SCP-2201~2400

SCP-2201 - Cross-Dimensional Barbershop (次元を駈ける床屋)
ハサミとカミソリが描かれたコイン。男性が手に持ち「ヘアカットを頼みたい」と発言すると、異空間の床屋へ転送される。そしてジュゼッペと名乗る店主が超絶技巧でヘアカットしてくれ、完了すると元の場所に戻る。悪影響は全く無いが、女性や30日以内に利用した人物には使用できない

※ワンダーテインメント博士を女性と明言したSCPの一つである

SCP-2202 - A Brief Respite
※未翻訳

SCP-2203 - Find the One for You! (ピッタリの人を見つけよう!)
ラブテスター(恋愛相性診断ゲーム)の筐体。使用すると相性の良い人物の名前と住所、アプローチするためのアドバイスが書かれた紙を印刷する。ただ本当に相性の良い人物を見つけてくれるだけで、他の異常性は持たない

SCP-2204 - Triple Threat: Intracommunal Men of Obscurity (トリプル・スレット:小さな町の無名なアイツら)
ケンタッキー州オークグローヴに存在する何か。外部からは全く情報を入手できず、オークグローヴから外に情報を持ち出すこともできない。

※正体はオークグローヴの地元バンド「トリプル・スレット」のメンバーである5人の男性。彼等に関する情報はオークグローヴの外に出すと消失するか、別の存在に置換される。完全に無害で、異常性を認識した人物も5~7週間で全く気にしなくなる

SCP-2205 - Mr. Dwight Montgomery-Patterson, War Hero (戦場の英雄、ドワイト・モンゴメリ=パターソン氏)
第二次世界大戦で活躍した男。晩年に妻の死を嘆き、大戦中に自身が死亡したことに現実を改変させた

SCP-2206 - Maximum League Baseball (マキシマム・リーグ・ベースボール)
2008年にアメリカ全土で放送され出したラジオ番組。野球に似ているが多くの異常性を持つスポーツを放送している

SCP-2207 - Dimensional Razor (時空切断ナイフ)
プラスチックナイフ。一定以上の速度で振ると異空間への裂け目を作る。裂け目に物体を横切らせておくと24時間、開いておけ、内部の調査が出来る。裂け目を作られた異空間から抗議文が届き、実験は中止された

SCP-2208 - Deus in Furno (お鍋の神さま)
USBケーブルの付いたステンレス鍋。皮膚接触した人物を29%の確率でこの鍋に変換させる。変換された人物にはUSBケーブルは付いていない。所持していた女性は神の所業だと語ったが、誤ってMP3プレーヤーを接続したところ従業員の愚痴が記録された

SCP-2209 - Virtual Reality (バーチャル・リアリティ)
球形の装置とボディスーツ。スーツを着用し中に入ると、最新技術を超越した仮想現実を体験出来る

SCP-2210 - Policy #40535: Anomalous Intelligence (保険契約 No.40535: 異常についての諜報)
異常物品・現象を取り扱う保険会社。住所はある集合住宅と同じで、性質を理解している人物のみ入店出来る。保険料を延滞すると家財道具を没収され、支払不能になると社員として働かされる。解約はあの手この手で阻止される。財団は他団体の契約状況を諜報する契約を結んだ

SCP-2211 - A .wmv, a .wav, an .exe, and a Coffee Machine (.wmvと.wavと.exeとコーヒーマシン)
3つの異常なファイルとコーヒーマシン。ファイルは59分20秒以上再生するとそれぞれ唾液、塩水、耳垢の香りを生成する。コーヒーマシンは容器に注いだ液体を65℃の粘液に変換し、たまに鼻毛を生成する。ファイルを記録媒体に保存し、コーヒーマシンと別のロッカーに収容したところ、ファイルを入れたロッカーから人間の腕が現れ、コーヒーマシンを回収し、全て消え去った

SCP-2212 - [MASSIVE DATABASE CORRUPTION]
※未翻訳

SCP-2213 - Cat People (猫人間)
2分毎に猫目で無毛の人型生物を生成するドア。カバーを取り付けて生成を遮断している

※真実は異世界に通じているドアで、猫人間は難民と思われる。財団はそれを隠し50年以上に渡り彼らを排除している

SCP-2214 - Economy of Scale (小規模経済)
モスクワのあるアパートの一室。計1288点の物品があり、それぞれ旧ソ連諸国の経済状況に対応して移動する。物品を動かすと、逆に影響を与えることも可能。また室内に持ち込まれ72時間が経過した物品も取り込まれ、外に出せなくなる

SCP-2215 - I Saw the Sign (標を見た)
矢印形の看板。近隣で「カオス・インサージェンシー」が保有する異常存在について言及されると、その存在に最も近い位置にある別の異常存在を指し示し、説明文を表示する。ただし説明文は不正確や無意味である

SCP-2216 - Peripheral Visions
※未翻訳

SCP-2217 - Hammer and Anvil (鎚と鑕)
ギリシャのある島の浜辺。海洋生物が打ち上げられたり、海岸線の浸食や落雷等の自然現象が起こると、人工的な構造物や機械を生成する。ここを聖地と見なす「壊れたる教会」が制圧し、大量のSCP-610 - にくにくしいものが召喚され世界終焉の危機を迎えたが、財団・境界線イニシアチブ・世界オカルト連合・壊れた神の教会の連合軍によって撃退された

SCP-2218 - If I Only Had a Brain (僕に脳味噌さえあれば)
観察されるとマネキン(カカシ)に変身する人間の集団。他の異常特性は無く、コミュニティを築き暮らしている

SCP-2219 - PORRIDGE (ポリッジ)
ポリッジ(おかゆ)というタイトルの無認可ゲームボーイソフト。ゲーム進行に応じてプレイヤーに様々な影響を与える。まだクリアした者はいない

SCP-2220 - Halsey's Hammer
※未翻訳

SCP-2221 - A Friendly Agreement (フレンドリーな同意)
主に無料ソフトウェアの利用許諾契約に紛れ込む異常な条項。同意した人物は暴力的な活動や、逸脱した宗教活動を始める。文章を理解し、法的能力のある人物にしか影響は現れない

SCP-2222 - Meschk-Mernanschordbtoum-VordhosbnV7 (Meschk-Mernanschordbtoum-VordhosbnV7)
ある宇宙ステーションのエアロック。中に入った生物の構造を反転させる。明らかに致命傷を負っているがしばらくは生存し、言葉を逆さまに話す

SCP-2223 - Spamdexing Anime Images (検索妨害アニメ画像)
少女を描いたアニメ画像。検索アルゴリズムを操作し、全く関係ない単語(ブドウやクレープ等)の検索結果として表示される。財団の封じ込めに対抗し、見た者に複製したい衝動を与える画像が現れた

※画像は架空のキャラだが「とあるシリーズ」の存在しない作品(とある数理の揣摩憶測)の登場人物と設定されている

SCP-2224 - Teeter-Pult (シーソーパルト)
シーソー。使用し対面の相手が着地している時間に比例して、上空へ射出された幻覚を体験する。高度が上がると痛みや外傷が現れたり、死にも至る

SCP-2225 - Repentant Lindworm (懺悔する大蛇)
体長9mのヘビ型の実体。友人関係にある人間の毛髪のみを食し、彼等の思い出の品である銀製の装身具を生成する。知性があり、盗んだ物を返したいと語った

SCP-2226 - Annihilation (対消滅)
反物質で構成された宇宙船とその乗員。月の裏側に墜落し、財団に回収され、乗員は打つ手が無いと悟り冬眠状態に入った

SCP-2227 - If You See Something, Say Something
※未翻訳

SCP-2228 - Foundation Playsets (財団ごっこセット)
ワンダーテインメント博士製のおもちゃ。財団サイトの模型で、収容室に入れた物品に軽い異常特性を与え、SCP財団ごっこが出来る

SCP-2229 - Legate of Ursa Major to the Senate and People of Rome (ローマ市民へと遣わされた大熊座の大使)
大熊座の大使を名乗る存在。テレパシーにより古典ラテン語で話し掛ける。ローマ皇帝への謁見を要求し、財団の博士が皇帝と偽って交渉し、未知の力で贈り物を交換し合っている。兵隊を要求される等、要求はエスカレートしつつある

SCP-2230 - An Unlicensed Neurosurgeon (無免許神経外科医)
無免許医の男性。自作の異常な器具で脳組織を電子機器と交換する手術を行っていた。死亡した患者も多いが、生存した患者の外見は異常なく、様々な問題を抱えながらも何故か無事に暮らせている

SCP-2231 - A Shared Identity (共有人格)
ジョナサン・トランという人物の人格を共有する3人の男女。3つの身体と4つの人格を認識しながら、当人は矛盾や異常性を知覚していない。発見されたジョナサン・トランは他3人の人格を認識していなかったが、彼が死亡すると他3人も同時に脳機能を停止させた

SCP-2232 - Birdphone. Think Different. (そう、BirdPhoneならね。)
スマホ。電話を掛けると九官鳥に変身し、小さな九官鳥を生成する。小さな方は電話を掛けた相手のもとへと飛んで行き、到着すると双方の九官鳥を介して会話が出来る。どちらかの九官鳥を引っくり返すと通話は終了し、元の方はスマホに戻り、小さな方は消滅する。メールの場合は伝書鳩に、機内モードを使用するとペリカンに変身する。飛行能力は実際の鳥に準じるため実用には適さない

SCP-2233 - Sociosophy (ソシオソフィー)
「ソシオソフィー」と呼ばれる学問分野と、それを記述した本。本を新聞や書籍等の紙メディアに接近させると、内容をソシオソフィーに関する物へと変換させる。読者はソシオソフィーを拡散させようと試み、収容に失敗すれば情報崩壊による世界終焉をもたらす

SCP-2234 - Great Deals on Pineal Removal (松果腺切除がお買い得)
コンピューターウィルス。感染すると認識災害をもたらすシンボルやターゲッティング広告を、画面上だけではなく文書上にすら表示させる

URA-9611 - The Ozymandias Effect (オジマンディアス効果)
歴史的人物のデータに影響する情報災害。影響を受けたデータは次第に失われて行き、記録された媒体も崩壊し、記憶からも失われる。これにより何人もの人物の記録が歴史から抹消された

SCP-2236 - Optical Instrument (光学機器)
初期のポケット顕微鏡に似た光学機器。これを用いて観察した文章は変化する

※執筆者の執筆当時の心理に変化している?

SCP-2237 - "There is always a cost…" (「代償は常に付き物だ……」)
太陽系を周回する財団の製作した何隻もの宇宙船。世界終焉が訪れた時、もしくは財団との交信が途絶えた時に、あるSCPで構築された惑星に向かい、地球文明を再生させる。その際に先住文明がいれば、初めから地球人類が住んでいたと現実改変させる

SCP-2238 - "Broadcasting Live From Out of Time" (『別時代より生放送でお届けしております』)
アメリカ南部で放送される歴史ドキュメンタリー番組に現れる異常現象。実際の歴史とは異なる、異世界の歴史が流される。一貫して同じ異世界の歴史が流されており、時系列がまとめられた。その後、財団と世界オカルト連合の戦争を描いた番組も放送された

SCP-2239 - Gatherer of Gratitudes (感謝の収集者)
現在イヌザメの姿をしている、身体構造を変化させる生物。0.5m以上の生物に変身したことは無い。尾で砂をならし言葉を記して会話出来る。以前は人間だったが現状に満足しており「甘え」を求めていると日本語で語った

SCP-2240 - Young Floridian Couple
※未翻訳

SCP-2241 - Cameron The Crusader (キャメロン・ザ・クルセイダー)
キャメロン・ザ・クルセイダーというヒーローを名乗る少年。テレキネシスや現実改変能力を持つ。兵器化しようとする研究員やO5と、それを阻止しようとする倫理委員会が対立している

SCP-2242 - Technical Difficulties
※未翻訳

SCP-2243 - Peep Peepers (ピーチク&パーチク)
2羽のジュウシマツと鳥のおもちゃ。3体を1.9m以内に配置すると半径4.02m以内の人物はジュウシマツと会話が出来る。しかし範囲外の人物には鳥のさえずりか、人間が「ピーチク」か「パーチク」と言っているようにしか聞こえない。また範囲内で記した文章は範囲外へ出ると全て「ピーチク」か「パーチク」に置換される

SCP-2244 - Partition E
※未翻訳

SCP-2245 - A Dream's Nightmare (夢にとっての悪夢)
体長2mの四足哺乳類。約5mの範囲内で眠った人物は未知の睡眠段階に入り、夢の欠如と安息を感じる。睡眠不足や悪夢に悩まされている人物は症状が改善する。また人物が眠っている間、この哺乳類の消化管に栄養素や老廃物が現れ、夢を食していると思われる。長期的暴露の実験をしたところ事件が起こり、ビジネスの妨害を訴える警告が届けられた

SCP-2246 - You Set the Scene
※未翻訳

SCP-2247 - "What did I go through to seek a new employer?" (「私は新しい雇い主を探し出すために何をしてしまったのでしょうか?」)
男性。身体から離れた皮膚や体液が、部位に応じてポリプロピレンやポリエチレンといった物質に変換される。彼は疑問文でのみ会話をし、質問された人物は可能な限り誠実に返答する。自白剤が人間化された可能性がある

SCP-2248 - The Temple of Luna Primogenita (ルナ・プリモジェニータの神殿)
クロアチア領の無人島にある神殿。内部にはローマ神話の女神をかたどった像があり、それを観察した人物は太陽と月が逆転したように、夜目が効き、月光で日焼けし、支障なく太陽を観察できるようになる。神殿内でルナ・プリモジェニータ(長子なる月の女神)を讃える文書が発見された

SCP-2249 - The Failed Dreamland
※未翻訳

SCP-2250 - Duck Hunt (ダックハント)
アラバマ州セルマのブロックパークとその周辺の水鳥に影響を与える異常現象。影響を受けた水鳥は音波を発し、2km以内の犬をおびき寄せる。犬が2m以内に近付くと、水鳥の嘴から触手が現れ、犬を丸呑みする。体格差に関わらず犬は支障なく水鳥の体内に入り、消失する。約2時間後、水鳥は消化された犬の死骸を吐き戻し、激しい苦痛の徴候を示す

SCP-2251 - The Prince (プリンス)
ベルエアのフレッシュ・プリンス(ウィル・スミス主演のドラマ)の存在しないエピソードを収録したDVD。再生すると映像はさかさまになっており、視聴者の頭の向きに関わらずさかさまの状態を保つ。またこのSCPに関する文章もさかさまになってしまう。ドラマのテーマソングを見るか口ずさむと効果は打ち消される

※読者も自然と効果の打ち消しをされるよう工夫されている

SCP-2252 - Pulling Clothesline
※未翻訳

SCP-2253 - The Alcohol Republic (酒精共和国)
ニュージャージー州スプリングフィールドの醸造所。醸造したアルコール飲料に5%の確率で原形質が混入される。それをイギリス料理の摂取後に飲むと腹痛を引き起こす。所内には16世紀に死亡したスティーヴン・クレインを名乗る霊的実体が住み着き、常に酩酊しており、原形質を垂れ流している。彼は醸造所を制圧しようとする者をテレキネシスで攻撃する

SCP-2254 - The Demon La Hire and the Valley of Lust (魔性のラハイア)
アラバマ州ファロンに現れる人型実体。身長12.8mで複数の目や脚を持ち、赤外線カメラにしか映らない。若者を集めて乱交させ、子供を産ませる。子供は母体から栄養を奪い、衰弱死するまで育児させるが、母親は異常性を認識できず、愛情深く育てる。財団は町の治安を悪化させて人口を抑制し収容している

SCP-2255 - The Most Interesting Rainstorm in the World (世界一面白い暴風雨)
3m程度と計測される扁平積雲の形をした局地的な気象現象。英語を話し、花の女神の使者を自称し、果糖や花びらやダイヤモンドの雨を降らせる。女神は人間の広告を元に彼を創造した為、CMのフレーズをもじった言葉で女神への崇拝を訴える

SCP-2256 - Very Tall Things (とってもノッポな生き物)
ポリネシアの海上に棲息していた巨大な生物。体長1kmの巨体だが反ミーム的カモフラージュにより、他の生物にはほぼ知覚できない。マイキチ島の原住民が使用していた薬物に反ミーム効果を抑制する効力があり、彼等だけが存在を知っていた。財団は同様の効力を持つ記憶補強薬を用いて観察を始めたが、急激に生息数が減っていった。観察により死を招いていると気付いた時には遅く、ついに絶滅させてしまった。その後このSCPに関する記録も徐々に消失している

SCP-2257 - House God (家神)
ウィスコンシン州のある住宅。内部に48時間以上置かれたあらゆる物体は知性と会話能力を獲得する。彼等は「椅子の神」、「電子レンジの神」のように神だと主張し、他の神々とどちらが優れているか言い争いをする

SCP-2258 - The Great Escape (大脱走)
現在36個の風船。固有の人格を持ち、非常に陽気で絶えず話し続ける。内部のヘリウムが減るとテンションが下がり、無くなると知性を失い、ヘリウムを入れても元に戻らない。反抗的になり脱走を試みているが、力は通常の風船と変わりないので困難をきわめている

SCP-2259 - Survival of the Foetest (適児生存)
ガラスの水槽。水を入れ適切に管理するとヒト胎児を生成する。胎児達は共食いをしながら成長していき、生き残った1~3体が乳児へと育つ。その後6歳と4歳まで成長した個体に異常性は見られない

SCP-2260 - Traveler's Journal
※未翻訳

SCP-2261 - Community Policing (地域警備)
イギリスのある地域で発生する現象。範囲内で軽犯罪を犯した人物を、警官の姿をした実体が最低2体現れ逮捕する。映像では人間型だが肉眼ではパトカーに見え、逮捕した人物を警察に引き渡す

SCP-2262 - The Maddening Font (発狂させるフォント)
「B」と書かれたノートの切れ端。デザインや書体に造詣の深い人物が肉眼で見ると、異常に執着し敵対的な感情を募らせる。やがては殺し合いにまで発展する

SCP-2263 - The Skeleton Gallery (スケルトン・ギャラリー)
62体の骨格標本。様々な異常な材料で造られており、様々な異常性を持っている

SCP-2264 - In the Court of Alagadda (アラガッダの宮廷で)
ロンドン塔の隠し部屋の鉄扉。取り付けられた錬金術器具を用いて儀式を行うと開き、アラガッダという夢の世界のような都市に入れる。財団は部隊を派遣し調査したが、宮廷で大使の手に掛かり、見せしめの一人を残し全滅させられた

SCP-2265 - Dinner with Andrew (Andrewとの夕食)
カリフォルニアのあるレストランで起こったループ現象。延々と同じ2時間を繰り返し、何者も干渉できない。京大教授のGotoとカリフォルニア大のAndrewら2人の学者が巻き込まれ、Gotoだけがループを認識していた。20年後、ループは停止し、助け出されたGotoは、ループから逃れられないと悟ると、博識なAndrewとの会話を楽しみ、かけがえのない時間を過ごしたと語った

SCP-2266 - For the World to Dictate Her Death
※未翻訳

SCP-2267 - Vibrations
※未翻訳

SCP-2268 - Loaf Page (ローフ・ページ)
あるウェブサイト。URLを読み込ませると「ページをローフするため」パンをディスクドライブに挿入するよう求められる。パンを入れるとそんな機能が無いにも関わらずトーストされ、食べると読み込ませたページの内容を記憶できる

※アンキパン

SCP-2269 - Grandma Spider (クモばあちゃん)
フロリダ州に住んでいた老婆。体内に約2万匹の蜘蛛が棲息しており、外傷を負うと開口部から現れ、傷を修復する。隣人は蜘蛛を育てるのが趣味の、ただの老婆だと思っている

SCP-2270 - An Unnecessary Utilization of Excessive Force (過剰な武力の不要な行使)
戦争と太陽を司るメソポタミアの神ネルガルに関する情報。8冊の書籍に基づき儀式を行うと、ネルガルを召喚できると考えられる。ある人物が庭で犬に小便をさせる男を懲らしめる為に使い、太陽から地球へとネルガルのパンチが叩き込まれた。威力は275ペタジュールと推定される

SCP-2271 - Factory Loans (ファクトリーのローン)
アメリカ中西部で起こっている現象。「ファクトリー財務管理部」という未知の団体からの、学生ローンの返済を求める手紙として現れる。受け取った人物は、地球上の資産を全て集めても返済できない金額にも関わらず、あらゆる手段を講じて金を集める。返済が2回遅れるとその人物は消失する。影響を受け財団サイトの1つが壊滅した

SCP-2272 - Ellis Canastota, P, Pensacola Blue Wahoos (エリス・カナストータ、投手、ペンサコーラ・ブルーワフーズ)
AAの球団ペンサコーラ・ブルーワフーズに在籍していないエリス・カナストータという実在しない選手。実在しないがカナストータのプレイは選手・観客の記憶はもちろん映像記録にも残る

SCP-2273 - Major Alexei Belitrov, of the Red Army's 22nd Armored Infantry Division (アレクセイ・ベリトロフ少佐、赤軍第22装甲歩兵師団所属)
異世界から来たアレクセイ・ベリトロフと名乗る軍人。全身を未知の技術で強化されている。彼の世界のアメリカ軍に捕らわれ、仲間を失い、気が付いたらここにいたと語った

SCP-2274 - He Stands (彼は立つ)
人間を模した像。肉眼や写真・映像を問わず観察した人物は直立姿勢から動けなくなる。会話にも応じず「何をする?」という質問に「彼が立つように立つ」と、「彼(像)は何をする?」という問いに「彼は必要だから立つ」と答えることしかできない。やがて衰弱死する

SCP-2275 - Where Muses Go
※未翻訳

SCP-2276 - Too many GRACE
※未翻訳

SCP-2277 - Andronika Optima Maxima (アンドロニカ・オプティマ・マキシマ)
自律プログラム。電話やスカイプ等の通話サービスにいたずら電話を掛け、その応答を記録して動画サイトにアップする。それを視聴した人物は「アンドロニカ」という人物・団体・国家の存在を信じ、陰謀により歴史から抹消されたと考えるようになる

SCP-2278 - Und ruhig fliest der Rhein
※未翻訳

SCP-2279 - THE PEOPLE'S PET STORE
※未翻訳

SCP-2280 - Extra Nightly Cow (夜闇の牝牛)
あらゆる電磁放射を吸収する為、黒いシルエットにしか見えない牝牛。体重2kg以上の脊椎動物が5.25m以内に近付くと、約50%の確率で麻痺させられ、牝牛に捕食される。翌朝、捕食されたのと同一の光り輝く動物を出産する。95%は死産で、遺骸は次第に光を失って行き、異常性は消える。5%は生存し、牝牛の乳を飲むと体温を1000℃まで上昇させ、宙に浮かんで行き地上1.7kmで消失する

SCP-2281 - Backseat Driver (後部座席のドライバー)
かつてアメリカの国道50号線の一部だった1.2kmの区間。制限速度以上で車が走行していると、後部座席に何者かが現れ、速度を落とすよう忠告する。インタビューにより何者かは、道路が造られる前は森のボスだったが、デントンという人物に忠告され道路のボスになり、人助けをしていると語った。財団は地滑りを起こして道路を切り離すことで収容した。その後、世界オカルト連合(GOC)のエージェントとして発見されたデントンは、GOCの理念に反するが無害だった為、忠告を与え放置したと明かした

SCP-2282 - Goat. (ヤギ。)
外見はヤギと同一の生物。体内は異次元に繋がっており、異常に大きな質量を持つ。物を食べる時、周囲の空間ごと食べる。財団は老衰で死ぬ前に安楽死させ、体内を調査しようとしたが大事故を引き起こした

SCP-2283 - Spirit Bomb
※未翻訳

SCP-2284 - Mr. Lie (ミスター・うそっぱち)
ワンダーテインメント博士のリトル・ミスターズの一員。インド系男性の姿で、彼の言葉を聞いた者は無条件でそれを真実だと信じ込む。本人は嘘しか喋れない。遺伝的にSCP-2148 - ミスター・しましまと同一で、行動を共にしていた為、リストから名前が消されている

※記事はミスター・うそっぱちの嘘を信じた読者によって編集されている

SCP-2285 - Cloudivores (雲食い鳥たち)
雲を食べる7種類の鳥。種類に応じて別の雲を好み、非常に長命。自身の肺の容量を上回る水蒸気を吸引でき、迷彩を施し背景に完全に溶け込む。収容後、暴風雨による死者が増加し、嵐の規模が拡大しており、自然界への影響が疑われる

SCP-2286 - If You Build a Better Mousetrap…
※未翻訳

SCP-2287 - Mr. Headless (ミスター・くびなし)
ワンダーテインメント博士のリトル・ミスターズの一員。頭部が無い白人男性の姿だが、発声や思考に支障はなく、聴覚や嗅覚も有する。食事や呼吸は必要としない。頭部を観察しようとすると、ミスター・くびなしの視点から見た、頭部が無い自分が見える

SCP-2288 - Copy of A (Aのコピー)
現在19歳の白人女性。生命の危機に脅かされると、自身の死亡したコピーを生成する。所持品も全てコピーされる。生存したコピーが現れたが、オリジナルによって殺されてしまい、以後延々と死体をコピーし続けており、収容に失敗すれば死体に埋め尽くされ世界終焉の危険もある

SCP-2289 - The Devils' Eyes (悪魔の眼)
タスマニアデビル固有の感染症であるデビル顔面腫瘍性疾患の新種。他の脊椎動物にも感染し、成長すると腫瘍が眼の機能を持つ。感染者は全ての眼の視界を共有している

SCP-2290 - It's fine. (大丈夫。)
マサチューセッツ州ストックブリッジの家族に起こっているループ現象。両親と娘の3人家族で、現地時間5時になると3人は自宅に瞬間移動し、負っていた傷は(死亡していても)消える。また同時に自宅周辺1平方km以内の人物から、その家族に関する知識は、基礎的な事柄を除いて消失する。収容から15年経過し、家族は年を取っていない

SCP-2291 - FUN BOX
※未翻訳

SCP-2292 - Gorilla beringei necromantiae (ゴリラ・ネクロマンサー)
マウンテンゴリラ。接触した生物へ死病を感染させ、死後に蘇生させる。死体は肉体が崩壊するまで動き続ける。極めて長命で、何者かに絵を介した意思疎通の訓練を受けさせられたと推測される

SCP-2293 - An Inside Joke (内輪ネタ)
メディア(小説・音楽・TV番組等)内の会話に「世界的に有名な作家のスティーヴン・キングがかつて車に撥ねられたことを知っていましたか? 一考に値しますね」という一文を挿入する現象。スティーヴン・キング作品にのみ影響は現れない。財団の敵対組織内で内輪ネタとして行われていた悪ふざけが世界中に拡散されたと思われる

SCP-2294 - The Problems At Hand (手近の問題)
切断された白人の右手。指が5本ともニクソン元アメリカ大統領に酷似した顔に置換されており、時事問題について討論する

SCP-2295 - The Bear with a Heart of Patchwork (パッチワークのハートがあるクマ)
パッチワークのクマのぬいぐるみ。2m以内に臓器に損傷を負った人間がいると活性化し、周囲から調達した生地や詰め物で、臓器のパッチワークを作る。出来上がると損傷した臓器と入れ替わり、パッチワークにも関わらず正常に機能する

SCP-2296 - Emperor Penguin Tube Mommas (コウテイペンギンチューブ・ママ)
南極のコウテイペンギンの群れに現れる現象。繁殖期の群れがいる地面からチューブが現れ、栄養補給させたり、暖を取らせる。人間には母親のような励ましに感じられるメッセージも聴こえる。チューブから隔離したところ群れの大量死や無気力化を招いた為、実験は中止され、チューブの存在は隠蔽されている

SCP-2297 - The Killer Thermostat
※未翻訳

SCP-2298 - Life in a Plastic Box (プラスチック箱の中の人生)
イタリアのある小屋。内部にはプラスチックやゴムで造られた市街地が広がっており、37体のマネキンが置かれている。観察していない時に不規則に動き、生活を送っていると思われる。アンケートを装い調査したところ、住民の多くは自身の異常性に気付いていなかった

SCP-2299 - Cephalensis-9
※未翻訳

SCP-2300 - Periodic Golems (元素ゴーレム)
単一の元素で造られた98体の人型フィギュア。それぞれ別の元素で出来ており、原子番号の小さな個体ほど高い知性を持ち、芸術作品を作り展示会を開く

SCP-2301 - Slayer's Song (征伐者の詩)
日本では鬼、ヨーロッパではドラゴンとして顕現する敵対的実体。鬼は武士、ドラゴンは騎士に扮した人物の攻撃しか通じず、戦闘中に会話を交わし、役を演じ切れていないと判断されても、攻撃は効かなくなる。役を全うし切れないと討伐しても再生する

SCP-2302 - The Ditz
※未翻訳

SCP-2303 - Tower of Silence (沈黙の塔)
アルゼンチンの廃ビル。ラジオやテレビを通じて観察者へ、過去に実現しなかった概念やアイデアを与える。フロアごとに芸術作品、宗教と哲学などジャンルが異なる

SCP-2304 - "Like This Image To Die Instantly"
※未翻訳

SCP-2305 - great ideas that are TOTALY USELESS (lulz)(名案が完前に役に立たなかった件についてwww)
ホチキスで止められた紙束。表紙に「名案が完前に役に立たなかった件について」と書かれている。EuclidもしくはKeterクラスのSCPオブジェクトを無力化する方法と、実行した際の顛末、教訓と題したコメントが記載され、実際に試すとほぼ顛末と同じように失敗する。週に1回内容が変わる

SCP-2306 - Revenant AI (黄泉還りAI)
フラッシュドライブ。端末に挿入すると「イアン」と名乗るAIが起動し、ソフトウェアの問題を修復してくれる。複数回使用すると、ある男性の人生の各場面を記録した音声や映像が現れ、彼の魂がAIとして蘇ったと考えられる

SCP-2307 - The Pen Is Mightier
※未翻訳

SCP-2308 - Car Futures Trading (未来車先物取引)
ある自動車会社の製造ライン。1年後の未来から仕入れた自動車を売り、その利益で1年後に新車を開発していたが、世界金融危機により破綻した

SCP-2309 - Iron Wall of Dhul-Qarnayn (ズルカルナインの鉄壁)
ジョージア(グルジア)のある谷を塞ぐ鉄の壁。あらゆる損傷を防ぐが、日の出から日没の間に爪痕のような傷を受け厚さ5cmまで損耗する。その後、日の出までに修復される。紀元前6世紀に建てられ、サーキックの軍勢の侵攻を防いでいると考えられる

SCP-2310 - The House That Makes You Sarah Palmer (人をサラ・パーマーにする家)
メリーランド州にあった一軒家。内部に入った人物の意識は即座に、サラ・パーマーという女性の2002年1月20日時点の意識に書き換えられる。財団は敵対組織のアジトと誤解して襲撃し、多大な損害を受けた

SCP-2311 - Baby Wizard
※未翻訳

SCP-2312 - A Petty King (小規模な王)
北キプロスの山脈に現れる「キング・パン」を名乗る人物の刻印。月に一回出現し、内容に応じた異常現象を北キプロスに及ぼす

SCP-2313 - Sensory Deprivation
※未翻訳

SCP-2314 - Проект Стебельчатый Глаз (「眼柄計画」)
遺伝子改造を受けた線虫とチェチェン出身の女性。線虫が寄生した人物の視界を共有している。ソ連の「眼柄計画」によって双子の妹から線虫が造られたと語った

SCP-2315 - Mother Always Knows (お母さんはいつも知っている)
iPhone 6。実母が存命の30歳以下の人物が一人でいる時「母」という発信者から電話が掛かってくる。実母そっくりの声で話し、徐々に敵対的な内容になっていく。実母が知るはずのない多くのことを語る

SCP-2316 - Field Trip (校外学習)
複数の死体が浮かぶ池。強い認識災害を持ち、ある高校に在籍していたか、性質を知る者が見ると、知人の死体と思い込み、湖や死体に触れると消失し、認識災害を悪化させる

※ある生存者を探すため報告書も極度に汚染されている

SCP-2317 - A Door to Another World (異世界への扉)
マサチューセッツ州のある家のドア。異世界に通じており、7本の柱と鎖で繋がれた全長200kmの人型生物が封印されている。財団は儀式で生贄を捧げ封印を保っている

※実は儀式は無意味で、この人型生物「世界を貪る者」を封印する術は無い。およそ30年で封印は解け世界終焉を迎えると見積もられているが、財団職員の平穏を保つため儀式で収容出来ていると偽っている

SCP-2318 - Country Club Nuisance (カントリークラブの厄介者)
ナイキ社製のゴルフボール。ゴルフクラブで打ち出すと、使用者が思い描く地点に、物理法則を無視して必ず到達する。2012年に全米オープンでタイガー・ウッズがこのボールを用いてホールインワンを達成。財団エージェントはナイキ社を調査中に消息を絶った

SCP-2319 - Mirrored Shipwreck
※未翻訳

SCP-2320 - A Trolley
※未翻訳

SCP-2321 - Foor Th'luv Uv God Doont Yuuz It
※未翻訳

SCP-2322 - Being Shirley Gillespie (シャーリー・ガレスピーが如く)
財団サイト-77に現れた存在しないはずの部屋。内部には1999年1月11日午前6:30時点のサイト-77の複製空間があり、入った人物はシャーリー・ガレスピー管理官として扱われる。ガレスピー管理官の当日の行動を忠実に再現しないと追い出される。完走すると一日の終りに10段階で採点される

SCP-2323 - Sentinel Butcher (妖精殺し)
オオモズの異常行動。ミーム的に感染し、影響を受けたオオモズは不可視の存在を捕獲し早贄にする。遺留物から妖精のような存在を殺していると推測される

SCP-2324 - Her Majesty's Navy (女王蜂陛下の怪軍)
セイヨウミツバチが起こす異常現象。刺された人間は死亡し、体内をミツバチに寄生される。その人物は女王陛下の艦隊や女王海軍といった軍艦を自称する

SCP-2325 - Involuntary Bullet Catching
※未翻訳

SCP-2326 - Phantom Bomber Fleet
※未翻訳

SCP-2327 - Gastroesophageal Squirrels (胃食道リス)
キタリスそっくりの生物。人間に攻撃的で、傷を負わせた人間の胃壁に子供を寄生させる。体内で育ち、やがて口から飛び出す。この方法でのみ繁殖する

SCP-2328 - The Hoarder's Son (ゴミ屋敷の息子)
防護服とガスマスクを装着した人型実体。身体はゴミで出来ているが人間のように振る舞い、会話も出来る。1日あたり12立方メートルのゴミを周囲に生成し、自身でゴミ袋に片付けるが、廃棄されると憂鬱になる。かつてゴミ屋敷に住んでいた人物の息子を自称するが、その人物に既知の親族はいない

SCP-2329 - …But Nobody's Home (その家には誰もいない)
6階建て60部屋のアパート。内部に入った人物は、他人を一切認識出来ない。観測機器にも人間は記録されず、内部でテレビを視聴しても誰も映らない。エレベーターに30人を乗せる実験をしたところ過積載で停止し、互いに認識出来ないだけで同じ空間にいると判明した

SCP-2330 - A Convincing Whiteboard
※未翻訳

SCP-2331 - SCRAVECROW (DJ・カカシ)
カカシそっくりの実体。周囲にスタジオセットや音響機器を出現させレイヴを開催する。主に18~30歳の若者を引き寄せ、自身はDJとして盛り上げる。レイヴは5~24時間続き、終了するとセットごと消失し、72時間以内にアメリカ大陸の別の場所で開催する。全くの無害だが神出鬼没で収容は困難

SCP-2332 - Thought Messenger (思考伝令)
羽の模様がある星雲をかたどっている蝶そっくりの生物。収容しても容器を通り抜ける。前翅をこすり合わせ最後に話し掛けられた人物の声でしゃべることが出来る。思考を運ぶ伝令で、光がガラスを通り抜けるのは当たり前と語る

SCP-2333 - One Week To Live (後一週間の命なら)
人工的なプリオン複合体。感染者はあらゆる神経の損傷・疾患が回復し、眠気と疲労を感じなくなり、平均7日後に死亡する。死を本能的に感じながらも肯定的に受け入れ、死への準備や、後一週間の命だから出来る無謀な行為に及ぶ

SCP-2334 - Every Possible Photograph
※未翻訳

SCP-2335 - The Filmmaker
※未翻訳

SCP-2336 - The Word (禁句)
過去・現在のいかなる言語にも対応しない言葉。人間が発声すると言葉に対応した魔物を異世界から召喚出来る

SCP-2337 - "Dr. Spanko" (ドクター・スパンコ)
一羽のオスのウズラクイナ。知性を持ち会話が出来る。友好的だが鼓膜を破壊するほどの大声で、無茶苦茶な言葉を羅列する為、意思の疎通は困難。自分の真似をされると怒る。財団の収容する知的生物のいくつかが、なぜか彼に敬意を抱いている

SCP-2338 - An Unorthodox Adoption
※未翻訳

SCP-2339 - Bumblebee Philharmonic Orchestra (熊蜂フィルハーモニー交響楽団)
巨大なセイヨウオオマルハナバチとその巣。32mにも及ぶ巣に約85000匹が暮らす。周囲に楽器があるとオーケストラとして演奏する。一定期間、演奏させないと衰弱する

SCP-2340 - Homesick Hills (ホームシック・ヒル)
地球のマントルに生息する、鉱物の身体を持つヒルのような生物。体長は平均100m、巨大なもので1kmにも及び、マグマを摂取する。火山噴火により地表に押し出されるのを必死に抵抗する

SCP-2341 - Welcome Home (おかえりなさい)
マサチューセッツ州のある廃屋。18歳以上の人物が一人だけ入れ、内部は人生の最初の18年間で最も長く過ごした家と同じ間取りになっている。被験者の家族が生死を問わず暮らしており、暖かく迎え入れ、8.5時間後に外に出される。「ピーター」と呼ばれる視界に捉えられない何者かがいる

SCP-2342 - Discordianisme Syncrétiste (習合的ディスコーディアニズム)
ディスコーディアニズムと呼ばれる宗教とその聖典や信者。信者が作製した物品や、それを撮影した写真等が目視されると、その人物の現時点での個人情報が、信者に獲得される。信者について言及した文書も同じ性質を持つ。財団はミームで保護した脚注に情報を記すことで対処している

SCP-2343 - How I Got To Memphis (メンフィスに来た訳)
現実改変能力を持つピーター・パネピと名乗る男。夫婦喧嘩に耐えかね通報し、異常性を発見され財団に収容されたが何度も脱走している

※補遺を見ると記事が改変される。正体は古代エジプトの神。妻神が世界を滅ぼさないよう財団に協力を求める

SCP-2344 - The DoorWay(出入口)
様々な異空間につながる出入口

SCP-2345 - Gray Anatomy (グレイの解剖学)
罹患した人物が正常ではないと感じた物事に対し、完全な拒絶を示す異常反応。真偽を問わずグレイ(宇宙人)の画像を見ることで発症し、罹患者の発言からも感染する。初期は1時間で治癒するが、暴露を繰り返すと発症時間は長くなり、12時間を超えると治癒不能となる。異常存在を収容する財団にとって罹患は重大事となる

※有名な宇宙人の解剖映像と、それが模型だとばらされた逸話から作られたものだろう

SCP-2346 - Die Bescheidene
※未翻訳

SCP-2347 - Maxwell's Phoenix (マクスウェルの不死鳥)
人間男性。周囲の気温が体温より低いと、自身の体温が上昇し、気温が高いと逆に体温が下がる。体温が40℃ほど上昇すると身体が燃焼し、骨と灰だけになるまで燃え続ける。その後24時間掛けて損傷の無い姿へ再生するが、苦痛は感じる

SCP-2348 - sky (おそら)
太平洋の某所(※座標があり検索するとアルゼンチンとニュージーランドの中間辺り)に浮かぶ雲。動かず形状も変化しない。5分以上観察すると空にある他の物体を認識出来なくなったり、夜間に唯一の星として認識されたり、様々な異常性を持つ。降雨に氷晶が混じり、そこから発するエアロゾルを吸った人間は、この雲へと変化する

SCP-2349 - Transmitting Ants(通信蟻)
金属を消費・利用できる蟻。ビーコンを作製し、未解読の通信で他の巣と連絡を取り合っていると思われる

SCP-2350 - From the Mind of Malinalxochitl (マリナルショチトルの意識より)
アメリカが開発したミーム兵器。蚊の大群の羽音として聴こえ、12秒ごとに群れの総量は倍加して感じられる。やがて虫刺されやマラリア等の蚊を媒介とする病気に感染する。朝鮮戦争やベトナム戦争で使われた

SCP-2351 - Three Anomalous Geese (三羽の異常なカナダガン)
三羽の雌のカナダガン。視認した人物はその間ずっとカナダガンの鳴き真似をし続ける。楽しさを感じ士気が向上する

SCP-2352 - A Sorta-Dead Vlogger and Their Clingy Extradimensional Fan (死に体のビデオブロガーと諦めの悪い異次元のファン)
Youtubeのあるアカウントにアップロードされた動画。死亡したユーチューバーを、ファンである異次元の人型実体が蘇生させ動画を撮らせていた。死体は徐々に腐敗して行き、異次元実体はやがて別れを告げた

SCP-2353 - The Mannequin That Will No Longer Put Up With This Shit, Honestly (「もうこんなのやってらんなくなっちゃったのよね、ホント」なマネキン)
生命を持つ女性型マネキン。ある日突然、ダサい服を着た男性につかみかかり強引に着替えさせようとした

SCP-2354 - Reasonable Accommodations (合理的な職場)
アメリカの高層ビルに現れる異次元のフロア。1990年アメリカ障害者法を遵守する建物に現れる。エレベーターからのみアクセスでき、まるで重度のクモ指症患者に対応したように、内部の全てのボタンは300m奥まっている

SCP-2355 - 'They Grow up so Fast' (「大きくなあれ」)
ベビーベッド。生後12ヶ月未満の乳児が一晩眠ると、18歳の遺伝的に同一の人物に成長するか、置換される。成長した人物の記憶は造られたものだが「ジャック叔父さん」という人物が共通して存在する。被害者が出るごとにジャック叔父さんの年齢は若返っている

SCP-2356 - Skylar's Wand (スカイラーくんのまほうのつえ)
赤い円筒形の棒。無生物に触れると子供向けの玩具に変化させる。壊さなければもう一度触れると元に戻る。白血病のスカイラー少年の為に、父親がワンダーテインメント博士と協力して作製したと思われる

SCP-2357 - The Perfect SCP (完全なるSCP)
SCP-2357の報告書。読んだ人物はこれを賞賛し、複製して同僚や上司に見せたくなる。全ての職員と財団施設の部屋に配布されると効果は消える。情報災害ミームを専門とする博士が、財団の処遇に憤り、敵対団体に移籍する前に残して行った

SCP-2358 - I've seen this somewhere before… (これは何処かで前に見た……)
香港、ニューヨーク、渋谷で発見された不可視の半透明な樹。記憶補強薬を使用しなければ知覚できない。知覚した人物はその樹に没頭し幻覚に囚われる。知覚されないと成長するため、知覚し脳に認識される前に、装置で阻止すること、なるべく人目に触れるよう人口密集地に置いたこと等の、異世界の財団からの収容方法の手順を記したメモが貼られていた

SCP-2359 - Yesterday, Upon the Stair (昨日私は階段で)
人型存在。強力な認識災害を持ち、その存在について見聞きしたりなんらかの情報を得ると、家族や友人等の大きな恩のある人物と認識する。写真や録音、モーションキャプチャーでさえ感染し、存在の矛盾する証拠を突きつけられると、死に至る

SCP-2360 - Cog of Duty (コッグ オブ デューティ)
3人の男性。「壊れた神の教会」の信者で、身体改造されXBOX360を内蔵されている。宗教的活動として「コールオブデューティ モダンウォーフェア」をオンラインプレイし、3人は精神を同期させ連携する。一体化しているため他のゲームはプレイできない

SCP-2361 - Recurring Board Position (未知との対局)
囲碁の対局中に現れるある盤面。碁石がある特定の配置に並べられると、並べた人物の脳内に異常な電気活動が発生し、時に脳の一部を切除され死に至る。装置を使い碁石を並べたところ、配置が変化し、暗号が作られた。解析すると脳を切除しているのは異次元の存在で、「空間」という概念が理解できず、脳を分析していると語った

SCP-2362 - Not a Planet (惑星硬殻)
冥王星。2006年7月、全長900kmのクラゲ状の生物が冥王星の南極から、星を破壊しながら現れ、太陽系外へ飛び去った。財団はその事実を隠蔽するため冥王星を惑星のカテゴリから外し、興味を失わせ、破壊された事実も伏せた

SCP-2363 - The Womb Farm
※未翻訳

SCP-2364 - Shaped Like Itself (それ自体に似た形)
何かの物体。映像や写真等のあらゆる記録に残せず、マゼンタ色で重量は約127.5kg、長い部分で約90cm、程度の情報しかわからない。視認した人物はどうしてもその形状を表現できず、別の物体に例えることすらできない。複製品を造れるが、SCP-2364を視認したことのある人物は必ず「似ているが少し違う」と認識する

SCP-2365 - The universe is trying to tell you that it hates you (世界がお前に大嫌いだと囁いている)
レム睡眠中の人物に影響する現象。初期は蝶番のきしむ音とともに、細かな錆が周囲に降り積もる。やがて頭部の回りにトラバサミが形成され、10分掛けて徐々に消失して行くが、その間に目を覚ますとトラバサミが作動し外傷を与える。出現パターンは不明で、これまでに何人の犠牲者がいたかは想像すらできない

SCP-2366 - Ils coopéraient ensemble (みんなのアンサンブル)
ペンシルベニア州で発見された白樺に似た植物。周囲25m以内の生物の協調性や連携力を増幅させる。加工品にも同様の効果が現れる

SCP-2367 - Splatzshtaffel (シュプラッツシュタッフェル/跳躍親衛隊)
ナチスが開発したタイムマシン。目標地点の数百メートル上空に物体を転移させる。調査の結果、ベルリン陥落前に避難のために使われ、2031年10月13日にベルリン上空に1,400人以上(※戦車含む)が現れると推測され、財団はそれに備え準備している

SCP-2368 - Across the Water (フィオナの海)
スコットランド在住のフィオナ=タラックという名の女性。周囲の人物の内臓が異常に変形・移動する。海や存在しないはずの子供達、夫に隠された物について語った

SCP-2369 - Suburban Dollhouse (郊外のドールハウス)
アイオワ州の郊外の住宅。最低1人ずつの男女が室内にいて、正面と裏口のドアが閉まっていると閃光を発し、全ての人物や持ち込まれた物品を消失させ、元の状態に戻る。夫婦の強盗が偶然入ったところ、消失後に再出現し、子供に危険だと抗議するメモが置かれていた

SCP-2370 - Undo It, Retry It
※未翻訳

SCP-2371 - A Secret Admirer (ある隠れファン)
財団のサイト-43空間異常棟の実験チャンバー14にファンレターが現れる現象。手紙の主は異次元の存在と思われ、財団を一個の実体と認識しているらしく、有益な技術や情報を提供してくれる。チャンバー内に返信を置くことで文通もできる

SCP-2372 - Soulmates (ソウルメイト)
陳という名の男性の腐敗しない死体。へそから尿道球腺液(いわゆる我慢汁)を含んだ霧が現れ、霧は陳氏の霊魂と名乗る。死体はうめき声で霊魂とのみ会話できるが「ムスコをかわいがっていたから陳氏は俺(肉体)に惚れていた」と主張しているらしく、霊魂はそれを激昂しながら否定する

SCP-2373 - Behind You (お前の後ろ)
人型生物。全身を黒い剛毛に覆われ、下半身は腹部で切断されている。目を開けたまま横たわっているが、視界に単独の人間が入ると、念動力で宙に浮き超高速で背後に回る。そして足音を立てず追跡し、第三者に観測されるか、物体により妨害されると、0~1人しか人間のいない場所へ移動し、休眠する

SCP-2374 - Transporting Washing Machines
※未翻訳

SCP-2375 - We're All The Same Down Here
※未翻訳

SCP-2376 - Crow's Revenge (カラスの復讐)
アメリカガラスが媒介する異常な破傷風。人間に感染し、感染者は他の人物に案山子として認識され、発声も聞き取られない。感染者が案山子に変身したとは知覚されず、移動しても不自然に思われない

SCP-2377 - Your House
※未翻訳

SCP-2378 - Tissue Dome
※未翻訳

SCP-2379 - Roach Motel (誘って捕って逃がさない)
トレーラーハウスそっくりの菌類。ハリケーンや強風により分解され胞子を撒き散らす。エアロゾルを発して人間をおびき寄せ、暴露した人間は仲間を集め、自給自足で暮らす集落を形成する。人口が200人に達すると周辺の人口密集地に移動し、胞子で建築物を分解し、ホテルやマンション等のより巨大で複雑な構造に進化して行く

SCP-2380 - The Left Kidney of Junior Researcher Østergaard (オスターガード次席研究員の左の腎臓)
財団のオスターガード次席研究員の左の腎臓と遺伝的に一致する物体。腐敗せず未知の動力で回転し、オスターガード氏の位置を指し示す。オスターガード氏以外の人物の皮膚が接触すると、その人物はあらゆる手段をもってオスターガード氏へ移植しようと試みる。鋭利な刃物があれば使うが、無ければとても切開できそうもない道具でも使おうとする。没収されると効果は停止する。なおオスターガード氏の体内には左の腎臓がある

SCP-2381 - Call of the Hyphae
※未翻訳

SCP-2382 - The Queen's Gallery
※未翻訳

SCP-2383 - A Different Kind of Light (ちょっと変わった電球)
白熱電球。この電球について記述した文章はちょうど500単語になる。500に満たない場合は単語が追加され、稀に不自然な単語が現れるが、読者はそれに気付かない。500以上ある場合は減少して行き、やはり気付かれない。存在する文章の全てが対象になるため、1部だけ保存している

SCP-2384 - The Biggest Duck of All (何物よりもデカき鴨)
雄のマガモに似た生物。脚部は地中に埋まり全長9kmにも及ぶ。植物の根のように張り巡らされており、次第に拡大している

SCP-2385 - Somewhere In The Between (狭間の何処か)
人間の体組織で構成された洞窟。入口は一ヶ所しかなく、内部構造は絶えず変化する。内部には人面ミミズが徘徊しており、一体を捕らえ小型カメラを着けて戻したところ、後日ある女性の体内からカメラが回収された

SCP-2386 - Pink Ladies
※未翻訳

SCP-2387 - Raze and Build and Raze and Build
※未翻訳

SCP-2388 - CRUISE.EXE (CRUISE.EXE)
CRUISE.EXEという名前のファイル。実行すると入力した小文字が自動的に大文字に変換され始め、64時間後には全て大文字にされる。また実行した人物の声量が増大して行き、次いで身体を破壊するほどのオーバーリアクションになり、最終的には内臓の働きも増大し死に至る

SCP-2389 - Midas Magpie (ミダースカササギ)
雌のキバシカササギ。最低8カラットの貴金属を収集し巣に貯める。巣の中で金と不純物に分解され、不純物は捨てられる。巣が純金で一杯になると新たに巣を作る

SCP-2390 - Illuminitis
※未翻訳

SCP-2391 - Bimmy Plays (ビミーの実況プレイ)
ビミーの愛称で知られるユーチューバーのアカウント。2013年初頭に事故死したが、その後も週1回ペースで死亡時刻に動画がアップされている。非掲載にも関わらず存在しないアカウントから数千のコメントが集まる。ビミーは次第に異常性に気付き助けを求めるが、やがてリセットされたかのように記憶を失い元に戻る

SCP-2392 - Barrel of Monkeys (猿の樽詰め)
オーストラリアのあるキャンプ地。約20平方mの範囲内にいる生物は不安や恐怖を感じる。植物は枯れ、気温や光源、音響は減少している。地中からくぐもった声が聞こえ、掘り出すと1870年に消息を絶った女性が現れ、助けを求めながら沈んで行った

※タイトルは日本で「つなぐでござる」の名で知られるおもちゃのこと

SCP-2393 - Trees These Days (近頃の若木)
セイブビャクシンの標本。USBポートが付いており、接続すると記録機器として使え、不定期に更新される音楽アプリ等が入っている。アプリを起動すると緑色の若い女性の霊が現れ、音楽を聴いたり、携帯をいじったり、ダンスをする。人間と交流も可能で、財団には「親切で誰も火炙りにしない」と協力的

SCP-2394 - Solitude (孤独)
一匹のイエアメガエル。改造手術が施されており、知性があり、デバイスを接続すれば脳の動きを観測出来る。過去に実際に見たことのある場所へテレポートする能力を持ち、周囲の物品や人物も巻き込めるが、実験は成功していない

SCP-2395 - $҉ 585.98 ($҉ 585.98)
南極の某所に存在する「$҉ 585.98」と書かれた長さ258m×幅90mの巨大な値札。不規則に回転する。0.3km東の小屋に女性と思われる何者かが住んでおり「地球を売っている。値札は買い手が動かしている」と語った

SCP-2396 - Ms. Sweetie (ミズ・あまあま)
ワンダーテインメント博士のリトル・ミスターズの一員。見かけは身長2.5m・体重101kgの女性で、砂糖を使った食品を摂取しないと苦痛を訴え、砂糖を補給していると周囲の男性は彼女から離れたい強い欲求を感じ、触れると糖尿性昏睡に陥る。さらに半径6km以内に飴玉が現れ、触れた男性を巨大化(稀にユニコーン化)させ、ミズ・あまあまを救出しようとする。変身後は火に弱く、女性の命令に従順な為、対処は容易。財団は砂糖と偽り人工甘味料を飲ませ、異常性を失わせている

SCP-2397 - Homesickness (懐郷病)
アラスカのある地域。一辺が1.3kmの四角形で、その中にいる人物はここがアイオワ州の一部だと認識する。範囲内ではアイオワ州に特徴的な植物が育ったり、鳥の鳴き声だけが聴こえたり、人間は郷愁感を覚える

SCP-2398 - Home Run Bat (ホームランバット)
木製の野球バット。秒速20m以上で振ると接触した野球ボールは異常に飛び、生物は爆発する

SCP-2399 - A Malfunctioning Destroyer (故障中の宇宙戦艦)
外宇宙から飛来したと思われる宇宙戦艦。木星の衛星イオに衝突し木星に墜落した。地球から約300万光年離れたさんかく座銀河から戦艦へ通信が届いており、地球への進行を指示している。現在は故障中だがあと25年ほどで修復を終えると考えられ、財団は対策を練っている

SCP-2400 - Temporal Dilation Facility (時間拡張施設)
コンクリート壁の欠片に付けられたドア。内部は異空間に通じており、時間の流れが違い、ドアを閉じると元の世界の1秒が、内部では140秒に相当する。いずれ宇宙終焉を確実にもたらすSCP-2700 - Teleforce (テレフォース)を停止させる実験にうってつけと期待されている


SCP-2001~2200   SCP-2401~2600