SCP-2601～2800
SCP-2601 - They Say You Die Twice
※未翻訳
SCP-2602 - Exbibliothetic (旧・図書館)
かつて図書館だった建造物。図書館だったとは思えない異常な内装や機能を有しているが、それに言及する人物は図書館だったから当然のことだと受け入れる。なぜならかつて図書館だったからである
SCP-2603 - Its Maiden Voyage (その処女航海)
GRU"P"部局（財団の敵対組織）の工作員だった男性。睡眠中に現実操作能力を発現し、周囲の固形の無機物を海水に変換する。目覚めると元に戻るが海水に接触していた物体は埋め込まれてしまう。また彼の夢の中に現れる船に未知の組織が襲撃を仕掛けており、財団も夢の中へ部隊を送って応戦している
SCP-2604 - Not A Fence (柵に非ず)
松の木で作られた柵。視認している間あらゆる障壁や標識等を認識できなくなる。暴露した時間が増えるほど症状は悪化し、やがて全ての障壁を認識できず、抑制力やリスク管理能力すら失う
SCP-2605 - Caretaker（世話人）
寝たきりの女性。そばに実体のない成人男性と思われる体温だけの存在が現れ、彼女はチャールズと呼び親しく言葉を交わす
SCP-2606 - Verminous Vessel (蟲の器)
虫が閉じ込められた琥珀のグラス。中に一般的に害獣と見なされる動物の体組織や体液を入れて飲食すると、その害獣からのテレパシーを受信できるようになる
SCP-2607 - Herpes ERPlex (回線ヘルペスウィルス)
電話やオンラインゲームを介して感染するヘルペスウィルス。感染者と通話やゲーム上で性行為をすることによって感染する
SCP-2608 - Anomalous Indicator Species (異常性指標種)
カゲロウの一種。周囲の現実改変や精神に影響を与える異常性に反応して大量死するため、早期警戒システムとして利用できる。前述の能力を持たないSCPオブジェクトに接近するだけでも死亡し、効果範囲も測定できる
SCP-2609 - Traveling Lamp
※未翻訳
SCP-2610 - Procreation (生殖)
ある四兄妹。近親相姦で異常能力を持つ子供を数万人出産し、各地を襲撃したが財団によって殲滅された
SCP-2611 - Large and In Charge (目上のデカブツ)
体重250kgの女性。寝たきりで身動きできない。脇腹に臓器と融合した、意志を持つ脂肪塊がおり、女性が寝ている間に身体を操る。徐々に主導権を握り1日の大半を脂肪塊が支配している。脂肪塊は高度な学習能力を持つが、宿主が好んでいた昼間のテレビ番組にしか興味を示さない
SCP-2612 - The Weight of the World A Donkey and Its Cart (世界という名の重荷 ロバと荷車)
ロバと荷車の彫像。ロバに荷車を背負わせた状態にすると、それを見た人物はロバは世界の重みを背負っており、もし荷が落ちれば現実不全により世界終焉に至るという神話を信じ込む
※以上はカバーストーリー。本当に世界の重みを背負い、落とせば世界終焉を招く。しかし熟練したロバは荷を落とすことなく疲れ果てていたため、同情した元管理官と結託し、全てを幻覚だと偽りようやく荷を下ろした
SCP-2613 - Never Leave the Fallen (斃れし者を見捨てはしない)
ワシントンD.C.に現れる葬列。過去に米軍に所属していた身元不明の人物が亡くなると、霊柩車と葬列が現れ死者を墓地へと連れて行く
SCP-2614 - Sometimes I Go Out In Pity For Myself (時折私が自らの世界を離れようとも)
テレビドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」第5シーズンのDVDコピー。劇中に登場人物がある映画を観ている時に、視聴者がリモコンを操作するとカメラを自由に操れる。そこから作中世界はリアルタイムに進行し、作中世界のテレビ等で放映されている別の映像作品の中にも進入できる
SCP-2615 - If You Believe (信じるなら)
妖精のような姿の人型生物。自然現象への限定的な現実歪曲能力を持ち、それを魔法だと主張する…というジョーク記事
※以上はカバーストーリー。実際には妖精のような姿の人型生物とその文明。彼らの実在を信じる人物が増えるほど実在性が増し、やがて歴史上に彼らの文明が現れる。財団職員は日頃から異常存在に接しているため信じやすいので、ジョーク記事の体裁で騙している
SCP-2616 - Shoo, Fly (ハエさん、シッシッ)
アブに似た2匹の昆虫。ともに高い知能を持ち、片方（A）は子孫に記憶が受け継がれ、もう片方（B）を助ける。Bの子孫は記憶は保持しないが知性は受け継ぐ
SCP-2617 - Winter Battalion Command (冬将軍の司令塔)
ロシアのスヴェルドロフスク州に建つ電波塔。ロシアの亡命者の脳組織から構成されたコンピューターで制御され、指定した座標に氷人間の部隊を出現させる。部隊は氷の武装で外敵と戦い、氷雨で再生するがロシア連邦の国境から外に出ると消失する。同様の存在が18世紀から出現していた記録が発見された
SCP-2618 - This Is How Confidentiality Works, Right?
※未翻訳
SCP-2619 - The Mocking Birds (ナンデモマネシツグミ)
マネシツグミ（鳥）の亜種。巣立ち前に他の鳥類に変身する。変身は永続的でDNAはマネシツグミのまま。一羽のみさらなる異常性を持つ個体がおり、16m以内に人間が入ると、その人間の最も好む鳥類に、鳥嫌いの人間なら最も嫌う鳥類に変身する。一度に複数人が効果範囲に入ると、それぞれ別の鳥類に知覚される。この個体のみはDNAも変身後の鳥類に変わるため、絶滅種のDNAが採取できる
SCP-2620 - Food Critique (料理評論機)
洗濯機。内部に物品を入れ洗濯すると、この洗濯機が食品と認識した物は消失し、味の感想がブログにアップされる
SCP-2621 - Knocking on Heaven's Door
※未翻訳
SCP-2622 - Ambassador from the Mole People (モグラ人間の大使)
大雑把に人型の生物。目は退化し光に弱く、発達した鼻で周囲を認識する。テラ・インテリア帝国なる地底国家の大使を自称するが、話はしばしば矛盾し、彼の存在以外にテラ・インテリア帝国の実在を示す証拠は見つからない
SCP-2623 - Distance (すれ違い)
カレン・ジョーンズという名の女性と、トーマス・ウィリアムズという名の男性の死体。カレンは現在は財団サイトに改装された、かつてニューヨークの52丁目にあったカフェへ瞬間移動できる。トーマスの死体は旧カフェから1.2km以上引き離すとカフェに戻る。トーマスがカレン・ジェームズという人物に宛てた「カフェで待つ」という手紙が発見された。トーマスの生前から、カレン・ジェームズと同じアパートに住むカレン・ジョーンズのもとへ手紙が誤配されていたという
SCP-2624 - Laika's Sweetheart Space-Beacon (ライカの愛しの宇宙信号)
人工衛星スプートニク2号の残骸とそれを取り巻く犬の群れ。犬達はスプートニク2号に乗せられていたライカと同一の外見で、宇宙空間にも関わらず生存して見える。群れは犬を射出して推進する。また宇宙飛行中にライカと思われる犬を目撃する人物が続出している
SCP-2625 - Chipperee Mine (チッペレー鉱山)
ケンタッキー州東部の廃鉱山。鉱夫を名乗る生物集団が棲息し、ここをチッペレー鉱山と呼び採掘作業をしている。彼らは極めて陽気で苦痛を感じず、作業を妨害されたり、現場監督と呼ばれる存在に深入りしない限りは穏和な様子
SCP-2626 - Large Format Camera (大判カメラ)
改造された大判カメラ。生成されたネガや写真を見た者に、被写体に応じて異常効果を与える
SCP-2627 - Boardwalk (板道)
ノースカロライナ州オクラコーク島の遊歩道。現地時間17～23時の間に徒歩で横断すると、坂道ばかりで構成された異世界のオクラコーク島にたどり着く。道は北米全体を覆い、生物の姿はない
SCP-2628 - Efficient Tenders of the Artifice
※未翻訳
SCP-2629 - The Twenty-Nine Year Paintball War
※未翻訳
SCP-2630 - Stock Of A Sort (ある種のストック)
コンピューター複合体。15の機械腕と、18の牛と人間の内臓で作られた機器、表示コンソールで構成され、内臓が19時間後のある15社の株価指数を表している。内蔵を動かし株価の操作もできるが、予期せぬ事故を引き起こすことも
SCP-2631 - Standard Containment Planet (標準収容惑星)
地球を取り囲む4基の人工衛星。危険なSCPの収容違反等の地球の危機が迫ると、ナノマシンを投下して無力化する。また失敗した場合に備え、太陽系外縁から地球を破壊する為の弾丸が射出される
SCP-2632 - No Fury (怒りは無い)
自称68歳の男性。老化せずあらゆる危害を受けない。120年前にインディアンの儀式によって妻と弟ともに不死身になったと語る。儀式を行った者同士では危害を与えられ、不貞を働いた2人を生き埋めにしたが、弟が脱出した為、刑務所に逃げようと罪を犯し、財団に保護された。だが発掘すると弟の死体だけが残されていた
（※担当博士が元妻と示唆されている）
SCP-2633 - Narcotic Crustaceans (麻薬甲殻類)
5杯のカニ。それぞれ別の麻薬成分を含むガスを生成する。麻薬密輸の為に作られたと考えられる
SCP-2634 - A Higher Power
※未翻訳
SCP-2635 - Hot Potato (アッツアツのポテト)
赤いジャガタライモ。劣化・腐敗せず、組織により1年間所有されると、構成員の半分を人体発火で死亡させる。個人の場合は1年後に同様に死亡する。この効果により発生した死亡事件は異常事態と気付かれない性質を持つ。各要注意団体の間を時限爆弾のようにたらい回しにされていた
SCP-2636 - The Last Daughter of Thsassashan'aa (Thsassashan'aaの最後の娘)
二足歩行の哺乳類型爬虫類の雌個体。単為生殖で、出産時に異常現象を起こし財団に甚大な被害をもたらした
SCP-2637 - A controversial chunk of rock with 196,884-dimensional stakes
※未翻訳
SCP-2638 - Alone in a Crowded Room
※未翻訳
SCP-2639 - Video Game Violence (ビデオゲーム・バイオレンス)
FPSゲームの世界に取り込まれた3人の男女。現実世界に異空間を作り出し、その中で暴れ回る。肉体を失い、ゲームと勘違いしたまま多数の民間人を殺傷した。真実を知り絶望に打ちひしがれたが、非人間SCPに対抗する特殊部隊として再起した
SCP-2640 - The Gurdon Lights
※未翻訳
SCP-2641 - The Talk Spore
※未翻訳
SCP-2642 - "Half of an Elephant's Face" (“ゾウ一頭の顔半分”)
実際の形状に関わらず「ゾウ一頭の顔半分」としか表現できない物体。識別しようとした人物は自嘲し、深い失望を覚える。5日以上観察されないと周囲にテレパシーで罵倒を送る
SCP-2643 - A Remembered Pet (思い出のペット)
17～25歳の人物に10年前ウバステという名の猫を飼っていたという記憶を与える現象。影響を受けた人物は猫に出会い、1年後に別れるまでのほぼ同一の思い出を語る。ウバステと過ごすことにより一様に好影響を受けている
SCP-2644 - LostPerson
※未翻訳
SCP-2645 - Through the Looking Glass (鏡の国)
1枚の全身鏡。表面に触れた物体は、同一の物体に触れる。つまり手で触れようとすると、自身の手に接触することになる。鏡の向こうはこちらをできるだけ模倣しようとする異世界と考えられる
SCP-2646 - Water Tower (給水塔)
給水塔。自発的に移動するが、この給水塔を知る人物は元からそこにあったと思い込む。ある教師だけが影響を受けず、次第に学校に接近していることに気付き、破壊を試みたが失敗。給水塔は学校と融合し甚大な被害をもたらした
SCP-2647 - Premium
※未翻訳
SCP-2648 - CJ's Shroom Farm and the Angering of the Fleshball on Acid
※未翻訳
SCP-2649 - Multidimensional Ceramic Omnivore (多次元的セラミック雑食動物)
クモ型の脚が4対生えたティーポット。注ぎ口から黒い液体を注いで水たまりを作り、それより小さい生物を異空間に転移させて捕食する。セラミックは液体の影響を受けない
SCP-2650 - Pediatric Pupaphobia
※未翻訳
SCP-2651 - Gazing Upon a Faided Future (失敗した未来を見つめて)
月で発見された金属製の球体とそれを取り巻く地球外生物の幽霊の一群。儀式に失敗してこの状態になり、年に7回それを再現し続けている
SCP-2652 - That Deaf, Dumb and Blind Kid
※未翻訳
SCP-2653 - Sausages
※未翻訳
SCP-2654 - 1001 Arabian Snacks (アラビアン・スナック ～千食一食物語～)
マジック8ボール（占いが書かれたビリヤードボールのおもちゃ）。単純な質問をするとランダムな答えを返すが、複雑な質問をすると必ず「後ほどもう一度尋ねてね」か「今は予測できません」が出る。それから7～48日後、眠った質問者のもとにアラブ風の衣装か、裸の人型生物が現れ食べ物を要求する。食べ物を与えないと残念そうに消えるが、与えるとランダムに質問の答えを返し、食事後に消える
SCP-2655 - The Third Frog (三番目のカエル)
背中にインクで「3」と書かれたカエル。自身が夜だと認識している時間に発光し、徐々に増大する放射線を放つ。死亡後、飼い主の少年に異常性が移り背中に「4」と記され、放射線が増大した。さらに研究員に伝染し「5」が現れ、放射線はますます増強されている
SCP-2656 - The Idiot Box
※未翻訳
SCP-2657 - Puppet Master (人形遣い)
巨大なクモ型生物。糸や廃棄物で人間や動物そっくりの人形を作って操り、声真似で獲物をおびき寄せる
SCP-2658 - A Convincing Proxy (説得力ある代用品)
手書きで「Mox Ruby」と書かれたカード。マジック・ザ・ギャザリング（MTG）のカードコレクターが視認すると、高価値な「Mox Ruby」の本物のカードと知覚する。同時に0.25米ドル以下のMTGカードを高価値と、5.00米ドル以上のMTGカードを無価値と認識するようになる。やがて影響を受けた人物は無価値と認識した(実際には高価値な)カードを新人や若者に譲渡して処分する。影響者が視認したカードの写真にもこの異常性は感染する
SCP-2659 - Finback Whale Psychopomp (長須鯨の魂迎え)
地中海のリグリア海盆の底に沈んだ生物。地中海、またはその近隣のおよそ100歳のナガスクジラはこの生物のもとに向かい、付属肢で突き刺され死亡する。クジラは苦痛を表さず、生物は発光体を抽出し吸収する。発見後2000体のクジラにこの行為をしている
SCP-2660 - An object that removes darkness (闇を祓う物)
卓上ランプ。外見等の物理特性の一部だけでも視認した人物は、3時間～2日掛けて全ての情報を取得する。例えば一部だけ見てもランプと認識したり、白黒写真でも実際の色がわかる。またこのランプと遮られずに直線上にいる人物・物品は様々な影響を受け、このランプについて記した文章は決して削除・編集できない
SCP-2661 - The Hoof Diary
※未翻訳
SCP-2662 - cthulhu f'UCK OFF! (くとぅるふ ふっざけんな！)
身長4m、体重200kgで20本の触手を持つクトゥルフ神話の神そっくりの生物。耐性の低い（※全人類のおよそ5%）約6ヶ月以上にわたり関わった人物は、この生物への奉仕精神に駆られる。また1ヶ月に1度ペースで、狂信的な崇拝者の集団が現れ、この生物を解放したり、エログロな儀式で奉仕しようとする。生物自身は極めて温厚かつ常識的で、信者たちに迷惑して自ら財団に収容されている
SCP-2663 - Dionysus
※未翻訳
SCP-2664 - Redline (レッドライン)
スターリンが開発させた超能力兵器。全人類を社会主義に洗脳する為に作られたが、技術者たちは戦争根絶を考え平和主義に洗脳するよう作り変えた。だが未知の理由により研究施設は異常空間へと変わり、巨大な球体が現れ周辺の人物を脳死させつつ拡大し始めた。世界終焉も危惧されたが世界オカルト連合の攻撃により無力化された
SCP-2665 - The Miner's Escape
※未翻訳
SCP-2666 - Isles of Creation
※未翻訳
SCP-2667 - The Sightseers of Provence (プロヴァンスの観光客たち)
フランス某所の庭園。毎日13:04から14:48の間、9体の彫像に異世界から観光客が乗り移り、地球見物をする
SCP-2668 - We who are about to die salute you
※未翻訳
SCP-2669 - Khevtuul 1 (Khevtuul 1)
財団の宇宙探査機「Khevtuul 1」。超光速航行能力を持ち、人間の意識をアップロードすることによりタイムラグ無しで情報を伝送できる。博士の意識をアップロードし運用されていたが、虚無感に囚われた博士に乗っ取られ地球に超光速で向かっている。別人の意識をアップロードし食い止めようとしているが、知識や記憶を吸収されている
SCP-2670 - Somebody Else's God (誰かさんの神様)
時空間異常。異世界からの大使と番兵ロボットが現れ、地球文明を神のように手放しで賛美する。かつての戦争や虐殺さえ称賛し模倣しているため、財団はやめさせようと努めている
SCP-2671 - My buddy, the bird
※未翻訳
SCP-2672 - Baby Moniter
※未翻訳
SCP-2673 - The Hunter in Words (言葉の狩人)
ミーム災害。読んだだけで感染し死に至らしめるが、韻を踏んだ文章の中に閉じ込められるため、報告書は韻文で書かれている
SCP-2674 - An Ancient, Submerged Burial Ground (古代の海底埋葬地)
ウェールズの海岸線に起こる空間異常。異世界へ繋がる洞窟や、知性を持つ5種の海底生物が存在する
SCP-2675 - The Cradle (揺りかご)
ソ連が建造した原子力砕氷船「シビル」。北半球に現れ船を襲う。何者かの揺りかごであり、それを奪おうとする飛行船も現れた
SCP-2676 - For S (Sのために)
コーヒーテーブル。対象者2名が45m以内で同時に眠りにつくと、夢の世界を共有する。夢の中で二人は人型実体に追い回され、目覚めると二人は強い友情や愛情で結ばれる
※ちょっとした叙述トリックが仕掛けられている
SCP-2677 - Obfuscation (錯乱状態)
知性を持つ装置。死刑囚監房収容者の輸送をする職員を操り、収容者を装置に入れて消失させる。稀に装置に敵対的な感情を植え付ける。装置はマスターのために働いているが、それを阻止したいとも主張している
SCP-2678 - A City All of Blood（血に染まる街）
イタリアのシエナ大聖堂の地下にある異空間。カトリック教徒だけが入れる。内部は無人の都市で、血の暴風雨が降り注ぎ、建物は少年の骨組織で造られている。シエナ大聖堂の複製もあり、設置されたパイプオルガンを弾くと少年の声が響き、その間だけ血の雨が水に変換される
SCP-2679 - The Many Graves of Jeannette Parslov (ジャネット・パースロウの沢山のお墓)
カナダのヴィクトリアにある墓地。1日あたり3基の「ジャネット・パースロウ」と銘の刻まれた墓が地面から生えてくる。棺にはまるで生き埋めにされたような異常な死体がある
SCP-2680 - The Gorillas Simply Freeze to Death (適応性飲料ウィルス戦記)
18世紀初頭から流行する天然痘に似たウィルス。感染者にはアルコール飲料そっくりの液体で作られた膿疱が現れ、それを身体ごと摂食し、やがて爆発する。人類の対抗策に、ガラス瓶やラベルを生成し酒瓶に擬態するよう進化したりと適応していく
SCP-2681 - Animal Man
※未翻訳
SCP-2682 - The Blind Idiot (盲目の白痴)
ハエ取り紙にくっついたクマイチゴに見える存在。実体は無いが高い知性を持った高次生命体で、周囲の人物とテレパシーで会話する。なぜイチゴの姿でハエ取り紙に捕らわれたのかは不明。自分の状態を認識し消失した
SCP-2683 - Proboscidea Pilgrimage (象たちの聖地巡礼)
インドの国立公園にある空き地。様々な種類の象が現れては中心部の池に向かい、やがて消失するか息絶える。池の底に沈んだ骨を調査したところ、エージェントは消失し、後に象の意識を植え付けられたような姿で発見された
SCP-2684 - Where's the Beach?
※未翻訳
SCP-2685 - Thinking in Abstraction (抽象化思考)
「抽象化思考」というタイトルの本。「E」の文字が一切使われていない。この本の報告書に「E」を使用すると、それを見た人物は異常な思考と行動に囚われる
※実際に原文に「E」は全く含まれていない。日本語版では「え行」を使わないことで再現している
SCP-2686 - Moon Wizard (お月さまの魔法使い)
月面に住む老人。魔法使いを自称し、食物を生成するが、実際に魔法を使うところは確認されていない。知恵を求める者から逃げて月にやってきたが、月光を魔力の源としているため帰れないと語る
SCP-2687 - Instant Organs
※未翻訳
SCP-2688 - Enammu (エナンム)
クウェートのブビヤン島にある人口135人の農村。神を信奉し外部と交流しない。村人たちは神のお告げに伴い身体に奇形を生じる。寺院の周囲に持ち込まれた液体が、体液の複合物に変換されるが、村人は悪影響なく消費できる。寺院の地下を探索した調査隊は全滅した
SCP-2689 - The Smooth, Rich Taste of Marlboro (マールボロの滑らかで豊かな味わい)
マルボロのタバコに似た物体。吸おうとすると舌が変形し、引き伸ばされたり、空間跳躍する
SCP-2690 - Angel's Tongue (天使の舌)
ミイラ。研究されていないと周囲の生物に翼を生えさせる奇病へ感染させる。研究者も緩やかに同様の症状に冒され、それを賛美し拡大させようとするため、財団は定期的に職員を交代させている
※記事も酷く汚染されている
SCP-2691 - Covered Bridge (屋根付き橋)
アメリカのアパラチア山脈にある小川に架かる屋根付きの橋。内部を通過したり、下部をくぐった人物は異常な時間を要する。実験中に同一人物が2人出現する事件も起こった
SCP-2692 - Remains of Subterranean France
※未翻訳
SCP-2693 - Fell Into The Well, Fell Into The Well, Fell Into The Deep Dark Well（井戸に落ちる、井戸に落ちる、深くて暗い井戸に落ちてゆく）
アリゾナ州の枯井戸と子猫。子猫は井戸に近付くと即座に飛び込み、底に落ちる寸前に50マイル以内のランダムな位置に転移する。そのたびに子猫の尾が1インチずつ短くなる。尾が無くなった後、転移せず墜落死した
SCP-2694 - These Old Bones
※未翻訳
SCP-2695 - Lucibelle Perhacs
※未翻訳
SCP-2696 - The Haunted Victorian Mansion of Dark Peak
※未翻訳
SCP-2697 - Fire Season (火災の季節)
ネバダ州のジャーバッジ山脈にある川の流域。夏の終りに野火により全域が焼失し、急速に再生する。動植物も巻き込まれるが損傷は軽微で、すぐに回復する。外部から持ち込まれた物は不燃性でも焼失する。少なくとも1万年前から繰り返されている現象と思われる
SCP-2698 - O Great One Communing Human via Computer (偉大なるもの電脳をば介し人間と言の葉交わし給ふ)
頭足類の姿をした異世界の実体。東大生がクトゥルフの神をコンピューターを利用して召喚し現れた。実体はコンピューター内に存在し、チャットを介し日本語で会話する。召喚した人間を偉大なるものとして尊敬している。タコに人間が触れている画像をワイセツ物と認識しており、片っ端から黒塗り修正した
SCP-2699 - Counterfeit Creatures (偽造獣たち)
4種の異常な動物。偽造品をレビューするユーチューバーのもとへ、ぜひ調査して欲しいと何者かから送り付けられた
SCP-2700 - Teleforce (テレフォース)
ニコラ・テスラが開発したエネルギー兵器。性質は不明だが安全に収容できている
※…というのはカバーストーリー。ニコラ・テスラは異世界人に騙され、宇宙を逆エントロピー状態にして消滅させるよう仕向けられた。2234年に起動するよう設定され、世界終焉、いや宇宙終焉の阻止に向け財団は研究を進めている
SCP-2701 - True Solitary (完全なる孤独)
ペンシルバニアの刑務所のある監房。内部に人間を入れて拘束すると、入所者リストに氏名と釈放日が自動的に記され、釈放日までその人物は消失する。消失している間も意識はあり、時間の感覚は300～400倍に拡大する
SCP-2702 - Professor Abnormal's Science Lab (アブノーマル教授のサイエンス・ラボ)
「アブノーマル教授のサイエンス・ラボ」というタイトルの教育番組。財団や要注意団体について解説する
SCP-2703 - For a Good Time Call (いつでも電話して)
新聞やウェブ広告やマンチェスターの公衆トイレのドアに現れる「いつでも電話して」のメッセージと電話番号。電話すると2～5時間後に、貴族の夫人を名乗る巨大な鳥型生物が現れる。生物は歌やデートで相手をもてなし24時間後に消失する。男性に怯えられて以来、女性にのみ会うようになった
SCP-2704 - 🕷️ Beetle Royale 🕷️（🕷️ ビートルロワイヤル！ 🕷️）
アメリカの一部の州の400人以下の集落で発生する現象。午前0時～3時の間に全員が睡眠等で意識を失っていると、同じ大きさのゴキブリに変身する。その後20時間掛けて武器を作製し、ペアを組んでタイマンで戦う。これを繰り返し勝ち残った1人だけが元の人間に戻る
SCP-2705 - Caged in Earth (地の底に囚われて)
地球の上部マントル内に位置する異常な塊。巨大で不規則に地底を動き回り、パルスを発し不可解な画像を送る。月の地下にも同様の存在が発見された
SCP-2706 - Resurrection Forest (復活の森)
ウェストバージニアの森。木の瘤から様々な動物が現れる。人間やSCP-682 - 不死身の爬虫類そっくりの個体まで現れた
SCP-2707 - The Ratatoskr Lineage (ラタトスクの血統)
オスのミケリス。直接触れたり、5m以内で書かれたメッセージに触れた人物にマレー語で思考を伝える。ラタトスク（偉大なる木を登る者）の血統を名乗る
SCP-2708 - My Memetic Waifu
未翻訳
SCP-2709 - Can Anyone Hear You Scream?
未翻訳
SCP-2710 - A Certain Breach
未翻訳
SCP-2711 - 定海神针 如意金箍棒 (定海神针 如意金箍棒)
長さ33cm、太さ3cmの鉄の針。体積20リットル以上の水に触れると、外見はそのままで鉄に変化させる。周囲の水も加速度的に変化させて行き、離すと元に戻る。「如意棒」と記され、僧衣をまとった猿の死体が所持していた
SCP-2712 - The Entry for SCP-2712 in the Foundation Database (財団データベースのSCP-2712エントリ)
次席研究員ジョシュア・アンドリュースと財団データベースのSCP-2712記事が形而上学的に融合した存在。ジョシュアは記事を書き換えて会話を試みる
※隠しメッセージで財団からの呼びかけも記されているがジョシュアには届いていない
SCP-2713 - Exotic Stars (エキゾチックスターズ)
アラバマの廃棄されたビリヤード場。異次元のキャバレーと思われる場所に繋がっており、犯罪歴のある者やインフルエンザ予防接種を受けていない者は入店拒否される。ダンサー達は恒星その発見者の名前を持ち、実際の恒星にも影響を及ぼす可能性がある
SCP-2714 - Billions of Blue Blistering (「なんとナントの…」)
「タンタンの冒険旅行」のコピー。20-21ページを開くと周囲にフジツボに似た生物が現れ、閉じるまで増え続ける。58ページを開くとセリフが支離滅裂なものに変わり、開くたびに内容も変わる
※タイトルは登場人物の一人の決まり文句「なんとナントの難破船！」が元ネタ。英文では「幾十億もの青くして悪辣なるフジツボ」とのこと
SCP-2715 - Guilty Sister
未翻訳
SCP-2716 - ASTRONAUT SMITH'S SPACE-TACULAR TREASURE HUNT! (宇宙飛行士スミスの感動宇宙宝探し！)
英国ハンプシャーで発見された吹き流しと、月面で発見されたスペースシャトルの模型と、火星面にある望遠鏡。吹き流しは無風でも月面の模型の方向にそよぎ、模型は宙に浮いて望遠鏡の方向を示し、望遠鏡は小惑星オルクスを写す。吹き流しにあったスイッチを押したところ「宇宙飛行士スミスの感動宇宙宝探し！」の案内が表示され、宇宙を股にかけたオリエンテーリングの一部と考えられる
SCP-2717 - Fatberg (脂肪の氷山)
アムステルダムの下水管に棲息する動物組織複合体。上流に向けて拡大し続けている。定期的にDクラス職員に異常性を教えず「剪定」させている
SCP-2718 - What Happens After (その後に起こるのは)
強力な認識災害。情報にアクセスしただけで収容違反が発生する
※以上の説明はカバーストーリー。財団は事故死したO5-11（財団の重役13名の一人）を蘇生させた。彼は死後もその体組織の一片一片に意識が残り、永遠に苦しみ続けることを告げた。つまり人の死そのものが収容不可のSCPであり、O5達は記憶処理によって事実を忘却した
SCP-2719 - Inside (内側)
可変性抽象的-形而上学的概念構成ポインタ。影響を与えたものを内側に入れるか、内側にする
SCP-2720 - Penguin Honeymoon Suite (ペンギンハネムーンスイート)
静岡県の淡島ホテルの一室。「ペンギンのための海洋生物保護の会」から予約が入り32～68日間、部屋が未特定の島に繋がり、ペンギンの群れが子育てを行っている
SCP-2721 - Eli and Lyris (イーライとリリス)
月の裏側を周回する衛星。反ミーム作用と電子機器への異常性により訓練を受けた人物にしか見えない。表面に2体の肉状と繊毛状の実体がおり、ブログを投稿し交流している
削除SCP-2722 - SCPS Solidarity (SCPS 団結号)
SCP-2722 - Straight on 'Til Morning
未翻訳
SCP-2723 - The Prophet's Tower (預言者の塔)
ラスベガスにある異空間。内部には巨大な塔と灰で構成された生物が棲息し、生物の周囲では液体・固形物は急速に劣化し質量を失う。生物は塔に戻り、周囲から失われた質量の黒い液体に変化する。塔の頂上には身体が人間、頭部が鹿の銀の像が居住し、液体で塔を造っている
SCP-2724 - X-Man
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SCP-2725 - Akron and Nemesis (アクロンとネメシス)
かつてアメリカ海軍が保有していた飛行船アクロンの残骸。1933年に墜落後、昆虫や翼竜、触手型の生物に占拠され、軍服を着た人間の死体に指揮されている。未知の力場を形成して不可視で、時折現れては飛行する巨大な蛇と交戦する
SCP-2726 - Post Ghost（投稿幽霊）
あるSNSアカウントの25件の投稿。幽霊を名乗る知性体に管理され、自在に内容を改変する。返信で会話も可能。未知の効果で検索に掛からず、視認でも発見しづらい
SCP-2727 - Добрых мужчин (良き人達)
ギリシャのある島の地下鉄車両と、のっぺらぼうの生物。駅は人骨や豚肉で造られ、生物は豚に変形したり透明になり、時に乗客を襲う
SCP-2728 - On the Barcelona Skyline (バルセロナの町並みに)
バルセロナのあるビルを含む領域。市外25kmの特定地点からしか見えず、決してたどり着けない。ビルを出入りする人物はほとんどが実在する人物と対応している
SCP-2729 - What is it Good For?
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SCP-2730 - Q U A C K - Q U A C K (Q U A C K - Q U A C K)
人間サイズのマガモに似た生物。肉眼やカメラにはアメリカ人俳優のギルバート・ゴットフリードに見える。ゴットフリードのDNAと一致する人面マスクを被ることでなりすましていた。尋問中、担当博士がこの生物に変身してしまった
SCP-2731 - When Hell Freezes Over (地獄の凍り付く時に)
ノースカロライナの食料品店の地下。貯蔵室の床から入れ、異次元に繋がり「獄門」と呼ばれている。内部では小鬼がアイスクリームを製造している
SCP-2732 - 《缢王本纪》 (缢王本纪)
木製の京劇舞台と台本。半径60m以内に立った人間が台本を読むと、人形が現れ演目を行う。第七章を除き演目を終えると人形や小道具は消失する
SCP-2733 - Head Cabinet (頭入りキャビネット)
オクラホマの廃棄された葬儀場の遺体収納用キャビネット。知性ある生物を思い浮かべながら開けると、その生物の頭部が現れる。人間ならば本物と同等の知識を持ち会話も出来る。閉めれば消失するが、取り出すと即座に死亡する
SCP-2734 - Exodus of the Clowns (道化たちの脱出)
世界各地に棲息するピエロ姿の人型生物。人目を避けて生活し、自然に適応し植物や虫、ゴミ等から十分な栄養を得られる。研究の為に財団は2体を収容したが脱走され、同時に全ての個体が消失し、Neutralized（喪失）と判定された
SCP-2735 - Ancient Methanogens (古代のメタン生成体)
およそ24億年前に棲息していたと考えられる、メタンを生成する生物。3体が生存している
SCP-2736 - The Age of Nixon (ニクソン時代)
2人のニクソン元大統領。黒魔術的な儀式により上院議員の頃のニクソンが2人に増え、片方が財団に保護された。もう一人は収容されずやがて大統領に昇り詰め、二人は同時に病死した
SCP-2737 - A Dead Lamprey (一匹の死んだヤツメウナギ)
西暦およそ100年頃に造られた骨壷に入ったヤツメウナギの死体。視認した人物は死にまつわる記憶を呼び起こされ、共感性が増大し、死を恐れ鬱病を発する。だがそれはトラウマを直視し、封じ込められた死の記憶と向き合うことによる対症療法の一環でもある
SCP-2738 - Anticapitalist POS System
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SCP-2739 - Ab Inconvenienti (不自由から来たる)
アメリカのあるアパートの一室。内部は異空間のアートギャラリーになっており、元住人の作品が飾られている
SCP-2740 - It Wasn't There (そこにはない)
インディアナのある家の屋根裏部屋。そこへ続くハシゴを登った人物はそれが不可能だと認識する。さらにハシゴを登ったという事実が抹消される。家の売却や破壊、ドローンによる調査、住人の移送等も同様に現実改変によりそもそも行わなかったことにされる
SCP-2741 - A Sinister Device (左巻きな装置)
プラスチックの頭蓋骨が付いた木箱。側面に穴が空き、内部にはゴム手袋とボタンがある。電源を入れると頭蓋骨は「左巻きになる覚悟があるか」と問い、手袋を着けボタンを押すと、右利きの人物が左利きになる。左利きの人物には効果がない。両利きの人物で実験したところ頭蓋骨は恍惚の声を上げ、業を煮やした博士に殴られ停止し、異常性を失った
SCP-2742 - Caelivorous Remnants
削除SCP-2743 - Nadia
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SCP-2743 - Suttungr Nevermore
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SCP-2744 - てるてるネコちゃん (てるてるネコちゃん)
シーツを被った猫と思われる実体。シーツで全身を覆われ、目と耳と尾の部分にだけ穴が空いており、ヒゲと爪先と肉球がマジックで描かれている。シーツを持ち上げると猫部分は消失し、床に広げておくと猫部分が現れる。シーツを広げずに放置すると鳴き声で不満を訴える
※英名は無く日本語で「てるてるネコちゃん」である
SCP-2745 - Linda Perhacs
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SCP-2746 - ████ is dead. (████は死んだ)
ラスベガスの地下トンネル。空中都市に繋がっており、人間が通過すると知性と発語能力を保ったまま人間以外の動物に変身する。動物は姿は変わらず発語能力だけを獲得する。引き返すと元に戻る。都市ではかつて動物の姿の存在が暮らしていたが、クーデターを経て滅びたと思われる
※pitch-havenシリーズの一つである
SCP-2747 - As below, so above (下の如く、上も然り)
フィクション作品を議論する媒体が存在しない作品に言及する現象。人々はまるで存在しているかのように詳述するが決して存在しない。後の研究により、存在した作品がある一定の条件を満たすと、存在を抹消される現象では無いかという仮説が立てられた
※この記事自体がその条件を満たしてしまい抹消されかかっているという趣向が凝らされている
SCP-2748 - Driving Roadkill from Xiangxi (湘西から来た轢殺獣車)
中国の湘西の道路。ここで脊椎動物を轢き殺した車は、殺した動物の皮や鱗といった組織に変換され、自律行動し誕生地へ向かう
SCP-2749 - It's Just Business
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SCP-2750 - Navajo Skinwalkers (ナバホ・スキンウォーカー)
アメリカのナバホ居留地に棲息する人型生物の群れ。ナバホ族に似た衣装をまとい、コヨーテやオオカミ等の周辺の動物に変身する。19世紀に財団の前身組織との戦いにより絶滅寸前に追い込まれたが、同情を寄せたり士気を下げないようその事実は秘匿されている
SCP-2751 - Hydrophobic Dogs (恐水犬)
液体に対して固体のように反応する犬達。水の上を歩き、水の上で眠ることを好む。異常性の無い犬とも繁殖できるが異常性は50%の確率でしか受け継がれない
SCP-2752 - Junk Male (迷惑滅入ル)
ニュージーランドの住民に届けられる、迷惑メール対策会社からの手紙。読んだ人物に宛てられた手紙は郵便受けに入った瞬間に消失し、同時に内容が直感的にわかるが、体内にインクや紙片が現れる
SCP-2753 - Let's Play Jenga! (ジェンガで遊ぼっ！)
42点の何か（ジェンガや企業グループやプログラム等）が一定の形状に組み上げられた時、一つが崩壊するとそれを収容する構造ごと全てが崩壊する法則
SCP-2754 - How To Put 110% Into Everything
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SCP-2755 - Brevity of Writ (書かれた物の儚さ)
コメディ作家の死体。口から絶えずアルコールを吐き出し、右手のグラスに注いでいる。グラスから溢れたアルコールが物体に触れると、表面に彼のジョーク本の内容とコメントがエッチングされる
SCP-2756 - Surreal Landscaper
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SCP-2757 - Dr. Wondertainment's Projector Fantastico™
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SCP-2758 - Self-Containment Processes (自己収容プロセス)
ある財団施設の収容室に起こる異常現象。入室すると会話が聴こえ、3分33秒後に裸の男性が出現する。男性は3～7秒後に消失し、入室するたびに同様の現象を再現できる。男の出現後すぐに退室し、空間の安定後に再入室すると男は消失せず残るが、部屋から一歩でも出すと消失する。男は財団が創作である世界からやってきたと言い、財団職員に転生するはずだったと語った。その職員はなぜか男より5歳上だが実在する
SCP-2759 - As Above, So Below
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SCP-2760 - Eccentric Flailing Air-powered Dragons (エキセントリックな荒ぶる風龍)
群馬で発見された龍を模した2体のスカイダンサー人形。知覚を持ち自立飛行し、他のスカイダンサー人形に同様の性質を持たせる
SCP-2761 - Bananazilla (バナナジラ)
バナナとワニを掛け合わせたような生物。ある学者が密かに作製した
SCP-2762 - Moon Snakes (月の蛇)
蛇の形をした石の彫刻。アメリカ大統領の現在地で満月が正中の反対にいる時、周辺の物体を吸収し、大統領の近くの空き地に、その物質の身体を持つ体長約17mの大蛇が現れ大統領を襲う。彫刻の現在地の満月と誤認し、月に置いてしまったため回収困難
SCP-2763 - The Tragedy of SCP-2763, A Modern Euclid Tale (SCP-2763の悲劇、現代Euclid物語)
脚本。ある自殺した脚本家が著したもので、内容は周辺の状況に応じて変わり、まるで彼が作中に閉じ込められたように、読者に語りかけたり、誰かと話す様が脚本の形式で書かれている
SCP-2764 - The Eldritch Antarctic
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SCP-2765 - Caveat Dei
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SCP-2766 - Aqua Caligula (カリグラ水道)
古代ローマの水路の一区画。毎月1日に通過した水を、ワインと月に応じた液体の混合物に変換する。水量が十分でないと、大量の混合液を1月の間、大量に排出し氾濫させる
削除SCP-2767 - We're Gonna Start the Fire
SCP-2767 - Oppression Blue
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SCP-2768 - Human Potential (可能性人間)
成長しない乳幼児。彼と遺伝的に同一の、様々な年齢の個体が計37人発見されている。彼らも老化せず、互いに対して敵対的で隙あらば殺害を試みる。殺害された個体は消失し、24時間後に殺害者と被害者の人格が混合した新たな個体が出現する。個体同士の殺害以外で死亡すると、無傷で再出現する。各個体はオリジナルの乳幼児の状況や居場所を把握し、自身が保護し他の個体は殺すべきだと主張する
SCP-61231 - An Honest Buck (正直な1ドル為替手形)
一匹のカニ。このカニに関する情報は全て逆になる
SCP-2770 - The Lure (擬餌鉤)
北海に現れる救命いかだと助けを求める男性。救助すると20～60秒後に潜水艦が現れ、救助船を海底に引きずり込んで消失させる。財団はいかだと男性を飛行機でサイトへ移送したが、地下水から現れた潜水艦によってサイトごと消失させられた
SCP-2771 - Border Duty (出入国管理義務)
財団の保安要員を誘拐する人型生物の集団。誘拐された人物は検問所へ連れて行かれ、旅行者相手に働かされる。長年の研究で、旅行者への正解の対応が調べ出されたが、失敗すると追い出され、別の保安要員が誘拐される
SCP-2772 - Real Life Memorial For A Virtual Non-Existence (架空で存在しないものへの真実の命の記録)
ある図書館のロビーに起こる現象。テレビの砂嵐に似た現象が見え、範囲内の物体は異常反応をし、72時間ごとにメッセージが流れる
SCP-2773 - Panic Attacks (パニック発作の襲来)
あるアパート。まるでアパート自身がパニック発作を起こしているような異常現象が起こり、周辺の人間もパニック発作に襲われる。放置すると効果範囲が拡大して行くが、アパートを安心させるよう会話等を行うと落ち着く
SCP-2774 - The Slow Burn Sloth (静かに怒れる樹懶)
ナマケモノの衣装を着た実体が写ったメディア。映画、テレビ、雑誌等の非リアルタイムのメディア媒体に出現し、視認した人物は認知機能が低下し、自身をコントロール出来なくなる。日に150秒間だけ正常な機能を取り戻す
SCP-2775 - Bootleg Hoomans (パチモノ人問)
地球外の実体。ヒト型生物標本をある会社から買ったものの不良品で、クレーム電話を掛けた。中国で偽物をつかまされそれを「パチモノ人間」と呼んだ
SCP-2776 - Mr. President (大統領閣下)
ジョージ・ワシントンの姿のオートマトン。自身をワシントン本人と名乗り、寿命を迎えたはずが生きていて、元からこの身体だったと語る。アメリカやフランスがイギリスに脅かされていると認識すると暴走し、周囲を無差別攻撃しながらロンドンを目指す
SCP-2777 - He Who Would Be King (王になろうとした彼)
巨大な人工構造物。周辺の地形や内部構造を現実改変する。中央の空洞は無重力で中心には男児が浮かんでいる。当初はこの男児が主体と考えられていたが、構造物自体が知性体と判明。浮上し財団へ敵対的な姿勢を見せ、決戦の火蓋が落ちようとしている
SCP-2778 - Rest For The Wicked (悪人に休息あり)
ある財団サイトのDクラス職員用男子トイレ。正式なDクラス職員が一人で入ると、異空間の家屋に移動する。そこでは時間が60分の1の早さで流れ、生鮮食品や最新の映画・本等が用意されている。12分以上使用されないと、食品は補充され、映画等は新しい物に置き換わる
SCP-2779 - Oinkers (Oinkers)
成長しないミニブタ。Windows Vistaが導入されているデバイスに接続したり、デバイスとして起動できる。ドライブには「oinc」という拡張子のファイルが保存されているが、開くと必ずクラッシュし苦しむ
SCP-2780 - Temporal Anomaly, 618 Evergreen St. (時間的異常、エバーグリーン通り618番地にて)
テネシー州ドレスデンのエバーグリーン通り618番地にある家の寝室。正確に75年後の音声が聴こえ、ナイトスタンドの引き出しには75年後の未来から物品が届けられる。家主は75年後の住人から未来の薬物を入手し売りさばいていた。現在は財団の収容下に置かれているのに、なぜ75年後は野放しなのかは不明
SCP-2781 - Bodhisattva of the High Seas (公海の菩薩)
いわゆる海坊主。公海の菩薩を名乗り、日本近海に現れ、水中にいる人間を浄土へ導く。調査中に行方不明になった財団職員が公海の菩薩となり、自ら記事を修正した
SCP-2782 - ”The Flock” (「群がるものたち」)
ニュージーランドの廃研究所のチャンバーで発見された28体のカカポ（オウム）の雛鳥の白骨死体。生きているように動き回り、移動させたり損傷させても現地時間22:55に元の位置へリセットされる。チャンバー内の物体を（チャンバー外に出しても）自在に操り、影響を受けた8人の男はループさせられ延々と死に続け、捕食されている
※神聖科学シリーズの一つである
SCP-2783 - Silent Lamentations of a Clockwork Goddess (機械仕掛けの女神の静かな哀歌)
ある財団施設のドアに繋がった異空間。内部は入室した人物の出生地に即した広大な墓地になっており、うち30%には遺体が葬られている。墓地は拡大し続けており、財団職員の物も出現している
SCP-2784 - My friends have made a net (友達のセーフティネット)
2005年に失踪したアンドリューという男性に関する幻覚を体験する14人と、異次元空間に囚われた男性の死体。14人はアンドリューが生存し、たった今も元気で暮らしていると信じ込む。死体はアンドリューと見られ「みんなに心配をかけない」と記したメモが発見された
SCP-2785 - Self-Replicating Automation
未翻訳
SCP-2786 - The Archetype（「原型」）
不定形の人型実体。ホラー作品内に主人公やデウス・エクス・マキナのような存在として現れ、大抵はハッピーエンドに物語を改変する
SCP-2787 - A Bridge in ████████ (████████に架かる橋)
未発売のCADソフト。このソフトで設計した建造物が、ある地点に出現する。ファイル共有サイトで不正に配布され、それをダウンロードした者が操作していた
SCP-2788 - God is Red Rich
未翻訳
SCP-2789 - Self-Replicating Fast Food Chain
未翻訳
SCP-2790 - You've Got a Squid in Me (イカした友達)
イカ。接触した人物はこのイカを愛玩し、皮膚を自分に移植する
※影響を受け記事も激しく汚染されている
SCP-2791 - Fauste Bank plc (ファウスト銀行)
ある銀行によって取引される異常なネットワーク。召喚者と異常実体の間で数多くの誓約がなされている
SCP-2792 - Sarah Snow Rabbit (ユキウサギ・サラ)
ウサギの人形と財団エージェントのサラ・クロウリーだった人型実体。人形は周囲の気温を平均-45℃に低下させる。人型実体は人形に憑依して行動することができるが、両者は5メートル以上引き離せず、引き離すと実体は消失し、人形に憑依して再出現する
※pitch-havenシリーズの一作である
SCP-2793 - Peace Planet
未翻訳
SCP-2794 - Cutesy Wutesy Pootesy NK Ladybugs
未翻訳
SCP-2795 - The Can-Do Helper
未翻訳
SCP-2796 - Invisible Ink (見えないインク)
幻覚誘発剤として作用する液体。身体に塗ると、その部分に傷跡の幻覚が見える。90分で幻覚は消える。成分や材料は一般的で容易に生成できる
SCP-2797 - Белки (タンパク質あるいはリス)
リスそっくりの生物群。生物素材や同種の死体から材料を集めて複製を造り繁殖する。ロシアのプロメテウス研究所で創造され、ロシア語でタンパク質とリスが同音異義語なため、誤訳で生まれたと考えられる
SCP-2798 - This Dying World (この死にゆく世界)
財団がSCP-001 - 過去と未来を封じ込めるため作り上げた特殊エネルギー場。2016年11月2日に機能停止する
※本記事は2016年1月28日に投稿され、実際に機能停止までのカウントダウンがされていた。そして11月2日にSCP-001 - 過去と未来が投稿され、後日談と真相が明かされた
SCP-2799 - The Navigator (航海者)
六分儀、方位磁針など4つの航海用具。組み合わせると異常オブジェクトの現在位置を指し示し、それが収容か無力化されると別のオブジェクトを示す。財団は重宝していたが、ブライト博士とSCP-963
- 不死の首飾りを示してしまい、実質的に使用不可となった
SCP-2800 - Cactusman (カクタスマン)
「カクタスマン、釘刺す脅威」を自称する男性。サボテンのDNAと能力を持ち、身体にトゲを生やせ、脱水や高温・乾燥に強く、サボテンの成長を活性化させる。英雄症候群を患い正義感に富むが、身体能力は一般男性と同等のため貧弱で、悪に挑んでは返り討ちに遭っていた。収容前に強盗から母子を助ける映像が発見された