NXT感想 2020年7月~12月



デビュー・入団


07月:
08月:シェイン・ソーン(降格) ブレンダン・ヴィンク(降格)
09月:エイブリー・テイラー(ジェイシー・ジェーン) エミリー・アンズリス(アイビー・ナイル) エリー・ハイル(ヴァージニア・フェリー) オースティン・セオリー(降格) ジーア・ローマン ブランディ・ローレン(スカイラー・ストーリー) リタ・レイス(ヴァレンティーナ・フェロス)
10月:エンバー・ムーン(移籍) オーガスト・グレイ カート・スタリオン トニー・ストーム(UK) パット・マカフィー レオン・ラフ
11月:
12月:タイラー・ラスト メルセデス・マルティネス(移籍)



一軍昇格


07月:
08月:キース・リー
09月:シェイン・ソーン ドミニク・ダイジャコビッチ ミア・イム メルセデス・マルティネス
10月:
11月:チェルシー・グリーン
12月:



解雇・退団


07月:
08月:
09月:
10月:
11月:
12月:



2020/7/1のNXT THE GREAT AMERICAN BASH #570


NXT女子王座挑戦権争奪エリミネーション4ウェイ戦
◯ ティーガン・ノックス ダコタ・カイ ミア・イム キャンディス・レラエ
(シャイニングウィザード)

かつてWWEのPPVで行われていたグレートアメリカンバッシュがNXTで復活。通常放送だが2週連続で行われ特番並の試合が組まれた。
まずは漁夫の利を狙いラフファイトをしていたキャンディスが他三人に狙われ、ミアが飛びつき式のプロテクト・ヤ・ネックであっさり排除。
続いてミアは一通りの技を披露し、イートディフィートでティーガンを場外へ吹き飛ばすが、その隙にダコタが背後からジャパニーズ・レッグロール・クラッチで固めて3カウント。
ティーガンとダコタの因縁対決となり、ダコタはカイロプラクター(飛び越えながらのバックスタバ―)や、ラ・マヒストラルから移行する最近のフィニッシャーの関節技を決めるが、ティーガンはしぶとく跳ね返し、最後は謎のモーリーゴーラウンドからシャイニングウィザードを叩き込みケリを付けた。


オニー・ローキャン ×-◯ ティモシー・サッチャー
(フジワラアームバー)

なぜ特番並のカードの中にこんな因縁ゼロの試合が。
実は関節技も得意としていたローキャンがあえてサッチャーの土俵で挑むが、ねちっこく関節を捕らえられ後半にはやはり打撃主体に。因縁ゼロのわりに長尺で行われ、最後は脇固めでサッチャーがタップさせた。


ハンディ戦
リア・リプリー ◯-× アリーヤ&ロバート・ストーン
(Wヒールホールド)

まさかロビー・EのWWE初試合がこんな形式とはww
ストーンはコメディキャラに振り切ってリアにやりたい放題される。セミリタイアのためか心配になるほど足が細い。二人がかりで苦しめる場面もあったが、リアの体格もパワーもストーン以上で二人まとめて振り回し、最後は同時にヒールホールドに固めてタップさせた。


ストラップ戦
デクスター・ルミス ◯-× ロデリック・ストロング
(肩固め)

いわゆるチェーンデスマッチの革紐版。先週のように逃げられないストロングは覚悟を決め真っ向勝負を挑むが、ストラップを引っ張って殴られるか、投げ飛ばされるの二択を延々と喰らい続ける。
車のトランクに入れられかけて目を覚まし反撃し、ボビー・フィッシュも駆けつけるがストラップでなぎ倒されると、サイドエフェクトからストラップを巻きつけながらの肩固めでタップした。


NXT女子王座戦
紫雷イオ ◯-× サーシャ・バンクス
(ムーンサルトプレス)防衛成功

今夜のメイン戦。サーシャとともにWWE女子タッグ王座を保持するスマックダウン女子王者のベイリーがセコンドにつく。
サーシャはイオの技を綺麗に受けつつも自らの得意技を返し、ペースを握らせない。
大技を繰り出し合いながら終盤に向かい、イオが掟破りのバンクステートメントに固めると、ベイリーはタッグ王座ベルトを渡し、没収しようとするレフェリーと争いに。
その隙にサーシャはもう一つのベルトでイオを殴ろうとするが、リング下からロウ女子王者アスカが現れ、グリーンミストを噴射。
サーシャはスクールガールは返したもののアッパー掌底でダウンし、ムーンサルトプレスでとどめを刺された。



2020/7/8のNXT THE GREAT AMERICAN BASH #571


ストリートファイト
ミア・イム ×-◯ キャンディス・レラエ
(雪崩式スウィンギングネックブリーカー)

ストリートファイトは反則なしの試合。ノーDQ戦やノー・ホールズ・バード戦と何が違うのかは誰も知らない。
序盤から竹刀で殴り合い、テーブルに叩きつけ、イスで叩き合う。
最後はコーナーに設置したテーブル上の攻防から、キャンディスがネックブリーカーを掛けつつイスの山の上に飛び降り、激戦を制した。


ブロンソン・リード ◯-× トニー・ニース
(スプラッシュ)

リードとニースはともにダークマッチで(?)レオン・ラフと戦ったが、ニースが必要以上にいたぶったためリードが怒り対戦となった模様。特番並の放送なのに因縁の作り方が雑すぎる。
ニースは体格差でろくに技も掛けられず、マットシーツで視界を奪っての不意打ちからラフ殺法で対抗するが、体力を削り切れず押し潰された。


アイザイア・スコット ×-◯ ジョニー・ガルガノ
(ワン・ファイナル・ビート)

急に2日も準特番をやるのが無茶だったと思わせる、またもなんの因縁もない試合。
だがテクニシャン(死語)の二人なので、グラウンドあり空中技あり打撃戦ありの息の合った攻防で試合を盛り上げる。
初披露の大技もいくつか繰り出し合い、最後は場外でのリバースフランケンシュタイナーとワン・ファイナル・ビートで立て続けに脳天を地面に突き刺したガルガノが勝利した。


ブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ)&ドレイク・マーベリック ×-◯ レガード・デル・ファンタズマ(サントス・エスコバー&ラウル・メンドーサ&ホアキン・ワイルド)
(ファントムドライバー)

ファンタズマはこれが初陣。ヒールターンしたワイルドが髪型を黒の角刈りに変えてむしろ更生したように見える。
マーベリックは恨み重なるエスコバーにだけ狙いを定めるが、それが連携を阻害した面もあり、一対一にこぎ着けるも普通に敗れた。


サンタナ・ギャレット ×-◯ メルセデス・マルティネス
(フィッシャーマンバスター)

特にNXTでの因縁はないが、二人合わせた獲得タイトル数がとんでもないことになりそうな、インディーの女王同士の一戦。
怪奇派みたいな衣装にギミックチェンジしたメルセデスが、ややラフファイト気味だったが普通に試合を進めて勝利した。


NXT王座&NXT北米王座戦
アダム・コール ×-◯ キース・リー
(スーパーノヴァ)二冠達成

勝者総取りとなるWタイトル戦。リーのパワーに苦しむコールは、コロナ禍のNXTでは鉄板くらいの硬度を誇る客席のアクリル板に突っ込ませて形勢逆転。
だが息を吹き返したリーは高角度のライガーボムで叩きつけるも、コールは指一本をかろうじてロープに掛けてカウントを阻止。
リーはラストショットやパナマサンライズも跳ね返し、逆にクローズラインでコールを一回転させ頭から落とす。パナマサンライズは体格差がありすぎてリーが水車落としを掛けてるようにしか見えなかったが気にするな。
終盤、コールは膝当てを下ろし生足でのラストショットを決めると、パナマサンライズでとどめを狙うが、リーはそれをキャッチして餅つきパワーボムに切り返し、スーパーノヴァで叩きつけ、ついにNXTの頂点を極めた。
2本のベルトを掲げ喜びを爆発させるリーを、カリオン・クロスとスカーレットが不敵な笑みを浮かべながら見下ろしていた。



2020/7/15のNXT #572 いつも通りの名勝負数え唄


・二冠王者

二冠王者キース・リーが早速呼ばれて話していると、好敵手ドミニク・ダイジャコビッチが現れ、祝福しつつベルトに意欲を見せ、リーは快く防衛戦に応じた。


ダミアン・プリースト ◯-× キャメロン・グライムス
(ローリングカッター)

プリーストはゴング前に不意打ちを仕掛けたグライムスを蹴り倒す。両者ともに荒っぽく見えるが技は綺麗に決めていく。
最後はケイヴインをかわされロープに引っ掛かったグライムスの後頭部に竜巻蹴りを浴びせ、そのまま必殺技でプリーストが仕留めた。


ショッツィ・ブラックハート ×-◯ インディ・ハートウェル
(ビッグブート)

インディはパワーを見せ技もクリーンヒットさせていくが、ショッツィの多彩な技に翻弄される。
だが先週ショッツィの戦車カートに轢かれたロバート・ストーンが足を引きずりながら現れてレフェリーを引きつけ、その隙にアリーヤがトップロープからショッツィを落とし、インディに初勝利を与えた。


NXT王座&NXT北米王座戦
キース・リー ◯-× ドミニク・ダイジャコビッチ
(スーパーノヴァ)防衛成功

力を認め合う両雄は笑顔を浮かべながらしばき合う。
いつも通りの名勝負数え唄が繰り広げられ、最後は抵抗するダイジャコビッチをスーパーノヴァで強引に投げ切りリーがベルトを守った。

ハグで健闘を称え合っていると、照明が落ち、現れたスカーレットが壊れた砂時計をリングへ置いていった。
さらにステージ裏ではカリオン・クロスがダイジャコビッチに絡み、叩きのめしてしまった。


デンゼル・デジャーネット ×-◯ ティモシー・サッチャー
(ハーフボストンクラブ)

デジャーネットはレスリング技術で振り回すが、サッチャーは隙あらば関節を狙い、脚を捕らえるとハーフボストンクラブに固めタップさせた。
その後も絞め上げ続け、オニー・ローキャンが駆けつけると去っていった。


NXT女子王座戦
紫雷イオ ◯-× ティーガン・ノックス
(ムーンサルトプレス)防衛成功

イオの空中技を封じたいティーガンはキャッチレスリングを挑むが、イオはグラウンドも関節技も持っており、離れれば打撃が飛んできて、飛ばせなくても隙がない。
ティーガンは豊富に用意しておいた無数の丸め込み技で一発逆転を狙うが、イオは3カウントを叩かせない。
ティーガンは階段にWニーアタックを自爆させるがダメージは意外と薄く、チョークスラムやモーリーゴーラウンドでも仕留めきれないと、必殺のシャイニングウィザードをアッパーカットで返され、ムーンサルトプレスで沈められた。

だがイオは勝ち誇る暇もなく、ダコタ・カイに蹴り飛ばされてしまった。



2020/7/22のNXT #573 ブロンソン・リードが飛躍


デクスター・ルミス ◯-× キリアン・デイン
(肩固め)

ルミスは場外で階段に投げられるが身軽に飛び越えたものの、すぐさまクロスボディで押し潰され、さらに客席のアクリル板に叩きつけられる。
劣勢か続くがリング内でのクロスボディをスパインバスターに切り返して反撃し、最後はセントーンボムからサイドエフェクト、肩固めと畳み掛けて失神させた。


ブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ) ◯-× エヴァーライズ(チェイス・パーカー&マット・マーテル)
(Wスーパーキック)

エヴァーライズはブリーズを孤立させるが、ファンダンゴに交代されるとなすすべもなく、敬礼式ダイビングヘッドバットで二人まとめてなぎ倒され、Wスーパーキックを浴びせたブリーズがパーカーをフォールした。


ショッツィ・ブラックハート ◯-× アリーヤ
(ダイビングセントーン)

WWEでは珍しいタイガースープレックスでアリーヤは瀕死になり、ロバート・ストーンがエプロンに上がり回復の時間を稼ぐが、ストーンも蹴り落とされ、アリーヤも回復できず、そのままダイビングセントーンで潰された。

ストーンはまたもショッツィの戦車カートに轢かれたが、そこへ脈絡もなくメルセデス・マルティネスが現れ、ショッツィを蹴り飛ばした。


NXT北米王座挑戦権争奪3ウェイ戦
ジョニー・ガルガノ × ロデリック・ストロング ◯ ブロンソン・リード
(スプラッシュ)

二冠王者キース・リーが北米王座を返上したため、新王者決定戦への出場権を掛けた試合が三週に渡り行われることとなった。

ガルガノとストロングは共闘してリードに挑むが圧倒的なパワーに振り回される。
ここまであまり目立たなかったリードが本領発揮した試合で、多彩な技で二人まとめて攻撃し、ガルガノらも息の合ったツープラトンを返す、3ウェイ戦の魅力を凝縮したような好勝負だった。
最後はガルガノがワンファイナルビートでストロングを仕留め、息も絶え絶えでかろうじて腕を乗せカウントが始まったところへ、リードがスプラッシュで飛び込み、ガルガノを弾き飛ばしそのままストロングをフォールした。


オニー・ローキャン ×-◯ ティモシー・サッチャー
(片エビ固め)

目まぐるしい攻防を見せた前の試合から一転、互いに相手を離さずねちっこいキャッチレスリングが繰り広げられる。
ローキャンが立ち関節技でがっちりサッチャーの腕を固めたが、サッチャーは上手く相手の体勢を崩し、片エビ固めで抑え込み3カウントを奪った。


・メルセデス・マルティネスとアリーヤが共闘
メルセデスが共闘を持ちかけたようでロバート・ストーンと握手を交わした。不遇だったアリーヤが色々とプッシュされてうれしい。


ドミニク・ダイジャコビッチ ×-◯ カリオン・クロス
(スリーパーホールド)

ここまで圧倒的に勝ってきたクロスも体格で勝るダイジャコビッチには苦戦。
だが階段へのハンマースルーを切り返して逆に叩きつけると、階段とリングの間に頭を挟んで蹴りつける。
ほぼ失神したダイジャコビッチに馬乗りになり殴りつけていると、それ以上の乱暴は許さないとキース・リーが現れ睨みを効かせ、クロスはその目の前で見せつけるようにダイジャコビッチを絞め落とした。



2020/7/29のNXT #574 カイル・オライリーのオシャレ


紫雷イオ&ティーガン・ノックス ◯-× ダコタ・カイ&キャンディス・レラエ
(ティーガンのシャイニングウィザード→ムーンサルトプレス)

前回のようにダコタが入場中のイオを襲う。
ダコタはラフファイトで攻めるがそもそもヒールのイオもラフファイトで応戦し、ほとんど一人で二人まとめて蹴散らす。最後はダメージを負い場外に退避していたティーガンが、めざとくレフェリーの目を盗んでキャンディスに必殺技を叩き込み、イオがムーンサルトプレスでとどめを刺した。


ロデリック・ストロング ×-◯ ジョニー・ガルガノ
(ワンファイナルビート)

左腕に狙いを絞ったガルガノが優勢を保ち、場外戦からフェンス、鉄柱、アクリル板へ立て続けに叩きつけ、ワンファイナルビートでとどめを刺した。


ショッツィ・ブラックハート ×-◯ メルセデス・マルティネス
(シュバイン)

メルセデスには結託したアリーヤとロバート・ストーンが帯同。
ショッツィの不知火をトップロープに座らせ回避したメルセデスが、スパイダージャーマンで投棄し、シュバインで仕留めた。


・キース・リーへの挑戦者

北米王座を返上しNXT王座に専念するリーが話しているとキャメロン・グライムスが割り込む。
だがリングに上がろうとしたところを捕まえて痛めつけ、とどめを刺そうとすると、照明が暗転しスカーレットが登場。グライムスはその隙に飛びかかるがパワーボムで投げ捨てられ、カリオン・クロスが画面越しにリーを挑発した。


エヴァーライズ(チェイス・パーカー&マット・マーテル) ×-◯ インペリウム(ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル)
(パワーボム+フライング・ヨーロピアン・アッパーカット)

エヴァーライズが優位に立ったのは一瞬で、ツープラトンからアイクナーがパーカーをフォールした。

だがそこへやたらあごひげを伸ばしたカイル・オライリーが故障から復帰したアンディスピューテッド・エラの4人が襲いかかり、タッグ王座奪取へ名乗りを上げた。


アイザイア・スコット ◯-× ジェイク・アトラス
(JMLドライバー)

アトラスは初披露の旋回させながら落とす雪崩式サモアンドロップを決め、ロープ上を側転しながらのDDTを狙うが、スコットは体勢を崩して阻止。ロープに足が掛かって宙吊りになったアトラスへ容赦なくブラックマジックを浴びせ、リングに上げて必殺技で仕留めた。


NXT北米王座挑戦権争奪3ウェイ戦
フィン・ベイラー ◯ デクスター・ルミス × ティモシー・サッチャー
(肩固め)

ルミスがサイドエフェクトからの肩固めでサッチャーを捕らえるが、フィンがクー・デ・グラでカット。ルミスをカバーするがサッチャーに阻止され、アンクルロックに捕らえられる。
フィンはタップ寸前に追い詰められるが、蘇生したルミスがサッチャーを肩固めで捕らえ失神へ追い込んだ。



2020/8/5のNXT #575 パット・マカフィー登場


NXT女子王座挑戦権争奪戦
リア・リプリー ×-◯ ダコタ・カイ
(メルセデス・マルティネスが襲撃→スパイクGTK)

胸へのビンタで挑発されたリアは激怒し、圧倒的にダコタを攻め続ける。
肩車から前方のエプロンへシャレにならない勢いで叩きつける荒業も喰らわせるが、かえってダコタは目を覚まし反撃する。
非常に手が合い大激戦となるが、最後はメルセデス・マルティネスがレフェリーの目を盗んでリアを襲い、すかさずダコタがトップロープにリアの足を掛けてのスパイクGTKでとどめを刺した。

メルセデスは試合後もリアを襲い流血させた。


ブロンソン・リード ◯-× シェイン・ソーン
(スプラッシュ)

一軍昇格を無かったことにされたソーンがNXTに復帰。頭角を現しつつあるリードに正面からしばき合いを挑み互角に戦うが、デスバレーボムからのスプラッシュで押し潰された。


NXT北米王座挑戦権争奪3ウェイ戦
◯ ダミアン・プリースト × オニー・ローキャン リッジ・ホランド
(ローリングカッター)

一昨年にデビューしたルーク・メンジーズがリッジ・ホランドに改名し、NXT UKで再調整したうえで復帰。
大柄なプリーストを軽々と何度も放り投げパワーをアピールした。
三人の中ではローキャンが激しい打撃と身軽な空中技で目立ったが、最後はプリーストがホランドをチョークボム、ローキャンをローリングカッターで仕留め、王座戦へ駒を進めた。


キース・リー ◯-× キャメロン・グライムス
(ライガーボム)

グライムスは的確なカウンターで対抗するが、ケイヴインを受け止められたのが運の尽き、ショートレンジラリアットで繰り返しなぎ倒され、とんでもない高角度のライガーボムで沈められた。


・レガード・デル・ファンタズマの公開処刑

外を歩いていたブリーザンゴがレガード・デル・ファンタズマに襲われ、ファンダンゴが車で拉致された。
ファンタズマはファンダンゴをリングに連れ出しリンチし、駆けつけたタイラー・ブリーズも返り討ちにした。


ティーガン・ノックス ◯-× インディ・ハートウェル
(シャイニングウィザード)

解説には元NFL選手で現役時代のシーズンオフにはコメディアンもしていたというパット・マカフィーが加わる。
前回アリーヤの乱入で初勝利をあげたインディだが、わりと普通にティーガンに負けた。


NXTタッグ王座戦
インペリウム(ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル) ◯-× アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)
(パワーボム+フライング・ヨーロピアン・アッパーカット)防衛成功

あごひげを伸ばしてきたオライリーがフィッシュと交代すると、インペリウムを二人まとめて料理し、バーセルの脚を集中攻撃する。
だがセコンドについていたアダム・コールがマカフィーと口論になり、それに気を取られた隙にフィッシュがツープラトンからバーセルにフォールされてしまった。

オライリーに勝るとも劣らないあごひげを見せつけるようにHHHが出てきて仲裁したが、マカフィーは制止を振り切ってコールを蹴りつけてしまった。



2020/8/12のNXT #576 ハンドパワーです


ハンドパワーですダニー・バーチ ×-◯ カリオン・クロス
(スリーパーホールド)

バーチはゴング前に奇襲を仕掛け、なぜか普通に試合が始まる。
正面から戦いを挑み善戦するが、サイトースープレックス(バックドロップ)2発で沈黙し、スリーパーホールドで失神させられた。

試合後、キース・リーが現れNXT王座戦の調印書をクロスに渡す。サインしスカーレット経由で戻ってきたそれを開くと、なぜか炎が上がり、リーは顔を焼かれてしまった。


ドレイク・マーベリック △-△ キリアン・デイン
(アンディスピューテッド・エラの乱入によりノーコンテスト)

マーベリックが空中技を立て続けに決めたが、アンディスピューテッド・エラが乱入して二人を襲い、試合をブチ壊してしまった。


タイラー・ブリーズ ×-◯ サントス・エスコバー
(ファントムドライバー)

先週ファンダンゴを拉致られたブリーズは怒り心頭でイケメンムーブを封印。打撃を連発で決めるが、レガード・デル・ファンタズマの二人が牽制した隙に必殺技で仕留められた。

ファンダンゴが腕を吊り、松葉杖を突いて駆けつけるがもちろん返り討ちにされたものの、アイザイア・スコットがブリーザンゴを救出した。


ミア・イム ◯-× インディ・ハートウェル
(サブミッション)

インディはパワーで優位に立つがビンタでミアを怒らせ、クルックヘッドシザーズから腕をひねり上げる新サブミッションでタップした。


ブロンソン・リード ◯-× ダミアン・プリースト
(ジャックナイフフォール)

すでに北米王座戦へ駒を進めている二人の対決。波に乗るリードはプリーストの飛び技を受け止めてパワースラムで落とし、スプラッシュを狙うが、プリーストは転がって回避。逃げ切れず両足が背中に命中していたが不思議とダメージは浅く、プリーストは必殺のローリングカッターに捕らえたが、リードは体勢を崩してまさかのジャックナイフフォールで丸め込んだ。


ケイシー・カタンザーロ&ケイデン・カーター ×-◯ アリーヤ&メルセデス・マルティネス
(シュバイン)

メルセデスが序盤で受けたハリケーンラナを2発目は見切って、シュバインに切り返しケイシーをフォールした。
前半で出たメルセデスのリバースパワーボムにアリーヤのダイヤモンドカッターを合わせるツープラトンの時、アリーヤがカメラにアピールせずちゃんとカットを封じていたら普通に試合が終わっていたと思う。

それはともかくリア・リプリーがメルセデスへの報復に現れ、アリーヤのナイスアシストで返り討ちにされかけたが、ショッツィ・ブラックハートが駆けつけ救出した。


NXT北米王座挑戦権争奪3ウェイ戦
× KUSHIDA ◯ キャメロン・グライムス ベルベティーン・ドリーム
(ケイヴイン)

直前まで伏せられていた3人目はベルベティーンだったが、最も躍動したのはKUSHIDA。二人をまとめて翻弄し、試合を支配し続けた。
パープル・レインメーカーを受け止め、腕ひしぎからホバーボードロックへ移行し、デスバレーボムもホバーボードロックへ切り返したが、それをグライムスがケイヴインで踏み潰し、ベルベティーンを場外へ落としてKUSHIDAをフォールした。

ベルベティーンは腹いせにKUSHIDAを襲い、勝ち誇った。



2020/8/19のNXT #577 強烈過ぎるリップタイド


NXT北米王座挑戦権争奪戦セカンドチャンス
ジョニー・ガルガノ ◯-× リッジ・ホランド
(ワンファイナルビート)

デクスター・ルミスが負傷欠場となり、挑戦者枠が2つ空いたため、予選敗退したガルガノら4人にセカンドチャンスが与えられた。
ガルガノは腕狙いも功を奏さず、パワースラムで脳天から落とされと大苦戦するが、リングインしようとするホランドの足をキャンディス・レラエが果敢につかむ。ガルガノはすかさずまたいだロープを蹴りつけるローブローでひるませ、ワンファイナルビートを決めて妻の献身で勝ちを拾った。


ジェシー・カミーア ×-◯ ダコタ・カイ
(GTK)

ダコタはジェシーに一瞬反撃を許したが、危なげなく勝利した。

特番で挑戦する女子王者の紫雷イオを挑発していると、ご本人登場され関西弁で罵られながら攻撃されるが、ラクエル・ゴンザレスが駆けつけイオを叩きのめしてしまった。


ブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ)&アイザイア・スコット ×-◯ レガード・デル・ファンタズマ(サントス・エスコバー&ラウル・メンドーサ&ホアキン・ワイルド)
(ファントムドライバー)

特に因縁のないスコットがJMLドライバーをエスコバーに決めるが、レフェリーは対戦権はぶつかった時にタイラー・ブリーズに移ったと主張しカウントせず。スコットはメンドーサとワイルドのツープラトンで片付けられ、ブリーズもファントムドライバーで仕留められた。


・アダム・コールとパット・マカフィーが対面

アンディスピューテッド・エラの4人と取り巻き3人を連れたマカフィーが対面。コールは制止しようとするスタッフを蹴散らし、特番での対戦が決まった。


リア・リプリー&ショッツィ・ブラックハート ◯-× アリーヤ&メルセデス・マルティネス
(ダイビングセントーン)

リアは自陣近くでアリーヤにリップタイドを浴びせ、ショッツィにとどめを刺させようとする。ロバート・ストーンがレフェリーを引きつけ、メルセデスがショッツィを足止めするが、リアに捕まりメルセデスは場外フェンスを超えてパワーボムで投棄される。リップタイドを受けてから1分近く経っていたがアリーヤは全然立ち上がれず、そのままショッツィにとどめを刺された。リップタイドの威力が強烈過ぎる。


NXT北米王座挑戦権争奪戦セカンドチャンス
フィン・ベイラー ×-◯ ベルベティーン・ドリーム
(パープル・レインメーカー)

ベルベティーンはサングラスと帽子を着けたまま試合に臨み、フィンに順々に捨てられる。
終盤、キャメロン・グライムスが現れ北米王座ベルトを勝手に持ち出し、リングサイドのハシゴの上で観戦する。フィンがたびたび気を取られていると、ガルガノがハシゴを倒し、リングに落下したグライムスはレフェリーを巻き込んでしまう。
さらにブロンソン・リード、ダミアン・プリーストも現れ乱闘となり、フィンはベルトを拾って喜ぶベルベティーンを一蹴したが、何も関係ないティモシー・サッチャーがフィンを襲撃。
リングに放り込まれ、ベルベティーンにフォールされてしまった。



2020/8/22のNXT TAKEOVER ⅩⅩⅩ #578


フィン・ベイラー ◯-× ティモシー・サッチャー
(クー・デ・グラ→1916)

急ごしらえの因縁試合。接触していると関節を取られるサッチャーにさしものフィンも苦戦するが、アンクルロックを耐え抜くと必殺技2連発でかたを付けた。


NXT北米王座決定5ウェイラダー戦
◯ ダミアン・プリースト ジョニー・ガルガノ ブロンソン・リード キャメロン・グライムス ベルベティーン・ドリーム
戴冠

4階建てのスーパープレックス、キャンディス・レラエを背負ったリードのガルガノへのスプラッシュ、場外フェンスを超えて画面外まで飛んで行くベルベティーンなど衝撃映像が連発。
最後はプリーストとガルガノがベルトをつかんで引っ張り合うが、握力の尽きたガルガノが落下し、プリーストが新王者に輝いた。


アダム・コール ◯-× パット・マカフィー
(パナマサンライズ)

NXTでもこういう有名人を迎えた試合をやるようになったのかと感慨深い。
というかマカフィーが異常にプロレスが上手い。コールが受けてやる部分と全く関係なく空中姿勢の美しいセントーンボムやドロップキックを見せ、トップロープからムーンサルトで着地し、ひとっ飛びでトップロープに乗ってのスーパープレックスは何人が真似できるだろう。少なくともパンチはランディ・オートンの百倍上手い。
牛殺しや最後のパナマサンライズの受け身も完璧で、というかカナディアンデストロイヤーは素人に喰らわせる技じゃないだろww
ぜひまた試合を見たくなる堂々たるプロレスラーっぷりだった。


NXT女子王座戦
紫雷イオ ◯-× ダコタ・カイ
(ムーンサルトプレス)防衛成功

ダコタはGTKを決めるがロープに近すぎてブレイクされる。ブートをレフェリーに誤爆してしまい、イオのムーンサルトプレスが決まるがカウントは入らず。これまでおとなしくしていたラクエル・ゴンザレスがすぐにイオをチョークスラムで叩きつけたが、ダメージを負ったレフェリーのカウントは遅くフォールに至らなかった。
イオは初披露のカミゴェで反撃し、ラクエルもろともムーンサルトアタックでなぎ倒し、2発目のムーンサルトプレスでベルトを守った。

その後ラクエルがイオを襲ったが、リア・リプリーが現れ追い払った。


NXT王座戦
キース・リー ×-◯ カリオン・クロス
(雪崩式ドゥームズデイ・サイトースープレックス)王座奪取

無敗ながらこれまで特段良い試合をしたわけでもなく挑戦権を得たクロスだが、肝心のリーと全く手が合わない。いたって低調な試合展開のまま、盛り上がることなくなんか普通に勝った。
少なくともTAKEOVER史上最低のメイン戦だったことは疑いない。
今のところクロスの魅力は入場とスカーレットと顔芸だけで9割を占めており、試合内容自体はあんまり。リーの一軍昇格がすでに決まっており、新王者が必要だったがちょっと早計に過ぎたような気もする。 



2020/8/26のNXT #579 四日天下


・カリオン・クロスがNXT王座を返上

4日前のTAKEOVERで新王者に輝いたばかりのクロスが、試合中の負傷により長期欠場となり、NXT王座を返上した。塩試合だったが負傷の影響もあったのだろうか。


NXTタッグ王座戦
インペリウム(ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル) ×-◯ ブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ)
(ダイビングレッグドロップ)王座奪取

解説にはプロレス史上最も説得力のない必殺技の一つウェイストランドでおなじみウェイド・バレットが就任。
ブリーザンゴは特番のプレ・ショーでレガード・デル・ファンタズマとオニー・ローキャン&ダニー・バーチと戦い、ブリーズがローキャンをスーパーモデルキックで沈め挑戦権を獲得したとのこと。

試合は交代されても相手に主導権を与えない、をテーマにしているのか交代されてもそのまま追撃されるケースがなぜか多発。ブリーズも交代してすぐ捕らえられるが、ツープラトンをかわして二人続けてスーパーモデルキックを浴びせると、ファンダンゴがダイビングレッグドロップを二人同時に喰らわせ、アイクナ―をフォールし、一軍・二軍通じて初のタッグタイトルを獲得した。


トマソ・チャンパ ◯-× ジェイク・アトラス
(ウィローズベル)

チャンパはクロスに負けて以来2ヶ月ぶりの登場。簡単にアトラスを料理した。
試合後もいたぶり続け、病院送りにし存在をアピールした。


ミア・イム ×-◯ ショッツィ・ブラックハート
(ダイビングセントーン)

先に入場したミアへ、関係ないロバート・ストーンがアリーヤとともに現れアピールしていると、ショッツィが背後からストーンを戦車で轢いて登場。
ミアのミサイルキックを自爆させ、背中へのセントーン、腹へのダイビングセントーンと畳み掛け勝利した。


・NXT王座の行方

ウィリアム・リーガルGMが久々にリングに上がり、次週ジョニー・ガルガノ、トマソ・チャンパ、フィン・ベイラー、アダム・コールの4人による史上初の4ウェイ60分アイアンマン戦で新NXT王者を決定すると発表した。
ちなみに前王者キース・リーはこの週に早くも一軍昇格を果たした。


NXTクルーザー級王座戦
サントス・エスコバー ◯-× アイザイア・スコット
(ヘッドバッド)防衛成功

エスコバーはスコットの独創的なムーブに手を焼き、場外戦でアクリル板と階段に叩きつけペースを奪い返す。
だが挑発的な打撃で目を覚ましたスコットは反撃し、レガード・デル・ファンタズマの二人が救援に駆けつけるが、すぐブリーザンゴに排除される。
スコットはJMLドライバーを決めたがロープに近すぎて逃げられ、エスコバーはリング下に隠してあったエル・イホ・デル・ファンタズモの覆面をかぶる。額が出っ張っており、鉄板か何かが仕込んであるようで、ヘッドバッドを喰らわせるとスコットは昏倒し、フォールを奪われた。


ドレイク・マーベリック ×-◯ カイル・オライリー
(ヒールホールド)

キリアン・デイン相手に優勢だった試合を壊されたマーベリックの報復戦だったが、不知火をかわされるとヒールホールドに捕らえられ、力尽きてタップした。

ロデリック・ストロング&ボビー・フィッシュと三人でいたぶっていると、デインが現れイスで三人を追い払う。だがマーベリックもクローズラインでなぎ倒してしまった。


紫雷イオ&リア・リプリー ×-◯ ダコタ・カイ&ラクエル・ゴンザレス
(チョークスラム)

終盤、メルセデス・マルティネスがエプロンに立つリアの足を払い階段に落下させる。
リアはなんとか立ち上がり、孤立したイオとの交代にこぎ着けるが、手負いではラクエルに敵わず、豪快なチョークスラムで叩きつけられた。



2020/9/1のNXT SUPER TUESDAY #580 アイアンマン戦の結末


ストリートファイト
ブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ)&アイザイア・スコット ◯-× レガード・デル・ファンタズマ(サントス・エスコバー&ラウル・メンドーサ&ホアキン・ワイルド)
(JMLドライバー)

2週限定で火曜に放送された特番の1日目。
前半はフェイス組が凶器を駆使して圧倒するが、ファンタズマは空中殺法で反撃。
さらに前タッグ王者のインペリウムが現れタイラー・ブリーズを5人がかりで襲うが、ファンダンゴとスコットがトップロープより高い機材の上からダイヴし4人をなぎ倒す。そしてただ一人回避したエスコバーをすかさずスコットが必殺技で仕留めた。


ケイシー・カタンザーロ ×-◯ キャンディス・レラエ
(カーブストンプ)

事前にケイシーのPVが流れたわりにあっさりとカーブストンプ(ポール・バーチル式)でやられた。


ブロンソン・リード ×-◯ ティモシー・サッチャー
(フジワラアームバー)

サッチャーはせっかく捕らえたのに打撃戦を挑んでしまい自ら苦戦を招く。
だがそこへ一軍から降格してきたオースティン・セオリーが現れ、リードを襲撃。サッチャーはすかさずクロスアームバーに固め、逃げられかけるとフジワラアームバーに切り替えてタップさせた。


NXT王座決定4ウェイアイアンマン戦
ジョニー・ガルガノ アダム・コール フィン・ベイラー トマソ・チャンパ

60分経過時点で最も多くのフォールかタップを奪った者の勝利となるルール。4人で行うのはWWE含めても史上初のはず。
4人いると容易に決着に至らず、25分頃にアダム・コールはバレットクラブメンバーのフィン・ベイラーに共闘を呼びかける。フィンは応じたふりで油断させると場外へ放り捨て、トペコンヒーロで追い撃ちすると場外のアクリル板へジョン・ウーで叩きつけ、リングに上げてクー・デ・グラで初のフォールを奪った。

フィン・ベイラー ◯-× アダム・コール

リードしたフィンが3人に狙われ、チャンパがフェアリーテール・エンディングを決めたが、ガルガノがチャンパを場外へ投げ、フォールを横取りした。

ジョニー・ガルガノ ◯-× フィン・ベイラー

スリングショットDDTを狙うガルガノをスーパーキックで撃墜したコールがすかさずパナマサンライズを決めて追いついた。

アダム・コール ◯-× ジョニー・ガルガノ

ガルガノとコールに二人同時にウィローズベルを浴びせたチャンパがコールへフェアリーテール・エンディングで駄目押しし、これで4人が同点で並んだ。

トマソ・チャンパ ◯-× アダム・コール

その後は誰も抜け出せないまま残り1分を切る。チャンパが雪崩式シュバインでガルガノを仕留めたものの、すかさずフィンがクー・デ・グラを突き刺し、3カウントが入る。
フィンは勝利を確信したが残り10秒でコールが背後からラストショットを決め、終了直前に3カウントが叩かれた。

フィン・ベイラー ◯-× トマソ・チャンパ

アダム・コール ◯-× フィン・ベイラー

ウィリアム・リーガルGMはフィンとコールの二人に決着戦を命じた。



2020/9/8のNXT SUPER TUESDAY #581 5年ぶりの戴冠


NXT王座決定戦
フィン・ベイラー ◯-× アダム・コール
(雪崩式1916)戴冠

第1試合で大一番が組まれた。
2度のCMを挟み、フィンがクー・デ・グラを突き刺すが、事前に極められていたフィギュア―フォーで痛めた脚のせいでカバーが遅れ3カウントには至らず。
コールはラストショットを完璧に決めるが、フィンはそれを跳ね返して見せ、クー・デ・グラの体勢を崩されたがそのまま雪崩式1916で落とし、2015年7月に日本公演で獲得して以来の実に5年ぶりにNXT王座を奪取した。


・NXT女子王座の行方

ロバート・ストーンが恨み重なるショッツィ・ブラックハートの戦車を壊そうとすると、ショッツィが現れストーンはごまかす。そこへアリーヤが背後から襲いかかるが、突き飛ばした先に紫雷イオがいて、イオとショッツィに追い回される。
アリーヤはリングに追い詰められ、ストーンととともに懲らしめられたが、ショッツィはもののついでに女子王座ベルトに興味を示した。


アシャンティ・アドニス ×-◯ ベルベティーン・ドリーム
(デスバレーボム)

テフティ・マイルズから急に改名。完全に舐め腐っていたドリームは次々と技を浴びるが、レフェリーを盾にして隙を作り、すぐさまデスバレーボムで仕留めた。

だが勝ち誇っているところをKUSHIDAに襲撃されボコられた。


ブロンソン・リード ◯-× オースティン・セオリー
(スプラッシュ)

およそ9:1のポゼッションで延々とセオリーが攻められる。コーナーに頭を突っ込ませようやく反撃するが長くは続かず、必殺技のTKOも膝と腰のダメージで抱え切れずに自壊し、スプラッシュで押し潰された。


キリアン・デイン ×-◯ ロデリック・ストロング
(ジャンピングニーパット)

セコンドについたボビー・フィッシュが大車輪の活躍。おとりになり、足を蹴ってエプロンから落下させ、ストロングを引きずって飛び技から助け、最後は殴られている隙にニーパットを喰らわせたストロングが勝ちを拾った。

二人がかりで暴行していると、ドレイク・マーベリックが鉄パイプを手に救援に現れる。普通に返り討ちになったが、デインが息を吹き返し、二人を追い出す。マーベリックは握手を求めたが、デインは殴りつけて去っていった。


スティールケージ戦
リア・リプリー ◯-× メルセデス・マルティネス
(雪崩式テーブル直下リップタイド)

メルセデスはあらかじめ金網内に凶器を入れていくが、そこを背後からリアに襲われる。
だがイス直下のオクラホマスタンピートで反撃し、スパイダージャーマンで投棄しさらに飛び技を狙うも、リアはイスを顔に投げつけて阻止。
セコンドのロバート・ストーンが金網を上って助太刀しようとするがリアに捕まるも、メルセデスは竹刀で背中を殴り、雪崩式ネックブリーカーで落とすがカウントは2まで。
最後はテーブルを設置しスーパープレックスを狙ったが、逆にリップタイドで叩きつけられ、リアに軍配が上がった。



2020/9/16のNXT #582 世界一やさしいスパイク


紫雷イオ ◯-× ショッツィ・ブラックハート
(ムーンサルトプレス)

ノンタイトル戦ながら力を示したいショッツィはタイガースープレックスホールドからそのままキャトルミューティレーションに固めるが、イオはなんとか逃れる。
ムーンサルトプレスも崩して雪崩式フランケンシュタイナーを浴びせるが、イオにエプロンでのジャーマンを突き刺されて場外へ落下し、リングに戻されムーンサルトプレスで仕留められた。


トマソ・チャンパ ◯-× デスモンド・トロイ
(ウィローズベル)

デンゼル・デジャーネット改めデスモンド・トロイに何もさせずチャンパが完勝した。

その後、病院送りにされたジェイク・アトラスが現れ、恐れ知らずにも喧嘩を売った。


オープンチャレンジ戦
オースティン・セオリー ×-◯ KUSHIDA
(ホバーボードロック)

セオリーが対戦者を募ると怒れるKUSHIDAが応じる。ラフファイトで左腕を痛めつけ、鉄柱に誤爆し痛がるセオリーに容赦なく肩を外す勢いでブルドッグを左腕に浴びせ、命乞いを無視してホバーボードロックでタップさせた。


NXTタッグ王座戦
ブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ) ◯-× インペリウム(ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル)
(ウラカンラナ)防衛成功

インペリウムがゴングを待たずに殴りかかり、勢いに乗ってファンダンゴを孤立させる。
ノーダメージのブリーズへの交代にこぎ着けるが逆転には至らず、ブリーズもアイクナーのブレーンバスターで大ダメージを負うが、ファンダンゴが余力を振り絞り、フォールを許さない。
最後もパワーボムに担ぎ上げられたブリーズにあえてドロップキックを浴びせて相手のツープラトンを崩し、ブリーズがアイクナーを丸め込んだ。


ケイシー・カタンザーロ&ケイデン・カーター ◯-× ザイア・リー&ジェシー・カミーア
(ジャックナイフフォール)

ヒールかフェイスかはっきりしなかったジェシーはいちおうフェイスの模様。元バレーボール選手の前歴を活かしたスパイクがすごく優しいエルボーで吹いた。
ケイシー&ケイデンのフィジカルタッグは連携が良くなってきて、ケイデンがクルーシフィックスに捕らえたザイアをケイシーが蹴り倒し、ジャックナイフフォールに固めてケイデンと入れ替わるツープラトンで勝利した。

敗れたザイアはグータッチを拒否して去り、不満をあらわにした。


ドレイク・マーベリック&キリアン・デイン ◯-× アンディスピューテッド・エラ(ロデリック・ストロング&ボビー・フィッシュ)
(イス使用により反則)

デインが現れず、マーベリックは二人がかりでボコられる。デインはバックステージでそれを見て笑っていたが、ウィリアム・リーガルGMに叱責され、しぶしぶリングへ。マーベリックをリングに無理やり戻して帰ろうとするが、ストロングに罵られて怒り、一人でエラの二人を蹴散らす。
フィッシュがイスを持ち出したため反則決着となったが、問題なくエラをリングから追い出し、ついでにマーベリックを殴り倒した。


・ジェイク・アトラス報復失敗

試合を待つまでもなく駐車場でチャンパがアトラスを襲い、次週の試合が決定した。


NXT北米王座戦
ダミアン・プリースト ◯-× ティモシー・サッチャー
(レコニング)防衛成功

プリーストは打撃中心で攻め、サッチャーの関節地獄に対抗するが、打撃も次第に見切られ絡め取られていく。
だが長い脚を打撃だけではなくロープブレイクにも利用し、フジワラアームバーから逃れると、トップロープからの豪快なフライングニールキックでなぎ倒し、ローリングカッター改めレコニングでベルトを死守した。



2020/9/23のNXT #583 知らない女だらけのバトルロイヤル


・5人がレトリビューションへ

視聴者の9割が絶対コケると思ってた一軍の新チームのレトリビューションの正体が、ドミニク・ダイジャコビッチ、シェイン・ソーン、ディオ・マディン(NXT未登場)、ミア・イム、メルセデス・マルティネスと明かされた。
リーダーが小物のムスタファ・アリの時点で絶対ダメだと思った。なおメルセデス・マルティネスはすぐに離脱しNXTへ復帰するし、レトリビューション自体も半年で崩壊する模様。


NXT女子王座挑戦権争奪バトルロイヤル
○ キャンディス・レラエ

例によって知らない女子がいっぱいいるバトルロイヤルは楽しい。
まずティーガン・ノックスが試合前にキャンディス・レラエに襲われ欠場。
リア・リプリーにジーア・ローマンが、ラクエル・ゴンザレスにレイヴェン・マリーが落とされる。
リアはエリー・ハイルを放り捨て、久々登場のマリナ・シャフィールも落とす。シェイナ・ベイズラーと組んでたしロデリック・ストロングの嫁のマリナが初登場に混じってこんなあっさりと?
ラクエルがエイブリー・テイラーと誰なのか調べるのに一番手間取ったブランディ・ローレンとリタ・レイスを落とし、リアがエミリー・アンズリスを、ラクエルはキャロリーナを落とす。
問題外がいなくなり、ケイシー・カタンザーロがアリーヤに落とされるが、両足着地しなかったため倒立で復帰。
リアはアリーヤのアクセサリー?を奪い、殴りつけるとロバート・ストーンが支え切れずに脱落した。
ケイデン・カーターがザイア・リーを落とし、またも落とされかけたが場外フェンスに捕まって耐えるケイシーを助けようとしたケイデンが、ラクエルに蹴られて落下。ケイシーはケイデンの肩に乗ってリングに戻り、優勝候補のリアとラクエルが相打ちになって脱落。
ケイシーはインディ・ハートウェルを落とすが、キャンディスとダコタ・カイに狙われついに脱落。
ここまで全く目立たなかったショッツィ・ブラックハートがダコタのブートをかわして落とし、キャンディスとの一騎打ちへ。キャンディスは階段に落とされるが、上手くショッツィを両足で跳ね飛ばし、勝利を飾った。

ちなみに参加者を全員特定するために2時間ほど掛かったし、19人いるのに主要メンバーだけ数えて11人バトルロイヤル扱いされている模様。


トマソ・チャンパ ◯-× ジェイク・アトラス
(フェアリーテール・エンディング)

アトラスはラフファイトで大健闘しチャンパを振り回したが、とどめのDDTに向けロープ上を側転中に蹴り落とされ、ウィローズベルを浴びる。チャンパはさんざん罵った末にフェアリーテール・エンディングでとどめを刺した。


ロデリック・ストロング&ダニー・バーチ ◯-× ファビアン・アイクナー&ラウル・メンドーサ
(ハングマン式ダイヤモンドカッター)

タッグ王座を狙う4チームが混成タッグを組んで対決。
特に連携は見られず、バーチが長時間捕まったが交代するとストロングが二人まとめて蹴散らし、その間に回復したバーチがメンドーサを仕留めた。


ダミアン・プリースト ◯-× オースティン・セオリー
(レコニング)

はじめは相手を舐めてへらへら笑っていた両者だが、手強さに余裕を失って真剣にしばき合う。
セオリーはパワーを見せつけるように大柄なプリーストを何度も軽々と担ぎ上げて技を掛けるが、プリーストは強烈な打撃で悶絶させる。
最後は場外での竜巻蹴りからエプロンへのレイザーズ・エッジを決めたプリーストが、レコニングで仕留めた。

だがジョニー・ガルガノに襲われ、特番に向けて強引に因縁が作られた。
その後、紫雷イオのインタビューにガルガノが妻とともにちょっかいを入れていると、プリーストに報復された。


リッジ・ホランド ◯-× アントニオ・デ・ルカ
(ノーザンライトボム)

ルカは未契約。なすすべもなくいたぶられた。


NXT北米王座挑戦権争奪ガントレット・エリミネーター戦
KUSHIDA ○ カイル・オライリー ブロンソン・リード ティモシー・サッチャー キャメロン・グライムス

北米王座への挑戦権を賭けて5人でのガントレット戦(勝ち抜き戦)が行われる。今回は4分ごとに次の参戦者が現れる、ロイヤルランブルに似たルール。
まずはKUSHIDAとオライリーが関節を取り合い、3番手のリードは巨体で二人を圧倒。リードとオライリーがトップロープで揉み合っていると、ベルベティーン・ドリームが乱入しKUSHIDAをデスバレーボムで叩きつけ、コーナー上に残ったリードがスプラッシュで押し潰した。

4人が入り乱れて戦い、リードがサッチャーへのスプラッシュを自爆すると、すかさずオライリーがダイビングニードロップを背中に突き刺し3カウントを奪った。

波に乗るオライリーはサッチャーに絡みつかれるが、上手く体勢を入れ替えスクールボーイで丸め込んだ。

そこへグライムスがケイヴインで飛び込み踏み潰すが、オライリーはかろうじてロープに逃げる。
グライムスは動揺しながらも次々と技を決めるが、一番手入場ながらオライリーは粘りを見せ、最後は脚を絡み取ってヒールホールドでタップさせた。



2020/9/30のNXT #584 ジョーイ・ピスタチオ(仮名)


ショッツィ・ブラックハート ◯-× ダコタ・カイ
(スクールガール)

特番直前回。
ショッツィはエプロンで不知火を敢行するが、掛かりが不完全で自分も頭から突き刺さり相打ちとなる。
さらにラクエル・ゴンザレスに足をすくわれ頭を打つが、そこへリア・リプリーが駆けつけラクエルを排除。その隙にダコタを丸め込んで辛勝した。


キャメロン・グライムス ◯-× ジョーイ・ピスタチオ
(ケイヴイン)

グライムスの招待試合。本名(アリエル・ドミンゲス)が思いっきり書かれたコートを着て現れたピスタチオを一瞬で踏み潰した。


キャメロン・グライムス ◯-× リッジ・ホランド
(ブレイク無視により反則)

続いて二人目を呼び込むが、それを蹴散らしてリッジ・ホランドが名乗りを上げる。
圧倒的にいたぶられ、グライムスはロープに逃げたが構わず蹴りつけられ、反則裁定が下った。


KUSHIDA ◯-× トニー・ニース
(ホバーボードロック)

KUSHIDAが筋肉自慢中のニースに延髄斬りを浴びせれば、ニースは地獄突きを返し、ロープに首を叩きつける。だが怒れるKUSHIDAはコーナーポストに叩きつけてやり返すと、腕へのブルドッグを連発し、ホバーボードロックで絞め上げ圧勝した。


アダム・コール ◯-× オースティン・セオリー
(ラストショット)

コールはカイル・オライリーを侮辱した(?)セオリーを呼び出し対戦を要求。
8:2くらいのポゼッションで次々と技を決め続け、しぶとく粘るセオリーを下した。


ケイデン・カーター ◯-× ザイア・リー
(ロールアップ)

ヒールターンしつつあるザイアはなごやかにタッチしたが、次第にラフファイトに移って行く。
最後は丸め込み合戦をケイデンが制すると、気遣う彼女をザイアは突き倒して帰っていった。


・フィン・ベイラー VS カイル・オライリー

特番でのNXT王座戦を控える両者が、ショーン・マイケルズ立ち会いのもと対談した。


紫雷イオ&ダミアン・プリースト ×-◯ ジョニー・ガルガノ&キャンディス・レラエ
(ワンファイナルビート)

王者組は意気投合し、ゴング前から挑戦者夫妻に殴りかかる。
ガルガノは夫婦揃ってコーナーに倒れると、自分だけイオのダブルニーアタックを避けてキャンディスには直撃する失態を見せるが、イオのタイガーブーメランから妻をかばって汚名返上。
だがイオはガルガノにスワンダイブミサイルキックとアッパーカットを喰らわせ、さらにプリーストのアシストを得てムーンサルトプレスも浴びせる。
プリーストがレコニングでとどめを刺そうとしたが、キャンディスが急所蹴りでそれを阻止し、ガルガノがワンファイナルビートで逆転勝ちし、夫妻は相手のベルトを我が物顔で掲げてみせた。



2020/10/4のNXT TAKEOVER ⅩⅩⅩⅠ #585


NXT北米王座戦
ダミアン・プリースト ◯-× ジョニー・ガルガノ
(ハングマン式レコニング)防衛成功

NXTにもリモート観戦する観客が映ったモニターが客席に設置されたサンダードームが導入。
プリーストは脚を痛めつけられ、謎のアサイDDTやローブローからのシャーク・イン・ザ・ウォーターやガルガノ・エスケープも喰らうが、それ耐え抜くとワンファイナルビートを受け止め、ハングマン式のレコニングで逆転勝ちした。


KUSHIDA ◯-× ベルベティーン・ドリーム
(ホバーボードロック)

怒り心頭のKUSHIDAはアピール中のドリームをジャケットも脱がずに襲撃。その後も遠目に見るとモザイクが掛かってるような髪を白く染めてきたドリームをラフファイトで攻める。
最後はデスバレーボムを喰らったものの、その勢いのままホバーボードロックに固めてタップさせ、その後もレフェリーの制止を振り切って殴りつけ、関節技で2回タップさせた。


NXTクルーザー級王座戦
サントス・エスコバー ◯-× アイザイア・スコット
(ダブルアームフェイスバスター)防衛成功

両雄は技量を見せつけ合うように技を繰り出す。スコットは450スプラッシュを完璧に決めるがエスコバーはカウント2.9で肩を上げる。動揺したスコットはエプロンでのJMLドライバーを狙うが、外された拍子にコーナーに頭をぶつけ意識が飛んでしまい、すかさずダブルアームでエンジェル・ウィングスのように担ぎ上げ、膝に顔面を落とす新技で仕留められた。


NXT女子王座戦
紫雷イオ ◯-× キャンディス・レラエ
(ムーンサルトプレス)防衛成功

キャンディスはラフファイトで優位に立ち、夫のガルガノ・エスケープで捕らえるが、ロープに逃げられる。構わず殴りつけていると振り上げた手がレフェリーの顔に当たってしまい、驚いた隙にイオはシュバインからのムーンサルトプレスを狙うが、今度は剣山で跳ね飛ばされたイオがレフェリーに衝突。
キャンディスはカーブストンプで踏み潰したがレフェリー不在でカウントが入らず、夫のガルガノがレフェリーのシャツを着ながら駆け込み高速カウントを叩くが一歩間に合わない。
ガルガノは復活したレフェリーに退場を促されるが妻にイオの王座ベルトを渡すことに成功。しかしイオはベルト殴打でもフォールを許さず、トップロープに上がったキャンディスを雪崩式スパニッシュフライで落とすと、ムーンサルトプレスで追い打ちし、夫妻の共同作業をしのいだ。

その後トニー・ストームがNXT参戦を表明し、さらに故障で長期欠場していたエンバー・ムーンもバイカー(?)にキャラ変してNXT復帰した。


NXT王座戦
フィン・ベイラー ◯-× カイル・オライリー
(クー・デ・グラ)防衛成功

オライリーが途中、フィンのソバットがみぞおちに入り、マジのトーンで場外へ退避するトラブルもあったが、ロープに吊り下げダイビングニードロップを浴びせる荒業で反撃。ネタバレだがこれでフィンは顎を骨折した模様。吐血するが、試合は普通に続行される。
終盤、オライリーがヒールホールドで捕らえるがフィンはロープへ逃れる。脚のダメージは重く、オライリーはアックスキックを狙うがフィンが立ち上がれずタイミングが合わない。近づいたところを倒されスタンディングのクー・デ・グラを被弾し、ジャーマンで投棄したもののまたもクー・デ・グラで踏みつけられる。そしてトップロープからの正調クー・デ・グラを突き刺したフィンが辛くも勝利した。

両雄は健闘を称え握手を交わしたが、そこへリッジ・ホランドが昏倒したアダム・コールを担いで現れ、ポイ捨てしていった。



2020/10/7のNXT #586 


トマソ・チャンパ △-△ KUSHIDA
(ベルベティーン・ドリームの乱入によりノーコンテスト)

フェイスの二人だがラフファイトでしばき合う。
KUSHIDAがトップ級のチャンパとも正面から互角に戦えることを示し、必殺技を回避し続けついにホバーボードロックに捕らえたが、抗争中のドリームが乱入。だがチャンパに誤爆し、すかさず反撃したKUSHIDAがマサヒロ・タナカで客席へと吹っ飛ばした。


・エンバー・ムーンがNXT復帰

2年半ぶりに復帰したエンバーが話しているとNXT女子王者の紫雷イオが割り込む。話そうとするとさらにリア・リプリーが割って入ったが、ダコタ・カイ&ラクエル・ゴンザレスに襲われる。エンバーが助けて殴り合いとなり、ウィリアム・リーガルGMはタッグ戦を命じた。


ドレイク・マーベリック&キリアン・デイン ◯-× エヴァーライズ(マット・マーテル&チェイス・パーカー)
(ビッグブート→マーベリックをパワーボム)

タッグには気乗り薄だが負けるのは気に食わないデインは、劣勢のマーベリックの髪を掴んで自陣に引きずって交代。だがパーカーにとどめを刺そうとするとマーベリックは勝手に交代。当然デインと口論になり、パーカーに丸め込まれるが、デインは蹴り飛ばしてカウントを止めると、パーカーの上にマーベリックをパワーボムで叩きつけ、フォールさせた。
さらに勝利に浮かれるマーベリックを殴り倒し、担いで去っていった。


オースティン・セオリー ◯-× レオン・ラフ
(ATO)

正式契約したラフはウラカンラナで秒殺しかけ、ロープを飛び回って翻弄するが、足を滑らせたところを捕まり、セオリー版TKOのATOで仕留められた。


オースティン・セオリー ×-◯ デクスター・ルミス
(サイレンス)

久々の勝利に気を良くしたセオリーがさらに対戦相手を募るとルミスが名乗り出た。
圧倒的に攻められ続けたセオリーは足をつかんでエプロンに落とし、階段にぶつけて反撃するが、ルミスはクリーンヒットしたドロップキックから平然と立ち上がる。そしてサイドエフェクトからサイレンス(肩固め)で失神させられた。
だがそこへキャメロン・グライムスがケイヴインで飛び込み、ルミスを踏み潰してしまった。


ダニー・バーチ ×-◯ リッジ・ホランド
(ノーザンライトボム)

バーチはいつも通り正面からの激突を選択し、健闘したものの玉砕した。

試合後もバーチを痛めつけているとオニー・ローキャンが駆けつけたが、ホランドはそれも一蹴する。
しかしレフェリーの制止を振り切ってローキャンがプランチャを浴びせると、キャッチに失敗したホランドは両足に重傷を負い、担架で運ばれていった。


ショッツィ・ブラックハート ◯-× ザイア・リー
(ダイビングセントーン)

ザイアは雪崩式の技を狙うがショッツィは落下させ、すかさずダイビングセントーンで仕留めた。

連敗の続くザイアのもとへスーツ姿のボアが2年ぶりに現れ、手紙を渡す。読んだザイアは扇子を持ち帰るのも忘れてボアとともに去っていった。


エンバー・ムーン&リア・リプリー ◯-× ダコタ・カイ&ラクエル・ゴンザレス
(イクリプス)

神秘的なキャラから野性味あふれるキャラに変えてきたエンバーは蹴り技主体で攻める。
一回りでかいラクエルの対処はリアに任せ、リアも期待に応えてラクエルの介入を的確に潰していく。
最後はすさまじい切れ味のイクリプスをダコタに喰らわせ、エンバーが復帰戦を飾った。



2020/10/14のNXT #587 


NXTタッグ王座挑戦権争奪戦
オニー・ローキャン&ダニー・バーチ ×-◯ アンディスピューテッド・エラ(ロデリック・ストロング&ボビー・フィッシュ)
(ジャンピングニーパット)

先週ローキャンのプランチャで重傷を負ったリッジ・ホランドと抗争するはずだった二組がタッグで対決。
ローキャン組は久々にそういえばツープラトンの必殺技だった合体DDTをストロングに決めたが、フィッシュが場外から足をつかんでフォールを阻止。
ローキャンをエプロンのバーチに激突させ、振り向きざまにストロングのジャンピングニーパットが一閃し勝利した。


アシャンティ・アドニス ×-◯ ジェイク・アトラス
(スモールパッケージホールド)

互角に戦っているとラウル・メンドーサ&ホアキン・ワイルドが顔を出し、気を取られたアドニスが丸め込まれて敗北した。

メンドーサらはアドニスを場外へ引きずり出して殴りつけるが、アトラスがトペで二人をなぎ倒す。そこへサントス・エスコバーも現れたが、すぐさまアイザイア・スコットが駆けつけ3対3となり、両チームは睨み合った。


ジョニー・ガルガノ ◯-× オースティン・セオリー
(ワンファイナルビート)

セオリーは多彩な技とガルガノのお株を奪うスーパーキックを2発喰らわせ優位に立つが、本家のスーパーキックを浴びて悶絶し、スネークアイズでコーナーへ突っ込まされ、ワンファイナルビートでとどめを刺された。


NXT女子王座挑戦権争奪戦
ショッツィ・ブラックハート ×-◯ キャンディス・レラエ
(ブラスナックル)

ショッツィはダイビングセントーンを剣山で返されるが、完璧に決まったライオンサルトを跳ね除け、キャンディスもキャトルミューティレーションから逃れて見せる。
必殺技を返し合って決め手を失いつつも、ショッツィはメテオラ(?)を決めて再びダイビングセントーンの態勢に入るが、キャンディスは転がって場外へ逃げ、客席に来ていたインディ・ハートウェルからブラスナックル(メリケンサック)を受け取る。
そしてリングへ入れようとするショッツィをそれで殴りつけ、勝利を強奪した。


トニー・ストーム ◯-× アリーヤ
(ストーム・ゼロ)

ようやくUKとの行き来が再開し、トニー・ストームが1月以来の登場。
アリーヤに先制を許すがマンハッタンドロップから反撃に出て、一気に畳み掛けるとストーム・ゼロ(タイガードライバー)で快勝した。


キリアン・デイン&ドレイク・マーベリック ×-◯ インペリウム(ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル)
(パワーボム+フライング・ヨーロピアン・アッパーカット)

デインはエプロンにいたマーベリックをヒップトスで相手の上に投げるなど乱暴だが、窮地に陥るとマーベリックに交代を求め、タッグとして形になってきた。
だが連携ではインペリウムに全く敵わず分断され、ツープラトンからバーセルがマーベリックをフォールした。

その後エヴァーライズがマーベリックを挑発したがデインに瞬殺された。


NXT北米王座戦
ダミアン・プリースト ◯-× デクスター・ルミス
(ケイヴイン→チョークボム)防衛成功

プリーストは初披露のアンクルロックでルミスの足首をねじるが、意外とダメージは浅く、逆にサイレンスで固められる。長い脚を利してロープへ逃げたが、ルミスは客席のアクリル板に叩きつけて追撃。
しかしエプロンに上がったところをキャメロン・グライムスが襲撃し、ケイヴインでルミスを踏み潰し、リングに入れてしまう。すかさずプリーストがとんでもない高度のチョークボムを浴びせ、ベルトを守った。

さらにグライムスはルミスを挑発していたが、プリーストにレコニングを決められる。
だがプリーストもジョニー・ガルガノに背後からイスで叩かれ昏倒した。
勝ち誇るガルガノとキャンディスへ、ウィリアム・リーガルGMは2週後のハロウィン・ハボック特番での王座挑戦を認めるが、ショッツィ・ブラックハートが現れ、対戦形式はスピン・ザ・ウィール(ルーレット)でランダムに決められると宣告した。




2020/10/21のNXT #588 


三つ巴戦
× トマソ・チャンパ ◯ KUSHIDA ベルベティーン・ドリーム
(ジャーマンスープレックスホールド)

チャンパが二人まとめてなぎ倒し、KUSHIDAはチャンパの左腕を執拗に狙い、やられっぱなしのドリームは不意打ちに活路を見出そうとする。
最後はチャンパがKUSHIDAにフェアリーテール・エンディングを掛けようとするが、場外からドリームがリングインしようとすると標的を変えウィローズベルに入ろうとしたものの、頭がぶつかって両者失神。KUSHIDAがすかさずジャーマンを決めて3カウントを奪った。


エンバー・ムーン ◯-× ジェシー・カミーア
(キャメルクラッチ)

ジェシーは舐めてかかるエンバーに次々と技を決め、クロスフェイスやアンクルロックからも逃れて見せたが、コードブリーカーを被弾するとレッドインクに似た脚をロックしてのキャメルクラッチで絞め上げられタップした。

だが勝ち誇るエンバーは背後からダコタ・カイに襲われ、頭を蹴りつけられた。


ブロンソン・リード ◯-× オースティン・セオリー
(スプラッシュ)

クロスボディを跳ね返されたセオリーはリング上を活きのいい魚のように跳ね回る。
ドロップキックで体勢を崩して反撃に出て、スプラッシュもトップロープに駆け上って阻止しようとするが、エルボーで簡単に落とされるとスプラッシュも押し潰された。


ブロンソン・リード ◯-× オースティン・セオリー
(サモアンドロップ)

諦めの悪いセオリーはすぐさま再戦を要求したが、あっという間に2連敗した。
ふてくされてリングタイツのまま車に乗り帰宅していった。


アイザイア・スコット&ジェイク・アトラス&アシャンティ・アドニス ×-◯ レガード・デル・ファンタズマ(サントス・エスコバー&ラウル・メンドーサ&ホアキン・ワイルド)
(ロシアンレッグスイープ+レッグラリアート)

エスコバーがトペでスコットを吹っ飛ばすが、アトラスは実況席の上を側転しながらのDDTでエスコバーを撃沈。頭をつかんで挑発していると、その隙にワイルドのロシアンレッグスイープにメンドーサのレッグラリアートを合わせるツープラトンでアドニスがフォールされてしまった。


キリアン・デイン&ドレイク・マーベリック ×-◯ エヴァーライズ(チェイス・パーカー&マット・マーテル)
(イス殴打により反則)

エヴァーライズはチョップブロックの連発でデインの足元を崩し、逆エビ固めに捕らえる。カットに入ろうとしたマーベリックは捕まりさんざん挑発されると、ブチギレてイスを持ち出し二人を殴り倒し、反則となった。
デインは余計なことをしたと激怒し、マーベリックを突き飛ばして帰っていった。


ケイシー・カタンザーロ ◯-× ザイア・リー
(カサドーラ)

ケイシーが丸め込んで勝利すると、ザイアは背後から殴り倒し、ケイデン・カーターも蹴り飛ばす。
だがそこへラクエル・ゴンザレスが現れ、三人まとめて片付けてしまった。


ティモシー・サッチャー ◯-× アンソニー・グリーン
(逆エビ固め)

サッチャーが関節技の実演をしていると、グリーンは脚を払って倒し、フロントチョークに捕らえる。
サッチャーはレフェリーを呼んで試合を要求し、ゴングを待たずに殴りつけ、すぐさま逆エビ固めでタップさせた。

なおグリーンはインディー王座歴多数で、この後すぐオーガスト・グレイに改名し正式デビューする。


NXTタッグ王座戦
ブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ) ×-◯ オニー・ローキャン&ダニー・バーチ
(ローブロー→合体DDT)王座奪取

挑戦予定だったロデリック・ストロング&ボビー・フィッシュが何者かに次々と襲われ負傷したため、ローキャン組がアピールし代役となった。
終盤、ブリーザンゴはwスーパーキックでローキャン組を倒すが、トップロープに上がったファンダンゴを、リング下から現れた覆面男が突き落とす。そして動揺したブリーズにバーチがローブローを見舞い、ツープラトンで仕留めてベルトを強奪した。

覆面男の正体はアダム・コールと抗争したパット・マカフィーだった。



2020/10/28のNXT Halloween Havoc #589 


NXT北米王座デビルズ・プレイグラウンド戦
ダミアン・プリースト ×-◯ ジョニー・ガルガノ
(石板で殴打)王座奪取

WCWで行われていたハロウィン特番がNXTで20年ぶりに復活。
WWEでかつて行われていたRAWルーレットのように、スピン・ザ・ウィール(ルーレット)で試合形式がランダムに決められる。
RAWルーレットは収録であらかじめ決まっていたが、今回は生放送でショッツィ・ブラックハートが回している。…が、だいぶ怪しい止まり方をしてガルガノは抗議していたww

反則無し・カウントアウト無し・どこでもフォール可能ルールで、階段や警棒での殴打、階段へのアサイDDT、シャッターへの叩きつけなどの凶器攻撃を連発し、場外乱闘が延々と続く。
ルーレットの前でプリーストはレコニングの態勢に入るが、スクリームの犯人姿の何者かが、鉄パイプで殴ってしまう。そして何者かは石板をガルガノに渡し、それで殴打され落下したプリーストがフォールされ、ベルトを奪われた。


・パット・マカフィー軍団結成

パット・マカフィーと新NXTタッグ王者のオニー・ローキャン&ダニー・バーチが話していると、カイル・オライリーが現れ、助っ人に久々の登場となるピート・ダンを連れてくる。
だがダンもマカフィー軍団の一員で、オライリーは騙し討ちされてしまった。


ジェイク・アトラス ×-◯ サントス・エスコバー
(レガード)

ルーレットは回されず通常ルール。なんでだよ。
気合あふれるアトラスは一方的に攻め続け側転DDTも決めるが、ホアキン・ワイルドが脚をロープに引っ掛けカウントを阻止。
アトラスはトペ・コンヒーロで場外のワイルドとラウル・メンドーサに報復したが、メンドーサが鉄板入りのマスクを着けて頭突きをかまし、エスコバーがダブルアームで抱え上げて膝の上に顔面を落とす新必殺技で勝利した。


ホーンテッド・ハウス・オブ・テラー戦
デクスター・ルミス --- キャメロン・グライムス
(続く)

ルーレットは回されず勝手にルールが決まり試合が始まる。だからなんでだよ。
ブロークン・マット・ハーディーでおなじみプロレスのような何かで、奇妙な屋敷に迷い込んだグライムスがルミスとゾンビに襲われ続ける。
車に逃げ込んだらルミスがいたところでTo Be Continuedとなり、次の試合に移る。


リア・リプリー ◯-× ラクエル・ゴンザレス
(リップタイド)

これも通常ルール。ルーレットを回せ。
ラクエルはダコタ・カイから独り立ちするつもりらしく、一人でリアにも勝る体格で正面からぶつかり合う。
リアのトペ・コンヒーロを受け止めてアクリル板にパワーボムで叩きつけ、雪崩式リップタイドも潰してベリートゥベリーで投げ捨てる。
だがそういえば必殺技が無いため決め手に欠け、リアがハイキックを突き刺し、リップタイドで仕留めた。


ホーンテッド・ハウス・オブ・テラー戦
デクスター・ルミス ◯-× キャメロン・グライムス
(サイレンス)

逃げ惑うグライムスは会場に戻ってきて、ここでもゾンビに襲われる。
ゾンビのランバージャック戦というか、ルミス&ゾンビ相手のハンディ戦になり、なすすべもなくサイレンスで仕留められた。

これが結構面白かったから翌年に一軍でゾンビ・ランバージャックやって、大コケして空前の低評価になったんだろうなあ…。


NXT女子王座TLS戦
紫雷イオ ◯-× キャンディス・レラエ
(ベルト奪取)防衛成功

ルーレットが回され(急停止し)TLS戦に決定。おなじみTLC戦とは異なりテーブルとラダーと、チェアーではなくスケアーズ(怖い物)が使用可能で、リング上に吊るされたベルトを先に取った方の勝ち。
キャンディスがリング下から袋を取り出すと、中にはマネキンのバラバラ死体が詰まっており、イオはそれを躊躇なくつかんで手足で殴りつける。
キャンディスはスケアーズでもなんでもない実況陣のタブレットで殴るが、イオはあっさり立ち上がりラフファイトで反撃。
ムーンサルトプレスを回避されイスに両足を打ち付けたが、キャンディスの脚をイスに挟んでのドラゴンスクリューでお返しする。
キャンディスがエプロンから場外のテーブル目掛けスイングネックブリーカーを敢行し両者ダウンすると、スクリームの犯人がまたも現れ、キャンディスを肩車してラダーを上る。こっちの中の人はジョニー・ガルガノだろうが、正体は明かされないままショッツィ・ブラックハートに捕らえられ、エレクトリックチェアーでイスに叩きつけられ退場した。
そしてイオが蘇生し、キャンディスをラダー頂上から場外のラダー目掛けて落下させ、ベルトを取り戻した。

NXTは通常回でこんなPPV級のクオリティの試合とハロウィン仕掛けを施せるのだからすごすぎる。



2020/11/4のNXT #590 


エンバー・ムーン ×-◯ ダコタ・カイ
(スパイク式GTK)

ダコタに襲撃されたエンバーだが冷静に技を決めていき、ダコタもクロスフェイスを掛けられればフジワラアームバーを返しと、やられた技を掛け返す。
長尺の白熱した試合となったが、最後はイクリプスを狙うエンバーをラクエル・ゴンザレスが牽制し、その隙にダコタがブートを浴びせ、トップロープに足を掛けさせてのGTKでとどめを刺した。


KUSHIDA ◯-× キャメロン・グライムス
(ホバーボードロック)

二人と交錯したレフェリーが昏倒し、KUSHIDAは久々に正調ホバーボードロックでタップさせたが無効。
逆にグライムスがカウンター式のスパニッシュフライでカバーするが、そこへ前回のハロウィン特番でグライムスを襲ったゾンビのレフェリーが登場。
今回は人間の姿だったが完全にトラウマになっているグライムスは激しくおびえ、再びホバーボードロックに捕らえられると痛みより恐怖からすぐさまタップした。


キリアン・デイン&ドレイク・マーベリック △-△ エヴァーライズ(チェイス・パーカー&マット・マーテル)
(パット・マカフィー軍団の乱入によりノーコンテスト)

マーベリックが孤立させられながらも粘っていると、パット・マカフィー軍団が乱入して試合をブチ壊した。
そしてアンディスピューテッド・エラを挑発し、エラの旗をゴミ箱に捨て燃やしてしまった。

意気揚々と帰ろうとするマカフィーらをキリアン・デインが駐車場で襲ったが返り討ちにされ、大流血した。


・ジョニー・ガルガノとスクリームの犯人

ガルガノが北米王座の獲得を助けたスクリームの犯人姿の人物を自宅に招きもてなした。


ショッツィ・ブラックハート ×-◯ トニー・ストーム
(キャンディス・レラエの妨害→ジャパニーズレッグロールクラッチ)

ショッツィは打倒トニーに気負いすぎて、スワンダイブに失敗し足を滑らせ落下するが、すぐ立ち直る。
トニーに落ち着いて対処され延々攻められるが、反撃に出るとトップロープ上に立ってエプロン目掛けて落とすDDTで大ダメージを与える。
だがそこへキャンディス・レラエが生中継で割り込み、気を取られた隙にトニーに丸め込まれてしまった。
キャンディスはさらにショッツィの戦車カートをジープで踏み潰し、ショッツィは号泣した。


トマソ・チャンパ ◯-× ベルベティーン・ドリーム
(ウィローズベル→フェアリーテール・エンディング)

チャンパが圧倒的に攻め続け、場外フェンスや実況席へ叩きつけ、特に腕関節は持っていないのに左腕を痛めつける。ベルベティーンはサミングをきっかけに反撃に出るがペースは取り戻せず、必殺技の2連発で沈められた。



2020/11/11のNXT #591 


NXT北米王座戦
ジョニー・ガルガノ ×-◯ レオン・ラフ
(クルーシフィックス)王座奪取

ガルガノはルーレットで対戦者を選ぶが、明らかに怪しい挙動で、なぐり書きで加えられたラフが選ばれる。
NXTデビューしたばかりのラフを余裕綽々でいたぶり、最前列で観戦する前王者のダミアン・プリーストに見せつけるが、丸め込まれてあっさりベルトを奪われた。

プリーストも大喜びで祝福し、ベルトを巻いてやるが、細いラフの腰には大きすぎ、ゴムの切れたパンツのようにずり落ちた。


NXTクルーザー級王座戦
サントス・エスコバー ◯-× ジェイク・アトラス
(レガード)防衛成功

ガルガノの醜態を見たエスコバーは油断なく、得意の打撃中心でダメージを積み重ねていく。
アトラスも打撃を返し善戦するが、必殺のロープ上側転DDTを受け止められ、そのままレガードで仕留められた。


ザイア・リー --- ラクエル・ゴンザレス
(不成立)

ラクエルがザイアを待っていると、最近ザイアとつるんでいるボアが現れ、出場できなくなったと必死に詫びる。ラクエルは納得せずボアを蹴り落とすと、リングに上げてビッグブートとチョークスラムを叩き込んだ。

さらに帰ろうとするボアの前で龍が回る映像が流れ、謎の老人が現れて紙を渡し、ボアの手の甲に墨で印を描いて去っていった。


・オーガスト・グレイ登場も

ティモシー・サッチャーに反抗したアンソニー・グリーン改めオーガスト・グレイがインタビューを受けていると、サッチャーが襲撃。デクスター・ルミスが描いたばかりのイラストを破壊してしまい、ルミスがサッチャーに詰め寄った。


トニー・ストーム ×-◯ キャンディス・レラエ
(反則スクールガール)

キャンディスはトニーを階段に自爆させペースを握るが、自身もライオンサルトを自爆し形勢逆転される。
だがコーナーへの突進をかわしてまた自爆させると丸め込み、ロープに両足を掛ける反則でフォールを奪った。

反則に気づいたトニーはすかさず報復するが、キャンディス夫妻を援護する覆面が現れ救出。トニーの助太刀に来たショッツィ・ブラックハートも蹴散らし、覆面を脱ぐと正体はわざわざ隠す必要が全くないインディ・ハートウェルだった。


デクスター・ルミス ×-◯ ティモシー・サッチャー
(ロールアップ)

さしものルミスもサッチャーの関節技とグラウンド技に手を焼き、終始劣勢。
だがトップロープ上の攻防から落下させセントーンボムを浴びせ、上着を脱いでサイレンスを狙うが、そこへキャメロン・グライムスが介入しようとする。すかさずサッチャーを投げつけて阻止したが、関節を取られ、脱出する間もなく丸め込まれてしまった。

グライムスはさらにルミスの頭に麻袋をかぶせて痛めつけた。


NXTタッグ王座戦
オニー・ローキャン&ダニー・バーチ ◯-× ブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ)
(合体DDT)防衛成功

ブリーザンゴはコミカルなムーブを封印し冷静に攻めるが、ゲスト解説に入っていたパット・マカフィーとセコンドのピート・ダンが予想通り手を出す。
ドレイク・マーベリックが加勢しファンダンゴがダイビングレッグドロップを決めたが、それをローキャンが返すと勝機を失い、マカフィーとダンの介入からファンダンゴがツープラトンでバーチにフォールされた。



2020/11/18のNXT #592 


NXT北米王座戦
レオン・ラフ ×-◯ ジョニー・ガルガノ
(ダミアン・プリーストの乱入により反則)防衛成功

ガルガノはマイクアピール中の不意打ちからペースを握ると、ラフの空中殺法に手を焼く場面もあったが、地力の差で追い詰める。
ダミアン・プリーストが現れ隙を見せ丸め込まれかけたがそれも切り抜けると、ワンファイナルビートを決め勝利を確信したが、プリーストはラフを場外へ引きずり出してカウントを阻止。
これにより反則を取られ、ラフは負けたもののベルトを防衛した。


目隠し戦
デクスター・ルミス △-△ キャメロン・グライムス
(レフェリー昏倒によりノーコンテスト)

二人が布をかぶって目隠し状態で戦う形式。
ルミスは微動だにしないがグライムスはリングを駆け回り勝手に自爆しまくる。そして背後にいたレフェリーを誤認して殴り倒してしまう。
目隠しを取って事態を把握したグライムスはルミスに襲いかかるが、ルミスはそれを悠々と回避して反撃。つかまれた拍子に目隠しが外れ、グライムスのズルに気付くと容赦なくしばき倒すが、グライムスは場外フェンスを乗り越えて逃げていった。


ケイデン・カーター&ケイシー・カタンザーロ ×-◯ キャンディス・レラエ&インディ・ハートウェル
(ウィキッド・ステップシスター)

キャンディスと結託したインディが先発するが、ケイデン組にいいところなく翻弄される。
交代したキャンディスがケイシーを痛めつけ、ケイデンに代わられても一人で戦い普通にウィキッド・ステップシスター(ポール・バーチル式カーブストンプ)で仕留めた。
インディはケイシーのカットを止めただけだったがそれでいいのか。


KUSHIDA ◯-× アルトゥーロ・ルアス
(ロールアップ)

2019年9月以来の登場となるルアスはKUSHIDAの左腕に狙いを絞るが、ダメージを与えるまでには至らず、お返しに左腕を攻められる。タップをこらえ脚を絡め取ろうとしたが、KUSHIDAは踏ん張って耐えると、ブリッジしてルアスの両肩をつけ3カウントを奪った。


エンバー・ムーン&トニー・ストーム ◯-× ダコタ・カイ&ラクエル・ゴンザレス
(スモールパッケージホールド)

ラクエルがトニーとエンバーを順々に痛めつけ、ダコタが苦戦するとトニーをコーナーに叩きつけて援護する。
だがダコタがフォールしようとトニーをリング中央まで引きずってくると、トニーがすかさず丸め込み逆転勝ちした。

しかしキャンディス・レラエ&インディ・ハートウェルがエンバー組を襲ってリングに放り込み、ラクエルにとどめを刺させてしまった。


オーガスト・グレイ ×-◯ ティモシー・サッチャー
(フロントネックロック)

グレイはちょっとした抵抗しかできずサッチャーにいたぶられてタップした。
サッチャーは試合後も痛めつけようとしたがトマソ・チャンパが現れたため、引き上げていった。


・恩知らず

ダミアン・プリーストが試合のため入場中にジョニー・ガルガノが襲撃。
プリーストが返り討ちにしかけるが、そこへレオン・ラフが現れガルガノを狙ったドロップキックがプリーストに誤爆。動揺したがさらに二人まとめて場外へ叩き出すと、ベルトを掲げて勝ち誇った。


・チェルシー・グリーンの悲運

番組内では言及されなかったがチェルシー・グリーンが一軍昇格するもデビュー戦で骨折し、そのまま来年に解雇される。予定ではその試合で王座挑戦権を獲得するはずだったとか。


NXT女子王座戦
紫雷イオ ◯-× リア・リプリー
(ムーンサルトプレス)防衛成功

リアが肩車からエプロンへ叩きつけるとイオは鼻血を出したらしく、しばらく試合が止まる。
容赦なく顔面を狙われるが、今度はイオのドロップキックでリアが左耳を切り出血。女子では異例の流血戦となる。
イオはリアの左腕を痛めつけて必殺のリップタイドを未然に防ぐと、実況席へパワーボムで叩きつけ、カウントアウト寸前にリングへ滑り込んだリアの腰にムーンサルトプレスを浴びせ、激戦を制した。

イオとリアが抱き合って健闘を称えていると、時間が押しているのか、NXT王者のフィン・ベイラーがリングに上がり話し始める。
そこへパット・マカフィー軍団が絡むが、フィンは彼らと因縁のあるアンディスピューテッド・エラを呼び寄せ、ウォー・ゲームズ戦で対決だと告げ、乱闘を尻目に悠々と去っていった。



2020/11/25のNXT #593 


エンバー・ムーン ×-◯ キャンディス・レラエ
(ウィキッド・ステップシスター)

ゲスト解説として元NXT王者のケビン・オーエンズが参加。
エンバーは優勢に試合を進めるが途中でダコタ・カイ&ラクエル・ゴンザレスが現れ、気を取られ逆襲を許す。
反撃しイクリプスの態勢に入るが、ダコタ組がレフェリーを引きつけた隙にインディ・ハートウェルが身代わりになり、動揺したエンバーをキャンディスが一気に仕留めた。

その後トニー・ストームが現れ加勢するかと思いきや、エンバーを襲撃してしまった。


KUSHIDA ◯-× ティモシー・サッチャー
(ホバーボードロック)

ゴング前にトマソ・チャンパが現れ、持参のイスに座ってリングサイドで観戦。
黙って延々と続く関節の取り合いを見ていたが、終盤にイスを派手に蹴って立ち上がりサッチャーを驚かせると、それでさほど隙を見せたわけではなかったがKUSHIDAが必殺技に捕らえタップさせた。


・KOショー In NXT
ケビン・オーエンズのコーナー「KOショー」を特別開催。NXT北米王者レオン・ラフがゲストに招かれる。
調子こいたラフがからかわれて激昂していると、ジョニー・ガルガノとダミアン・プリーストが現れ小競り合いが始まり、ウィリアム・リーガルGMが三人に特番での三つ巴戦を命じた。


ジェイク・アトラス ×-◯ キャメロン・グライムス
(ケイヴイン)

時間を惜しむように序盤から大技を連発しあい、グライムスがケイヴインで踏み潰した。

そこへデクスター・ルミスが現れ、グライムスの醜態の総集編と自作のイラストで挑発し、ストラップ(革紐)戦を要求した。


・リア・リプリーと紫雷イオが襲われる
リア・リプリーが紫雷イオとの激闘を振り返っていると、キャンディス・レラエらが現れ、あらかじめボコっておいた気絶している紫雷イオを連れてくる。そしてリアも集団リンチしてしまった。
インディ・ハートウェルだけいなかったから第1試合のセコンドでも役立ってなかったしクビにされたかと思ったが、後で映ると首にコルセットを巻きイクリプスで負傷したアピールをしていた。


・中国組と謎の女
ザイア・リーとボアが謎の女のもとを訪れ、必死に許しを乞う映像が流された。


・グリズルド・ヤング・ベテランズ復帰
エヴァーライズが対戦相手を待っていると、コロナ禍で長らく渡米できなかったグリズルド・ヤング・ベテランズが襲撃し、復帰を宣言した。


ウォー・ゲームズ戦アドバンテージ争奪ラダー戦
カイル・オライリー ×-◯ ピート・ダン

ウォー・ゲームズ戦のアドバンテージ権を認める書類の入ったカバンを奪い合うラダー戦。
ウォー・ゲームズ戦はゲームなら成立しないくらい先手が圧倒的に有利なので重要だ。
ラダーを利用しての指折り、ラダーへのパワーボム、ラダーを折りながらのブレーンバスターと前半から過激な技が飛び交う。
最後はビターエンドで場外へ投棄されたオライリーがなぜか平然とリングに戻りダンを落下させるが、そこへ覆面男が現れラダーを倒し、ダンの勝利をアシストした。



2020/12/2のNXT #594 


レオン・ラフ&ダミアン・プリースト ◯-× レガード・デル・ファンタズマ(サントス・エスコバー&ラウル・メンドーサ)
(レコニング→フロッグスプラッシュ)

ホアキン・ワイルドは試合前にプリーストに突っかかって排除されたため帯同できず。
またゲスト解説としてジョニー・ガルガノが参加している。
ラフが頼りなくプリーストは大半を一人で戦うが、ファンタズマの連携に苦戦。しかしいったんラフにつないで小休止すると回復し、あっという間にメンドーサをレコニングの態勢に捕らえ、強引にタッチしたラフに気前よくとどめを譲った。


オーガスト・グレイ ×-◯ キャメロン・グライムス
(ケイヴイン)

グレイは善戦したが踏み潰された。
グライムスはさらにストラップ(革紐)でつないでいたぶるが、リング下に落ちたグレイがデクスター・ルミスと入れ替わるスーパーイリュージョンが発生しボコられた。


ジェイク・アトラス ◯-× トニー・ニース
(側転DDT)

ニースのラフファイトと強烈な蹴り技をしのぎアトラスが必殺技を決めた。


グリズルド・ヤング・ベテランズ(ザック・ギブソン&ジェームス・ドレイク) △-△ インペリウム(ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル)
(ノーコンテスト)

エヴァーライズがベテランズの入場を待っているとインペリウムが奇襲を掛けて一掃し、代わりに対戦を要求し変更された。
入念に準備してきたのかインペリウムが優位に立つが、ギブソンとアイクナーがもみ合いながら場外に落ちると小競り合いになり、収拾がつかず無効試合となった。


・エヴァーライズとティモシー・サッチャー

出番を奪われたエヴァーライズが激昂して帰宅し、関節技道場を妨害したトマソ・チャンパをティモシー・サッチャーが弟子と二人がかりで叩きのめした。
なお弟子は山ほどインディータイトルを持ち日本にもたびたび参戦しているタイラー・ラスト(ラスト・タイラー)の模様。


ウォー・ゲームズ戦アドバンテージ争奪ラダー戦
ショッツィ・ブラックハート ◯-× ラクエル・ゴンザレス

ショッツィがエンバー・ムーン、リア・リプリーらフェイス組に加入。早々にラクエルの足を階段に叩きつけるが、頑丈なラクエルは全くダメージを引きずらずに戦いを続ける。
他のチームメンバーが介入しようとして争いになると、首にコルセットを巻いたインディ・ハートウェルがその隙にハシゴを登るが、ショッツィに下ろされハイキックを浴びる。
ラクエルが登り出すと今度は紫雷イオが現れて阻止し、トップロープから場外へのムーンサルトで全員をなぎ倒し、無人のリングでショッツィがカバンを獲得し、フェイス組にはイオが加わった。



2020/12/6のNXT TAKEOVER WAR GAMES #595 


ウォー・ゲームズ戦
紫雷イオ&エンバー・ムーン&リア・リプリー&ショッツィ・ブラックハート ×-◯ トニー・ストーム&キャンディス・レラエ&ダコタ・カイ&ラクエル・ゴンザレス
(ラダー直下チョークスラム)

先鋒はエンバーとダコタ。アドバンテージを取られているダコタは今のうちにエンバーを痛めつけておきたいところで、雪崩式サンセットフリップ式のカイロプラクターで先制に成功。
しかし2番手のショッツィが加わりダブルインパクトを決められる。
ヒール組は2番手でダコタの相棒で大柄なラクエルを投入する好采配で逆襲。フェイス組も3番手で大柄のリアを出して対抗する。リアはシャレにならない普通のトンカチでダコタを殴りつけ、ラクエルとの一騎打ちに移るが、ヒール組3番手のトニーが大量の竹刀を持ち込んで加勢して戦況を五分に戻す。
フェイス組アンカーのイオはハシゴを持ち込むが、ラクエルはイオの入場自体を阻止する作戦に出る。
キャンディスの解放まで時間を稼ぐと、インディ・ハートウェルにイオを襲わせ、キャンディスをリングに入れて扉を封鎖してしまう。無策のフェイス組に比べてヒール組がはるかに策を練ってきている。
ところがインディは扉を封鎖したら帰ってしまったのか、金網を上ってイオが登場。ゴミ缶をかぶり全員の上にプランチャで飛び込む。ゴミバケツ女が宙を舞うのは実にシュールだった。
その後はとにかく凶器の上に必殺技で落としまくるわかりやすく過激な展開に。
最後はラクエルがハシゴの上にチョークスラムでイオを叩きつけ金星を上げた。


トマソ・チャンパ ◯-× ティモシー・サッチャー
(ウィローズ・ベル)

前の試合から一変し連結リングも一切使われず、関節の取り合いとストロングスタイルな打撃の打ち合いが延々と続く。説得力ある技の応酬から、チャンパがロープ際に追い詰めたサッチャーをさんざん痛めつけた上にウィローズ・ベルでマットに突き刺し勝利した。


ストラップ戦
デクスター・ルミス ◯-× キャメロン・グライムス
(サイレンス)

チェーンデスマッチのストラップ(革紐)版。
グライムスはストラップ装着前に不意打ちしたり、目隠しをかぶせたり、関係ないイスを持ち出したりと卑怯な策をいくつも用意。
だがルミスは持ち前のタフさで耐え抜くと、ストラップで足を引っ掛け頭からイスに突っ込ませると、両足を縛り上げた脱出不可能のサイレンスで捕らえ、ついでにストラップで顔も絞りタップさせた。


NXT北米王座3ウェイ戦
× レオン・ラフ ◯ ジョニー・ガルガノ ダミアン・プリースト
(ワンファイナルビート)奪回

ラフは二人まとめてミサイルキックを浴びせ、和解しようとしたプリーストを蹴りつけて墓穴を掘り、アクリル板にレイザーズエッジで叩きつけられる。
ガルガノとプリーストの一騎打ちが続くが、回復したラフが空中技で翻弄。しかし体格で勝るプリーストが優位に立ち、ガルガノを捕らえるが、ガルガノに味方する謎の覆面が三人も現れ妨害。
まとめて飛び技で片付け再びガルガノをレコニングの態勢に捕らえたが、四人目の覆面が現れ鉄パイプでプリーストを殴打。
その隙にガルガノがラフを仕留めてベルトを奪回した。
四人目だけが覆面を脱ぎ、オースティン・セオリーが正体だと明かした。


ウォー・ゲームズ戦
アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール&ロデリック・ストロング&カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ) ◯-× パット・マカフィー&オニー・ローキャン&ダニー・バーチ&ピート・ダン
(ダイビングニードロップ)

先鋒はオライリーとダン。ともに関節を狙いダメージの蓄積を目論む。
2番手でローキャンが現れ二人がかりで痛めつけ、エラ2番手のフィッシュはオライリーと抜群の連携でペースを取り戻す。
マカフィー軍3番手のバーチは急に故郷イギリスへの愛を見せてクリケットのバットを持ち出すが、オライリーにヒールホールドで固められ思わずタップ。レフェリーが入るのは全員揃ってからなのでルールに救われた。
エラ3番手のストロングが疲れの見えてきた相手を一人で圧倒するが、アドバンテージを取られていた仲間はさらに疲弊しており、孤立して攻められる。
そこへアンカーのマカフィーも加わり、テーブル直下ムーンサルトでオライリーを圧殺するが、悠々と攻めすぎてコールがもう解放。消火器をぶちまけて参戦し全員揃うと一人だけ素人のマカフィーがやはり足を引っ張り、次第にエラが優勢に。
マカフィーは持ち前の運動力で金網頂上からのセントーンボムを決め、パナマサンライズも返してみせたが力尽き、最後はオライリーがフィッシュとのハイ・ローをローキャンに叩き込み、イスを乗せた顔へのダイビングニードロップで勝利した。

先に女子があれだけ過激な試合を見せたのでやりにくそうだったし、やることも余り残っていなかった。凶器攻撃も意識的に控えたのだろうが、全員揃うまでがやや盛り上がらず、別に競っているわけではないが今回は女子に軍配が上がるだろう。
そういえばラダー戦に乱入した覆面が出てこなかったがなんだったんだあれは。



2020/12/9のNXT #596 


・NXT王座戦線

NXT王者フィン・ベイラーが話しているとピート・ダン、カイル・オライリー、ダミアン・プリーストが現れ挑戦をアピール。
罵り合う3人を放ってフィンが帰ろうとすると、さらにスカーレットが現れカリオン・クロスの復帰が近いことをアピールした。


アイザイア・スコット ×-◯ ジェイク・アトラス
(ロールアップ)

飛び技をかわされ続けたアトラスは打撃主体に切り替えるが、スコットのブラックマジックを被弾。
JMLドライバーで仕上げに向かうがアトラスは抵抗し、ラ・マヒストラルを引っくり返しスコットの両肩をマットにつけフォールを奪った。

スコットは握手を拒否し、わかりやすすぎる険しい顔で去っていった。


◯ グリズルド・ヤング・ベテランズ(ザック・ギブソン&ジェームス・ドレイク) インペリウム(ファビアン・アイクナー&マーセル・バーセル) × エヴァーライズ(チェイス・パーカー&マット・マーテル)
(チケット・トゥ・メイへム)

邪険にされ続けているエヴァーライズは不意打ちとごっつぁんゴールに専念し試合をかき回す。
ドレイクにツープラトンを決めたがギリギリで返されると、逆にベテランズにチケット・トゥ・メイへム(合体コードブリーカー)を決められドレイクにパーカーがフォールされた。


・エンバー・ムーンがトニー・ストームへ報復

紫雷イオとトニー・ストームが口論になり、殴り合いながらリングへ向かう。
イオが優勢になりムーンサルトプレスの態勢に入るとトニーは逃げ出したが、以前に襲撃したエンバー・ムーンが報復に現れ、階段にぶつけた後にリングに投げ込み、ムーンサルトで仕留めさせた。


トマソ・チャンパ ◯-× キャメロン・グライムス
(ウィローズ・ベル)

ティモシー・サッチャーが以前のチャンパのようにリングサイドでイスに座って観戦し、弟子のタイラー・ラストもけしかけたが戦況を覆すには至らず、チャンパが勝利した。
サッチャーは余計なことをするなと突っかかったグライムスの足をねじり上げうっぷん晴らしした。


・謎の特訓

ザイア・リーとボアの特訓風景が流されたが、ボアは血まみれになりながら竹刀でひたすら叩かれるただの拷問だった。


・ジョニー・ガルガノ一家と電撃復帰

ガルガノが一味に加わったオースティン・セオリーを紹介し、ショッツィ・ブラックハートの人形をあしらった謎のトロフィーで遊んでいると、ダミアン・プリーストがそれに絡む。
ところがカリオン・クロスが背後から襲いかかり、プリーストを料理し悠々と帰宅していった。


・タイラー・ラストを勧誘

タイラー・ラストがインタビューを受けていると、マネージャーを務めていたインダス・シェアーが干されたため暇になったマルコム・ビヴェンスが力を見込んで勧誘した。


キリアン・デイン ×-◯ ピート・ダン
(ビターエンド)

1ヶ月前にパット・マカフィー軍団にボコられたデインが今さらダンに報復し試合に。
デインは怒りでアドレナリンが出ているのか指折りがあまり効かない。
苦戦するダンを助けようとオニー・ローキャン&ダニー・バーチが出てくるとドレイク・マーベリックがイスを振り回して排除したが、すぐに隙を見せてボコられる。
それに気を取られた隙にダンがデインの頭を蹴り飛ばし、巨体をものともせずビターエンドで仕留めた。


エンバー・ムーン ×-◯ ラクエル・ゴンザレス
(チョークスラム)

ウォー・ゲームズ戦で勝利を決めたラクエルにはダコタ・カイも帯同せず、独り立ちしつつある。
エンバーの熟練の動きにもついていき、イクリプスも空中捕獲して耐えると、いったんは丸め込みで返されたチョークスラムを2発目で決め、クリーンピンを奪った。

その後エンバーをトニー・ストームがボコろうとするとリア・リプリーが救出し、ラクエルに巨漢もとい巨女対決を持ちかけた。



2020/12/16のNXT #597 


KUSHIDA&レオン・ラフ ×-◯ ジョニー・ガルガノ&オースティン・セオリー
(アタクシア)

前回ガルガノ一家に絡まれたラフにKUSHIDAが助け舟を出しタッグ戦となった。
ラフは場外への飛び技を足を滑らせて失敗するなど安定せず、最後もブラインドタッチに気づかずガルガノを丸め込むも、セオリーに頭を蹴り飛ばされ、アタクシア(※という名前は出なかった)で仕留められた。


トマソ・チャンパ ◯-× タイラー・ラスト
(ウィローズ・ベル)

チャンパはリングサイドにティモシー・サッチャー用のイスを用意。サッチャーは挑発に乗って出てくるがラストのキックを誤爆されて激昂し、退場させられる。
ラストは得意の関節技でチャンパを苦しめ、必殺技級のネックブリーカーも浴びせたが耐え抜かれ、ウィローズ・ベルを決められた。

試合後、マルコム・ビヴェンスが現れ改めてラストを勧誘した。


NXT王座挑戦権争奪戦
カイル・オライリー ◯-× ピート・ダン
(ダイビングニードロップ)

ゴング前にキリアン・デイン&ドレイク・マーベリックとブリーザンゴがセコンド陣に襲いかかり、全員が退場し一騎打ちになった。
雑音の消えたリングで両雄は容赦なくしばきあい、20分を超える熱戦に。
最後はダンがエプロン直下ビターエンドを狙うもオライリーはこらえて場外へブレーンバスターで投棄し、半ば失神したダンをリングへ放り込み、後頭部へダイビングニードロップを突き刺してNXT王座への切符を手に入れた。


・謎の特訓2

ザイア・リーが泣きながらボアにひたすら鉄拳とキックを浴びせる、ボアがマゾとしか思えない謎の特訓風景が今回も流された。


ショッツィ・ブラックハート ◯-× インディ・ハートウェル
(トロフィー殴打により反則)

インディはドロップキックの受け身も満足に取れず、キャノンボールの回避も間に合わない未熟さを見せまくる。インディで3年やって結構タイトル取ってるんだけどな…。
業を煮やしたキャンディス・レラエが妨害し、その隙にショッツィの人形が乗った謎トロフィーで殴りつけ反則決着となり、一家でショッツィを暴行した。


デスモンド・トロイ ×-◯ カリオン・クロス
(クロスジャケット)

クロスが圧勝した。久々に入場シーンが見られて良かった。


リア・リプリー ×-◯ トニー・ストーム
(ラクエル・ゴンザレスの妨害→ストーム・ゼロ)

全力で技を掛けられる相手に恵まれ、両者は容赦なく大技を決め合う。
互いに必殺技を回避するが、リアと対戦予定のラクエルが介入し、担いで鉄柱に突き刺してしまい、トニーの勝利をアシストした。
こういう決着ならオライリー VS ダンがメインで良かったのに。



2020/12/23のNXT #598 


NXTタッグ王座ノーDQ戦
オニー・ローキャン&ダニー・バーチ ◯-× キリアン・デイン&ドレイク・マーベリック
(合体DDT)防衛成功

デイン組は入場中に襲いかかり先制。王者組はデインをテーブルに自爆させ、孤立したマーベリックを攻め、交代にこぎ着けられてもすぐさま場外のテーブルへ突き落とす。
マーベリックはローブローの連打で抵抗したが、テーブルが割れずもろに衝撃を受けたデインは復活できず、ツープラトンからローキャンがマーベリックをフォールした。


アイザイア・スコット ◯-× ジェイク・アトラス
(コンフィデンスブースト)

前回の対戦で不覚を取ったスコットは対策を練り、ラ・マヒストラルへの切り返しにも冷静に対応。
ロープ際に追い詰めるとJMLドライバー改めコンフィデンスブーストで落として勝利し、嫌味ったらしく握手を要求した。


リア・リプリー ◯-× ダコタ・カイ
(リップタイド)

ダコタはエプロンでリアの左腕を踏み潰し、左腕攻めで体格差を覆すことに成功。
しかしリアのパワーは片手でもダコタを振り回すには十分で、後から現れたラクエル・ゴンザレスにも気を取られず、関節技を引き剥がすとリップタイドでケリを付けた。


ブロンソン・リード ◯-× アシャンティ・アドニス
(スプラッシュ)

2ヶ月ぶり登場のリードが圧勝した。


・メルセデス・マルティネスが復帰

紫雷イオがリングに上がり何か話そうとすると背後からメルセデス・マルティネスが現れ襲撃した。
メルセデスはレトリビューションの一員として一軍昇格したが、これはやばいと早々に気づいたのか希望してNXTに出戻った。その判断は正しい。


レオン・ラフ ◯-× ティモシー・サッチャー
(インサイドクレイドル)

サッチャーはイスを用意しトマソ・チャンパに出てこいと挑発し、その隙に丸め込まれた。

逆ギレしてラフをいたぶっていると、望み通りにチャンパが現れ、ウィローズ・ベルを突き刺した。


アリーヤ・デバリ ×-◯ タイラー・ラスト
(羽根折り固め)

デバリは205ライブを主戦場とし、NXTには2016年9月以来4年ぶりの参戦。同じく205ライブ中心のトニー・ニースはしょっちゅう出ているので、デバリはNXTに参戦しない契約でもしているのかと思っていた。
マルコム・ビヴェンスを帯同したラストは落ち着いた試合運びで、尋常じゃなく痛そうなサブミッションでタップさせた。
決め技は速報サイトにリング・オブ・サターンと書かれてたがあれナガタロック3か脇固めだから全然違うぞ。


アダム・コール ◯-× ベルベティーン・ドリーム
(ラストショット)

前回カイル・オライリーに敗れたピート・ダンは、コールのセコンドに付いたロデリック・ストロングを襲撃し退場させるが、それで満足して去っていく。
コールは例によって命中補正が異常に高いスーパーキックを連発し、最後は珍しく正面からのラストショットで勝利した。



2020/12/30のNXT #599 


ブロンソン・リード ◯-× アイザイア・スコット
(スプラッシュ)

圧倒的な体格差を覆そうとスコットはリードの足元を狙うが、ラフファイトで怒らせ痛みを忘れさせてしまい圧殺された。


・2020年NXTブレイクアウト・スター

パット・マカフィー、ダミアン・プリースト、ショッツィ・ブラックハート、キャメロン・グライムス、デクスター・ルミス、ティモシー・サッチャー、ラクエル・ゴンザレス、サントス・エスコバー、イリヤ・ドラグノフがノミネートされ、ショッツィ・ブラックハートが受賞した。


ブリーザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ) ×-◯ グリズルド・ヤング・ベテランズ(ザック・ギブソン&ジェームス・ドレイク)
(チケット・トゥ・メイヘム)

ファンダンゴはリングそばの柱を上ってプランチャを仕掛けるがそれで足を負傷。ガチで何度も負傷してる人だから本当に心配。
その足を狙われ続け、場外へのダイブでまたも痛めて立ち上がれず、その間にブリーズがツープラトンからギブソンにフォールされた。

その後エヴァーライズが現れ対戦要求したが、レフェリーは無視して帰ってしまい、すごすご引き下がった。


・2020年NXTタッグチーム・オブ・ザイヤー

アンディスピューテッド・エラ、ブリーザンゴ、インペリウム、ギャルス、レガード・デル・ファンタズマ、オニー・ローキャン&ダニー・バーチがノミネートされ、アンディスピューテッド・エラが受賞した。


ヴァレンティーナ・フェロス ×-◯ メルセデス・マルティネス
(シュバイン)

バトルロイヤルでデビューしたリタ・レイス改めヴァレンティーナがなすすべもなく完敗した。


・2020年NXT女子・オブ・ザイヤー

リア・リプリー、紫雷イオ、キャンディス・レラエ、ダコタ・カイ、ケイ・リー・レイ、ティーガン・ノックスがノミネートされ、紫雷イオが受賞した。


・2020年NXT男子・オブ・ザイヤー

フィン・ベイラー、アダム・コール、ジョニー・ガルガノ、キース・リー、ウォルター、トマソ・チャンパがノミネートされ、アダム・コールが受賞した。


ロデリック・ストロング ×-◯ ピート・ダン
(ビターエンド)

この二人の対戦は痛そう感・効いてそう感が強すぎる。
いつもどおりのクオリティで技を仕掛け合い、最後はストロングホールドを指裂きで防いだダンがすかさず必殺技を浴びせて激戦を制した。


・2020年NXTマッチ・オブ・ザイヤー

4ウェイ60分アイアンマン戦、フィン・ベイラー VS カイル・オライリー、ウォルター VS イリヤ・ドラグノフ、アンディスピューテッド・エラ VS パット・マカフィー軍団のウォー・ゲームズ戦、シャーロット・フレアー VS 紫雷イオ VS リア・リプリーがノミネートされ、フィン・ベイラー VS カイル・オライリーが受賞した。


・フィン・ベイラーとカイル・オライリー、ダミアン・プリーストとカリオン・クロス

フィン・ベイラーが受賞の盾を手にリングに上がり、カイル・オライリーとにらみ合う。
そこへダミアン・プリーストとカリオン・クロスが現れて乱闘を始め、相打ちとなり倒れた二人をスカーレットが無駄にセクシーなポーズで笑いながら眺めた。


ルチャ・ハウス・パーティー(グラン・メタリック&リンセ・ドラド) ◯-× レガード・デル・ファンタズマ(ラウル・メンドーサ&ホアキン・ワイルド)
(ダイビングエルボードロップ)

レガード・デル・ファンタズマが話していると、一軍所属のルチャ・ハウス・パーティーが現れ対戦を要求。
ルチャの秘技で翻弄し、ドラドがリバースフランケンシュタイナーでメンドーサを脳天から突き刺し、メタリックがロープ上を歩いてからのダイビングエルボードロップでとどめを刺した。


・2020年NXT新人王

オースティン・セオリー、ジェイク・アトラス、レオン・ラフ、ケイシー・カタンザーロ、ケイデン・カーター、インディ・ハートウェル、ザイア・リー、Aキッド、イーファ・ヴァルキリー、プリティ・デッドリーがノミネートされ、オースティン・セオリーが受賞した。
不作の年だなあ……。


NXT北米王座戦
ジョニー・ガルガノ ◯-× レオン・ラフ
(ワンファイナルビート)防衛成功

黒猫に横切られたり鏡が割れたりと不吉の前兆に見舞われまくるガルガノは調子が出ない。
オースティン・セオリーの介入でようやくペースをつかむが仕留め切れず、逆に飛びつき式ダイヤモンドカッターやフロッグスプラッシュを浴びてニアフォールに追い込まれる。
しかしトップロープ上の攻防からターンバックルへ落下させると、すかさずワンファイナルビートを決めてベルトを死守した。

最後は来年初週に予定された特番並の対戦カードをデクスター・ルミスが自作イラストで紹介し、2020年の放送を締めくくった。

前へ     次へ

NXTトップへ