功

相変わらずハードバンプのコールは序盤も序盤に階段に叩きつけられ、大技を次々に浴びる。
だが命中率90%補正の掛かったスーパーキックを要所要所で喰らわせて反撃する。
終盤、ロデリック・ストロングとボビー・フィッシュが劣勢を察して駆けつけるが、リング下からデクスター・ルミスが這い出て来て追い払う。しかしフィッシュをショルダースルーで投げ飛ばすとレフェリーと衝突し昏倒させてしまう。
ベルベティーンはパープル・レインメーカーを決めるがレフェリー不在で決まらず、息を吹き返したコールがスーパーキックからラストショットで逆転勝利した。

パープル・レインメーカー決められる前にコールはそんな長時間ダウンするほどの技を喰らっていただろうかと見直したら、偶然入ったヘッドバッドだけで笑った。



2020/5/13のNXT #562 サッチャー早くもヒールターン


NXTタッグ王座戦
マット・リドル&ティモシー・サッチャー ×-◯ インペリウム(ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル)
(パワーボム+フライングアッパーカット)王座奪取

グラウンドで接触しているといつの間にか関節を取られるサッチャーに手を焼き、インペリウムはリドルを孤立させていたぶる。
再三にわたり交代を試みるが必死に阻止されたリドルがバーセルを巴投げすると、エプロンで待つサッチャーに当たってしまい、ブチギレたサッチャーは試合放棄。
本当に孤立したリドルはアイクナーのパワーボムにバーセルのアッパーカットを合わせるツープラトンに沈み、タイトルを失った。

さらにバックステージでリドルはサッチャーに殴りかかり乱闘となった。


ティーガン・ノックス ◯-× インディ・ハートウェル
(シャイニングウィザード)

シングルデビュー戦のオージーのインディは1月のバトルロイヤルでCM中に落とされて以来の登場。
パワーキャラのようだがスワンダイブ式プランチャをチョークスラムで返されお株を奪われ、シャイニングウィザードでとどめを刺された。


暫定クルーザー級王座決定リーグ戦 ブロックA
ジェイク・アトラス ◯-× トニー・ニース
(側転DDT)

2連敗し既に敗退が決まっているニースのモチベーションが危惧されるが、アトラスに挑発されて目を覚まし、ラフファイトでこめかみから流血させる。
アトラスもトップロープに座ったニースを蹴りつける荒業を返し、ニースはターンバックルに頭をぶつけながら落下。アトラスはロープ上を側転しながらDDTに捕らえ2勝目を挙げた。


・DXがNXTに

HHHとショーン・マイケルズが次回NXT特番の宣伝をした。


フィン・ベイラー ×-◯ キャメロン・グライムス
(ダミアン・プリーストが警棒で殴る→ケイヴイン)

グライムスはいつもの開幕ケイヴインを軽くかわされるも、見た目は荒々しいが技を綺麗に決めていく。互いに譲らず場外戦になると、そこへダミアン・プリーストが現れ、リングインしようとするフィンの足を警棒で殴りつける。ふらつくフィンをケイヴインで踏み潰し、グライムスが金星を上げた。

プリーストはフィンをイスの下敷きにしながら挑発し続けた。


暫定クルーザー級王座決定リーグ戦 ブロックB
アイザイア・スコット ×-◯ ジャック・ギャラハー
(ローリングエルボー)

スコットは入場中に脈絡もなくトニー・ニースに襲われ階段に叩きつけられてしまう。
ギャラハーはすかさず串刺しドロップキックで追い打ちするがスコットはロープに逃げる。
次第に回復してきたスコットは反撃するが、ブラックマジックで仕留められず、ギャラハーのローリングエルボーで沈められた。


ケイデン・カーター ◯-× アリーヤ
(裏足四の字固め)

故障したのか今回もヴァネッサ・ボーンは帯同せず。
アリーヤは反則殺法で優位に立つが、ロバート・ストーンが一人で現れて観戦を始めて気を取られる。ストーンに良いところを見せようとしたのか、ムーンサルトプレスに技を変えようとしてケイデンの回復を許し、痛そうな裏足四の字固めでタップさせられた。


マット・リドル ◯-× ティモシー・サッチャー
(ロールアップ)

前半はMMAさながらに立ち技と寝技の応酬を見せ、後半はプロレス技を繰り出し合う。
リドルはフローティングブロを剣山で返され、フジワラアームバーで固められるが、反転して餅つきパワーボムに切り返す。だが怒りの余り突きつけた指先を相棒ピート・ダンのようにつかまれて再び脇固めに捕らえられ、さらにヒールホールドに移行。長時間絞められたが、体勢を入れ替えて両肩をつけてフォールした。

しかしダメージの薄いサッチャーは報復に、放送終了まで脇固めを掛け続けた。



2020/5/20のNXT #563 試合を止めるな!


カリオン・クロス ◯-× リアム・グレイ
(胴締めスリーパー)

グレイは未契約。何もできずに投げられ絞められタップした。

試合後、襲撃されたトマソ・チャンパが絡んだ。


暫定クルーザー級王座決定リーグ戦 ブロックB
戸澤陽 ×-◯ エル・イホ・デル・ファンタズマ
(ハリケーンドライバー)

Bブロック代表決定戦。戸澤は2戦2勝だが、ここで負けるとファンタズマが2勝1敗で並び、対戦成績からファンタズマの勝ち抜けとなる。
トップロープ上の攻防からファンタズマに担がれ、そのままターンバックルに落とされた戸澤は腹部に大ダメージ。必殺のダイビングセントーンもダメージから遅れ、命中させるもフォールには至らず。
ファンタズマのハリケーンドライバーをいったんはオクトパスホールド(卍固め)に切り返しかけるが、これもダメージが深く踏ん張れず、投げ切られてしまった。
それにしても無観客戸澤は呼吸音だけでもうるさいww


ミア・イム ◯-× サンタナ・ギャレット
(プロテクト・ヤ・ネック)

サンタナは握手に応じるふりから不意打ちしペースを握りかけるが、ミアはドラゴンスープレックスで投げ飛ばし、あっさり必殺技で仕留めた。

そこへジョニー・ガルガノがキャンディス・レラエとともに絡むが、キース・リーが駆けつけると逃げていった。


デクスター・ルミス ×-◯ ロデリック・ストロング
(ロールアップ)

ルミスの強烈な打撃に苦しみながらもストロングは次々と技を決める。
最後はボストンクラブを見せ玉に、引っくり返して丸め込んだ。
ルミスはストロングを襲おうとしたが、アンディスピューテッド・エラが群がって阻止。だがそこへベルベティーン・ドリームも現れ、エラを蹴散らした。


・戸澤陽も襲われる

ファンタズマを駐車場まで見送り、健闘を称え合っていた戸澤を謎のマスクマン二人が襲撃。ファンタズマが車から降りると逃げていった。


オニー・ローキャン&ダニー・バーチ ◯-× エヴァーライズ(チェイス・パーカー&マット・マーテル)
(ハーフボストンクラブ)

バーチがパーカーを、ローキャンがマーテルを一方的に攻め続け、ほとんど何もさせずローキャンがパーカーをタップさせた。


暫定クルーザー級王座決定リーグ戦 ブロックA
KUSHIDA ×-◯ ドレイク・マーベリック
(ロールアップ)

勝てば決勝進出のKUSHIDAと、負ければWWEでのキャリアが終わるマーベリック。
マーベリックが勝てば決定戦へもつれ込むためジェイク・アトラスが応援に駆けつける。
KUSHIDAが圧倒的に試合を支配し、得意技を次々と決め、ホバーボードロックへの布石として左腕に狙いを定める。
スタンディングのホバーボードロックに捕らえられたマーベリックは「試合を止めるな!」と叫びながら耐え抜き、正調ホバーボードロックも崩して雪崩式のブルドッキングヘッドロックを仕掛けるが、空中で切り返され腕ひしぎ十字固めで落下。だが腕を絞め上げられたままKUSHIDAの両肩をマットに付け、フォールを奪った。

2勝1敗で並んだKUSHIDA、マーベリック、アトラスのによる三つ巴戦でAブロック代表が決まることとなった。


リア・リプリー △-△ 紫雷イオ
(シャーロット・フレアーの乱入によりノーコンテスト)

一回りでかいリアはイオを力ずくで子供のように振り回す。イオはスピードで対抗したいがそれもパワーで引き剥がされ苦戦するが、関節技と空中技に活路を見出す。
だが場外乱闘中に、冷やかしに来ていたシャーロット・フレアーにリアをぶつけてしまい、怒ったシャーロットはブートとスピアーで二人をなぎ倒し、試合をブチ壊してしまった。



2020/5/27のNXT #564 練習生(※インディーの強豪)


暫定クルーザー級王座決定リーグ戦 ブロックA決勝
KUSHIDA ◯ ドレイク・マーベリック × ジェイク・アトラス
(KUSHIDAに腕ひしぎ十字固めされたアトラスをフォール)

今回から客席には練習生が入り試合を盛り上げる。練習生といってもインディーの強豪や元アスリートばかりで、プヲタは客席を見るのも楽しいだろう。
挑戦者決定戦にふさわしい目まぐるしい攻防が繰り広げられる。KUSHIDAのアトラスを後方回転エビ固めに捕らえつつマーベリックにジャーマンを浴びせる技はすごい。
終盤、アトラスはロープ上を側転しながらのDDTでマーベリックを沈めるが、KUSHIDAがアトラスを場外へ引きずり出して阻止。KUSHIDAはアトラスに雪崩式腕ひしぎ十字固めを決め、左腕を完全に伸ばしたが、マーベリックが腕を差し入れてアトラスから3カウントをかすめ取った。
アトラスがタップしたと勘違いしKUSHIDAは拳を突き上げたが、マーベリックの勝利と聞かされ、猛抗議したが覆らなかった。


ジョニー・ガルガノ ◯-× エイドリアン・アラニス
(ガルガノ・エスケープ)

ガルガノは未契約のアラニスに握手を求め、当然のごとく不意打ち。パンチを一発返されたがほとんど何もさせず圧勝した。

そこへキース・リーとミア・イムがガルガノ夫妻のコーナーをおちょくるパロディが流された。


ショッツィ・ブラックハート ×-◯ ラクエル・ゴンザレス
(スパインバスター)

先週、本物の戦車に乗ってきたショッツィだが、ラクエルのパワーを前に思うように技を決められない。さらにダコタに戦車のカートの装飾を壊されるが、ティーガン・ノックスが現れそれを阻止。
ショッツィは安心して反撃に乗り出すも、さっきのキース・リーとミア・イムのコーナーに参加していたティーガンにキャンディス・レラエが怒って絡み、レフェリーがそれを仲裁している隙にダコタ・カイが介入し、チョークスラム気味のスパインバスターをラクエルが決めた。


リア・リプリー&紫雷イオ ×-◯ シャーロット・フレアー&チェルシー・グリーン
(反則スクールガール)

試合開始まで伏せられていたシャーロットの相棒はチェルシー。
リアとイオは先発のチェルシーが眼中になくシャーロットに交代しろと迫るが、チェルシーはラフファイトで対抗し長時間居座る。
イオが孤立させられるがリアへの交代にこぎ着け、ようやくリアとイオは相次いでシャーロットに攻撃を加える。
だがシャーロットはイオをリアに衝突させ、すかさず足をロープに掛けながらイオを抑え込んだ。


トマソ・チャンパ ◯-× レオン・ラフ
(フェアリーテール・エンディング)

チャンパは観戦に現れたカリオン・クロスのマネージャーのスカーレットに気を取られラフに先制されるが、落ち着いてニーパットで動きを止め、簡単に勝利した。


ファイトピット
マット・リドル ×-◯ ティモシー・サッチャー
(スリーパーホールド)

特別レフェリーとしてドレイク・マーベリックと同時期に裏方を解雇されたカート・アングルが登場。コロナ禍で全米巡業が無くなり裏方が減らされただけで、WWEとの関係は良好の様子。
試合はMMA風に丈の低い金網で囲まれ、リングイン前に凶器の所持や爪が伸びていないか確認されたが、内容は打撃主体のプロレス。
UFCで一日の長があるリドルが三角飛びでキックを浴びせ、サッチャーは早々に歯を折られてしまう。
だがロープブレイクの無いルールでサッチャーの寝技がじわじわとリドルの体力を奪う。金網上に作られた通路での戦いはリドルが制し、フローティングブロも浴びせたが、サッチャーがスリーパーホールドに捕らえると、カートはリドルの意識が飛んだのを確認し、失神KOを宣告した。



2020/6/3のNXT #565 最高の結末


ミア・イム △-△ キャンディス・レラエ
(女子スーパースターの乱闘になりノーコンテスト)

ゴング前からキャンディスが殴りかかるなど荒れ模様だったが、場外乱闘になると女子が次々と乱入し収拾がつかなくなった。


キース・リー&ミア・イム ×-◯ ジョニー・ガルガノ&キャンディス・レラエ
(スクールガール)

抗争中の二組で混合タッグ戦を行うことでなぜか話がまとまる。
ミアはタイガースープレックスホールドを決めるが、ガルガノが足を払ってフォールを阻止。
リーが普段着のガルガノの上着を中途半端に脱がせて動きを封じ、パワーボムに抱え上げるが、ガルガノはポケットから鍵を取り出してリーの目に突き刺す。
そしてリーの容態を案じるミアをキャンディスが背後から丸め込み勝利を奪った。


アイザイア・スコット ◯-× トニー・ニース
(サンセットフリップ)

脈絡もなくニースがスコットを襲った遺恨試合。
ややこしいことにジャック・ギャラハーも姿を現しスコットは気を取られるが、上手く丸め込みに切り返して勝利した。


NXTタッグ王座挑戦権争奪三つ巴戦
オニー・ローキャン&ダニー・バーチ × アンディスピューテッド・エラ(ロデリック・ストロング&ボビー・フィッシュ) ◯ ブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ)
(ビューティーショット→ダイビングレッグドロップ)

半年ぶりにファンダンゴが故障から電撃復帰。宇宙飛行士に扮して入場した。
エラが優勢に試合を進めていたが、客席にデクスター・ルミスが現れると動揺し、その隙にブリーズとファンダンゴが次々と必殺技を決めフィッシュを仕留めた。

そこへタッグ王者のインペリウムが出てきて挑発したが、さらにインダス・シェアーまで現れにらみ合った。


サンタナ・ギャレット ◯-× アリーヤ
(ハンドスプリング・ムーンサルト)

気がつけば女子で最も古株となったアリーヤをなぜか今回もロバート・ストーンが応援するが、アリーヤは特にそれに気を取られたわけでもなく普通に敗北した。


ブロンソン・リード ×-◯ キャメロン・グライムス
(ケイヴイン)

リードの圧倒的なパワーを前に終始劣勢だったグライムスだが、ダイビングヘッドバットを自爆させるとすかさずケイヴインで踏み潰し勝ちを拾った。

そこへカリオン・クロスがなぜか現れ、リードをバックスープレックスで投げ捨て、特番で対決するトマソ・チャンパへメッセージを送った。


暫定NXTクルーザー級王座決定戦
ドレイク・マーベリック ×-◯ エル・イホ・デル・ファンタズマ
(ハリケーンドライバー)王者決定

マーベリックは場外乱闘で活路を見出しかけるが、その場外でシットダウン・パワーボムを喰らい悶絶。リングでも痛めた背中を徹底的に狙われ、しぶとく粘るが、そこへクルーザー級選手を次々と拉致していた謎のマスクマン二人組が乱入。
マーベリックがトペですぐさま蹴散らしたものの、リングに戻った直後にファンタズマのスーパーキックを浴び、ハリケーンドライバーを決められ力尽きた。

ファンタズマがベルトを手に入れ喜ぶかたわら、既にWWEを解雇されているマーベリックはこれでお別れとなり、客席から同僚たちに拍手を送られる。
だがそこへNXT責任者のHHHが現れ、健闘を称えるとともに契約書を差し出す。
思わぬサプライズにマーベリックは泣きながら、NXTの一員として迎えられた。



2020/6/7のNXT TAKEOVER IN YOUR HOUSE #566


ミア・イム&ティーガン・ノックス&ショッツィ・ブラックハート ◯-× キャンディス・レラエ&ダコタ・カイ&ラクエル・ゴンザレス
(シャイニングウィザード)

史上初の無観客(※客席に練習生はいる)開催となったNXT TAKEOVER初戦は、謎の組み合わせによる女子6人タッグ戦。
組んではいるが特にタッグではないので敵味方関係なく飛び技でまとめてなぎ倒し合い、特にツープラトンも連携も見られない。
だがミアがキャンディスと殴り合いながらステージ裏へ消えていくと、急にティーガン&ショッツィが連携し始め、ラクエルを場外へ排除するとティーガンがチョークスラムからのシャイニングウィザードでダコタを仕留めた。


フィン・ベイラー ◯-× ダミアン・プリースト
(クー・デ・グラ×2)

フィンがゴング前にジョン・ウーを浴びせるが、ちょうどコーナーにもたれていたプリーストはあまりポストに叩きつけられずダメージは浅い。
プリーストはすぐ反撃し、フィンは一回りでかい相手を軽々と担いでは大技を浴びせる。
終盤、クー・デ・グラを狙うフィンをプリーストが捕獲し、雪崩式チョークボムを喰らわせるがフォールには至らず。プリーストは序盤に場外へ設置した鉄階段へのレイザーズエッジを狙うも、脱出したフィンはエルボーで逆に鉄階段の上へプリーストを落としてしまう。
そしてリングになんとか戻ったプリーストの背中にクー・デ・グラを突き刺し、とどめにもう一発クー・デ・グラを腹にも突き刺し激戦を制した。


NXT北米王座戦
キース・リー ◯-× ジョニー・ガルガノ
(スーパーノヴァ)防衛成功

ガルガノは前回リーの目に突き刺した鍵をタイツの中にしまう。ローブローの威力が倍になりそう。
ガルガノはとにかくラフファイトで挑むがリーはパワーで跳ね返す。終盤、リーは三密も恐れずガルガノをアクリル板を破ってパウンスで客席へ吹っ飛ばすが、リングに戻されたガルガノはタイツから取り出した鍵をまたもリーの目にねじ込む。衛生的にもやばい。
しかしリーはワン・ファイナルビートとスーパーキック3連発を返すと、高角度のパワーボムで叩きつけ、とどめに餅つきパワーボムからのスーパーノヴァでガルガノを倒した。


NXT王座戦
アダム・コール ◯-× ベルベティーン・ドリーム
(イスの山直下パナマサンライズ)防衛成功

試合はブロークン・マット・ハーディーでおなじみプロレスのような何かで行われる。
何台もの車に囲まれた屋外リングで、実況解説は普通に入るが、なぜか通行人の車まで通りがかり、車に乗ったり降りたりしながら戦う。道路封鎖しろ。
ドリームはコールをボンネットに叩きつけ、ハシゴの上からパープル・レインメーカーを狙うが、そこへロデリック・ストロングとボビー・フィッシュが車で駆けつけ妨害。だがハシゴに登ったコールはフロントガラスに落とされ流血する大ダメージを負う。ルールとか特に無いのでストロングとフィッシュはベルベティーンを襲い、リングに椅子を山ほど投げ入れお膳立てするが、そこへデクスター・ルミスが現れ、ストロングとフィッシュを車のトランクに詰め込み走り去ってしまう。
コールはイスだらけのリングめがけパナマサンライズを狙うが、ベルベティーンはそれを受け止めデスバレーボムに切り返すも、イスの無いところに落としてしまいカウント2まで。コールがイス直下のパナマサンライズを今度こそ炸裂させ、ベルトを守った。


トマソ・チャンパ ×-◯ カリオン・クロス
(胴締めスリーパー)

体格・衣装・タトゥーがかなりロック様なクロスはチャンパを圧倒し、紙くずのように軽々と投棄しまくる。チャンパはやけっぱちのようなパンチで反撃し、膝蹴りを何度も頭に叩き込むが、逆転までは至らず、必殺のフェアリーテール・エンディングも外されると、胴締めスリーパーで失神させられた。


NXT女子王座三つ巴戦
シャーロット・フレアー × リア・リプリー ◯ 紫雷イオ
(フィギュアー・エイト中にムーンサルトプレス)王座奪取

シャーロットが背景の家の中へイオを放り込めば、イオは家の屋根の上に現れて空爆し、リアはシャーロットを雪崩式リップタイドで叩き落としと、淀みなく熱闘が続く。
最後はシャーロットがリアをフィギュアー・エイトに捕らえたものの、そこへイオがムーンサルトプレスをリアに浴びせてカバーに入り、がっちり固めた脚をシャーロットが外すよりも早く3カウントが叩かれ、イオが念願の女子王座を初制覇した。



2020/6/10のNXT #567 エル・イホ・デル・ファンタズマの正体


キース・リー&ミア・イム ×-◯ ジョニー・ガルガノ&キャンディス・レラエ
(スクールボーイ)

ガルガノ夫妻より息の合った連携を見せていたリー組だが、パウンスで吹き飛ばしたガルガノがミアに衝突してしまい、リーは動揺。
その隙にガルガノはワン・ファイナルビートを喰らわせるが、今度はキャンディスがリーの下敷きになってしまう。リーが潰されたキャンディスを介抱していると、ガルガノはそれに構わず丸め込みフォールを奪った。


インダス・シェアー(リンク&サラブ) ◯-× ミッキー・デルブリー&マイク・リード
(サイドウォークスラム+ダイビングエルボードロップ)

ツープラトンでサラブがデルブリーと思われる方をフォールした。


フィン・ベイラー ◯-× キャメロン・グライムス
(クー・デ・グラ→1916)

グライムスは試合前に特番でフィンに負けたダミアン・プリーストをからかい殴り倒されているが、かえって気合が入ったのかリバースの1916も返してみせる。だが続けざまにクー・デ・グラと1916を被弾して力尽きた。


ケイシー・カタンザーロ ×-◯ ダコタ・カイ
(GTK)

ケイシーはSASUKEを制したさすがの身体能力を見せるが、不意打ちの倒立キックから必殺技に沈められた。ダコタのGTSもどきはGTKと名付けられ、倒れ込みながら膝を浴びせる形に変えられていた。

試合後もケイシーを襲っているとケイデン・カーターが救出に駆けつけたが、ラクエル・ゴンザレスに二人まとめて片付けられた。


・エル・イホ・デル・ファンタズマの正体

暫定クルーザー級王者に輝いたファンタズマが話していると、決定戦で対決したドレイク・マーベリックが祝福に現れる。だがそこへ例のマスクマン二人組が現れ、ファンタズマとともにマーベリックを襲ってしまう。
マスクマンの正体は拉致されたラウル・メンドーサとホアキン・ワイルドで、ファンタズマもマスクを脱ぎ捨てサントス・エスコバーと名乗った。

最初にメンドーサを拉致した時も二人組で、片方がエスコバーとしてももう一人メンバーがいるはずなのだが。


デクスター・ルミス ×-◯ アダム・コール
(ラストショット)

デスマッチの3日後に試合してないメンバーを差し置いて出場するコールはなんなんだw
もちろんハードバンプを連発し、殴られ投げられまくる。パナマサンライズも肩固めに捕らえられ窮地に陥ったが、ロデリック・ストロングが延髄斬りを浴びせて外し、すかさず正面からのラストショットで逆転勝ちした。

その後、ルミスを挑発していると肩固めに捕まってしまい、3人でいたぶるがベルベティーン・ドリームが現れ、ストロングとボビー・フィッシュはルミスとベルベティーンと殴り合いながら退場。
一人残ったコールの前にスカーレットが現れ、砂時計を置き、カリオン・クロスの王座挑戦をアピールした。



2020/6/17のNXT #568 NXTに紫雷イオあり


NXTタッグ王座戦
インペリウム(ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル) ◯-× ブリーザンゴ(ファンダンゴ&タイラー・ブリーズ)
(DDT)防衛成功

ブリーザンゴはインペリウムの衣装を雑にパクり、激怒したインペリウムに先制を許す。
ブリーズが長時間捕まるが、ファンダンゴに交代すると反撃し優勢へ。
だが終盤、インダス・シェアーが現れ介入しようとし、オニー・ローキャン&ダニー・バーチが駆けつけ乱闘に。ファンダンゴは隙をついてバーセルをスクールボーイで丸め込むが、アイクナーがカットしつつDDTを浴びせてベルトを守った。


ダミアン・プリースト ◯-× キリアン・デイン
(ローリングカッター)

プリーストはフィン・ベイラー戦で負傷した腰を痛がる素振りを見せ、デインに付け込まれる。
だが腰をかばいながら反撃し、アルスター・プランテーションを丸め込みで切り返すと、竜巻蹴りからローリングカッターへつなげ辛勝した。


ザイア・リー ×-◯ アリーヤ
(エビ固め)

アリーヤは入場中、チェルシー・グリーンに捨てられてうらぶれ、ついさっきもキリアン・デインに襲われたロバート・ストーンを見つけ、肩を貸してセコンドにつかせる。
ストーンはふらふらとエプロンに上がると酒を噴射し、驚いたザイアをすかさずアリーヤが丸め込んだ。


・NXT王座戦の行方

NXT王者アダム・コールが話していると、北米王者キース・リー、ジョニー・ガルガノ、フィン・ベイラーの3人が次々と絡む。リモート勤務中のウィリアム・リーガルGMはリーら3人に北米王座三つ巴戦を命じ、勝者がアダム・コールとチャンピオン対決を行うと決定した。


ケイデン・カーター ×-◯ ダコタ・カイ
(サブミッション)

ダコタにはラクエル・ゴンザレス、ケイデンにはケイシー・カタンザーロが帯同。
ケイデンは高い運動能力で翻弄しつつラクエルの介入をかいくぐるが、ラクエルはしつこく手を出す。ケイシーがプランチャで飛びかかるがラクエルは難なく捕獲するとエプロンに叩きつけてしまう。
ケイデンは二人の乱闘を見ている隙にダコタに丸め込まれ、それは外したもののすかさず初披露の関節技に固められタップした。


ブロンソン・リード ◯-× レオン・ラフ
(スプラッシュ)

ラフに何もさせず1分足らずで料理し、リードはカリオン・クロスに再戦を要求した。


・レガード・デル・ファンタズマ

サントス・エスコバーはチーム名はレガード・デル・ファンタズマと明かし、絡んできたドレイク・マーベリックを自分のケツの方がダメージ大きそうなテーブル直下ハリケーンドライバーで叩きのめし病院送りにした。


WWE女子タッグ王座戦
ベイリー&サーシャ・バンクス ◯-× ティーガン・ノックス&ショッツィ・ブラックハート
(バンク・ステートメント)防衛成功

ティーガンの見た目以上のパワーとショッツィの珍しい技の数々は王者組にも通じる。
ショッツィはバンク・ステートメントを切り返しキャトルミューティレーションに捕らえるが、ベイリーはイスを持ち込んでレフェリーを引きつけると、体勢を引っくり返す。そしてサーシャが再びバンク・ステートメントに固めてショッツィをタップさせた。

だがそこへ紫雷イオが襲いかかり、王者組を蹴散らすと、NXT女子王座ベルトを見せつけた。



2020/6/24のNXT #569 トラウマ克服できず


ダミアン・プリースト ×-◯ キャメロン・グライムス
(ケイヴイン)

駐車場で何者かに襲われたプリーストは腰にテーピングをして登場。
開幕ケイヴインはパンチで撃墜したものの、場外でのレイザーズエッジを腰の痛みで失敗し、ケイヴインで踏み潰される。
リングに戻り一度はかわしたが二発目のケイヴインを被弾し力尽きた。


・ロバート・ストーンがゴミ箱行き

やさぐれストーンがリア・リプリーを勧誘するが失敗しゴミ箱へ放り込まれる。
最近ストーンと接近しているアリーヤが抗議しビンタを見舞ったがリアは笑いながら去っていった。


ジェイク・アトラス ×-◯ サントス・エスコバー
(ファントムドライバー)

クルーザー級王座決定トーナメントで健闘したアトラスが、マスクを脱いだ新王者エスコバーに挑む。
序盤は圧倒的に攻めるがセコンドの介入で形勢逆転され、場外ムーンサルトでセコンド二人は排除したがファントムドライバー(ハリケーンドライバー)で沈められた。


ケイシー・カタンザーロ&ケイデン・カーター ×-◯ ダコタ・カイ&ラクエル・ゴンザレス
(サブミッション)

ケイシー組は二人がかりで攻めるがラクエルにはろくに技が掛からない。ダコタを狙って攻めるが敵コーナーに投げてしまい交代を許すと、ラクエルがとんでもない高角度のチョークスラムでケイシーを叩きつけ、ダコタが関節技でとどめを刺した。


ブロンソン・リード ×-◯ カリオン・クロス
(胴締めスリーパー)

理不尽に襲われたリードは重い打撃でクロスを攻めジャーマンも浴びせるが、クロスは即座に立ち上がって反撃。巨体をものともせずリードを投げまくり、最後は絞め上げてタップさせた。


リア・リプリー ◯-× アリーヤ
(リップタイド)

リアはストーンを連れてきたアリーヤを必要以上にいたぶり、ストーンに見せつける。
そしてヒールホールドに固めるが、ストーンは靴を投げつけて気をそらす。怒ったリアに追い回され、スーツを脱がされた隙にアリーヤは背後から丸め込もうとするが、パワー不足で失敗し、リップタイドで仕留められた。


デクスター・ルミス ◯-× ロデリック・ストロング
(試合放棄→カウントアウト)

ストロングはルミスがトラウマになっているらしく、リングイン前に逃げ出そうとしたり、ゴングが鳴っても逃げ回る。終いには客席へ逃げ込もうとしてアクリル板に激突し、そのままステージ裏へ逃げてカウントアウトとなった。


NXT北米王座三つ巴戦
◯ キース・リー × フィン・ベイラー ジョニー・ガルガノ
(スーパーノヴァ)防衛成功

勝者にはNXT王座への挑戦権も与えられる大一番。
規格外のパワーのリーにフィンとガルガノは共同戦線を結び協力して攻め、場外で階段に叩きつけることに成功。今のうちに二人で決着をつけようとするが、リーは蘇生してリングに復帰。
以降は三つ巴戦らしく三人が入り乱れて戦い、最後はリーがガルガノをスーパーノヴァで叩きつけたところへフィンがクー・デ・グラを狙うが、リーは回避してガルガノにだけ命中。すかさずスーパーノヴァでフィンも捕らえ、ベルトを守り抜くとともにアダム・コールへの挑戦を決めた。

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