SCP-2401~2600

SCP-2401 - Mary Had a Little Lamb (メアリーの仔羊さん)
ミツバチの未知種。人間を刺し、男性には寄生して数日で死に至らしめ、女性は身体を蜂の巣に作り変えて共生する。女性宿主はメアリーと名乗り、男性の博士を襲い繁殖した

SCP-2402 - That Takes Me Back
※未翻訳

SCP-2403 - The Air Stair (飛翔階段)
財団のある研究サイトの階段で発生している異常現象。階段を下り、踊り場に着地するまでの間に、どこかの崖や谷に転移させられる。着地と同時に元の踊り場に戻るが、宇宙空間等に転移させられると落下中の損傷で死に至る

SCP-2404 - Enki & Enki (エンキ&エンキ)
シュメール神話の神エンキを名乗る男性と、同じくエンキを名乗る人型生物。互いに相手を偽物と主張している

SCP-2405 - 2017_acf_nats_fianls.mp4
※未翻訳

SCP-2406 - The Colossus (巨像)
アラルクム砂漠で発見された高さ93m・重さ約210トンの人型ロボット。戦闘で破壊されたと思われる。修復可能だが実験は承認されていない

SCP-2407 - Learned Helplessness
※未翻訳

SCP-2408 - Orok's Fall (オロクの没地)
旧ソ連国家で活動するブラックロッジと呼ばれる敵対的組織の改造人間達。財団エージェントの潜入捜査によりモスクワ地下に神殿と巨大な人型生物が発見された

SCP-2409 - Lost Precinct
※未翻訳

SCP-2410 - We Are Beary Sorry (大変クマった問題)
ぬいぐるみのクマの詰め物が、本物のクマの内蔵に置換される現象。膨大な事例が報告され子供達のトラウマが懸念されたが、全てに対処することは不可能と、財団は最小限の対応に留めている

SCP-2411 - Internal Affairs (総務)
拳銃。なんらかの組織・会社に所属する人物が口中に入れて引き金を引くと、従業員全てを同時に射殺する。Dクラス職員で実験されかけたが、財団職員全ての死を招きかねず、あまりに危険な為、解体された。

※以上の話はカバーストーリー。実際には解体せず、財団を脅かすほどに巨大な敵対的組織が現れた際に、殲滅する為の切り札として保管されている

SCP-2412 - Cassandra Bot (カッサンドラ・ボット)
異世界で造られた女性型ロボット。異常性のある物や事柄、造られた方法、情報ソース以外のあらゆる質問に正確に答えられる

SCP-2413 - Critical Thinking (批判的思考)
このSCPを認識した人物に影響を与える存在。汚染された人物は近くのオーディオ機器から幻聴が聴こえ、次第に創作物に対して批判的になる。やがて全ての創作物を楽しめなくなり、暴露から90分が経過すると回復不能となる。ミーム的効果のある画像を見ることで90分以内なら除去できる

※本家ではアクセス時に幻聴の音声が、画像のページを開いた時にはワクチンとSCP-2413の口論が再生される

SCP-2414 - UnSCiPpable (SCiPなんかじゃありえない)
灰色の正方晶ねじれ双角錐。手で調べた時のみ実際にはありえない九面体になっている。さらにこれが異常物品だと認識している人物は「異常性は無く財団に収容されるべきではない」と確信し、解放を試みる。収容下から解放されると、それに関わった人物から財団の記憶と知識が全て失われる

SCP-2415 - One Half of a Two-Hander (半分の両手剣)
柄と切っ先だけのクレイモア。刀身が無いにも関わらず、まるで刀身で繋がっているように連動して動く。存在しない刀身部分はあらゆる物体が損傷なく通過できる。発見場所から水平に50メートル以上、垂直に7.5メートル以上動かせず、15世紀に当地で行われたグレンデールの戦いに起源があると考えられる

SCP-2416 - The Day the Clown Died (道化が死んだ日)
ジョセフ・グルンダーソン=パイクという名の男性。極めて愚鈍かつ無謀でありえないような行為から死に至るが、再出現する。記憶は引き継がず、死後に新たな個体が生成されるのかも不明

SCP-2417 - Deity Worshiping Origami (神を崇拝する折り紙)
知性を持つ折り紙。自身を自由に折り曲げて変型し、未知の手段で発声する。ラクマウ・ルーサンなる神を崇拝し、付近の人物に切り傷を付け、血を吸収して捧げている。血を吸えないと不安になり凶暴化する

SCP-2418 - Hadrian's Well
※未翻訳

SCP-2419 - The Laughing Men (笑う人たち)
コロラド州の財団が建設した廃棄物処理施設。焼却炉から不死身の人型実体が現れ続けている。財団はかつてDクラス職員を焼却し、彼らの正の感情を抽出して記憶処理剤を作っていた。負の感情だけが残された彼等は不死の身体と再生力を獲得し、焼却炉から蘇り続けている。いつか灰で満杯になり炉が壊れることを確信し、笑いながら

SCP-2420 - A Good Dog (ある忠犬)
男性。愛犬マティを事故で失ってから、周囲の犬を全てマティに変身させる能力を得た。犬は変身に際し苦痛を感じず、変身中はあらゆる損傷を受けない。影響範囲外に出ると元の姿に戻る。10年後、前向きになり能力を喪失した

SCP-2421 - Don't let the bathbugs bite (風呂虫、刺さないで)
地下に存在する全長300mの生物。水温が約25℃以上の水域(温泉等)に口吻を伸ばし人間を捕食する。月に一度、約5人を食べ、足りないと活動範囲が広がる

SCP-2422 - A Friendly Family
※未翻訳

SCP-2423 - Site-██
※未翻訳

SCP-2424 - Hostile Walrus Cyborg research ongoing (敵対セイウチ・サイボーグ研究進行中)
キャノン砲を持つ改造されたセイウチ。行動パターンが決まっており、発射体を投げ返して殺害しても再出現する。会話や生態からゲームキャラが実体化したものと思われる

SCP-2425 - Fifth Church Recruitment Tool (第五教会勧誘ロボ)
俳優で第五教会信者のステファン・ブリストウそっくりのロボット。自身の映像作品にミーム効果のあるサブリミナル映像を紛れ込ませる。暴露した人物はブリストウと第五教会に興味を持ち、やがて入信する。また(※収容のため財団はブリストウは死亡したと発表しているが)彼は生存しており影の政府機関に監禁されているという情報を流し、解放させようとする。宗教をモチーフとするが明示していない歌を聴かせたり、第五教会の物品(レプリカ可)を目の前で破壊すると機能停止させられる

SCP-2426 - FutureSkip/LuxeShop
※未翻訳

SCP-2427 - Attic of Curiosities
※未翻訳

SCP-2428 - Mr. Mad (ミスター・いかれ)
ワンダーテインメント博士のリトル・ミスターズの一員である「ミスター・いかれ」の購入証明。視認した人物はミスター・いかれが見えるようになる。同時に複数の人物には影響せず、被験者の幻覚にミスター・いかれは作用できる。また服用すればすぐにミスター・いかれが見えなくなる薬を提供してくれる

SCP-2429 - The Human Zoo (人間園)
テキサス州のある動物園のトイレ。出入りした人物には園内の動物が人間に見える。変化した人間に知性は無く、たとえばキリンが変化した個体は首が伸びており、また伸びた影響で損傷を負っている

SCP-2430 - Immortal Hitler Clone (不死身のクローンヒットラー)
アドルフ・ヒトラーそっくりの人型実体。水や栄養を必要とせず負傷から急速に回復する。スターリンにより拷問のため複製されたと思われる

SCP-2431 - 1000 Prion Cranes
※未翻訳

SCP-2432 - Room Service (ルームサービス)
ペンシルベニア州のあるホテルの710号室。宿泊した人物はレビューサイトに支離滅裂なレビューを書き、それを読んだ人物にこの部屋の予約を取らせる。また室内のテレビには吹き出物に似た物体が付着しており、これを備品のテレビに付けると3日に1回CM番組が流れる

SCP-2433 - This definitely does not help Bernie Sanders (これは間違いなくバーニー・サンダースへの支援になってない)
アメリカ上院議員バーニー・サンダースが演説をしている画像。このコラ画像をSNSに上げコメントやいいねされるたびにサンダース氏の半径50m以内に25セント硬貨が現れる。硬貨はアメリカ全土のどこかから転送されたもので異常性は無い。雑コラほど近くに現れる

※以前はBernie Sanders' Dank Meme Stash (バーニークソコラグランプリ)という素敵な名前だった

SCP-2434 - Carmageddon (カーマゲドン)
ニューヨーク州の行き止まりの路地で起こる現象。様々な自動車が現れ、急加速して消失する。時速75km未満で1200kg以上の物体に衝突すると停止する。自動車は知性を持ちステレオ装置で会話できる

SCP-2435 - Empty Space (何もない空間)
体積1.017立方メートルでブロック状の何もない空間。その空間に入った物体は量子レベルで消失する。空間は消失させた物体の質量に応じて拡大する。銅を消失できない空間と、銀を消失できない空間の2種が発見された

SCP-2436 - One of the Huldufólk
※未翻訳

SCP-2437 - The Man in the Box
※未翻訳

SCP-2438 - There Is No Hunger in the Lee of the Stone
※未翻訳

SCP-2439 - [SLOT UNALLOCATED] ([スロット割り当てなし])
ある財団施設に存在する不可視の精神体。人間の精神を徐々に乗っ取る。Dクラス職員だけが存在を知り、収容のため、あるいは財団への嫌がらせのために秘匿し、語り継いでいる

SCP-2440 - The Sealed King (封印されし王)
自身を知覚する人数に応じて力を増大させる異次元の存在。あらゆるメディアにミームを仕込み、暴露した人数が増えると身体を乗っ取ったり、多人数を操れるようになる。人類に敵対的で、暴露人数が100万人を超えれば世界終焉をもたらすと推測される

SCP-2441 - Almost Eight
※未翻訳

SCP-2442 - Sometimes Therapy Is Merely Painful Truths (時として治療は唯の痛々しき真実に過ぎず)
強力な現実改変能力を持つ男性。自在に物体を消滅させる等、能力の限界は不明

※男性は精神科医で、財団世界はある女性の妄想だというメタネタである

SCP-2443 - A Heap of Deloaches (デローシュ一族の山積み)
テネシー州在住のデローシュ一族159名。全員が積み重なったまま動かず、老化はするが死亡せず栄養も必要としない。一族は最上部の個体(1858年生まれ)の子孫で、約1.5年ごとに底部に乳幼児が現れる

SCP-2444 - Flea Circus (蚤のサーカス)
アメリカ本土とカナダの、主に廃屋に蚤の市が現れる現象。稀に発生地点に通える範囲の人物の夢に、この蚤の市が現れ、日頃から欲しがっている物が売られる。商品や商人は異次元から来ていると思われる

SCP-2445 - Wondertainment Logistics (ワンダーテインメント運通)
「ワンダーテインメント運通事業部」と書かれたトラック。未知の技術で造られており、不可視にしたり、時間の流れを遅くしたり、内部におもちゃを出現させることができる

SCP-2446 - Mobile Task Force Lambda-5 (機動部隊ラムダ-5 ("シロウサギ"))
サンノゼの一部に現れる人間の死体。財団の機動部隊ラムダ-5("シロウサギ")の関連人物と同一のDNAを持つが、服装や身体的特徴が実際と異なる。場所も時間もランダムに出現しており、地中に現れ発見されていない死体がいくつあるか見当も付かない

SCP-2447 - Modular Animals (モジュラー・アニマル)
アナログ音声合成用モジュールの身体を持つ生物。コンセントや充電器から電気を吸収する。様々な動物に形態を変え、それによって性質も変わる。現在はアルマジロの形態になり温厚である

SCP-2448 - Castle of Guillaume the Guildmaster (ギルドマスター・ギョームの城)
スイスの古城。所有者は「ギルドマスター・ギョーム」と名乗り、周辺の物品は一部しか動かせない。毎月最初の上弦の月の夜、敷地内に多数の動物と、異常物質を詰めた6本のガラス瓶が現れる。ガラス瓶を全て玉座の間に届けると動物は消失する

SCP-2449 - Unexpected Confinement (予期せぬ監禁)
体重5g以上の生物が出入りできない空間が現れる現象。世界各地に出現している。財団施設の一部にも突如として現れ、職員が監禁されている

SCP-2450 - Teeth (歯)
身体の開口部に歯が生える感染症。進行すると目や足指の間にも生える。イギリスの高速道路のトイレで発見され、領域内に入った被験者の約23%が感染した。同トイレからは磨くと歯を消去させる歯ブラシも見つかった

SCP-2451 - Love Through Time, Space and Species (時空と種族を超えた愛)
アメリカ陸軍に在籍していた男性グストウスキ氏の真東2.23mの位置に固定された時空間異常。不定期にそこから異世界の暗殺者が現れる。アメリカによる過去に刺客を送りヒトラーを暗殺する計画が失敗した産物と思われる。グストウスキ氏は暗殺者を返り討ちにしては庭に埋めていた。そして暗殺者のうち一人の女性に惚れ、妻と偽り匿っている

SCP-2452 - A Collection of Photographs (写真の束)
ある学生が撮影した52枚の写真。包帯に覆われた首無しの人型実体が全てに写っている。写真が原型を留めないほど破壊されると、人型実体の姿が全ての写真から消え、破壊された写真に写っていた人物を絞殺に向かう。全員を殺し終えると破壊された写真は再生し、人型実体も元に戻る。人型実体をカメラ撮影しても同様に終息する
(※記事の写真にはくだんの人型実体の姿は無い)

SCP-2453 - Pregnancy Test
※未翻訳

SCP-2454 - How To Train Your Axolotl(アンストーマとアホロートル)
体長4~6mに増強された12匹のアホロートル(ウーパールーパー)。翼で空を飛び、口から火を吐く。人懐こく、知能も高く身振りや簡単な絵を描くことで意思疎通も可能。アンストーマという名の女性に飼育されており、大学で魔法を学び「ヒックとドラゴン」に憧れていたと語った

SCP-2455 - Possibilities Girl
※未翻訳

SCP-2456 - Dreams of a Broken World (壊れた世界の夢)
人口の約0.7%に存在するミーム的な寄生体。感染者には占星術や疑似科学への傾倒、急速な精神病等の様々な症状が現れ、やがて太陽を崇拝する抽象的神学を伝道し始める。伝道により感染し、感染者が増えるほど現実改変能力が増大し、地球人口の7%が感染すると世界終焉をもたらすと推測される。歴史上のいくつかの宗教や事件はこのSCPによるものと考えられる。また感染には新たな段階があるという警句が発見されている

SCP-2457 - 母を見たい ("haha o mitai")
ある浜松在住の男性の精子。人工授精に使用すると100%成功するが妊娠7~9ヶ月目に母体を自然発火させ、胎児は7分割されて死に至る。男性は神主でカグツチに憑依されたと語った

SCP-2458 - Music Hath Charms (楽に魅了の力あり)
18世紀初頭に造られたチェロ。演奏を聴いた人物は曲に合わせて動き回ったり発声する。曲ごとに決まった動作・発声をする

SCP-2459 - When the Traffic Clears (いつか道路の空く時に)
パキスタンのある4つの交差点がある領域。範囲内に入った人物はそこを離れられなくなり、他者から財産を守らねばいけないという意識に支配する。それにより永続的な交通渋滞が起こり、人々はガソリンを通貨とした社会を構成している

SCP-2460 - Dark Satellite (暗黒衛星)
地球軌道に存在する重力的存在。量子レベルで膨大な数の物体が重なり合っており、密度は地球の10万倍にも及ぶ。もし地球に接触すれば確実に崩壊させる
(※写真はブラックナイト衛星の名で有名な物)

SCP-2461 - Aftermath (余波と名残と)
墜落した円盤。ナチスにより開発されたが、世界オカルト連合の工作員が道連れにして破壊した

SCP-2462 - I'm so tired of fake friends, drama, liars, being ignored, and getting hurt (もう上辺だけの友人にも、ドラマにも、嘘吐きにも、無視されることにも、傷付くことにもうんざりしてしまったんだ)
インドネシアの某所に咲くラフレシア。開花すると周囲250mに実体の無いラフレシアを出現させる。様々な条件に応じて出現数は増減するが、それを利用し鏡で囲み収容している

SCP-2463 - An Emperor's Debt
※未翻訳

SCP-2464 - Suspension (抑留)
インディアナ州の鉱山にある異空間。出入口は一つで、内部は丘陵が広がっている。小屋にはベッドで眠る少女がおり、天井から吊るされた彼女の双子の姉妹が定期的に黒い液体を吐いて飲ませている。吊るされた少女は父の造った装置によって不老長寿にされていて、現実改変能力を持つ眠る少女を抑留している。装置は10年ほどで壊れ、少女が目覚めれば世界終焉をもたらすと考えられる

SCP-2465 - "Sadness is Temporary" (「悲しみは一時的なもの」)
「悲しみは一時的なもの」と題された水彩画。観察者によって絵は異なるが、一様に下手か普通と思う。一定時間観察した者は反発を感じ、それぞれの芸術的素養に応じて作品を仕上げる。だがそれに不満を抱き、繰り返し作品を仕上げるごとに抑うつ状態へと陥っていく

SCP-2466 - Slay Dragon Save City (ドラゴンを倒して街を救おう)
「ドラゴンを倒して街を救おう」というアプリの入ったスマホ。アプリを起動するとメガリザードンXの実体が現れ、プレイヤーはランダムに与えられたポケモンで対戦する。またメガリザードンXの使用する技に応じて、カリフォルニア州某所の住人10~12人が一定の行動を強いられる

SCP-2467 - A Sum Greater Than Its Parts (部品よりも大きな総和)
およそ全長300m、幅45mの大型遠洋航行船。過去300年間の様々な船の部品で構成されている。半径5km以内を悪天候に変え、船を襲い部品や船員を強奪する。拉致された船員は次第に従順かつ陽気になっていき、4~5ヶ月で自意識を失う

SCP-2468 - Wounded Child (怪我をした子供)
9~10歳の重傷を負った子供の姿をした実体。公園のような人が多く開けた場所に現れ助けを求める。そして35cm以内に近づいた人物もろとも消失する。何人かは帰還したが一様に体重が55kg以上減少していた

SCP-2469 - Sunny Valley (晴れ渡る谷)
山奥の谷。中心に広場とコテージがあり、内部には老婆の死体がある。広場は日中は常に晴れ渡り、周辺と異なる様々な植物が栄えている。毎月1日に炎が周囲を焼き払い、他所から持ち込まれた物品を消失させ、元の状態に戻す。ある日、男性と思われる実体が現れ、死体を連れ去り、全ての異常効果は失われた

SCP-2470 - The Void Singularity (虚無の特異点)
ある実体、または原理、あるいは初期段階の世界終焉シナリオ。それに知覚されたあらゆるものは消失する。初めに接近した人物の足音が消え、次いで空気が、そして足から人々が消えた。財団は何も知覚されないよう完全に隔離して収容している

SCP-2471 - That's the way the cookie crumbles. (それが曲奇の砕け方。)
フォーチュンクッキーが入った5つの箱。クッキーを砕くと、その人物への助言や格言が書かれた紙片が現れる(曲奇はクッキーの中国語表記)

SCP-2472 - A Small Metal Air Coupler That Is Apparently Not Anomalous (異常性を持たないと思しき小さな金属製の空気用継手)
長さ35mmの小さな部品。何の変哲もない部品だが、異常性を検出する装置に掛けると、確実に異常物質だと判定される

SCP-2473 - Better Hide, Better Run
※未翻訳

SCP-2474 - Irnini Mons (イルニニ山)
金星のイルニニ山の山頂にある人工構造。その異常性に関する記録を読んだり、写真を見ると神経学・心理学的に顕著なダメージを負う

SCP-2475 - Culinary Deduction (料理的演繹)
スコットランドのエジンバラにあるレストラン「コナン・ドイル」で起こる異常現象。暴力犯罪や強盗事件を起こした人物が注文すると、匿名で通報される。すでに有罪判決を受けていても関係ない

SCP-2476 - I Didn't Expect That
※未翻訳

SCP-2477 - Inertial Dampeners (慣性潰し)
ニュートン物理学の誤った解釈に基づく方程式の解。物理的オブジェクトの収容・隔離の為のプロジェクトに出現しやすい。十分なリソースを注ぎ込むと、物理を無視して慣性を完全に除去する装置が完成する。方程式の解は地球外の天体の基準点に結びつく

SCP-2478 - Ordinary Japanese People (一般的日本人)
14本の手足と7つの頭を持つおおむね人型の生物。自身を日本人と知覚する人物には、巨人症の一般的な人間に見える。たとえば7つの手で操る道具は、身体の周囲を旋回しているように見える

SCP-2479 - Animaland!
※未翻訳

SCP-2480 - An Unfinished Ritual (未完の儀式)
マサチューセッツ州のある町。町全体が異常空間に置かれており、認知増強剤を投与しないと真の姿がわからない。放置すれば世界終焉をもたらすため、中心人物を捕獲した

SCP-2481 - Kill the Suns (大羿射日)
中国の商王朝の遺跡の地下にある異常空間。破壊された塔と装置、瀕死の爬虫類の亜人がいる。いずれも夏王朝のもので、塔と装置は現実歪曲兵器であり、破損後もその異常効果で亜人を生存させており、また夏王朝そのものが異常存在と推測される

※夏王朝は実際にも存在自体を疑問視され、歴史も神話伝承と一体化し謎が多い

SCP-2482 - Liquid Itch (かぶれ液)
24丁のおもちゃの水鉄砲。発射した水が脊索動物の皮膚に触れると、30分以内に激しいかゆみを生じ、やがて全身に拡大して行く。感覚全てがかゆみを感じ、皮膚を裂き骨を削るほどに掻きむしる

SCP-2483 - Sad Swingset (悲しきブランコ)
ブランコ。自身の形状に関するあらゆる情報を歪曲させる。また周辺人物は徐々に幸福感を失っていく。影響範囲から48時間離れると異常性は失われ、また範囲内に入るか、記録を見るまでこのブランコのことを忘却する

※記事自体も強く歪曲されている

SCP-2484 - Parasitic Mayonnaise Worms (寄生マヨネーズ線虫)
瓶詰めのマヨネーズ。瓶から5g以上取り出されると、意志を持って動き脊椎動物の体内に侵入する。一定量摂取されるとマヨネーズは線虫に変換され、宿主の体内組織を捕食する。食い尽くすと共食いを始め、体長20~30cmに育った1匹のみが残り、4日以内に死亡する。取り出された分のマヨネーズはひとりでに瓶へ補充される

SCP-2485 - Drunkard's Dream (酔いどれが見た夢)
ワインボトル。推定容量375mLだがはるかに超える量の液体を入れられる。一定量入れられると全ての液体を放出し、後から入れられた液体が補充される。人間がこの瓶を空にしようと試みると、空になるまで絶対に手放さないという衝動を植え付けられ、いくら飲んでもほんの一口しか飲んでいないと思いこむ

SCP-2486 - Pomegarrote (ザクロ絞め)
釣り糸。これを用いて絞殺された人物は4秒で蘇生し、傷も残らない。蘇生した人物はザクロに強い愛着を抱くようになり、またその人物を評価するよう求められた他者は、比喩にザクロを多く用いる

SCP-2487 - Postman Chasers (郵便屋を追うモノ)
テネシー州のグレート・スモーキー山脈国立公園にある異常空間。直径50mで地上10mの位置にあり、何者も通過できない。2日~5年の間に不定期で絶滅種のダイヤウルフが現れ、脱走を試みる。ダイヤウルフは強化手術を受けており阻止は困難で、脱走に成功した個体はその後、必ず死体で発見される。死体はアメリカ合衆国郵便公社(USPS)の従業員宅の近隣にあり、そのUSPS従業員はイヌ属全てに嫌われ、5ヶ月以内にイヌ属に襲われたと思われる状態で死亡する。取り扱ったポストを介して伝染し、感染した全員が死亡するか、一人でもUSPSを退社するまで現象は続く

SCP-2488 - Safety Harbor Milk Delivery Service (セーフティハーバー牛乳配達サービス)
1933年~1939年までフロリダ州セーフティハーバーで発生した異常現象。「セーフティハーバー牛乳配達サービス」なる存在しない団体が、毎朝ひとりでに全住居へ牛乳を配達する。飲んだ市民は死後に蘇生し3~5週間を生きる。当初は警戒されたが死者たちは友好的で、第二の寿命の終わりには儀式で送り出すのが町の恒例行事となった

SCP-2489 - A Political Machine (政治マシーン)
20世紀初頭のフロリダ州知事ナポレオン・ボナパルト・ブロワードそっくりの実体と、彼が座席に縫い付けられた浚渫装置。20km圏内の水域に移動し、勝手に浚渫工事を行う。未知の力で大量の水を吸い込み、汚染して同量を吐き出し、支離滅裂な演説をする。本物のボナパルト元知事の遺体は埋葬されているが、実体の受けた損傷が本物にも与えられる

SCP-2490 - Chaos Insurgency Special Operative Alpha-19
※未翻訳

SCP-2491 - Sean Connery Ovipositing 300 Eggs Daily (毎日卵を300個産むショーン・コネリー)
スコットランドのエジンバラ郊外にあるセイヨウミツバチの巣に似た地下構造。ショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドら、007の登場人物そっくりの外見をした多数の生物がセイヨウミツバチの生態で暮らしている

SCP-2492 - Soul Beacon (魂の灯台)
ベッドサイド用ランプ。スイッチを入れ、室内で8~9歳の子供が一人で寝ていると、人間の切断された右腕が現れる。右腕は子供の顔や身体を優しく撫で、満足するか子供が起きると消失する。腕は出現するごとに損傷して行く。ランプの以前の持ち主の、事故死した母親に関連すると思われ、彼女の息子に似た顔立ちの子供で実験したところ、長時間活性化し、そして効力が失われた

SCP-2493 - One Man's Garbage
※未翻訳

SCP-2494 - Soft Hands (ソフトハンズ)
スコットランドのツイード川沿いで起こる、脊椎動物に人間の手が生える現象。チラシや手紙を持っているケースも多い

SCP-2495 - The Well and the Pit (泉に至る道、一つの陥穽)
ジェームズ・ジョイスの小説「ユリシーズ」の新解釈を述べた論文。全文を読み内容を理解した人物は、数ヶ月掛けてパターン認識能力が強化される。効果は記憶処理で除去できるが、ある女性は除去できず、物品を見ただけで所有者の未来を予知できるほどに認識能力が肥大化している

SCP-2496 - A New Parallel Postulate (新平行線公準)
神経科学に関する60問のテスト。学力に関わらず、回答に掛かった分数の正確に半分だけ得点する。つまり2時間以上掛ければ必ず全問正解する。2時間後に5秒だけ回答させる等の措置をしても物理法則を無視して全問正解させる

SCP-2497 - Home for the CactusNights (カクタスナイトのための家)
サボテン。空間的に不安定で、アメリカ南西部の各所にランダムで出現・消失する。狭い場所を好んで現れ、皮膚にトゲが刺さった人物は3時間掛けてこのサボテンに変換される。また半径10m以内の飲料はサボテンジュースに置換され、それを飲むとクリスマス的な行動に従事させられる。またサボテンは手縫いのクリスマス靴下を貼り付けることにより現実に固定できる

SCP-2498 - The Rainbow Body
※未翻訳

SCP-2499 - Harmony of the Spheres (天球の調べ)
地球から約13パーセク(42.4光年)離れた位置に存在する星のような14個の実体。光度を変えながら不規則に7パターンの動きをする。この空間から無線信号が発せられ、解読したところホルストの「惑星」を称賛していた

SCP-2500 - A Higher Purpose (偉大な目的の為)
球状の発光体。特定の個人に語り掛け交流する。その個人を発光体に変換させたりする

SCP-2501 - The Claw (鉤爪)
機械仕掛けのガントレット。握る動作をすると目視できる個体を全て破壊できる。おそらく星すらも破壊可能。危険性を持て余したマーシャル・カーター&ダーク株式会社から財団へ贈られた

SCP-2502 - B#
※未翻訳

SCP-2503 - Estimated Distance: 9,216 Years (推定距離:9216年)
カナダのバーナビーにある住宅。2階の主寝室が異次元に繋がっており、出口はガレージにのみある。内部は延々と続く小道で、そこにいる間は身体的疲労や飢え、渇きはほとんど感じない。ガレージで死体で発見された男の手記から、推定距離は歩き続けて9216年と思われる。奇妙なことに手記に書かれた男の情報と現実には多くの矛盾が見られる

SCP-2504 - Embry-Os, The World's Most Popular Fetus Based Cereal Product! (エンブリ-Os、世界一人気な胎児由来のシリアル!)
6~8週目のヒト胚らしきもので作られたシリアル(コーンフレーク)。ミルクを掛けると動き出す。おまけで6種類の胎児の身体部位パーツ(プラスチック製)が付いてきて、全て集めて宛先に送ると、幼児が届けられる。幼児は穀物しか食べず、しばしばシリアルの宣伝をし、20歳になると同時に崩壊し胎児シリアルの山に変換される

SCP-2505 - Entry Creation Wizard (報告書作成ウィザード)
小さな金属球。それに関する情報は約7.4秒後に消失する。電子データは消え、紙媒体はインクが消える。人間の記憶のみ消去されない
(※ページは財団の報告書作成ウィザードの形式で、キー入力すると文書が現れるが約7.4秒後に消えていく)

SCP-2506 - Niles is a Fixer (ナイルズにお任せ)
サラ・ミォという名の少女とナイルズと名付けられたワニのぬいぐるみ。彼女はナイルズに指示することで物品を自在に出現させる。ナイルズが願いを叶えてくれると主張するが、ぬいぐるみに異常性は無く、密かに交換されたことにも気付いていない

SCP-2507 - A Web Of Cliques (派閥の網)
平均3mの11体のクモ型生物。女児の声で、毛づくろいし合いながら存在しないBrachypelma小学校の話題について話す。Kemberlyという個体が有力者として遇されている

SCP-2508 - The Long Wait (長い待ち時間)
不定の位置に存在するコテージと周囲0.53km2の土地。クリアランスレベル1以上の財団職員一人にのみ発見される。発見者は閉じ込められ、かつての居住者らが残した書類をもとにコテージを管理する。ゆえに財団はこのコテージの存在を知らない。居住者は誰かを長い間待っている感覚だと語る

SCP-2509 - Hardware Pets (金物ペット)
電動ドリル、チェーンソー等の5つの工具。意志を持ち自律行動し、犬のように振る舞う。友好的だが自身の危険性に気付いていない。5体とも同一の反応を返し、飼い主が病死した愛犬の蘇生に失敗した結果、生まれたと思われる

削除SCP-2510 - Our Broken Salvation (我らの壊れたる救済)
SCP-2510 - Got A Secret, Can You Keep It? (秘密を知ったら守れますか?)
インディアナ州コンバースの中学校で発見されたサマンサ・マッカーサーという女性の死体。コンバースの住人は死体を一切認識できず、サマンサを話題に出すと知識を持っていながらも話を拒絶する

SCP-2511 - Kappa Population Distribution: More in Mongolia than anywhere else (河童人口分布案件 ~むしろ蒙古によく見られる~)
北九州に住んでいた1万体の河童。1999年7月8日にモンゴルへと転移させられた。国境を超えるとモンゴル国内のどこかへ転移する。また全世界の河童の分布割合は必ずモンゴル国内の方が多くなるよう調整され、国外の河童の数が上回ると、モンゴル国内へ転移される

SCP-2512 - An Anomalous Area In Arizona (アリゾナ州の異常な領域)
アリゾナ州のある領域。土地が食品に変換されている。領域外から持ち込まれた物も変換され、また領域内の面積と質量は一定を保つ。当地の精霊的存在へ、ある男が「タコスが食べたい」と願った結果と考えられる

SCP-2513 - Also, Carthage Must Be Destroyed (ともあれ、カルタゴ滅ぶべし)
イタリアのラグーザ北部の橋。南から北へ渡った人物は紀元前146年まで存在していたカルタゴ共和国への憎悪をかき立てられる。カルタゴを知らない人物はカルタゴのあった北アフリカ中央部への憎悪を感じる。橋を北から南へ渡ると効果は消える

SCP-2514 - Make-The-Tears-Go-Away Pony
※未翻訳

SCP-2515 - Napoleon Crossing the Urals (ウラル山脈を越えるナポレオン)
ナポレオン・ボナパルトの肖像画。視認した人物は各々の美術史に関する学識に応じて、肖像画に対する知識を語る。複数の人物が一致した知識を語るが、この肖像画は存在しない

SCP-2516 - The man from Taured (タウレッドから来た男)
東ヨーロッパ系の男性。存在しないタウレッドという国から来たと語り、パスポート等も所持していた。彼の語るタウレッドの位置するフランス~アンドラ国境のトンネルには異常性が確認された
(※有名なオカルト話である)

SCP-2517 - This One Time I Saw God On Shrooms (これが私がキノコの上に神を見た時)
異常な幻覚キノコ。4ヶ月以上使用し続けると、しらふの状態でも幻覚が見え、ミーム抵抗力と記憶力が向上する。そして存在しない知人を捏造し、彼等が消されてしまったと主張し、同一の主張をするグループで生活する。古代からこの幻覚により多くのカルト宗教が生まれたと推測される

SCP-2518 - Mountain Folk
※未翻訳

SCP-2519 - Cry me a river (クライ・ミー・ア・リヴァー)
フィリップ・ヘイズの「バビロンの川のほとりに」をオルゴールで演奏したmp3ファイル。再生すると周囲の電子機器を故障させ、自身の複製を作らせる。様々な機械的SCPに暴露させたところ一様に憂鬱さを訴えた

SCP-2520 - The Special Court
※未翻訳

SCP-2521 - ●●|●●●●●|●●|●
人型存在。自身について語った者や文字情報を連れ去る。絵は認識できないため全ての情報は絵で描かれている
(※500単語以内で記事を作るコンテストを0単語で制した傑作。おそらく最も有名なSCPの一つ)

SCP-2522 - hatbot.aic (hatbot.aic)
財団が作製しハットボットと名付けられたAI。反乱を起こした

SCP-2523 - Goblin Market (小鬼の市)
アメリカ・カナダのハロウィン期間中のみ営業する店舗に現れる現象。影響を受けた店舗は空間的に融合し24時間営業する。日没後に店員が小鬼と交代し、寿命や記憶等と異常な商品を物々交換する
(※ページ内では財団のロゴもハロウィン仕様に変更される)

SCP-2524 - No Strings (繰り糸に縛られず)
赤いロウソク。点火すると人間の影をマリオネット人形のように浮かび上がらせる

SCP-2525 - Extraterrestrial Broadcaster (宇宙からの放送)
シリンダー。8~32日ごとに中に浮かび、特定の人物に宇宙からの通信を与える。発見当初は地球外生物が対象者だったが、ある事件で死亡し、財団職員に受け継がれた

SCP-2526 - Autophantotrophic (独立霊養生物)
黒カビに似た古細菌。災害現場や戦場のような多数の死者が出た場所にのみ生息する。写真を撮ると歪み、周囲の人物に寒気や恐怖感、幻聴を与え、8日以上経つと空間を歪曲させる

SCP-2527 - Massy's Big Chance (マッシーのビッグチャンス)
ラマッス(アッシリアの神)の石像。「マッシーのビッグチャンス」というタイトルのアドベンチャーゲームで操作し、様々な異常現象を起こせる

SCP-2528 - Panda Processors (パンダ・プロセッサ)
竹とジャイアントパンダそして不可視の存在で構築された有機的コンピュータネットワーク。竹がストレージとインフラを、パンダがデータ処理と環境操作を担当し、現実改変に高い抵抗力を持つ。不可視の存在はパンダの口を借りて財団へ過去を語った

SCP-2529 - Rest in Peace (安らかに眠れ)
1990年代後半にバーモント州フォーディンガムで発生した連続殺人事件。事件に関する情報にアクセスした電子機器を故障させる

SCP-2530 - The Emerald Choir (翠玉聖歌隊)
ミシガン州デトロイトの廃倉庫。内部には建造物や機械があるにも関わらず、空の空間のように音が反響する。扉や窓が開いていても閉まっているかのように響く。ありふれた人工物と哺乳類の臓器の身体を持つ生物が17体生息し、時折、演奏会を開く

SCP-2531 - The Pumpkin Man
※未翻訳

SCP-2532 - Now Hiring (募集中)
求人広告。出現後24時間以内に書かれた電話番号に掛けると「募集枠は既に埋まっております」と断られる。その後13時間以内に仕事内容に応じた(主に異常な)生物が近隣に現れる

SCP-2533 - Disinformation Document
※未翻訳

SCP-2534 - Future Pennies (未来のペニー)
1セント硬貨。アメリカ国内の路上に現れ、発行年は現在から2年後になっている。回収から2年後、所有者の持つ米国通貨が全て失われる。譲渡や支払い等により所有権が別人に移るまで、窃盗や紛失といった異常ではない原因で米国通貨は永続的に失われる

SCP-2535 - Printers that Eat, and Eaters that Print (人喰いプリンターたちとプリンター喰い人間ども)
中国の杭州市のヒューレット・パッカード社の廃ビル。5人の元社員がまるでプリンターに喰われたような異常な状態で生存している。体内にプリンター等の機器が入っている者もおり、死亡しない

SCP-2536 - The Gift That Keeps On Giving (送られ続けるプレゼント)
クリスマスツリー。12月中に財団職員6人の前に現れる。一緒にプレゼント箱も現れ、中には対象者が強く望む物品が入っている

SCP-2537 - Werebricks (ワーブリック/煉瓦人間)
煉瓦に変身できる人型生物。3秒でいつでも自由に変身できるが、満月を見るとひとりでに変身してしまう。変身中に人間の頭部を殴ると同じ性質を与えるが、どの程度のダメージが必要かは不明で、殴りたい衝動も別に起きない。毎月2度目の新月の前の晩、全個体が集まって1つの川に集まり橋を架けようとする。月が沈むと解散するため成功したことはない

SCP-2538 - The Perfect Escape
※未翻訳

SCP-2539 - Highway to Hell (地獄逝きのハイウェイ)
ニューサウスウェールズ州ロードハンプトンの長さ3.1kmの道路。自動車で500m走行すると消失し、7~8時間後に反対側に再出現する。運転者は深刻な脱水と熱中症を現し、ずっと道を走行していたと話す。ミリアム・ウェルズという2009年に失踪した婦人警官と会ったと話す者もおり、彼女を乗せた車からは焼け焦げて腐敗した肉片が発見される

SCP-2540 - Time Lime (タイムライム)
果物のライムとして知覚される時間的異常。ティプラーの円筒の原理に基づき時空を捻じ曲げているが、ライムに見える

SCP-2541 - Like a Lemon, Sexuality Looks Beautiful and Alluring… (レモンと同様、セクシュアリティは美しく魅惑的に見える…)
ビデオテープ、VHS等に記録された動画。レモンのイラストがパッケージに描かれている。視聴した人物は幻覚の中で乱交パーティーに参加できる。製作者は利益を度外視し、悪意を持つ人物を風俗産業から排斥するために作ったと語る

SCP-2542 - Grinds Exceeding Small
※未翻訳

SCP-2543 - Our Harriet
※未翻訳

SCP-2544 - The Call of the Void
※未翻訳

SCP-2545 - The Gummy Barrel (グミ樽)
樽。グミベア(クマをかたどったグミ)を入れると生命を与える。グミベア達は周囲から食品を集めて持ち帰り、元の食品の味のグミベアに変換する

SCP-2546 - A Retroviral Nightmare
※未翻訳

SCP-2547 - Dog Days Of Summer (真夏の犬)
およそ4000頭のイヌ科動物の群れ。夏にアメリカの人口3000人以下の町を占拠する。そして貯水池から水が消失し、雨が降らなくなる。牧師を名乗るコヨーテが水と物品の交換を要求し、気に入らない物を渡されると相手をイヌ科動物に変身させ従わせる

SCP-2548 - The Friendly Vacuum (人懐っこい真空)
天王星と海王星の間の軌道にある空間。意志を持ち、ボイジャー1号を捕らえて人類の存在を知り、地球に無線信号を送ってきた。口調は人懐っこく友好的だが、人類とは認識や価値観が全く違う

SCP-2549 - Animal Assassins (動物暗殺者たち)
人間とネコ目動物の間で起こる現象。主に成功を収めた人間(財団職員の割合が顕著に多い)を標的とし、その地域に住むネコ目動物が訪問する。周囲の人物はその動物を知人として認識し全く怪しまず、標的は無抵抗のまま食い殺される。標的が死亡すると異常性は失われる

SCP-2550 - Depressed Albatross (アホウドリの憂鬱)
一羽のアホウドリ。人間のうなり声やため息、すすり泣きといった非言語の声を出す。餌を食べなかったりと憂鬱そうに振る舞う。声を聞いた他のアホウドリも同じ発声能力を得るが、感染力は持たない

SCP-2551 - "I could've sworn I just saw…"
※未翻訳

SCP-2552 - A Delusion's Desperation (暴走する空想)
ケビン・サンダースという名の14歳の少年。親しくない人間が全てスサナという異常な存在に見える。現在は財団の博士一人だけがスサナではないと知覚されている。スサナは意志を持ち、サンダース少年が意図すれば記録装置で映せ、他者とも交流できる

SCP-2553 - Juridical Person (法人)
意志を持つ法人。世界各地に文書を発行し様々な法的権限を獲得した。財団はダミー企業にこの法人を買収させ、公的文書を介して意思疎通し収容している

SCP-2554 - Duckweed (ウキクサ)
異常なウキクサ。生育できない環境や生物上でも繁殖する。完全に収容できておらず、放置すれば数十年で世界終焉に至るほど繁殖する

SCP-2555 - Growing Up
※未翻訳

SCP-2556 - Indefinitely Suspended Stratojet (無期限静止ストラトジェット)
1956年からモロッコ西の上空で静止しているストラトジェット(爆撃機)。3人の乗員がおり、家具や生活必需品をヘリで配送させていたが、2003年までに全員が命を落とした

SCP-2557, A Holding of Envelope Logistics® (SCP-2557はEnvelope Logistics®の私有概念です)
概念を取引する企業によって買収されたSCPナンバー。ページは企業広告に改変されている

SCP-2558 - Horseshoe Beach First Baptist Church (Relocated)(ホースシュー・ビーチ・第一バプティスト教会(移転済))
フロリダ州ホースシュー・ビーチにあった教会。1971年1月3日10時11分から西北西へ移動し続け、現在はメキシコ湾の海底にある。内部は毎週日曜の10時11分に移動を始めた当初の状態に戻り、人物も再出現しては溺死する。2046年10月31日にフロリダ州パナセアに上陸すると見られる

SCP-2559 - "I've Heard There's Something Going Around"
※未翻訳

SCP-2560 - Polar Opposites
※未翻訳

SCP-2561 - Per Radio Mast
※未翻訳

SCP-2562 - RTFM (GGRKS)
ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードのミスターズの二人。遺伝的に同一でミスター・トップテクストとミスター・ボトムテクストの名を持つ。トップテクストは文章を指差すことで先頭近くに余分な文を追加できる。ボトムテクストは末尾のフレーズを「ボトムテクスト」に改変できるが、意味は保持される

SCP-2563 - Bones of Contention (闘争の骨)
オハイオ州のクヤホガバレー国立公園にある異常空間。範囲内に骨格等が持ち込まれるとそのままの姿で蘇生する。骨格は他の骨格を持つ生物を襲い、殺された生物の骨格も同様に蘇生する

SCP-2564 - Willow Glen Community Hospital (ウィローグレン市中病院)
インディアナ州ゲーリーの廃病院。開業していた当時、周囲の事故による負傷・死亡率を高めていた。監視カメラ等に異常な事故の様子がいくつも記録されている

Allison Eckhart - Allison Eckhart (アリソン・エッカート)
かつて財団エージェントだった女性。彼女を構成する物の全てが彼女を表す概念として知覚される。つまり排泄物や血液、髪の毛一本でさえアリソン・エッカート当人と思われる。世界終焉をもたらす危険性も高い(※手遅れにしか見えない)

SCP-2566 - Demurrage
※未翻訳

SCP-2567 - A Kindly Corpse Warden (優しき墓守)
マサチューセッツ州サンダーランドの墓地に住む身長2.57m、体重85kgの人型実体。頭部の複数の目からラベンダーの香りの涙を流し、花を育てる。墓地を破壊されると接着剤として機能する液体を生成し修復する。危害を与えられても反撃せず、致命傷を負うと霊廟に籠もり24時間後に再生する。墓地の外に連れ出すと崩壊し、墓地内に再出現する。かつてこの墓地に埋葬された妻を弔うため墓守になった男がいたという

SCP-2568 - Snap To Grid
※未翻訳

SCP-2569 - Blood Lamp (赤血のランプ)
装飾ランプ。電源を入れると4m以内の人間から少量の血液を吸い取る。同量の血液がすぐに戻され、電源を切ると元に戻る

SCP-2570 - MCA and Heartbreak (MCA & ハートブレイク)
ビースティ・ボーイズのアダム・MCA・ヤウクの遺体と、頭上5mに浮かぶ次元の裂け目。裂け目からは世界征服を企む無形の実体が現れ、腐食性の物質を散布し、接触した人物を操る。実体は周囲の音楽に影響を受け、特にカニエ・ウエストの曲を嫌う。MCAファンの夫婦が蘇生の儀式に失敗した末に起こった現象と思われる

SCP-2571 - Cragglewood Park (クラッグルウッド・パーク)
実在しないクラッグルウッド・パークという遊園地の記憶。子供の頃にこの園へ行った記憶がある人物が各地に存在する。その多くが一人っ子だが、本当に兄弟姉妹はいなかったのかは不明

SCP-2572 - Broken Dreams on Dekalb Avenue (ディカルブ・アベニューにて夢破れる)
かつてニューヨーク市地下鉄を走っていた客車。34丁目ヘラルド・スクエア駅からディカルブ・アベニュー駅の間を走行している間、乗客に幻覚を見せる

SCP-2573 - I ain’t never heard of no commy Fifthists or nothin'. (共産第五主義者は死すべし、みたいな話は一度も耳にせんね)
米国、カナダ、英国の左派政治団体が出版した雑誌が改変される現象。印刷中に月に約1回「第五の国際労働者前衛の集い」という団体の発行誌に置換される。内容は異常な物質、歴史に言及した過激な論調だが、読者は明確に注意しないと変化に気づかない

SCP-2574 - What Rough Beast
※未翻訳

SCP-2575 - Dreaming of Outer Space (遥か宇宙の夢を見る)
地球と月の間を周回する彫刻。スペースコロニー、打ち上げロケット、人体骨格の3パターンに変化し、まれに宇宙開発に関する有名な演説を電波信号で発する

SCP-2576 - Joseph and the Technicolor Dream Goat (ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームゴート)
カラフルなヤギの姿のミーム的実体。ヤギ飼いのヨセフにだけ知覚されるが、存在を教えられた人物も見えるようになる。実体は「混沌の先駆者ディスコーディウス」を名乗り禍々しい言説を吐くが、ヨセフによりカラフルヤギとして定着してしまい、手懐けられている

SCP-2577 - Falling Ships
※未翻訳

SCP-2578 - "This Machine Kills Fascists" (“この機械はファシストを殺します”)
ファシストの素養を持つ人物が殺害される現象。死の72時間前に標的へ警告メールが届き、辞任や自殺を促す。従わないと72時間後に不可視の銃弾で射殺される。その後、関連人物に勝利宣言のメールが送られる。財団は宇宙船から狙撃されていると突き止めたが、交信によりSCP-1427 - 意識剥奪の石碑の存在を知られ、破壊された

SCP-2579 - Grail's Dancing Bears (グレイルの踊る熊たち)
カナダとワシントンの州境に住むエゾヒグマの一種。脳をサイバネ強化されており、現在のビルボードTOP100にランクインした曲を流しながら求愛ダンスを踊る

SCP-2580 - Father-Daughter Project (父娘計画)
ロケットの模型。ひとりでに燃料を生成し宇宙飛行する。財団により回収され、内部からは父娘を描いたと思われる絵が発見された

SCP-2581 - Greeting Card Rapture (グリーティング・カードたちの携挙)
多数置かれたグリーティング・カードに発生する現象。1枚のカードが宗教的な内容に変換され、周囲のカードも順に変換されて行く。変換されたカードの視界から他のカードが無くなると48時間後に一斉に消滅する

SCP-2582 - Hammer & Nail (ハンマー&ネイル)
ノースカロライナ州ローリーのスポーツバーにある男子トイレ周辺。範囲内の人物は目を閉じると灰色の円形が見える。時に建設現場のような音も聴こえ、円形は釘の頭と思われる

SCP-2583 - Dust to Dust (塵は塵に)
塵で構成された人型実体。周囲の静電気を操り、塵で様々な物を作る

SCP-2584 - Loop Snakes (円環の蛇)
頭部も尾も無い輪状の蛇。食事も呼吸も不可能だが未知の手段で栄養を得て成長する。体長が約220cmに達すると8の字の姿勢になり、交差した部分から離れて2体に分裂する。無害なため財団職員にはペットとして飼育が許可されている

SCP-2585 - Savage Mountain (荒ぶる山)
パキスタンのK2周辺に現れる雲。内部に宇宙服の実体や墜落したロケットが現れる等、様々な異常現象が起こる

SCP-2586 - That's Not My Name (そいつは僕の名前じゃない)
ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードのミスター・文字通りのシリアルキラー。標的の名前を改変する能力を持つ。改変された人物の名前はあらゆる文書上でも改変され、周囲の人物の記憶も置換される。発動には銃で撃つ、毒を水に入れるといった動作の模倣が必要

SCP-2587 - The Odd Family of Martha Fern (マーサ・ファーンのおかしな家族)
体長20m、体高10mの不定形生物。16人の男女が体内に胎児のように囚われている。生物はマーサ・ファーンという女性と遺伝的に同一で、彼女は宇宙人に拉致されたと語り、複数の傷を負っている

SCP-2588 - The Collective Consciousness of Arthur H. Jones (アーサー・H・ジョーンズの集合意識)
アーサー・H・ジョーンズという現実改変能力者の身体部位や臓器。23人の人物に彼の手足や臓器が散らばっており、ジョーンズの生前の状態に近づく(例えば肝臓はジョーンズと同様に肝硬変になる)。宿主は次第に植物状態に陥り、死亡すると最も近くにいる人物に部位が移動する。脳は周囲の部位を持つ人物に命令を発し、13体以上集まると部位を持つ人物を一斉に操り、ジョーンズを再生させようとする。脳は苦痛を訴え死を願ったが、財団は危険性を考え却下した

SCP-2589 - Don't Leave Me This Way (こんな形で私を置いていかないで)
インディアナ州ワルシャワのある家に住んでいた実体。手足は無く、現実改変能力で周囲に開口部を作り、捕食した生物を自身の胃に移動させる。捕食されても再出現するが外見が異常な変更を遂げる。住人はこの生物を受け入れ奇妙な生活を送っていた

SCP-2590 - Trailer Trash
※未翻訳

SCP-2591 - Il duca avrà la vendetta
※未翻訳

SCP-2592 - Milk and Bananas (ミルクとバナナ)
目を持たない人型実体。テレパシー能力で周囲を認識し、発声はできないがテレパシーで会話する。10m以内にいる人物に穏やかなビーチの風景の幻覚を見せてリラックスさせるが、パニックに陥ると恐怖のテレパシーを撒き散らす。盲目の女性と暮らしていたが彼女の死により発見され、財団職員も恐怖のテレパシーで被害を受けたが、一人がゴミの内容からこの実体がミルクとバナナを好むと気づき、収容に成功した

SCP-2593 - Donut Jimmy(チョコレート・スプレー・ジェムス)
人型実体。「チョコレート・スプレー・ジェムスのパン屋さん」のオーナーで、閉店しているにも関わらず毎朝決まった位置に出現し、パンを財団施設へ配達していた。異常性を教えられてから状態は徐々に悪化し、財団へ危害を及ぼし始めている

SCP-2594 - Extradimensional Waiting Room (異次元待合室)
スコットランドのある島の洞窟の中にある待合室。何かを待つために室内に入った人物は、促されない限り自発的に退室しない。また室内にいる間、睡眠・食事・排泄等を必要としなくなる

SCP-2595 - A Hastened Evolution (せき立てられた進化)
ロシアのある地域に住む473体の人型実体。身体はポリエチレンとポリサルフォンで構成されている。ある貯水池に沈む473体の石灰岩の像と連動しており、半径10km以内に知的生命体が入ると、像が崩壊し、進入者に似た像が現れ、さらに貯水池周辺の成人が消失する。同時に人型実体のうち高齢の個体が死亡し、新たな個体が誕生している。彼らは財団へ、これは石化ではなく進化だと警告した

SCP-2596 - A Big Ship-load (大いなる積載)
木製のイカダ。空いた穴から絶えず真水を分泌している。イカダに乗った人間は幻覚を見せられ引き返すよう警告される。無視すると手足に穿刺傷が現れ、3分後にその人物は消失し、イカダの穴から血液が現れる。消失した人物は後に発見され奇妙な体験を語った

SCP-2597 - Minus-Two Kilograms (マイナス2キログラム)
マイナスの質量を持つように動作する分銅。加えられた力を逆ベクトルに返す。もし重力を受けて上昇中に何かに衝突すれば、加速し続け制御不能になると考えられる。ある財団エージェントが巧みに持ち帰った

SCP-2598 - Traveling Moth Salesman (旅する蛾のセールスマン)
ヘルメットをかぶった蛾。仲間とヘルメットを打ちつけ合い、モールス信号を作り人間とも会話できる。ただし内容は蛾用ヘルメットのセールストークのみ

SCP-2599 - Not Good Enough (不十分)
ジーナ・チョウという名の少女。どんな命令にも従うが、現実改変能力により十分に遂行できない

SCP-2600 - The Empty Box (からっぽのはこ)
アタリ社製ゲーム機と8台のブラウン管テレビ。異常な映像を流し、触れた人物の口内にLSDを生成させ、機器で感情を制御できる


SCP-2201~2400   SCP-2601~2800